JPH02262751A - 双方向電話通信のための構成 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、双方向電話通信、特にマイクロフォンを介し
ての受信及び送信が継続的かつ同時に行なわれるような
自動車電話通信における信号循環現象（ｓｉｇｎａｌ　
ｃｉｒｃｕｌａｔｉｏｎ　ｐｈｅｎｏｍｅｎｏｎ）を防
止する装置に関する。

（従来の技術） 例えば自動車電話が走行中の自動車内において使用され
る場合、快適さ及び安全さの両面からドライバーが自ら
の手を使用することなく電話を操作できること、即ちド
ライバーの両手か通常の運転操作のために開けられるこ
とが望ましい。こうすることによってドライバーの注意
も路上の交通によく集中することができる。

自動車内において、電話のハンド　ピース内に又は電話
と関連してスピーカーが提供されそしてドライバーが運
転雑音を超えて聞くのに十分な音量がこのスピーカーに
与えられた場合、音響フィードバックによって信号循環
現象か自動的に発生する。これは、スピーカーからの音
響信号がマイクロフォンを通過して当該自動車電話と交
信中の電話を介して再び当該自動車電話のスピーカー及
びマイクロフォンに戻るために生ずる現象である。更に
別個のスピーカーが自動車内に、例えばダツシュボード
との関連で据え付けられた場合、運転環境内における音
響レベルは、例えば運転雑音のために非常に高くならざ
るを得ない、このため、別個に設けられたマイクロフォ
ン夫々はドライバーの音声をより良好に伝達できるよう
に十分な感度を持たなければならない。自動車内の環境
では、こうして循環現象の問題がさらに深刻になる。

この循環現象を回避するための最も簡単な方法としては
、ステアリング　ホイール又はギヤシフト　ノツ内にス
イフチを取り付けて、これによって受信の間送信をオフ
にし又は再生装置、即ちスピーカーを送信の際にオフに
することか挙げられる。但し、この場合は電話通信が片
方向通信となってしまう。これでは通話がぎこちなくな
るのみならず、事実上の技術の後退を意味する。更にこ
れはドライバーか会話の際にスイッチを使用することを
要求し、従ってドライバー及びドライバーの両手を電話
の操作から完全に解放することにはならない。

別の可能性としては、語学教室において一般的に知られ
ているようにヘッドフオンとマイクロフォンを組合わせ
る方法か挙げられる。この場合、この装置をドライバー
の頭にずっと付けている場合は確かにドライバーの両手
を解放することになる。しかし、これでは不便であり、
このシステムは従って普及していない。

提案されている第三の解決方法は、無線ユニットに接続
されたハンド　フリー　ユニット（ｈａｎｄｓ−ｆｒｅ
ｅ　ｕｎｉｔ　）　、独立に設けられたーのマイクロフ
ォン及び独立に設けられたーのスピーカーからなる所謂
ハンド　フッ−装置（ｈａｎｄｓ−ｆｒｅｅ　ｅｑｕｉ
ｐｍｅｎｔ）と呼ばれるものである。このハンド　フリ
ーユニットは、アクティブ　スピーカーに応じて任意の
瞬間に通話音声の方向を変え、更に例えば上述の循環又
は唸りが生じないことを確保するものである。これは信
号を適当な方法によって減衰させることによって達成さ
れる。この装置は要するに上述のスイッチ　システムで
あるが、更にそれが自動化されているものである。この
場合、双方向通信の品質に限っては良好なものとなる。

このシステムはドライバーの両手を電話の操作から完全
に解放するか、満足できる機能を達成するため複雑な電
子技術を必要とするので高価なものとなる。加えて、こ
の自動切り替えは少し遅れて起こるので会話か不鮮明と
なる。更に、様々な妨害要因のために誤った方法で交換
か起こるような状況か発生する。従ってこの場合も、こ
の装置は幾らかのぎこちなさを残し、事実上同時会話伝
送かなされないのでその動作は片方向電話通信にかなり
類似したものとなる。

（発明の目的） 本発明の目的は、以下の事項を同時に達成することかで
きる構成を提供することにある。つまり ａ）忠実な双方向電話通信を行なうこと。

ｂ）他の動作、例えば自動車の運転のためにドライバー
の両手を完全に解放すること、 Ｃ）任意の全ての外部妨害要因に無感応であること、そ
して ｄ）その操作について全く練習を必要とせず、ユーザー
にとって不便でないこと、である。

本発明の別の目的は、複雑な電子技術を必要としない単
純なデバイスを使用して実現でき、動作の信頼性か高く
そしてコストも安い構成を提供することにある。

本発明の更に別の目的は、以前から使用されている無線
電話との関係でも使用が可能な装置を提供することにあ
る。更に、何らかのアクシデントが発生した状況でも自
動車内部の安全性を低下させることのないスピーカー　
ユニットを提供することにある。

本発明による装置は、これらの目的を実現させ、そして
上記説明の従来技術における欠点に対する大きな進歩を
もたらすものである。尚、本発明による構成は特許請求
の範囲の請求項１に示される特徴を有している。

本発明の最も重要な長所は、循環現象の可能性を排除し
、真の意味の双方向通信か単純で動作の信頼性が高く更
に安価な装置によって実現できるところにある。

（実施例） 以下、図面を参照しながらより詳細に本発明を説明する
。

第１図は自動車電話装置の概要を示す、ここて、制御ユ
ニット及びキーボードユニットｌは、通常ダツシュボー
ドのところに位置され、ここから図示されてない実際の
無線ユニットに接続配線２ａが伸びる。これに加えて、
第１図にはマイクロフォンについて二つの異なる互いに
代替が可能な位置か示される。代替位置Ａにおいてはマ
イクロフォン３はドライバーのサン　シールドの上に位
置され、代替位置Ｂにおいては所謂スワンスネツク（ｓ
ｗａｎ’ｓ　ｎｅｃｋ　）の端部に位置される。これら
のマイクロフォンの配置は周知であってこの両者が本発
明との関連で使用できるが、他の方法でマイクロフォン
を配置することも考えられる。

これらマイクロフォンからの接続配線２ｂ’及び２ｂ’
も音声信号の伝送のために不図示の無線ユニットに伸び
る。

更に本発明によると、再生スピーカー６がドライバー　
シート４のヘッドレスト５内に配置される。この再生ス
ピーカー６からの接続配線２ｃもまた入ってくる信号を
再生するために接続配線２ａ及び２ｂと同様に同一の不
図示の無線ユニットに接続される。

この構成によって、スピーカーは実際のへッドフオンを
使用することなく一般的にドライバーの耳７に最も接近
して位置される。本発明の構成において要求される音声
ボリューム、つまりスピーカー６から出る音響パワーは
非常に低い。従って、ドライバーはスピーカー６と耳７
との間の距離か小さいためにそのスピーカーからの音声
を十分に聞くことができるものの、それはマイクロフォ
ン３のいずれかに到達して循環現象を与えるほどの音響
ボリュームではない。このこと、即ちドライバーは音声
を聞くことかできるか当該音声は実質的にマイクロフォ
ンには到達しないということは、音のボリュームか音源
からの距離の二乗に反比例して低下するという事実に基
づいている。本発明の構成によると、スピーカー６から
マイクロフオン３までの距離はスピーカー６からドライ
バーの耳７までの距離に対して数倍であり、これによっ
て耳とマイクロフォンとの間の十分な信号のボリューム
差がいつでも得られる。本発明による構成の結果として
、マイクロフォン３を介しての伝送及びスピーカー６を
介しての伝送と再生か電話呼（ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ　ｃ
ａｌｌ）の際の動作において継続してかつ同時にできる
。

第２図はスピーカー６ａをドライバー　シート内のヘッ
ドレスト５内に据え付けるための一つの方法を示す。締
め付は具９がへウドレストのフレーム　チューブ８に、
例えば溶接によって取り付けられ、スピーカ−６３自体
はこれら締め付は具に固定される。スピーカー配線２Ｃ
は無線ユニットに、例えばヘッドレストのフレーム　チ
ューブに沿って伸びる。ヘッドレスト内への例えば上述
の方法による据え付けは、電話通信の場合は音声信号に
対して要求される周波数レンジが比較的狭く、特にこれ
が非常に低い周波数に及ばないことから非常に小さなス
ピーカー６ａを使用することか可能である。このため、
本発明によるＩ＃成は音楽を聴くためには理想的でなく
、このような場合は異なる構成か要求される。スピーカ
ーのための据え付はポイントのところにスピーカーのサ
イズの開口１１かヘッドレストのクッションｌＯ内に設
けられる。但し、この開口はヘッドレストの表面までは
伸びず、従ってヘッドレストの外観かこのスピーカーの
据え付けによって損われることはない。スピーカーの具
体的な位置か夫々の自動車内のヘッドレストの形状及び
構造に依存することは勿論である。

上述の実施態様はこの構成を自動車の製造の段階におい
て考慮しなければならず、そのためこれは新車について
のみ適用できる。但し、本発明は第３図に示される実施
態様を使用することによって中古車等にも適用できる。

この場合は、フード１２がヘッドレスト５の表面を覆う
ように取り付けられ、このフード１２かスピーカー６ｂ
を例えばその端部１３内に含んでいる。フード１２は、
その片側端部１３に自動車を横断する方向に僅かの厚さ
１４を持ち、この内側にスピーカー要素が位置される。

この場合の配線２ｃは適当な経路例えばシート布張りの
下を通って無線ユニットに導かれる。このようなフード
はシートのヘッドレストのサイズ又は外観に影響を与え
ることはない。

これも上述のようにスピーカーのサイズが小さいため可
能となるのである。

全ての実施態様において、ヘッドレストの端の厚み部分
の材料やフードの材料は、必要であればドライバーの耳
をスピーカーから来る信号に向けてその通りを良好にす
るために空洞及び／又は溝を有する形状とすることが可
能である。

本発明は上に説明される例に限定されるものではなく、
実現においては様々な実施態様が考えられる。例えば、
スピーカー自体、その構造及び動作原理から様々なもの
が使用でき、この位置及びヘッドレスト内への据え付は
方法も様々な方法が考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動車内における本発明の詳細な説明する図で
、 第２図は本発明によるーの実施態様を説明する図で、そ
して 第３図は本発明による他の−の実施態様を説明する図で
ある。 （主要部分の符号の説明〕 １　・・・・・・・・・　キーボード部３　・・・・・
・・・・　マイクロフォン４　・・・・・・・・・　シ
ート ５　・・・・・・・・・　ヘッドレスト６　・・・・・
・・・・　スピーカー ／−６０ 手続補正書 （方式） ％式％ ２、発明の名称 双方向電話通信のための構成 ３、補正をする者 名 称 ノキア モビレ フオンズ ノミテッド ４、代 理 人 ５、補正命令の日付

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、双方向電話通信、特にマイクロフォン機能を介して
   の受信及び送信が連続的かつ同時的に行なわれる自動車
   電話通信における信号循環現象を阻止するための構成に
   おいて、使用者の耳（７）とマイクロフォン（３）との
   間で十分な信号量の差が得られるように、受信された信
   号を再生するスピーカー（６、６ａ、６ｂ）が使用者の
   シート内のヘッドレスト（５）とマイクロフォン（３）
   との距離が該再生スピーカーから耳（７）までの距離と
   比較して数倍となるように位置されることを特徴とする
   双方向電話通信のための構成。 ２、該再生スピーカー（６ａ）が該ヘッドレスト（５）
   の内側に位置され、これが該ヘッドレストのフレーム構
   造に固定されることを特徴とする請求項１に記載の双方
   向電話通信のための構成。 ３、該再生スピーカー（６ｂ）がシート内の該ヘッドレ
   スト（５）を覆う別個のフード（１２）内に位置される
   ことを特徴とする請求項１に記載の双方向電話通信のた
   めの構成。 ４、該再生スピーカー（６ａ）が該フードの端部（１３
   ）のところに該シート（４）を横断する方向に位置され
   、該端部がその内側に該スピーカーが位置される厚み（
   １４）を含むことを特徴とする請求項３に記載の双方向
   電話通信のための構成。 ５、該スピーカーユニット（６、６ａ、６ｂ）が該ヘッ
   ドレスト（５）の寸法と比較してかなり小さく、該スピ
   ーカーユニットの全体が該ヘッドレスト（５）の布張り
   によって又は該フード（１２）の布張りによって覆われ
   、そして該スピーカーユニットを配置し音を伝えるため
   に空洞（１１）及び／又は溝がそれぞれ該ヘッドレスト
   又はフードのクッション及び／又は充填材料内に作られ
   ることを特徴とする請求項１乃至４に記載の双方向電話
   通信のための構成。 ６、該ヘッドレスト又はフード内に設けられた音を伝え
   るための該溝が音をドライバーの片方の耳（７）又は両
   耳に向けるように配置されることを特徴とする請求項５
   に記載の双方向電話通信のための構成。 ７、該マイクロフォン（３）がサンシールド上に又は所
   謂スワンズネック（ｓｗａｎ’ｓｎｅｃｋ）の端部に位
   置されることを特徴とする請求項１に記載の双方向電話
   通信のための構成。