JP3105010B2 - 車両用音響装置 - Google Patents

車両用音響装置

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JP3105010B2
JP3105010B2 JP03032412A JP3241291A JP3105010B2 JP 3105010 B2 JP3105010 B2 JP 3105010B2 JP 03032412 A JP03032412 A JP 03032412A JP 3241291 A JP3241291 A JP 3241291A JP 3105010 B2 JP3105010 B2 JP 3105010B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用音響装置に係り、
詳しくは、自動車等の車両の運転席に設けられるハンド
フリータイプの電話用マイクと、車室の後部に配置され
る高周波数帯域用スピーカと低周波数帯域用スピーカと
を組合わせたスピーカシステムとを備えた車両用音響装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、走行中に車内と車
外との間で電話による通話ができるいわゆる自動車電話
が設けられるようになった。このような自動車電話で
は、とくに走行中における通話を容易にするために、例
えば実開昭61−195661号公報にも記載されてい
るように、マイクと受話器が一体となった従来の送受器
による通話とは別に、切換スイッチの操作により、送信
用として運転席に設けたマイクを、受信用として車室内
に設けたオーディオスピーカシステムを用いていわゆる
ハンドフリーの通話ができるようにしたものもある。こ
のような場合、送信用のマイクと受信用のスピーカシス
テムとが近い位置に配置されていると、ハウリングを発
生させることがあるため、車室後部に配置したスピーカ
システムを受信用としすることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スピーカシ
ステムの高級化により、高周波数帯域用スピーカと低周
波数帯域用スピーカとを組合わせた2ウエイのスピーカ
システムを車体後部の左右に装備することがある。しか
し、このスピーカシステムでは、いわゆる中音域の音声
の周波数帯域を出力することができず、ハンドフリーの
受信用として用いることができなかった。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなさ
れ、ハンドフリータイプの電話用マイク使用のときに、
ハウリングを発生させないようにするとともに、オーデ
ィオ使用時の好適な音場をも形成できるようにした車両
用音響装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、運転席に設け
られるハンドフリータイプの電話用マイクと、車室の後
部に設けられる高周波数帯域用スピーカスピーカ及び
周波数帯域用スピーカを組合わせた2ウエイのスピーカ
システムとを備えた車両用音響装置にあって、前記課題
を達成するために、上記電話用マイクを使用しないとき
には、上記高周波数帯域用スピーカの出力周波数帯域の
下限を、人の音声に対応する所定周波数帯域の高周波数
側に設定し、かつ上記低周波数帯域用スピーカの出力周
波数帯域の上限を上記所定周波数帯域の低周波数側に設
定する一方、上記電話用マイク使用時には、上記高周波
数帯域用スピーカの出力周波数帯域の下限を相対的に低
周波数側になるように補正し、かつ上記低周波数帯域用
スピーカの出力周波数帯域の上限を相対的に高周波数側
になるように補正する周波数帯域変更手段を設けてい
る。
【0006】
【作用】いわゆるネットワーク方式では、車室の後部に
設けられたスピーカシステムを受話用として用いるとき
には、そのスピーカシステムに装備されているLCネッ
トワークにより、高周波数帯域用スピーカと低周波数帯
域用スピーカの出力周波数帯域を、ともに音声の周波数
帯域に変更すればよい。つまり、スピーカシステムに取
り付けられているLCネットワークを周波数帯域変更手
段として用い、各スピーカに振り分ける周波数帯域を変
更調整すればよい。このようなスピーカシステムによる
ハンドフリーの通話では、そのスピーカシステムが運転
席のマイクから離れているので、ハウリングは発生しな
い。なお、このLCネットワークの調整は、テレホンユ
ニット内の制御部からの制御信号によりおこなう上うに
すればよい。
【0007】また、マルチチャンネル方式では、そのイ
コライザーアンプで、各スピーカに入力させる出力周波
数帯域を音声の周波数帯域を含めるように、つまり、高
周波数帯域用スピーカヘの周波数帯域を音声の周波数帯
域の下限まで下げ、低周波数帯域用スピーカヘの周波数
帯域を音声の周波数帯域の上限まで上げるように調整す
ればよい。なお、このイコライザーアンプの調整は、テ
レホンユニット内の制御部からの制御信号によりおこな
うようにすればよい。
【0008】
【発明の効果】本発明の車両用音響装置は、運転席に設
けている電話用マイクを使用する時には、車室後部に配
置した2ウエイのスピーカシステムから音声を出力させ
ることができるように、該スピーカシステムにおける高
周波数帯域用スピーカの出力周波数帯域の下限を相対的
に低周波数側になるように補正し、かつ上記低周波数帯
域用スピーカの出力周波数帯域の上限を相対的に高周波
数側になるように補正する周波数帯域変更手段を設けて
いるので、電話用マイクに入力した送話音と、車体後部
のスピーカシステムからの受話音とがハウリングするよ
うなことがなくなる。また、そのスピーカシステムは、
周波数帯域変更手段により、容易に本来のステレオ用の
周波数帯域に戻すことができるので、オーディオ使用時
の好適な音場をも容易に形成することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明をその実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0010】本例に示す車両用音響装置は、ハンドフリ
ータイプの電話用マイクを使用しているときに、ハウリ
ングの発生を防止できるとともに、オーディオ使用時に
好適な音場をも形成できるようにしたもので、以下のよ
うに構成される。
【0011】図2に示すように、自動車1の車室2に
は、オーディオ装置3と併用されるハンドフリータイプ
のテレホンセット4が設けられている。このテレホンセ
ット4は、シャフトレバー6のすぐ後方に手持ち式の送
受器7を配置する一方、インストルメントパネル8に配
置したマイク9を送話用として、また、リヤシート10
の後方のリヤパッケージトレイ11に配置したオーディ
オ用の2ウエイのスピーカシステム5を受話用としても
使用できるようにしている。
【0012】つまり、この併用システムは、図1に示す
ように、オーディオユニット12から送出された出力信
号がパワーアンプ14で増幅され、ネットワーク方式に
よって、二つのスピーカ16,17に周波数帯域が振り
分けられてその2ウエイのスピーカシステム5からオー
ディオ音を放出する一方、テレホンユニット13に設け
た切換スイッチ15による切り換え操作で、送受器7で
の通話と、マイク9とそのスピーカシステム5とによる
ハンドフリーの通話とを選択できるようにしている。
【0013】詳述すると、オーディオユニット12はプ
リアンプと称され、図示しないが、カートリッジからの
入力信号を大きくするヘッドアンプと、加工されたレコ
ードの音をもとの正常な状態に戻し、かつ増幅するイコ
ライザーアンプと、音質を調整するためのトーンコント
ロールアンプおよびフィルタ等を内蔵している。このオ
ーディオユニット12によって駆動される2ウエイのス
ピーカシステム5は、高周波数帯域用スピーカであるツ
イータ16と、低周波数帯域用スピーカであるウーファ
17とよりなり、LCネットワーク18によって各スピ
ーカ16,17が受けもつ周波数帯域が振り分けられる
ネットワーク方式を採用している。
【0014】そして、このLCネットワーク18を、後
述するように、テレホンユニット12からの指示で両ス
ピーカ16,17の周波数帯域を音声の周波数帯域にま
で拡げるための調整をおこなう周波数帯域変更手段とし
て用いている。なお、車室2の運転席23(図2参照)
に対応するフロントドア24には、フルレンジスピーカ
20が配置され、後部に設けられた2ウエイのスピーカ
システム5とともに、本格的なステレオスピーカシステ
ムを構成している。
【0015】一方、テレホンユニット13は、図示しな
いが、相手方との問で呼び出し信号と音声の送受をおこ
なう送受信部と、その送受信部に呼び出し信号を送出す
る発振部およびこれらを制御するための制御部等よりな
る周知の構成をなし、アンテナ21、マイク9、送受器
7がこれに接続されている。そして、その制御部には切
換スイッチ15が接続され、通常の送受器7による通話
か、マイク9およびスピーカシステム5とによるハンド
フリーの通話かを随時任意に選択できるようにしてい
る。
【0016】ハンドフリーの通話をするときには、テレ
ホンユニット13の制御部からの制御信号を、周波数帯
域変更手段として機能するLCネットワーク18に送出
し、ツイータ16とウーファ17の各出力周波数帯域
を、それぞれ音声の周波数帯域(図3の破線参照)であ
る1KHz前後の中音域に変更するようにしている。こ
れにより、車室2の後部に配置された左右の両スピーカ
16,17から相手方の音声を聴取できる。
【0017】このスピーカシステム5は、インストルメ
ントパネル8に配置したマイク9とは離れた位置に設け
られているため、このスピーカシステム5による相手か
らの受話音は、マイク9に入力される送話者とハウリン
グするようなことは回避される。そして、通話終了後に
は、切換スイッチ15の操作で、LCネットワーク18
を介して、両スピーカ16,17を直ちに本来のオーデ
ィオ用の周波数帯域に変換することにより、容易に良好
な音場を形成してステレオ音楽を楽しむことができる。
つまり、ハウリングのないハンドフリーの通話と、音質
のよいステレオ演奏とを選択的に両立させることができ
る。
【0018】図4は異なる実施例を示し、オーディオユ
ニット31の外に配置したイコライザーアンプ32か
ら、マルチチャンネルアンプ方式により各パワーアンプ
33,34へ送出される出力信号の周波数特性を、テレ
ホンユニット13に設けた切換スイッチ15の操作によ
り、音声の周波数帯域に拡げるように調整するようにし
たものである。つまり、この場合は、イコライザーアン
プ32を周波数帯域変更手段として用い、テレホンユニ
ット13からの制御信号により、ツイータ16への出力
信号の周波数帯域を音声の周波数帯域の下限である50
0Hzまで下げ、ウーファ17への出力信号の周波数帯
域を音声の周波数帯域の上限である2KHzまで上げる
ように(図5の破線参照)、それぞれ調整するようにし
ている。
【0019】以上、実施例で説明したように、本発明に
よれば、運転席に設けた電話用のマイクを使用するとき
には、車室後部のスピーカシステムの周波数帯域を音声
の周波数帯域に調整する周波数帯域変更手段を設けてい
るので、ハウリングのないハンドフリーの通話と音質の
良いステレオ演奏とを選択的に両立させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用音響装置の一実施例における
構成対応を示すブロック図。
【図2】 自動車の車室の斜視図。
【図3】 LCネットワークによるスピーカシステムの
周波数帯域の調整を説明するためのグラフ。本発明の車
両用音響装置の一実施例における構成対応を示すブロ
【図4】 異なる実施例における構成対応ブロック図。
【図5】 イコライザーアンプによるスピーカシステム
の周波数帯域の調整を説明するためのグラフ。
【符号の説明】
5…スピーカシステム、9…電話用マイク、16…高周
波数帯域用スピーカ(ツイータ)、17…低周波数帯域
用スピーカ(ウーファ)、18…周波数帯域変更手段
(LCネットワーク)、32…周波数帯域変更手段(イ
コライザーアンプ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−90744(JP,A) 特開 昭51−126708(JP,A) 実開 平2−4349(JP,U) 実開 昭59−121919(JP,U) 実開 昭58−155147(JP,U) 実開 昭59−39594(JP,U) 特表 平3−502863(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/06,1/16 H04B 1/38 - 1/58 H04B 7/24 - 7/26 H04M 1/00,1/24 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/78 H04Q 7/06 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席に設けられるハンドフリータイプ
    の電話用マイクと、 車室の後部に配置される高周波数帯域用スピーカ及び
    周波数帯域用スピーカを組合わせた2ウエイのスピーカ
    システムとを備えた車両用音響装置において、上記電話用マイクを使用しないときには、上記高周波数
    帯域用スピーカの出力周波数帯域の下限を、人の音声に
    対応する所定周波数帯域の高周波数側に設定し、かつ上
    記低周波数帯域用スピーカの出力周波数帯域の上限を上
    記所定周波数帯域の低周波数側に設定する一方、 上記電
    話用マイク使用時には、上記高周波数帯域用スピーカの
    出力周波数帯域の下限を相対的に低周波数側になるよう
    に補正し、かつ上記低周波数帯域用スピーカの出力周波
    数帯域の上限を相対的に高周波数側になるように補正す
    周波数帯域変更手段が設けられていることを特徴とす
    る車両用音響装置。
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