JPH033410Y2 - - Google Patents

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JPH033410Y2
JPH033410Y2 JP1982050878U JP5087882U JPH033410Y2 JP H033410 Y2 JPH033410 Y2 JP H033410Y2 JP 1982050878 U JP1982050878 U JP 1982050878U JP 5087882 U JP5087882 U JP 5087882U JP H033410 Y2 JPH033410 Y2 JP H033410Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はキーキヤツプ基材に文字、記号等を施
す際に用いると好適な転写用パツドに関するもの
であり、その目的とするところは明瞭な文字、記
号等が施されたキーキヤツプを生産性良く製造す
ることができる転写用パツドを提供することにあ
る。
キーキヤツプは例えばプツシユボタン式電話
機、電子卓上計算機、タイプライター、ワードプ
ロセツサー、パーソナルコンピユーター等のキー
ボード部に多々使用されている。一般にキーパン
チヤーは、未熟練者にあつてはキーキヤツプ表面
に施された文字、記号等のパターンを見ながらパ
ンチしている。為に、このパターンが不明瞭であ
ると目が極度に疲れるという問題が生じるもので
ある。従つてキーキヤツプ表面に施されるパター
ンは明瞭であるということが必須要件である。
ところで従来、このキーキヤツプ表面に文字、
記号等のパターンを施す方法としては次のような
方法がある。即ち(i)成型されたキーキヤツプ基材
表面にタコ印刷する方法、(ii)彫刻成型されたキー
キヤツプ基材表面の凹部に着色インキを流し込む
方法、(iii)キーキヤツプ本体と文字、記号等のパタ
ーン部とを異色材料を用いて射出成型加工する所
謂異色成型法、等の方法がある。しかしこれらの
(i)〜(iii)の方法は何れも個々の欠点を種々有する上
に、共通の欠点としてキーパンチヤーの指先と接
する部分の凸凹、即ちキーキヤツプの天面の凹凸
を完全に無くすことができないという大きな欠点
を有するものである。
そこで本考案者らは、汎用転写シートに着目
し、これを用いてキーキヤツプ基材表面に文字、
記号等のパターンを染色する方法を発明した。こ
の方法は紙、プラスチツクフイルム等の基体シー
ト上に熱移行性染料を含有するインキを用いて文
字、記号等のパターン層を形成してなる転写シー
トを、該パターン層がキーキヤツプ基材表面に接
するように載置し、次に転写用パツドを該転写シ
ートの基体シート側から押圧し該キーキヤツプ基
材表面と該パターン層とを密着せしめ、その後該
キーキヤツプ基材表面と該パターン層とを密着さ
せたまま加熱処理することにより該パターン層内
の熱移行性染料を熱拡散させて該キーキヤツプ基
材表面に所望の文字、記号等のパターンを形成せ
しめ、しかる後該基体シートを剥離することによ
り、キーキヤツプ基材表面に文字、記号等のパタ
ーンを染色する方法である。この発明によつて前
記(i)〜(iii)の方法が有する欠点を全て解消すること
ができた。
しかしながらこの発明の特徴とするところのひ
とつに、転写用パツドを用いることがあるが、こ
の発明に係る転写用パツドとして、従来の転写用
パツドをそのまま用いることは不適であることが
わかつた。何故ならこの発明においては、前記し
た通り転写用パツドを用い、キーキヤツプ基材表
面と転写シートのパターン層とを密着せしめ、そ
の後該キーキヤツプ基材表面と該パターン層とを
密着させたまま加熱処理をする工程を必要とする
ため、次のような問題点を生じるものである。即
ち、(1)従来の転写用パツドを用いてキーキヤツプ
基材ひとつひとつに対して加熱処理していたので
は生産性が著しく劣り、工業的には全く使用でき
ないという問題点、(2)生産性を向上させるため複
数個のキーキヤツプ基材に対して一度にこの発明
を適用しようとする際、被転写体である複数個の
キーキヤツプ基材に対応した大きさの転写用パツ
ドを用いていたのでは、転写用パツドの押圧時、
及び加熱処理時に転写シートがずれたりパターン
層内の熱移行性染料がブリードしてパターンが不
鮮明になるという問題点、を生じるものである。
(2)の問題点を更に詳しく説明すると、複数個のキ
ーキヤツプ基材に対して従来の円錐台形状を呈す
るひとつの転写用パツドを用いていたのでは、(イ)
押圧時において転写用パツドの先端部が転写シー
トを介して中央部付近に固定されたキーキヤツプ
基材に対して接した後、徐々に周辺部付近に固定
されたキーキヤツプ基材に対して接するようにな
る為、ひとつひとつのキーキヤツプ基材に対して
均一な圧力を加えることはできず、またキーキヤ
ツプ基材の数が多くなればなるほど周辺部付近に
固定されたキーキヤツプ基材表面に転写シートの
パターン層ご密着させるためには転写用パツドの
先端部の圧力をかなり大きくせねばならず、その
結果転写用パツドの先端部の圧力が過剰となり転
写用パツドの先端部がゆがみ転写シートにずれが
発生したり、また(ロ)被転写体であるキーキヤツプ
基材の天面が凹型形状を呈する場合には、キーキ
ヤツプ基材表面と転写シートのパターン層との間
の空気をうまく除去することができず、キーキヤ
ツプ基材表面とパターン層とを完全に密着させた
まま加熱処理することが困難となり、その結果パ
ターン層内の熱移行性染料がパターン部以外のと
ころにブリードし、パターンが不鮮明になるとい
う問題点を生じるものである(第1−a、1−b
図参照)。
本考案者らはこの問題点に鑑み、明瞭な文字、
記号等が施されたキーキヤツプを生産性良く製造
することができる転写用パツドを得んとして種々
考案、改良実験を重ねた結果、本考案を完成する
に至つたものである。即ち本考案は、熱移行性染
料を含有するインキからなるパターン層が基体シ
ート上に形成された転写シートを、複数個配置さ
れたキーキヤツプ基材にパターン層が接するよう
に載置し、転写用パツドを転写シートに押圧して
キーキヤツプ基材とパターン層とを密着させると
ともに加熱によつてパターン層内の熱移行性染料
を熱拡散させてキーキヤツプ基材表面にパターン
を形成するキーキヤツプ表面にパターンを施す方
法に用いる転写用パツドにおいて、転写用パツド
が、先端が曲面を呈する弾性突起物が支持体上に
複数個設けられ、かつ少なくとも転写時に前記し
た各弾性突起物が加熱されるものであることを特
徴とする転写用パツドである。
以下、本考案を図面に基づいて詳細に説明す
る。
本考案の転写用パツド3は、支持体1上に弾性
突起物2が複数個、通常50〜200個程度、好まし
くは100〜200個程度設けられたものである(第2
図及び第3図参照)。
支持体1としては前記弾性突起物2を固定でき
るものなら何でもよく、例えば金属板等を挙げる
ことができる。また、前記支持体1は板状のもの
に限られず必要な部分のみ形成されたものでもよ
い。
前記支持体1上に設けられている弾性突起物2
は、先端が曲面を呈するものである。更に詳しく
説明すると、被転写体であるキーキヤツプ基材4
の天面が有する曲率半径よりやや小さな曲率半径
を有する曲面を呈し且つ、弾性突起物2の先端部
が同一平面内にあるものが最も好ましい形状であ
る。これは、本考案の転写用パツド3で転写シー
ト5を押圧する際、先ず弾性突起物2の全ての先
端部が転写シート5を介してキーキヤツプ基材4
ひとつひとつに対して同時に且つ均一な圧力で接
し、そして徐々に中央部から周辺部に向かつて接
するようになるため、転写シート5をキーキヤツ
プ基材4上にうまく固定することができるととも
に転写シート5とキーキヤツプ基材4との間の空
気がうまく除却され、キーキヤツプ基材4表面と
転写シート5のパターン層6とを全て完全にそし
て均一に密着させることができるからである(第
4図参照)。
前記弾性突起物2の材質としては、例えばシリ
コンゴム、ゼラチン、ウレタン等の弾性体が好適
である。またその硬度は、例えばシリコンゴムを
用いて構成した場合、10〜50度程度が好ましい。
何故ならこれよりも大きな値であれば、押圧する
際、キーキヤツプ基材表面にパターン層を密着さ
せることが困難となり、またこれよりも小さな値
であれば耐性が弱くなり、連続的な使用に不適と
なるからである。
前記弾性突起物2を成型するには、予め石こ
う、金属等にて成型用の型を製作し、その後、そ
の型内にシリコンゴム、ゼラチン等の材料を流し
込み、固化後、その型から取り出せばよい。
尚、支持体1と弾性突起物2とを強固に接着せ
しめるには、前記成型の際に、一体に成型すると
よい。
また、転写時には転写用パツドを加熱する。そ
の方法としては、(イ)転写用パツドの内部に加熱ヒ
ーターを内蔵したもの、あるいは(ロ)支持体1を加
熱熱源としたもの等を挙げることができる。この
ようにすることによつて加熱処理工程を効率よく
行うことができる。
本考案に係る転写用パツドは以上のような構成
よりなるものであるが、他の実施態様としては転
写用パツドに転写シート固定手段を設けたものが
考えられる。例えば、(イ)転写用パツド3の支持体
1上の周囲に、弾性突起物2よりも高い転写シー
ト支持用弾性突起物8を設けたもの(第5図参
照)、更に詳しく説明すると、転写シート5をキ
ーキヤツプ基材4表面に載置した後、転写用パツ
ド3を押圧する際、先ず転写シート5を前記転写
シート支持用弾性突起物8にてキーキヤツプ基材
4を固定する治具9上で支持し、その後、転写用
パツド3の弾性突起物2が転写シート5に接し、
しかる後転写シート5のパターン層6とキーキヤ
ツプ基材4表面とを密着させるように構成したも
の、あるいは(ロ)転写用パツド3の支持体1上の四
すみの弾性突起物2を他の突起物よりもやや高く
し、転写シート支持用弾性突起物8としたもの
(第6図参照)、これを更に詳しく説明すると、予
めキーキヤツプ基材4を固定する治具9上の四す
みに転写シート支持用キーキヤツプ基材10を設
けた後、転写シート5をキーキヤツプ基材4表面
に載置し、次に転写用パツド3を押圧する際、先
ず転写シート5を、前記転写シート支持用弾性突
起物8にて前記転写シート支持用キーキヤツプ基
材10上で支持し、その後転写用パツド3の弾性
突起物2が転写シート5に接し、しかる後転写シ
ート5のパターン層6とキーキヤツプ基材4表面
とを密着させるように構成したもの、等を挙げる
ことができる。
本考案の転写用パツドを使用するに当たつて
は、先ず転写用パツドの弾性突起物の先端と、被
転写体であるキーキヤツプ基材表面とが対向する
ように、転写用パツドを構成するとともにキーキ
ヤツプ基材を通常50〜200個程度、好ましくは100
〜200個程度治具上で固定する。次に前記キーキ
ヤツプ基材を必要に応じて加熱した後、該基材表
面に転写シートを載置する。この際、キーキヤツ
プ基材表面と転写シートのパターン層との見当合
わせを行う必要がある。その後、必要に応じて加
熱した転写用パツドを転写シートの基体シート側
から押圧し、キーキヤツプ基材表面とパターン層
とを密着せしめ、そのまま加熱処理する。
このようにすることによつてキーキヤツプ基材
表面に明瞭なパターンを形成することができる。
本考案に係る転写用パツドは以上のような構成
よりなるものであるから、これを、キーキヤツプ
に文字、記号等を染色により施す方法に適用する
と、全てのキーキヤツプ基材と転写シートのパタ
ーン層とを均一な圧力で押圧することができ、そ
の結果明瞭な文字、記号等が施されたキーキヤツ
プを生産性良く製造することができるものであ
る。尚、本考案に係る転写用パツドはキーキヤツ
プに文字、記号等を施す際のみならず、麻雀パ
イ、将棋の駒等に文字を施す際にも用いることが
できるものである。依つて本考案は実用価値の極
めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1−a図及び第1−b図は従来の転写用パツ
ドのの使用態様を示す断面模式図、第2図及び第
3図は本考案の一部を示す斜視図、第4図は本考
案の使用態様を示す断面模式図、第5図及び第6
図は本考案の他の実施態様を示す断面模式図を各
各示す。 図中、1……支持体、2……弾性突起物、3…
…転写用パツド、4……キーキヤツプ基材、5…
…転写シート、6……パターン層、7……基体シ
ート、8……転写シート支持用弾性突起物、9…
…キーキヤツプ基材固定用治具、10……転写シ
ート支持用キーキヤツプ基材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 熱移行性染料を含有するインキからなるパタ
    ーン層が基体シート上に形成された転写シート
    を、複数個配置されたキーキヤツプ基材にパタ
    ーン層が接するように載置し、転写用パツドを
    転写シートに押圧してキーキヤツプ基材とパタ
    ーン層とを密着させるとともに加熱によつてパ
    ターン層内の熱移行性染料を熱拡散させてキー
    キヤツプ基材表面にパターンを形成するキーキ
    ヤツプ表面にパターンを施す方法に用いる転写
    用パツドにおいて、転写用パツドが、先端が曲
    面を呈する弾性突起物が支持体上に複数個設け
    られ、かつ少なくとも転写時に前記した各弾性
    突起物が加熱されるものであることを特徴とす
    る転写用パツド。 2 弾性突起物の先端の曲面が、凹型形状を呈す
    る被転写面が有する曲率半径より小さな曲率半
    径を有するものであることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の転写用パツ
    ド。 3 支持体上の弾性突起物の先端部が全て同一平
    面内にあることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の転写用パツド。 4 支持体上の周囲に、弾性突起物よりも高い転
    写シート支持用突起物を設けたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の転写
    用パツド。
JP5087882U 1982-04-07 1982-04-07 転写用パツド Granted JPS58153041U (ja)

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JP5087882U JPS58153041U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 転写用パツド

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JPS58153041U JPS58153041U (ja) 1983-10-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141562A (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 Toppan Printing Co Ltd 凹曲面への転写方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945131U (ja) * 1972-07-21 1974-04-20
JPS5711124A (en) * 1980-06-20 1982-01-20 Kita Nippon Riyuutai Kiki Hanbai Kk Driving license containing case to regulate starting of car engine

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