JPH02260354A - X線管 - Google Patents

X線管

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JPH02260354A
JPH02260354A JP8091589A JP8091589A JPH02260354A JP H02260354 A JPH02260354 A JP H02260354A JP 8091589 A JP8091589 A JP 8091589A JP 8091589 A JP8091589 A JP 8091589A JP H02260354 A JPH02260354 A JP H02260354A
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coils
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Hiroshi Koyama
博 小山
Yutaro Kimura
木村 雄太郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は医用、産業用等のX線管に関し、特に焦点寸法
を可変にすることができるX線管に関する。
〈従来の技術〉 X線管の焦点寸法を可変にする従来の手段を第4図を参
照して説明する。同図において、X線管10内には、陰
極としてのフィラメントコイル2と、このフィラメント
コイル2を収容した集束電極1と、陽極9とが設けられ
ている。そして、集束電極1には、フィラメントコイル
2の陽極9に対する電位とは異なる負の電位が、集束電
極lと陽極9間に接続された直流電源3によって与えら
れている。このように集束電極1に負の電位を与えるこ
とによって、集束電極1が形成する電界は、フィラメン
トコイル2から放出された電子に対して電子レンズの働
きをし、。放出された電子の軌道を変更することによっ
てこの電子を陽極面上に集束して焦点を形成する。そし
て、集束電極1に与える直流電位の大きさを変えること
によって焦点寸法を最適の大きさに設定している。
く考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来のX線管には以下に述べる問題があ
る。即ち、上記のようにして焦点寸法を設定するに際し
、焦点の幅方向の寸法を良好に設定するように集束電極
1に電位を与えた場合に、フィラメントコイル2の長さ
がフィラメントコイル2の幅に比べて長いので、フィラ
メントコイル2の長さ方向における電子ビームの集束性
が不足し、必ずしも焦点の長さの適正な寸法を得ること
ができない場合がある。
即ち、第5図に示すように、フィラメントコイル2は、
陽極(第5図では図示省略)に対向するように集束電極
I内に形成した開口部11の内部に設けられており、フ
ィラメントコイル2全体は同一電位となっている。従っ
て、フィラメントコイル2の陽極側に形成される等電位
面8は、極めて浅い凹形の曲面で集束電極1の端部近辺
ではほぼ水平になっているから、フィラメントコイル2
の両端近辺から放出される電子は、矢線Qで示すように
、フィラメントコイル2と陽極間の経路から逸脱するも
のがある。従って、焦点の長さ方向での電子ビームの集
束性が不足する結果、焦点の長さを所望の大きさにする
ことが困難であった。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、焦
点の長さ方向における電子ビームの集束性を改善して焦
点の長さ寸法を適正にすることができ、また、この集束
性を可変にして焦点の長さ寸法を変化させることができ
るX線管を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記問題を解決するために本発明のX線管は、順次隣り
合うように配置した複数のフィラメントから放出される
電子が陽極上に一つの焦点を形成するX線管において、
前記フィラメントに与える直流電位を、中央部のフィラ
メントで最大とし、両端のフィラメントに至るに従って
順次低くしている。
また、それぞれのフィラメントに与える直流電位の大き
さを変化させることもできるようにしている。
〈作用〉 中央部のフィラメントに最大の直流電位が与えられ、両
端のフィラメントに至るに従って順次低くなった直流電
位が与えられるので、フィラメントの陽極寄りのスペー
スには、凹形の等電位面が形成される。従って、端部の
フィラメントから放出された電子は、フィラメントから
陽極に至る経路から逸脱しにくいので、集束性が向上す
る。また、各フィラメントに与える直流電位の大きさを
フィラメント毎に変化させて、中央と両端のフィラメン
ト間の直流電位差を急峻にしたり緩やかにすると、電子
の集束性が変わって焦点の長さ寸法が変化する。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明の第1の実施例を説明する
。第1図はこの実施例を示す図面であって、陰極部のフ
ィラメントの長さ方向の断面説明図兼回路図である。
同図に示すように、集束電極lには、陽極(図示省略)
に対向するように開口部11が形成されており、この開
口部11内には、陰極フィラメントであるフィラメント
コイル2が設けられている。このフィラメントコイル2
から放出された電子が、図示しない陽極上で一つの焦点
を形成するうよに集束電極1が設計されている。フィラ
メントコイル2は、フィラメントコイル21〜26が直
列に接続され且つ直線状に配列されたものである。そし
て、フィラメントコイル21〜26の各両端は、同じ電
圧を有する直流電源31〜36のそれぞれの両端に接続
されている。直流電源31〜33は直列に、また直流電
源34〜36も直列に接続されている。そして、直流電
源33と34の正極同志が接続されており、直流電源3
1と36の負極は接地されている。
従って、フィラメントコイル23と24に最も高い電位
が、フィラメントコイル21と26に最も低い電位が、
またフィラメントコイル22と25に中間の電位が与え
られことになる。このように各フィラメントコイルに電
位を与えると、フィラメントコイル2の陽極側のスペー
スには、凹形の等電位面が形成されるから、フィラメン
トコイル2の両端近辺から放出された電子は、フィラメ
ントコイル2と陽極間の経路から逸脱しないようになり
、焦点の長さ方向での電子ビームの集束性が向上して適
正な長さ寸法の焦点が形成される。
直流電源31〜36のそれぞれの電圧が低い場合には、
緩やかな凹形の等電位面51が形成されて、フィラメン
トコイル20両端近辺から放出された電子は、矢線Pで
示すように、弱く湾曲して陽極の方向に向かい焦点を陽
極上に形成する。直流電源31〜36のそれぞれの電圧
を大きくしてゆくと、順次急峻な凹形の等電位面52.
53が形成され、フィラメントコイル2の両端近辺から
放出された電子は、順次強く湾曲して陽極の方向に集束
して進行し、陽極においてより短い長さ寸法を存する焦
点を形成する。従って、直流電源31〜36の電圧を適
宜の大きさにすることによって電子の集束の度合いを制
御して、陽極上に形成される焦点の長さを所望の値にす
ることができる。
第2図は第2の実施例を示す図面であって、第2図(a
)は陰極部のフィラメントの径方向における断面説明図
、第2図(b)は回路図である。
第2図(a)に示すように、集束電極1には、陽極(図
示省略)に対向するように開口部11が形成されており
、この開口部11内にはフィラメントコイル2が設けら
れている。フィラメントコイル2は、フィラメントコイ
ル21〜26が直列に接続され、且つフィラメントコイ
ル21〜26が、これらフィラメントコイルの径方向に
順次隣り合うように配列されたものである。即ち、フィ
ラメントコイル21〜26のそれぞれの長さ方向は焦点
の幅方向となっており、フィラメントコイル21〜26
のそれぞれの径方向は焦点の長さ方向となっている。そ
して、フィラメントコイル23および24は直流電源3
0に直接接続されている。フィラメントコイル22およ
び25はそれぞれ可変抵抗器42および43を介して直
流電源30に接続されている。フィラメントコイル21
は可変抵抗器41と42とを介して、またフィラメント
コイル26は可変抵抗器43と44とを介して、それぞ
れ直流電源30に接続されている。
従って、フィラメントコイル23と24に最も高い直流
電位が、フィラメントコイル21と26に最も低い直流
電位が、またフィラメントコイル22と25に中間の直
流電位が与えられことになる。このように各フィラメン
トコイルに電位を与えると、フィラメントコイル2の陽
極側のスペースには、第1図に示した等電位面51〜5
3と類似の等電位面を形成することができる。故に、第
1の実施例と同様に、フィラメントコイル2の両端近辺
、即ちフィラメントコイル21や26等から放出された
電子の集束性が改善されて適正な長さの焦点を形成する
ことができる。
また、可変抵抗器41〜44を調節することにより、フ
ィラメントコイル21.22.25.2Gに与える電位
の大きさを調節して、フィラメントコイル2の両端近辺
から放出される電子の集束の度合いを制御することがで
きるので、第1の実施例と同様に、陽極上に形成される
焦点の長さを所望の値にすることができる。
第3図は第3の実施例の回路図である。第1および第2
の実施例は、フィラメントコイルに直流電位を与える直
流電源から、フィラメントコイルを発熱させる直流電流
をフィラメントコイルに供給しているが、本実施例では
、フィラメントコイル21〜26のそれぞれを発熱させ
る電流として交流電流を供給する。この交流電流は、ト
ランス31の2次側にフィラメントコイル21〜26の
それぞれに対応して設けた2次巻線51〜56から供給
される。
また、フィラメントコイル21〜26のそれぞれには、
直流電源30に並列に接続された可変抵抗器41〜46
の中間タップを接続して可変の直流電位を与えている。
なお、本実施例も第1の実施例と同様の効果を得ること
ができる。
上記第1〜第3の実施例では6個のフィラメントコイル
21〜26で1個の焦点を形成する場合について説明し
たが、この6個にこだわるものではなく、適宜の複数個
数にすることができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本発明のX線管は、順次隣り合って
配置した複数のフィラメンI・から放出される電子が陽
極上に一つの焦点を形成するX線管において、フィラメ
ントに与える直流電位を、中央部のフィラメントで最大
とし、両端のフィラメントに至るに従って順次低くして
いる。また、それぞれのフィラメントに与える直流電位
の大きさを変化させることもできる。
従って、本発明のX線管は、適正寸法の焦点を形成する
ことができ、また、焦点の長さ寸法を変化させることが
できる。
更に、本発明によってX線管の製造時に発生する焦点寸
法のばらつきを低減することができるので、X線管の歩
留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す図面であって、陰
極部のフィラメントの長さ方向の断面説明図兼回路図で
ある。第2図は第2の実施例を示す図面であって、第2
図(a)は陰極部のフィラメントの径方向における断面
説明図、第2図(b)は回路図である。第3図は第3の
実施例の回路図である。 第4図および第5図は、従来のX線管を説明するための
図面であって、第4図は概略構造図、第5図は陰極部の
フィラメントの長さ方向の断面説明図である。 21〜26・・・フィラメントコイル、31〜36・・
・直流電源、41〜46・・・可変抵抗器、51〜56
・・・2次巻線。 特許出願人  株式会社 島津製作所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)順次隣り合うように配置した複数のフィラメント
    から放出される電子が陽極上に一つの焦点を形成するX
    線管において、前記フィラメントに与える直流電位を、
    中央部のフィラメントで最大とし、両端のフィラメント
    に至るに従って順次低くしたことを特徴とするX線管。
JP8091589A 1989-03-30 1989-03-30 X線管 Expired - Lifetime JP2727636B2 (ja)

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