JPH0413154B2 - - Google Patents
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- JPH0413154B2 JPH0413154B2 JP57152928A JP15292882A JPH0413154B2 JP H0413154 B2 JPH0413154 B2 JP H0413154B2 JP 57152928 A JP57152928 A JP 57152928A JP 15292882 A JP15292882 A JP 15292882A JP H0413154 B2 JPH0413154 B2 JP H0413154B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M3/00—Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
- B41M3/12—Transfer pictures or the like, e.g. decalcomanias
Landscapes
- Printing Methods (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、文字、模様付成型品の製造方法に関
するものであり、その目的とするところは耐摩耗
性に優れた文字、模様等が2以上の面に施された
成型品を容易な工程にて製造する方法を提供する
ことにある。
するものであり、その目的とするところは耐摩耗
性に優れた文字、模様等が2以上の面に施された
成型品を容易な工程にて製造する方法を提供する
ことにある。
前記成型品のうち、プツシユボタン式電話機、
電子卓上計算機、タイプライター、ワードプロセ
ツサー、パーソナルコンピユーター等のキーボー
ド部に多々使用されている文字、模様付キーキヤ
ツプについて、以下説明を行う。
電子卓上計算機、タイプライター、ワードプロセ
ツサー、パーソナルコンピユーター等のキーボー
ド部に多々使用されている文字、模様付キーキヤ
ツプについて、以下説明を行う。
従来、この文字、模様付キーキヤツプを製造す
る方法としては種々あるが、本発明者は以前、各
種物品への絵付に利用されている転写シートを用
いて、キーキヤツプ基材の表面に文字、模様等の
パターンを染色して形成する転写用パツドを利用
した転写印刷方法を発明することにより、耐摩耗
性に優れた文字、模様付キーキヤツプを得ること
に成功した(特願昭57−38333号)。この方法は、
熱移行性染料を含有するインキを用いて文字、模
様等の着色層が基体シート上に形成されてなる転
写シートを、キーキヤツプ基材の1被転写面上に
前記着色層が接するように載置し、次に先端が曲
面を呈する弾性突起物を有する転写用パツドを用
いて前記転写シートの基体シート側から押圧して
前記着色層をキーキヤツプ基材の被転写面とを密
着せしめ、そのままの状態で加熱染色処理するこ
とにより前記着色層内の熱移行性染料を熱移行さ
せて前記キーキヤツプ基材の表面に所望の文字、
模様等を染色せしめ、しかる後前記基体シートを
除去することによりキーキヤツプ基材の被転写面
に文字、模様等を染色して形成する方法である。
る方法としては種々あるが、本発明者は以前、各
種物品への絵付に利用されている転写シートを用
いて、キーキヤツプ基材の表面に文字、模様等の
パターンを染色して形成する転写用パツドを利用
した転写印刷方法を発明することにより、耐摩耗
性に優れた文字、模様付キーキヤツプを得ること
に成功した(特願昭57−38333号)。この方法は、
熱移行性染料を含有するインキを用いて文字、模
様等の着色層が基体シート上に形成されてなる転
写シートを、キーキヤツプ基材の1被転写面上に
前記着色層が接するように載置し、次に先端が曲
面を呈する弾性突起物を有する転写用パツドを用
いて前記転写シートの基体シート側から押圧して
前記着色層をキーキヤツプ基材の被転写面とを密
着せしめ、そのままの状態で加熱染色処理するこ
とにより前記着色層内の熱移行性染料を熱移行さ
せて前記キーキヤツプ基材の表面に所望の文字、
模様等を染色せしめ、しかる後前記基体シートを
除去することによりキーキヤツプ基材の被転写面
に文字、模様等を染色して形成する方法である。
この転写用パツドを利用した転写印刷方法を実
施するにおいて、新たな課題が生じた。即ち昨今
のエレクトロニクスの発達によりひとつのキーに
多くの機能を持たせることが可能になつたことに
伴い、その多くの機能をひとつのキーキヤツプの
表面に表現しなければならないことから、前記機
能を表現する文字、模様等をキーキヤツプの天面
以外の面、例えば天面と前面とに形成しなければ
ならないという課題が生じた。
施するにおいて、新たな課題が生じた。即ち昨今
のエレクトロニクスの発達によりひとつのキーに
多くの機能を持たせることが可能になつたことに
伴い、その多くの機能をひとつのキーキヤツプの
表面に表現しなければならないことから、前記機
能を表現する文字、模様等をキーキヤツプの天面
以外の面、例えば天面と前面とに形成しなければ
ならないという課題が生じた。
しかしながら前記課題に応えんとして、キーキ
ヤツプの天面と前面、あるいは側面とに文字、模
様等を形成しようとする際、前記転写用パツドを
利用した転写印刷方法をそのまま適用すると、天
面と前面とに同時に文字、記号等を形成すること
はできず、従つて天面への転写印刷工程と前面へ
の転写印刷工程とを別々の工程で行わねばならな
いため、生産性に著しく劣るという問題点が生じ
たのである。即ち、キーキヤツプ基材上に転写シ
ートを載置した後、転写用パツドを用いてキーキ
ヤツプ基材の被転写面と転写シートの着色層とを
密着せしめる際、キーキヤツプの天面と前面とに
同時に転写シートの着色層を密着させることが困
難であるという問題点が生じたのである。
ヤツプの天面と前面、あるいは側面とに文字、模
様等を形成しようとする際、前記転写用パツドを
利用した転写印刷方法をそのまま適用すると、天
面と前面とに同時に文字、記号等を形成すること
はできず、従つて天面への転写印刷工程と前面へ
の転写印刷工程とを別々の工程で行わねばならな
いため、生産性に著しく劣るという問題点が生じ
たのである。即ち、キーキヤツプ基材上に転写シ
ートを載置した後、転写用パツドを用いてキーキ
ヤツプ基材の被転写面と転写シートの着色層とを
密着せしめる際、キーキヤツプの天面と前面とに
同時に転写シートの着色層を密着させることが困
難であるという問題点が生じたのである。
本発明者らは前記問題点に鑑み、種々実験、考
察の結果、本発明を完成するに至つたものであ
る。即ち、本発明は熱移行性染料を含有するイン
キを用いて文字、模様等の着色層が基体シート上
に形成されてなり、転写印刷時に前記着色層と被
転写体の2以上の被転写面とが密着し得るように
ハーフカツトあるいは破断線状の穿孔が設けられ
てなる転写シートを、被転写体の1被転写面上に
前記着色層が接するように載置するとともに伸張
状態で固定し、次に先端が曲面を呈する弾性突起
物を有する転写用パツドを用いて前記転写シート
の基体シート側から押圧することにより前記転写
シートを被転写面の接触線で折曲させるとともに
前記ハーフカツト部分あるいは破断線状の穿孔部
分で適宜切断させて前記着色層を前記被転写体の
各被転写面に密着せしめ、そのままの状態で加熱
染色処理することにより前記着色層内の熱移行性
染料を熱移行させて前記被転写体の2以上の表面
に所望の文字、記号等を染色せしめ、しかる後前
記基体シートを除去することを特徴とする文字、
模様付成型品の製造方法である。
察の結果、本発明を完成するに至つたものであ
る。即ち、本発明は熱移行性染料を含有するイン
キを用いて文字、模様等の着色層が基体シート上
に形成されてなり、転写印刷時に前記着色層と被
転写体の2以上の被転写面とが密着し得るように
ハーフカツトあるいは破断線状の穿孔が設けられ
てなる転写シートを、被転写体の1被転写面上に
前記着色層が接するように載置するとともに伸張
状態で固定し、次に先端が曲面を呈する弾性突起
物を有する転写用パツドを用いて前記転写シート
の基体シート側から押圧することにより前記転写
シートを被転写面の接触線で折曲させるとともに
前記ハーフカツト部分あるいは破断線状の穿孔部
分で適宜切断させて前記着色層を前記被転写体の
各被転写面に密着せしめ、そのままの状態で加熱
染色処理することにより前記着色層内の熱移行性
染料を熱移行させて前記被転写体の2以上の表面
に所望の文字、記号等を染色せしめ、しかる後前
記基体シートを除去することを特徴とする文字、
模様付成型品の製造方法である。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
本発明に係る転写シート1は、基体シート2上
に、文字、模様等の着色層3が形成されてなるも
のを基本的な層構成とするものであり、転写印刷
時に前記着色層3と被転写体であるキーキヤツプ
基材4の2以上の被転写面とが同時に密着し得る
ようにハーフカツト5あるいは破断線状の穿孔6
が設けられていることを特徴とするものである
(第1図参照)。前記ハーフカツトとは、基体シー
トの厚さ方向に対して略半分の厚みまでの切れ込
みのことをいう。また前記破断線状の穿孔とは、
例えばミシン目等の基体シートを貫通した切れ込
みのことをいう。
に、文字、模様等の着色層3が形成されてなるも
のを基本的な層構成とするものであり、転写印刷
時に前記着色層3と被転写体であるキーキヤツプ
基材4の2以上の被転写面とが同時に密着し得る
ようにハーフカツト5あるいは破断線状の穿孔6
が設けられていることを特徴とするものである
(第1図参照)。前記ハーフカツトとは、基体シー
トの厚さ方向に対して略半分の厚みまでの切れ込
みのことをいう。また前記破断線状の穿孔とは、
例えばミシン目等の基体シートを貫通した切れ込
みのことをいう。
前記転写シートに設けるハーフカツトあるいは
破断線状の穿孔の形状としては、転写用パツドの
前記転写シートへの押圧により前記転写シートが
被転写面の接触線で折曲せしめられるとともに前
記ハーフカツト部分あるいは破断線状の穿孔部分
で適宜切断されて前記着色層がキーキヤツプ基材
の2以上の被転写面に同時に密着することができ
るようなものならよい(第3図乃至第6図参照)。
破断線状の穿孔の形状としては、転写用パツドの
前記転写シートへの押圧により前記転写シートが
被転写面の接触線で折曲せしめられるとともに前
記ハーフカツト部分あるいは破断線状の穿孔部分
で適宜切断されて前記着色層がキーキヤツプ基材
の2以上の被転写面に同時に密着することができ
るようなものならよい(第3図乃至第6図参照)。
本発明に係る転写シートに使用する基体シート
2としては、通常転写シートに用いるシート状
物、例えば中質紙、上質紙、クラフト紙等の非コ
ート紙等の紙類、アルミニウム等の金属箔、前記
紙類と金属箔とをラミネートしたシート状物、あ
るいはプラスチツクフイルム等を挙げることがで
きる。
2としては、通常転写シートに用いるシート状
物、例えば中質紙、上質紙、クラフト紙等の非コ
ート紙等の紙類、アルミニウム等の金属箔、前記
紙類と金属箔とをラミネートしたシート状物、あ
るいはプラスチツクフイルム等を挙げることがで
きる。
前記基体シート2上に形成する着色層3は、熱
移行性染料を含有するインキを用いて、スクリー
ン印刷等の適宜の手段にて所望の文字、模様等を
印刷することにより形成する。前記着色層3は、
文字等のパターンを染色するように形成するばか
りでなく、キーキヤツプ基材の地色を均一に染色
するように形成したり、あるいは任意の模様を染
色するように形成することも可能であることは云
うまでもない。即ち、前記基体シート上に、均一
着色層が形成されてなる転写シートを用いて転写
印刷すると、キーキヤツプ基材の表面全部を均一
な色に染色することが可能である。なお、前記均
一着色層上に更に文字、記号等からなる着色層を
形成しておくことにより、キーキヤツプ基材の表
面全部を均一な色に染色すると同時に、文字、記
号等のパターンを形成することも可能である。
移行性染料を含有するインキを用いて、スクリー
ン印刷等の適宜の手段にて所望の文字、模様等を
印刷することにより形成する。前記着色層3は、
文字等のパターンを染色するように形成するばか
りでなく、キーキヤツプ基材の地色を均一に染色
するように形成したり、あるいは任意の模様を染
色するように形成することも可能であることは云
うまでもない。即ち、前記基体シート上に、均一
着色層が形成されてなる転写シートを用いて転写
印刷すると、キーキヤツプ基材の表面全部を均一
な色に染色することが可能である。なお、前記均
一着色層上に更に文字、記号等からなる着色層を
形成しておくことにより、キーキヤツプ基材の表
面全部を均一な色に染色すると同時に、文字、記
号等のパターンを形成することも可能である。
なお、前記した構成からなる転写シートにハー
フカツトあるいは破断線状の穿孔を設けるのは、
前記着色層の印刷前であつても印刷後であつても
よい。
フカツトあるいは破断線状の穿孔を設けるのは、
前記着色層の印刷前であつても印刷後であつても
よい。
本発明に係るキーキヤツプ基材の材質として
は、前記熱移行性染料で染色可能なものを用い、
例えばポリブチレンテレフタレート、ポリカーボ
ネート等を挙げることができる。
は、前記熱移行性染料で染色可能なものを用い、
例えばポリブチレンテレフタレート、ポリカーボ
ネート等を挙げることができる。
本発明に使用する転写用パツドとしては、例え
ばシリコンゴム等の弾性体が用いられ、またその
形状としては先端が曲面を呈する突起物を有する
ものを用いる。本発明において、前記転写用パツ
ドは転写シートの着色層をキーキヤツプ基材の天
面だけでなく、前面、側面等に同時に密着させな
ければならないから、より柔軟なものを用いると
よい。例えば、硬度45(デユロミータシヨンAス
ケールポイント)以下のもの、好ましくは硬度30
以下のものを用いると好適である。更に、前記転
写用パツドをキーキヤツプ基材の被転写面に密着
させやすくするために予め、転写用パツドの弾性
突起物をキーキヤツプ基材の形状に即した形状に
作成しておくとより好適である。
ばシリコンゴム等の弾性体が用いられ、またその
形状としては先端が曲面を呈する突起物を有する
ものを用いる。本発明において、前記転写用パツ
ドは転写シートの着色層をキーキヤツプ基材の天
面だけでなく、前面、側面等に同時に密着させな
ければならないから、より柔軟なものを用いると
よい。例えば、硬度45(デユロミータシヨンAス
ケールポイント)以下のもの、好ましくは硬度30
以下のものを用いると好適である。更に、前記転
写用パツドをキーキヤツプ基材の被転写面に密着
させやすくするために予め、転写用パツドの弾性
突起物をキーキヤツプ基材の形状に即した形状に
作成しておくとより好適である。
次に前記構成からなる転写シート及び転写用パ
ツドを用いてキーキヤツプ基材に文字、模様等を
施す方法を説明する。
ツドを用いてキーキヤツプ基材に文字、模様等を
施す方法を説明する。
先ず、転写シート1を、キーキヤツプ基材4の
1被転写面上に着色層3が接するように載置する
とともに伸張状態で固定する(第7図参照)。こ
の段階では着色層3はキーキヤツプ基材4の1被
転写面上に載置された状態であり密着はなされて
いない。
1被転写面上に着色層3が接するように載置する
とともに伸張状態で固定する(第7図参照)。こ
の段階では着色層3はキーキヤツプ基材4の1被
転写面上に載置された状態であり密着はなされて
いない。
次に転写用パツド7を用い、前記転写シート1
の基体シート2側から押圧することにより、前記
転写シート1をキーキヤツプ基材4の被転写面の
接触線8で折曲させるとともに前記ハーフカツト
5部分あるいは破断線状の穿孔6部分で適宜切断
させて前記着色層3をキーキヤツプ基材4の2以
上の被転写面に密着せしめる。この転写シート1
の着色層3をキーキヤツプ基材4の2以上の表面
に密着せしめる工程は、本発明の特徴のひとつと
するところであり、かかる工程を更に詳しく説明
する。先ず(1)転写用パツド7の押圧により、転写
シート1の着色層3をキーキヤツプ基材4の天面
に密着せしめる(第8図参照)。次に(2)更に転写
用パツド7を押圧し、転写シート1を被転写面の
接触線8で折曲させるとともにハーフカツト5部
あるいは穿孔6部で適宜切断せしめる(第9図参
照)。(3)更に転写用パツド7を押圧し、転写シー
ト1の着色層3をキーキヤツプ基材4の天面以外
の被転写面に密着せしめる(第10図参照)。
の基体シート2側から押圧することにより、前記
転写シート1をキーキヤツプ基材4の被転写面の
接触線8で折曲させるとともに前記ハーフカツト
5部分あるいは破断線状の穿孔6部分で適宜切断
させて前記着色層3をキーキヤツプ基材4の2以
上の被転写面に密着せしめる。この転写シート1
の着色層3をキーキヤツプ基材4の2以上の表面
に密着せしめる工程は、本発明の特徴のひとつと
するところであり、かかる工程を更に詳しく説明
する。先ず(1)転写用パツド7の押圧により、転写
シート1の着色層3をキーキヤツプ基材4の天面
に密着せしめる(第8図参照)。次に(2)更に転写
用パツド7を押圧し、転写シート1を被転写面の
接触線8で折曲させるとともにハーフカツト5部
あるいは穿孔6部で適宜切断せしめる(第9図参
照)。(3)更に転写用パツド7を押圧し、転写シー
ト1の着色層3をキーキヤツプ基材4の天面以外
の被転写面に密着せしめる(第10図参照)。
その後、前記キーキヤツプ基材4の被転写面と
前記着色層3とを密着させたまま加熱染色処理を
行う。このようにすることによつて前記着色層3
内の熱移行性染料が熱移行し、前記キーキヤツプ
基材4の2以上の表面に所望の文字、模様等が形
成される。前記加熱染色処理する方法としては、
キーキヤツプ基材に転写シートの着色層を密着さ
せる前に予め、キーキヤツプ基材のみを加熱して
おく方法、キーキヤツプ基材に転写シートの着色
層を密着させた後、このままの状態で加熱雰囲気
におく方法、あるいはキーキヤツプ基材に転写シ
ートの着色層を密着させる際、加熱された転写用
パツドを用いる方法等がある。
前記着色層3とを密着させたまま加熱染色処理を
行う。このようにすることによつて前記着色層3
内の熱移行性染料が熱移行し、前記キーキヤツプ
基材4の2以上の表面に所望の文字、模様等が形
成される。前記加熱染色処理する方法としては、
キーキヤツプ基材に転写シートの着色層を密着さ
せる前に予め、キーキヤツプ基材のみを加熱して
おく方法、キーキヤツプ基材に転写シートの着色
層を密着させた後、このままの状態で加熱雰囲気
におく方法、あるいはキーキヤツプ基材に転写シ
ートの着色層を密着させる際、加熱された転写用
パツドを用いる方法等がある。
しかる後、前記基体シート2を除去することに
より本発明に係る文字、模様付キーキヤツプ9が
得られる(第11図参照)。
より本発明に係る文字、模様付キーキヤツプ9が
得られる(第11図参照)。
本発明に係る文字、模様付キーキヤツプの製造
方法は以上のような構成からなるものであるから
次のような効果を有する。即ち、キーキヤツプ基
材の2以上の面、例えば天面と前面とに同時に生
産性よく文字、模様等を形成することができるも
のである。更にキーキヤツプ基材の表面全体を染
色することができ、更にその表面に文字等を形成
することができるものである。
方法は以上のような構成からなるものであるから
次のような効果を有する。即ち、キーキヤツプ基
材の2以上の面、例えば天面と前面とに同時に生
産性よく文字、模様等を形成することができるも
のである。更にキーキヤツプ基材の表面全体を染
色することができ、更にその表面に文字等を形成
することができるものである。
依つて本発明は産業上利用価値の極めて優れた
ものである。
ものである。
なお、以上の説明は文字、模様付キーキヤツプ
の製造方法について行つたが、本発明は被転写体
としてキーキヤツプに限定されるものではなく、
熱移行性染料で染色が可能なあらゆる成型品、例
えば各種合成樹脂成型品、陽極酸化皮膜を有する
アルミニウム成型品、各種樹脂を表面に塗布した
金属成型品等に対して適用が可能であることは云
うまでもない。
の製造方法について行つたが、本発明は被転写体
としてキーキヤツプに限定されるものではなく、
熱移行性染料で染色が可能なあらゆる成型品、例
えば各種合成樹脂成型品、陽極酸化皮膜を有する
アルミニウム成型品、各種樹脂を表面に塗布した
金属成型品等に対して適用が可能であることは云
うまでもない。
第1図及び第2図は本発明に係る転写シートの
断面模式図、第3図乃至第6図は転写シートに設
けるハーフカツトあるいは破断線状の穿孔の形状
の実施態様、第7図乃至第10図は本発明に係る
転写印刷工程を示す断面模式図、第11図は本発
明によつて得られる文字付キーキヤツプの斜視図
を夫々示す。 図中、1……転写シート、2……基体シート、
3……着色層、4……キーキヤツプ基材、5……
ハーフカツト、6……破断線状の穿孔、7……転
写用パツド、8……被転写面の接触線、9……文
字、模様付キーキヤツプ。
断面模式図、第3図乃至第6図は転写シートに設
けるハーフカツトあるいは破断線状の穿孔の形状
の実施態様、第7図乃至第10図は本発明に係る
転写印刷工程を示す断面模式図、第11図は本発
明によつて得られる文字付キーキヤツプの斜視図
を夫々示す。 図中、1……転写シート、2……基体シート、
3……着色層、4……キーキヤツプ基材、5……
ハーフカツト、6……破断線状の穿孔、7……転
写用パツド、8……被転写面の接触線、9……文
字、模様付キーキヤツプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱移行性染料を含有するインキを用いて文
字、模様等の着色層が基体シート上に形成されて
なり、転写印刷時に前記着色層と被転写体の2以
上の被転写面とが密着し得るようにハーフカツト
あるいは破断線状の穿孔が設けられてなる転写シ
ートを、被転写体の1被転写面上に前記着色層が
接するように載置するとともに伸張状態で固定
し、次に先端が曲面を呈する弾性突起物を有する
転写用パツドを用いて前記転写シートの基体シー
ト側から押圧することにより前記転写シートを被
転写面の接触線で折曲させるとともに前記ハーフ
カツト部分あるいは破断線状の穿孔部分で適宜切
断させて前記着色層を前記被転写体の各被転写面
に密着せしめ、そのままの状態で加熱染色処理す
ることにより前記着色層内の熱移行性染料を熱移
行させて前記被転写体の2以上の表面に所望の文
字、記号等を染色せしめ、しかる後前記基体シー
トを除去することを特徴とする文字、模様付成型
品の製造方法。 2 転写用パツドが、硬度45(デユロミータシヨ
ンAスケールポイント)以下のシリコン製弾性突
起物を有するものであることを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載の文字、模様付成型品の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15292882A JPS5941292A (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | 文字、模様付成型品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15292882A JPS5941292A (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | 文字、模様付成型品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5941292A JPS5941292A (ja) | 1984-03-07 |
JPH0413154B2 true JPH0413154B2 (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=15551203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15292882A Granted JPS5941292A (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | 文字、模様付成型品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941292A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60112482A (ja) * | 1983-11-24 | 1985-06-18 | Nissha Printing Co Ltd | 文字・模様付成形品の製造方法 |
JPS61200000A (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-04 | 日本写真印刷株式会社 | 天面及び前側面に文字・記号等のパタ−ンを有するプラスチツクス成型品の製造方法及びパタ−ン付与機 |
US4664030A (en) * | 1985-09-30 | 1987-05-12 | Advanced Input Devices, Inc. | Simultaneous multisurface diffusion printer |
CN102653165B (zh) * | 2012-05-09 | 2014-12-10 | 南京乐金熊猫电器有限公司 | 移印装置 |
JP6056697B2 (ja) * | 2013-07-22 | 2017-01-11 | 豊田合成株式会社 | 被加飾部材の加飾方法 |
CN111002703B (zh) * | 2019-12-12 | 2022-01-11 | 荆门微田智能科技有限公司 | 一种自适应双曲面热转印设备 |
CN113211949B (zh) * | 2020-02-06 | 2022-08-26 | 京东方科技集团股份有限公司 | 图案转印设备及方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734456B2 (ja) * | 1976-07-23 | 1982-07-23 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55159150U (ja) * | 1979-05-07 | 1980-11-15 | ||
JPS5734456U (ja) * | 1980-08-04 | 1982-02-23 |
-
1982
- 1982-09-01 JP JP15292882A patent/JPS5941292A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734456B2 (ja) * | 1976-07-23 | 1982-07-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5941292A (ja) | 1984-03-07 |
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