JPH0225678Y2 - - Google Patents

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JPH0225678Y2
JPH0225678Y2 JP1984141443U JP14144384U JPH0225678Y2 JP H0225678 Y2 JPH0225678 Y2 JP H0225678Y2 JP 1984141443 U JP1984141443 U JP 1984141443U JP 14144384 U JP14144384 U JP 14144384U JP H0225678 Y2 JPH0225678 Y2 JP H0225678Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、転写パツドを利用した転写印刷に用
いる湾曲面絵付用転写シートに関するものであ
る。より詳しくは被転写面が凹型状湾曲面あるい
は傾斜面を呈する複数個の成型品に対し、転写パ
ツドを利用した転写印刷により、各成型品の被転
写面に文字、記号等のパターンを形成する際に用
いる転写シートに関するものである。
前記成型品としては例えば、プツシユボタン式
電話機、電子卓上計算機、タイプライター、ワー
ドプロセツサー、パーソナルコンピユター等のキ
ーボード部に多々使用されている合成樹脂製キー
キヤツプ等がある。
〈従来の技術〉 本考案者らは、以前、各種物品への絵付に利用
されている転写シートを用いて、キーキヤツプ基
材の表面に文字、記号等のパターンを染色して形
成する転写用パツドを利用した転写印刷方法を発
明することにより、耐摩耗性に優れた文字、記号
付キーキヤツプを得ることに成功した(特願昭57
−38333号((特開昭58−155957号参照)))。この
方法は紙、プラスチツクフイルム等の基体シート
上に、熱移行性染料を含有するインキを用いて文
字、記号等のパターン層を形成してなる転写シー
トを、固定治具によつて固定された複数個のキー
キヤツプ基材上に、前記パターン層がキーキヤツ
プ基材被転写面に接するように載置し、次に複数
個の転写パツドを用いて前記転写シートの基体シ
ート側から押圧して前記被転写面と前記パターン
とを密着せしめる。この際転写シートは前記被転
写面の凹型湾曲に沿つて延伸することによつて密
着する。その後転写シートと被転写面とを密着さ
せたまま加熱染色処理することにより前記パター
ン層内の熱移行性染料を熱移行させて前記キーキ
ヤツプ基材の被転写面に所望の文字、記号等のパ
ターンを染色せしめ、しかる後前記基体シートを
除去することにより、一工程で複数個のキーキヤ
ツプ基材被転写面に文字、記号等のパターンを形
成する方法である。
しかしながら、この方法は前記した転写シート
をそのまま用いることは、不適である場合もある
ことがわかつた。即ち、前記転写シートを大きな
凹型状湾曲面あるいは傾斜面を呈するキーキヤツ
プ基材に転写印刷するのに適用すると、該転写シ
ートは延伸が不充分なため、前記キーキヤツプ基
材被転写面に十分に密着せしめることができず、
それ故文字、記号等のパターンのにじみ、或いは
載置ずれ、見当ずれを起こすことがあつた。そこ
で本考案者らは、以前、前記キーキヤツプ基材の
被転写面に文字、記号等のパターンを染色し形成
するために文字、記号等のパターンの間に穿孔を
設けたことを特徴とする転写パツドを利用した転
写印刷に用いる湾曲面絵付用転写シートを考案し
た(実願昭57−110872号((実公平1−11518号参
照)))。
また、基体シート上に、複数個のパターン層を
形成した転写シートにおいて、前記パターン層の
間にハーフカツトを設けたことを特徴とする転写
用パツドを利用した転写印刷に用いる湾曲面絵付
用転写シートを考案した(実願昭57−123565号
((実開昭59−29261号参照)))。なお、ここでハー
フカツトとは、基体シートの厚み方向に対して略
半分の厚みまでの切れ込みのことをいう。
〈本考案の解決しようとする問題点〉 しかしながら、前記穿孔を設けた転写シートに
おいても被転写面に凹型状湾曲面あるいは傾斜面
を呈するキーキヤツプ基材に転写印刷をするのに
適用するのには十分適さないことがわかつた。な
ぜなら前記穿孔を設けた転写シートでは文字、記
号等のパターンの位置ずれ、見当ずれを起こすこ
とがある。特に大きな凹型状湾曲面あるいは傾斜
面を呈するキーキヤツプ基材の場合には文字、記
号等のパターンの位置ずれ、見当ずれが顕著であ
る。
パターンの位置ずれ、見当ずれを起こす要因と
しては次のような要因が考えられる。
まず前記穿孔を設けた転写シートを転写パツド
で押圧する際、転写パツドの先端がパターン部分
を押し下げる。この場合転写パツドが下がるにし
たがつて、転写シートと転写パツドが接する部分
即ちパターン部分の中心に向かつて放射状に張力
が働き転写シートを延伸せしめる。しかしパター
ン部分の周囲には穿孔を設けてあるので、穿孔を
横切る方向に働く張力は緩和される。このため転
写シートには延伸され易い部分と延伸され難い部
分ができる。この時パターンのインキがずれた
り、薄れたりしてパターンの位置ずれ、見当ずれ
を起こすことになる。このような状態で転写シー
トは更に被転写面に密着され、加熱によつてパタ
ーンが染色形成される。この場合でも転写シート
の各部分に働く張力が各転写工程で一定して、予
め知ることができればパターンの位置ずれ、見当
ずれをを起こさないのであるが、実際には複数個
のキーキヤツプ基材被転写面に1回の転写でパタ
ーンの染色形成を行うため、転写シートの各部分
に働く張力即ち転写シートの延伸する量を一定に
保つことは困難である。
また、前記ハーフカツトを設けた転写シートに
おいてもパターンの位置ずれ、見当ずれを起こす
ことがある。この要因としては、次のように考え
られる。
転写用パツドを押し当てたときにハーフカツト
のどの部分から切断されるかが一定ではなく、た
とえばパターンの右側から先に切断されると転写
シートのパターンは右側が先に下になつてよじ
れ、左側が先に切断されると今度は逆によじれ
る。このように転写シートのパターンが傾いて被
転写面に接触し、そのまま加熱されてパターンの
位置がずれたまま転写が行われ、パターンの位置
ずれ、見当ずれとなる。
また、同時に複数のキーキヤツプ基材に転写を
行う際に、転写パツドを転写シートに押し当てて
も、それぞれの被転写面に対して転写シートのパ
ターンは同時に接触しない。これは、転写パツド
や被転写体の大きさ・高さなどがそれぞれわずか
に相違しており、しかもハーフカツトはある程度
の力が加わらないと切断されないからである。こ
のように、すべてのキーキヤツプ基材に対し転写
シートは同時に切断されるのではなく、バラバラ
のタイミングで転写シートが切断される。ある部
分の転写パツドが転写シートのハーフカツトを先
に押し切つて被転写面の形状に沿つて転写シート
が密着すると、まだ切断されていない部分の転写
シートが引つ張られたような状態となり、転写シ
ートのパターンは被転写面に対して位置ずれ、見
当ずれを起こすことになる。
以上説明したように、穿孔を設けた転写シート
においても、ハーフカツトを設けた転写シートに
おいても、パターンの位置ずれ、見当ずれが起こ
るという問題点が存在した。
〈本考案の目的〉 本考案の解決せんとしようとするところは凹型
状湾曲面あるいは傾斜面を呈する複数個の成型品
に対し、位置ずれ、見当ずれを生じることなく文
字、記号等を転写印刷することができる転写シー
トを提供することにある。
〈問題点を解決するための技術手段〉 本考案者らは前記問題点に鑑み、種々実験、考
察を行つた結果、本考案を完成するに至つたもの
である。即ち、本考案は基体シート上に複数個の
パターンが形成された転写パツドを利用した転写
印刷に用いられる転写シートにおいて;転写工程
で切断されることのない連続部を残して前記パタ
ーンの略三方を囲むように施こされる切込線上の
1箇所に転写工程において転写パツドの押圧力に
よつて切断される仮つなぎ部を有することを特徴
とする湾曲面絵付用転写シートである。以下、本
考案を図面に基づいて説明する。
本考案に係る湾曲面絵付用転写シートは、基体
シート1上に、パターン層2を積層してなるもの
(第1図および第2図参照)を基本的な層構成と
するものである。
前記基体シート1としては、パターン層が印刷
可能なものなら何でもよく、通常転写シートに用
いるシート状物、例えば中質紙、上質紙、クラフ
ト紙等の紙類に金属箔を裏打ちしたシート状物、
あるいはプラスチツクフイルム等をあげることが
できる。
前記基体シート1上に積層するパターン層2
は、スクリーン印刷等の適宜の手段にて所望の文
字、記号等を印刷することにより形成する。
なお本考案に係る湾曲面絵付用転写シートは、
作業性等の問題を考慮すると適宜、他の態様も考
えられる。例えば加熱処理時に転写シートがキー
キヤツプ基材と接着性を示さないようにするため
に、前記パターン層2上に離型層8を設けたもの
(第3図参照)等が考えられる。
本考案に係る仮つなぎ部を有する切込線はパタ
ーンの略三方を囲むようにパターンの周囲に形成
する。連続部は切込線と相互関係にあり、切込線
を形成するとパターン周囲の切込線を形成してい
ない一辺が連続部となる。該連続部は転写工程に
おいて切断されてはならない。また仮つなぎ部の
設ける箇所は切込線上、好ましくは切込線の中心
上で、転写工程において切断されなくてはならな
い。
切込線、連続部、仮つなぎ部の形状や大きさは
被転写面の形状、転写シートの材質、転写工程で
転写シートにかかる押圧力および温度、転写シー
ト製造の際の作業性等の問題を考慮して定める必
要がある。
なお仮つなぎ部4、連続部5および切込線6は
それぞれキーキヤツプの形状によつて任意であ
り、転写シートの所望のパターンが位置ずれ、見
当ずれなく被転写面に密着せしめられる箇所でな
ければならない。また、前記切込線6を形成する
のは、パターン層2の印刷前でも後でもよい。
次にその実施態様を示すと、切込線6の形状に
は、(1)第1図のようにパターン2の三方にコの字
状のもの、(2)第4図のように(1)のコの字状の発展
したもの、(3)第5図のようなパターン2の周囲に
輪状のもの等種々のものを考えることができる。
また、仮つなぎ部4の形状には、(1)第6図のよう
に完全に繋がつているもの、(2)第7図のようにハ
ーフカツトしたもの、(3)第8図のようにミシン目
にしたもの等種々のものを考えることができる。
ここで第4図のように完全に繋がつているものが
最も好ましい仮つなぎ部4の形状である。
〈作用〉 本考案に係る湾曲面絵付用転写シートは、以上
のような構成からなるものである。本考案の転写
シートを被転写面に凹型状湾曲面あるいは傾斜面
を呈するキーキヤツプ基材に転写印刷をするのに
適用すると次のような作用を示す。まず、前記転
写シートをキーキヤツプ基材被転写面上の所定の
位置に載置し、続いて転写パツドを下げる。この
時転写パツドは転写シートのパターン部分を押し
下げる。ここで張力は仮つなぎ部4と連続部5と
に働く。そして仮つなぎ部4に許容以上の張力が
働き切断される。仮つなぎ部4が切断されると連
続部5に働いていた張力も緩和される。このよう
にして転写シートのパターン部分には殆ど張力が
働かず、故に転写シートは延伸することが殆どな
く被転写面に密着する。更に転写パツドで転写シ
ートのパターン部分を押圧し、加熱してキーキヤ
ツプ基材の被転写面上に所望のパターンを染色形
成する。
〈本考案の効果〉 本考案に係る湾曲面絵付用転写シートは次のよ
うな効果を有する。即ち本考案に係る転写シート
を転写印刷によつてキーキヤツプを製造する方法
に適用すると、キーキヤツプ基材上に載置された
転写シートを転写パツドで押圧する際、転写シー
トはキーキヤツプ基材の凹型状湾曲に沿つて無理
なく密着せしめるため、パターンの位置ずれ、見
当ずれが生ずることがない。その結果として凹型
状湾曲面あるいは傾斜面を呈するキーキヤツプ基
材の表面に文字、記号等のパターンを再現性よく
形成することができる。
依つて本考案に係る湾曲面絵付用転写シートは
産業上、実用価値の極めて高いものである。
なお、以上の説明はキーキヤツプの天面に文
字、記号等を施す際に用いる転写シートについて
行つたが、本考案に係る転写シートは被転写体と
してキーキヤツプに限定されるものではなく被転
写面が湾曲面を呈するあらゆる成型品、特に合成
樹脂成型品に対して適用が可能であることは云う
までもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る転写シートの平面図、第
2図および第3図は第1図におけるA−A断面
図、第4図および第5図は本考案に係る転写シー
トに形成する切込線の形状の実施態様図であり、
第6図から第8図は本考案に係る転写シートに形
成する仮つなぎ部の形状の実施態様図で第1図に
おけるB−B断面図である。 図中、1……基体シート、2……パターン層、
3……転写シート、4……仮つなぎ部、5……連
続部、6……切込線、7……離型層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基体シート上に複数個のパターンが形成された
    転写パツドを利用した転写印刷に用いられる転写
    シートにおいて;転写工程で切断されることのな
    い連続部を残して前記パターンの略三方を囲むよ
    うに施こされる切込線上の1箇所に転写工程にお
    いて転写パツドの押圧力によつて切断される仮つ
    なぎ部を有することを特徴とする湾曲面絵付用転
    写シート。
JP1984141443U 1984-09-18 1984-09-18 Expired JPH0225678Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984141443U JPH0225678Y2 (ja) 1984-09-18 1984-09-18

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JP1984141443U JPH0225678Y2 (ja) 1984-09-18 1984-09-18

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JPS6156099U JPS6156099U (ja) 1986-04-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929261B2 (ja) * 1977-10-24 1984-07-19 キノイン・ギオギスゼル・エス・ベギエスゼチ・テルメケク・ギヤラ・ア−ル・テイ− 体腔の内容物を吸引によつて取出すためや、診療中に試料を抽出するためなどの装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929261U (ja) * 1982-08-13 1984-02-23 日本写真印刷株式会社 湾曲面絵付用転写シ−ト

Patent Citations (1)

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JPS5929261B2 (ja) * 1977-10-24 1984-07-19 キノイン・ギオギスゼル・エス・ベギエスゼチ・テルメケク・ギヤラ・ア−ル・テイ− 体腔の内容物を吸引によつて取出すためや、診療中に試料を抽出するためなどの装置

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JPS6156099U (ja) 1986-04-15

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