JPH02262317A - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents
金属化フィルムコンデンサInfo
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は薄層電極を改良した金属化フィルムコンデンサ
に関するものである。
に関するものである。
従来の技術
従来、金属化フィルムコンデンサはプラスチックフィル
ムの片面または両面にアルミニウムまたは亜鉛を真空蒸
着した金属化フィルムを一対積層巻回したコンデンサ素
子の両端面にメタリコン金属を溶着して構成していた。
ムの片面または両面にアルミニウムまたは亜鉛を真空蒸
着した金属化フィルムを一対積層巻回したコンデンサ素
子の両端面にメタリコン金属を溶着して構成していた。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、アルミニウムを真空蒸着した金属化フィ
ルムを用いた金属化フィルムコンデンサは、アルミニウ
ム自体が非常に卑な金属であるため、アルミニウムの表
面に金属酸化物となる絶縁層が生じ、メタリコン金属と
の接着強度が弱くなること、また交流電圧の課電時には
残存した微量水分の影響で、縁端効果による電界集中で
酸化物が生成されるが、その酸化物が高絶縁物であるた
めにストレス集中が続き、反応が課電時間に対して比例
的に進ことより静電容量値の減少が生じるなどの欠点が
あった。
ルムを用いた金属化フィルムコンデンサは、アルミニウ
ム自体が非常に卑な金属であるため、アルミニウムの表
面に金属酸化物となる絶縁層が生じ、メタリコン金属と
の接着強度が弱くなること、また交流電圧の課電時には
残存した微量水分の影響で、縁端効果による電界集中で
酸化物が生成されるが、その酸化物が高絶縁物であるた
めにストレス集中が続き、反応が課電時間に対して比例
的に進ことより静電容量値の減少が生じるなどの欠点が
あった。
また、亜鉛を真空蒸着した金属化フィルムコンデンサは
、水分存在雰囲気下において、亜鉛の表面の酸化形態が
水酸化物にとどまることなく、進展していく特性を有す
るため、電極適性条件として耐湿性に欠点があった。
、水分存在雰囲気下において、亜鉛の表面の酸化形態が
水酸化物にとどまることなく、進展していく特性を有す
るため、電極適性条件として耐湿性に欠点があった。
これらの欠点を解消するためにアルミニウムと亜鉛の合
金を真空蒸着した金属化フィルムを用いて、アルミニウ
ムのみまたは亜鉛のみを真空蒸着した金属化フィルムコ
ンデンサの欠点を緩和することが提案された。
金を真空蒸着した金属化フィルムを用いて、アルミニウ
ムのみまたは亜鉛のみを真空蒸着した金属化フィルムコ
ンデンサの欠点を緩和することが提案された。
しかし、上記アルミニウム−亜鉛合金を真空蒸着した金
属化フィルムで構成した金属化フィルムコンデンサにお
いては、静電容量値の安定性、耐湿性能に関して緩和が
はかられているが、メタリコン金属との接着強度として
の耐電流性が弱い欠点があった。
属化フィルムで構成した金属化フィルムコンデンサにお
いては、静電容量値の安定性、耐湿性能に関して緩和が
はかられているが、メタリコン金属との接着強度として
の耐電流性が弱い欠点があった。
問題点を解決するための手段
本発明は上記の欠点を解決したもので、プラスチックフ
ィルムの片面または両面に、メタリコン金属接着側に亜
鉛薄層電極を、マージン側にアルミニウム−亜鉛合金1
膜電極を形成した金属化フィルムを積層巻回したコンデ
ンサ素子の両端面にメタリコン金属を溶着して構成した
ことを特徴とする金属化フィルムコンデンサである。
ィルムの片面または両面に、メタリコン金属接着側に亜
鉛薄層電極を、マージン側にアルミニウム−亜鉛合金1
膜電極を形成した金属化フィルムを積層巻回したコンデ
ンサ素子の両端面にメタリコン金属を溶着して構成した
ことを特徴とする金属化フィルムコンデンサである。
作用
上記のように構成された金属化フィルムコンデンサは、
静電容量が安定し、耐湿性能が緩和されるとともにメタ
リコン金属の接着強度が向上する。
静電容量が安定し、耐湿性能が緩和されるとともにメタ
リコン金属の接着強度が向上する。
実施例
以下、本発明を第1図〜第3図に示す実施例について説
明する。
明する。
第1図は本発明の金属化フィルムコンデンサの一実施例
の要部断面図で、図においてプラスチックフィルム1の
片面にマージン部を設けた側にアルミニウムと亜鉛の合
金を真空蒸着したアルミニウム−亜鉛合金薄層電極2を
形成するとともにメタリコン金属5を溶着する側に亜鉛
を真空蒸着した亜鉛薄層電極3を形成した片面金属化フ
ィルム4Aを一対積層巻回した金属化フィルムコンデン
サ素子の両端面にメタリコン金R5を溶着して構成した
金属化フィルムコンデンサである。プラスチックフィル
ム1は通常コンデンサの誘電体として用いられているポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカー
ボネイト、ポリフェニレンスルフィドなどのいずれか1
種または2種以上の組合せを用いることができる。また
メタリコン金属溶着側に形成した亜鉛薄層電極3は6Ω
/ロ以下の抵抗値となる膜厚を有することが望ましい。
の要部断面図で、図においてプラスチックフィルム1の
片面にマージン部を設けた側にアルミニウムと亜鉛の合
金を真空蒸着したアルミニウム−亜鉛合金薄層電極2を
形成するとともにメタリコン金属5を溶着する側に亜鉛
を真空蒸着した亜鉛薄層電極3を形成した片面金属化フ
ィルム4Aを一対積層巻回した金属化フィルムコンデン
サ素子の両端面にメタリコン金R5を溶着して構成した
金属化フィルムコンデンサである。プラスチックフィル
ム1は通常コンデンサの誘電体として用いられているポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカー
ボネイト、ポリフェニレンスルフィドなどのいずれか1
種または2種以上の組合せを用いることができる。また
メタリコン金属溶着側に形成した亜鉛薄層電極3は6Ω
/ロ以下の抵抗値となる膜厚を有することが望ましい。
第2図は本発明の金属化フィルムコンデンサの他の実施
例の要部断面図で、プラスチックフィルム1の両面にマ
ージン部を設けた側にアルミニウムと亜鉛の合金を真空
蒸着したアルミニウム−亜鉛合金薄層電極2を形成する
とともにメタリコン金属5を溶着する側に亜鉛を真空蒸
着した亜鉛1層電極3を形成した両面金属化フィルム4
Bを電極(誘電体として作用しない)とし、該電極と上
記プラスチックフィルム1よりなる誘電体とを交互に積
層して巻回したコンデンサ素子の両端面にメタリコン金
属5を溶着して構成した金属化フィルムコンデンサであ
る。
例の要部断面図で、プラスチックフィルム1の両面にマ
ージン部を設けた側にアルミニウムと亜鉛の合金を真空
蒸着したアルミニウム−亜鉛合金薄層電極2を形成する
とともにメタリコン金属5を溶着する側に亜鉛を真空蒸
着した亜鉛1層電極3を形成した両面金属化フィルム4
Bを電極(誘電体として作用しない)とし、該電極と上
記プラスチックフィルム1よりなる誘電体とを交互に積
層して巻回したコンデンサ素子の両端面にメタリコン金
属5を溶着して構成した金属化フィルムコンデンサであ
る。
次に実験例として、厚さ71.Lm、幅100mmのポ
リプロピレンフィルムの片面にメタリコン金属を溶着す
る側にフィルムの縁端よりl0cmの幅に3Ω/口の抵
抗値を持つ厚さに亜鉛を真空蒸着し、反対側にマージン
部を設けて残りの部分にアルミニウム5重】%と亜鉛9
5重量%の比率からなる合金を同一抵抗値すなわち、3
Ω/口を持つ厚さに真空蒸着した片面金属化ポリプロピ
レンフィルムを一対積層巻回したコンデンサ素子の両端
面にメタリコン金属として亜鉛を溶着して構成した静電
容量30μFの本発明の金属化ポリプロピレンフィルム
コンデンサAと0、厚さ7 pm、幅100mmのポリ
プロピレンフィルムの片面にマージン部を設けてアルミ
ニウム5重量%と亜鉛95重1%の比率からなる合金を
3Ω/口の抵抗値を持つ厚さに真空蒸着した片面金属化
ポリプロピレンフィルムを一対積層巻回したコンデンサ
素子の両端面にメタリコン金属として亜鉛を溶着して構
成した静電容量30μFの従来の片面金属化ポリプロピ
レンフィルムコンデンサBを製作した。
リプロピレンフィルムの片面にメタリコン金属を溶着す
る側にフィルムの縁端よりl0cmの幅に3Ω/口の抵
抗値を持つ厚さに亜鉛を真空蒸着し、反対側にマージン
部を設けて残りの部分にアルミニウム5重】%と亜鉛9
5重量%の比率からなる合金を同一抵抗値すなわち、3
Ω/口を持つ厚さに真空蒸着した片面金属化ポリプロピ
レンフィルムを一対積層巻回したコンデンサ素子の両端
面にメタリコン金属として亜鉛を溶着して構成した静電
容量30μFの本発明の金属化ポリプロピレンフィルム
コンデンサAと0、厚さ7 pm、幅100mmのポリ
プロピレンフィルムの片面にマージン部を設けてアルミ
ニウム5重量%と亜鉛95重1%の比率からなる合金を
3Ω/口の抵抗値を持つ厚さに真空蒸着した片面金属化
ポリプロピレンフィルムを一対積層巻回したコンデンサ
素子の両端面にメタリコン金属として亜鉛を溶着して構
成した静電容量30μFの従来の片面金属化ポリプロピ
レンフィルムコンデンサBを製作した。
第3図は上記本発明の片面金属化ポリプロピレンフィル
ムコンデンサAと従来の片面金属化ポリプロピレンフィ
ルムコンデンサBをそれぞれ10個について、メタリコ
ン強度の耐電流性評価試験として有効電極長当り2OA
/mのサージ電流を4000回充放電繰り返した際の1
k)tzにおけるtanδ特性の経時変化の平均値を示
す。
ムコンデンサAと従来の片面金属化ポリプロピレンフィ
ルムコンデンサBをそれぞれ10個について、メタリコ
ン強度の耐電流性評価試験として有効電極長当り2OA
/mのサージ電流を4000回充放電繰り返した際の1
k)tzにおけるtanδ特性の経時変化の平均値を示
す。
上記実施例においては、誘電体にポリプロピレンフィル
ムを用いたが、ポリエチレンテレフタレートフィルム、
ポリカーボネイトフィルム、ポリフェニレンフルフィト
フィルムなどのプラスチックフィルムを用いても同様の
効果が得られた。またメタリコン金属に亜鉛を用いたが
、半田、ニッケル、金またはこれらの合金を用いても同
様の効果が得られた。
ムを用いたが、ポリエチレンテレフタレートフィルム、
ポリカーボネイトフィルム、ポリフェニレンフルフィト
フィルムなどのプラスチックフィルムを用いても同様の
効果が得られた。またメタリコン金属に亜鉛を用いたが
、半田、ニッケル、金またはこれらの合金を用いても同
様の効果が得られた。
発明の効果
斜上のように本発明の金属化フィルムコンデンサは、プ
ラス・チックフィルムのメタリコン金属溶着側に亜鉛を
、マージン側にアルミニウム−亜鉛の合金をそれぞれ真
空蒸着して薄層電極を形成した金属化フィルムを用いた
もので、静電容量が安定し、耐湿性能の緩和がはかれ、
しかもメタリコン金属溶着側が亜鉛薄層電極であるため
にメタリコン金属との接着強度が向上するので、耐電流
性の向上がはかれるなどの効果があり、工業的ならびに
実用的価値大である。
ラス・チックフィルムのメタリコン金属溶着側に亜鉛を
、マージン側にアルミニウム−亜鉛の合金をそれぞれ真
空蒸着して薄層電極を形成した金属化フィルムを用いた
もので、静電容量が安定し、耐湿性能の緩和がはかれ、
しかもメタリコン金属溶着側が亜鉛薄層電極であるため
にメタリコン金属との接着強度が向上するので、耐電流
性の向上がはかれるなどの効果があり、工業的ならびに
実用的価値大である。
第1図は本発明の金属化フィルムコンデンサの一実施例
の要部断面図、第2図は本発明の金属化フィルムコンデ
ンサの他の実施例の要部断面図、第3図は本発明の金属
フィルムコンデンサと従来の金属化フィルムコンデンサ
のtanδ−充放電回数特性図である。 1ニブラスチツクフイルム 2ニアルミニウム−亜鉛合
金薄層電極 3:亜鉛薄層電極4A:片面金属化フィル
ム 4日:両面金屑化フィルム 5:メタリコン金属
A:本発明の金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサ
B:従来の金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサ
の要部断面図、第2図は本発明の金属化フィルムコンデ
ンサの他の実施例の要部断面図、第3図は本発明の金属
フィルムコンデンサと従来の金属化フィルムコンデンサ
のtanδ−充放電回数特性図である。 1ニブラスチツクフイルム 2ニアルミニウム−亜鉛合
金薄層電極 3:亜鉛薄層電極4A:片面金属化フィル
ム 4日:両面金屑化フィルム 5:メタリコン金属
A:本発明の金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサ
B:従来の金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサ
Claims (1)
- プラスチックフィルムの片面または両面に、メタリコ
ン金属接着側に亜鉛薄層電極を、マージン側にアルミニ
ウム−亜鉛合金薄膜電極を形成した金属化フィルムを積
層巻回したコンデンサ素子の両端面にメタリコン金属を
溶着して構成したことを特徴とする金属化フィルムコン
デンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8456689A JP2644036B2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 金属化フィルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8456689A JP2644036B2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 金属化フィルムコンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02262317A true JPH02262317A (ja) | 1990-10-25 |
JP2644036B2 JP2644036B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=13834211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8456689A Expired - Fee Related JP2644036B2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 金属化フィルムコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2644036B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012006071A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Nanojoin Kk | 亜鉛合金及び金属化プラスチックフィルムコンデンサ端面電極材料 |
-
1989
- 1989-04-03 JP JP8456689A patent/JP2644036B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012006071A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Nanojoin Kk | 亜鉛合金及び金属化プラスチックフィルムコンデンサ端面電極材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2644036B2 (ja) | 1997-08-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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