JPH02258833A - ポリイソチアナフテン系水分散液の製造方法及びそれを用いた導電性高分子材料 - Google Patents

ポリイソチアナフテン系水分散液の製造方法及びそれを用いた導電性高分子材料

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JPH02258833A
JPH02258833A JP8049689A JP8049689A JPH02258833A JP H02258833 A JPH02258833 A JP H02258833A JP 8049689 A JP8049689 A JP 8049689A JP 8049689 A JP8049689 A JP 8049689A JP H02258833 A JPH02258833 A JP H02258833A
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polyisothianaphthene
aqueous dispersion
thiophene
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isothianaphthene
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Eiji Funatsu
船津 英二
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリイソチアナフテン系水分散液を製造する
方法及びポリイソチアナフテン系導電性高分子材料に関
する。詳しくは、得られる導電性高分子材料の電気伝導
度及び、透明性が高い、ポリイソチアナフテン系化合物
の安定な水分散液を製造する方法及び電気伝導度かつ透
明性が高いポリイソチアナフテン系導電性高分子材料に
関するものである。
〔従来の技術] 近年、従来より導電性を示すことが知られてきたπ電子
共役系を有する高分子化合物、例えばポリアセチレン、
ポリフェニレン、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリ
アニリン、ポリイソチアナフテン等が電気工学や電子工
業の分野において、電池、コンデンサー、帯電防止材料
、it iff波遮蔽材料、電子デバイス、エレクトロ
クロミック素子等の各種の導電性材料として検討されて
いる。
上記の導電性高分子のうちポリイソチアナフテンはP型
にドープすることにより半導体から全屈的状態になり、
可視域の吸収は非常に小さくなるため、透明導電性高分
子としての幅広い応用が期待されている。
特開昭61−17581号には、ドーピングにより晶い
電導性を示し、電気化学的にも繰り返し酸化還元行うこ
とが可能で且つそれぞれの状態において固有の色を有す
るポリイソチアナフテン構造を有する重合体が開示され
ている。
ポリイソチアナフテン等の製造方法としでは、酸化剤を
使用して化学的に酸化重合する方法、電気化学的に酸化
重合(電解重合)する方法が知られている0例えば、F
 、 Mud Iらはジャーナル・オブ・オーガニック
・ケミストリー(Jourr+al ofOrgani
c chemistry )第49巻、第3382頁(
1984年)で、イソチアナフテンをLi[lrを溶解
したアセトニトリル中で電解重合すると、陽極上にポリ
イソチアナフテンがフィルム状に析出することを、また
、イソチアナフテンを塩化メチレン中で塩化アルミニウ
ムおよび塩化第二銅により酸化すると黒色の重合体が沈
澱が析出することを報告している。
しかしながら、上記の酸化重合により得られた導電性高
分子は、不溶不融の粉末又は塊であるために、それ自体
の成形性能に劣っており、このような導電性高分子を導
電性材料として利用するには、適当なバインダーに分散
するか、圧縮成形による加工を行うなどの必要があると
いう不便さがあった。
また、上記の電解重合では、陽極上に導電性高分子がフ
ィルム状で生成するため、を極の大きさに生成物の大き
さが規制され、しかも、高価な設備を用いる必要からコ
スト高であるなどという不都合があった。
導電性高分子の水分散液の製造の一例は、米国特許第4
,237.194号に示されているが、水と混和しうる
有機溶媒に溶解したポリアニリンをラテックスと混合し
、その後、有R溶媒を除去してポリアニリン会合ラテッ
クスを形成し、さらに酸の添加によりポリアニリン塩会
合ラテックスを形成するものであり、複雑な多くの操作
が必要で、本発明のように容易に水分散液を合成できる
ものではなかった。
また、米国特許第4,731.408号には、アニオン
性の表面特性を有するポリマーの存在下で導電性高分子
フィルムとして被覆可能な高分子分散物を製造する方法
が開示されているが、ポリイソチアナフテン系水分散物
を製造する方法やポリイソチアナフテン系導電性材料は
具体的に開示されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、ポリインチアナフテン系化合物の成形
性能に劣るという問題点を解決した安定なポリイソチア
ナフテン系水分散液を製造することにある。
更には、得られる成形体の電気伝導度及び、透明性が高
い、ポリイソチアナフテン系化合物の安定な水分散液を
製造することである。
更には、電気伝導度及び、透明性が高い導電性高分子材
料を得ることにある。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的は、アニオン性高分子又はアニオン性界面活性
剤の存在下で、インチアナフテン系化合物を酸化重合し
て、ポリイソチアナフテン系水分散液を製造する方法及
びそれを乾燥してなるポリイソチアナフテン系導電性高
分子材料によって達成された。
本発明はポリイソチアナフテンを水分散液として製造す
ることで、上記に示した成形性能に劣るという問題点を
解決するものである。このような導電性高分子の水分子
#に、?&、は、スプレー被膜形成法、コーターによる
表面コート法、押出成形法などにより塗布することが容
易で、更にはエマルジョン等とブレンドすることもでき
、乾燥により水を除去することでフィルム化することが
できるという利点がある。
以下、本発明のポリイソチアナフテン系水分散液の製造
方法に関して説明する。
本発明の製造方法には、ラテックスの製造に用いられる
乳化重合と同様の公知の方法で行うことができる。91
えば、窒素雰囲気下でIF?されたアニオン表面特性保
有ラッテクスに、塩化メチレンに溶解したイソチアナフ
テンを加えて作られた溶液に、触媒としてFeCl、の
水溶液を滴下する方法である。
本発明の製造方法に用いられる溶媒は蒸留水が用いられ
るが、蒸留水にポリイソチアナフテン系化合物が溶解し
ない場合には、少量の有a溶媒も併せて用いることがで
きる。
本発明において用いられるインチアナフテン系化合物の
好ましい化合物は、以下の一般式(1)%式% ここで、R’ 、R’ 、R’及びR4は水素原子、ハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素)、アルキル
基、アリール基、水酸基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アミノ基、アルキルアミノ基(縮纜してもよい)
、ニトロ基、シアノ基、NHCOR’    Nll5
OtR’SORラ  −SO□R’   −3o□NR
’COR’  −CONR’ 、複素環基(例えば、R
フ トリアゾール、デアゾール、ベンズチアゾール、フラン
、ピリジン、キナルジン、ベンズオキサゾール、ピリミ
ジン、オキサゾール、イミダゾール)を表す Bsはア
ルキル基又はアリール基を表す Rh及び R7は同じ
であっても異なっていてもよく、水素原子、アルキル基
又はアリール基を表す R1とR”、R’とRt、また
はR8とR4は縮環してもよい 更に、上記のR1、Rg 、Ra及びR4のアルキル基
、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アル
キルアミノ基は更にil[fiされていてもよい、また
、上記のRs 、Ra及びRマのアル・キル基、アリー
ル基も更に置換されていてもよい。
これらの置換基゛の例としては、アルコキシ基(例えば
、メトキシ、エトキシ)、アリールオキシ基(例えば、
フェニルオキシ)、アルコキシカルボニル基(例えば、
メトキシカルボニル)、アシルアミノ基(例えば、アセ
チルアミノ)、カルバモイル基、アルキルカルバモイル
基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル
)、ジアルキル力ルイバモイル基(例えば、ジメチルカ
ルバモイル)、アリールカルバモイル基(例えば、フェ
ニルカルバモイル)、アルキルスルホニル基(例えば、
メチルスルホニル)、アリールスルホニル基(例えば、
フェニルスルホニル)、アルキルスルホンアミド基(例
えば、メタンスルホンアミド)、アリールスルホンアミ
ド基(例えば、フヱニルスルホンアミド)、スルファモ
イル基、アルキルスルファモイル基(例えば、エチルス
ルファモイル)、ジアルキルスルファモイル基(例えば
、ジメチルスルファモイル)、アルキルチオ基(例えば
、メチルチオ)、アリールチオ基(例えば、フェニルチ
オ)、アミノ基、アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ
基、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素)が挙
げられ、この置換基が2個以上あるときは同じであって
も異なっていてもよい。
上記イソチアナフテン系化合物として好ましいものとし
ては、イソチアナフテン、5−メチルベンゾ〔C〕チオ
フェン、5−エチルベンゾ〔C〕チオフェン、5−フェ
ニルベンゾ(C)チオフェン、4−メチルベンゾ(c)
チオフェン、4−エチルベンゾ(C)チオフェン、4−
フェニルベンゾ(C)チオフェン、4.5−ジメチルベ
ンゾ〔C〕ヂオフェン、4.5−ジエチルベンゾ〔C]
チオフェン、5.5°−ジメチルベンゾ〔C〕チオフェ
ン、4,4°−ジメチルベンゾ〔C〕チオフェン、5−
メトキシベンゾ(C)チオフェン、5−エトキシベンゾ
〔C〕チオフェン、5−フェノキシベンゾ(C)チオフ
ェン、4−メトキシベンゾ(C)チオフェン、4−エト
キシベンゾ(C)チオフェン、4−フェノキシベンゾ(
C)チオフェン、5−アミノベンゾチオフェン、5−フ
ェニルアミノベンゾ(C)チオフェン、5メチルフエニ
ルアミノベンゾ(C)チオフェン、5−ジメチルアミノ
ベンゾ(clチオフェン、5−ジフェニルアミノベンゾ
(C)チオフェン、4−アミノベンゾ(C)チオフェン
、4−フェニルアミノベンゾ(C)チオフェン、4−メ
チルフェニルアミノベンゾ(C)チオフェン、4−ジメ
チルアミノベンゾ(C)チオフェン、4−ジフェニルア
ミノベンゾCC)チオフェンが挙げられる。
本発明においてイソチアナフテン系化合物を酸化重合さ
せるために使用する触媒としては、−aに用いられる公
知のものを用いることができる。
例えば、塩化第二鉄、塩化第二銅などの塩化物、硫酸第
二鉄、硫酸第二銅などの硫酸塩、二酸化鉛、二酸化マン
ガンなどの金属酸化物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモ
ニウム、過酸化水素などの過酸化物、ベンゾキノンなど
のキノン類、沃素、臭素などのハロゲン、フェリシアン
化カリウムなどが挙げられる。これらの具体例は、特開
昭65−213518号、同63−193926号、同
62−126665号、同62−104832号、同6
3−215717号、同63−69823号、同63−
101415号、同60−58430号等にも記載され
ている。触媒の量はイソチアナフテン系化合物の特性と
使用される触媒により変化する。しかしながら、−aに
は、触媒/イソチアナフテン系化合物のモル比率は0.
01〜10の範囲であり、好ましくは、1〜5の範囲で
ある。
本発明に用いられるアニオン性界面活性剤の具体例を以
下に挙げるが、これらに限定されるものではない。
アニオン性界面活性剤の例としては以下のものが挙げら
れる。
C+5HstCOONa 、   C+5HstCOO
Na 。
NaO,SC■C00CaH+t C+ +Il*、CIICHtCIIzSOsNa署 H C+glbsO(CHz)4SOJa NaOiSCHCOOC*Il。
C+hHssO5OsNa また本発明において用いられるアニオン性高分子は、一
般に用いられている公知のアニオン表面特性保有ポリマ
ーを用いることができる。好ましくは、乳化重合法によ
り製造されるラテックスである。アニオン表面特性は種
々の方法で導入できる0例えば、アニオン性基、例えば
スルホン酸基を有するエチレン性不飽和モノマー、また
はエチレン性不飽和モノマーとの混合物を重合して、ア
ニオン表面特性保有ラテックスを合成する方法である。
この目的には2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸、ビニルベンゼンスルホン酸の塩等を用いる
ことができるが、ポリマーにアニオン表面特性を導入で
きる他のエチレン性不飽和モノマー用いることが出来る
この場合の具体例を以下に挙げるがこれらに限定される
ものではない。
CHl 0ONa 0OCR1 cooc寥H3 OOH 0ONa CH8 さらに、アニオン表面特性はラテックス製造に前記のア
ニオン性界面活性剤を用いる方法であってもよい。
ポリインチアナフテン系化合物の分散に用いられるアニ
オン性高分子の量は、イソチアナフテン系化合物に対し
て1〜300重量%、好ましくは5〜200重量%であ
る。アニオン性界面活性剤の量は、イソチアナフテン系
化合物に対して0.01〜50重量%、好ましくは0.
1〜20重量%である。酸化重合における反応温度は、
−10〜100℃、好ましくは0〜50°Cである0反
応時間は、反応温度と関連するが、通常0.1〜100
時間、好ましくは0.1〜50時間である。
本発明の水分散液は、透析、限外濾過等の処理をして用
いても良い。
また、本発明の水分散液には、成形体の導電性をさらに
向上させるために、導電性化合物を添加することができ
る。これらの導電性化合物は、酸化重合の前後もしくは
その両方に添加してもよいが、重合前もしくは重合の前
後の両方に添加されるのが好ましい、更に透析、限外濾
過等の処理をする場合には処理後に加えてもよい。
本発明で用いることのできる導電性化合物としては、ア
ルカリ金属カチオン(L i” 、Na’に゛等)、N
Oo、Not ’カチオン、オニウムカチオン(ELJ
” 、8u4N” 、BusP”等)と負イオン(BF
4− 、AlF4− 、AaF&−、5bFa−、5b
CIiPF& −、ClO4−、^IFa−、AlF6
− 、N1Fa”−ZrFa”−1TiF*”−1Ti
F&’\B+*CI+e ”−1CIBr−5F −、
H3O4−、SOa ”−等)からなる塩、スルホン酸
アニオン(CHjCJ4SOs−、CJsS(hcps
soz−等)を含む塩、!IC0OLiのようなカルボ
ン酸アニオンを含む塩、FeCl5のような塩化物、お
よび有機アミン、無機酸(例えば、HCI 、 HよS
04、ICl0n 、HBF4) 、有機酸(例えば、
トルエンスルホン酸、トリフルオロメチルスルホン酸、
ポリスチレンスルホン酸のようなスルホン酸、ギ酸、酢
酸、ポリアクリル酸のようなカルボン酸)あるいるが、
これらに限定されるものではない。
また、本発明の水分散液は高分子化合物とブレンドして
用いることができる3本発明でブレンドできる高分子化
合物としては、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン
樹脂、シリコーン樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリア
ミド樹脂等の合成樹脂、スチレン−ブタジェンゴム、ブ
タジェンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ニトリル
ゴム、クロロブレンゴム、エチレン−プロピレンゴム等
の合成ゴム、ポリ酢酸ビニル系ポリマー1、ポリスチレ
ン系ポリマー、ポリエチレン系ポリマー、ポリ(メタ)
アクリル酸エステル系ポリマー等を使用することができ
るが、これらに限定されるものではない、好ましくは、
これらの高分子化合物はエマルシヨンである。
本発明の水分散液は、公知の塗布方法(例えば、デイツ
プコート、ローラーコート、バーコード、スピンコード
、カーテンコート、ギーサーコートなど)、スプレーに
よる被膜形成法、押出成形方法等及び公知の乾燥法を用
いて導電性高分子材料に容易に加工することができる。
以下、具体例に基づいて本発明を詳述する。
合成例1 300−の370フラスコにスチレン−ブタジェン系ラ
テックスN1pO12570x5(日本ゼオン製)60
g、蒸留水15(ldをとり、窒素雰囲気下で攪拌しな
がら塩化メチレン10mに溶解したイソチアナフテン5
gを加えた。室温でこの液に、蒸留水30jIliに溶
解した10gのFeCl5・6H30を30分間にわた
って滴下した。
滴下とともに発熱し、反応液は黒色に変化した。
さらに、2時間撹拌した後、透析を2日間行い(νl5
KASE  5ALES  C0RP  CELLtl
LO5I!  T[IBING  C−65三光純薬■
製を使用)、ポリインチアナフテンの水分散液を得た。
得られたポリイソチアナフテン粒子の平均粒径は120
nmであった(COULTER−N4型サブミクロン粒
子分析装置(コールタ−エレクトロニクス■)製で測定
)、また、この水分散液は、保存を20°Cおよび5℃
のどちらの温度で行っても安定であり、3ケ月経過後ど
ちらの温度で行った場合も粒子の沈降や凝集はなかった
。さらに、腐敗も見られなかった。
合成例2 導電性塩としてベンゼンスルホン酸トリブチルアンモニ
ウム塩5gをインチアナフテンとともに添加した以外は
合成例1と同様に合成及び透析した結果、合成例1と同
様に安定なポリイソチアナフテン水分散液(平均粒径1
35nm)を得た。
合成例3 Nipo12570X5の代わりにアクリロニトリル−
ブタジェン系ラテックスN1pol1571(日本ゼオ
ン製)60g、イソチアナフテンの代わりに5−メチル
ベンゾ(C)チオフェン6gを使用した以外は合成例1
と同様にして合成及び透析をした結果、合成例1と同様
に腐敗も粒子の凝集も見られない安定なポリ(5−メチ
ルベンゾ(C)チオフェン)水分散液(平均粒径101
00nを得た。
合成例4 Nipo12570X5の代わりにアクリロニトリルー
プクジエン系ラテックス N1po11571(日本ゼ
オン製)60g、FeCl5  ・6H,Oの代わりに
過硫酸アンモニウム18gを使用した以外は合成例1と
同様にして合成及び透析をした結果、合成例1と同様に
安定なポリイソチアナフテン水分散液(平均粒径160
nm)を得た。
合成例5 FeCI、  ・6H10の代わりに過硫酸アンモニウ
ム18gを使用した以外は合成例1と同様にして合成及
び透析をした結果、合成例1と同様に安定なポリイソチ
アナフテン水分散液(平均粒径90 nm)を得た。
合成例6 Nipo12570X5の代わりにスチレンと2−アク
リルアミド2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩
の共重合体10gを使用した以外は合成例1と同様にし
て合成及び透析をした結果、合成例1と同様に安定なポ
リイソチアナフテン水分散液(平均粒径105 nm)
を得た。
合成例7 N1po11570X5の代わりに の代わりに5−エチルベンゾ(C)チオフェン6gを使
用した以外は合成例1と同様にして合成及び透析をした
結果、合成例1と同様に安定なポリ(5−エチルベンゾ
(C)チオフェン)水分散液(平均粒径120 nm)
を得た。
実施例1 合成例2で得たポリインチアナフテン水分散液をガラス
上に塗布し、窒素雰囲気下で乾燥し、その後、50℃に
加熱しながら減圧乾燥をすることでドーピングされたポ
リイソチアナフテンをフィルム化した。フィルムは厚さ
45μで透明性に優れていた(透過度的40%)、4端
子法によりそのフィルムの電気伝導度を測定したところ
、その値はlO弓S/CIであった。
実施例2 合成例1で得たポリイソチアナフテン水分散液10gを
ポリ酢酸ビニルエマルジョン20gとブレンドした。こ
のブレンドした水分散液を実施例1と同様に塗布及び乾
燥することで、厚さ40μの透明性に優れたフィルムを
得た(透過度的30%)、そのフィルムの電気伝導度は
、I O−’S/1であった。
実施例3 合成例3で得たポリ(5−メチルベンゾ(C)チオフェ
ン)水分散液を実施例1と同様に塗布及び乾燥すること
で、ポリ(5−メチルベンゾ(C〕チオフェン)をフィ
ルム化することができた。
フィルムは厚さ30μであり、透明性に優れていた(透
過度的30%)、そのフィルムの電気伝導度は、10−
’S/cmであった。
実施例4 合成例4で得たポリイソチアナフテン水分散液を実施例
1と同様に塗布及び乾燥することで、厚さ65aで透明
性に優れたポリイソチアナフテンのフィルムを得た(透
過度的35%)、電気伝導度は10−’S/cmであっ
た。
実施例5 合成例5で得たポリイソチアナフテン水分散液を実施例
1と同様に塗布及び乾燥することで、厚さ30μで透明
性に優れたポリインチアナフテンのフィルムを得た(透
過度的30%)、電気伝導度は10−”37cmであっ
た。
実施例6 合成例3で得たポリ(5−メチルベンゾ(C)チオフェ
ン)水分散液にLLiC10a3を添加した後、これを
実施例1と同様に塗布及び乾燥することで、厚さ35μ
で透明性に優れたポリ(5−メチルベンゾ(C)チオフ
ェン)のフィルムを得た(透過度的30%)、電気伝導
度は10−’S/lであった。
実施例7 合成例1で得たポリイソチアナフテン水分散液にKBF
43.5gを添加した後、その中から10gをとり、こ
れとポリスチレンエマルジゴン10gとをブレンドした
。このブレンドした水分散液を実施例1と同様に塗布及
び乾燥することで、厚さ45μで透明性に優れたポリイ
ソチアナフテンとポリスチレンとのブレンドフィルムを
得た(透過度的35%)、f!電気伝導度10弓S/c
■であった。
実施例8 合成例6で得たポリイソチアナフテン水分散液を実施例
1と同様に塗布及び乾燥することで、厚さ40μで透明
性に優れたポリイソチアナフテンとポリスチレンとのブ
レンドフィルムを得た(透過度的40%)、電気伝導度
は1O−3S/cmであった。
実施例9 合成例7で得たポリ(5−エチルベンゾ(C)チオフェ
ン)水分散液を実施例1と同様に塗布及び乾燥すること
で、厚さ60μで透明性に優れたポリ(5−エチルベン
ゾ(C)チオフェン)のフィルムを得た(透過度的35
%)、電気伝導度は10−”S/amであった。
比較例I イソチアナフテンの代わりにピロールを使用した以外は
合成例1と同様にして合成及び透析をした結果、平均粒
径1100nのポリピロール水分散液を得た。この水分
散液を実施例1と同様に塗布及び乾燥することで、厚さ
35μで黒色のポリピロールフィルムを得たく透過度的
0%)、?4気伝導度は10−’S/amであった。
比較例2 イソチアナフテンの代わりにビロールを使用した以外は
合成例2と同様にして合成及び透析をした結果、平均粒
径80nmのポリピロール水分散液を得た。この水分散
液を実施例1と同様に塗布及び乾燥することで、厚さ5
5μで黒色のポリピロールフィルムを得た(透過度的0
%〕、電気伝導度は10−”S/cmであった。
比較例3 イソチアナフテンの代わりにアニリン塩酸塩を使用した
以外は合成例1と同様にして合成及び透析をした結果、
平均粒径130nmのポリアニリン水分散液を得た。こ
の水分散液を実施例1と同様に塗布及び乾燥することで
、厚さ60μで黒色のポリアニリンのフィルムを得た(
透過度的0%)、電気伝導度は10−’S/cmであっ
た。
以上、本発明の方法で得られたポリイソチアナフテン系
水分散液(合成例1〜5)はどれも、3ケ月の保存でも
安定で腐敗も粒子の凝集も見られなかつた。また、本発
明の方法で製造されたポリイソチアナフテン系水分散液
から得られたポリイソチアナフテン系導電性高分子は、
比較例■〜3で示されるようなポリピロールやポリアニ
リンよりも透明性に優れていた。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば安定なポリイソチアナフ
テン゛系化合物の水分散液を製造することが可能となり
、かつ電気伝導度の高く、透明性に優れた導電性高分子
材料を得ることが出来る。
平成1年7月ム日 1、事件の表示 2)発明の名称 3、補正をする者 事件との関係 平成1年特願第rouyt号 ポリインチアナフテン系水分散液の製造方法及びそれを
用い九導電性高分子材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アニオン性高分子及び/又はアニオン性界面活性
    剤の存在下でイソチアナフテン系化合物を酸化重合する
    ことを特徴とするポリイソチアナフテン系水分散液の製
    造方法。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項記載のポリイソチアナ
    フテン系水分散液を乾燥してなる導電性高分子材料。
JP8049689A 1989-03-31 1989-03-31 ポリイソチアナフテン系水分散液の製造方法及びそれを用いた導電性高分子材料 Pending JPH02258833A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5530139A (en) * 1993-05-31 1996-06-25 Showa Denko Kabushiki Kaisha Condensed heterocyclic compound with a sulfonic acid group and process for producing the same
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JP2004502004A (ja) * 2000-06-26 2004-01-22 アグフア−ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ ポリチオフェンを含む再分散可能なラテックス
JP2013249442A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Jfe Chemical Corp 導電性高分子の分散体およびその製造方法

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