JP2002159783A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2002159783A JP2000357277A JP2000357277A JP2002159783A JP 2002159783 A JP2002159783 A JP 2002159783A JP 2000357277 A JP2000357277 A JP 2000357277A JP 2000357277 A JP2000357277 A JP 2000357277A JP 2002159783 A JP2002159783 A JP 2002159783A
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彰 荘司
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一夫 西田
Kentaro Yari
健太郎 鑓
Hiroshi Sagane
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐
次制御する洗濯乾燥機において、乾燥検知精度が高く、
未乾燥や過乾燥が起こらないようにして信頼性が高い乾
燥検知性能を実現する。 【解決手段】 筐体1内に吊支した外槽3内に、回転中
心軸を鉛直方向に有する内槽4を回転自在に支持し、内
槽4の内底部に回転翼6を回転自在に設け、内槽4また
は回転翼6をモータ10により駆動し、熱交換器12を
有する温風循環経路18内に、ヒータ15により加熱し
乾燥用送風機14により内槽4内に送風する温風を循環
させる。制御手段36により洗い、すすぎ、脱水、乾燥
などの行程を制御し、乾燥行程に入ってから所定時間後
に温風循環経路18に外気を導入する吸気弁34を動作
させ、温風循環経路18の循環風温度と熱交換器12の
外壁温度の差温の最小値から所定温度上昇したとき乾燥
終了するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯、すすぎ、脱
水、乾燥の一連の行程を逐次制御する洗濯乾燥機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図10に示
すような構成が提案されている。以下、その構成につい
て説明する。
【0003】図10に示すように、筐体1は、内部に複
数のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽
3を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸
収する構成としている。外槽3の内部には、洗濯物およ
び乾燥対象物を収容する内槽4を中空で2重構造とした
洗濯/脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内
底部に衣類(洗濯物や乾燥対象物)を撹拌する回転翼6
を回転自在に配設している。
【0004】また、内槽4の内部周壁には小孔(図示せ
ず)を多数設けるとともに、上方には流体バランサ7を
設けている。回転翼6は外周部に傾斜面8を有する略皿
状の基盤の上面に撹拌用突出部9を形成することによ
り、乾燥行程においては、乾燥対象物を回転翼6の回転
による遠心力で傾斜面8に沿って上方へと舞い上がりや
すくしている。
【0005】モータ10は、外槽3の底部に取り付け、
洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯/脱水軸5に切
り換えるクラッチ11と洗濯/脱水軸5を介して、内槽
4または回転翼6に連結している。
【0006】熱交換器12は、循環する湿った温風を除
湿するもので、一端を伸縮自在の下部蛇腹状ホース13
を介して外槽3の下部に接続し、他端を乾燥用送風機1
4の一端に接続している。乾燥用送風機14の他端は、
加熱手段であるヒータ15を有する温風供給路16に接
続し、上部蛇腹状ホース17を通って内槽4へ繋がり、
循環する温風循環経路18を構成している。
【0007】外槽3には、外槽3の上面を気密的に覆う
外槽カバー19を設けており、この外槽カバー19に伸
縮自在の上部蛇腹状ホース17からの温風噴出孔20を
開口している。また、この外槽カバー19に中蓋21を
開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
【0008】筐体カバー22は筐体1の上部を覆うもの
で、開閉蓋23を開閉自在に有し、操作表示手段24を
設けるとともに、内槽4に給水する給水弁25を設けて
いる。また、外槽3の底部に外槽3内に水を排水する排
水弁26を設けている。冷却用送風機27は、筐体1の
側面に取り付け、筐体1の内部の外槽3、熱交換器12
などを冷却するように送風できるよう構成している。
【0009】制御装置28は、マイクロコンピュータを
具備し、モータ10、クラッチ11、乾燥用送風機1
4、ヒータ15、給水弁25、排水弁26、冷却用送風
機27などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥
の一連の行程を逐次制御するように構成している。
【0010】サーミスタ29は熱交換器12の入口の循
環風温度を検知するもので、サーミスタ30は熱交換器
12の出口の循環風温度を検知するものである。制御装
置28は、これらサーミスタ29、30による検知出力
を入力し、乾燥終了を判定するよう構成している。
【0011】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、開閉蓋23と中蓋21を開けて、内槽4に衣類
(洗濯物)を投入し運転を開始すると、給水弁25を開
いて所定の水位まで給水した後、モータ10を駆動す
る。このとき、伝達機構部のクラッチ11によりモータ
10の動力を洗濯軸を介して回転翼6に伝達し、回転翼
6が回転することで、回転翼6の撹拌用突出部9により
衣類を撹拌し、洗濯物同士、または内槽4の内壁や回転
翼6との接触により作用する機械力と、水流力により行
われる。
【0012】脱水行程では、洗濯終了後、排水弁36を
開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッ
チ11を脱水側に切り換えて、モータ10の動力を脱水
軸を介し内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与
えることにより、水分を衣類から分離することで行う。
脱水行程が終了すると引き続いて乾燥行程に入る。
【0013】乾燥行程に入ると、クラッチ11を洗濯側
に切り換えてモータ10を駆動して回転翼6に伝達し、
回転翼6を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽
4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、排水
弁26を閉じて回転翼6を正転、反転させて撹拌用突出
部9で衣類を引っかけて撹拌しながら、乾燥用送風機1
4とヒータ15とで温風を温風噴出孔20に送る。温風
噴出口20より内槽4に吹き込まれた温風は、衣類から
水分を蒸発させた後、内槽4から外槽3の内側へ出た
後、下部蛇腹状ホース13を通過して、熱交換器12へ
至る。
【0014】衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、
外槽3の内壁や熱交換器12内を通過しているとき、筐
体1の側面に設置した冷却送風機27による外部空気の
流入で、外槽3や熱交換器12の外壁は冷却されること
になり、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温
風は除湿されて乾燥用送風機14に戻る。この温風循環
経路18で温風を循環させることにより、内槽4内の衣
類を乾燥させることができる。
【0015】乾燥行程での循環風の温度は、乾燥を開始
すると、温風にさらされた衣類は温度が上昇し、やがて
ヒータ15の加熱入力と衣類に含まれる水分の蒸発潜熱
の熱量の授受が平衡を保った乾燥状態になる。この期間
T1は恒率乾燥期間と呼ばれる。
【0016】さらに乾燥が進行し衣類の表面部に含まれ
た水分が蒸発し終わると、繊維の内部に含まれた水分の
蒸発が進行し始める。この期間T2は減率乾燥期間と呼
ばれ、ヒータ15の加熱入力に対し蒸発水分量が少ない
ため、余剰加熱入力が顕熱分として衣類および循環風の
温度を上昇させる。この温度の上昇開始ポイントを変曲
点と呼んでいる。
【0017】このときの衣類の乾燥率は約90〜95%
程度であり、制御装置28は、図11に示すように、こ
の変曲点をサーミスタ29による検知温度TH1とサー
ミスタ30による検知温度TH2の差温の変化率から判
定し、所定の遅延時間を設け、十分に乾燥させてから乾
燥行程を終了する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、脱水行程での外槽3の振れ廻りなどを考慮した筐
体1内の限られたスペースで、温風循環経路18を構成
しなければならず、充分な断面積を持つ通路を構成でき
なかった。このため、乾燥に必要な所定の風量を確保す
るためには風速を上げることが必要となり、そのときの
強い風圧で熱交換器12内の除湿水が機外に排出されに
くく、減率乾燥期間に再蒸発して温風循環経路18内の
相対湿度を上げ、所定の乾燥率(101〜103%)に
なっても、サーミスタ29による検知温度TH1とサー
ミスタ30による検知温度TH2の差温TH1−TH2
の変化量が小さい。このため、衣類は乾燥しているにも
関わらず、差温TH1−TH2は徐々にしか上昇せず、
乾燥終了検知ができなかったり、過乾燥で乾燥終了検知
するという不都合があった。
【0019】また、送風行程では、回転翼8の左右回転
(0.4秒オン−2.5秒オフ)のみにより衣類の位置を
変えながら送風していた。このとき、温風噴出孔20か
らでる温風は、内槽4内の上方の衣類にしか当たらない
ため、温風が当たる表面積が小さく、衣類の位置を変え
ているものの乾燥した衣類は殆ど位置を変えないため、
衣類全体の温度が下がりにくいという不都合があった。
【0020】また、回転翼8の上方には常に衣類が乗っ
ているため、回転翼8の下方では温風が流れず、乾燥中
に衣類から出たリント(糸くずなど)が溜まるという不
都合があった。
【0021】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、乾燥検知精度が高く、未乾燥や過乾燥が起こらない
ようにして信頼性が高い乾燥検知性能を実現することを
第1の目的としている。
【0022】また、送風行程で、衣類の温度を均一に下
げて送風時間を短くするとともに、回転翼の下方に衣類
から出たリントが溜まらないようにし、衣類に再付着す
るのを防止することを第2の目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、筐体内に弾性的に吊支した外槽内
に、回転中心軸を鉛直方向に有する内槽を回転自在に支
持し、内槽の内底部に回転翼を回転自在に設け、内槽ま
たは回転翼を駆動手段により駆動し、冷却手段により冷
却される熱交換器を有する温風循環経路内に、加熱手段
により加熱し送風手段により内槽内に送風する温風を循
環させ、制御手段により駆動手段、送風手段、加熱手
段、冷却手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱
水、乾燥などの行程を制御するよう構成し、制御手段
は、乾燥行程に入ってから所定時間後に温風循環経路に
外気を導入する外気導入手段を動作させ、温風循環経路
の循環風温度と熱交換器の外壁温度の差温の最小値から
所定温度上昇したとき乾燥終了するよう構成したもので
ある。
【0024】これにより、乾燥検知精度を高くすること
ができ、未乾燥や過乾燥が起こらないようにできて、信
頼性が高い乾燥検知性能を実現することができる。
【0025】また、上記第2の目的を達成するために、
筐体内に弾性的に吊支した外槽内に、回転中心軸を鉛直
方向に有する内槽を回転自在に支持し、内槽の内底部に
回転翼を回転自在に設け、内槽または回転翼を駆動手段
により駆動し、冷却手段により冷却される熱交換器を有
する温風循環経路内に、加熱手段により加熱し送風手段
により内槽内に送風する温風を循環させ、制御手段によ
り駆動手段、送風手段、加熱手段、冷却手段などの動作
を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの行程を制御
するよう構成し、制御手段は、送風手段により内槽内に
送風しながら、内槽と回転翼の回転を交互に繰り返して
送風行程を行うよう構成したものである。
【0026】これにより、送風行程で、衣類の温度を均
一に下げて送風時間を短くできるとともに、回転翼の下
方に衣類から出たリントが溜まらないようにでき、衣類
に再付着するのを防止することができる。
【0027】
【発明の実態の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を鉛
直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持した内槽と、
前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内
槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に送
風する送風手段と、前記送風手段により送風される空気
を加熱する加熱手段と、熱交換器を有し前記送風手段に
よる温風を循環させる温風循環経路と、前記温風循環経
路に外気を導入する外気導入手段と、前記熱交換器を冷
却する冷却手段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手
段、冷却手段などの動作を制御し洗い、すすぎ、脱水、
乾燥などの行程を制御する制御手段とを備え、前記制御
手段は、乾燥行程に入ってから所定時間後に前記外気導
入手段を動作させ、前記温風循環経路の循環風温度と熱
交換器の外壁温度の差温の最小値から所定温度上昇した
とき乾燥終了するよう構成したものであり、温風循環経
路の循環風温度と熱交換器の外壁温度の差温の最小値を
求め、この最小値から所定温度上昇したとき乾燥終了と
するので、差温の変化量が小さくても乾燥終了を必ず検
知することができ、また、衣類が生乾きの状態や化繊が
多めの衣類や衣類の量が少ない場合などで乾燥の進行度
合いが速く差温が急に変化する場合や、綿が多い衣類や
衣類の量が多い場合や脱水時の脱水率が悪い場合などで
差温の変化が小さく徐々に差温が上昇する場合でも、乾
燥検知精度を高くすることができ、未乾燥や過乾燥が起
こらないようにできて、信頼性が高い乾燥検知性能を実
現することができ、最適な乾燥状態で乾燥を終了するこ
とができる。
【0028】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、衣類の量を検知する布量検知手段
を備え、制御手段は、衣類の量によって、乾燥終了する
ときの差温の最小値から上昇する所定温度を可変するよ
う構成したものであり、衣類の量が少ない場合は乾燥が
進行して乾燥率が100%以上に達したとき差温は急激
に上昇し、逆に、衣類の量が多い場合は差温は徐々に上
昇するため、衣類の量によって、乾燥検知するための温
風循環経路の循環風温度と熱交換器の外壁温度の差温の
最小値から上昇する所定温度を変えることにより、きめ
細かく最適の乾燥時間で乾燥を終了させることができ
る。たとえば、衣類の量が少ないときは、差温が急激に
上昇するが、衣類は全体が均一に乾いている状態ではな
く、一部乾燥むらがあるため、差温の最小値から上昇す
る所定温度を大きくして、乾燥むらや未乾燥なく乾燥を
終了させ、衣類の量が多いときは、差温は徐々にしか上
昇しないが、衣類はほぼ均一な乾燥状態で乾燥している
ため、差温の最小値から上昇する所定温度を小さくして
早めに乾燥終了させても、乾燥むらなく最適な乾燥状態
で乾燥を終了させることができる。
【0029】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、室温を検知する温度検知手段を備
え、制御手段は、室温によって、乾燥終了するときの差
温の最小値から上昇する所定温度を可変するよう構成し
たものであり、衣類の量が同じであっても室温(雰囲気
温度)により、乾燥が進行して乾燥率が100%以上に
なるときの差温の変化が異なる。室温が高い(35℃)
ときは差温は短時間で急激に上昇し、室温が低い(5
℃)ときは差温は変化量が小さく、差温の絶対値が徐々
に上昇する。よって、衣類の量が同じであっても室温が
高いときは、差温の最小値から上昇する所定温度を大き
くし、室温が低いときは、差温の最小値から上昇する所
定温度を小さくすることで、室温による影響がなく、未
乾燥や過乾燥がない乾燥状態で乾燥を終了することがで
きる。
【0030】請求項4に記載の発明は、筐体内に弾性的
に吊支した外槽と、回転中心軸を鉛直方向に有し前記外
槽内に回転自在に支持した内槽と、前記内槽の内底部に
回転自在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆
動する駆動手段と、前記内槽内に送風する送風手段と、
前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段
と、熱交換器を有し前記送風手段による温風を循環させ
る温風循環経路と、前記循環経路に外気を導入する外気
導入手段と、前記熱交換器を冷却する冷却手段と、前記
駆動手段、送風手段、加熱手段、冷却手段などの動作を
制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの行程を制御する
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記送風手段によ
り内槽内に送風しながら、前記内槽と前記回転翼の回転
を交互に繰り返して送風行程を行うよう構成したもので
あり、回転翼の左右回転と内槽の回転(180回転)と
を交互にすることで、衣類は内槽の内壁に沿ってドーナ
ツ状になるため、内槽内に送風された風はドーナツ状の
衣類の中心を通るようになり、風が衣類に接触する面積
が増えるとともに、回転翼の左右回転だけでは位置が変
えられなかった内槽の下方の衣類にも風が当たり、均一
に衣類の温度が下がり、送風時間を短縮することができ
る。また、ドーナツ状の衣類の中央を通った風は、回転
翼に設けた多数の穴を通るようになり、回転翼の下方に
堆積したリントを風によって巻き上げ、リント回収フィ
ルタで回収することができる。よって、乾燥行程の後
に、再び洗濯をしても回転翼の下方や内槽の内底部には
リントがなく、衣類に再付着することがない。
【0031】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、制御手段は、温風循環経路を循環
する循環風の温度が所定温度になった後、室温により所
定時間送風運転を行うよう構成したものであり、温風循
環経路を循環する循環風の温度が所定の温度になったと
き、衣類の温度は室温により所望の温度まで下がってい
ない。たとえば、室温5℃では、循環風に温度は外気を
導入するため急激に下がるが、衣類の温度は熱容量が大
きいため循環風の温度より高くなる。逆に、室温35℃
では、外気を導入しても衣類の温度はなかなか下がらな
いが、衣類の温度と循環風の温度はほぼ等しくなる。よ
って、循環風の温度が所定の温度になった後、室温によ
り所定時間送風運転を行うことにより、衣類の温度を室
温に関係なく所望の温度以下にすることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0033】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、第1のサーミスタ31は熱交換器12の出口に取り
付け、温風循環経路18の循環風温度を検知し、第2の
サーミスタ32は熱交換器12の外壁表面に取り付け、
熱交換器12の外壁温度を検知し、第3のサーミスタ3
3は温風供給路16に取り付け、温風噴出孔20の循環
風温度を検知するよう構成している。
【0034】吸気弁(外気導入手段)34は、温風循環
経路18に外気を導入するもので、乾燥行程にて、排水
弁26を開いて温風循環経路18内を循環する温風を排
出するとき、同時に吸気弁34を開いて温風循環経路1
8に外気を導入する。
【0035】布量検知手段35は、内槽4内の衣類の量
を検知するもので、モータ10により回転翼8を駆動
し、モータ10が所定回転数になるように、モータ10
に電力を供給するスイッチング素子(図示せず)をスイ
ッチング制御し、そのスイッチング制御量と、スイッチ
ング素子の入力電流値と、その後モータ10を休止し、
休止後のモータ10の惰性回転によりモータ10が1回
転する間に発生するパルス信号から衣類の量を検知する
ようにしている。
【0036】制御手段36は、マイクロコンピュータを
具備し、モータ(駆動手段)10、クラッチ11、乾燥
用送風機(送風手段)14、ヒータ(加熱手段)15、
給水弁25、排水弁26、冷却用送風機(冷却手段)2
7、などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の
各行程を制御する。
【0037】また、制御手段36は、乾燥行程に入って
から所定時間後に排水弁26と吸気弁34を動作させ、
第1のサーミスタ31と第2のサーミスタ32の検知温
度に基づいて、温風循環経路18の循環風温度と、熱交
換器12の外壁温度の差温の最小値から所定温度△T
(たとえば、6K)上昇したとき乾燥終了するように構
成している。
【0038】図3は乾燥行程における第1のサーミスタ
31による検知温度TH1と、第2のサーミスタ32に
よる検知温度TH2を示し、図4は第1のサーミスタ3
1による検知温度TH1と第2のサーミスタ32による
検知温度TH2の差温△TH(TH1−TH2)を示し
ている。この図をもとに乾燥行程の進行に伴う、温風循
環経路18の状態の変化を図5を参照しながら説明す
る。
【0039】図5のステップ40にて乾燥行程が始まる
と、ステップ41にて乾燥用送風機14をオンし、ステ
ップ42にてヒータ15を構成する第1のヒータ15a
と第2のヒータ15bをオンし、乾燥循環経路18に温
風を循環し、ステップ43にて第1のサーミスタ31と
第2のサーミスタ32より温度データを入力する。
【0040】温風噴出孔20から内槽4へ吹き出された
温風は、ステップ44にて内槽4の回転と回転翼6の回
転を繰り返すことにより撹拌される湿った衣類に吹き付
けられて、効率的な乾燥を行う。衣類から水分を奪って
多湿になった温風は、熱交換器12を通過するとき、ス
テップ45にてオンした冷却用送風機27によって送ら
れる送風によって、熱交換器12の壁面を介して熱交換
する。
【0041】このとき、冷やされて結露点に達した温風
は、熱交換器12の内壁面に除湿水(結露水)を形成す
る。この除湿水は排水弁26の近傍に溜まるため、ステ
ップ46にて排水弁26を14分ごとに1分間オンする
ことにより、除湿水を排水する。
【0042】ステップ47にて、乾燥開始から所定時間
経過した時刻t1にて、吸気弁34をオンするとともに
排水弁26を連続オンし、温風循環経路18内を循環す
る温風を排出するとともに、温風循環経路18に外気を
導入する。このことにより、図3に示すように、第1の
サーミスタ31による検知温度TH1と、第2のサーミ
スタ32による検知温度TH2は低下し、図4に示すよ
うに、差温△THも低下する。
【0043】ここで、乾燥開始から吸気弁34をオンす
るとともに排水弁26をオンするまでの所定時間は、洗
濯から乾燥までを行うときには、洗濯開始時または乾燥
開始時に、また、乾燥のみ行うときには乾燥開始時に、
布量検知手段35により検知した衣類の量に基づいて
(表1)のように設定する。
【0044】
【表1】
【0045】(表1)に示すように、衣類の量が多いと
きにはより長い時間、少ないときにはより短い時間経過
後に、吸気弁34をオンするとともに排水弁26をオン
することにより、外槽3内に満ちている湿気を含んだ温
風は、温風循環経路18でなく、排水弁26を通って多
くが外部へと排出される。これにより、それ以降の除湿
する量を減らすことができ、除湿に費やされる時間が節
約され、乾燥時間を短縮することができる。
【0046】つぎに、ステップ48にて、衣類の量に応
じて、乾燥開始から所定時間経過した時刻t2にて、第
2のヒータ15bをオフする。このことにより、図3に
示すように、第1のサーミスタ31による検知温度TH
1と、第2のサーミスタ32による検知温度TH2はさ
らに低下し、図4に示すように、差温△THもさらに低
下する。
【0047】ついで、ステップ49にて、差温△THを
求め、差温の最小値と仮定して記憶し、ステップ50に
て、2分ごとに差温△THを求め、ステップ51にて差
温△THの傾きが負であるかどうかを判定し、負であれ
ばステップ52へ進み、現在の差温値を差温の最小値と
して記憶する。図4のE0、E1、E2のように、ステ
ップ50からステップ52を繰り返すことにより、差温
の最小値Eminを求めることができる。
【0048】差温の最小値を求めた後、ステップ51に
て差温△THの傾きが負でなくなるとステップ53へ進
み、現在の差温値が差温の最小値+6K以上かを判定
し、+6K以上でなければステップ50へ戻り、ステッ
プ50、51、53を繰り返す。差温の最小値から上昇
値が所定温度△T(6K)以上になる(図4の時刻t
3)とステップ54へ進み、乾燥検知を終了し、ステッ
プ55にて第1のヒータ15aをオフし、ステップ56
にて送風行程へ進み、図4の時刻t4で運転を終了す
る。
【0049】このように本実施例によれば、乾燥行程に
入ってから所定時間後に吸気弁34と排水弁26を動作
させ、温風循環経路18の循環風温度と熱交換器12の
外壁温度の差温の最小値から所定温度上昇したとき乾燥
終了するよう構成しているので、差温の変化量が小さく
ても乾燥終了を必ず検知することができ、未乾燥や過乾
燥が起こらないようにできて、信頼性が高い乾燥検知性
能を実現することができ、最適な乾燥状態で乾燥を終了
することができる。
【0050】(実施例2)図1および図2に示す制御手
段36は、布量検知手段35により検知した衣類の量に
よって、乾燥終了するときの差温の最小値から上昇する
所定温度△Tを、(表2)に示すように、可変するよう
構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0051】
【表2】
【0052】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明すると、衣類の量が少ない場合は、乾燥が進行し
て乾燥率が100%以上に達したとき、図6の曲線aで
示すように、差温は急激に上昇する。衣類の量が多くな
るに伴い、曲線b(衣類の量:中)、曲線c(衣類の
量:多い)で示すように、差温は徐々に上昇する。
【0053】このため、衣類の量によって、乾燥検知す
るための温風循環経路18の循環風温度と熱交換器12
の外壁温度の差温の最小値から上昇する所定温度△Tを
変えることにより、それぞれ時刻t3a、t3b、t3
cで乾燥検知を終了し、きめ細かく最適の乾燥時間で乾
燥を終了させることができる。
【0054】たとえば、衣類の量が少ないときは、差温
が急激に上昇するが、衣類は全体が均一に乾いている状
態ではなく、一部乾燥むらがあるため、差温の最小値か
ら上昇する所定温度を大きくして、乾燥むらや未乾燥な
く乾燥を終了させ、衣類の量が多いときは、差温は徐々
にしか上昇しないが、衣類はほぼ均一な乾燥状態で乾燥
しているため、差温の最小値から上昇する所定温度を小
さくして早めに乾燥終了させても、乾燥むらなく最適な
乾燥状態で乾燥を終了させることができる。
【0055】(実施例3)図1および図2に示す制御手
段36は、室温(雰囲気温度)によって、乾燥終了する
ときの差温の最小値から上昇する所定温度△Tを、(表
3)に示すように、可変するよう構成している。ここ
で、室温は、ほぼ室温に近い洗濯開始時または乾燥開始
時の第2のサーミスタ32により検知した温度とする。
他の構成は上記実施例1と同じである。
【0056】
【表3】
【0057】上記構成において動作を説明すると、衣類
の量が同じであっても室温(雰囲気温度)により、乾燥
が進行して乾燥率が100%以上になるときの差温の変
化が異なる。室温が高い(35℃)ときは差温は短時間
で急激に上昇し、室温が低い(5℃)ときは差温は変化
量が小さく、差温の絶対値が徐々に上昇する。
【0058】よって、衣類の量が同じであっても室温が
高いときは、差温の最小値から上昇する所定温度△Tを
大きくし、室温が低いときは、差温の最小値から上昇す
る所定温度△Tを小さくすることで、室温による影響が
なく、未乾燥や過乾燥がない乾燥状態で乾燥を終了する
ことができる。
【0059】(実施例4)図1および図2に示す制御手
段36は、温風により衣類を乾燥させた後、ヒータ15
をオフし、乾燥用送風機14により内槽4内に送風しな
がら、内槽4と回転翼6の回転を交互に繰り返して送風
行程を行うよう構成している。他の構成は上記実施例1
と同じである。
【0060】上記構成において動作を説明すると、内槽
4の回転(180回転)と回転翼6の左右回転とを交互
にすることで、内槽4内の衣類は、図7に示すように、
内槽4の内壁に沿ってドーナツ状になるため、乾燥用送
風機14により内槽4内に送風された風はドーナツ状の
衣類の中心を通るようになり、風が衣類に接触する面積
が増えるとともに、回転翼6の左右回転だけでは位置が
変えられなかった内槽4の下方の衣類にも風が当たり、
均一に衣類の温度が下がり、送風時間を短縮することが
できる。
【0061】また、ドーナツ状の衣類の中央を通った風
は、回転翼6に設けた多数の穴を通るようになり、回転
翼6の下方に堆積したリントを風によって巻き上げ、リ
ント回収フィルタ(図示せず)で回収することができ
る。よって、乾燥行程の後に、再び洗濯をしても回転翼
6の下方や内槽4の内底部にはリントがなく、衣類に再
付着することがない。
【0062】(実施例5)図1および図2に示す制御手
段36は、温風により衣類を乾燥させた後、ヒータ15
をオフし、乾燥用送風機14により内槽4内に送風する
送風行程で、温風噴出孔20の循環風温度を検知する第
3のサーミスタ33により検知した循環風の温度が所定
温度(たとえば、47℃)になった後、室温により、
(表4)に示す所定時間送風運転を行うよう構成してい
る。ここで、室温は、ほぼ室温に近い洗濯開始時または
乾燥開始時の第2のサーミスタ32により検知した温度
とする。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0063】
【表4】
【0064】上記構成において図8および図9を参照し
ながら動作を説明する。図8のステップ60にて送風行
程を開始すると、ステップ61にて乾燥用送風機14を
オンし、ステップ62にて第3のサーミスタ33より温
度データを入力し、ステップ63にて、内槽4の回転
(180回転)と回転翼6の左右回転とを交互に繰り返
す。
【0065】乾燥用送風機14により送風することで、
図9に示すように、第3のサーミスタ33により検知し
た温風噴出孔20の循環風温度は低下し、ステップ64
にて、循環風の温度が所定温度(47℃)以下になった
かを判定し、所定温度以下でなければステップ62へ戻
り、ステップ62からステップ64の動作を繰り返す。
【0066】ステップ64にて、循環風の温度が所定温
度(47℃)以下になるとステップ65へ進み、室温に
より、(表4)に示す所定時間だけ送風運転を行い、ス
テップ66にて内槽4と回転翼6の回転を停止し、ステ
ップ67にて乾燥用送風機14をオフし、ステップ68
にて運転を終了する。
【0067】送風行程においても、送風時間を短縮する
ため外気を導入している。このとき、循環風の温度が所
定温度(47℃)以下になり送風を停止すると、衣類の
温度は所望の温度(47℃)まで下がっていない。たと
えば、室温5℃では、循環風に温度は外気を導入するた
め急激に下がるが、衣類の温度は熱容量が大きいため循
環風の温度より高くなる。逆に、室温35℃では、外気
を導入しても衣類の温度はなかなか下がらないが、衣類
の温度と循環風の温度はほぼ等しくなる。
【0068】よって、循環風の温度が所定温度になった
後、(表4)に示すように、室温により所定時間送風運
転を行うことにより、衣類の温度を室温に関係なく所望
の温度以下にすることができる。
【0069】室温が40℃では、第3のサーミスタ33
により検知した循環風の温度と衣類の温度はほぼ等しい
ので、図9の曲線fで示すように、循環風の温度が所定
温度になった時刻t4f後の所定時間送風運転は行わな
い。室温が20℃では、図9の曲線eで示すように、第
3のサーミスタ33により検知した循環風の温度が所定
温度になった時刻t4eから送風を15分間継続するこ
とにより、時刻t5eで衣類の温度を所望の温度(47
℃)にすることができる。
【0070】また、室温が5℃では、導入する外気が低
いため衣類の温度が下がるのも速いため、第3のサーミ
スタ33により検知した循環風の温度が所定温度になっ
た時刻t4dから送風を5分間継続することにより、時
刻t5dで衣類の温度を所望の温度(47℃)にするこ
とができる。
【0071】このことにより、衣類の温度を所望の温度
以下にすることができる。ここで、所望の温度(47
℃)は、衣類の自然発火の試験より、可燃性の溶液が衣
類に付着していた場合でも、衣類の温度を約50℃以下
にすることで、自然発火に至らないという結果より設定
したものである。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し
た内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼
と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記
内槽内に送風する送風手段と、前記送風手段により送風
される空気を加熱する加熱手段と、熱交換器を有し前記
送風手段による温風を循環させる温風循環経路と、前記
温風循環経路に外気を導入する外気導入手段と、前記熱
交換器を冷却する冷却手段と、前記駆動手段、送風手
段、加熱手段、冷却手段などの動作を制御し洗い、すす
ぎ、脱水、乾燥などの行程を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段は、乾燥行程に入ってから所定時間後
に前記外気導入手段を動作させ、前記温風循環経路の循
環風温度と熱交換器の外壁温度の差温の最小値から所定
温度上昇したとき乾燥終了するよう構成したから、差温
の変化量が小さくても乾燥終了を必ず検知することがで
き、乾燥検知精度を高くすることができ、未乾燥や過乾
燥が起こらないようにできて、信頼性が高い乾燥検知性
能を実現することができ、最適な乾燥状態で乾燥を終了
することができる。
【0073】また、請求項2に記載の発明によれば、衣
類の量を検知する布量検知手段を備え、制御手段は、衣
類の量によって、乾燥終了するときの差温の最小値から
上昇する所定温度を可変するよう構成したから、衣類の
量によって、きめ細かく最適の乾燥時間で乾燥を終了さ
せることができ、乾燥むらなく最適な乾燥状態で乾燥を
終了させることができる。
【0074】また、請求項3に記載の発明によれば、室
温を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、室温に
よって、乾燥終了するときの差温の最小値から上昇する
所定温度を可変するよう構成したから、室温による影響
がなく、未乾燥や過乾燥がない乾燥状態で乾燥を終了す
ることができる。
【0075】また、請求項4に記載の発明によれば、筐
体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を鉛直方向
に有し前記外槽内に回転自在に支持した内槽と、前記内
槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽また
は回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に送風する
送風手段と、前記送風手段により送風される空気を加熱
する加熱手段と、熱交換器を有し前記送風手段による温
風を循環させる温風循環経路と、前記循環経路に外気を
導入する外気導入手段と、前記熱交換器を冷却する冷却
手段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手段、冷却手段
などの動作を制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの行
程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記
送風手段により内槽内に送風しながら、前記内槽と前記
回転翼の回転を交互に繰り返して送風行程を行うよう構
成したから、回転翼の左右回転と内槽の回転とを交互に
することで、衣類は内槽の内壁に沿ってドーナツ状にな
るため、風が衣類に接触する面積が増えるとともに、内
槽の下方の衣類にも風が当たり、均一に衣類の温度が下
がり、送風時間を短縮することができる。また、回転翼
の下方に堆積したリントを風によって巻き上げ、リント
回収フィルタで回収することができ、乾燥行程の後に、
再び洗濯をしても回転翼の下方や内槽の内底部にはリン
トがなく、衣類に再付着することがない。
【0076】また、請求項5に記載の発明によれば、制
御手段は、温風循環経路を循環する循環風の温度が所定
温度になった後、室温により所定時間送風運転を行うよ
う構成したから、衣類の温度を室温に関係なく所望の温
度以下にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の縦断面図
【図2】同洗濯乾燥機のブロック回路図
【図3】同洗濯乾燥機の循環風温度と熱交換器の外壁温
度の変化を示すタイムチャート
【図4】同洗濯乾燥機の循環風温度と熱交換器の外壁温
度の差温の変化を示すタイムチャート
【図5】同洗濯乾燥機の乾燥行程でのフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の循環風温
度と熱交換器の外壁温度の差温の変化を示すタイムチャ
ート
【図7】本発明の第4の実施例の洗濯乾燥機の運転状態
の縦断面図
【図8】本発明の第5の実施例の洗濯乾燥機の送風行程
でのフローチャート
【図9】同洗濯乾燥機の循環風温度の変化を示すタイム
チャート
【図10】従来の洗濯乾燥機の縦断面図
【図11】同洗濯乾燥機の乾燥行程での動作タイムチャ
ート
【符号の説明】
1 筐体 3 外槽 4 内槽 6 回転翼 10 モータ(駆動手段) 12 熱交換器 14 乾燥用送風機(送風手段) 15 ヒータ(加熱手段) 18 温風循環経路 27 冷却用送風機(冷却手段) 34 吸気弁(外気導入手段) 36 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 鑓 健太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 砂金 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 AA16 BB19 CA06 CB07 CB53 CB55 KA02 KA27 LA04 LA11 LB16 LB28 MA01 MA06 MA07 4L019 EA03 EA04 EB04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
    中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し
    た内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼
    と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記
    内槽内に送風する送風手段と、前記送風手段により送風
    される空気を加熱する加熱手段と、熱交換器を有し前記
    送風手段による温風を循環させる温風循環経路と、前記
    温風循環経路に外気を導入する外気導入手段と、前記熱
    交換器を冷却する冷却手段と、前記駆動手段、送風手
    段、加熱手段、冷却手段などの動作を制御し洗い、すす
    ぎ、脱水、乾燥などの行程を制御する制御手段とを備
    え、前記制御手段は、乾燥行程に入ってから所定時間後
    に前記外気導入手段を動作させ、前記温風循環経路の循
    環風温度と熱交換器の外壁温度の差温の最小値から所定
    温度上昇したとき乾燥終了するよう構成した洗濯乾燥
    機。
  2. 【請求項2】 衣類の量を検知する布量検知手段を備
    え、制御手段は、衣類の量によって、乾燥終了するとき
    の差温の最小値から上昇する所定温度を可変するよう構
    成した請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 室温を検知する温度検知手段を備え、制
    御手段は、室温によって、乾燥終了するときの差温の最
    小値から上昇する所定温度を可変するよう構成した請求
    項1記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
    中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し
    た内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼
    と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記
    内槽内に送風する送風手段と、前記送風手段により送風
    される空気を加熱する加熱手段と、熱交換器を有し前記
    送風手段による温風を循環させる温風循環経路と、前記
    循環経路に外気を導入する外気導入手段と、前記熱交換
    器を冷却する冷却手段と、前記駆動手段、送風手段、加
    熱手段、冷却手段などの動作を制御し洗い、すすぎ、脱
    水、乾燥などの行程を制御する制御手段とを備え、前記
    制御手段は、前記送風手段により内槽内に送風しなが
    ら、前記内槽と前記回転翼の回転を交互に繰り返して送
    風行程を行うよう構成した洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、温風循環経路を循環する循
    環風の温度が所定温度になった後、室温により所定時間
    送風運転を行うよう構成した請求項4記載の洗濯乾燥
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050153A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯乾燥機
JP2011050677A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Toshiba Corp 衣類乾燥機
JP2011072673A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hitachi Appliances Inc 洗濯乾燥機および乾燥機

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