JPH02262327A - 荷電ビーム描画方法 - Google Patents

荷電ビーム描画方法

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JPH02262327A
JPH02262327A JP1083708A JP8370889A JPH02262327A JP H02262327 A JPH02262327 A JP H02262327A JP 1083708 A JP1083708 A JP 1083708A JP 8370889 A JP8370889 A JP 8370889A JP H02262327 A JPH02262327 A JP H02262327A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、LSI等の微細パターンを試料上に描画する
荷電ビーム描画技術に係わり、特に可食成形ビームの位
置決め方法の改良をはかった荷電ビーム描画方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、半導体ウェハ等の試料上に所望バターンを描画す
るものとして、可変成形ビーム方式の電子ビーム描画装
置が用いられている。このような電子ビーム描画装置で
斜線パターンを描画するには、斜線パターンを微細な矩
形で近似していた。このため、斜線部ではスループット
が低下すると共に、エツジラフネスによりパターン形成
精度が劣化していた。
上記の問題を解決するために、可変成形ビーム方式の電
子ビーム描画装置において、矩形以外の例えば3角形状
のビームを発生させる方法が試みられている。これらの
ビームを用いることにより、斜線パターンの形成精度を
向上させるとノ(に、スルーブツトを向上させることが
可能となる。このような装置では、形状の異なるビーム
の試料上の照射位置は、通常、その形状によって異なる
ため、その位置を正確に合わせるための補正技術が必要
となる。しかし、ビーム形状の種類が増えるにつれてそ
の捕ir、技術(ビーム位置とビーム寸法を含む)は非
常に1M雑となり、パターン精度を得るためには簡便で
高精度な補正技術が必要となる。
特に、矩形とそれ以外の例えば3角形ビームを形成する
場合、試料面上で矩形ビームに対する3角形ビームの位
置ずれが生じる。この位置ずれを補正するには各ビーム
で位置ずれaf!−測定する必要があるが、全てのビー
ムで位置ずれ量を測定するためにビーム走査及びその後
に必要な演算等を行うと、位置ずれ量の測定に時間がか
かり、最初に測定したビームの位置ずれ量と最後に/l
−1定したビームの位置ずれ量とに、ビムドリフトの影
響で誤差要因が発生ずる問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来、矩形及び矩形以外の成形ビームを用い
ることにより、斜線パターンの形成精度及びスループッ
トを向上させることはできるが、高精度のパターン形成
精度を得るためのビーム補正技術がないのが現状であっ
た。特に、全てのビームに対して位置ずれ量の測定を行
う必要があり、位置ずれ量の測定に時間がかかることか
ら、ビームドリフトの影響を避けることは困難であった
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは、矩形ビームに対する矩形以外の成形
ビームの位置ずれ量を、ビームドリフトの影響なくΔP
1定することができ、パターンtif1画精度の向上筒
をはかり得る(r:j 電ビーム描画方法を提U(する
ことにある。
[発明のIR成] (課題を解決するための手段) 本発明の骨子は、個々の成形ビーム毎にビーム走査1皮
射電子検出及び演算等を行って位置ずれ量を求めるので
はなく、全ての成形ビームについてビーム走査して得ら
れる反射電子或いは2次電子を波形メモリに記憶したの
ち、位置ずれ量の演算を行うことにある。
即ち本発明は、第1及び第2の成形アパーチャ間にビー
ム成形用の成形偏向系を配置し、矩形及び矩形以外の荷
電ビームの寸法、形状を可変制御して、試料上に所望パ
ターンを描画する荷電ビーム描画方法において、成形1
関向器により第1成形アパーチャ像を偏向して発生させ
た矩形以外の成形ビームの矩形ビームに対する試料面上
での位置ずれ量をall定する際に、試料上に設けられ
たマークを所望のビームで走査し、得られる反射電子或
いは2次電子信号をA/D変換して順次波形メモリに記
憶し、所望の全てのビームに対する走査と信号の記憶が
終了後、メモリからそれぞれのビームに対応するデータ
を読出し、各々のビームのエツジ位置を解tri t。
て前記位置ずれ量を求めるようにした方法である。
(作用) 本発明によれば、予め全てのビームに対してビーム走査
による反射電子或いは2次電子の検出を行い、これを波
形メモリに記憶させておき、その後に位置ずれ瓜を求め
るための演算等を行うので、最初に測定した成形ビーム
と最後に測定したビームにおいて、ビーム走査時刻のず
れは短いものとなり、ビームドリフトの影響は少なくな
る。つまり、矩形以外の成形ビームに生じる矩形ビーム
に対する位置ずれ量の測定(反射電子或いは2次TI!
子の検出までの操作)を高速化できるため、811定の
際に誤差要因として入り込むビームドリフトの影響を低
減でき、高精度の描画が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第1図は本発明の一実施例方法に使用した電子ビーム描
画装置を示す概略IR成図である。図中10は試料室で
あり、この試料室10内には半導体ウェハ等の試料11
を載置した試料台12が収容されている。試料台12は
、計算機30からの指令を受けた試料台駆動回路31に
よりX方向(紙面左右方向)及びY方向(紙面表裏方向
)に移動される。そして、試料台12の移動位置はレー
ザ測長系32により測定され、その測定情報が計算機3
0及び偏向制御回路33に送出されるものとなっている
一方、試料室10の上方には、電子銃21、各種レンズ
22a、〜、22es各種1−向器23、〜,26及び
ビーム成形用アパーチャマスク27a、27b等からな
る電子光学鏡筒20が設けられている。ここで、偏向器
23はビームを0N−OFFするためのブランキング1
−向板であり、この偏向器23にはブランキング制御回
路34からのブランキング信号が印加される。偏向器2
4は、アパーチャマスク27a、27bの光学的なアパ
ーチャ重なりを利用してビームの寸法を可変制御するビ
ーム寸法可変用1−向阪であり、この偏向器24には可
変ビーム寸法制御U路35から偏向信号が印加される。
また、1鑓向器25.26はビームを試料11上で走査
するビーム走査用偏向板であり、これらの偏向器25.
26には偏向制御回路33から偏向信号が印加されるも
のとなっている。
また、試料室10内には、試料11からの反射電子等を
検出する電子検出器37が設けられている。この電子検
出器37は、試料11に形成された位置合わせマーク上
を電子ビームで走査したときの反射電子等を検出し、マ
ーク位置を/I−1定するのに用いられる。なお、電子
検出器37の検出信号は計算機30に送出されるものと
なっている。
次に、上記装置を用いた成形ビームの制御方法について
説明する。
まず、°第2図に示すように、第J成形・アパーチャ(
t41aを第2成形アパーチャ42上で一様に走査し、
試料面上に設けられたファラデーカップでビーム電流を
測定する。これにより、成形1−内系の座標と第2成形
アパーチャ42を通過するビーム電流との関係から、第
1成形アパーチャ(m4]gと第2成形アパーチャ42
との大まかな位置関係を得ることができる。また、この
ビーム電流の代わりに、第2成形アパーチャ42で反射
する11子を検出してもよい。なお、第1成形アパーチ
ャ像41aは、前記第1図に示すアパーチャマスク27
aのアパーチャ(第、1成形アパーチャ)4,1を、レ
ンズ22cによリアパーチャマスク17b上に投影して
得られる像である。さらに、第2成形アパーチャ42は
、前記第1図に示すアパーチャマスク27bのアパーチ
ャである。
次いで、試料面上で矩形ビ・−ムの寸法設定値と実際の
ビーム寸法とが一致するように校正する。本実施例の場
合、主・副2段の偏向器25゜26をレーザ座標に対し
て校正した後、金の微粒子を成形ビームのエツジで走査
して得られる反g4 +Q J’ 14号の波形が水平
になるように第1及び第2成形アパーチャ41.42の
方向を合わせている。この方法により、各アパーチャ4
1゜42の辺をレーザ座標に精度良く合わせることがで
きる。さらに、矩形ビームを発生させX。
Y共ビーム寸法に対してビーム電流が直線的に変化し、
なおかつ寸法零のときにビーム電流が零になるように、
ビームに零点を校正後、試料上でビーム寸法を測定し、
ビーム寸法設定値の変化率とaP1定値の変化率が一致
するように成形1−内系の感度係数を校正している。こ
れから得られた成形11向系の1−向感度係数を0式に
示し、さらにこの(−向感度係数を元にした成形(−白
系の感度補正式を0式に示す。
[Lype  O] IU L、上式でx、yは成形偏向座標、x+Yはビー
ム寸法、iはビーム形状を示している。
ここで、第3図(a) (b)に示す方向にビーム寸法
を変化させつつビーム電流を71111定すると、第4
図(a)(b)に示す関係が得られる。この結果から、
第1成形アパーチャ[=141aの寸法LL2及び第2
成形アパーチャ42の1辺ABの長さしを試料面上の寸
法で求めることができる。
例えば、この寸法を2μI11、辺ABの実寸法を80
μn1とすると、成形ビームの縮小率(1/40)を求
めることができる。従って、第5図に示した位置へ第1
成形アパーチャ像41aを移動させるためには、試料面
上の寸法に換算した位置関係を第2式に代入し、成形偏
向座標に換算した値を得て、第1成形アパーチャ(象4
1aを偏向させれば、第5図に示した点に位置決めする
ことができる。これにより、矩形ビームを基準(基準位
置P。)として3角形ビーム発生用の基準位置P、〜P
4を高精度に求めることができる。
また、この基準位置の精度を向上させる方法として、次
の方法が有効である。上記方法で求めた基準位置P1〜
P4を零点として4f!1類の3角形ビームの寸法を変
化させながらビーム電流を1lpI定し、ビーム寸法と
ビーム電流との関係を2次関数に当てはめて零点(ビー
ム司法の設定データが零のとき実際のビーム司法が零に
なる点)を調整する。ここで、第6図に示すように、試
料面上で1点の不動点61とこれを挟む2辺の不動辺6
2が得られるように第1成形アパーチャ像41aを移動
させる。なお、4つの3角形ビームの偏向感度係数と補
正式とを0〜0式に示す。
[Lypc  I  ] み立て精度が高ければ0式のa、b、c、dを次のよう
に設定してもビーム寸法精度は劣化しない。
[type  2  ] [type  3  ] [Lypc  4  ] この零点調整は、0〜0式のSL、Ti  (i−1,
2,3,4)のパラメータを調整したことになる。以上
の方法により成形偏向系のVl、iF−が終了し、設定
値と実際の1J法とが一致した3角形ビームを試料面上
に発生ずることができる。
なお、上記校正に際しては、試料面上のビーム寸法を求
めなくてもビーム電流測定だけで行うことができる。成
形1−同盟24の機械的な組前記第3図(a)(b)に
示すように矩形ビームの寸法を変えつつビーム電流を7
1$1定し、両者の関係を2次関数に当てはめ得られた
2次関数の係数から■式のθを求めることができる。得
られたθで成形偏向系を補正すると、X、Y共ビーム−
司法の変化に対しビーム電流が直線に変化するようにな
る。また、成形(−同盟を機械的にθ回転させても、同
様な効果が得られる。その後、ビーム寸法零のときビー
ム電流が零になるように校正してから、第4図(a) 
(b)に示す関係を求めると、第2アパーチャ上の寸法
で換算した■式のKの値を求めることができる。つまり
、第2アパーチャの辺ABの長さが801zmとすると
、■式のXに801zmを入力したとき第1成形アパー
チャ像が辺AA’から辺BB’へ1多動するようにKの
値を決定する。また、同時に第2成形アパーチャ上にお
ける第1成形アパーチャ像の寸法を求めることができる
。最後に第5図に示すように、矩形ビームの零点P。を
基準として3角形ビーム発生用の基準位置4点r’、 
−p4を第2アパーチャ上における第1成形ビームの寸
法と第2成形アパーチャの寸法から求め、■式に代入す
ると、成形偏向座標における4つの3角形ビーム発生用
の基準位置を求めることができる。
次に、矩形及び3角形からなる5 f!Ii類のビーム
を試料面上で滑らかにつなぐために、副f−同盟でそれ
ぞれのビームの位置を補正する。5種類のビームの不動
点(ビーム寸法を変化させても試料面上で移動しないビ
ームの端の点)を図形データの原点として描画データを
構成すると、5種類のビームは全て1点の不動点と2辺
の不動辺(ビーム寸法を変化させても試料面上で移動し
ないビームの辺)を持つため、それぞれのビームの位置
関係はビーム形状に依存した平行移動成分だけとなる。
これを校正するために、本実施例では第7図に示したよ
うに、試料面上に設けられた金の微粒子71をそれぞれ
のビームで走査し、それぞれのビームの不動点61を測
定する。3角形ビーム72の場合、m8図に示すように
45度の方向の走査も必要となる。このとき、反射電子
検出器及びそのアンプの信号遅れによる位置ずれ量を補
正しなければならない。
そこで本実施例では、この位置ずれを求める際、第9図
に示すように、それぞれのビームに対応する波形メモリ
93を装置し、矩形ビームと3角形ビームとをペアにし
てビーム走査を実行し、反射電子をA/D変換してメモ
リ93に順次記憶する。つまり、48類の3角形ビーム
の位置ずれ量を求める場合、矩形ビームの走査の直後に
3角形ビームの走査を実行し、次に同じ矩形ビームの走
査と別の3角形ビームの走査を実行する。このように矩
形と3角形をペアにしたビーム走査を4回実行すれば、
ビームドリフトの影響を最小限にして各ビームの位置ず
れ瓜を求めることができる。なお、第9図において91
は増幅器、92はA/D変換器を示している。
ビーム走査のときにはビーム走査と同時に平均加算処理
を実行してノイズを低減させ、メモリ93に順次記憶し
ていく。この矩形ビームと3角形ビームをペアにしたビ
ーム走査を全ての3角形について実行し、ビーム走査が
終了後メモリ93から波形データを読出し不動辺エツジ
位置を解析し、各ペア毎に矩形ビームの位置を基準にし
て3角形ビームの相対位置を求める。
このようにして求められたそれぞれのビームの不動点座
標から矩形ビームに対するずれ量(平行移動量)を求め
、前記偏向制御回路33等の内部に設けられる補正回路
のメモリに記憶する。
実際の描画時には、ビーム形状と寸法が決定されると成
形偏向器24で第1成形アバーチト1t41aを11向
して指定した形状及び寸法のビームを発生させ、形状に
対応した3角形の振り戻し演算(平行移動補正)を偏向
制御回路33で実行し、矩形及び3角形ビームの位置抽
圧を行う。
以上のように、電子ビーム描画装置で矩形及び矩形以外
の成形ビームを発生させるのに際して、不動点とその不
動点の両側に不動辺を形成するように成形偏向を制御す
ることにより、その寸法及び位置の構成が非常に簡便と
なる。さらに、波形目盛りを用いて各ビームにおける不
動点位置JP1定を高速化することにより、ビームドリ
フトによる誤差要因を低減でき、高精度なビーム制御が
可能となる。
第10図に、本実施例での第1成形アパーチャI!J!
41aと第2成形アパーチャ42との位置関係を示す。
このように矩形と4FIi類の3角形ビームを発生させ
ると、試料面上では第11図に示す如く、それぞれのビ
ームはずれた位置に照射される。これらの位置ずれ量は
、先にも説明したように副偏向器で補正できる。そのた
め、本実施例では前記1−向制御回路33の内部等に設
けられる副f−同盟の1−向補正演算回路に、これらの
位置ずれ補正(3角形の振り戻し演算)回路を付は加え
て、それぞれのビームの位置補正を行うようにした。補
正式は、次式に示すように、ビームの形状毎にビーム寸
法を変数とした1次の多項式で表現している。
但し、X、Yは位置補正量、x、yはビーム寸法、Pl
lo −M3 、 No 〜N aはビーム形状毎の係
数を示している。
本実施例では、次のようにビーム寸法及びその照射位置
を補正する。まず先にJilt定した成形偏向系の座標
とビーム電流との関係から、第1成形アパーチャ1i4
1aと第2成形アパーチャ42とのおおまかな位置関係
が得られており、零点調整がなされている。この結果、
偏向感度と零点のデータを用いて矩形ビーム及び3角形
ビームの−j法を指定すれば、指定値通りの寸法のビー
ムを試料面上に発生させることができる。
ここでさらに、それぞれのビームの形状毎にビーム−司
法を変化させ、試料面上に設けられた金の微粒子を走査
して得られる反射電子信号の強度分布から、矩形ビーム
の不動辺(ビーム寸法を変化させたときに試料面上で移
動しないビームのエツジ)に対する直角3角形ビームの
エツジの位置ずれ量を数点測定する。これらのデータを
用いて3角形ビームの−J法との関係を0式に代入し、
補正係数M o 〜M * 、 N o −N iを決
定する。これを各形状のビームについて行い、それぞれ
補正係数を決定する。以上によって決定された補正係数
を用いることにより実際の描画時には、ビームの形状と
寸法が決定されると、成形1g向同盟第1成形アパーチ
ャ像を偏向して指定した形状及び司法のビームが発生で
き、また形状に対応した3角形の振り戻し演算を副1−
向制御回路で高精度に実行することができ、矩形及び3
角形ビームを用いた高精度のパターン描画が可能となる
また、副偏向器によるビーム位置の補正量(3角形の降
り戻し補正量)は次に示す方法でδか1定することもで
きる。第12図に示すように、それぞれの3角形の動辺
63と不動辺62のエツジ位置を測定する方法である。
この方法の場合、ビーム寸法の設定精度が測定誤差とし
て含まれてしまうが、反射11子検出器及びそのアンプ
の信号遅れ補正を必要としない上、エツジ位置測定に際
し金の微粒子だけでなく段差マークを使用することもで
きる。
また、さらに3角形ビームのつなぎ精度を左右するビー
ムのエツジ位置δ−1定を高精度化するために、矩形ビ
ームと3角形ビームとの位置関係を測定する際、両者と
も同じ面積のビームを試料面上に発生させ、反射電子検
出器アンプのゲインとレベルを固定すると共に、エツジ
検出のためのスレッショルドレベルも同じにして両者の
エツジ位置をδt1定すると有効である。さらに精度を
向上させるために、第13図にに示すように複数走査分
の波形メモリ94を持ち、矩形ビームと3角形ビームの
ベアによるビーム走査を複数回繰返してメモリ94に順
次記憶し、測定終了後に波形データを解析して複数回分
のエツジを求め、これらの平均値から矩形ビームと3角
形ビームとの相対位置を求めると高精度化が可能である
。また、波形メモリ93.94は計算機の主記憶であっ
てもよく、波形データを解析する前に全てのビームの波
形データを取込んでしまえば同様な効果が得られる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施す
ることができる。例えば、直角3角形ビームのエツジ位
置をΔに1定する方法として、金の微粒子だけでなく突
起や穴を利用してもよい。また、装置構成は第1図に何
等限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更可能
である。さらに、電子ビーム描画に限らず、イオンビー
ム描画に適用することも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、全ての成形ビーム
についてビーム走査して得られる反射電子或いは2次電
子を波形メモリに記憶し、この記憶が全ての成形ビーム
で終了した後に位置ずれ量の演算を行うようにしている
ので、矩形ビームに対する矩形以外の成形ビームの位置
ずれ息を高速に測定することができる。従って、ビーム
ドリフトの影響なく位置ずれ量を補正することができ、
パターン描画精度の向上等をはかり得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例方法に使用した電子ビーム描
画装置を示す概略構成図、第2図乃至第5図は零点調整
を説明するための模式図、第6図乃至第8図はビーム形
状補正を説明するための模式図、第9図は波形メモリの
記憶状態を示す模式図、第10図乃至第12図は試料で
のビーム位置補正を説明するための模式図、第13図は
波形メモリの記憶状態を示す模式図である。 10・・・試料室、11・・・試料、12・・・試料台
、20・・・電子光学llt筒、21・・・電子銃、2
2a〜22e・・・レンズ、23〜26・・・偏向器、
27a。 27b・・・ビーム成形用アパーチャ、30・・・計算
機、31・・・試料台駆動回路、32・・・レーザΔp
j長系、33・・・偏向制御回路、34・・・ブランキ
ング制御回路、35・・・可変成1形ビーム寸法制御回
路、41・・・第1成形アパーチャ、41a・・・第1
成形アパーチャ像、42・・・第2成形アパーチャ、6
1・・・不動点、62・・・不動辺、63・・・動辺、
71・・・金の微粒子、72・・・3角形ビーム、93
,94・・・波形メモリ。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第2図 第1図 (a) 第4図 (b) 第 図 第 図 第 図 / /^−−−−45”方向の?ムL登 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1及び第2の成形アパーチャ間にビーム成形用
    の成形偏向系を配置し、矩形及び矩形以外の荷電ビーム
    の寸法、形状を可変制御して、試料上に所望パターンを
    描画する荷電ビーム描画方法において、 前記成形偏向器により第1成形アパーチャ像を偏向して
    発生させた矩形以外の成形ビームの矩形ビームに対する
    試料面上での位置ずれ量を測定する際、試料上に設けら
    れたマークを所望のビームで走査し、得られる反射電子
    或いは2次電子信号をA/D変換して順次波形メモリに
    記憶し、所望の全てのビームに対する走査と信号の記憶
    が終了後、メモリからそれぞれのビームに対応するデー
    タを読出し、各々のビームのエッジ位置を解析して前記
    位置ずれ量を求めることを特徴とする荷電ビーム描画方
    法。
  2. (2)それぞれのビーム形状に対して複数回ずつビーム
    を走査し、全てのビームの走査が終了後、メモリから読
    出した複数回分の波形データからエッジ位置を解析して
    該エッジ位置の平均値を求め、該平均値から前記位置ず
    れ量を求めることを特徴とする請求項1記載の荷電ビー
    ム描画方法。
  3. (3)矩形以外の成形ビームの矩形ビームに対する位置
    ずれ量を、試料面上での位置決め手段に用いる偏向系で
    補正することを特徴とする請求項1記載の荷電ビーム描
    画方法。
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