JPH02256761A - バルコニーの床排水口の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は排水口の構造に関するものであり、主にバルコ
ニーの床排水口の構造に関するものである。

［従来の技術１ 従来、バルコニーの床排水口の構造としては、第６図に
示されるように床パネルＡを床下地材１上に設けた一次
防水シート２と、この−次防水シート２と床下地材１と
の間に介在された二次防水シート３とにより構成してあ
り、この床パネルＡに設けたドレン設置用開口４にドレ
ン５が設置されたものであった。そして、ドレン設置用
開口４へのドレン５の取付けとしては、ドレン５を構成
する上排水口部材５ａのフランジ片５ｂを一次防水シー
ト２の開口縁上面に当接すると共に上排水口部材５ｃの
フランジ片５ｄを床下地材１の開口縁下面に当接し、こ
の状態で上排水口部材５ａと上排水口部材５ｃとを締め
込んで床パネルＡを挟持した状態でドレン５が設置され
ており、−次防水シート２及び二次防水シー）３上を流
れてくる雨水等はこのドレン５を介して排水されるとい
うものであった。

［発明が解決しようとする課題］ しかし上述のような従来例にあっては、ドレン設置用開
口４へのドレン５の取付けは、上排水口部材５ａのフラ
ンジ片５ｂと上排水口部材５Ｃのフランジ片５ｄとで床
パネルＡを締め込み固定するというものであり、ドレン
設置用開口４の開口縁部分においては、−次防水シート
２上を流れてくる雨水等は上排水口部材５ａを介して排
水されることとなるが、二次防水シート３上を流れてく
る雨水等は開口縁部分においては上排水口部材５ａのフ
ランジ片５ｂと上排水口部材５Ｃのフランジ片５ｄとに
よって開口縁部が挟持されているため、せき止められる
こととなり、この結果、開口縁部分において、二次防水
シート３上を流れてくる雨水は排水されにくく溜まると
いう問題があった。

本発明は上記問題点を解決しようとするものであり、そ
の目的とするところは、床パネル上を流れてくる雨水等
をドレンが設置されたドレン設置用開口の開口縁部分で
せき止めることなく、確実にドレンを介して排水するこ
とがで終るバルコニーの床排水口の構造を提供するにあ
る。

［課題を解決するための手ｙ、］ 上記目的を達成するために、本発明におけるバルコニー
の床排水口の構造は、バルコニーの床下地材１上に一次
防水シート２を設けると共に一次防水シート２と床下地
材１との間に二次防水シート３を介在させて床パネルＡ
を構成し、床パネルＡに設けたドレン設置用開口４にド
レン５を設置し、ドレン５を構成する上排水口部材５ａ
のフランジ片５ｂを一次防水シート２の開口縁下面に当
接すると共に上排水口部材５Ｃのフランジ片５ｄを床下
地材１の開口縁下面に当接し、ドレン設置用開口４の開
口縁に一定間隔毎の位置で、且つ一次防水シート２と二
次防水シート３との間にピース材６を設け、隣合う各ビ
ー人材６間に排水用の隙間７を設けたものである。

［作用］ 一次防水シート２上を流れる雨水等は上排水口部材５ａ
と上排水口部材５Ｃとを介して排水され、二次防水シー
ト３上を流れる雨水等は隣合う各ピース材６間に設けた
隙間７を介して上排水口部材５ｃより確実に排水される
。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示す部分拡大断面図である
。バルコニーの床材として使用される床パネルＡは合板
等によって形成された床下地材１上にアスファルト系シ
ーＦの一次防水シート２を設けると共に一次防水シート
２と床下地材１との間に塩化ビニル系シートの二次防水
シート３を介在させて形成しである。床パネルＡには一
次防水シート２から床下地材１に亘って貫通するドレン
設置用開口４を設けてあり、このドレン設置用開口４に
ドレン５を取付けである。このとき、二次防水シー）３
はドレン設置用開口４の開口端面においては、防水性を
向上させるように床下地材１の上面から下面に亘って設
けである。ドレン５は第３図に示されるように上排水口
部材５ａと上排水口部材５Ｃとにより構成してあり、上
排水口部材５ａに設けた雄ねじ部５ｍ’　を上排水口部
材５Ｃに設けた雌ねじｉ５ｃ’に螺合させることにより
て岨み立てることができるようにしである。８は上排水
口部材５ａに設けた排水口５＆″に落ち葉やごみ等が侵
入するのを防止するための異物避けであり、上排水口部
材５ａを回転させて上排水口部材５ｃと組み立てる場合
に手で持つためのグリップ部分を兼ねている。上排水口
部材５ａには一次訪水シート２の上面に当接されるフラ
ンジ片５ｂを設けてあり、上排水口部材５ｃの上端には
床下地材１の下面に当接されるフランジ片５ｂを設けで
ある。そして、上排水口部材５ｃのフランジ片５ｄを床
下地材１のドレン設置用開口４の開口縁下面に当接した
状態で上排水口部材５ａのフランジ片５ｂを一次防水シ
ート２の開口縁上面に当接するようにして上排水口部材
５ａと上排水口部材５ｃとを締め込み、ドレン５をドレ
ン設置用開口４に取付ける。このとき、二次防水シート
３が床下地材１の下面にまで回りこんでいる場合には二
次防水シート３を上排水口部材５ｃのフランジ片５ｄと
床下地材１の下面とで挟持するようにする。

ドレン設置用開口４の開口縁には一定間隔の位置で、且
つ一次防水シート２と二次防水シート３との闇にピース
材６を設置しである。そして、隣合う各ピース材６間に
排水用の隙間７を設けである。

このとき、床パネルＡを構成する床下地材１の開口縁に
は薄肉部分１ａを設けてあり、上排水口部材５ａを取付
けた場合に上排水口部材５ｍのフランジ片５ｂが一次防
水シート２より突出しないようにしてあり、−次防水シ
ート２上を流れてくる雨水等を排水口５ａ”にガイドす
ることができるようにしである。このようにピース材６
を設けて隣合う各ビー人材６間に排水用の隙間７を設け
であることによって、二次防水シート３上を流れてくる
１］ｊ水等は開口縁部分において、せ終止ぬられること
なく、ドレン５にガイドされることとなり、ドレン５を
介して確実に排水されるようにしである。また、床下地
材１の開口縁に薄肉部分１ａを設けであることによって
、開口縁部分の二次防水シート３は傾斜していることと
なり、雨水等を確実にドレン５に導くことができるよう
にしである。

第４図は本発明の他の実施例を示すものであり、このも
のにあっては、ピース材６を弾性を有する弾性体によっ
て形成したものである。このようにピース材６として弾
性体を使用すると上排水口部材５ａの締め込みによって
上排水口部材５ａのフランジ片５ｂをくぼませて床パネ
ルＡに埋入した状態とすることができ、このようにくぼ
ませた状態で取付けを行うことによって、ドレン５に向
かって流れてくる雨水等を排水口５ａ″にガイドしやす
（し、排水を確実に行うことができるようにしである。

［発明の効果］ 本発明は叙述のようにドレン設置用開口の開口蘇に一定
間隔毎の位置で、且つ一次防水シーＦと二次防水シート
との間にピース材を設け、隣合う各ピース材間に排水用
の隙間を設けであるので、上排水口部材と上排水口部材
とを強く締め込んで床パネルのドレン設置用開口にドレ
ンを設置しても一次防水シート上を流れて（る雨水は上
排水口部材を介して排水され、二次防水シート上を流れ
て（る雨水は二次防水シートと一次防水シートとの間に
ピース材を設けて、この各ピース材間に設けた隙間を介
して上排水口部材にがイドされることとなり、ドレンが
設置されたドレン設置用開口の開口縁部分でせき止めら
れることなく、隙間を介して確実に鼻水されるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の部分拡大断面図、第２図は
同上のビー人材の設置状態を示す一部切欠した斜視図、
第３図はドレンの分解斜視図、第４図は他の実施例を示
す部分拡大断面図、第５図は同上のビー人材の設置状態
を示す一部切欠した斜視図、第６図は従来例の部分拡大
断面図であって、Ａは床パネル、１は床下地材、２は一
次防水シート、３は二次防水シーＦ、４はドレン設置用
開口、５はドレン、５＆は上排水口部材、５ｂはフラン
ジ片、５Ｃは上排水口部材、５ｄはフランジ片、６はピ
ース材、７は隙間である。 第４Ｉａ 第５図 代理人　弁理士　石　１）艮　七

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ［１］バルコニーの床下地材上に一次防水シートを設け
   ると共に一次防水シートと床下地材との間に二次防水シ
   ートを介在させて床パネルを構成し、床パネルに設けた
   ドレン設置用開口にドレンを設置し、ドレンを構成する
   上排水口部材のフランジ片を一次防水シートの開口縁上
   面に当接すると共に下排水口部材のフランジ片を床下地
   材の開口縁下面に当接し、ドレン設置用開口の開口縁に
   一定間隔毎の位置で、且つ一次防水シートと二次防水シ
   ートとの間にピース材を設け、隣合う各ピース材間に排
   水用の隙間を設けて成ることを特徴とするバルコニーの
   床排水口の構造。