JPH02259200A - アルカリ剥離性ラベル用支持体およびラベル - Google Patents

アルカリ剥離性ラベル用支持体およびラベル

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JPH02259200A
JPH02259200A JP7784989A JP7784989A JPH02259200A JP H02259200 A JPH02259200 A JP H02259200A JP 7784989 A JP7784989 A JP 7784989A JP 7784989 A JP7784989 A JP 7784989A JP H02259200 A JPH02259200 A JP H02259200A
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JP
Japan
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carboxylic acid
resin
radically polymerizable
label
polymerizable carboxylic
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JP7784989A
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Junji Harada
純二 原田
Hideki Sekiguchi
英樹 関口
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔A〕産業上の利用分野 本発明は、ビール瓶等に用いるアルカリ剥離性ラベル用
支持体に関するものである。より詳しくは、ラベル用紙
として耐水性に優れ、かつ回収後に洗瓶適性のよい金属
光沢を有するアルカリ剥離性ラベル用紙を供給するため
のラベル用支持体およびラベルに関するものである。
CB)従来の技術 ビール瓶等に用いられる光沢がよく耐水性があるラベル
用紙を作成するためには、支持体」二にアンカー層とし
てニトロセルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン
系樹脂、または塩化ビニル/酢酸上ニル共重合樹脂のラ
ッカーが用いられていた。しかしながらこのような樹脂
を用いた場合には洗瓶適性(回収された瓶を1−4%の
水酸化す)〜リウムの高温溶液に浸漬しラベル部分を剥
離する)が悪く、回収用類のアルカリ剥離性ラベルとし
ては不適当なものであった。このような洗瓶適性を改良
する目的でアンカー層としてニトロセルロース樹脂に脂
肪酸エステルを混合した樹脂、またはメタクリル酸エス
テルとアクリル酸エステルおよびアクリル酸の共重合樹
脂からなるアクリル系樹脂やアミノアルキ1−樹脂にマ
レイン酸を含む樹脂か用いられていた。金属光沢を発現
させるにはこれらの光沢性を有するアンカー層上にアル
ミニウムなどを真空蒸着して金属蒸着層を設けて用いた
り、アルミニウム箔を張り合わせて用いていた。
[C)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のようなアンカー層をもちいること
により洗瓶適性は改良されたものの光沢か不十分であっ
たり、ピンホールが多くラベル用支持体として不適当で
あったり、カールが大きく蒸着、印刷や貼り付けなどそ
の後の工程に差し支えたり、アルミニウム箔を張り合わ
せた場合には回収時にアルカリ浴に浸漬した場合の水素
ガス発生による危険性があったりするなどの欠点を有し
ていた。よって本発明は洗瓶Ti性が良く、光沢があり
、ピンポールが少なく、カールが小さく、洗瓶時の取扱
いが安全である安価なアルカリ剥離性ラベル用支持体お
よびラベルを提供することにある。
〔09課題を解決するための手段 本発明者は、上記のような課題を解決する手段を鋭意研
究した結果以下の発明に至った。すなわち、紙」二に電
子線照射あるいは紫外線照射により硬化したラジカル重
合性カルボン酸樹脂層、アルミニウム粉末を含む金属光
沢樹脂印刷層を順次設けたことを特徴とするアルカリ剥
離性ラベル用支持体の発明である。本発明においてラジ
カル重合性カルボン酸樹脂層とアルミニウム粉末を含む
金属光沢樹脂印刷層とは一体化していても良い。また、
紙とラジカル重合性カルボン酸樹脂層との間にクレーコ
ート層や水溶性高分子中間層を設けてあっても良い。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は回収用類に使用するラベルに関するものであり
、その中でも特に金属光沢を有するアルカリ剥離性ラベ
ル用支持体に関するものである。
本発明によるアルカリ剥離性ラベル用支持体は印刷後の
光沢、特に金属光沢が特に優れるばかりでなくピンホー
ルの発生やカールが少なく、水中に浸漬した場合にヒビ
割れず、かつ洗瓶のためのアルカリ浴ではずみやかに瓶
から剥離する性質を有する物である。
本発明を図を用いて説明する。
第1図は本発明のアルカリ剥離性ラベル用支持体の横断
面の略図の一例である。
支持体原紙1の上面に必要ならはクレーコート層または
水溶性高分子中間層2を設け、その上に電子線照射ある
いは紫外線照射により硬化させたラジカル重合性カルボ
ン酸樹脂層3が設けられ、その上にアルミニウム粉末4
含む金属光沢樹脂印刷層5が設けられてアルカリ剥離性
ラベル用支持体6を構成している。
第2図は本発明のアルカリ剥離性ラベル用支持体の横断
面の略図の別の一例である。
支持体原紙1の上面に必要ならばクレーコ−1へ層また
は水溶性高分子中間層2を設け、その上にアルミニウム
粉末4を含む電子線照射あるいは紫外線照射により硬化
させた金属光沢ラジカル重合性カルボン酸樹脂層7が設
けられ、アルカリ剥離性ラベル用支持体8を構成してい
る。
第3図は本発明のアルカリ剥離性ラベル用支持体6また
は8を用いたラベル9の横断面の略図を示す一例である
。アルカリ剥離性ラベル用支持体5または8の上にプラ
イマー層10、印刷、till、オーバーコート層12
を順次設けられ、場合によってはアルカリ剥離性ラベル
用支持体5または8の裏面には接着層13が設けられて
も良い。
ラジカル重合性カルボン酸樹脂層を構成する物質は、ラ
ジカル重合性カルボン酸を単独で、あるいは一般のラジ
カル重合性樹脂と混合して用いることかてきる。
ラジカル重合性カルボン酸としては分子末端あるいは側
鎖にラジカル重合性の官能基とカルボキシル基を同時に
有するものであり、ポリエチレングリコールモノアクリ
レ−1〜モノフタレート、1〜リメチロールプロパンジ
アクリレ−1へフマレート、トリメチロールプロパンシ
フマレ−1〜モノアクリレート、ペンタエリスリト−ル
シアクリレートモノフマレー1〜なとの多官能アクリレ
−1〜や多官能カルボン酸あるいはその複合体、特開昭
64−16807号公報で開示されているようなポリオ
ールとアクリル酸多量体からなるポリアクリレート、カ
ルボキシル基を有するモノアクリレ−1〜、東亜合成化
学工業(株)の商品名でいえは、アロニックスM−53
00、アロニツクスM−5400、アロニックスM−5
500、アロニックスM−5600などが挙けられる。
、 本発明に用いるラジカル重合性樹脂は分子末端に、また
は分子側鎖にラジカル重合性不飽和結合基を有する不飽
和ポリエステル、変性不飽和ポリエステル、アクリル系
ポリマーおよび不飽和結合を有する単量体などが単体で
または他の溶剤とともに使用でき、プライマー層との親
和性やラジカル重合性カルボン酸との親和性を考慮して
選ぶことかできる。以下、ラジカル重合性樹脂のうち代
表的なもの種類を例示する。
(A)単官能アクリレート、単官能メタクリレ−1〜 (B)多官能アクリレ−1〜、多官能メタクリレート、
多官能オリゴマー (C)ポリエステルアクリレ−1へ、ポリエステルメタ
クリレ−1〜 (D)エポキシアクリレート、エポキシメタクリレ−1
・ (E)ウレタンアクリレ−1〜、ウレタンメタクリレー
ト、 (F)ポリオールアクリレ−1〜、ポリオールメタクリ
レ−1〜 このようにラジカル重合性カルボン酸樹脂層をラジカル
重合性カルボン酸とラジカル重合性樹脂を混合して用い
る場合、ラジカル重合性カルボン酸の割合は樹脂混合物
に対して重量比で5%以上であることが好ましい。これ
はラジカル重合性カルボン酸の割合が5%より少ないと
ラベルにした後アルカリ浴に入れた場合の洗瓶適性が悪
いためである。また、このようなラジカル重合性カルボ
ン酸は一般に硬化時の体積収縮が小さいためラジカル重
合性カルボン酸樹脂層を設けた後でのカール特性が極め
て優れている。
本発明において用いられるラジカル重合性カルボン酸樹
脂層の塗工量はIg/rr?〜Log/ばが好ましい。
ラジカル重合性カルボン酸樹脂層がこの量より少ないと
支持体の凹凸を埋める事が出来ず光沢度の低い層になる
し、ラジカル重合性カルボン酸樹脂層がこの量より多い
とアルカリ浴での剥離が悪く洗瓶適性が悪化する。
本発明においてラジカル重合を行うには紫外線照射によ
り樹脂の硬化を行うことが可能で、その場合にはラジカ
ル重合性カルボン酸樹脂に光反応開始剤を混合して用い
る。光反応開始剤としては、エチルアントラキノン、メ
ヂルベンソ゛イルフオルメー1〜.1−ヒドロキシシク
ロへキシルフェニルケ)・ン、アセトフェノン、ジエI
〜キシアセトフェノン、シおよびトリクロロアセトフェ
ノンのようなアセトフェノン類、O−ペンゾイルメヂル
ベンソ工−ト、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベン
ジル、ベンゾイン、ペンツインアルキルエーテル、ペン
ジルジメヂルケクール、テトラメチルチウラムモノザル
ファイト、キサン)・ン、チオキサン1〜ン類、アゾ化
合物、等があり、光反応開始剤の使用量は紫外線硬化性
樹脂に対して、通常0.]〜10%の範囲である。また
、光反応開始剤にハイドロキノンのような貯蔵安定剤が
併用される場合もある。
本発明において金属光沢を有する印刷層としてアルミニ
ウム粉末を含む金属光沢樹脂印刷層をラジカル重合性カ
ルボン酸樹脂層上に設けることができる。アルミニウム
粉末を含有する樹脂はラジカル重合性樹脂、紫外線硬化
性樹脂、熱硬化性樹脂、揮発乾煩型樹脂、酸化乾燥型樹
脂、架橋硬化型樹脂などの樹脂を用いることができる。
本発明を用いるラベル用支持体はアルカリ浴による剥離
性が必要であるため、金属光沢を有する印刷層の相対的
な面積および厚さが増大するとアルカリ浴剥離性が低下
する場合がある。このため、アルミニウム粉末を含有す
る樹脂もアルカリ溶解型であるほうが好ましい。また、
アルミニウム蒸着フィルムからのホットスタンプ法によ
り金属光沢を有する層を設けてもよい。ここでアルミニ
ウム粉末はアルミニウム塊から粒子化したもの、アルミ
ニウム箔から粒子化したものなど用いることができ、そ
の大きさに特に制限はないが50−250メツシュ程度
であることが好ましい。このメツシュの粒子より大きい
と均一な分散、塗布が困難であり、このメツシュの粒子
より小さいと金属光沢がくずんな黒っぽい色相になりや
すい。
アルミニウム粉末の樹脂に対する割合は特に制限される
ものてはないが、重量比においてアルミニウム粉末の割
合が1−30%が好ましい。この割合より少ないと期待
される金属光沢を示さないし、この割合より多いと均一
な塗布がしにくい。
本発明において支持体として用いられる原紙は通常の天
然パルプ紙、合成繊維あるいは合成樹脂フィルムを損紙
化したいわゆる合成紙、または原紙の表面に耐水性樹脂
被覆層を設けた樹脂被覆紙を用いることができるが、針
葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パルプの
木材パルプを主成分とする天然パルプ紙が有利に用いら
れる。
原紙の厚みに関しては特に制限はないが平滑性のよい紙
が好ましく、その坪量は40g/rn”〜150g/ゴ
が好ましい。
本発明の方法において有利に用いられる天然パルプを主
成分とする原紙には各種高分子化合物、添加剤を含有せ
しめることができる。たとえば、デンプン誘導体、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルアルコール誘導体、ゼラチ
ン等の乾燥紙力増強剤、脂肪酸塩、ロジン誘導体、ジア
ルキルケテンダイマー乳化物等のサイズ剤、メラミン樹
脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド等の湿潤紙力増強
剤、安定剤、顔料、染料、酸化防止剤、蛍光増白剤、各
種ラテックス、無機電解質、pH調整剤等を適宜組み合
わせて含有せしめることができる。
るいは不織布などが好ましい。
これらの原紙にラジカル重合性樹脂組成物を塗布する場
合に滲み込みを防止するため水溶性高分子層を設けるこ
とにより滲み込みを抑制することができる。ここで言う
水溶性高分子とは例えば以下の物質が挙げられる。
天然高分子および半合成高分子として変性デンプン化合
物、アルギン酸化合物、カゼイン、ゼラチン、プルラン
、デキストラン、キチン、キトサン、ゴムラッテクス、
アラビアゴム、フノリ、天然ガム、デキストリン、変性
セルロース化合物などが挙げられる。合成高分子として
は変性化ポリビニルアルコール化合物、ポリエチレング
リコール、ポリアクリル酸化合物、ポリビニルピロリド
ン、ポリエヂレンイミン、ポリビニルエーテル、ポリマ
レイン酸共重合体、水溶性アルキド樹脂などが挙げられ
る。また、厳密な意味での水溶性高分子ではないが、ス
チレン/無水マレイン酸共重合体、スチレン/ブタジェ
ン共重合体、ブタジェン/メタクリレート共重合体など
の合成高分子を水に分散したエマルジョンを水溶性高分
子溶液の代わりに用いることができる。水溶性高分子と
しては上記のような高分子を単独で、あるいは混合して
水溶液として用いることができる。また、般にアート紙
、コーテツド紙に用いられるアート層、コーテッド層を
設けてもよい。
支持体上に設ける水溶性高分子中間層の乾燥塗布量は特
に限定されるものではないが0.1〜20g/rrf、
より好ましくは0.2〜10g/r[l″であり、水溶
性高分子の塗布量が0.1g/rrr’未満と極端に少
ないと本発明の効果を充分に発揮できず、またピンホー
ルも生成しやすい。また、Log/r%を越すと乾燥時
に支持体への負担が大きく、収縮が大きずぎてカール調
整が困難になる。
また、本発明において原紙あるいは水溶性高分子層とラ
ジカル重合性樹脂組成物の接着性と濡れ性を良くするた
めの原紙表面のコロナ処理等による表面処理を行なって
もよい。
原紙上にラジカル重合性カルボン酸樹脂およびアルミニ
ウム粉末を含む金属光沢樹脂を塗布する方法としては、
例えば1.ブレードコート、エアナイフコート、スプレ
ーコート、スクイズコート、リバースロールコート、ク
ラビアロールおよび1〜ランスファーロールコート、E
バーヨー1〜、カーテンコート、ダイコート等の方法が
用いられる。
本発明においては樹脂層の硬化に電子線照射あるいは紫
外線照射法を用いるため樹脂層を設けた支持体が高温に
さらされることがなくカールが発成しにくいばかりでな
く、塗布から硬化まで数秒しかかからないため未硬化樹
脂が支持体内部に染み込むことがない。このため、未硬
化樹脂層が表面から失われずピンホールが発生しない。
電子線照射により硬化する場合においてはラジカル重合
性カルボン酸樹脂層の表面をさらに鏡面仕上げにするた
めに、処理したい面を鏡面ロールと接触させその背面か
ら電子線を照射して硬化し、鏡面仕上げを施すことがで
きる。−度の照射で完全硬化させる方法に比べると著し
く経済性が劣るが、予め予備電子線照射を行い表面を一
部硬化させた後、鏡面ロールと接触させ、剥離した後、
二次照射を行い完全に硬化させる方法もある。
型付けを施す場合には鏡面ロールに代えて型付はロール
を使用して微粗面等の所望の型付は面を得ることができ
るし、樹脂の重合硬化時における体積収縮性を利用して
微粗面を作成してもよい。
また、鏡面、型付は面ともにラジカル重合性樹脂組成物
を支持体上に塗布した後、鏡面あるいは型付は面の形状
を有する合成樹脂あるいは金属シー1〜をその上に重ね
、支持体の裏面側あるいはシート側より電子線照射を行
い、ラジカル重合性樹脂組成物が硬化した後にシートを
剥離して所定の形状の面を得る方法もある。
電子線照射は、透過力、硬化力の面から加速電圧が10
0〜100OKVであり、より好ましくは100〜30
’ OKVの電子線加速器を用い、ワンパスの吸収線量
が0.2〜5b(radになるようにすることが好まし
い。加速電圧、あるいは電子線照射量がこの範囲より低
いと電子線の透過力が低すぎて十分な硬化が行なわれず
、またこの範囲より大きすぎるとエネルギー効率が悪化
するばかりでなく、原紙の強度低下や樹脂の分解など品
質上好ましくない影響が現われる。電子線加速器として
は例えば、エレクトロカーテンシステム、スキャンニン
グタイプ、ダブルスキャンニングタイプ等の何れでも良
い。
なお、電子線照射に際しては酸素濃度が高いとラジカル
重合性樹脂組成物の硬化が妨げられるため、窒素、ヘリ
ウム、二酸化炭素等の不活性ガスによる置換を行い、酸
素濃度を6+OOppm以下、好ましくは400 pp
m以下に抑制した雰囲気中で照射することが好ましい。
本発明により作成したアルカリ剥離性ラベル用支持体は
、その上にプライマー層、印刷層、オーバーコート層、
および場合により裏面に接着層を設けてラベルとするこ
とができる。
〔89作用 本発明によるアルカリ剥離性ラベル用支持体は、ラジカ
ル重合性カルボン酸樹脂層とアルミニウム粉末を含む金
属光沢樹脂印刷層を用いることにより、ラジカル重合性
カルボン酸樹脂の働きでアルカリ浴に浸漬した場合、膨
潤、溶解しやすく、結果としてラベルのアルカリ剥離性
がよく、かつアルミニウム粉末を含む金属光沢樹脂印刷
層の働きで良好な金属光沢を有し、かつアルミニウム絶
対量が少ないため洗瓶時の水素ガス発生による危険が少
なく、また体積収縮性が小さいことからカール特性がよ
く、ひび割れしに<<、かつラジカル重合性樹脂により
耐水性、光沢、平滑性に優れ、電子線硬化法あるいは紫
外線硬化法を用いるため繊維の熱膨張による樹脂のしみ
こみが起こらず、結果としてピンホールの発生がすくな
いという特徴を有する。
〔F〕実施例 以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明
の内容は実施例に限られるものではない。
実施例1 支持体として表面をクレーコートしその上に乾燥重量で
0.5g/ゴのゼラチンを塗布した、坪量68g/nf
の片艶紙を用い、ラジカル重合性カルボン酸樹脂を以下
の組成比でグラビアコーターを用いて、3g/ばの塗布
量で塗布した。
ラジカル重合性カルボン酸としてポリアクリル酸ダイマ
ー(東亜合成化学工業(株)製品、商品名アロニツクス
M−5600)を用い、ラジカル重合性樹脂にインシア
ヌル酸ジアクリレ−1〜(東亜合成化学工業(株)製品
、商品名アロニツクスM215)を用い、光反応開始剤
としてベンジルジメチルケタール(チバガイギー(株)
社製品、製品名イルガキュア651)を用いた。
(ラジカル重合性カルボン酸樹脂配合)ラジカル重合性
樹脂         68部ラジカル重合性カルボン
酸     30部光重合開始剤          
  2部このようにして得られたラジカル重合性カルボ
ン酸樹脂を塗布した支持体を紫外線照射装置(80W/
cm、オゾン集光型、照射距離10cm )内に導き、
紫外線照射してラジカル重合性カルボン酸樹脂層を有す
る支持体を得た。
作成したラジカル重合性カルボン酸樹脂層を有する支持
体上に以下の組成のアルミニウム粉末を含む樹脂をIg
/rn”の塗布量でストライプ状に印刷布し、窒素置換
(酸素濃度、200ppm ) L;/ご電子線照射装
置(ESI社製、エレクトロカーテン)内に導き、加速
電圧175KV、吸収線量I Mradの条件で電子線
照射を行いラジカル重合性樹脂を硬化して金属光沢を有
する樹脂層を設けた。
(アルミニウム粉末を含む樹脂配合) アルミニウム箔製粉末       15部(相光純薬
製) ラジカル重合性樹脂        85部(アロニッ
クスM−210東亜合成化学工業製) 以上の方法により支持体上にラジカル重合性カルボン酸
樹脂層と金属光沢樹脂印刷層を有するアルカリ剥離性ラ
ベル用支持体(サンプルA)を得た。
実施例2 1つ 実施例1と同様な支持体を用い、ラジカル重合性カルボ
ン酸樹脂の配合を以下の様に変更した。
ラジカル重合性樹脂およびラジカル重合性カルボン酸の
種類および塗布量はサンプルAと同様にした。
(ラジカル重合性カルボン酸樹脂配合)ラジカル重合性
樹脂         70部ラジカル重合性カルボン
酸      30部このようにして得られたラジカル
重合性樹脂組成物を塗布した支持体を窒素置換(酸素濃
度、200ppm)した電子線照射装置(ESI社製、
エレクトロカーテン)内に導き、加速電圧175KV、
吸収線量2 Mradの条件で電子線照射を行いラジカ
ル重合性カルボン酸樹脂層を有する支持体を得た。
作成したラジカル重合性カルボン酸樹脂層を有する支持
体上に実施例]と同様な方法で金属光沢樹脂印刷層を設
はアルカリ剥離性ラベル用支持体(サンプルB)を得た
実施例3 実施例]と同様な支持体を用い、ラジカル重合性カルボ
ン酸樹脂中にアルミニウム粉末を混合して金属光沢ラジ
カル重合性カルボン酸樹脂を以下の様に配合した。ラジ
カル重合性樹脂およびラジカル重合性カルボン酸の種類
はサンプルAと同様にし、4g/r#の塗布量で塗布し
な。
(金属光沢ラジカル重合性カルボン酸樹脂配合)ラジカ
ル重合性樹脂         70部ラジカル重合性
カルボン酸      30部アルミニウム箔製粉末 
       15部このようにして得られたアルミニ
ウム粉末を含む金属光沢ラジカル重合性カルボン酸樹脂
層を塗布した支持体を窒素置換(酸素濃度、200pp
m)した電子線照射装置(ESI社製、エレクトロカー
テン)内に導き、加速電圧1.75 KV、吸収線量2
 Mradの条件で電子線照射を行い金属光沢ラジカル
重合性カルボン酸樹脂層を有するアルカリ剥離性ラベル
用支持体くサンプルC)を得な。
比較例1 実施例1の支持体にニトロセルロース系樹脂と脂肪酸エ
ステル系樹脂の混合樹脂の40重量%溶液を塗布しく固
形分坪量4g/mF)、180℃で15秒間加熱乾燥し
、実施例1と同様な方法で金属光沢層を設けてアルカリ
剥離性ラベル用支持体くサンプルD)を作成した。
比較例2 実施例1の支持体にラジカル重合性樹脂を以下の組成比
でクラビアコーターを用いて、3g/rn’の塗布量で
塗布した。
ラジカル重合性樹脂にインシアヌル酸ジアクリレート(
東亜合成化学工業(株)製品、商品名アロニツクスM−
215)を用い、光反応開始剤としてベンジルジメチル
ケタール(チバガイギー■社製品、製品名イルガキュア
651)を用いた。
(ラジカル重合性樹脂配合) ラジカル重合性樹脂        68部光重合開始
剤            2部このようにして得られ
たラジカル重合性樹脂を塗布した支持体を紫外線照射装
W (80W/cm、オゾン集光型、照射距離10cm
 )内に導き、紫外線照射してラジカル重合性樹脂層を
有する支持体を得た。
作成したラジカル重合性樹脂層を有する支持体上に実施
例1と同様な方法で金属光沢層を設けてラベル用支持体
(サンプルE)を作成しな。
比較例3 実施例1の支持体にラジカル重合性樹脂としてイソシア
ヌル酸ジアクリレート(東亜合成化学工業(株)製品、
商品名アロニックスM−215)のみをグラビアコータ
ーを用いて、3g/rr?の塗布量で塗布した。このよ
うにして得られたラジカル重合性樹脂を塗布した支持体
を実施例2と同様な方法で電子線照射により硬化し、作
成したラジカル重合性樹脂層を有する支持体上に実施例
1と同様な方法で金属光沢層を設けてラベル用支持体く
サンプルF)を作成した。
比較例4 実施例1と同様な支持体を用い、ラジカル重合性樹脂中
にアルミニウム粉末を混合して金属光沢ラジカル重合性
樹脂を以下の様に配合した。ラジカル重合性樹脂の種類
はサンプルAと同様にし、4g/m2の塗布量で塗布し
た。
(金属光沢ラジカル重合性樹脂配合) ラジカル重合性樹脂         70部アルミニ
ウム箔製粉末        15部このようにして得
られた金属光沢ラジカル重合性樹脂層を塗布した支持体
を実施例3と同様な方法で電子線照射することにより硬
化して金属光沢ラジカル重合性樹脂層を有するラベル用
支持体(サンプルG)を得た。
比較例5 実施例1と同様な支持体を用い、アルミニウム金属箔(
5μm)を貼り合わせて金属光沢を有するラベル用支持
体(サンプルH)を得た。
実施例4、比較例6 〔ラベルの作成〕 実施例1.2.3および比較例1.2.3.4.5によ
り作成したサンプルA〜Gのラベル用支持体の金属光沢
を有する樹脂層上にニトロセルロースをビヒクルとした
インキによる印刷層、ニトロセルロース樹脂からなるオ
ーバーコート層を設けて所定の形状としてラベルとした
評価 作成したラベルを、以下の方法で評価を行った。
(1)ひび割れ性、光沢 ラベルの裏面にでんぷん糊を塗布し、ビール瓶に貼り付
けて24時間乾燥し、冷水に24時間浸漬してラベルの
状態を観察した。
(2)水素発生 洗瓶適性試験時における気泡の発生を目視により評価し
た。
(3)洗瓶適性 ラベルの裏面にでんぷん糊を塗布し、ビール瓶に貼り付
けて24時間乾燥し、24時間放置した後、70℃、]
規定の水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬してラベルの剥
離する時間(秒)で判定した。
辺上の評価の結果を表1に示す。
(以下余白) 表] [G)発明の効果 表1から明らかなように本発明によるアルカリ剥離性ラ
ベル用支持体は、ラジカル重合性カルボン酸樹脂層によ
り、洗瓶適性かよく、ひび割れしに<<、金属光沢層の
働きにより良好な金属光沢を有し、かつ洗瓶時の水素発
生が少ないという極めて優秀なラベル適性を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のアルカリ剥離性ラベル用支持体の横断
面の略図の一例である。第2図は本発明のアルカリ剥離
性ラベル用支持体の横断面の略図の別の一例である。 第3図は本発明のアルカリ剥離性ラベル用支持体を用い
たラベルの横断面の略図を示す一例である。 1 支持体原紙、 2:クレーコ−1・層または水溶 性高分子中間層、3
:ラジカル重合性カルボン酸樹脂層、4ニアルミニウム
粉末、5:金属光沢樹脂印刷層、6・アルカリ剥離性ラ
ベル用支持体、 7:金属光沢ラジカル重合性カルボン酸樹脂層、8:ア
ルカリ剥離性ラベル用支持体、9ニラベル、10、プラ
イマー層、11.印刷層、 12:オーバーコー1〜M、13:裏面接着層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙上に電子線照射あるいは紫外線照射により硬化
    したラジカル重合性カルボン酸樹脂層、アルミニウム粉
    末を含む金属光沢樹脂印刷層を順次設けたことを特徴と
    するアルカリ剥離性ラベル用支持体。
  2. (2)紙上に電子線照射あるいは紫外線照射により硬化
    したラジカル重合性カルボン酸樹脂層を有し、該ラジカ
    ル重合性カルボン酸樹脂層中にアルミニウム粉末を含む
    ことを特徴とするアルカリ剥離性ラベル用支持体。
  3. (3)紙上に水溶性高分子中間層を有し、その上に電子
    線照射あるいは紫外線照射により硬化したラジカル重合
    性カルボン酸樹脂層を有することを特徴とする請求項(
    1)または(2)記載のアルカリ剥離性ラベル用支持体
  4. (4)該電子線照射あるいは紫外線照射により硬化した
    ラジカル重合性カルボン酸樹脂層とアルミニウム粉末を
    含む金属光沢樹脂印刷層を設けたアルカリ剥離性ラベル
    用支持体を用いて製造したラベル。
  5. (5)該電子線照射あるいは紫外線照射により硬化した
    アルミニウム粉末を含むラジカル重合性カルボン酸樹脂
    層を設けたアルカリ剥離性ラベル用支持体を用いて製造
    したラベル。
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