JPH10224888A - 車載用スピーカシステム - Google Patents
車載用スピーカシステムInfo
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- JPH10224888A JPH10224888A JP9024081A JP2408197A JPH10224888A JP H10224888 A JPH10224888 A JP H10224888A JP 9024081 A JP9024081 A JP 9024081A JP 2408197 A JP2408197 A JP 2408197A JP H10224888 A JPH10224888 A JP H10224888A
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- speakers
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R5/00—Stereophonic arrangements
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S2400/00—Details of stereophonic systems covered by H04S but not provided for in its groups
- H04S2400/05—Generation or adaptation of centre channel in multi-channel audio systems
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- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S5/00—Pseudo-stereo systems, e.g. in which additional channel signals are derived from monophonic signals by means of phase shifting, time delay or reverberation
- H04S5/005—Pseudo-stereo systems, e.g. in which additional channel signals are derived from monophonic signals by means of phase shifting, time delay or reverberation of the pseudo five- or more-channel type, e.g. virtual surround
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Stereophonic Arrangements (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な音像の定位感と音の拡がり感とを得ら
れる車載用スピーカシステムを得る。 【解決手段】 車載用スピーカシステムは、第一、第二
のスピーカ6、7を備える。第一のスピーカ6は、自動
車室内前方で幅方向両端部に設置され、左右のチャンネ
ルから送出される電気信号をそれぞれ独立して音響信号
に変換する。第二のスピーカ7は、一対の第一のスピー
カ6の間位置に設置され、上記左右のチャンネルから送
出される電気信号の和信号を音響信号に変換する。一対
の第一のスピーカ6のそれぞれに上記電気信号を供給す
る電気信号線上に、遅延回路12を設ける。遅延回路1
2は、第二のスピーカ7から放射される音響信号に対し
て、一対の第一のスピーカ6から放射される音響信号を
時間的に遅延させる機能を有する。更に、上記和信号
は、所定の高域成分を減衰するフィルタ手段9を介して
第二のスピーカ7に供給される。
れる車載用スピーカシステムを得る。 【解決手段】 車載用スピーカシステムは、第一、第二
のスピーカ6、7を備える。第一のスピーカ6は、自動
車室内前方で幅方向両端部に設置され、左右のチャンネ
ルから送出される電気信号をそれぞれ独立して音響信号
に変換する。第二のスピーカ7は、一対の第一のスピー
カ6の間位置に設置され、上記左右のチャンネルから送
出される電気信号の和信号を音響信号に変換する。一対
の第一のスピーカ6のそれぞれに上記電気信号を供給す
る電気信号線上に、遅延回路12を設ける。遅延回路1
2は、第二のスピーカ7から放射される音響信号に対し
て、一対の第一のスピーカ6から放射される音響信号を
時間的に遅延させる機能を有する。更に、上記和信号
は、所定の高域成分を減衰するフィルタ手段9を介して
第二のスピーカ7に供給される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車室内に設置
される車載用スピーカシステムに関し、特に、自動車室
内において音像を前方に定位させることができ、しかも
音の拡がり感を得られるスピーカシステムを提供する。
される車載用スピーカシステムに関し、特に、自動車室
内において音像を前方に定位させることができ、しかも
音の拡がり感を得られるスピーカシステムを提供する。
【0002】
【従来の技術】自動車内に設置される車載用スピーカシ
ステムとして、いわゆるマルチスピーカシステムが公知
である。上記マルチスピーカシステムは、図3に示すよ
うに自動車室内1のフロントドア部2やリアトレイ部3
等に、複数のスピーカ4、4を配置することにより構成
される。すなわち、自動車室内1の全域で一様な音圧レ
ベルを確保すべく、上述したように自動車室内1の前後
(図3の上下)に複数のスピーカ4、4を配置する。
ステムとして、いわゆるマルチスピーカシステムが公知
である。上記マルチスピーカシステムは、図3に示すよ
うに自動車室内1のフロントドア部2やリアトレイ部3
等に、複数のスピーカ4、4を配置することにより構成
される。すなわち、自動車室内1の全域で一様な音圧レ
ベルを確保すべく、上述したように自動車室内1の前後
(図3の上下)に複数のスピーカ4、4を配置する。
【0003】ところで、自動車の普及、技術向上に伴
い、より快適な自動車室内環境を得たいという要望が高
まっている。このような要望の一として、自動車室内に
設置される車載用スピーカシステムに、リスニングルー
ム並みの音響性能(品質)を望む声が大きい。
い、より快適な自動車室内環境を得たいという要望が高
まっている。このような要望の一として、自動車室内に
設置される車載用スピーカシステムに、リスニングルー
ム並みの音響性能(品質)を望む声が大きい。
【0004】ところが、上述したマルチスピーカシステ
ムにおいては、元々、均一な音場空間を創出することに
主眼が置かれていた。このため、上記マルチスピーカシ
ステムを採用した場合には、いずれの座席に着席してい
る乗員5、5も、一様な音量で音響信号(音楽)を聴取
できる。しかしながら、自動車室内1においてリスニン
グルーム並みの音響性能を得るには、均一な音場空間を
創出するのみでは不十分である。すなわち、上記マルチ
スピーカシステムにおいては、各スピーカ4、4から放
射される直接音とこの直接音が自動車室内1で反射して
生じる反射音との合成(和或いは差)が生じてしまう。
このような合成により、周波数特性が変動する(反射合
成効果)と言う欠点が存在する。従って、上記マルチス
ピーカシステムのように自動車室内の前後左右等に多数
のスピーカ4、4を設けた場合、可聴周波数帯に複雑な
ピーク/ディップが生じる。
ムにおいては、元々、均一な音場空間を創出することに
主眼が置かれていた。このため、上記マルチスピーカシ
ステムを採用した場合には、いずれの座席に着席してい
る乗員5、5も、一様な音量で音響信号(音楽)を聴取
できる。しかしながら、自動車室内1においてリスニン
グルーム並みの音響性能を得るには、均一な音場空間を
創出するのみでは不十分である。すなわち、上記マルチ
スピーカシステムにおいては、各スピーカ4、4から放
射される直接音とこの直接音が自動車室内1で反射して
生じる反射音との合成(和或いは差)が生じてしまう。
このような合成により、周波数特性が変動する(反射合
成効果)と言う欠点が存在する。従って、上記マルチス
ピーカシステムのように自動車室内の前後左右等に多数
のスピーカ4、4を設けた場合、可聴周波数帯に複雑な
ピーク/ディップが生じる。
【0005】このような反射合成効果を低減するために
は、音源をシンプルにする(必要最小限の個数のスピー
カを、自動車室内の一面に配置する)ことが重要であ
る。そして、車載用スピーカシステムにリスニングルー
ム並みの音響特性を実現するため、以下の(a)(b)
(c)の各条件を満たす必要がある。 (a)音像を前方に定位させる。 (b)座席差(乗員の着席位置の違い)に起因する音像
の片寄りを解消する。 (c)自動車室内特有の反射合成効果に起因するピーク
/ディップを解消する。 本発明は、上記(a)〜(c)の各条件のうち特に
(a)並びに(b)の条件(音像を前方に定位させる。
座席差に起因する音像の片寄りを解消する。)に着目し
てなされたものである。
は、音源をシンプルにする(必要最小限の個数のスピー
カを、自動車室内の一面に配置する)ことが重要であ
る。そして、車載用スピーカシステムにリスニングルー
ム並みの音響特性を実現するため、以下の(a)(b)
(c)の各条件を満たす必要がある。 (a)音像を前方に定位させる。 (b)座席差(乗員の着席位置の違い)に起因する音像
の片寄りを解消する。 (c)自動車室内特有の反射合成効果に起因するピーク
/ディップを解消する。 本発明は、上記(a)〜(c)の各条件のうち特に
(a)並びに(b)の条件(音像を前方に定位させる。
座席差に起因する音像の片寄りを解消する。)に着目し
てなされたものである。
【0006】すなわち、本発明をなすに至る背景につい
て更に詳細に説明すると、前記マルチスピーカシステム
において、音像が前方に定位しないという不都合は、上
記リアトレイ部等、自動車室内の前部以外にスピーカを
設けていることに起因する。従って、音像を前方に定位
させるためには、スピーカを自動車室内の前方にのみ設
ける構成とすれば改善されると考えられる。別言すれ
ば、車載用スピーカシステムとして、自動車室内前方で
幅方向両端部に設置された一対のスピーカのみを備えた
ものを採用すれば、音像を前方に定位させることに関
し、改善が見られる。
て更に詳細に説明すると、前記マルチスピーカシステム
において、音像が前方に定位しないという不都合は、上
記リアトレイ部等、自動車室内の前部以外にスピーカを
設けていることに起因する。従って、音像を前方に定位
させるためには、スピーカを自動車室内の前方にのみ設
ける構成とすれば改善されると考えられる。別言すれ
ば、車載用スピーカシステムとして、自動車室内前方で
幅方向両端部に設置された一対のスピーカのみを備えた
ものを採用すれば、音像を前方に定位させることに関
し、改善が見られる。
【0007】しかしながら、車載用スピーカシステム
を、上述したように一対のスピーカのみを備えた構成と
した場合、新たに以下のような不都合が生じてしまう。
すなわち、運転席に着席している運転者、或いは助手席
に着席している乗員は、近接音源から放射される音響信
号が強調され、音像は理想位置よりも右或いは左に定位
してしまう。換言すれば、着席位置に拘らず特定の位置
に定位すると言う真の音像定位にはならない。
を、上述したように一対のスピーカのみを備えた構成と
した場合、新たに以下のような不都合が生じてしまう。
すなわち、運転席に着席している運転者、或いは助手席
に着席している乗員は、近接音源から放射される音響信
号が強調され、音像は理想位置よりも右或いは左に定位
してしまう。換言すれば、着席位置に拘らず特定の位置
に定位すると言う真の音像定位にはならない。
【0008】このような不都合を解消すべく、特開昭5
1−52802号公報には、左右のチャンネルから送出
される電気信号をそれぞれ独立して音響信号に変換する
一対の第一のスピーカと、この一対の第一のスピーカの
中間位置に設置され、上記左右のチャンネルから送出さ
れる電気信号の和信号を音響信号に変換する第二のスピ
ーカとを備えたスピーカシステムが記載されている。更
に、上記一対の第一のスピーカに電気信号を送る電気信
号線上には遅延回路が設けられており、この遅延回路を
介して上記電気信号が上記一対の第一のスピーカに供給
されるようにしている。
1−52802号公報には、左右のチャンネルから送出
される電気信号をそれぞれ独立して音響信号に変換する
一対の第一のスピーカと、この一対の第一のスピーカの
中間位置に設置され、上記左右のチャンネルから送出さ
れる電気信号の和信号を音響信号に変換する第二のスピ
ーカとを備えたスピーカシステムが記載されている。更
に、上記一対の第一のスピーカに電気信号を送る電気信
号線上には遅延回路が設けられており、この遅延回路を
介して上記電気信号が上記一対の第一のスピーカに供給
されるようにしている。
【0009】上記公報に記載された構造においては、運
転席に着席している運転者、助手席に着席している乗員
のいずれもが、上記第一のスピーカのうちの一方と第二
のスピーカとのほぼ中央に位置することになるととも
に、上記遅延回路の作用により、第二のスピーカから放
射される音響信号に比較して第一のスピーカから放射さ
れる音響信号が遅れて受聴者に到達する。すなわち、受
聴者に対して第一のスピーカは、仮想的に第二のスピー
カよりも遠方に配置されることとなる。この結果、複数
の音源から音響信号を放射した際、時間的に先行して到
達した音響信号の方向にのみ音源が存在すると錯覚す
る、いわゆる「先行音効果」として知られている人間の
聴音特性によって、音像は第二のスピーカから放射され
る音響信号に引き寄せられ、この第二のスピーカの近
傍、すなわち、一対の第一のスピーカのほぼ中央に定位
する。
転席に着席している運転者、助手席に着席している乗員
のいずれもが、上記第一のスピーカのうちの一方と第二
のスピーカとのほぼ中央に位置することになるととも
に、上記遅延回路の作用により、第二のスピーカから放
射される音響信号に比較して第一のスピーカから放射さ
れる音響信号が遅れて受聴者に到達する。すなわち、受
聴者に対して第一のスピーカは、仮想的に第二のスピー
カよりも遠方に配置されることとなる。この結果、複数
の音源から音響信号を放射した際、時間的に先行して到
達した音響信号の方向にのみ音源が存在すると錯覚す
る、いわゆる「先行音効果」として知られている人間の
聴音特性によって、音像は第二のスピーカから放射され
る音響信号に引き寄せられ、この第二のスピーカの近
傍、すなわち、一対の第一のスピーカのほぼ中央に定位
する。
【0010】しかしながら、上記先行音効果との相互作
用により、音像は上記一対の第一のスピーカのほぼ中央
に定位するものの、良好な音の拡がり感は得られないと
言う不都合が存在する。
用により、音像は上記一対の第一のスピーカのほぼ中央
に定位するものの、良好な音の拡がり感は得られないと
言う不都合が存在する。
【0011】係る不都合を解消するために、上記公報に
は、第二のスピーカの電気信号線上に減衰器を設けた構
成が記載されている。この例の場合、上記減衰器によっ
て第二のスピーカに供給される和信号を低減する。この
ように構成することにより、音の拡がり感をある程度改
善することができる。しかしながら、上記減衰器によっ
て第二のスピーカから放射される音響パワーが低減され
ることになるため、上記第二のスピーカの音像定位への
影響力が低下することになる。このため、音像定位と音
の拡がり感とを満足させる減衰器の調整はクリティカル
で困難であった。このように、従来知られた減衰器を用
いた調整では、音像の前方定位(音像が上記一対の第一
のスピーカの中央に定位すること)と、良好な音の拡が
り感を得ることとは両立させることが難しいものであっ
た。
は、第二のスピーカの電気信号線上に減衰器を設けた構
成が記載されている。この例の場合、上記減衰器によっ
て第二のスピーカに供給される和信号を低減する。この
ように構成することにより、音の拡がり感をある程度改
善することができる。しかしながら、上記減衰器によっ
て第二のスピーカから放射される音響パワーが低減され
ることになるため、上記第二のスピーカの音像定位への
影響力が低下することになる。このため、音像定位と音
の拡がり感とを満足させる減衰器の調整はクリティカル
で困難であった。このように、従来知られた減衰器を用
いた調整では、音像の前方定位(音像が上記一対の第一
のスピーカの中央に定位すること)と、良好な音の拡が
り感を得ることとは両立させることが難しいものであっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の車載用スピー
カシステムは、上述のような事情に鑑みて考えたもの
で、音像を前方に定位させるとともに音の良好な拡がり
感を得ることのできる車載用スピーカシステムを提供す
ることを目的とする。
カシステムは、上述のような事情に鑑みて考えたもの
で、音像を前方に定位させるとともに音の良好な拡がり
感を得ることのできる車載用スピーカシステムを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車載用スピ
ーカシステムは、請求項1に記載したように、自動車室
内前方で幅方向両端部に設置され、左右のチャンネルか
ら送出される電気信号をそれぞれ独立して音響信号に変
換する一対の第一のスピーカと、この一対の第一のスピ
ーカの間位置に設置され、上記左右のチャンネルから送
出される電気信号の和信号を音響信号に変換する第二の
スピーカとを備えている。更に、上記一対の第一のスピ
ーカのそれぞれに上記電気信号を供給する電気信号線上
に、上記第二のスピーカから放射される音響信号に対し
て、これら一対の第一のスピーカから放射される音響信
号を時間的に遅延させる遅延回路を設けている。そし
て、上記和信号は、少なくとも所定の高域成分を減衰す
るフィルタ手段を介して上記第二のスピーカに供給され
ることを特徴としている。
ーカシステムは、請求項1に記載したように、自動車室
内前方で幅方向両端部に設置され、左右のチャンネルか
ら送出される電気信号をそれぞれ独立して音響信号に変
換する一対の第一のスピーカと、この一対の第一のスピ
ーカの間位置に設置され、上記左右のチャンネルから送
出される電気信号の和信号を音響信号に変換する第二の
スピーカとを備えている。更に、上記一対の第一のスピ
ーカのそれぞれに上記電気信号を供給する電気信号線上
に、上記第二のスピーカから放射される音響信号に対し
て、これら一対の第一のスピーカから放射される音響信
号を時間的に遅延させる遅延回路を設けている。そし
て、上記和信号は、少なくとも所定の高域成分を減衰す
るフィルタ手段を介して上記第二のスピーカに供給され
ることを特徴としている。
【0014】
【作用】上述のように構成される本発明の車載用スピー
カシステムにおいては、上記遅延回路の作用により、第
二のスピーカから放射される音響信号に比較して第一の
スピーカから放射される音響信号が、少しだけ遅れて受
聴者の耳に到達するため、音像は第二のスピーカの近
傍、すなわち一対の第一のスピーカのほぼ中央に定位す
る。
カシステムにおいては、上記遅延回路の作用により、第
二のスピーカから放射される音響信号に比較して第一の
スピーカから放射される音響信号が、少しだけ遅れて受
聴者の耳に到達するため、音像は第二のスピーカの近
傍、すなわち一対の第一のスピーカのほぼ中央に定位す
る。
【0015】特に、本発明の車載用スピーカシステムの
場合、第二のスピーカからは、上記フィルタ手段の作用
に基づき、少なくとも所定の高域成分が減衰された信号
成分が出力される。このように、第二のスピーカから、
少なくとも所定の高域成分が減衰された、音像定位に必
要な中域成分を含んだ信号成分を抽出するとともに、当
該成分を、上記第一のスピーカから放射される音響信号
よりも時間的に先行させて放射させ、且つ、上記第一の
スピーカから、高域成分を含む全帯域の音響信号を放射
させるため、音像の定位感を損なうことなく、良好な音
の拡がり感を実現することができる。言い換えれば、い
ずれの席に座っている者も、音像が前方中央に定位した
状態で、音の拡がり感を感じるようになる。
場合、第二のスピーカからは、上記フィルタ手段の作用
に基づき、少なくとも所定の高域成分が減衰された信号
成分が出力される。このように、第二のスピーカから、
少なくとも所定の高域成分が減衰された、音像定位に必
要な中域成分を含んだ信号成分を抽出するとともに、当
該成分を、上記第一のスピーカから放射される音響信号
よりも時間的に先行させて放射させ、且つ、上記第一の
スピーカから、高域成分を含む全帯域の音響信号を放射
させるため、音像の定位感を損なうことなく、良好な音
の拡がり感を実現することができる。言い換えれば、い
ずれの席に座っている者も、音像が前方中央に定位した
状態で、音の拡がり感を感じるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の1例
について説明する。本例における車載用スピーカシステ
ムは、図1及び図2に示すように、自動車室内前方で幅
方向両端部に設置され、図示しない2チャンネルソース
のそれぞれ左右のチャンネルから送出される電気信号を
それぞれ独立して音響信号に変換する一対の第一のスピ
ーカ6、6と、この一対の第一のスピーカ6、6の間位
置に設置され、上記左右のチャンネルから送出される電
気信号の和信号を音響信号に変換する第二のスピーカ7
とを備えている。これら第一、第二のスピーカ6、7と
しては、従来知られた種々のスピーカを採用できるが、
好ましくは、例えば、小型で大振幅のエッジレス式位相
反転型スピーカシステム(いわゆる、エッジレス式バス
レフ型スピーカシステム)を採用する。
について説明する。本例における車載用スピーカシステ
ムは、図1及び図2に示すように、自動車室内前方で幅
方向両端部に設置され、図示しない2チャンネルソース
のそれぞれ左右のチャンネルから送出される電気信号を
それぞれ独立して音響信号に変換する一対の第一のスピ
ーカ6、6と、この一対の第一のスピーカ6、6の間位
置に設置され、上記左右のチャンネルから送出される電
気信号の和信号を音響信号に変換する第二のスピーカ7
とを備えている。これら第一、第二のスピーカ6、7と
しては、従来知られた種々のスピーカを採用できるが、
好ましくは、例えば、小型で大振幅のエッジレス式位相
反転型スピーカシステム(いわゆる、エッジレス式バス
レフ型スピーカシステム)を採用する。
【0017】又、上記第二のスピーカ7に、上記左右の
チャンネルから送出した電気信号の和信号を供給するた
めに加算器8を設けている。更に、上記第一、第二の各
スピーカ6、7には、それぞれアンプ11を介して上記
左右の各チャンネルから送出した電気信号(第一のスピ
ーカ6、6の場合)、或いはこれら左右の各チャンネル
から送出した電気信号の和信号(第二のスピーカ7の場
合)が供給される。上記加算器8、アンプ11は、従来
知られた構造のものを採用できる。
チャンネルから送出した電気信号の和信号を供給するた
めに加算器8を設けている。更に、上記第一、第二の各
スピーカ6、7には、それぞれアンプ11を介して上記
左右の各チャンネルから送出した電気信号(第一のスピ
ーカ6、6の場合)、或いはこれら左右の各チャンネル
から送出した電気信号の和信号(第二のスピーカ7の場
合)が供給される。上記加算器8、アンプ11は、従来
知られた構造のものを採用できる。
【0018】特に、本例の車載用スピーカシステムにお
いては、上記和信号が、所定の高域成分を減衰するフィ
ルタ手段(BPF:バンドパスフィルタ)9を介して上記
第二のスピーカ7に供給される構成としている。上記フ
ィルタ手段9について更に説明すると、このフィルタ手
段9は上記和信号から、人間の聴感特性上、音像の定位
感に最も関与する1KHz前後の帯域を含む帯域を抽出す
る機能を有する。具体的には、200Hz近傍から2KHz
近傍までを通過帯域とするバンドパスフィルタによって
構成される。上記音像の定位感に最も関与する1KHz前
後の帯域を含む、200Hz近傍から2KHz近傍の帯域よ
りも高い帯域(2KHz以上)が、特許請求の範囲に記載
した少なくとも所定の高域成分である。尚、抽出する帯
域(中域成分)は、上記バンドパスフィルタを調整或い
は交換することにより、適宜任意のものに調整可能であ
る。又、上記バンドパスフィルタは、従来知られた構造
のものを採用できる。図中、10はアッテネータで、上
記フィルタ手段9を介して供給される上記和信号の信号
レベルを変化させて音像が定位する位置を微調整するた
めに設けている。
いては、上記和信号が、所定の高域成分を減衰するフィ
ルタ手段(BPF:バンドパスフィルタ)9を介して上記
第二のスピーカ7に供給される構成としている。上記フ
ィルタ手段9について更に説明すると、このフィルタ手
段9は上記和信号から、人間の聴感特性上、音像の定位
感に最も関与する1KHz前後の帯域を含む帯域を抽出す
る機能を有する。具体的には、200Hz近傍から2KHz
近傍までを通過帯域とするバンドパスフィルタによって
構成される。上記音像の定位感に最も関与する1KHz前
後の帯域を含む、200Hz近傍から2KHz近傍の帯域よ
りも高い帯域(2KHz以上)が、特許請求の範囲に記載
した少なくとも所定の高域成分である。尚、抽出する帯
域(中域成分)は、上記バンドパスフィルタを調整或い
は交換することにより、適宜任意のものに調整可能であ
る。又、上記バンドパスフィルタは、従来知られた構造
のものを採用できる。図中、10はアッテネータで、上
記フィルタ手段9を介して供給される上記和信号の信号
レベルを変化させて音像が定位する位置を微調整するた
めに設けている。
【0019】又、上記一対の第一のスピーカ6、6のそ
れぞれには、上記第二のスピーカ7から放射される音響
信号に対して、これら一対の第一のスピーカ7から放射
される音響信号を時間的に遅延させる遅延回路12、1
2を設けている。本例の場合、この遅延回路12による
遅延時間を、3.5ms程度としている。
れぞれには、上記第二のスピーカ7から放射される音響
信号に対して、これら一対の第一のスピーカ7から放射
される音響信号を時間的に遅延させる遅延回路12、1
2を設けている。本例の場合、この遅延回路12による
遅延時間を、3.5ms程度としている。
【0020】上述のように構成される本例の車載用スピ
ーカシステムにおいては、運転席に着席している運転
者、助手席に着席している乗員のいずれもが、上記第一
のスピーカ6、6のうちの一方と第二のスピーカ7との
ほぼ中央に位置する。例えば、運転者であれば、右側
(右ハンドルの場合)の第一のスピーカ6と、上記第二
のスピーカ7とのほぼ中央に位置する。更に、上記遅延
回路12の作用により、第二のスピーカ7から放射され
る音響信号に比較して第一のスピーカ6、6から放射さ
れる音響信号が、少しだけ(上述の例の場合、3.5m
s)遅れて受聴者に到達するため、一対の第一のスピー
カ6、6は、受聴者に対して仮想的に上記第二のスピー
カ7よりも遠方に配置されることになる。
ーカシステムにおいては、運転席に着席している運転
者、助手席に着席している乗員のいずれもが、上記第一
のスピーカ6、6のうちの一方と第二のスピーカ7との
ほぼ中央に位置する。例えば、運転者であれば、右側
(右ハンドルの場合)の第一のスピーカ6と、上記第二
のスピーカ7とのほぼ中央に位置する。更に、上記遅延
回路12の作用により、第二のスピーカ7から放射され
る音響信号に比較して第一のスピーカ6、6から放射さ
れる音響信号が、少しだけ(上述の例の場合、3.5m
s)遅れて受聴者に到達するため、一対の第一のスピー
カ6、6は、受聴者に対して仮想的に上記第二のスピー
カ7よりも遠方に配置されることになる。
【0021】しかも、本例の車載用スピーカシステムの
場合、第二のスピーカ7からは、上記フィルタ手段9の
作用に基づき、左右のチャンネルから送出される電気信
号の和信号のうち、人間の聴感特性上、音像の定位感に
最も関与する1KHz前後の帯域を含む帯域(前記200H
z近傍から2KHz近傍までの帯域)である中域成分が抽出
されて放射される。すなわち、本例の車載用スピーカシ
ステムの場合、第二のスピーカ7から上記中域成分を、
上記第一のスピーカ6、6から放射される音響信号より
も時間的に先行させて放射させる。このため、上記第二
のスピーカ7は、受聴者に対して音像の定位感に関与す
る中域成分を、大きな音圧レベルで放射する近接音源と
して作用することとなる。又、上記第一のスピーカ6、
6からは、上記第二のスピーカ7とは異なり、音の拡が
り感に関与する高域成分が放射されるため、音の拡がり
感を確実に得ることができる。従って、いずれの席に座
っている者も、音像が第二のスピーカ7の近傍、すなわ
ち、一対の第一のスピーカ6、6のほぼ中央に前方定位
した状態で、音の拡がり感を感じることができるように
なる。
場合、第二のスピーカ7からは、上記フィルタ手段9の
作用に基づき、左右のチャンネルから送出される電気信
号の和信号のうち、人間の聴感特性上、音像の定位感に
最も関与する1KHz前後の帯域を含む帯域(前記200H
z近傍から2KHz近傍までの帯域)である中域成分が抽出
されて放射される。すなわち、本例の車載用スピーカシ
ステムの場合、第二のスピーカ7から上記中域成分を、
上記第一のスピーカ6、6から放射される音響信号より
も時間的に先行させて放射させる。このため、上記第二
のスピーカ7は、受聴者に対して音像の定位感に関与す
る中域成分を、大きな音圧レベルで放射する近接音源と
して作用することとなる。又、上記第一のスピーカ6、
6からは、上記第二のスピーカ7とは異なり、音の拡が
り感に関与する高域成分が放射されるため、音の拡がり
感を確実に得ることができる。従って、いずれの席に座
っている者も、音像が第二のスピーカ7の近傍、すなわ
ち、一対の第一のスピーカ6、6のほぼ中央に前方定位
した状態で、音の拡がり感を感じることができるように
なる。
【0022】尚、上述した例においては、フィルタ手段
9として通過帯域が200Hz近傍から2KHz近傍である
バンドパスフィルタを採用した例について述べたが、上
記フィルタ手段9として、上記中域成分(200Hz近傍
から2KHz近傍)を含むローパスフィルタ(LPF)を採用
することができる。要は、上記第二のスピーカ7から
は、少なくとも所定の高域成分を減衰した音響信号が放
射される構成であれば良いのである。
9として通過帯域が200Hz近傍から2KHz近傍である
バンドパスフィルタを採用した例について述べたが、上
記フィルタ手段9として、上記中域成分(200Hz近傍
から2KHz近傍)を含むローパスフィルタ(LPF)を採用
することができる。要は、上記第二のスピーカ7から
は、少なくとも所定の高域成分を減衰した音響信号が放
射される構成であれば良いのである。
【0023】又、本発明の実施の形態の第2例の構造と
して、図1に鎖線枠で示すように、第一のスピーカ6、
6とともに、これら第一のスピーカ6、6の近接位置に
一対の副スピーカ(ツィーター)13、13を設けるこ
ともできる。このように副スピーカ13、13を設ける
ことにより、音の拡がり感の向上、及び音質向上を図れ
る。これら副スピーカ13、13を設ける場合、図示の
ようにそれぞれの副スピーカ13、13にアンプ14、
14を設ける。又、符号15は、高域成分を抽出するた
めのハイパスフィルタである。上記副スピーカ13、1
3としては、従来知られた種々のスピーカを採用でき
る。更に、上記加算器8、フィルタ手段9、アッテネー
タ10、遅延回路12は、ディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)によって構成しても良い。
して、図1に鎖線枠で示すように、第一のスピーカ6、
6とともに、これら第一のスピーカ6、6の近接位置に
一対の副スピーカ(ツィーター)13、13を設けるこ
ともできる。このように副スピーカ13、13を設ける
ことにより、音の拡がり感の向上、及び音質向上を図れ
る。これら副スピーカ13、13を設ける場合、図示の
ようにそれぞれの副スピーカ13、13にアンプ14、
14を設ける。又、符号15は、高域成分を抽出するた
めのハイパスフィルタである。上記副スピーカ13、1
3としては、従来知られた種々のスピーカを採用でき
る。更に、上記加算器8、フィルタ手段9、アッテネー
タ10、遅延回路12は、ディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)によって構成しても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明の車載用スピーカシステムは、上
述のように構成され作用するため、音像を前方定位させ
ることができるとともに、音像の定位感を損なうことな
く良好な音の拡がり感を得られ、自然な音場感を実現で
きる。
述のように構成され作用するため、音像を前方定位させ
ることができるとともに、音像の定位感を損なうことな
く良好な音の拡がり感を得られ、自然な音場感を実現で
きる。
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、要部ブロッ
ク図。
ク図。
【図2】同じく第一、第二のスピーカの設置状態を示す
略斜視図。
略斜視図。
【図3】従来採用されているマルチスピーカシステムを
示す略平面図。
示す略平面図。
6 第一のスピーカ 7 第二のスピーカ 9 フィルタ手段 12 遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04S 5/02 H04S 5/02 K G10K 15/00 M (72)発明者 天野 克巳 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 熊田 訓 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 太田 佳樹 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車室内前方で幅方向両端部に設置さ
れ、左右のチャンネルから送出される電気信号をそれぞ
れ独立して音響信号に変換する一対の第一のスピーカ
と、この一対の第一のスピーカの間位置に設置され、上
記左右のチャンネルから送出される電気信号の和信号を
音響信号に変換する第二のスピーカとを備え、上記一対
の第一のスピーカのそれぞれに上記電気信号を供給する
電気信号線上に、上記第二のスピーカから放射される音
響信号に対して、これら一対の第一のスピーカから放射
される音響信号を時間的に遅延させる遅延回路を設けて
成る、車載用スピーカシステムであって、 上記和信号は、少なくとも所定の高域成分を減衰するフ
ィルタ手段を介して上記第二のスピーカに供給されるこ
とを特徴とする、車載用スピーカシステム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9024081A JPH10224888A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 車載用スピーカシステム |
US09/015,796 US5854847A (en) | 1997-02-06 | 1998-01-29 | Speaker system for use in an automobile vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9024081A JPH10224888A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 車載用スピーカシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10224888A true JPH10224888A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12128469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9024081A Pending JPH10224888A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 車載用スピーカシステム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5854847A (ja) |
JP (1) | JPH10224888A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010034764A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Pioneer Electronic Corp | 音響再生システム |
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US6931134B1 (en) | 1998-07-28 | 2005-08-16 | James K. Waller, Jr. | Multi-dimensional processor and multi-dimensional audio processor system |
GB9902750D0 (en) * | 1999-02-09 | 1999-03-31 | New Transducers Ltd | Loudspeakers |
US6127919A (en) * | 1999-03-10 | 2000-10-03 | Daimlerchrysler Corporation | Rearview vehicle mirror with audio speakers |
US6876748B1 (en) * | 1999-10-25 | 2005-04-05 | Harman International Industries, Incorporated | Digital signal processing for symmetrical stereophonic imaging in automobiles |
FR2808407A1 (fr) * | 2000-04-28 | 2001-11-02 | Claude Bernard Carpentier | Procede de diffusion audiofrequence stereophonique amelioree dans un vehicule et vehicule ainsi equipe |
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CN1248544C (zh) * | 2000-12-22 | 2006-03-29 | 皇家菲利浦电子有限公司 | 多通道音频转换器及其方法 |
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US7232986B2 (en) * | 2004-02-17 | 2007-06-19 | Smart Technologies Inc. | Apparatus for detecting a pointer within a region of interest |
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US7925030B2 (en) * | 2006-07-08 | 2011-04-12 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Crosstalk cancellation using load impedence measurements |
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PL2308244T3 (pl) * | 2008-07-28 | 2012-10-31 | Gibson Innovations Belgium Nv | System akustyczny i sposób jego działania |
JP5527878B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2014-06-25 | トムソン ライセンシング | 表示装置及び音声出力装置 |
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KR20210116272A (ko) | 2020-03-16 | 2021-09-27 | 하만인터내셔날인더스트리스인코포레이티드 | 차량 사운드 향상을 위한 시스템 및 방법 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS56130400U (ja) * | 1980-03-04 | 1981-10-03 | ||
JPH03236691A (ja) * | 1990-02-14 | 1991-10-22 | Hitachi Ltd | テレビジョン受信機用音声回路 |
DE4136022C2 (de) * | 1990-11-01 | 2001-04-19 | Fujitsu Ten Ltd | Vorrichtung zum Aufweiten und Symmetrisieren von Klangfeldern |
US5325435A (en) * | 1991-06-12 | 1994-06-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Sound field offset device |
US5610986A (en) * | 1994-03-07 | 1997-03-11 | Miles; Michael T. | Linear-matrix audio-imaging system and image analyzer |
-
1997
- 1997-02-06 JP JP9024081A patent/JPH10224888A/ja active Pending
-
1998
- 1998-01-29 US US09/015,796 patent/US5854847A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010034764A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Pioneer Electronic Corp | 音響再生システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5854847A (en) | 1998-12-29 |
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