JPH0225976Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0225976Y2 JPH0225976Y2 JP1985204797U JP20479785U JPH0225976Y2 JP H0225976 Y2 JPH0225976 Y2 JP H0225976Y2 JP 1985204797 U JP1985204797 U JP 1985204797U JP 20479785 U JP20479785 U JP 20479785U JP H0225976 Y2 JPH0225976 Y2 JP H0225976Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- grease
- shaft
- seal
- sub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004519 grease Substances 0.000 claims description 36
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 8
- YAFQFNOUYXZVPZ-UHFFFAOYSA-N liproxstatin-1 Chemical compound ClC1=CC=CC(CNC=2C3(CCNCC3)NC3=CC=CC=C3N=2)=C1 YAFQFNOUYXZVPZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、グリース潤滑軸受部等の密封手段と
して使用されるグリースシールに関する。
して使用されるグリースシールに関する。
(従来の技術〕
潤滑剤としてグリースが使用される軸受部の密
封手段としては、第2図に例示するように、ガー
タースプリング2に付勢された主リツプ1と、該
主リツプ1の反対側へ伸びて略截頭円錐形状を呈
する副リツプ3とを有するオイルシールを、副リ
ツプ3をグリース充填室A側に向けて配置し、主
リツプ1によつてグリースの外方への流出及び外
部ダスト等の内方への侵入を阻止させるともも
に、グリース充填作業時等におけるグリースの排
出を副リツプ3に阻止させるようになしたものが
広く使用されている。
封手段としては、第2図に例示するように、ガー
タースプリング2に付勢された主リツプ1と、該
主リツプ1の反対側へ伸びて略截頭円錐形状を呈
する副リツプ3とを有するオイルシールを、副リ
ツプ3をグリース充填室A側に向けて配置し、主
リツプ1によつてグリースの外方への流出及び外
部ダスト等の内方への侵入を阻止させるともも
に、グリース充填作業時等におけるグリースの排
出を副リツプ3に阻止させるようになしたものが
広く使用されている。
(考案が解決しようとする問題点)
上記した従来技術によるグリースシールにおい
て、グリース充填作業或は軸受部の軸方向ガタ発
生に伴つて内部圧力が上昇した際には、グリース
の圧力に押圧されて軸5に設けられた周溝6の肩
縁7又は軸5の周面に弾性接触する副リツプ3に
よつてグリースの排出を阻止させるのであるが、
副リツプ3と軸5との間に何等の係止手段が講じ
られていないために、グリースの圧力に押圧され
た副リツプ3が主リツプ1側へ反転してグリース
の排出に対する阻止機能を失うことがあつた。
て、グリース充填作業或は軸受部の軸方向ガタ発
生に伴つて内部圧力が上昇した際には、グリース
の圧力に押圧されて軸5に設けられた周溝6の肩
縁7又は軸5の周面に弾性接触する副リツプ3に
よつてグリースの排出を阻止させるのであるが、
副リツプ3と軸5との間に何等の係止手段が講じ
られていないために、グリースの圧力に押圧され
た副リツプ3が主リツプ1側へ反転してグリース
の排出に対する阻止機能を失うことがあつた。
本考案は、上記した問題点を解消して圧力上昇
時におけるグリース排出のおそれのないグリース
シールの構造を提示することを目的とするもので
ある。
時におけるグリース排出のおそれのないグリース
シールの構造を提示することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記した従来技術によるグリースシ
ールにおける問題点に鑑み、略截頭円錐形状を呈
し、小径部をグリース充填室側へ向けて配置され
る副リツプの先端部内周側に、断面略U字形状の
内向溝を付して軸の周面と対向する第1のシール
リツプ及び軸側に設けられた周溝の側面と対向す
る第2のシールリツプとを形成させる構成となす
ものである。
ールにおける問題点に鑑み、略截頭円錐形状を呈
し、小径部をグリース充填室側へ向けて配置され
る副リツプの先端部内周側に、断面略U字形状の
内向溝を付して軸の周面と対向する第1のシール
リツプ及び軸側に設けられた周溝の側面と対向す
る第2のシールリツプとを形成させる構成となす
ものである。
(作用)
上記した構成を備えたグリースシールにおい
て、グリース充填室内の圧力が上昇して副リツプ
が押圧された際には、第1のシールリツプが、軸
の周面に弾性接触して内部グリースの流れを阻止
し、第2のシールリツプが、軸の周溝の側面に支
えられて副リツプの反転を防止する。
て、グリース充填室内の圧力が上昇して副リツプ
が押圧された際には、第1のシールリツプが、軸
の周面に弾性接触して内部グリースの流れを阻止
し、第2のシールリツプが、軸の周溝の側面に支
えられて副リツプの反転を防止する。
(実施例)
第1図の実施例においては、グリース充填室A
側に配置された副リツプ3の先端部の内方に、略
U字状の断面形状を呈する内向溝4が付されて軸
5の周面と離接する第1のシールリツプ8及び軸
5の周溝6の側面と対向する第2のシールリツプ
9を形成している。
側に配置された副リツプ3の先端部の内方に、略
U字状の断面形状を呈する内向溝4が付されて軸
5の周面と離接する第1のシールリツプ8及び軸
5の周溝6の側面と対向する第2のシールリツプ
9を形成している。
上記の実施例において、グリース充填作業又は
軸受部の軸方向のガタ発生に伴つてグリース充填
室A内の圧力が上昇した際には、副リツプ3がグ
リース圧力に押圧されて変形し、第1のシールリ
ツプ8が軸5の周面に弾性接触して主リツプ1側
向うグリースの流れを阻止し、グリース充填室A
内の圧力が更に上昇して副リツプ3に対する押圧
力が大きくなつた場合には、第2のシールリツプ
9が軸5の周溝6の側面に当接して副リツプ3の
それ以上の変形を阻止する。
軸受部の軸方向のガタ発生に伴つてグリース充填
室A内の圧力が上昇した際には、副リツプ3がグ
リース圧力に押圧されて変形し、第1のシールリ
ツプ8が軸5の周面に弾性接触して主リツプ1側
向うグリースの流れを阻止し、グリース充填室A
内の圧力が更に上昇して副リツプ3に対する押圧
力が大きくなつた場合には、第2のシールリツプ
9が軸5の周溝6の側面に当接して副リツプ3の
それ以上の変形を阻止する。
(考案の効果)
本考案のグリースシールが、上記したように、
略截頭円錐形状を呈し、小径部をグリース充填室
側へ向けて配置される副リツプの先端部に、断面
略U字形状の内向溝を付されて軸の周面と対向す
る第1のシールリツプ及び軸側に設けられた周溝
の側面と対向する第2のシールリツプを形成する
構成を備えていることにより、グリース充填作業
又は軸受部の軸方向ガタ発生に伴つてグリース充
填室内の圧力が上昇した際に、グリース充填室外
へのグリースの流れが、軸の周面に対する第1の
シールリツプの弾性接触によつて阻止され、更に
副リツプの主リツプ側への反転が、軸の周溝の側
面に対する第2のシールリツプの当接によつて制
止されるので、従来技術によるグリースシールに
おいて見られた圧力上昇時におけるグリース排出
のおそれが完全に解消する。
略截頭円錐形状を呈し、小径部をグリース充填室
側へ向けて配置される副リツプの先端部に、断面
略U字形状の内向溝を付されて軸の周面と対向す
る第1のシールリツプ及び軸側に設けられた周溝
の側面と対向する第2のシールリツプを形成する
構成を備えていることにより、グリース充填作業
又は軸受部の軸方向ガタ発生に伴つてグリース充
填室内の圧力が上昇した際に、グリース充填室外
へのグリースの流れが、軸の周面に対する第1の
シールリツプの弾性接触によつて阻止され、更に
副リツプの主リツプ側への反転が、軸の周溝の側
面に対する第2のシールリツプの当接によつて制
止されるので、従来技術によるグリースシールに
おいて見られた圧力上昇時におけるグリース排出
のおそれが完全に解消する。
「図示の実施例においては、主リツプ1が付さ
れているが、主リツプ1を省き、第1のシールリ
ツプ8及び第2のシールリツプ9を有する副リツ
プ3のみとすることも可能である。」
れているが、主リツプ1を省き、第1のシールリ
ツプ8及び第2のシールリツプ9を有する副リツ
プ3のみとすることも可能である。」
第1図は、本考案の一実施例の縦断面図、第2
図は、従来技術によるグリースシールの一例の縦
断面図である。 1…主リツプ、2…ガータースプリング、3…
副リツプ、4…内向溝、5…軸、6…周溝、7…
肩縁、8…第1のシールリツプ、9…第2のシー
ルリツプ。
図は、従来技術によるグリースシールの一例の縦
断面図である。 1…主リツプ、2…ガータースプリング、3…
副リツプ、4…内向溝、5…軸、6…周溝、7…
肩縁、8…第1のシールリツプ、9…第2のシー
ルリツプ。
Claims (1)
- グリース充填室A側へ向つて収歛する截頭円錐
形状を呈し、断面略U字形状の内向溝4を先端部
に付されて、軸5の周面と対向する第1のシール
リツプ8及び前記軸5に設けられた周溝6の側面
と対向する第2のシールリツプ9を形成されたリ
ツプ3を有することを特徴とするグリースシー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985204797U JPH0225976Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985204797U JPH0225976Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62108664U JPS62108664U (ja) | 1987-07-11 |
JPH0225976Y2 true JPH0225976Y2 (ja) | 1990-07-16 |
Family
ID=31170789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985204797U Expired JPH0225976Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0225976Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP1985204797U patent/JPH0225976Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62108664U (ja) | 1987-07-11 |
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