JPH02259012A - 高疲労強度肌焼き品の製造方法 - Google Patents
高疲労強度肌焼き品の製造方法Info
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- JPH02259012A JPH02259012A JP8223889A JP8223889A JPH02259012A JP H02259012 A JPH02259012 A JP H02259012A JP 8223889 A JP8223889 A JP 8223889A JP 8223889 A JP8223889 A JP 8223889A JP H02259012 A JPH02259012 A JP H02259012A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は高疲労強度肌焼き品の製造方法にかかわり、さ
らに詳しくは自動車、建設機械の歯車、各種シャフト類
等の肌焼き品の製造に際して、材質特性、特に疲労強度
の向上を可能とした肌焼き品の製造方法に関するもので
ある。
らに詳しくは自動車、建設機械の歯車、各種シャフト類
等の肌焼き品の製造に際して、材質特性、特に疲労強度
の向上を可能とした肌焼き品の製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術)
自動車、建設機械の歯車、各種シャフトi等の機械部品
のなかで、特に高疲労強度を必要とするものは、所要の
製品形状に加工後、表面硬化処理が行なわれており、こ
のためにこれらの製品は通常脱燐き品と呼ばれている。
のなかで、特に高疲労強度を必要とするものは、所要の
製品形状に加工後、表面硬化処理が行なわれており、こ
のためにこれらの製品は通常脱燐き品と呼ばれている。
表面硬化処理法としては、浸炭焼入れによる方法が最も
一般的である。
一般的である。
浸炭焼入れとは、例えば、昭和44年10月1日丸善株
式会社発行[aの熱処理 改訂5版J85〜97頁に見
られるように、900°C程度の温度で浸炭処理を行な
った後、焼入れおよび必要に応じて焼戻しを行なうこと
により、表層のみを高炭素マルテンサイトとなし、疲労
強度の向上をはかる手法である。
式会社発行[aの熱処理 改訂5版J85〜97頁に見
られるように、900°C程度の温度で浸炭処理を行な
った後、焼入れおよび必要に応じて焼戻しを行なうこと
により、表層のみを高炭素マルテンサイトとなし、疲労
強度の向上をはかる手法である。
こうした浸炭焼入れのみの表面硬化法は、例えば昭和5
9年6月日本熱処理技術協会発行「熱処理第24巻第3
号」128〜136頁に見られるように、浸炭表層部の
オーステナイト粒界に沿って表面異常層が生成するため
に硬さ、圧縮残留応力が低下し、必ずしも充分な疲労強
度が付与出来ないことが従来から問題となっていた。こ
れに対して、特開昭61−253346公報には、Si
:0.10%以下、Mn:0.05%以下に低減して粒
界酸化物の生成を抑制し、P:0.010%以下に抑制
して、粒界強度の向上をはかった浸炭焼入れを行なって
使用される材料が示されている。
9年6月日本熱処理技術協会発行「熱処理第24巻第3
号」128〜136頁に見られるように、浸炭表層部の
オーステナイト粒界に沿って表面異常層が生成するため
に硬さ、圧縮残留応力が低下し、必ずしも充分な疲労強
度が付与出来ないことが従来から問題となっていた。こ
れに対して、特開昭61−253346公報には、Si
:0.10%以下、Mn:0.05%以下に低減して粒
界酸化物の生成を抑制し、P:0.010%以下に抑制
して、粒界強度の向上をはかった浸炭焼入れを行なって
使用される材料が示されている。
しかしながら、このような材料を用いてもなおかつ浸炭
焼入れのみの表面硬化法では、特に高疲労強度を必要と
する肌焼き品の疲労強度の保証には、未だ充分であると
は言えないのが現状である。
焼入れのみの表面硬化法では、特に高疲労強度を必要と
する肌焼き品の疲労強度の保証には、未だ充分であると
は言えないのが現状である。
(発明が解決しようとする課題)
本発明の目的は、肌焼き品の疲労折損に対して、その要
求特性を保証することができる肌焼き品の製造方法を提
供しようとするものである。
求特性を保証することができる肌焼き品の製造方法を提
供しようとするものである。
(課題を解決するための手段、作用)
本発明者らは、肌焼き品の高疲労強度化を実現するため
に種々検討を行なった結果、特定の成分範囲の鋼材につ
いて、表層に特定範囲の量の残留オーステナイトが導入
される条件で浸炭処理を行なった後、予荷重として特定
の条件で繰り返し曲げ応力を付与することによって、肌
焼き品の疲労折損に対してその要求特性を充分満足でき
る優れた疲労強度を実現することが可能であるという新
規な知見を得て、本発明をなしたものである。
に種々検討を行なった結果、特定の成分範囲の鋼材につ
いて、表層に特定範囲の量の残留オーステナイトが導入
される条件で浸炭処理を行なった後、予荷重として特定
の条件で繰り返し曲げ応力を付与することによって、肌
焼き品の疲労折損に対してその要求特性を充分満足でき
る優れた疲労強度を実現することが可能であるという新
規な知見を得て、本発明をなしたものである。
すなわち、本発明は以上の知見にもとすいてなされたも
のであって、その要旨とするところは、重量比として、 C: 0.10〜0.30%、 Mn:0.50〜2.0%、 S : 0.01〜0.20%、 Cr:0.50〜1.50%、 A7:0.02〜0.10%、 N : 0.010〜0.025%を含有し、または、
さらに Nb:0.020〜0.120%、 Ti:0.005〜0.10%のうち1種または2種を
含有し、 Si:0.10%以下、 P : 0.010%以下、 0 : 0.005%以下に制限し、または、さらにN
i:4.0%以下、 Mo:1.0%以下、 ’v:1.o%以下、 Cu:3.0%以下の1種または2種以上を含有し、残
部Fe及び不可避的不純物からなる鋼材を、所要の製品
形状に加工し、表層0.02+++mでの残留オーステ
ナイト量が面積率にて20〜60%の範囲となるような
条件で浸炭処理を行なった後、応力集中部に、最表面で
の正味の最大応力で70〜120 kgf/mm”の範
囲の繰り返し曲げ応力を、10″回以下付与することを
特徴とする高疲労強度化焼き品の製造方法にある。
のであって、その要旨とするところは、重量比として、 C: 0.10〜0.30%、 Mn:0.50〜2.0%、 S : 0.01〜0.20%、 Cr:0.50〜1.50%、 A7:0.02〜0.10%、 N : 0.010〜0.025%を含有し、または、
さらに Nb:0.020〜0.120%、 Ti:0.005〜0.10%のうち1種または2種を
含有し、 Si:0.10%以下、 P : 0.010%以下、 0 : 0.005%以下に制限し、または、さらにN
i:4.0%以下、 Mo:1.0%以下、 ’v:1.o%以下、 Cu:3.0%以下の1種または2種以上を含有し、残
部Fe及び不可避的不純物からなる鋼材を、所要の製品
形状に加工し、表層0.02+++mでの残留オーステ
ナイト量が面積率にて20〜60%の範囲となるような
条件で浸炭処理を行なった後、応力集中部に、最表面で
の正味の最大応力で70〜120 kgf/mm”の範
囲の繰り返し曲げ応力を、10″回以下付与することを
特徴とする高疲労強度化焼き品の製造方法にある。
以下に本発明の詳細な説明する。
最初に、本発明対象鋼として、成分組成範囲を前記の如
く限定した理由について説明する。
く限定した理由について説明する。
まず、Cは肌焼き品の芯部の強度を増加させるのに有効
な元素であるが、0410%未満では強度が不足し、ま
た0、30%を超えると靭性の劣化を招(とともに、肌
焼き品の疲労強度に有用な圧縮残留応力が生じにく(な
るため、含有量を0.10〜0.30%に定めた。
な元素であるが、0410%未満では強度が不足し、ま
た0、30%を超えると靭性の劣化を招(とともに、肌
焼き品の疲労強度に有用な圧縮残留応力が生じにく(な
るため、含有量を0.10〜0.30%に定めた。
また、Mn、Crは焼入れ性の向上に有効な元素である
が、Mn:0.50%未満、Cr:0.50%未満では
その効果は不十分であり、一方Mn:2.0%及びCr
:1.50%を超えるとその効果は飽和し、これらの元
素の多量添加は経済性の点で好ましくないので、これら
の含有量をMn:0.50〜2.0%。
が、Mn:0.50%未満、Cr:0.50%未満では
その効果は不十分であり、一方Mn:2.0%及びCr
:1.50%を超えるとその効果は飽和し、これらの元
素の多量添加は経済性の点で好ましくないので、これら
の含有量をMn:0.50〜2.0%。
Cr:0.50〜1.50%とした。
次にSは被削性の向上に有効な元素であるが、その効果
は0.01%未満では不十分であり、一方0.20%を
超えると硫化物系介在物を生成してかえって疲労強度を
劣化させるので、含有量を0.01〜0.20%とした
。
は0.01%未満では不十分であり、一方0.20%を
超えると硫化物系介在物を生成してかえって疲労強度を
劣化させるので、含有量を0.01〜0.20%とした
。
MとNは鋼中で化合物/IJNを形成し、オーステナイ
ト結晶粒を微細化する働きがあり、どちらか一方でも/
’J : 0.020、N : 0.010%の下限値
より少ないと効果が不足する。一方Af : 0.10
%。
ト結晶粒を微細化する働きがあり、どちらか一方でも/
’J : 0.020、N : 0.010%の下限値
より少ないと効果が不足する。一方Af : 0.10
%。
N : 0.025%を超えるとその効果は飽和し、む
しろ疲労強度を劣化させるので、これらの含有量をjV
:o、02=0.10%、N : 0.010〜0.0
25%とした。
しろ疲労強度を劣化させるので、これらの含有量をjV
:o、02=0.10%、N : 0.010〜0.0
25%とした。
一方、Stは、浸炭最表層部において粒界酸化物を生成
しやすい元素であり、特にSiが0.10%を超えると
疲労強度劣化が顕著となるため、0.1%を上限とした
。
しやすい元素であり、特にSiが0.10%を超えると
疲労強度劣化が顕著となるため、0.1%を上限とした
。
次に、Pは鋼中で粒界偏析を起こし、粒界強度の低下を
介して疲労強度劣化の原因となる。特にPがo、 o
i o%を超えると疲労強度劣化が顕著となるため、O
,OI 0%を上限とした。
介して疲労強度劣化の原因となる。特にPがo、 o
i o%を超えると疲労強度劣化が顕著となるため、O
,OI 0%を上限とした。
また、0は鋼中で酸化物系介在物を生成し、疲労破壊の
起点となる。特に0がO,OO5%を超えると疲労強度
劣化が顕著となるため、O,OO5%を上限とした。
起点となる。特に0がO,OO5%を超えると疲労強度
劣化が顕著となるため、O,OO5%を上限とした。
以上が、基本成分系であるが、本発明においてはこの他
さらにオーステナイト結晶粒の微細化をはかることを目
的として、Nb、Tiのいずれか一方または両方を含有
させることが出来る。
さらにオーステナイト結晶粒の微細化をはかることを目
的として、Nb、Tiのいずれか一方または両方を含有
させることが出来る。
まずNbは、鋼中で化合物Nb(CN )を形成しオー
ステナイト結晶粒を微細化する働きがあるが、0、02
0%未満ではその効果は不十分であり、−方、0.12
0%を超えるとその効果は飽和し、むしろ疲労強度を劣
化させるので、その含有量を0、020〜0.120%
とした。
ステナイト結晶粒を微細化する働きがあるが、0、02
0%未満ではその効果は不十分であり、−方、0.12
0%を超えるとその効果は飽和し、むしろ疲労強度を劣
化させるので、その含有量を0、020〜0.120%
とした。
また、Tiは鋼中で化合物Ti(CN )を形成しオー
ステナイト結晶粒を微細化する働きがあるが、0、00
5%未満ではその効果は不十分であり、方0.10%を
超えるとその効果は飽和し、むしろ疲労強度を劣化させ
るので、その含有量を0.005〜0.10%とした。
ステナイト結晶粒を微細化する働きがあるが、0、00
5%未満ではその効果は不十分であり、方0.10%を
超えるとその効果は飽和し、むしろ疲労強度を劣化させ
るので、その含有量を0.005〜0.10%とした。
また本発明対象鋼では、必要に応じて、Ni :4.0
%以下、Mo:1.0%以下、■:1.0%以下、Cu
:3.0%以下の1種または2種以上を含有させる事が
出来る。これらの元素はいずれも焼入れ性の向上に有効
であるが、多量添加は経済性の点で好ましくないために
、上記の如く上限値を規定した。
%以下、Mo:1.0%以下、■:1.0%以下、Cu
:3.0%以下の1種または2種以上を含有させる事が
出来る。これらの元素はいずれも焼入れ性の向上に有効
であるが、多量添加は経済性の点で好ましくないために
、上記の如く上限値を規定した。
次に本発明においてはかかる鋼材を、所要の製品形状に
加工し、表層0.02mmでの残留オーステナイト量が
面積率にて20〜60%の範囲となるような条件で浸炭
処理を行なった後、応力集中部に、最表面での正味の最
大応力で70〜120kgf/mm2の範囲の繰り返し
曲げ応力を103回以下付与するのであるが、以下にそ
の理由を述べる。
加工し、表層0.02mmでの残留オーステナイト量が
面積率にて20〜60%の範囲となるような条件で浸炭
処理を行なった後、応力集中部に、最表面での正味の最
大応力で70〜120kgf/mm2の範囲の繰り返し
曲げ応力を103回以下付与するのであるが、以下にそ
の理由を述べる。
肌焼き品の疲労強度は、表層の圧縮残留応力が支配的で
あり、圧縮残留応力が大きい程疲労強度は向上する。従
来法である浸炭焼入れのみによる方法では、十分な表層
圧゛縮残留応力を得ることはできないが、本発明法では
、大きな表層圧縮残留応力を得ることが可能である。こ
れは、表層に特定範囲の量の残留オーステナイトを導入
し、予荷重として特定の条件で繰り返し曲げ応力を付与
すれば、残留オーステナイトがマルテンサイト変態を起
こすためである。ただし、いずれか一方でも、表層0.
02mmでの残留オーステナイト量が面積率にて20%
未満、製品の応力集中部に付与する繰り返し曲げ応力が
、最表面での正味の最大応力で70kgf/−未満では
、得られる圧縮残留応力量が不十分である。一方かかる
残留オーステナイト量が面積率にて60%、繰り返し曲
げ応力が120 kgf/mm2、繰り返し曲げの回数
がIO″回を超えると、その効果は飽和し、むしろ予荷
重付与の過程で、製品が破壊する危険性があるので、上
記のように規定した。
あり、圧縮残留応力が大きい程疲労強度は向上する。従
来法である浸炭焼入れのみによる方法では、十分な表層
圧゛縮残留応力を得ることはできないが、本発明法では
、大きな表層圧縮残留応力を得ることが可能である。こ
れは、表層に特定範囲の量の残留オーステナイトを導入
し、予荷重として特定の条件で繰り返し曲げ応力を付与
すれば、残留オーステナイトがマルテンサイト変態を起
こすためである。ただし、いずれか一方でも、表層0.
02mmでの残留オーステナイト量が面積率にて20%
未満、製品の応力集中部に付与する繰り返し曲げ応力が
、最表面での正味の最大応力で70kgf/−未満では
、得られる圧縮残留応力量が不十分である。一方かかる
残留オーステナイト量が面積率にて60%、繰り返し曲
げ応力が120 kgf/mm2、繰り返し曲げの回数
がIO″回を超えると、その効果は飽和し、むしろ予荷
重付与の過程で、製品が破壊する危険性があるので、上
記のように規定した。
なお、本発明において、浸炭処理の方法は、特に限定さ
れるものではなく、例えば、ガス浸炭法、真空浸炭法、
イオン浸炭法等を用いて、本発明の要件を満たせば、任
意の条件で行うことができる。
れるものではなく、例えば、ガス浸炭法、真空浸炭法、
イオン浸炭法等を用いて、本発明の要件を満たせば、任
意の条件で行うことができる。
また、本発明においては、浸炭処理後、必要に応して焼
戻しを行うことができる。さらに、予荷重の付与は、最
大応力のみ本発明の要件を満たせば、最小応力は任意の
条件で行うことができる。
戻しを行うことができる。さらに、予荷重の付与は、最
大応力のみ本発明の要件を満たせば、最小応力は任意の
条件で行うことができる。
以下に、本発明の効果を実施例により、さらに具体的に
示す。
示す。
(実施例)
第1表の組成を有する鋼材を、切り欠き底置径:8mm
、応力集中係数:1.86の切り欠き付き試験片を用意
し、930 ’CX 240分浸炭(カーボンポテンシ
+)Lt: 0.7〜0.9) −+830°cx30
分保定→油冷(油温:60〜150°C)→160℃×
60分焼戻しの条件で浸炭処理を行った。浸炭処理後(
つまり、予荷重付与前)の表層0.02鵬での残留オー
ステナイト量Cr* ) 、および小野式回転曲げ疲れ
試験によって評価した疲労限(切り欠き底表面での正味
の最大応力値で表示)を第1表に併せて示す。記号qの
鋼材は、本発明の成分の鋼であるが、浸炭処理後の残留
オーステナイト量は、本発明の要件を下回っている。
、応力集中係数:1.86の切り欠き付き試験片を用意
し、930 ’CX 240分浸炭(カーボンポテンシ
+)Lt: 0.7〜0.9) −+830°cx30
分保定→油冷(油温:60〜150°C)→160℃×
60分焼戻しの条件で浸炭処理を行った。浸炭処理後(
つまり、予荷重付与前)の表層0.02鵬での残留オー
ステナイト量Cr* ) 、および小野式回転曲げ疲れ
試験によって評価した疲労限(切り欠き底表面での正味
の最大応力値で表示)を第1表に併せて示す。記号qの
鋼材は、本発明の成分の鋼であるが、浸炭処理後の残留
オーステナイト量は、本発明の要件を下回っている。
本発明の要件を満たす試験片はそうでないものに比べて
、概ね優れた疲労限を示すものの、従来法である浸炭処
理のままでは、疲労限は95kgf/岨2が上限(記号
り鋼)である。
、概ね優れた疲労限を示すものの、従来法である浸炭処
理のままでは、疲労限は95kgf/岨2が上限(記号
り鋼)である。
次に、これらの試験片について小野式回転曲げ疲れ試験
機を用い、第2表に示す条件で予荷重を付与した。C,
Dの条件で予荷重イ1与を行おうとしたものは、全て予
荷重付与の過程で破断した。
機を用い、第2表に示す条件で予荷重を付与した。C,
Dの条件で予荷重イ1与を行おうとしたものは、全て予
荷重付与の過程で破断した。
第3表に、予荷重付与後の最大圧縮残留応力(深さ方向
分布におけるピーク値)、および小野式回転曲げ疲れ試
験によって評価した疲労限(切り欠き底表面での正味の
最大応力値で表示)を示す。
分布におけるピーク値)、および小野式回転曲げ疲れ試
験によって評価した疲労限(切り欠き底表面での正味の
最大応力値で表示)を示す。
本発明法によれば、大きな圧縮残留応力が導入され、従
来法の上限値の1.2倍以上である120kgf/−以
上の優れた疲労限を有する肌焼き品の製造が可能である
ことがわかる。
来法の上限値の1.2倍以上である120kgf/−以
上の優れた疲労限を有する肌焼き品の製造が可能である
ことがわかる。
第
表
(発明の効果)
以上述べた如く、本発明法よれば肌焼き品の折損に対し
てその要求特性を充分満足できる優れた疲労強度を付与
することが可能となり、産業上の効果は極めて顕著なる
ものがある。
てその要求特性を充分満足できる優れた疲労強度を付与
することが可能となり、産業上の効果は極めて顕著なる
ものがある。
Claims (3)
- (1)重量比として C:0.10〜0.30%、 Mn:0.50〜2.0%、 S:0.01〜0.20%、 Cr:0.50〜1.50%、 N:0.02〜0.10%、 N:0.010〜0.025%を含有し、 Si:0.10%以下、 P:0.010%以下、 O:0.005%以下に制限し、 残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼材を、所要の製
品形状に加工し、表層0.02mmでの残留オーステナ
イト量が面積率にて20〜60%の範囲となるような条
件で浸炭処理を行なった後、応力集中部に、最表面での
正味の最大応力で70〜120kgf/mm^2の範囲
の繰り返し曲げ応力を、10^3回以下付与することを
特徴とする高疲労強度肌焼き品の製造方法。 - (2)Nb:0.020〜0.120%、Ti:0.0
05〜0.10%のうち1種または2種を含有する請求
項1記載の高疲労強度肌焼き品の製造方法。 - (3)Ni:4.0%以下、Mo:1.0%以下、V:
1.0%以下、Cu:3.0%以下の1種または2種以
上を含有する請求項1または2記載の高疲労強度肌焼き
品の製造方法。
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- 1989-03-31 JP JP1082238A patent/JP2819416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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