JPH02256357A - 側音補正回路 - Google Patents

側音補正回路

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JPH02256357A
JPH02256357A JP28097889A JP28097889A JPH02256357A JP H02256357 A JPH02256357 A JP H02256357A JP 28097889 A JP28097889 A JP 28097889A JP 28097889 A JP28097889 A JP 28097889A JP H02256357 A JPH02256357 A JP H02256357A
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JP
Japan
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circuit
amplifier circuit
sidetone
signal
transmitting
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JP28097889A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nishimura
伸一 西村
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は側音補正回路に関し、特に、電話機付ファクシ
ミリ装置等の2線−4線変換回路における側音特性を補
正する側音補正回路に関する。
(従来の技術) 電話回線を介して送・受信を行う通話回路においては、
トランスを用いて信号を回線に送出し、また、回線から
の信号を受信している。この場合、回線と平衡(整合)
がとれていることが送受信性能に大きく影響する。例え
ば、電話機付ファクシミリ装置等では電話回線に対しト
ランスを介して接続し、このトランスの2次側に送信信
号と受信信号をそれぞれ増幅して電話回線側とハンドセ
ット側へ出力する2線−4線変換回路が接続されている
。この2線−4線変換回路では送話信号の受信側への回
り込み(側音)が発生し、側音レベルは電話回線との平
衡がとれているか否かによって左右される。平衡条件は
回線の交換器からの距離によって変化し、交換器が遠い
場合(以下、遠端という)受話信号レベルが小さくなり
、交換器が近い場合(以下、近端という)受話信号レベ
ルが大きくなる。そこで、このような平衡条件の変化に
伴う受話信号レベルに対する側音レベルの変化を抑える
ため、従来から種々の側音補正回路が提案されている。
従来のこの種の側音補正回路としては、例えば特開昭5
9−95758号公報に記載の電話機用のものがあり、
この回路では側音のバ、ランスを予め遠端にある回線状
態に合わせておき、回、線電流を検出して受話音量を遠
端および近端で同レベルに調整することにより、側音レ
ベルが所定値以上になることを防いでいる。また、この
他にヒステリシスを持たせたスイッチング回路を回線電
流に応じて制御し、信号レベルの調整を自動的かつ安定
に行っているものもある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の側音補正回路にあって
は、受話信号レベルに対して相対的に側音レベルを小さ
くするという構成になっていたため、受話音量は一定に
調整され側音が小さくなるものの音質の補正までは考慮
されておらず、受話信号の音質が劣化するという不具合
が発生していた。
すなわち、電話回線と接続するトランスのインピーダン
スは周波数特性をもっており、この周波数特性は1次側
の電話回線のインピーダンスの変化によって変化する。
このため、送話信号および受話信号の増幅率を調整する
だけでは、受話信号に対して側音レベルは小さくなるが
、周波数特性の変化によって受話信号の音質が劣化する
。また、電話機用の側音補正回路では回線電流を検出す
る検出回路が設けられているが、ファクシミリ装置に接
続される電話機ではトランスの2次側に接続されるため
、回線電流が検出できない。
(発明の目的) そこで、請求項1記載の発明は、2線−4線変換回路の
受話増幅回路の入力インピーダンスを複数の異なる電話
回線と同様のインピーダンス特性を有する複数のバラン
ス回路で補正することにより、電話回線のインピーダン
ス特性の変化に応じて2線−4線変換回路の受信側にお
ける側音を除去して、受話信号の音質劣化を防止する側
音補正回路を提供することを目的としいてる。
また、請求項2記載の発明は、2線−4線変換回路の受
話増幅回路の入力インピーダンスおよび増幅率を回線電
流値に応じて請求項1記載のバランス回路と複数の増幅
率調整回路によって補正することにより、電話回線のイ
ンピーダンス特性の変化に応じて自動的に2線−4線変
換回路の受信側における側音を除去し、受話音量を一定
にして、受話信号の音質向上と音量を最適にする側音補
正回路を提供することを目的としている。
また、請求項3記載の発明は、2線−4線変換回路の受
話増幅回路の入力インピーダンスを側音レベルによって
選択した請求項1記載のバランス回路によって補正する
ことにより、電話回線のインピーダンス特性の変化に応
じて2線−4線変換回路の受信側における受話信号の側
音レベルを最適に補正する側音補正回路を提供すること
を目的としいてる。
(発明の構成) 請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、1
次側に電話回線の接続されたトランスの2次側に接続さ
れた2線−4線変換回路が送話信号を増幅する送話増幅
回路と、受話信号の増幅する受話増幅回路と、を有し、
該送話増幅回路の出力部と該受話増幅回路の入力部に接
続され、該2線一4線変換回路の送話信号の受話信号へ
の混信を防止する側音補正回路であって、複数の異なる
電話回線のインピーダンス特性と同様のインピーダンス
特性を有する複数のバランス回路と、該複数のバランス
回路を前記受話増幅回路の入力部および側音増幅回路の
出力部に択一的に接続する接続手段と、を備えたことを
特徴とする 請求項2記載の発明は1次側に電話回線の接続されたト
ランスの2次側に接続された2線−4線変換回路が送話
信号を増幅する送話増幅回路と、受話信号を増幅する受
話増幅回路と、を有し、該送話増幅回路の出力部と該受
話増幅回路の入力部に接続され、該2線一4線変換回路
の送話信号の受話信号への混信を防止するとともに、該
受話増幅回路の増幅率を調整する側音補正回路であって
、電話回線に流れる回線電流を検出する回線電流検出手
段と、を複数の異なる電話回線のインピーダンス特性と
同様のインピーダンス特性を有する複数のバランス回路
と、前記受話増幅回路の増幅率を調整する複数の増幅率
調整回路と、該回線電流検出手段の出力に応じて該複数
のバランス回路と該複数の増幅率調整回路を該受話増幅
回路の入力部および送話増幅回路の出力部に択一的に接
続する接続手段と、を備えたことを特徴とする請求項3
記載の発明は1次側に電話回線の接続されたトランスの
2次側に接続された2線−4線変換回路が送話信号を増
幅する送話増幅回路と、受話信号を増幅する受話増幅回
路と、を有し、該送話増幅回路の出力部と該受話増幅回
路の入力部に接続され、2線−4線変換回路の送話信号
の受話信号への混信を防止する側音補正回路であって、
複数の異なる電話回線のインピーダンス特性と同様のイ
ンピーダンス特性を揺する複数のバランス回路と、所定
のトーン信号を発生するトーン発生手段と、該トーン発
生手段を前記送話増幅回路の入力部に接続するとともに
、該複数のバランス回路を該送話増幅回路の出力部と前
記受話増幅回路の入力部に択一的に接続し、該所定のト
ーン信号によって該各バランス回路による該受話増幅回
路の出力部峠おける側音レベルを検出する側音レベル検
出手段と、該側音レベル検出手段の検出結果に基づいて
該複数のバランス回路を該受話増幅回路の入力部および
送話増幅回路の出力部に択一的に接続する接続手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
以下、請求項1、請求項2および請求項3記載の発明の
実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図〜第3図は請求項1記載の発明の第1実施例を示
す図であり、電話機付ファクシミリ装置の2線−4線変
換回路に適用したものである。
第1図において、1は2線−4線変換回路であり、2線
−4線変換回路1は受話増幅回路2、送話増幅回路3、
バランス回路4.5、スイッチ(接続手段)6および抵
抗R+、Rzにより構成され、1次側に電話回線り、、
L、を接続するトランスTRの2次側に接続されている
受話増幅回路2は演算増幅器7および抵抗R3+R4に
より構成されており、電話回線Lt 、  L’sから
の受話信号Rxを増幅して図外のファクシミリ交信用の
モデムや電話機の受話器等に出力する。
送話増幅回路3は演算増幅器8および抵抗R3〜R1に
より構成されており、上記モデムや電話器等から入力さ
れる送信信号Txを増幅してトランスTRに出力する。
受話増幅回路2は演算増幅器7を差動増幅器として用い
ており、抵抗R1と抵抗R2を介して入力される送話信
号を減算することにより側音を除去している。バランス
回路4およびバランス回路5は第2図に示すようにコイ
ルしll+  Ltl、コンデンサC,,C,および抵
抗RII+  Ltl  RlIt  82Mにより構
成されており、バランス回路4は近端の場合のインピー
ダンス特性と同様の特性を有し、バランス回路5は遠端
の場合のインピーダンス特性と同様の特性を有する。
スイッチ6は図外のオペポートからの操作やデイツプス
イッチの操作により切り換えられ、バランス回路4およ
びバランス回路5を演算増幅器7の基準入力部(+)に
接続する。バランス回路4.5およびスイッチ6は側音
補正回路9を構成する。
次に、作用を説明する。
本発明は2線−4線変換回路1に側音補正回路9を設け
、受話増幅回路2の入力インピーダンスをバランス回路
4およびバランス回路5によって補正することにより2
線−4線変換回路1から出力される受話信号の音質を劣
化させずに側音特性を補正することに特徴がある。
以下、スイッチ6の切換処理について第3図に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。
電話回線L+、Lxに着呼があり、オペレータが図外の
受話器をオフフックすると図外の制御装置によって通話
が可能となり、オペレータが受話音量を聞いて近端であ
るか否かを判別しくステップPl)、受話音量が大きい
場合には近端であると判断してスイッチ6をバランス回
路4側に切り換え(ステップPt)、受話音量が小さい
場合は遠端であると判断してスイッチ6をバランス回路
5側に切り換える(ステップP、)。その結果、電話回
線Ll、L!のインピーダンス特性が変化したとしても
、受話増幅回路2の基準入力部(+)の入力インピーダ
ンスが回線のインピーダンス特性と同様のインピーダン
ス特性を有するバランス回路4およびバランス回路5に
よって補正されるため、受話増幅回路2の信号入力部(
−)の入力インピーダンスと基準入力部(+)の入力イ
ンピーダンスが路間−となって、受話増幅回路2に入力
される送信信号のレベルと周波数特性が路間−となる。
したがって、受話増幅回路2で減算する側音を可聴周波
数全般に亘って除去でき、受話信号の音質を大幅に改善
することができる。
第4図、第5図は請求項1記載の発明に係る側音補正回
路の第2実施例を示す図である。
第4図は側音補正回路を第1実施例と同様の2線−4線
変換回路に適用したものであり、同一構成線部分につい
ては同一番号を付してその説明を省略する。
第4図において、11は電流検出回路であり、電流検出
回路11はフォトカブラと抵抗等により構成され、電話
回線L+、Lxの電流値を検出する。
電流検出回路11は、例えば回線電流が所定値以上のと
きローレベル信号を出力し、回線電流が所定値以下のと
きハイレベル信号を出力する。12はアナログスイッチ
であり、アナログスイッチ(接続手段)12は電流検出
回路11からの出力に応じてバランス回路4およびバラ
ンス回路5を演算増幅器7の基準入力(+)に択一的に
接続する。なお、バランス回路4.5、電流検出回路1
1およびアナログスイッチ12は側音補正回路13を構
成する。
次に、作用を説明する。
本実施例は側音補正回路13に電流検出回路11を設は
電流検出回路11の出力に応じてアナログスイッチ12
を切り換えることにより、受話増幅回路2の入力インピ
ーダンスをバランス回路4およびバランス回路5によっ
て自動的に補正することに特徴がある。
以下、アナログスイッチ12の切換処理について第5図
に示すフローチャートに基づいて説明する。
電話回線Lt、Lxに着呼があり、オペレータが図外の
受話器をオフフックすると図外の制御装置によって通話
が可能となり、電流検出回路11により回線電流を検出
して、その回線電流値が所定値以上か否かを判別する(
ステップP++)。回線電流が所定値以上のときは電流
検出回路11からローレベル信号を出力してアナログス
イッチ12をバランス回路4側に切り換え(ステップP
Iり、回線電流が所定値以上のときは電流検出回路11
からハイレベル信号を出力してアナログスイッチ12を
バランス回路5側に切り換える(ステップP+a)。
すなわち、回線電流が所定値以上のときは近端であり、
回線電流が所定値以上のときは遠端であるという判断に
基づいて上記切換処理が行われる。
したがって、電流検出回路11の出力に応じてアナログ
スイッチ12を切り換えバランス回路4およびバランス
回路5を受話増幅回路2の基準入力部(+)に択一的に
接続することにより、受話増幅回路2の入力インピーダ
ンスの補正を自動的に行うことができ、第1実施例と同
様の効果を得るとともにオペレータによる切換操作を不
用にして側音補正回路13の便利性を向上させることが
できる。
なお、上記第1実施例および第2実施例では側音除去の
ためにバランス回路4およびバランス回路5の切り換え
のみを行ったが、スイッチ6またはアナログスイッチ1
2に連動して受話増幅回路2および送話増幅回路3の増
幅率を変化させることにより、さらに側音を小さくする
ことができる。
また、側音除去用のバランス回路を2回路で構成したが
、これは3回路以上でも良く、回路数を増やすことによ
ってより精確な回線のインピーダンス特性との成金がと
れるようになることは明白である。バランス回路4.5
のインピーダンス特性が回線のインピーダンス特性と同
様であるとは、インピーダンスの値、位相等が相似また
は近似するものであれば良い。
第6図、第7図は請求項2記載の発明に係る側音補正回
路の一実施例を示す図である。
第6図は側音補正回路を上記第2実施例と同様の2線−
4線変換回路に適用したものであり、同一構成部分につ
いては同一番号を付してその説明を省略する。
第6図において、21は増幅率調整回路であり、増幅率
調整回路21はスイッチ22と抵抗R,によって構成さ
れ、受話増幅回路2の増幅率を調整する。
スイッチ22はアナログスイッチ12と同様に電流検出
回路11の出力に応じてオン/オフされ、電流検出回路
11の出力がローレベル信号のときはオフし、ハイレベ
ル信号のときはオンする。アナログスイッチ12とスイ
ッチ22は接続手段23を構成し、バランス回路4.5
、電流検出回路11、アナログスイッチ12および増幅
率調整回路21は側音補正回路24を構成する。
次に、作用を説明する。
本発明は側音補正回路24にスイッチ22を設は電流検
出回路11の出力に応じて受話増幅回路2の増幅率を調
整することにより、受話増幅回路2の入力インピーダン
スとともに受話音量を自動的に補正することに特徴があ
る。
以下、アナログスイッチ12およびスイッチ22の切換
処理について第7図に示すフローチャートに基づいて説
明する。
電話回線L+、Lxに着呼があり、オペレータが図外の
受話器をオフフックすると図外の制御装置によって通話
が可能となり、電流検出回路11により回線電流を検出
して、その回線電流値が所定値以上か否かを判別する(
ステップP2.)。回線電流が所定値以上のときは電流
検出回路11からのローレベル信号を出力してアナログ
スイッチ12をバランス回路4側に切り換えるとともに
、スイッチ22をオンスする(ステップp、z)。回線
電流が所定値以下のときは電流検出回路11からのハイ
レベル信号を出力してアナログスイッチ12をバランス
回路5側に切り換えるとともにスイッチ22をオフする
(ステップPzx)。すなわち、回線電流が所定値以上
のときは近端であるため近端用のバランス回路4を選択
するとともに、受話増幅回路2の信号入力部(−)の入
力抵抗値を大きくして受話信号の増幅率を小さくする。
回線電流が所定値以下のときは遠端であるため、遠端用
のバランス回路5を選択するとともに、受話増幅回路2
の信号入力部(−)の抵抗値を小さくして受話信号の増
幅率を大きくする。したがって、受話増幅回路2の人力
インピーダンスと増幅率を回線電流値に応じて自動的に
補正することができ、受話信号の音質を向上させるとと
もに、音量を最適にすることができる。
なお、上記実施例では受話信号の増幅率のみを制御対象
としたが、送話信号および側音の増幅率を制御対象とし
ても良い。また、これらの制御対象を一つづつ制御する
だけでなくこれらの組み合わせによる制御によっても−
向かまわない。
第8.9図は請求項3記載の発明に係る側音補正回路の
一実施例を示す図である。
第8図は側音補正回路を上記請求項1記載の発明の第1
実施例と同様の2線−4線変換回路に適用したものであ
り、同一構成部分については同一番号を付してその説明
を省略する。
第8図において、30は側音補正回路であり、側音補正
回路30は、バランス回路4.5、スイッチ3L 32
.33、トーンレベル検出ユニット(側音レベル検出手
段)34およびトーン発生ユニット(トーン発生手段)
35によって構成される。スイッチ3L 32.33は
コントロールユニット36によって制御されており、ス
イッチ(接続手段)31は後述するバランス回路4.5
の側音レベル検出処理時に切り換えられるとともに、ト
ーンレベル検出ユニット34の側音レベル検出結果に基
づいて切り換えられる。スイッチ32.33はスイッチ
31と同様に側音レベル検出処理時に切り換えられる。
トーンレベル検出ユニット34はスイッチ32により受
話増幅回路2の出力側に接続され、受話信号の側音レベ
ル(周波数とレベル)を検出する。トーン発生ユニット
35はスイッチ33により送話増幅回路3の入力側に接
続され、複数の単一トーン信号を発生する。また、スイ
ッチ32.33により受話増幅回路2又は送話増幅回路
3にファクシミリユニット37と通話ユニット38が択
一的に接続される。
コントロールユニット36はCPU、ROMSRAM等
を備えており、CPUはROM内の制御プログラムに従
って側音補正回路30、トーンレベル検出ユニット34
およびトーン発生ユニ・ント35を制御して後述する側
音レベル検出処理を実行するとともに、ファクシミリユ
ニット37および通話ユニット38を制御してファクシ
ミリ通信処理および通話処理を実行する。ファクシミリ
ユニット37はモデム、プロッタおよびスキャナ等を備
えており、ファクシミリユニット37はコントロールユ
ニット36により制御されてスキャナにセットされた原
稿の画情報を読み取ってモデムで符号化して2線−4線
変換回路1を介して送信するとともに、受信した画情報
をモデムで複合化してプロッタで画像を記録する。通話
ユニット38は通話回路およびハンドセット等を備えて
おり、2線−4線変換回路1を介して送・受信信号を授
受して通話を行う。
次に、作用を説明する。
本実施例は側音補正回路30にスイッチ32.33、ト
ーンレベル検出ユニット34およびトーン発生ユニット
35を設け、トーンレベル検出ユニット34オよびトー
ン発生ユニット35によりバランス回路4およびバラン
ス回路5による受話増幅回路2の側音レベルを検出し、
この検出結果に基づいてバランス回路4又はバランス回
路5を選択するところに特徴がある。以下、この側音レ
ベル検出処理について第9図に示すフローチャートに従
って説明する。
オペレータが通話ユニット38のハンドセットをオフフ
ックするとともに、着呼および発呼とは関係なく側音レ
ベル検出処理を実行させる所定のファンクションキーを
押すと、コントロールユニット36の制御により電話回
線L+、Lxを図外の回線網に接続するとともに(ステ
ップP41)、スイッチ32およびスイッチ33を各々
トーンレベル検出ユニット34とトーン発生ユニット3
5に接続スる(ステップP4□)。次いで、スイッチ3
1をバランス回路4に接続しくステップP43)、トー
ン発生ユニット35により所定のトーン信号TSIを発
信して(ステップP、4)、トーンレベル検出ユニット
34によりバランス回路4のトーン信号TSIによる受
話増幅回路20レベルLllを検出する(スチップP 
4s)。次いで、トーン発生ユニット35によりトーン
信号TSIと異なる所定のトーン信号TS2t−発(K
L(ステップP4&)、)−ンレベル検出ユニット34
によりバランス回路4のトーン信号TS2による受話増
幅回路2のレベルL12を検出する(ステップP47)
。次いで、バランス回路4による側音レベルL4を次式
■に従って算出する(ステ7124日)。
L 4 = L11+ L12・・・・・・■次いで、
スイッチ31をバランス回路5に接続しくステップP4
.)、トーン発生ユニット35により上記トーン信号T
SIを発信して(ステップP5゜)トーンレベル検出ユ
ニット34によりバランス回路5のトーン信号TSIに
よる受話増幅回路2のレベルL21を検出する(ステッ
プP1.)。次いで、トーン発生ユニット35により上
記トーン信号TS2を発信しくステップPsz)、)−
ンレベル検出ユニット34によりバランス回路5のトー
ン信号TS2による受話増幅回路20レベルL22を検
出する(ステップPS3)。次いで、バランス回路5に
おける側音レベルL5を次式■に従って算出する(ステ
ップP、4)。
L 5 = L21+ L22・・・・・・■次いで、
ステップP4Iで求めたバランス回路4の側音レベルL
4とステップP%4で求めたバランス回路5の側音レベ
ルL5を比較する(L4≧L5?)(ステップPS&)
。側音レベルL4の方が大きいときは(L4>L5)、
増幅率調整回路21をバランス回路5に接続しくステッ
プPsth)、側音レベルL5の方が大きいときは(L
5>L4)、スイッチ31をバランス回路4に接続する
(ステップP2.)。次いで、電話回線L+、Lxを開
放して(ステップPss)処理を終了する。
すなわち、上記実施例と同様にバランス回路4を近端用
、バランス回路5を遠端用とした場合、上記側音レベル
検出処理により、その検出結果がL4>L5の場合は遠
端であるため、バランス回路5を選択して受話増幅回路
2の信号入力部(−)の入力抵抗値を小さくして受話信
号の増幅率を大きくする。また、検出結果がL4<L5
の場合は近端であるため、バランス回路4を選択して受
話増幅回路2の信号入力部(=)の入力抵抗値を大きく
して受話信号の増幅率を小さくする。したがって、2線
−4線変換回路1に接続されるバランス回路4およびバ
ランス回路5の側音レベルを実際に検出し、この検出結
果によってバランス回路4およびバランス回路5を選択
することにより、受話増幅回路2の側音レベルを最適に
補正することができ、受話信号の音質および音量を最適
にすることができる。また、本実施例では回線電流検出
回路が不要のため側音補正回路30は低コストで実現で
きる。
なお、上記実施例ではトーン発生ユニット35の発信す
るトーン信号をTSIとTS2の2種類としたが、この
トーン信号の種類を増やして検出精度を上げることも可
能である。また、側音レベルL4.L5は単純加算によ
って求めているが、聴覚特性による重み付けを行えば、
側音補正の精度は向上する。
上記実施例ではトーンレベル検出ユニット34およびト
ーン発生ユニット35を別に設けたが、第1θ図に示す
ようにモデム41内にトーンレベル検出ユニット34と
トーン発生ユニット35の機能を内蔵したものを利用す
るれば、スイッチ42も一つとなり、側音補正回路30
の構成がより簡単なものとなる。
なお、モデム41内にトーンレベル検出機能を内蔵して
いない場合はトーンレベル検出ユニット34が必要とな
る。
さらに、その他の実施例として2回線を収容する装置で
2線−4線変換回路を2つ備えている場合を第11図に
示す。
第11図において、2つの2線−4線変換回路1a、1
bは、それぞれ受話増幅回路2a、2bおよび送話増幅
回路3a、3bを備えている。
受話増幅回路2a、2bはそれぞれ演算増幅器7 a 
、7 b s 8 a 、  8 b、抵抗R,〜R,
,により構成され、トランスT’RI、TR2を介して
電話回線L+、Lzと電話回線り、、L、に接続されて
いる。
50は側音補正回路であり、側音補正回路50は、バラ
ンス回路4a、4b、5a、5b、スイッチ31 a 
〜33 a 、スイッチ31b 〜33b、  トーン
レベル検出ユニット34およびトーン発生ユニット35
により構成される。
第11図は電話回線り、、L、側で上記側音レベル検出
処理を実行している状態を示しており、ファクシミリユ
ニット37からの送信信号は無信号状態である。
すなわち、上記第8図に示した実施例の場合には、交換
器から受信するトーン信号があるため、トーンレベル検
出ユニット34にはトーン発生ユニット35から発信さ
れたトーン信号のみのレベルを検出するようにフィルタ
リングが必要になる。これに対し、本実施例では第11
図に示すように電話回線Lt、Ltと電話回線L3.L
4とを接続して電話回線L2.L4側からの送信を無信
号状態にできるため、トーンレベル検出ユニット34は
トーン信号のフィルタリングが不要となって簡略化でき
るとともに、側音補正の精度も良くなる。
(効果) 請求項1記載の発明によれば、2線−4線変換回路の受
話増幅回路の入力インピーダンスを複数の異なる電話回
線のインピーダンス特性と同様のインピーダンス特性を
有する複数のバランス回路で補正しているので、電話回
線のインピーダンス特性の変化に応じて2線−4線変換
回路の受信側における側音を除去することができ、受話
信号の音質劣化を防止することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、2線−4線変換回
路の受話増幅回路の入力インピーダンスおよび増幅率を
回線電流値に応じて請求項1記載のバランス回路と複数
の増幅率調整回路によって補正しているので、電話回線
のインピーダンス特性に応じて自動的に2線−4線変換
回路の受信側における側音の除去と受話音量を一定とす
ることができ、受話信号の音質を向上させるとともに音
量を最適にすることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、2線−4線変換回
路の受話増幅回路の入力インピーダンスを側音レベルに
よって選択した請求項1記載のバランス回路によって補
正しているので、電話回線のインピーダンス特性の変化
に応じて2線−4線変換回路の受信側における受話信号
の側音レベルを最適に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は請求項1記載の発明に係る側音補正回
路の第1実施例を示す図であり、第1図はその全体構成
図、第2図は第1図のバランス回路図、第3図はその切
換処理のプログラムを示すフローチャートである。 第4.5図は請求項1記載の発明に係る側音補正回路の
第2実施例を示す図であり、第4図はその全体構成図、
第5図はその切換処理のプログラムを示すフローチャー
トである。 第6.7図は請求項2記載の発明に係る側音補正回路の
一実施例を示す図であり、第6図はその全体構成図、第
7図はその切換処理のプログラムを示すフローチャート
である。 第8.9図は請求項3記載の発明に係る側音補正回路の
一実施例を示す図であり、第8図はその全体構成図、第
9図はその側音レベル検出処理のブdグラムを示すフロ
ーチャートである。 第10.11図は請求項3記載の発明に係る側音補正回
路のその他の実施例を示す図であり、第10図は第8図
のトーン検出およびトーン発生機能をモデムが有する場
合の全体構成図、第11図はその2回線を収容する場合
の全体構成図である。 1、la、lb・・・・・・2線−4線変換回路、2.
2a、2b・・・・・・受話増幅回路、3.3a、3b
・・・・・・送話増幅回路、4.4a、4b、5.5a
、5b ・・・・・・バランス回路、 9−113.24.30.50・・・・・・側音補正回
路、34・・・・・・トーンレベル検出ユニット(側音
レベル検出手段)、 35・・・・・・トーン発生ユニット(トーン発生手段
)、TR,RTI、TR2・・・・・・トランス、L+
 、Lts L、、、La・・・・・・電話回線。 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1次側に電話回線の接続されたトランスの2次側
    に接続された2線−4線変換回路が送話信号を増幅する
    送話増幅回路と、受話信号を増幅する受話増幅回路と、
    を有し、該送話増幅回路の出力部と該受話増幅回路の入
    力部に接続され、該2線−4線変換回路の送話信号の受
    話信号への混信を防止する側音補正回路であって、複数
    の異なる電話回線のインピーダンス特性と同様のインピ
    ーダンス特性を有する複数のバランス回路と、該複数の
    バランス回路を前記受話増幅回路の入力部および送話増
    幅回路の出力部に択一的に接続する接続手段と、を備え
    たことを特徴とする側音補正回路。
  2. (2)1次側に電話回線の接続されたトランスの2次側
    に接続された2線−4線変換回路が送話信号を増幅する
    送話増幅回路と、受話信号を増幅する受話増幅回路と、
    を有し、該送話増幅回路の出力部と該受話増幅回路の入
    力部に接続され、該2線−4線変換回路の送話信号の受
    話信号への混信を防止するとともに、該受話増幅回路の
    増幅率を調整する側音補正回路であって、電話回線に流
    れる回線電流を検出する回線電流検出手段と、複数の異
    なる電話回線のインピーダンス特性と同様のインピーダ
    ンス特性を有する複数のバランス回路と、前記受話増幅
    回路の増幅率を調整する複数の増幅率調整回路と、該回
    線電流検出手段の出力に応じて該複数のバランス回路と
    該複数の増幅率調整回路を該受話増幅回路の入力部およ
    び送話増幅回路の出力部に択一的に接続する接続手段と
    、を備えたことを特徴とする側音補正回路。
  3. (3)1次側に電話回線の接続されたトランスの2次側
    に接続された2線−4線変換回路が送話信号を増幅する
    送話増幅回路と、受話信号の増幅する受話増幅回路と、
    を有し、該送話増幅回路の出力部と該受話増幅回路の入
    力部に接続され、該2線−4線変換回路の送話信号の受
    話信号への混信を防止する側音補正回路であって、複数
    の異なる電話回線のインピーダンス特性と同様のインピ
    ーダンス特性を有する複数のバランス回路と、所定のト
    ーン信号を発生するトーン発生手段と、該トーン発生手
    段を前記送話増幅回路の入力部に接続するとともに、該
    複数のバランス回路を該送話増幅回路の出力部と前記受
    話増幅回路の入力部に択一的に接続し、該所定のトーン
    信号によって該各バランス回路による該受話増幅回路の
    出力部における側音レベルを検出する側音レベル検出手
    段と、該側音レベル検出手段の検出結果に基づいて該複
    数のバランス回路を該受話増幅回路の入力部および送話
    増幅同時の出力部に択一的に接続する接続手段と、を備
    えたことを特徴とする側音補正回路。
JP28097889A 1988-12-27 1989-10-26 側音補正回路 Pending JPH02256357A (ja)

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JP28097889A JPH02256357A (ja) 1988-12-27 1989-10-26 側音補正回路
US07/543,432 US5133007A (en) 1989-10-26 1990-06-26 Side tone correction circuit

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JP63-335316 1988-12-27
JP33531688 1988-12-27
JP28097889A JPH02256357A (ja) 1988-12-27 1989-10-26 側音補正回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446529B1 (ko) * 1997-08-28 2004-10-14 삼성전자주식회사 키폰시스템에서 측음 상쇄 하이브리드 인터페이스회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446529B1 (ko) * 1997-08-28 2004-10-14 삼성전자주식회사 키폰시스템에서 측음 상쇄 하이브리드 인터페이스회로

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