JPH02263346A - 記録再生装置のトラッキング制御装置 - Google Patents

記録再生装置のトラッキング制御装置

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JPH02263346A
JPH02263346A JP1085030A JP8503089A JPH02263346A JP H02263346 A JPH02263346 A JP H02263346A JP 1085030 A JP1085030 A JP 1085030A JP 8503089 A JP8503089 A JP 8503089A JP H02263346 A JPH02263346 A JP H02263346A
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JP
Japan
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signal
crosstalk
circuit
envelope
signal component
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Application number
JP1085030A
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English (en)
Inventor
Yasuo Mihashi
三橋 康夫
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH02263346A publication Critical patent/JPH02263346A/ja
Priority to US07/908,788 priority patent/US5243474A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、磁気記録再生装置(以下、VTRと称す)
などの記録再生装置におけるトラッキング制御装置に関
するものである。
[従来の技術] 第8図は、例えば特公昭55−51258号公報や特公
昭55−51257号公報に示された従来のVTRのト
ラッキング制御装置の構成を示すブロック図である。同
図において、(1)は磁気テープで、ビデオ信号(2)
と再生時のトラッキングサーボに使用されるコントロー
ル信号(3)とが記録されている。 (4A)、(4B
)は回転ヘッドで、上記ビデオ信号(2)を再生するも
のであり、これら回転ヘッド(4A)、(4B)は回転
ドラム(8)に装着され、ドラムモータ駆動回路(7)
により制御されるドラムモータ(8)により所定の回転
数で定速回転される。
(5)は固定のコントロールヘッドで、上記コントロー
ル信号(3)を再生する。
(10)は回転数に比例した周波数信号(以下、FG倍
信号称す)を発生する周波数発電機で、この周波数発電
41(10)により発生されるFG倍信号加えられるキ
ャップスタンモータ駆動制御回路(以下、CPモータ駆
動制御回路と称す) (11)により駆動°制御される
キャップスタンモータ(以下、CPモータと称す)(9
)によりプーリ(12)、ベル) (13)、キャップ
スタン(10を介して上記磁気テープ(1)を矢印aの
方向に駆動走行する。
(16)はコントロール信号の増幅回路、(17)は位
相比較回路で、上記増幅回路(IB)で増幅されたコン
トロール信号を一方の入力とする。 (20)は位相調
整回路で、上記回転ドラム(6)に取り付けられたマグ
ネット片(18)を固定の検知ヘッド(19)により検
出して得られる回転位相信号、つまり、上記両回転ヘッ
ド(4A) 、(4B)の回転角信号の位相を調整し、
その位相調整信号を上記位相比較回路(17)の他方の
入力とする。上記位相比較回路(17)の誤差信号は上
記CPモータ駆動制御回路(11)に加えられる。
(21)は回転トランス、(22)はヘッドアンプで、
L記回転ヘッド(4A) 、(4B)により再生された
ビデオFM信号を取り出し、増幅してエンベロープ検波
回路(23)に加える。 (24)はピークホールド回
路で、上記ヘッドアンプ(22)の出力が加えられ、エ
ンベロープ信号の最大値をホールドする。 (25)は
コンパレータで、上記エンベローフ検波回路(23)の
出力であるエンベロープ検波信号(Ve)と上記ピーク
ホールド回路(24)の出力信号(Vp)とが印加され
る。
(2B)は微分回路で、上記コンパレータ(25)の出
力が印加される。 (27)はフリップフロップ回路で
、上記微分回路(26)の出力より正負の出力電圧極性
を反転する。 (28)は積分回路で、上記フリップフ
ロップ回路(27)の出力を積分して、その出力極性に
応じて上記位相調整回路(20)の位相を制御する。 
(29)はゲート回路である。
(42)はローパスフィルタ(以下、LPFと称す)で
、上記回転ヘッド(4A) 、 (4B)により再生さ
れたビデオFM信号のうち、低域変換されたクロマ信号
(以下、C信号と称す)を通過させる。
(43)はC信号復調回路で、上記低域変換されたC信
号をベースバンドのC信号に復調する。 (44)はバ
イパスフィルタ(以下、HPFと称す)で、上記ビデオ
FM信号のうち、高周波成分であるFM輝度信号(以下
、Y信号と称す)を通過させる。
(45)はY信号復調回路で、FMY信号をベースバン
ドのY信号に復調する。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
周波数発電機(10)により発生されるFGC信号CP
モータ駆動制御回路(1りに加えられることによりCP
モータ(9)が駆動制御され、プーリ(12)、ベルト
(13)、  キャップスタン(14)を介して磁気テ
ープ(1)が第8図の矢印aの方向に駆動走行されると
ともに、ドラムモータ駆動回路(7)を介してドラムモ
ータ(8)が所定の回転数で駆動回転される。このとき
、フントロールヘッド(5)により再生され、コントロ
ール信号増幅回路(16)で増幅されたコントロール信
号が位相比較回路(17)の一方の入力に加えられると
ともに、この位相比較回路(17)の他方の入力に4、
回転ドラム(8)に取り付けられたマグネット片(18
)を固定の検知ヘッド(19)で検出した回転位相信号
で位相調整回路(20)により位相調整された信号が加
えられる。
上記位相比較回路(17)の誤差信号はCPモータ駆動
制御回路(11)に加えられて、この駆動制御回路(1
1)によりほぼ所定の速度の近傍で駆動されているCP
モータ(8)を微細に制御して磁気テープ(1)の走行
を、回転ヘッド(4A)、(4B)の回転位相とコント
ロール信号(3)の再生位相とが位相調整回路(20)
により定められた位相関係となるように制御する。その
結果、回転ヘッド(4A)、(4B)は位相調整回路(
20)で定められたビデオ信号(2)のトラックの一定
相対位置上を走査することになる。
一方、回転ヘッド(4A) 、(4B)により再生され
たビデオFM信号は回転トランス(21)により取り出
され、かつヘッドアンプ(22)により増幅されてエン
ベロープ検波回路(23)に入力され、ここで検波シタ
エンベロープ信号をコンバレーp (25)の一方に印
加する。
上記ヘッドアンプ(22)の出力はピークホールド(2
4)にも加えられ、このピークホールド(24)の出力
がコンパレータ(25)の他方に加えられる。このコン
パレータ(25)において、ピークホールド(24)の
出力電圧(Vp)とエンベロープ検波回路(23)の出
力電圧(Ve)とを比較し、その電圧差が適当に設定さ
れたしきい値(eo)よりも小さいか大きいかを判別す
る。
ついで、上記コンパレータ(25)の出力は微分回路(
2B)に加えられ、コンパレータ(25)の出力が反転
するごとに正負のパルスを発生する。この微分回路(2
6)の負のパルスによってのみフリップフロップ回路(
27)がトリガーされて正負の出力電圧レベル間を反転
する。上記フリップフロップ回路(27)の出力は積分
回路(28)に加えられて積分され、フリップフロップ
回路(27)の出力電圧極性に応じた増減信号に変えら
れ、上記位相調整回路(20)の位相を制御する。
いま、この位相調整回路(20)の位相(θ)力≦第9
図の(a)の状態で、フリップフロップ回路(27)の
出力電圧が正電圧レベルにあり、積分回路(28)の出
力が増加方向にあると、位相調整回路(20)の位相(
θ)は(b) 、 (c)の増加方向に変化する。これ
にしたがって、エンベロープ検波回路(23)の出力が
順次増加し、第9図の破線(30)で示したエンベロー
プ最大値を経て再び減少方向となり1位相調整回路(2
0)の位相(θ)が(d)の状態になったときに、エン
ベロープ検波回路(23)の出力電圧(Ve)と、第9
図の破線(30)で示すエンベロープ最大電圧であるピ
ークホールド(24)の出九電圧(Vp)との差が第9
図の破線(31)で示すレベルのコンパレータ(25)
の所定しきい値となるため、コンパレータ(25)が正
レベルから負レベルに反転し、したがって微分回路(2
6)は負パルスを発生してフリップフロップ回路(27
)を負電圧レベルに反転させる。
これにより、積分回路(28)の出力が減少しはじめ、
位相調整回路(20)の位相(θ)は再び減少し、第9
図の(d)から(C)の方向に変化する。
以上のように1位相調整回路(20)の位相(θ)は第
9図の(b)→ (d)間を変動し、エンベロープ検波
回路(23)の出力電圧(9e)が破線(30)と(3
1)で示した電圧間を変動するように制御され、しきい
値(eO)を適当に設定することによりトラッキング調
整を自動的におこなう。
[発明が解決しようとする課題] 従来の記録再生装置のトラッキング制御装置は以上のよ
うに構成されているので、一応のトラッキング機能を果
たすものの、その追従性能は十分でなく、実際のVTR
などにはほとんど実用することができない、特に、他機
で記録されたテープを再生する場合やステイル、スロー
などの特殊再生機能を重視して、記録フォーマットのト
ラック幅より幅広いヘッドを使用する一般民生用VTR
では隣接トラックのクロストーク信号成分が大きく発生
し、このクロストーク信号成分がヘッドアンプ(22)
の出力として発生し、これが本来のトラックよりピック
アップされた再生FM信号に重畳された状態でピークホ
ールド回路(24)およびエンベロープ検波回路(23
)に印加されてエラー信号となるため、本来のトラック
をトレースしなくなったり、トレースが不安定になって
しまうなど、トラッキング精度を著しく低下さ−せる問
題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、他機で記録された磁気テープや記録フォーマ
ットのトラック幅より幅広いヘッドを使用して再生する
場合であっても、クロストーク信号成分が最小となるよ
うな高精度なトラッキング制御をおこなうことができる
記録再生装置のトラッキング制御装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る記録再生装置のトラッキング制御装置は
、再生時において、隣接するトラックのクロストーク信
号成分を検出し、この検出したクロストーク信号成分の
エンベロープを検波してデジタル信号に変換し、このデ
ジタル信号が最少となるトラッキング量を示すトラッキ
ング制御信号を発生し、この発生したトラッキング制御
信号にもとづいてキャップスタン速度およびトラッキン
グ量を制御するように構成したことを特徴とする。
[作用] この発明によれば、隣接トラックからのクロストーク信
号成分のエンベロープを検波して、そのクロストークエ
ンベロープのデジタル信号が最少となるようにトラッキ
ング制御するので、たとえ記録時よりも幅広ヘッドで再
生しても、また他機で記録された磁気テープを再生する
場合でも、隣接クロストーク信号成分が最少になるよう
に、再生トラックの最適位置をトレースさせることがで
き、再生すべきビデオFM信号を十分にピックアップし
てS/Nの良い高品位の再生をおこなうことができる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
第1図はこの発明の一実施例によるVTRのトラッキン
グ制御装置の構成を示すブロック図である。同図ニオイ
テ、(1) 〜(11)、 (14)、(1e)、(1
8)、(18)、(21)、(42)〜(45)は第8
図に示す従来と同一のため、同一の符号を付して、それ
らの説明を省略する。
第1図において、(30)はドラム(8)およびキャッ
プスタン(10それぞれのサーボ制御回路を動作させる
ための基準信号を発生する基準信号発生器で、NTSC
方式の場合3.58 MHz発振回路(以下、O20と
称す) (30a)とその発振信号をカウントダウンす
るダウンカウンタ(30c) 、 (30d)とダウン
カウンタ位相補正回路(3ob)とにより構成されてい
る。 (31)は回転ドラム(8)を 1800 ro
llで回転させ、相対向して取り付けられた回転ヘッド
(4A)、(4B)の回転位相を制御するドラムサーボ
制御回路で、ドラム位相比較回路(31a) 、  ド
ラム周波数比較回路(31b) 、  ドラムフリップ
フロップ信号作成回路(以下、ドラムFF回路と称す)
(31c)および上記両比較回路(31a) 、 (3
1b)の出力を混合して平滑する混合フィルタ回路(3
1d)より構成されている。 (10a)はドラムモー
タ(8)に取り付けられたドラム周波数発電機(以下、
ドラムFGと称す)である。
(32)はキャップスタン(14)を所定速度で回転さ
せ、磁気テープ(1)を所定のスピードおよびトラッキ
ング位置で矢印(a)方向に走行させるキャップスタン
サーボ制御回路で、CP位相比較回路(32a) 、 
CP周波数比較回路(32b)およびこれら両比較回路
(32a) 、 (32b)の出力を混合して平滑する
混合フィルタ回路(32c)より構成されている。 (
33)は上記ドラム位相比較回路(31a)の基準信号
を遅延させる遅延回路、(30はこの遅延信号を基準に
して1/2分周垂直基準信号(以下。
1/2vと称す)を作成する1/2v発生回路で、後述
のマイクロコンピュータ(52)により作成されるトラ
ッキング制御信号の基準として使われる。
(41)はビデオ信号を増幅するビデオヘッドアンプ、
(46)は再生すべきトラックのC信号のみをピックア
ップするための櫛形フィルタ回路、(47)はC信号を
3.58 MHz±500 KHz cy)帯域で通過
させるバントパスフィルタ(以下、BPFと称す)、(
48)は復調されたC信号の中に含まれる隣接トラック
信号成分のみ検出するクロストーク信号成分検出回路、
(48)はクロストーク信号成分の振幅を検波するクロ
ストーク信号エンベロープ検波回路、(50)はアナロ
グ信号であるクロストークエンベロープ検波信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換回路、 (51)はデジ
タル化されたクロストークエンベロープ信号を記憶する
メモリ回路、(52)はデジタル信号化されたクロスト
ークエンベロープ値と適当値に設定した判別値との比較
等をおこなう演算器(52A)およびトラッキング制御
信号を発生するトラッキング制御信号発生器(52B)
ヲ有スるマイクロコンピュータである。
第2図は記録時・再生時におけるカラー信号のベクトル
表示を示す図、第3図は隣接クロス) −り信号成分を
除去する櫛形フィルタ回路(46)およびクロストーク
信号成分をピックアップするクロストーク信号成分検出
回路(48)の動作原理を示すブロック図、第4図(A
)〜(F)は第1図の各部の信号波形図、第5図はマイ
クロコンピュータ(52)による制御動作を示すフロー
チャート、第6図はその動作説明のための鼓形図、第7
図はこの実施例におけるトラッキング制御特性を示す図
である。
ここで一般的に、VTRの2つの回転ヘッド(4A)、
(4B)のアジマス角は異なる。これは隣接トラックの
クロストーク信号成分をできるだけ少なくするためで、
アジマス角の大きい程、また周波数成分の高い程アジマ
ス損失は大きく隣接のクロストークの影響を受けないこ
とになる。したがって、周波数成分の高いY信号はクロ
ストーク信号成分の影響をほとんど受けにくいが、周波
数成分が低い、つまり低域変換されたC信号は隣接クロ
ストーク信号成分の妨害信号を受ける。この低域変換さ
れてテープ上に記録されるC信号について、VH3方式
を例にあげて第2図に従って詳しく説明する。
VH3方式のVTRでは記録時において、第2図(a)
に示すように、CH−1のトラックでLH毎にカラー信
号の位相を90°ずつ進ませて記録し、CH−2のトラ
ックでIH毎にカラー信号の位相を90’ずつ遅らせて
記録する方式を採用している。第2図(b)はさらにわ
かりやすくするために、AIを基準のベクトルとして記
録時のベクトル表示を示している。
いま、CH−1ヘツドでCH−11−ラック上を再生す
る場合をみてみると、CH−1ヘツドがCH−2)ラッ
クに一部またがってトレースされると、第2図(C)に
示すように、カラー信号成90’ずつ遅らせて再生する
。またCH−2トラのように位相をIH毎に90’ずつ
遅らせて再生する。すなわち、CH−1)ラックからの
カラー信号成分は常に基準のベクル)AIと同じとなり
、CH−2)ラックからのクロストーク成分はIH毎に
1800変化する。このCH−2からのクロストーク成
分は、第3図で示すように、lHデイレイライン(46
A)を含んだ櫛形フィルタ回路(4B)で除去され、逆
にクロストーク信号成分検出回路(48)がクロストー
ク成分のみをとり出す。
次に、第3図に従って上記櫛形フィルタ回路(46)と
クロストーク信号成分検出回路(48)の動作について
説明する。
まず、櫛形フィルタ回路(4G)について説明する。
再生時にカラー信号成分とクロストーク信号成分とを合
成して出力するが、この出力からカラー信号成分のみ取
り出され、クロストーク信号成分は除去される。つまり
、櫛形フィルタ回路(46)には、CH−1トラツクか
らのカラー信号成分AI A2 A3・・・・・・とC
H−2トラツクからのクロストーク成分はBI B2 
B3・・・・・・が加えられる。IHデイレイライン(
48A)を通した信号は(AOAt A2 ・−−−−
−) 、 (BOBI B2 ・・−・・・)となり、
出力側の加算器(48B)により(AI A2A3・・
・・・・)、(BI B2 B3・・・・・・)と合成
される。この両者を合成して得られるカラー信号成分、
クロストーク信号成分は次式のようになる。
カラー信号成分 CAO÷Al 、AI+A2 、A2+A3 、  ・
・・)璽(2A1.2A2.2A3 、  ・・・)ク
ロストーク信号成分 (¥0−前、 Bi+ n 、訃+篩、・・・)−。
ところで、TV信号における1水平走査線間の信号とこ
れに隣接する次の1水平走査線間の信号との間にはライ
ン相関性があるので、 An * AnalBn = 
Bn+1が成り立ち、櫛形フィルタ回路(46)からの
最終的な出力において、カラー信号成分は2倍となり、
クロストーク信号成分は互いに打ち消し合って零となる
。これによって、櫛形フィルタ回路(46)からは隣接
トラックからのクロストーク信号成分の除去されたカラ
ー信号成分のみが取り出される。
つぎに、クロストーク信号成分検出回路(48)につい
て説明する。
この場合は、上記と全く同様にして考えると、減算器(
48B)により合成された出力は次式のようになる。
カラー信号成分 <n−n、Al1−7n、n−73,−)−。
クコストーク信号成分 (Fi)−信、罰−纏、訪−篩、・・・)−(頬、汀り
汀L・・・)したがって、カラー信号成分は零となり、
クロストーク信号成分のみが2倍となって取り出される
以下、第1図の実施例の構成の動作について詳しく説明
する。
まずドラムモータ(8)に取り付けられたドラムF G
 (10a) c7) D −F G信号(例えば72
0 Hz )と、3.58 MHz  基準発振信号を
カウントダウンしたダウンカウンタ(30c)の出力信
号とをドラム周波数比較回路(31b)で比較する0回
転ドラム(6)に取り付けられたマグネット片(1日)
とドラム位相検知ヘッド(18)によって磁気的にヘッ
ドの回転位相を検知するドラムPGパルス信号(D−P
G倍信号例えば30Hz)をドラムFF回路(31c)
に入力し、第4図(A)で示すその出力信号と、 3.
58 MHz基準発振信号をカウントダウンし位相を補
正したダウンカウンタ位相補正回路(30b)の出力信
号とをドラム位相比較回路(31a)で比較して第4図
(B)で示す波形の信号を得る。このドラム周波数比較
回路(31b)とドラム位相比較回路(31a)の両画
力信号(D−AFC)、(D−APC)を混合フィルタ
回路(31d)で平滑し混合した信号をドラムモータ駆
動回路(7)に加え、速度および位相を制御した安定な
 1800 rpmの回転動作をおこなう。
他方、CPモータ(9)に取り付けられたキャプスタン
モータ周波数発電機(以下、CP−FGと称す) (1
0)のFG倍信号例えば720 Hz )と、3.58
 MHz  基準発振信号をダウンカウンタ(3od)
でカウントダウンした出力信号をCP周波数比較回路(
32b)で比較する。他方、コントロールヘッド(5)
でコントロール信号を検出し、コントロール信号増幅回
路(IB)で増幅された第4図(F)で示すコントロー
ル信号(以下、CTLとも称す)と、マイクロコンピュ
ータ(52)で作成される第4図(D)で示すトラッキ
ング制御信号とをCP位相比較回路(32a)で比較す
る。このCP周波数比較回路(32b) 、 CP位相
比較回路(32a)の両画力信号を混合フィルタ回路(
32c)で平滑し混合してCPモータ駆動回路(11)
に加え、速度および位相を制御した安定なテープスピー
ドで駆動する。
他方、第4図(A)で示すドラムFF回路(31c)の
出力信号は、回転ビデオヘッド用ヘッドスイッチ信号と
してビデオヘッドアンプ(41)に加えられ、ビデオヘ
ッド(4A)、(4B)からの入力が切替えられ、連続
した再生FM信号が取り出され、Y信号再生系(44)
 、 (45)に加えられる。また、低域変換されたC
信号成分は、C信号再生系(42) 。
(43)、(46) 、 (47)に加えられてそれぞ
れ復調される。
つぎに、第2図および第3図で説明した隣接トラックの
クロストーク信号成分を検出するクロストーク信号成分
検出回路(48)により再生時のクロストーク信号成分
が検出される。
さらに、この信号はクロストーク信号エンベロープ検波
回路(49)に加えられてクロストーク信号成分の振幅
が検波される。この検波されアナログエンベロープ検波
信号はA/D変換回路(50)でデジタル信号に変換さ
れメモリ回路(51)に記憶される。このA/D変換回
路(50)は、8 bit(25&)段、サンプリング
周波数10KHzで処理する程度のものでよく、比較的
安価に構成できる。
メモリ回路(51)内のクロストーク信号のデジタル電
圧値はマイクロコンピュータ(52)の演算器(52A
)に印加されて演算処理される。このマイクロコンピュ
ータ(52)は1/2v発生回路(34)で作成された
第4図(C)で示す1/2分周垂直基準信号(30H2
)を基準にして第4図CD)で示すようなトラッキング
制御信号を作成し、この信号をCP位相比較回路(−3
2a )に加え、第4図(F)で示すコントロールパル
ス信号と位相比較する。なお、第4図(E)はCP位相
比較回路(32a)内の信号波形を示す。
つぎに、上記マイクロコンピュータ(52)の動作を第
5図のフローチャートと第6図の合成エンベロープ値の
変化を示す図にしたがって詳しく説明する・ マイクロコンピュータ(52)には、メモリ回路(51
)からクロストークエンベロープデジタル値が入力され
、これが演算処理される。ここで、クロストークエンベ
ロープ値を文とし、この文の演算処理の具体手法を説明
する。
まず、スタートポイントをfLoとし、その合成エンベ
ロープ値もfLoとする。この文0値より適宜定められ
た引き算値pを減算し、最初に設定した判断値jOと比
較する。ここで、jOは(jo<交0)と選んであるた
めjo(見o −pとなる。
つぎに判別値jOをJo =fLo−pとし、トラッキ
ング量を負方向に制御してクロストークエンベロープ値
11を求め、11−pと判別値JOを比較する。その結
果がxx −p <jo =見o −pであると、順次
クロストークエンベロープ値を立2、文3について同様
の比較をおこなう、この結果が、 fL2−p<j。
交3−p<j。
のように、例えば3ステツプともに判別値jOより小さ
い場合はその判別値joを一時マイクロコンピュータ(
52)内のRAMに記憶する。
つぎに、クロストークエンベロープ植立が記憶した判別
値jOとなる点1aを求める。すなわち、この負方向に
トラッキング量をサーチしてもクロストークエンベロー
プ植立の最小値はないと判断し、文a=jo=文o−p
となるポイントを求め、この時のトラッキング量をA点
としてマイクロコンピュータ(52)内のRAMに記憶
する。
ついで、そのA点よりトラッキング量を正方向に制御し
、クロストークエンベロープ植立2を再び求め、12−
pを判別値j2として比較する。
その結果が52=文2−pであると、トラッキング量を
さらに正方向にサーチしてクロストークエンベロープt
1fL1を求め、判別値j2と比較する動作を順次繰り
返す。
11−p >j2 =又2−p !;LO−p >j l =fL1−p文11−p>j
O=文0−P 112− P > j 11= l 11−P文15−
 p  >  J  14= 又14−p愛19− p
  >  j  18= l 18−pこのようにして
クロストークエンベロープ植立が減少しはじめる120
に達す゛ると比較結果は、fL20−P≦j19冨交1
8−p となる。
以上のようにトラッキング量を正方向に順次サーチし、
各チエツク点のクロストークエンベロープ植立1より所
定の引き算値pを減算した1t−pの値を、まえのクロ
ストークエンベロープ値によって設定される設定判別値
jlと比較し、大きいかまたは同等のときはサーチ比較
動作を繰返し、小さくなった時にはその設定判別値jl
を一時マイクロコンピュータ(52)内(7) RA 
Mに記憶する。この例では19を記憶する。
次に、さらに正方向にトラッキング量をサーチし、クロ
ストークエンベロープ値itがj18となる点を求める
。すなわちL;Lb =j19 =j18・・・j14
となるポイントを求め、このときのトラッキング量をB
点としてマイクロコンピュータ(52)内のRAMに記
憶する。
以上の演算動作で、トラッキングA点、B点を求めてR
AMに一時記憶したことになる。このA点とB点の中間
ポイントを最終的な最良トラッキングポイント、つまり
クロストーク信号が最小となるポイントとして設定し、
再びB点より負方向にサーチをおこない0点でトラッキ
ングサーチを止め固定する。
この0点を基準にして第4図(D)で示すトラッキング
制御信号をマイクロコンピュータ(52)内のトラッキ
ング制御信号発生器(52B)で作成し、これをCP位
相比較回路(32a)に加える。
上述の動作は再生動作を始めた時は必ずおこなう動作で
あるが、再生中もクロストークエンベロープ植立1があ
る判別値jl以下になったときは繰りかえすものである
第7図はこの実施例におけるトラッキング特性を示す図
で、クロストークエンベロープ植立カ最小値(MIN)
となるトラッキング量t3に制御すれば、隣接クロスト
ーク信号成分が最小となるポイントである。すなわち、
再生時に回転ヘッドが本来トレースすべきトラックを隣
接トラックに極力またがることなくトレースするポイン
トであり、再生ビデオ信号をS/N良く最大にとり出せ
るポイントである0以上のようにして、総合的に最良の
トラッキング制御がおこなえる。
なお、上記実施例では、ドラムサーボ系、キャップスタ
ンサーボ系について、一般にデジタルサーボ回路と呼ば
れる具体的な構成例を示したが、これに限定されるもの
でなく、アナログ系のサーボ回路にも利用できる。
また、トラッキング量の設定点(A点、B点)よりその
中央C点を最良トラッキング点としたが、これは任意の
点を選べる。
なお、上記実施例ではVH3方式のフォーマットに従っ
て説明したがこれに限定するものではない。
また、上記実施例では民生用VTRに多用されている幅
広ヘッド、つまりステイル、スローをノイズレスにする
ためのヘッドのトラッキング装置として上記の実施例を
説明したが、記録トラックより幅の狭いまたは幅が同じ
ヘッドをつかった場合にも利用でき、この場合の方が原
理は単純である。
また、回転ドラム(6)上にアジマス角の異なる2つの
ヘッド(4A)、(4B)を採用したVTRを例にあげ
て説明したが、C−VH3方式の多ヘツド方式のように
、4ヘツド構成のVTRに適用しても上記実施例と同様
の効果を奏する。
さらに、クロストーク信号成分を検出する方法として、
復調したC信号を演算して検出回路を構成したが、これ
に限定するものではない、VH5方式またはβ方式のよ
うに、カラー信号を位相回転する低域変換方式を採用し
ているフォーマットにおいて、上記実施例の第3図に示
すように構成することがもつとも有効かつ安価である。
さらにまた、デジタル記録をおこなうVTRにも磁気デ
ィスクおよび光ディスクを使った再生機にもそのまま利
用できる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、隣接トラックからの
クロストーク信号成分の振幅を検波したクロストークエ
ンベロープ電圧値が最小になるように、トラッキング制
御をおこなう構成としたので、自己録再をおこなう場合
はもちろん、他機で記録したテープを再生する他己録再
の場合でも、最適トラッキング制御をおこなうことがで
きる。
またステイル、スローなどの特殊再生のノイズレス化の
ために幅広ヘッドを使用して再生する場合であっても、
再生すべきトラックの最良点、つまり隣接トラックから
のクロストーク信号成分が最少となる点をトレースして
最良の再生画像を得ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるVTRのトラッキン
グ制御装置の構成を示すブロック図、第2図は記録・再
生時におけるカラー信号のベクトル図、第3図は櫛形フ
ィルタ回路およびクロストーク信号成分検出回路の動作
原理を示すブロック図、第4図は第1図の各部の信号波
形図、第5図はこの実施例のマイクロコンピュータによ
るル制御動作を示すフローチャート、第6図はその動作
説明のための波形図、第7図はこの実施例のトラッキン
グ制御特性を説明するための図、第8図は従来のVTR
のトラッキング制御装置の構成を示すブロック図、第9
図はその動作を説明するための図である。 (4A) 、 (4B)・・・回転ビデオヘッド、(5
)・・・コントロールヘッド、 (10)、(10a)
・・・周波数発電機。 (30)・・・基準信号発生器、(31)・・・ドラム
サーボ制御回路、(32)・・・キャプスタンサーボ制
御回路、(41)・・・ヘッドアンプ、 (48)・・
・クロストーク信号成分検出回路、(4θ)・・・クロ
ストークエンベロープ検波回路、(50)・・・A/D
変挽回路、 (51)・・・メモリ回路。 (52)・・・マイクロコンピュータ。 なお1図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)再生信号のうち隣接トラックからのクロストーク
    信号成分を検出する手段と、このクロストーク信号成分
    のエンベロープを検波してクロストーク信号のエンベロ
    ープ検波信号を出力する手段と、このクロストークエン
    ベロープ検波信号をデジタル信号に変換する手段と、こ
    のデジタル信号が最小となるトラッキング量を示すトラ
    ッキング制御信号を発生する手段と、その発生されたト
    ラッキング制御信号にもとづいてキャップスタンの速度
    およびトラッキング量を制御する手段とを備えたことを
    特徴とする記録再生装置のトラッキング制御装置。
JP1085030A 1989-03-28 1989-04-03 記録再生装置のトラッキング制御装置 Pending JPH02263346A (ja)

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JP1085030A JPH02263346A (ja) 1989-04-03 1989-04-03 記録再生装置のトラッキング制御装置
DE1990616481 DE69016481T3 (de) 1989-03-28 1990-03-27 Automatisches Spurnachführungs-Kontrollverfahren.
EP90303215A EP0390477B2 (en) 1989-03-28 1990-03-27 Automatic tracking control system
US07/908,788 US5243474A (en) 1989-03-28 1992-07-06 Automatic tracking control system which utilizes a crosstalk envelope signal to vary a tracking control signal

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543509A (en) * 1977-06-09 1979-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic reproducer
JPS63229647A (ja) * 1987-03-19 1988-09-26 Toshiba Corp トラツキング制御装置
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JPS63298743A (ja) * 1987-05-27 1988-12-06 Mitsubishi Electric Corp 磁気記録再生装置のトラッキング装置

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