JP3382091B2 - 変復調装置 - Google Patents

変復調装置

Info

Publication number
JP3382091B2
JP3382091B2 JP15859696A JP15859696A JP3382091B2 JP 3382091 B2 JP3382091 B2 JP 3382091B2 JP 15859696 A JP15859696 A JP 15859696A JP 15859696 A JP15859696 A JP 15859696A JP 3382091 B2 JP3382091 B2 JP 3382091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
correction value
terminal
communication
telephone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15859696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1013309A (ja
Inventor
邦則 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP15859696A priority Critical patent/JP3382091B2/ja
Publication of JPH1013309A publication Critical patent/JPH1013309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3382091B2 publication Critical patent/JP3382091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電話交換回線を介
してデータ通信を行うための変復調装置、特に通信中に
通話とデータ通信とを切替えるための網制御部等の切替
手段を備えた変復調装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図2は、従来の変復調装置を有する端末
装置の構成図である。この端末装置は、データ通信を行
うための4線式のデータ端末1と、通話を行うための2
線式の電話機2と、データ通信/通話の切替え及び電話
交換回線3でデータ通信を行うための変復調装置10と
で構成され、この変復調装置10に該電話交換回線3を
介して図示しない他の端末装置が接続されている。変復
調装置10は、データ通信/電話の切替え指定を行うた
めの切替スイッチ11を有している。切替スイッチ11
とデータ端末1とは、制御部12に接続されている。制
御部12は、データ端末1との間での送受信データ信号
及び制御信号のインタフェースを行うとともに、変復調
装置10全体の動作の制御を行うものである。制御部1
2には、変調部13が接続されている。変調部13は、
制御部12から出力される信号やデータ端末1から出力
される送信データ信号を、電話交換回線3で伝送可能な
周波数帯域のアナログ信号に変換するものである。変調
部13の出力側は、ハイブリッドトランス14の端子4
WSに接続されている。ハイブリッドトランス14は、
端末側の端子4WS,4WRと、回線側の端子2WRS
とを有し、2線式の電話交換回線3と4線式のデータ端
末1との間の2線/4線変換を行うトランスである。 【0003】ハイブリッドトランス14の端子2WRS
は、網制御部15の端末側端子DTに接続されている。
網制御部15は、端末側端子DTのほか、電話機側端子
TE、回線側端子TL、及び制御端子CTを有し、制御
部12から制御端子CTに与えられる制御信号SELに
従って、回線側端子TLを端末側端子DTまたは電話機
側端子TEに切替え接続する機能を有するものである。
網制御部15の回線側端子TLには、電話交換回線3が
接続されている。また、網制御部15の電話機側端子T
Eには、電話機2が接続されている。一方、ハイブリッ
ドトランス14の端子2WRには、搬送波検出部16と
自動利得制御部17とが接続されている。搬送波検出部
16は、電話回線3から受信した信号中に、データ通信
用の搬送波が存在するか否かを検出して検出信号CDを
出力するもので、この出力側が制御部12に接続されて
いる。自動利得制御部17は、受信した信号のレベルを
一定レベルになるように増幅する増幅器であり、この出
力側が復調部18に接続されている。復調部18は、変
調された搬送波を復調して元のデータ信号を再生するも
のであり、この出力側に等化部19が接続されている。
等化部19は、電話交換回線3の振幅及び遅延の周波数
特性によって歪んだデータ信号を補正するものであり、
この出力側が制御部12に接続されている。 【0004】この様な端末装置を用いて、電話交換回線
3を介して図示されていない通信相手の端末装置との間
で、通話とデータ通信とを行う場合の動作は、次のよう
になる。まず、発呼者は、切替スイッチ11によって通
話を指定する。そして、電話機2から通信相手の電話番
号をダイアルして、相手側の電話機を呼び出す。相手側
の被呼者が応答し、通話による打ち合わせが済むと、発
呼者と被呼者は、それぞれ端末装置の切替スイッチ11
により、データ通信への切替え指定を行う。変復調装置
10の制御部12によって、切替スイッチ11からの切
替え指定が検出されると、この制御部12から網制御部
15に対して、データ通信側に切替える旨の制御信号S
ELが出力される。これにより、電話交換回線3は、電
話機側から端末側に切替えられる。この切替えが完了す
ると、通信相手側の変復調装置と間で相互に自動利得制
御部17及び等化部19の調整をするために、制御部1
1から特定のパターンを有する信号を、一定のシーケン
スに従って出力するスタートアップ手順が開始される。
スタートアップ手順によって、自動利得制御部17及び
等化部19の調整が完了すると、制御部12からデータ
端末1に対して送信可能の旨の信号が出力され、データ
端末1と相手側のデータ端末との間でのデータ通信が可
能になる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
変復調装置では、次のような課題があった。発呼者と被
呼者が、データ端末1を使用して会話形式でデータ通信
を行っている途中で、一時的に電話機2による通話に切
替えて打ち合わせを行う場合、切替スイッチ11で通話
を指定する。これにより、データ端末1は電話交換回線
3から切り離され、電話機2が電話交換回線3に接続さ
れて通話が可能になる。発呼者と被呼者との通話が済ん
で、再びデータ通信を行う場合、それぞれ端末装置の切
替スイッチ11でデータ通信を指定する。これによって
通話からデータ通信への切替えが行われると、通話中の
回線特性の変動を補正するために、再びスタートアップ
手順による自動利得制御部17及び等化部19の調整処
理が行われる。しかし、このスタートアップ手順には、
通常10秒〜20秒の時間を必要とするので、データ通
信へのスムーズな切替えができないという問題点があっ
た。本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決
し、通信中にデータ通信と通話とのスムーズな切替えが
可能な変復調装置を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、電話機と、送信データ信号の出力及び受
信データ信号の入力を行って所定のデータ処理を行うデ
ータ端末とをそれぞれ有し、電話交換回線で相互に接続
された2つの端末装置内にそれぞれ設けられた変復調装
置において、次のような手段を備えている。本発明の変
復調装置では、前記2つの端末装置が前記電話交換回線
で接続された後、前記電話機による通話から前記データ
端末によるデータ通信への最初の通信モード切替指定を
行うための第1の切替指定手段と、前記通信モード切替
指定と、前記データ通信から前記通話への第1のモード
切替指定と、該通話から該データ通信への第2のモード
切替指定との内のいずれか1つの指定に応答して、前記
通信モードの切替えを行う切替手段と、前記第1の切替
指定手段による最初の通信モード切替指定に応答して、
前記2つの通信装置の間で所定の手順に従ってキャリア
信号を送受信し、該キャリア信号の受信レベルを測定し
て前記電話交換回線に対する利得補正値を決定し、更に
該キャリア信号の伝搬時間を測定して該電話交換回線に
対する等化補正値を決定する補正値決定手段と、前記デ
ータ通信時に、前記データ端末からの送信データ信号を
変調して前記電話交換回線に送信する変調手段と、前記
データ通信時に、前記電話交換回線からの受信信号を前
利得補正値と前記等化補正値に基づいて補正する補正
手段とを、備えている。 【0007】更に、この変復調装置には、前記補正手段
の出力信号を復調して前記受信データ信号を前記データ
端末へ出力する復調手段と、前記補正値が決定された
後、前記第1のモード切替指定または前記第2のモード
切替指定を行うための第2の切替指定手段と、前記第1
のモード切替指定に基づいて前記利得補正値と前記等化
補正値を保持し、前記第2のモード切替指定に基づいて
該保持した利得補正値と等化補正値を前記補正手段に対
する補正値として出力するデータ保持手段とが、設けら
れている。本発明によれば、以上のように変復調装置を
構成したので、次のような作用が行われる。2つの端末
装置が電話交換回線で接続された後、第1の切替指定手
段によって最初の通話からデータ通信への通信モード切
替指定が行われると、切替手段によってデータ通信への
通信モードの切替が行われる。この切替に引き続き、接
続された2つの端末装置間の電話交換回線に対する利得
補正値と等化補正値が、所定の手順に従って補正値決定
手段で決定される。変調手段は、データ端末からの送信
データ信号を変調して電話交換回線へ送信する。一方、
電話交換回線からの受信信号は、補正手段において補正
された後、復調手段において復調されてデータ端末へ出
力される。第2のモード切替手段によって、データ通信
中に通話への第1のモード切替指定が行われると、デー
タ保持手段によって補正値決定手段で決定された利得補
正値と等化補正値が保持される。そして、第2のモード
切替手段によって、通話からデータ通信への第2のモー
ド切替指定が行われると、データ保持手段に保持されて
いた利得補正値と等化補正値が補正手段に対する補正値
として出力される。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
変復調装置を有する端末装置の構成図であり、従来の図
2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この端末装置は、データ通信を行うための4線式の
データ端末1と、通話を行うための2線式の電話機2
と、データ通信/通話の切替え及び電話交換回線3でデ
ータ通信を行うための変復調装置20とで構成され、こ
の変復調装置20に電話交換回線3を介して図示しない
他の端末装置が接続されている。変復調装置20は、通
信開始時に通話からデータ通信への切替えを行うための
第1の切替指定手段(例えば、通信切替スイッチ)21
と、通信開始後にデータ通信と電話との通信モードを切
替えるための第2の切替指定手段(例えば、モード切替
スイッチ)22とを有している。通信切替スイッチ2
1、モード切替スイッチ22、及びデータ端末1は、制
御部23に接続されている。制御部23は、データ端末
1との間で送受信データ信号及び制御信号のインタフェ
ースを行うとともに、変復調装置20全体の動作制御を
行うものである。制御部23には、変調手段(例えば、
変調部)24が接続されている。変調部24は、制御部
23から出力される信号やデータ端末1から出力される
送信データ信号を、電話交換回線3で伝送可能な周波数
帯域のアナログ信号に変換するものである。変調部24
の出力側は、ハイブリッドトランス25の端子4WSに
接続されている。ハイブリッドトランス25は、端末側
の端子4WS,4WRと、回線側の端子2WRSとを有
し、2線式の電話交換回線3と4線式のデータ端末1と
の間の2線/4線変換を行うトランスである。 【0009】ハイブリッドトランス25の端子2WRS
は、切替手段(例えば、網制御部)26の端末側端子D
Tに接続されている。網制御部26は、端末側端子DT
のほか、電話機側端子TE、回線側端子TL、及び制御
端子CTを有し、制御部23から制御端子CTに与えら
れる制御信号SELに従って、回線側端子TLを端末側
端子DTまたは電話機側端子TEに切替え接続する機能
を有するものである。網制御部26の回線側端子TLに
は、電話交換回線3が接続されている。また、網制御部
26の電話機側端子TEには、電話機2が接続されてい
る。一方、ハイブリッドトランス25の端子2WRに
は、搬送波検出部27と補正手段(例えば、自動利得制
御部)28とが接続されている。搬送波検出部27は、
電話回線3から受信した信号中に、データ通信用の搬送
波が存在するか否かを検出して検出信号CDを出力する
もので、この出力側が制御部23に接続されている。自
動利得制御部28は、受信した信号のレベルを一定レベ
ルになるように増幅する増幅器である。この自動利得制
御部28には、一定レベルに増幅するための利得補正値
GAを保持するためのデータ保持手段(例えば、利得値
保持部)28aが接続されている。自動利得制御部28
の出力側は、復調手段(例えば、復調部)29に接続さ
れている。復調部29は、変調された搬送波を復調して
元のデータ信号を再生するものであり、この出力側に補
正手段(例えば、等化部)30が接続されている。等化
部30は、電話交換回線3の振幅及び遅延の周波数特性
によって歪んだデータ信号を補正するものである。この
等化部30には、等化補正値EQを保持するデータ保持
手段(例えば、等化値保持部)30aが接続されてい
る。等化部30の出力側は、制御部23に接続されてい
る。 【0010】次に、この様な端末装置を用いて、図示さ
れていない通信相手の端末装置との間で通話とデータ通
信との切替えを行う場合の動作を、(1)通信開始時の
切替え動作と、(2)通信中の切替え動作に分けて説明
する。 (1)通信開始時の切替え動作 図3は、ITU−T(国際電気通信連合/電気通信標準
化部門)の勧告V.32による変復調装置のスタートア
ップ手順を示す図である。図1の端末装置を用いて通信
を開始する場合、発呼者は、通信切替スイッチ21によ
って通話を指定する。そして、電話機2から、通信相手
の電話番号をダイアルして、相手側の電話機を呼び出
す。相手側の被呼者が応答し、通話による打ち合わせが
済むと、発呼者と被呼者は、それぞれ端末装置の通信切
替スイッチ21により、データ通信への切替え指定を行
う。変復調装置20の制御部23によって、通信切替ス
イッチ21からの切替え指定が検出されると、この制御
部23から網制御部26に対して、データ通信側に切替
える旨の制御信号SELが出力される。これにより、電
話交換回線3は、電話機側から端末側に切替えられる。
この切替えが完了すると、自動利得制御部28及び等化
部30の調整をするために、補正値決定手段(例えば、
制御部)23によって、例えば、図3に示すようなスタ
ートアップ手順が開始される。 【0011】図3において、起呼モードモデムA(例え
ば、図1の変復調装置20)から、キャリア信号AAが
連続して送出される。また、応答モードモデムB(例え
ば、図示されていない相手側の変復調装置)からは、キ
ャリア信号ACが一定時間t1送出され、その後、キャ
リア信号ACに替えてキャリア信号CAが送信される。
起呼モードモデムAは、応答モードモデムBからのキャ
リア信号ACが、キャリア信号CAに変化した後、一定
時間t2後にキャリア信号CCの送信に切替える。応答
モードモデムBは、起呼モードモデムAのキャリア信号
AAがキャリア信号CCへ変化する時間を監視する。更
に、応答モードモデムBは、起呼モードモデムAからの
キャリア信号AAがキャリア信号CCへ変化したことを
検出した後、一定時間t3後にキャリア信号CAからキ
ャリア信号ACの送信に切替える。 【0012】起呼モードモデムA及び応答モードモデム
Bは、それぞれ相手側のモデムからのキャリア信号AA
等の受信中に、自動利得制御部28の利得を調整して利
得補正値GAを決定するとともに、キャリア信号AA等
の変化時間を監視することにより、伝搬時間を測定す
る。この伝搬時間は、図示されていないエコーキャンセ
ラの制御等に使用される。この様に、相互に自動利得制
御部28の調整と伝搬時間の測定とが行われた後、応答
モードモデムBから受信器設定信号S及びトレーニング
信号TRNが送信される。このトレーニング信号TRN
に基づいて、起呼モードモデムAでは、等化部30の調
整が行われ、等化部30に対する等化補正値EQが決定
される。起呼モードモデムAの等化部30の調整が終わ
ると、起呼モードモデムAから受信器設定信号S及びト
レーニング信号TRNが送信され、応答モードモデムB
の等化部の調整が行われる。以上のスタートアップ手順
によって、相互に自動利得制御部28及び等化部30の
調整が完了すると、制御部23からデータ端末1に対し
て送信可能の旨の信号が出力され、データ端末1は、相
手側のデータ端末との間でのデータ通信が可能になる。 【0013】(2)通信中の切替え動作 発呼者と被呼者が、データ端末1を使用して会話形式で
データ通信を行っている途中で、一時的に電話機2によ
る通話に切替えて打ち合わせを行う場合、モード切替ス
イッチ22によって通話への切替指定を行う。制御部2
3において、モード切替スイッチ22によって通話が指
定されたことが検出されると、制御部23から利得値保
持部28a及び等化値保持部30aに対して、それぞれ
利得補正値GAと等化補正値EQとを保持すべき旨の制
御信号が出力される。その後、制御部23から網制御部
26に対して、電話交換回線3を電話機側に接続すべき
旨の制御信号SELが出力される。これにより、データ
端末1は電話交換回線3から切り離され、電話機2が電
話交換回線3に接続されて通話が可能になる。発呼者と
被呼者は、通話が済んで再びデータ通信を行う場合、そ
れぞれ端末装置のモード切替スイッチ22により、デー
タ通信への切替え指定を行う。制御部23において、モ
ード切替スイッチ22によってデータ通信が指定された
ことが検出されると、制御部23から利得値保持部28
a及び等化値保持部30aに対して、それぞれ保持して
いる利得補正値GAと等化補正値EQとを自動利得制御
部28及び等化部30へ出力すべき旨の制御信号が出力
される。更に、制御部23から網制御部26に対して、
電話交換回線3を端末側に接続すべき旨の制御信号SE
Lが出力される。これにより、電話機2は電話回線3か
ら切り離され、データ端末1が電話回線3に接続されて
データ通信が可能になる。 【0014】この様に、本実施形態の変復調装置は、利
得値保持部28a及び等化値保持部30aを有するた
め、通信開始時のスタートアップ手順で調整された自動
利得制御部28の利得補正値GAと等化部30の等化補
正値EQとを保持し、更に、制御部23の制御に従って
それらの補正値を自動利得制御部28と等化部30とに
出力するようになっている。このため、一旦、通話に切
り替えた後、再びデータ通信に戻すときに再度スタート
アップ手順を行うことなく、自動利得制御部28と等化
部30の動作が可能になり、直ちにデータ通信が行える
という利点がある。なお、本発明は、上記実施形態に限
定されず、種々の変形が可能である。この変形例として
は、例えば、次のようなものがある。 【0015】(a)通信モードの切替時に、双方の変復
調装置20でそれぞれモード切替スイッチ22を使用し
てモード切替え指定を行うようになっている。これを、
先にモード切替スイッチ22で指定された変復調装置2
0の制御部23から、相手側の変復調装置に対して通信
モード切替え指定の情報を送信するようにしても良い。
これにより、相手側での操作は必要なくなり、更にスム
ーズな操作が可能になる。 (b)変復調装置20は、通信切替スイッチ21とモー
ド切替スイッチ22を有し、これらのスイッチによって
通話とデータ通信の切替指定を行うようになっている
が、これらのスイッチを使わず、データ端末1から切替
コマンドを制御装置23に与えることによって、切替え
を行うようにしてもよい。切替コマンドを使用すること
により、操作性が向上するという利点がある。 【0016】(c)通信切替スイッチ21とモード切替
スイッチ22は、それぞれ別のスイッチで構成している
が、同一のスイッチを用いて、制御部23によって、切
替モードを判別するようにしても良い。 (d)補正値として、自動利得制御部28及び等化部3
0における利得補正値GA及び等化補正値EQを例示し
たが、これらに限定されず、例えば、エコーキャンセラ
ー等の補正値を対象とすることもできる。 (e)利得補正値GA等を決定するための手順として、
ITU−T勧告V.32のスタートアップ手順を例示し
たが、これに限定されず他のいかなる手順であっても良
い。 【0017】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、補正手段の補正値を保持するデータ保持手段を有
するので、一旦補正値が決定された後は、通話からデー
タ通信へ切替えられたときでも、従来のような時間を必
要とするスタートアップ手順を省略して、直ちにデータ
通信が可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態を示す変復調装置を有する端
末装置の構成図である。 【図2】従来の変復調装置を有する端末装置の構成図で
ある。 【図3】変復調装置におけるスタートアップ手順を示す
図である。 【符号の説明】 1 データ端末 2 電話機 3 電話交換回線 20 変復調装置 21 通信切替スイッチ 22 モード切替スイッチ 23 制御部 24 変調部 26 網制御部 28 自動利得制御部 28a 利得値保持部 29 復調部 30 等化部 30a 等化値保持部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電話機と、送信データ信号の出力及び受
    信データ信号の入力を行って所定のデータ処理を行うデ
    ータ端末とをそれぞれ有し、電話交換回線で相互に接続
    された2つの端末装置内にそれぞれ設けられた変復調装
    置において、 前記2つの端末装置が前記電話交換回線で接続された
    後、前記電話機による通話から前記データ端末によるデ
    ータ通信への最初の通信モード切替指定を行うための第
    1の切替指定手段と、 前記通信モード切替指定と、前記データ通信から前記通
    話への第1のモード切替指定と、該通話から該データ通
    信への第2のモード切替指定との内のいずれか1つの指
    定に応答して、前記通信モードの切替えを行う切替手段
    と、 前記第1の切替指定手段による最初の通信モード切替指
    定に応答して、前記2つの通信装置の間で所定の手順に
    従ってキャリア信号を送受信し、該キャリア信号の受信
    レベルを測定して前記電話交換回線に対する利得補正値
    を決定し、更に該キャリア信号の伝搬時間を測定して該
    電話交換回線に対する等化補正値を決定する補正値決定
    手段と、 前記データ通信時に、前記データ端末からの送信データ
    信号を変調して前記電話交換回線に送信する変調手段
    と、 前記データ通信時に、前記電話交換回線からの受信信号
    を前記利得補正値と前記等化補正値に基づいて補正する
    補正手段と、 前記補正手段の出力信号を復調して前記受信データ信号
    を前記データ端末へ出力する復調手段と、 前記利得補正値と前記等化補正値が決定された後、前記
    第1のモード切替指定または前記第2のモード切替指定
    を行うための第2の切替指定手段と、 前記第1のモード切替指定に基づいて前記利得補正値と
    前記等化補正値を保持し、前記第2のモード切替指定に
    基づいて該保持した利得補正値と等化補正値を前記補正
    手段に対する補正値として出力するデータ保持手段と
    を、 備えたことを特徴とする変復調装置。
JP15859696A 1996-06-19 1996-06-19 変復調装置 Expired - Fee Related JP3382091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15859696A JP3382091B2 (ja) 1996-06-19 1996-06-19 変復調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15859696A JP3382091B2 (ja) 1996-06-19 1996-06-19 変復調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1013309A JPH1013309A (ja) 1998-01-16
JP3382091B2 true JP3382091B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=15675149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15859696A Expired - Fee Related JP3382091B2 (ja) 1996-06-19 1996-06-19 変復調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3382091B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7061973B1 (en) * 2000-02-03 2006-06-13 General Electric Capital Corporation Data mode signaling system for PCM modem adaptation

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1013309A (ja) 1998-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5519763A (en) Communication apparatus with wireless intercommunication
US6400802B1 (en) Method and apparatus for performing transmission line testing
US5805678A (en) Cordless subunit facsimile system
US6094422A (en) Echo canceller touch-up period in an echo-cancelling modem
US5953658A (en) System and method for eliminating offset echo in a data connection over a cellular cordless telephone service
JP3382091B2 (ja) 変復調装置
JP2701282B2 (ja) 電話装置
JPH0541679A (ja) モデム用エコーキヤンセラのバルクデイレイ測定法
JPH0697774B2 (ja) 通信端末装置
JPH0522417B2 (ja)
JPH0646122Y2 (ja) モデム装置
JP2912384B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3549416B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2000216911A (ja) 端末アダプタ装置
JP2525623B2 (ja) 電話機装置
KR100311401B1 (ko) 화상 전화기의 자동 접속 방법
JPS62295553A (ja) デ−タ通信装置
JPH06261141A (ja) 非電話端末における送出信号レベル自動調整設定方法、並びに非電話端末
JPH02149173A (ja) 変復調装置
JPS5831128B2 (ja) 通信補助装置
JPH0662168A (ja) ファクシミリ装置
JPH08125776A (ja) データ伝送装置
JPS633496B2 (ja)
JPH1032848A (ja) SubLT期間を用いた交換機加入者回路のBNW最適化方式
JPH0779386B2 (ja) 自動電話機の相手先機種識別方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021203

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees