JP3004654U - 印刷した上部を熱圧で固着したカレンダー - Google Patents
印刷した上部を熱圧で固着したカレンダーInfo
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- JP3004654U JP3004654U JP1994005841U JP584194U JP3004654U JP 3004654 U JP3004654 U JP 3004654U JP 1994005841 U JP1994005841 U JP 1994005841U JP 584194 U JP584194 U JP 584194U JP 3004654 U JP3004654 U JP 3004654U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- heat
- pressure
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- calender
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【目的】上部を熱圧によって固着したカレンダーであっ
て、表紙表面の印刷が熱圧によって損なわれないものを
提供する。 【構成】表紙16aの表面に施した多色刷インク層20の上
にシリコーン又はフッ素含有ニス塗膜21を形成して表紙
表面に加えられる熱圧から多色刷インク層20を保護し
た。
て、表紙表面の印刷が熱圧によって損なわれないものを
提供する。 【構成】表紙16aの表面に施した多色刷インク層20の上
にシリコーン又はフッ素含有ニス塗膜21を形成して表紙
表面に加えられる熱圧から多色刷インク層20を保護し
た。
Description
【0001】
本考案は上部を熱圧で固着したカレンダーの改良に関するものである。
【0002】
下部に各月の曜日を印刷し、上部に接着のためのインクを付与しためくり紙と 表紙とを帳合し、帳合した上部に熱圧を加えて、上部を固着硬化させて綴じたカ レンダーは実開平4−77479号によって公知である。このカレンダーの表紙 上部には広告が印刷され、その広告は年間を通して表示される。
【0003】
表紙上部の広告印刷は多色刷であるが、めくり紙と合本する前に表紙に印刷を 施すと、表紙とめくり紙を熱圧で綴じ会わせるとき、表紙の広告印刷が熱圧の影 響を受け、インクの種類によっては、インクが剥げたり、色があせたりするとい う問題があった。
【0004】 本考案はこの問題を解決するためになされたものであり、その目的とするとこ ろは、表紙とめくり紙の上部を熱圧によって固着硬化したカレンダーであって、 めくり紙と合本する前に表紙を印刷しても、その印刷が熱圧によって劣化するお それのないものを提供することにある。
【0005】
前記目的を達成するため、本考案の特徴とする手段は、表紙の印刷面にシリコ ーン又はフッ素含有ニスを塗布したことにある。
【0006】
表紙の印刷面にシリコーン又はフッ素含有ニスを塗布すると、表紙に熱圧が加 えられたとき、シリコーン又はフッ素含有ニス塗膜が、印刷したインク層を保護 し、インクの熱圧による劣化を防止する。シリコーン又はフッ素含有ニスを塗布 した表紙の熱着後の仕上がりを一層向上させるためには、表紙に熱圧を加える金 属製熱圧板の表面にテフロン被膜を設けるか、又は、表紙と金属製熱圧板の間に テフロンフィルムを介在させることが望ましい。
【0007】
本考案のカレンダーを図面に示す実施例に基づいて説明する。 図1に示すように、カレンダー10の上下の中心に一列のミシン孔14があけられ 、ミシン孔14よりも上方の上部12において、表紙16aとすべてのめくり紙16は平 板状に固着硬化している。ミシン孔14から下方の表紙16aとすべてのめくり紙16 は相互に分離している。固着硬化した上部12は広幅であるから、従来の金具で綴 じたカレンダー上縁部と同程度の強度を有し、掛孔18をフックに掛けて、表紙16 a、又はめくり紙16を一枚づつミシン孔14に沿って千切っても、上部12が折れた り曲がったりすることはない。表紙16aやめくり紙16を千切っても広幅な上部12 はそのままであるから、表紙16の上部12に広告を印刷すれば、その広告は一年中 、表示される。
【0008】 図1は、理解を容易にするため、表裏方向の厚さを誇張して示す。表紙16aの 表面全体には多色刷インク層20があり、その多色刷インク層の上にシリコーン又 はフッ素含有ニス塗膜21がある。表紙16aとめくり紙16の間、及びめくり紙同士 の間の上部12には単色刷インク層22が存在する。この単色刷インク層22は表紙16 a及び各めくり紙16の上部12を一体に固着する接着剤である。表紙16aの表面の 多色刷インク層20は広告を表示し、その多色刷インク層は透明なシリコーン又は フッ素含有ニス塗膜21によって保護されている。
【0009】 図1のカレンダーは図2に示す工程によって製作される。カレンダーの表紙は 、多色刷り印刷工程によって表面に広告を表示する多色刷インク層を形成する。 ついで、ニス塗布印刷工程によって、多色刷インク層の上からシリコーン又はフ ッ素含有ニスを塗布する。 6枚ないし12枚の各めくり紙は単色刷り印刷工程によって、表面上半部に熱 圧を加えると接着する単色インク層を形成する。
【0010】 次の合本工程において所定のめくり紙の上に表紙を重ね、帳合する。それから 、熱圧工程において帳合した表紙の上部にを当て、圧力と熱を加える。この熱圧 によって、表紙及び各めくり紙の上部の間にある単色インク層が上部全体を相互 に固着させて硬化する。このとき、表紙表面の多色刷インク層はシリコーン含有 ニス塗膜によって保護されるから、金属製熱圧板に付着して剥がれるおそれはな い。このとき、金属製熱圧板の表面にテフロン被膜を設けるか、又は金属製熱圧 板と表面の間にテフロンフィルムを介在させると、シリコーン又はフッ素含有塗 膜も金属製熱圧板の金属面に直接接触せず、テフロンフィルム又は被膜を介して 接触するから、仕上がりは一層良好になる。最後の穿孔工程によって上縁近くに 掛け孔を上部と下部の境界にミシン孔をそれぞれあけて、カレンダーを完成する 。
【0011】
上述のとおり、本考案のカレンダーは表紙表面を印刷するときに多色刷インク 層にシリコーン又はフッ素含有ニスを塗布したから、熱圧によって表紙表面の印 刷が損なわれるおそれはないという優れた効果を奏する。
【図1】は本考案のカレンダーの斜視図、ただし、表裏
方向を誇張して示す。
方向を誇張して示す。
【図2】は図1のカレンダーの製作工程を示す図、
10:カレンダー、16a:表紙、16:めくり紙、20:多色
刷インク層、21:シリコーン又はフッ素含有ニス塗膜、
22:単色刷インク層
刷インク層、21:シリコーン又はフッ素含有ニス塗膜、
22:単色刷インク層
Claims (2)
- 【請求項1】表紙(16a)と各めくり紙(16)の上部の
間に接着のためのインク層(22)を介在させて合本し、
熱圧によって前記表紙及び前記めくり紙の上部を固着硬
化してなるカレンダーであって、前記表紙の表面に熱圧
を加える前の印刷によって、多色刷インク層(20)及び
それを保護するシリコーン又はフッ素含有塗膜(21)を
形成したことを特徴とする印刷した上部を熱圧で固着し
たカレンダー。 - 【請求項2】表紙(16a)の表面の多色刷インク層(2
0)及びシリコーン又はふっ素含有塗膜(21)はテフロ
ンフィルム又はテフロン加工処理を施した金属製熱圧板
を介して熱圧を受けたものであることを特徴とする請求
項1記載の印刷した上部を熱圧で固着したカレンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005841U JP3004654U (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 印刷した上部を熱圧で固着したカレンダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005841U JP3004654U (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 印刷した上部を熱圧で固着したカレンダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3004654U true JP3004654U (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=43140571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005841U Expired - Lifetime JP3004654U (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 印刷した上部を熱圧で固着したカレンダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004654U (ja) |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP1994005841U patent/JP3004654U/ja not_active Expired - Lifetime
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