JPH02262A - 芳香族ウレタンの製造方法 - Google Patents

芳香族ウレタンの製造方法

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JPH02262A
JPH02262A JP63012018A JP1201888A JPH02262A JP H02262 A JPH02262 A JP H02262A JP 63012018 A JP63012018 A JP 63012018A JP 1201888 A JP1201888 A JP 1201888A JP H02262 A JPH02262 A JP H02262A
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板垣 正紀
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泉 下山
Masatsugu Mizuguchi
水口 雅嗣
Tetsuo Yatani
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C271/06Esters of carbamic acids
    • C07C271/40Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C275/00Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、芳香族ウレタンの製造方法に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来芳香族ウレタンの製法が種々提案されているが、こ
れらは芳香族ニトロ化合物を出発原料とする方法と、芳
香族第1アミンを出発原料とする方法とに大別される。
芳香族ニトロ化合物を出発原料とする方法は、芳香族ニ
トロ化合物(例えばニトロベンゼン)と、水酸基を含有
する化合物(例えばアルコール類)と−酸化炭素とを、
ノ臂ラジウム、ロジウム等の白金族金属化合物を主体と
する触媒の存在下で反応させて還元的に芳香族ウレタン
を製造する方法である。この方法は、例えば特開昭51
−98240号、特開昭54−22339号、特公昭4
3−23939号等に提案されている。
また芳香族第1アミンを出発原料とする方法は、酸素ま
たは有機ニトロ化合物などの酸化剤の存在下に、芳香族
第1アミン(例えばアニリン)と水酸基を含有する有機
化合物(例えばアルコール類)と−酸化炭素とを、パラ
ジウム、ロジウム等の白金族金属化合物を主体とする触
媒の存在下に反応させて、酸化的に芳香族ウレタンを製
造する方法である。この方法は、例えば、特開昭55−
124050号、特開昭55−120551号、特開昭
59−172451号等に提案されている。
この場合、いずれの方法も触媒主成分である白金族金族
化合物単独ではウレタン合成活性が低いため、助触媒と
して塩化鉄、オキシ塩化鉄、オキシ塩化バナジウム、ヨ
ウ化カリウム等のノーログン化合物を用い、これを反応
系に溶解している。しかしハロゲン化合物は反応容器や
配管ノ9ルプなどの金属材料に対する腐蝕性が大きく、
このため耐食性の優れた高価な金属材料を使用しなけれ
ばならない。
更に主触媒である白金族金属化合物を反応液中に溶解さ
せて使用する場合はもちろん金属状態の固体として使用
する場合でも、白金族金属の一部はハロゲン化合物のた
めに反応溶液中に溶出する。
しかし、反応終了後、反応溶液中から白金族金属化合物
を回収するには、煩雑な操作と多大な費用を用する。
また反応溶媒として、反応原料である水酸基を持つ有機
化合物を使用するが、芳香族ウレタンは、この水酸基を
持つ有機化合物に対する溶解度が非常に大きい。このた
め、反応後の溶液から芳香族ウレタンを晶析によシ分離
回収する場合、溶液を零下数十度の極低温まで冷却する
か、あるいは溶液を濃縮した後冷却して結晶を析出させ
る操作が必要となる。しかもこの操作を行なっても芳香
族ウレタンと溶液中に溶解している触媒成分とを分別し
て回収することは困難である。また芳香族ウレタンの別
の回収方法として蒸留による方法も考えられる。しかし
この場合、溶解している触媒を蒸留残留物として回収す
るために、芳香族ウレタンを留出させなければならない
。ところが芳香族ウレタンは、高沸点化合物であシ、1
1101H程度の高真空下、100〜150℃の中温度
域で蒸留を行なわなければならない。
以上の如く、芳香族ウレタンを溶液から分離回収し、更
に触媒を回収して再使用することは、晶析にせよ蒸留に
せよ困難である。
更にまた、芳香族ニトロ化合物を出発原料とする場合は
、芳香族アミン及びN、ソージ置換ウレアが、芳香族第
1アミンを出発原料とする場合にはN、V−ジ置換ウレ
アが副生じ、芳香族ウレタンの収率が低下する欠点があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、ハロゲン化合物を助触媒として使用
せず、この使用による各種問題を解消する芳香族ウレタ
ンの製造方法を提供するところにある。また、この発明
の目的とするところは、2段の反応で芳香族ウレタンを
製造することによシ、その収率を向上し、しかもか媒お
よび生成した芳香族ウレタンの回収を容易に行なう芳香
族ウレタンの製造方法を提供することにある。さらに、
この発明の目的とするところは、−段目に行なう、ウレ
ア生成反応において、溶媒の一部として金属に配位力の
ある化合物を用いて、触媒を安定に溶液中に溶存せしめ
、触媒の回収を効率よく行ないひいては、効率よく芳香
族ウレタンを製造する方法を得んとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、三つの工程を具備した芳香族ウレタンの製
造方法である。
第一の工程においては、芳香族モノニトロ化合物と芳香
族第1アミンと一酸化炭素とを、白金族金属化合物を主
体とする触媒を使用して反応させて、N、N’−ジ置換
ウレアを生成する。ここでは、溶媒の一部として金属に
配位力のある化合物を用いて触媒を安定に溶液中に溶存
せしめる。次いで、生成したN、N’−ジ置換ウレアを
反応液から分離回収する。
第二の工程においては、第一の工程において得られたN
、d−ジ置換ウレアと水酸基を含有する有機化合物とを
反応させて、芳香族第1アミンと芳香族ウレタンとを生
成し、次いで芳香族第1アミンを分離して芳香族ウレタ
ンを得る。
第三の工程においては、分離した第1アミンを前記第一
の工程へと循環する。
次に、発明を具体的に説明する。
まず、下式に示すように芳香族第1アミンと芳香族モノ
ニトロ化合物と一酸化炭素とを、白金族金属化合物を主
体とする触媒を使用し、さらに溶媒の一部として金属に
配位力のある化合物を用いて反応させる。
Ar−No2+ ArNH2+ 3CO−+ Ar −
NHCNH−Ar + 2CO2芳香族第1アミンとし
ては、アニリン類、アミノナフタレン類、アミノアンス
ラセン類、アミノピフェニル類などがあル、具体的な化
合物として、アニリン、o−、m+、及びp−)ルイジ
ン、0、m−2及びp−クロロアニリン、α及びβナフ
チルアミン、2−メチル−1−アミノナフタレン、ジア
ミノベンゼン、トリアミノベンゼン、アミノトルエン、
ジアミノトルエン、アミンナフタリン、ならびに、これ
らの異性体、更にはこれらの混合物などが挙げられる。
芳香族モノニトロ化合物としては、ニトロベンゼン類、
ニトロナフタレン類、ニトロアンスラセン類、ニトロピ
フェニル類あるいは少なくとも1個の水素が他の置換基
、例えば、ハロゲン原子、シアノ基、脂環基、芳香族基
、アルキル基、アルコ牛シ基、スルホン基、スルホキシ
ド基、カルがニル基、エステル基、アミド基などによっ
て置換されているニトロ化合物などかあシ、具体的な化
合物トシてニトロベンゼン、o−、m−及びp−二トロ
トルエン、0−ニトロ−p−キシレン、2−メチル−1
−二トロナフタレン、o−、m−及びp−クロロニトロ
ベンゼン、1−7”コモ−4−二トロベンゼン、並びに
これらの異性体、更にはこれらの混合物などが挙げられ
る。ただし、芳香族第一アミンに対応するニトロ化合物
を用いるほうが好ましい。
添加する配位性の溶媒としては、ニトリル類、ピリジン
類、キノリン類、環状エーテル類などがあシ、具体的な
化合物として、アセトニトリル、ベンゾニトリル、ピリ
シン、アミノピリジン、ジアミノピリジン、キノリン、
テトラヒドロフラン、1−4−ジオ中サン、並びにこれ
らの異性体、更にはこれらの混合物などが挙げられる。
−酸化炭素は、純粋なものであってもよく、また、窒素
、アルゴン、ヘリウム、炭酸ガス、炭化水素、ハロダン
化炭化水素などを含むものであってもよい。
白金族金属を含む化合物は、ルテニウム、ロジウム、ノ
9ラジウム、白金などの白金族元素と、−酸化炭素、ホ
スフィン類等の配位子、または、有機基を有する5有機
金属化合物類などとの化合物である−が、ハロrン元素
を含まないものが好ましい。
具体的には、Ru3(Co)12 r H4Ru4(C
o)12 t(Ru2(Co)4(HCOO)2)、 
= Ru(Co)、(dppe) s(、Ru(Co)
2(HCOO)P(C−C6H,、)3)2. Ru(
acac)、等のルテニウム錯体化合物、Rh6(co
)1.、Rha(coXpph3)3゜Rh(acac
)(Co)(PPh3) 、 Rh(acac)(Co
)2.Rh(aeac)3などのロジウム錯体化合物な
どが挙げられる。たタシ、dpp・はジフェニルホスフ
ィノエタン、 acacはアセチルアセトナトを示す。
また、これらの錯化合物以外にも、反応系中で活性種へ
と変化するような無機白金族金属化合物を用いることも
できる。具体的には、Ru02・nH2O、Ru−ブラ
ック等があげられる。これらの化合物は、反応系中でカ
ルがニル錯体へと変化して活性種を与えていると考えら
れる。
さらに、これらの白金族金属にコバルト、鉄、ロジウム
、ノ々ラジウム等を複合して使用することもできる。
反応温度は通常30〜300℃、好ましくは120〜2
00℃の温度範囲で行なわれる。反応圧力は1〜500
 kg/d 、好ましくは1〜150kg/m”の範囲
であシ、反応時間は他の条件によって異なるが、通常数
分〜数時間である。
この反応では、溶媒として、金属原子に対して配位力の
ある化合物とともにトルエン、シクロヘキチンなどの反
応に関与しない化合物を用いてもよく、また、これらの
反応に関与しない溶媒を用いず、反応原料である芳香族
第1アミン、および芳香族ニトロ化合物と配位性の溶媒
との混合物を実質的に溶媒として用いることもできる。
しかして、この発明方法で得られた尿素類は、溶媒、及
び原料でおる芳香族アミン、芳香族ニトロ化合物に対す
る溶解度が小さい。このため、反応終了後の溶液を室温
程度に冷却するだけで、生成した尿素類が結晶として析
出してくる。従ってこの溶液を濾過することによジ尿素
類を固形物として効率よく得られる。一方、触媒は加え
た配位性の溶媒により安定化されて濾液中に析出するこ
となく存在しているので、これをそのまま再使用できる
。反応後、室温に冷却することによシ、反応系が固化す
る場合、反応混合物中のN、N’−ジ置換ウレア以外の
成分は、トルエン、ベンゼン等の溶剤で洗浄することに
よシ容易に分離でき、N、N’−ジ置換ウレアのみを単
独で取)だすことができる。また、洗液は、溶剤を留去
した後、再度反応に供することができる。
次に、得られたN、?(−ジ置換ウレアと水酸基を含有
する有機化合物とを下式の如く反応させて、芳香族第1
アミンと芳香族ウレタンとを生成する。
A r −NHCNH−Ar + ROH−+ A r
 −NHCOOR+ Ar −NH2水酸基を含有する
有機化合物としては、−価アルコール類、−価フエノー
ル類などが有)、具体的には、メチル、エチル、n−グ
ロビル、イソプロピル、n−ブチル、イソッチル、およ
びt−ブチルの如き一部アルコール、ならびにフェノー
ル、クロロフェノール、メチル、エチル、n−7’ロピ
ル、イソプロピルの如きアルキルフェノールなどがあげ
られる。
反応温度は、通常80〜300’C1好ましくは120
〜200℃の温度範囲で行なうのがよい。
圧力は、通常使用する水酸基を含む有機化合物あるいは
、溶剤の反応温度における自生圧下で行なう。
そして、この反応は、触媒を使用することなく行なうこ
とができる。
この反応終了後、蒸留操作を行ない、芳香族ウレタンを
蒸留残留物として回収し、一方蒸留によ多芳香族第1ア
ミンを回収する。この芳香族第1アミンを回収する。こ
の芳香族第1アミンは第一段目のN、N’−ジ置換ウレ
アの生成反応に再使用する。
〔発明の作用、効果〕
この発明によれば、第一番目の反応において生成するN
、N’−ジ置換ウレアが溶媒および原料である芳香族第
1アミン、芳香族ニトロ化合物に対して溶解度が小さい
ので、これを室温まで冷却することKよシ容易に晶析で
き、ろ過によシ効率よくN、W−ジ置換ウレアを回収す
ることができる。しかも、触媒は添加した配位性の溶媒
によシ安定化されて溶液中に存在するので、これをその
まま第一段の反応に再使用することができ経済的である
この反応では、溶媒として、トルエン、シクロヘキサン
などの、この反応に関与しない化合物を使用することも
可能である。しかし、原料である芳香族第1アミン濃度
を大きくすると反応速度が大きくなることから、芳香族
第1アミンを大過剰に加えて、溶媒の一部として使用し
、実質上反応溶媒を、添加する配位性溶媒と芳香族第1
アミンとの混合溶媒とすることで、大きな反応速度で反
応を行なうことができる。
またこの発明では、触媒は白金族金属錯体化合物を主体
とするもので、ハロゲン化合物を使用する必要がない。
このため材料の腐蝕が極めて少なく、反応器に高価な材
料を使用する必要がなくなる。
さらにこの第一段目の反応は副反応が少なく、高い収率
でN、N’−ジ置換ウレアを得ることができる。
また、第二段目の反応では、触媒を使用する必要がない
ので、芳香族ウレタンを留出させず蒸留残留物として回
収できる。しかも、蒸留する物質である芳香族第1アミ
ンと残留水酸基含有有機化合物とは、比較的低沸点の物
質であるため、温和な条件で蒸留操作を行なうことがで
き、操作が容易となる。しかも、回収した芳香族第1ア
ミンは、第一段目のN、「−ジ置換ウレア生成反応に再
使用できる。さらにまた、第二段目の反応は、第一段目
の反応と同様、副反応が少ない。このため二段階反応で
はあるが、たがい収率で芳香族ウレタンを製造すること
ができる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。なお、各実施例
では、−数的な慣用名である「ウレタン」の用語にかえ
て、「カルバミン酸アルキル」の用語を用い、個々の物
質名を明確に表示している。
実施例1 内容積200+j、電磁攪拌式オートクレーブに、ニト
ロベンゼン3.69P、アニリン40−、ピリジン1.
0コ、nus (Co) 12 0.1o tを入れ、
系内を一酸化炭素で置換した後、−酸化炭素を50噸9
となるように圧入した。攪拌しながら160℃で2、0
時間反応させた。反応終了後、室温まで冷却し、排気後
、反応溶液を濾過してN、N’−ジフェニル尿素の結晶
5.31Pを得た。濾液をHPLC及びGC(高速液体
クロマトグラフ及びガスクロマトグラフ)で分析したと
ころ、N、N’−ジフェニル尿素が0.02J’含まれ
、ニトロベンゼンは検出されなかった。
N、y−ジフェニル尿素の収率は、単離されたもののみ
において84%、溶液中に存在するものまで含めると8
7チである。
次に、単離されたN、M−ジフェニル尿素の結晶3.0
0?、メチ/I/ 7 py :l−A/ 50. O
iPを、別の内容積200dの電磁攪拌式オートクレー
ブに仕込み、攪拌しながら160℃で3時間反応させた
反応終了後、反応溶液を分析した結果、N−フェニルカ
ルバミン酸メチルの収率は94チ、アニリンの収率は9
5チであった。
実施例2〜9 次に、実施例1で示したものと同様の装置、操作におい
て、NJ/−ジフェニル尿素の生成実験を行なった結果
を表IK示す。
実施例10 次に、触媒を(au2 (co) 4 (acoo) 
2 、+nに変えて、実施例1で示したものと同様の装
置、操作において、N、N’−ジフェニル尿素の生成実
験を行なった結果を表2に示す。
実施例11 さらに、触媒をRuO2・nHzo (日本エングルハ
ルト社製、Ru含有率47チ)に変えて、実施例1で示
したものと同様の装置、操作において、N、N’ −ジ
フェニル尿素の生成実験を行なった結果を表2に示す。
また、これらの反応で得られたN、v−ジフェニル尿素
とメチルアルコールとを、実施例1と同様に反応させた
ところ、実施例1と同様にN−フェニルカルバミン酸メ
チルが収率92〜96チで得られた。
比較例1 内容積200ゴの電磁攪拌式オートクレーブにニトロベ
ンゼン6.12JF−、メタノール37.0 、!?、
Ru3(Co)、20.11 ?を入れ、系内を一酸化
炭素で置換した後、−酸化炭素を50 kg/eがとな
る様に圧入した。次いで攪拌しながら160℃で5時間
反応させ、反応終了後との溶液を、HPLCによシ分析
した結果、ニトロベンゼンの転化率は32%、N−フェ
ニルカルバミン酸メチルの選択率は13チと低く、副生
アニリンの選択率は40チであった。すなわち収率で示
すとN−フェニルカルパミ。
ン酸メチルの収率は4チ、副生アニリンの収率は13チ
でありた。
比較例2 内容積200ゴの電磁攪拌式オートクレーブにアニリン
4.63j’、ニトロベンゼン6.12JF−、メタノ
ール37.0 P 、 Ru3(CO)、20.11ノ
を入れ、系内を一酸化炭素で置換した後、−酸化炭素を
50 kg/cm”となる様に圧入した。次いで攪拌し
ながら160℃で5時間反応させ、反応終了後との溶液
を、HPLCによシ分析した結果、ニトロベンゼン基準
のN−フェニルカルバミン酸メチルの収率は61%であ
り、 N、N’−ジフェニル尿素の収率は4チであった
次いでこの溶液を一5℃の冷凍庫に一昼夜放置したが、
なんら結晶は析出しなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族第一アミンと芳香族ニトロ化合物と一酸化
    炭素とを反応させる際に、白金族金属を含む化合物を主
    体とする触媒を使用し、かつそれらの金属に配位力のあ
    る化合物を溶媒の一部として使用してN,N′−ジ置換
    ウレアを生成し、次いで生成したN,N′−ジ置換ウレ
    アを反応液から分離回収するウレア生成工程と、 前記ウレア生成工程で得られたN,N′−ジ置換ウレア
    と水酸基を含有する有機化合物とを反応させて芳香族第
    1アミンと芳香族ウレタンとを生成し、次いで芳香族第
    一アミンを分離して芳香族ウレタンを得る工程と、 分離した芳香族第1アミンを前記ウレア生成工程へ循環
    する工程と、 を具備してなる芳香族ウレタンの製造方法。
  2. (2)N,N′−ジ置換ウレアと水酸基を含有する有機
    化合物との反応を触媒を使用することなく行なう請求の
    範囲第1項記載の芳香族ウレタンの製造方法。
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