JPS62184747A - X線管装置 - Google Patents

X線管装置

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JPS62184747A
JPS62184747A JP2450486A JP2450486A JPS62184747A JP S62184747 A JPS62184747 A JP S62184747A JP 2450486 A JP2450486 A JP 2450486A JP 2450486 A JP2450486 A JP 2450486A JP S62184747 A JPS62184747 A JP S62184747A
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JP
Japan
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electron beam
electron
cathode
filament
ray
Prior art date
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Pending
Application number
JP2450486A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Sakuma
佐久間 立也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPS62184747A publication Critical patent/JPS62184747A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、高出力、高解像を得る場合に使用して好適
なX線管装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
一般にX線管装置は例えばX線診断として医療用に利用
されているが、胃の検診などの場合には、従来、第6図
に示すようなX線管が用いられている。このX線管はい
わゆる回転陽極型といわれるもので、真空外囲器1内に
陰極構体2と傘形陽極ターゲット3が管軸から偏心して
対向配設されている。そして陽極ターゲット3は、ステ
ータ4により電磁誘導で回転駆動されるロータ5によシ
回転するようになっている。
従来、一般のX線管の陰極構体2は第7図(、)に示す
ように構成され、集束電極102の集束溝106内に陰
極フィラメント101が配設されている。この陰極フィ
ラメント101は熱電子を放出するためタングステンコ
イルからなシ、熱電子を上記集束電極102によシ集束
させる。
このため陰極フイラメン)701と集束電極102は同
電位とされる。尚、図中、点線103は集束電極102
の近傍の等電位曲線を表わし、104は陰極フィラメン
ト10ノのほぼ中央部から放出された電子の軌跡を表わ
し、105は陰極フィラメント10ノの側面に近い所か
ら放出された電子の軌跡を表わしている。
ところで、上記従来の陰極構体2においては、陰極フィ
ラメント10ノをほぼ温度制限領域で使用するため、陰
極フィラメント101の近傍の電界を強くする目的で陰
極の一部を集束電極102の中に突出させている。この
ため陰極フィラメント10ノの近傍の等電位面は、点線
103で示すように陰極フィラメント101の中央でふ
くらんだ形となり、陰極フィラメント101の略側壁か
ら放出された電子105は側方に向うこととなる。この
電子105と、陰極フィラメント101の略中央部から
放出されて前方に向う電子104とを同一方向に集束さ
せることができなく、図示したようにこれらの軌跡は軸
上で交差する。従って、およそ全ての電子をある程度集
束させた位置では、第7図(b)に示したように双峰性
の電子強度分布107を示すO ところが、このような電子密度分布107は、一定焦点
幅の中に、入力電圧を入れる上で、電子密度分布107
の尖頭値により陽極電子衝突面の温度が決まるため、制
限を与える他、Xllllil画像の上からも、解像度
を低下させ、悪影響を与える。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、解像度が良好でX線出力が大きい焦
点分布が得られるX線管装置を提供することである。
〔発明の概要〕
この発明は、上記目的を達成するために、電子ビーム制
限孔内壁のうち、陽極ターグットの回転方向員向する側
内壁の厚さが互いに異なるように形成され、陽極ターc
yト上の電子密度分布が最大値から漸減する分布となる
ように構成されたX@管装置である。
〔発明の実施例〕
この発明を例えば陽極電圧30 kV〜120kV。
陽極電流20 mA、 X線焦点が50 pm乃至1閣
の範囲を変えられるX線管に適用した場合を例に示す。
即ち、この発明のX線管装置の要部は第1図及び第2図
に示すように構成され、X線管の図示しない真空外囲器
内に陽極ター’I’ y ) 3及びこれに対向して陰
極構体200が設けられている。この陰極構体20θは
、直熱型陰極フィラメント201がフィラメント支柱2
11に取付けられている。この場合、陰極フィラメント
201は帯状平板、例えば幅が約2咽で、厚さが0.0
3+m程度のタングステン薄板からなり、中央部が電子
放出面201aとなるように、平坦に形成され、その両
側は直角に折曲げられて脚部となり、更にU字状に曲げ
られて折返し部が形成され、各端部は外方へ直角に延長
されて上記電子放出面201aに近い高さの所でフィラ
メント支柱211に取付けられ、電気的に接続されてい
る。更に、陰極フィラメント201の周囲には、フィラ
メントカバー212が設ケられている。
このような陰極フィラメント201及びフィラメントカ
バー212を取囲むように、円形力、f状の集束電極2
02が配設され、この集束電極202に上記フィラメン
ト支柱211が絶縁性支持体(図示せず)を介して固定
されている。集束電極202には、上記陰極フィラメン
ト201の電子放出面201mの前方に、これに相対向
して電子ビーム制限孔202が形成されている。この電
子ビーム制限孔207は、第2図(a) l (b)か
らも明らかなように、上記電子放出面201aの面積よ
シ小さい面積の例えば長方形にして、電子放出面201
aの約0.7門前方に位置しており、電子放出面201
a側の開口面は、電子放出面201aと実質的に平行と
なっている。このような電子ビーム制限孔207に沿っ
て、更に集束溝206が集束電極202に連設されてい
る。この集束溝206は、上記電子ビーム制限孔207
よシ径犬な例えば長方形に形成され、集束溝206の底
面は電子ビーム制限孔2θ2にかけてテーノや一状に形
成されている。更に、上記電子ビーム制限孔207の内
壁のうち、上記陽極ターゲット3の回転方向の対向する
側内4214,215の厚さが互いで示し九陽極ターダ
ット30回転進行方向の側の内壁215が薄く、反対側
の内壁214が厚く形成され、第1図(b)に示すよう
に、陽極ターゲット3上のビーム電流密度分布が略最大
値か源2θ11,210は直列に接続されているが。
陽極ターゲット3は高電圧電源209の正側に接続され
、集束電極202はバイアス電圧制御電源208の正側
に接続され、フィラメントカバー212はバイアス電圧
制御電源210の正側に接続され、この電源210の負
側にフィラメント支柱211つまシ陰極フィラメント2
01が接続されている。
この結果、陰極フィラメント201に対して正のバイア
ス電圧を電子ビーム制限孔207に印加してなる電子凹
レンズと、集束溝206が構成する電子凸レンズとによ
り電子レンズが合成され、その焦点が陽極ターダ、ト3
上に結ばれるようになっている。
さて、動作時においては、等電位面204は電子ビーム
制限孔207を境にして、陽極タニダット3側は集束溝
6の中心線に対しほぼ線対称に分布している。一方、電
子ビーム制限孔207を境に陰極フィラメント201側
は1等電位面213は陰極フィラメント201に対し傾
いている。
陰極フィラメント201から放出された電子は、外向き
に拡がシながら放出されるが、陰極フィラメント201
の左半分の方が右半分に比べ等電位面213の密度が密
で電界強度が強いため、電子ビームの拡がシが大きい。
そして、拡がった電子ビームは等電位面204の形成す
る電子凸レンズにより強力に集束される。
一方、陰極フィラメント201の右半分から放出された
電子ビームは、左半分に比べ等電位面213の密度が疎
で、電界強度が弱く拡がる度合いが小さく、はぼ平行に
走行し、電子ビーム制限孔207を通過する。この電子
ビームは。
集束溝206で形成された等電位面204のほぼ平行な
等電位面によシ、余シ集束されないで走行する。そして
、陽極ターゲット3面に衝突し、第1図(b)に示すよ
うな片落ちの電子分布(fal目ng 1oad)が得
られる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、陽極ターゲット上のビーム電流密度
分布が最大値から漸減する“分布となるように、電子ビ
ーム制限孔内壁のうち、上記陽極ターゲットの回転方向
の対向する両内壁の厚さが互いに異なるように形成され
ている。
これによシ、X線強度分布が短手方向 (perpendicular)に対し、非対称な片落
ち分布(fal目ng 1oad)が得られ、X線画像
の上からも、X線出力の点からも、優れたX線焦点が得
られる。
〔発明の変形例〕
上記実施例では、電子ビーム制限孔207及び集束溝2
06はいずれも長方形に形成されていたが、第3図(a
) 、 (b)に示すように、電子ビーム制限孔202
を長方形に集束溝206を円形に形成してもよい。又、
第4図に示すように、電子ビーム制限孔207及び集束
溝206をいずれも楕円形又は長円に形成してもよい。
又、上記実施例では、陰極フィラメント201は薄肉平
板状に形成されていたが、従来のコイル状の陰極フィラ
メントやインプレカソードを用いてもよい。
更に、電子ビーム制限孔207の厚さの異なる両内壁2
14,215の断面形状を、第5図に示すように形成し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 1 (b)はこの発明の一実施例に係る
X線管装置の要部と電子密度分布を示す断面図と特性曲
線図、第2図(a) r (b)はこの発明のX線管装
置に用いる集束電極を示す平面図と一部切欠斜視図、第
3図(a) t (b)はこの発明の変形例(集束電極
の変形例)を示す平面図と一部切欠斜視図、第4図はこ
の発明の別の変形例を示す平面図、第5図は同じく更に
別の変形例を示す断面図、第6図は従来のX線管装置を
示す概略構成図、第7図(a) 、 (b)は従来のX
線管装置の要部と電子密度分布を示す断面図と特性曲線
図である。 3・・・陽極ター’r” y )、200・・・陰極構
体。 201・・・陰極フィラメント、201a・・・電子放
出面、202・・・集束電極、206・・・集束溝、2
07・・・電子ビーム制限孔、214,215・・・電
子ビーム制限孔の内壁。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦(a) (b) 第2図 (a) (b) 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空外囲器内に回転陽極ターゲット及び陰極構体
    が相対向して設けられ、上記陰極構体が、平坦な電子放
    出面を有する陰極と、この陰極の電子放出面の前方に配
    置され電子ビーム制限孔および集束溝を備える集束電極
    とを有するX線管装置において、 上記陽極ターゲット上のビーム電流密度分布が最大値か
    ら漸減する分布となるように、上記電子ビーム制限孔内
    壁のうち、上記陽極ターゲットの回転方向の相対向する
    両内壁の厚さが互いに異なるように形成されてなること
    を特徴とするX線管装置。
  2. (2)上記陰極に対して正のバイアス電圧を上記電子ビ
    ーム制限孔に印加してなる電子凹レンズと、上記集束溝
    が構成する電子凸レンズとにより合成された電子レンズ
    の焦点が、上記陽極ターゲット上に結ばれる特許請求の
    範囲第1項記載のX線管装置。
JP2450486A 1986-02-06 1986-02-06 X線管装置 Pending JPS62184747A (ja)

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Cited By (3)

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