JPH02258556A - 型内ラベル貼着用ラベル及びラベル付容器 - Google Patents

型内ラベル貼着用ラベル及びラベル付容器

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JPH02258556A
JPH02258556A JP1063816A JP6381689A JPH02258556A JP H02258556 A JPH02258556 A JP H02258556A JP 1063816 A JP1063816 A JP 1063816A JP 6381689 A JP6381689 A JP 6381689A JP H02258556 A JPH02258556 A JP H02258556A
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ethylene
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copolymer
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Toshibumi Tanahashi
俊文 棚橋
Tadahiko Kuzura
忠彦 葛良
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D23/00Details of bottles or jars not otherwise provided for
    • B65D23/08Coverings or external coatings
    • B65D23/0842Sheets or tubes applied around the bottle with or without subsequent folding operations
    • B65D23/0864Applied in mould

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、型内ラベル貼着用ラベルに関し、より詳細に
は、ポリオレフィン容器への型内ラベル貼着に使用され
、優れた耐薬品性を有するラベル、並びにこのラベルを
用いたラベル付容器に関する。
(従来の技術) 中空容器に、内容物を表示するラベルを貼着することは
、包装製品の商品価値を高め、消費者の購買意欲をそそ
ることから、包装技術上重要な意味をもっている。
中空容器に型内ラベル操作によりラベルを施すことは古
くから知られており、成形用金型のキャビティ内表面に
貼着すべきラベルを真空吸引等の手段により保持し、こ
の金型内でプラスチックパリソンを中空成形する手段が
一般に採用されている(例えば、特開昭61−2028
18号公報)。
また、プラスチック製ラベルとして、中実ポリマー層、
発泡体層及びポリマー溶液層の積層体を用いることも既
に知られている(特開昭60−123333.60−1
83343及び6〇−242490号公報)。
型内ラベルの操作用のラベルとしては、プラスチックフ
ィルムを基本とするものが、裏面印刷が可能で、画像が
鮮明で、耐汚染性に優れている等の利点を有することが
望ましいものであり、また成形されつつあるプラスチッ
ク容器壁の熱を利用して接着を行うという点では、感熱
接着剤、特にホットメルト接着剤を利用するのが有利で
ある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、公知のホットメルト接着剤は耐薬品性に
関して未だ十分満足し得るものではなかった。化粧品、
トイレタリー用品、薬品類等に用いる容器の場合には、
充填時或いは使用時に容器外に付着した内容物の作用で
、ラベルが剥離したり或いは接着力が低下したりする欠
点を生じる。
更には、透明ラベルの場合、成形時のダイラインがボト
ルとラベルの間の浮きとなって成形容器に残り、外観を
損ねるという問題点も見られる。
従って、本発明の目的は、型内ラベル操作によりポリオ
レフィン系プラスチック容器に対して優れた接着強度を
もって貼着することができ、しかも形成されるラベルの
接着部が優れた耐薬品性を示す型内ラベル貼着用ラベル
を提供するにある。
本発明の他の目的は、上記ラベルを貼着したポリオレフ
ィン系プラスチック容器を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、型内ラベル貼着によりポリオレフィン
容器の外表面に結合させるラベルであって、透明ラベル
基材と、ラベル基材の内面となる側に施された印刷イン
キ層と、印刷インキ層上に設けられた、エチレンを主体
とし且つ共重合成分としてエチレン系不飽和カルボン酸
またはその誘導体を含むエチレン系共重合体の接着剤層
とのラミネートから成ることを特徴とする型内ラベル貼
着用ラベルが提供される。
本発明によれば型内ラベル貼着によりポリオレフィン容
器の外表面に結合させるラベルであって、透明ラベル基
材と、ラベル基材の内面となる側に施された印刷インキ
層と、印刷インキ層上に設けられた、塩素化ポリプロピ
レンまたは塩素化ポリプロピレンとエチレン−含カルボ
ニルエチレン系単量体共重合体とのブレンドから成るプ
ライマー層と、該プライマー層上に設けられた、エチレ
ンを主体とし且つ共重合成分としてエチレン系不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体を含むエチレン系共重合体の
接着剤層とのラミネートから成ることを特徴とする型内
ラベル貼着用ラベルが提供される。
(作用) 本発明では、画像の鮮明さ及び耐汚染性の見地から、透
明ラベル基材の内面側に印刷インキ層を設けるが、この
印刷インキ層上に、エチレンを主体とし且つ共重合成分
としてエチレン系不飽和カルボン酸またはその誘導体を
含むエチレン系共重合体を接着剤層として設けることが
特徴であり、これにより、型内で成形されるポリオレフ
ィン系プラスチック容器に対して優れた接着が行われ密
着性が向上し、化粧品、トイレタリー用品、各種薬品類
が付着した場合にも優れた耐薬品性が得られるものであ
る。
先ず、本発明で用いるエチレン系共重合体はエチレンを
主たる単量体構成成分としていることから、オレフィン
系プラスチック容器に対して優れた接着性を示すばかり
ではなく、その主鎖または側鎖に極性のあるエチレン系
不飽和カルボン酸またはその誘導体を含むことから、印
刷インキ層に対しても優れた接着性を示す。加えて、こ
の共重合体はエチレン重合体鎖を主体としていることか
ら、比較的低い温度(一般に60乃至120℃)で溶融
され、型内で成形されつつあるポリオレフィン容器が有
する熱によって短時間の内に強固な熱接着を与える。
本発明において、エチレン系不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体を共重合成分として含むエチレン系共重合体が
、型内ラベル貼着用ラベルの接着剤として用いたとき、
優れた耐薬性を示すという事実は、広範な実験の結実現
象として見出されたものであり、その理由は未だ十分明
らかではない。しかしながら、本発明者等の研究による
と、ラベル貼着容器が界面活性剤のような薬品と接触し
たとき生じる接着力の低下は一種のストレス・クラッキ
ング(環境亀裂)によるものと思われ、本発明に用いる
エチレン系共重合体が接着剤層として耐薬品性に優れて
いるのは、このものが耐ストレスクラツキング性に優れ
ていることによるものと推定される。この推定は、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)が通常のポ
リエチレンに対して著しく優れた耐ストレスクラツキン
グ性を示すという事実とも良く符号している。
本発明のラベルでは、前記エチレン系共重合体を印刷イ
ンキ層上に直接設けて用いることもできるし、印刷イン
キ層上に適当なプライマー層を介在させ、このプライマ
ー層上に設けることができる。このようなプライマー層
として、塩素化ポリプロピレンまたは塩素化ポリプロピ
レンと、エチレン及び含カルボニルエチレン系単量体の
共重合体との組合せを用いると、印刷インキ層との密着
力及びその耐久性が一層向上することがわかった。しか
も、このプライマーは印刷インキ層の上に塗布が容易で
あるという利点をも与えるものである。
(発明の好適態様) 本発明のラベルは、透明ラベル基材、該ラベル基材の内
面となる側に施された印刷インキ層及び印刷インキ層上
に設けられた特定のエチレン系共重合体の接着剤層とか
らなる。
本発明のラベルの一例を示す第1図において、このラベ
ル1は、プラスチックフィルム基材2、その裏側(内面
となる側)に施された印刷インキ層3及びその上に施さ
れた、エチレンを主体とし、共重合成分としてエチレン
系不飽和カルボン酸またはそのお導体を含むエチレン系
共重合体の接着剤層4とのラミネートから成る。
本発明のラベルの他の例を示す第2図において、このラ
ベル1は、プラスチックフィルム基材2で、印刷インキ
層3、印刷インキ層上に蒸着、転写或いは印刷乃至塗布
等で形成された金属層5及びこの金属層上に施された特
定のエチレン系共重合体の接着剤層4のラミネートから
成る。
本発明のラベルの更に他の例を示す第3図において、こ
のラベル1は、プラスチックフィルム基材2、印刷イン
キ層3、印刷インキ層上に設けられた、塩素化ポリプロ
ピレンまたは塩素化ポリプロピレンとエチレン及び含カ
ルボニルエチレン系単量体の共重合体とのブレンドから
成るプライマー層6、及びプライマー層上の特定のエチ
レン系共重合体の接着剤層4から成る。このラミネート
においても、印刷インキ層3とプライマー層6との間に
は、必要に応じて金属層5を介在させることができる。
プラスチックフィルム基材2は、一般に一軸又は二軸方
向に延伸されていて透明であり、このフィルム層を通し
て印刷層3を見ることになる。
印刷層3は、印刷インキを所謂裏面印刷したものであり
、画像部とバックグラウンドのように多重印刷層であっ
てよく、また既に延べた如く、バックグラウンドが蒸着
又は箔の形等の金属層から成っていてもよい。
本発明において、ラベルの基体フィルムを構成するプラ
スチックとしては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶
性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−
1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−5中−或
いは高密度ポリエチレン等のポリオレフィン類:ポリス
チレン、スチレンーブタジエン共重合体等の芳香族ビニ
ル重合体:ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハ
ロゲン化ビニル重合体:アクリロニトリル−スチレン共
重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジェン共重
合体の如きニトリル重合体:ナイロン6、ナイロン6.
6、パラ又はメタキシリレンアジパミドの如きポリアミ
ド類:ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレ
ンテレフタレート等のポリエステル類:各種ボリカーボ
ネト:ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱
可塑性樹脂を挙げることができる。
この延伸フィルムは、一般に20乃至300μm、特に
50乃至150μmの厚みを有するのがよい。
印刷インキとしては、この種のプラスチックフィルムへ
の印刷に広く使用されているインキは全て使用できるが
、好適には2成分反応型インク、例えばエポキシ樹脂と
水酸基、アミノ基又はカルボキシル基含有樹脂との組合
せや、ウレタン樹脂とポリエステル、アクリル樹脂又は
ビニル樹脂との組合せ等をビヒクルとして、有機又は無
機顔料を分散させたものが使用される。また、透明部分
が必要な場合、ビヒクルのみが使用される。
方、金属層としては、アルミニウム、錫、銅等の金属光
沢のある金属の箔或いは蒸着層が使用される。箔として
は、一般に1乃至15μm、特に5乃至9μmのものが
使用され、一方蒸着層の場合には、上記筒の厚み以下の
ものか使用される。
本発明に用いる特定のエチレン系共重合体は、エチレン
系不飽和カルボン酸またはその誘導体を、ランダム共重
合、ブロック共重合或いはグラフト共重合等の手段で、
エチレン重合鎖中に或いはエチレン重合鎖の側鎖に組込
んだものである。
エチレン系不飽和カルボン酸乃至誘導体としては、エチ
レン系不飽和カルボン酸、その無水物、そのアルキルエ
ステル、そのアミド、その金属塩乃至有機塩基塩が挙げ
られる。その適当な例を次に示す。
A、エチレン系不飽和カルボン酸 アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸、5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボン酸。
B エチレン不飽和無水カルボン酸 無水マレイン酸、無水シトラコン酸、5−ノルボルネン
−2,3−ジカルボン酸無水物、テトラヒドロ無水フタ
ル酸。
C,エチレン系不飽和カルボン酸エステルアクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、マレイ
ン酸モノまたはジ・エチルγ−ヒドロキシメタクリル酸
プロピル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、グリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート。
D、エチレン系不飽和アミド乃至イミドアクリルアミド
、メタクリルアミド、マレイミド。
E、アクリル酸ナトリウム、メタクリル酸すl・リウム
、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛。
本発明に用いるエチレン系共重合体は、エチレン系不飽
和カルボン酸乃至その誘導体を/C=0(カルボニル)
基として、1乃至300ミリ当量/100g、特に1乃
至200ミリ当量/100gの量で含有していることが
、接着性及び耐薬品性の点で好ましい。また、このエチ
レン系共重合体は、JISに6730で測定して、0.
1乃至400 dg/min 、特に05乃至3 Q 
Odg/minのメルトフローレート(VFR)を有し
ていることが望ましい。
好適なエチレン系共重合体の例は、無水マレイン酸グラ
フトポリエチレン、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、アイオノマー(イオン架橋エチレン共重合体)等で
ある。
上記エチレン系共重合体は、一般に0,01乃至100
μm2特に0.1乃至50μmの厚みで設けるのがよく
、この接着剤層の形成は、押出コート法、フィルムや粉
体の熱融着、分散液又は溶液の塗布等により行うことか
てぎる。
本発明に用いる接着剤層には、種々の配合剤、例えば粘
着付与剤、熱安定剤、滑剤、可塑剤、充填剤等を配合で
きる。粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペン系
樹脂、石油樹脂、スチレン系わ1脂、クマロン−インデ
ン樹脂等を用い得る。
熱安定剤としては金属石齢系安定剤や有機錫系安定剤が
使用される。滑剤としてはエポキシ系滑剤やワックス系
滑剤等が使用され、可塑剤としてはジオクチルフタレー
ト、脂肪酸モノ又はジグリセリド等が使用され、充填剤
としては無機又は高分子製のマイクロビーズ等が使用さ
れる。
プライマー層として用いる塩素化ポリプロピレンは、塩
素含有量が10乃至50重量%、特に20乃至40重量
%の範囲にあるものが好適であり、更に示差走査熱量計
(DSC)で測定して、結晶融解ピーク温度(T1)が
130乃至60℃、特に115乃至60℃で、結晶融解
熱量(C)が0.1乃至10 cal/g 、特に0.
5乃至5 cal/gの範囲にあるのがよい。
塩素化ポリプロピレンを単独でプライマー層に使用する
こともできるが、エチレン−含カルボニルエチレン系単
量体の共重合体とのブレンド物の形で使用した方が、よ
り良好な接着性が得られる。この含カルボニルエチレン
系共重合体としては、接着剤層について述べたエチレン
−エチレン不飽和カルボン酸乃至その誘導体の共重合体
が使用される他に、エチレンと酢酸ビニル等のビニルエ
ステルとの共重合体が有利に使用される。含カルボニル
車量体の共重合体中の含有量は01乃至60重量%、特
に1乃至50重量%の範囲である。
人手が容易であり、本発明の目的に特に好適な共重合体
は、重要な順にエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸共重合体である。
用いるエヂレンー含カルボニルエチレン系共重合体の分
子量は、フィルムを形成するに足る範囲内にあればよく
、機械的特性や加工性の点からは、メルトインデックス
(M I )が0.1乃至300g/10分の範囲のも
のが使用される。
このブレンド物の割合は、塩素化ポリプロピレン:エチ
レン−含カルボニルエチレン系共重合体が95:5乃至
20:BOl特に90:10乃至20:80の重量比で
あることが好ましい。
このブレンド物は、芳香族炭化水素、例えばトルエン、
エチルベンゼン、キシレン;ハロゲン化炭化水素、例え
ばトリクロールエチレン、テトラクロルエチレン、メチ
ルクロロホルム:脂環式炭化水素、例えばシクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等に
可溶であり、この溶液の形で塗布し、乾燥することによ
り、フライマー層に造膜する。このブレンド物はトルエ
ン中15 g/ 100m1(7)?J度で25℃の温
度で測定して、0.1乃至200ボイズ、特に1乃至5
0ボイズの粘度を有することが好ましい。また、プライ
マー層の厚みは、01乃至50μm1特に1乃至10μ
mの範囲にあるのがよい。
型内ラベル操作を説明するだめの第4図において、工程
Aにおいて、プラスチックパリソンのブロー成形に先立
って、ブロー割型7a、7bは開いた状態にあり、これ
らの少なくとも一方のキャビティ表面8に、ラベル1を
予め施す。即ち、キャビティ表面8にはラベル1を支持
する部分かあり、この部分には減圧吸気機構9が設けら
れており、ラベル1はサクションによりキャビティ表面
8に保持される。この場合、ラベルはプラスチックフィ
ルム基体2が外側及びエチレン系共重合体の接着樹脂層
4が内側となる位置関係とする。ラベル1のキャビティ
表8面8への施用及び固定は、サクションに限定される
ことなく、例えば静電気によっても行うことができる。
次いで工程Bにおいて、ダイス10から溶融プラスチッ
クパリソン11が押出され、ブロー割型7a、7bを閉
じ、閉じられたパリソン11内に加圧気体を吹込む。
工程Cで、型内で膨張するパリソンは型表面に保持され
、ラベル1に押圧されて両者の密着が行われ、且つ膨張
されたパリソンは金型表面と接触して冷却され、ラベル
付容器12となる。
ブロー成形は、水平ロータリー式ブロー成形機や縦型ロ
ータリー式ブロー成形機等を用いるダイレフ)・・ブロ
一方式の他に、インジェクションブロー 2段ブロー、
シートフォーミング、延伸ブロー等の任意のブロー成形
方式で行うことができる。
勿論、本発明に用いる型内ラベル操作はブロー成形乃至
中空成形に限定されず、射出成形、真空成形、プラグア
シスト成形等の熱成形にも広く適用することができる。
容器を構成するポリオレフィン系プラスチックとしては
、フィルムに関して例示したものが広く使用される。こ
の容器は、単層又は多層の層構成を有することができ、
例えばポリオレフィンの単層から成る容器や、ポリオレ
フィンを内外層とし、これらの間にガスバリヤ−性熱可
塑性樹脂を中間層として設けた多層容器が挙げられる。
ガスバリヤ−性樹脂としては、エチレン含有量が50乃
至20モル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体:
キシリレン基含有ポリアミド類ガスバリヤ−性ポリエス
テル;高ニトリル基含有重合体;塩化ビニリデン系樹脂
等のそれ自体公知のガスバリヤ−性樹脂を用いることが
できる。内外層と中間層との間に接着性がない場合には
、これらの間に、酸変性オレフィン樹脂や各種コポリア
ミド類、各種コポリエステル等の接着剤樹脂を含有させ
得る。
(発明の効果) 本発明によれば、透明フィルム基体の裏側に施された印
刷インキ層上に直接或いは塩素化ポリプロピレン含有プ
ライマー層を介して、エチレンを主体とし、エチレン系
不飽和カルボン酸乃至その誘導体を含有するエチレン系
共重合体を接着剤層として設けたことにより、型内で成
形されるポリオレフィン系プラスチック容器に対して優
れた接着が行われ、しかも形成される接着部は、化粧品
、トイレタリー用品、各種薬品類が付着した場合にも優
れた耐薬品性を示すという利点が得られた。
(実施例) 本発明を次の例で説明する。
実施例1 厚さが100μの延伸ポリプロピレンフィルムの一方の
面に、ポリビニルウレタンをバインダーとしたインキに
より印刷を施し、更にその上にポリビニルウレタンイン
キのメジウムを塗布し、その上にアクリル酸エチル含有
率が25重量%であり結晶融解ピーク温度70℃メルト
フローレートが275 dg/minのものを膜厚が5
μになるように接着剤層を成形した。
次に得られたラベル基材から縦100mm横80mmの
角型ラベルを打ち抜き第4図に示す工程によって融点が
110℃である低密度ポリエチレンを外表層、融点が1
30℃である高密度ポリエチレンを内層とした多層ボト
ル表面に貼付した。
この場合、溶融樹脂温度は200℃、ブロー金型温度は
7℃であった。
このようにして得られたインモールドラベルボトルの外
観は非常に良好であった。
またラベルとボトル間の接着強度を測定したところボト
ル高さ方向()(D)にサンプリングした場合500g
715mm幅、ボトル横方向(WD)にサンプリングし
た場合400g/15mm幅であった(300mm/分
の剥離速度で90℃ビールテストを行なった)。
次に内容物付着によるラベルの接着性をテストするため
、40℃24 hr、シャンプー中にインモールドラベ
ルボトルを浸漬したが外観上ラベルに異常はなかった。
実施例2 厚さが100μの延伸ポリプロピレンフィルムの一方の
面に、ポリエステルウレタンをバインダーとしたインキ
により印刷を施し、更にその上に塩素含有率が26重量
%であり、結晶融解ピーク温度が90℃で、結晶融解熱
量が2.2cal/gの塩素化ポリプロピレンAと塩素
含有率が35重量%であり、結晶融解ピーク温度が62
℃、結晶融解熱量が0.8cal/Hの塩素化ポリプロ
ピレンBとMlが80、酢酸ビニル含有量が43%のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体を50 : 25 : 2
5の割合でブレンドしたものを膜厚が1.5μになるよ
うに塗布し、更にその上にアクリル酸エチル含有量が2
5重量%であり、結晶融解ピーク温度が75℃、メルト
フローレートが5 dg/minのエチレンー二チルア
クリレート共重合体(EEA)を厚さが4μになるよう
に接着剤層を形成した。
次に得られたラベル基材から!100mm横80+n+
++の角型ラベルを打ち抜き第4図に示す工程によって
、融点が110℃である低密度ポリエチレンを外表層、
融点が130℃である高密度ポリエチレンを内層とした
多層ボトル表面に貼付した。
この場合、溶融樹脂温度は200℃、ブロー金型温度は
7℃であった。
このようにして得られたインモールドラベルボトルの外
観は非常に良好であった。
またラベルとボトル間の接着強度を測定したところボト
ル高さ方向(HD)にサンプリングした場合750g7
15mm幅、ボトル横方向(WD)にサンプリングした
場合790g/15mm幅であった(300mn+/分
の剥離速度で90℃ビールテストを行なった)。
次に内容物付着によるラベルの接着性をテストするため
、40℃で24時間、シャンプー中に、インモールドラ
ベルボトルを浸漬した。その結果、いづれの内容物に対
しても外観上ラベルは異常なかった。接着強度も HD  560g/15mm幅 WD  700g/15mm幅と良好であった。
またインモールドラベルボトルに水を充填し5℃1日放
置後落下試験として高さ1.2’mのところからボトル
を縦横各5回づつコンクリートの面に落下したがラベル
の剥離はなかった。
実施例3〜9 比較例1〜4 実施例2のうち接着剤EEAのアクリル酸エチル含有率
を、変えたもの及びEEAのかわりに種々のポリマーを
接着剤として使用し、インモールドラベルボトルを成形
し、外観、接着強度を評価し、シャンプー中への浸漬テ
スト及び落下テストを行なった結果を表1に示した
【図面の簡単な説明】
第1.2.3図は本発明のラベルの断面構造の例を示す
図であり、 第4図は型内ラベル操作を示す図である。 川原数字1はラベル、2はプラスチックフィルム、3は
印刷インキ層、4は接着剤層、5は金属層、6はプライ
マー 7はブロー割型、8はキャビティ表面、9は減圧
吸気機構、10はダイス11はパリソン、12はラベル
付容器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)型内ラベル貼着によりポリオレフィン容器の外表
    面に結合させるラベルであって、透明ラベル基材と、ラ
    ベル基材の内面となる側に施された印刷インキ層と、印
    刷インキ層上に設けられた、エチレンを主体とし且つ共
    重合成分としてエチレン系不飽和カルボン酸またはその
    誘導体を含むエチレン系共重合体の接着剤層とのラミネ
    ートから成ることを特徴とする型内ラベル貼着用ラベル
  2. (2)型内ラベル貼着によりポリオレフィン容器の外表
    面に結合させるラベルであって、透明ラベル基材と、ラ
    ベル基材の内面となる側に施された印刷インキ層と、印
    刷インキ層上に設けられた、塩素化ポリプロピレンまた
    は塩素化ポリプロピレンとエチレン−含カルボニルエチ
    レン系単量体共重合体とのブレンドから成るプライマー
    層と、該プライマー層上に設けられた、エチレンを主体
    とし且つ共重合成分としてエチレン系不飽和カルボン酸
    またはその誘導体を含むエチレン系共重合体の接着剤層
    とのラミネートから成ることを特徴とする型内ラベル貼
    着用ラベル。
  3. (3)ポリオレフィン容器と該容器の外表面に貼着され
    たラベルとから成り、該ラベルは請求項1または2記載
    のラミネートから成り、該ラベルは型内ラベル貼着によ
    り該容器外表面に結合していることを特徴とするラベル
    付容器。
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