JPH0662168A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0662168A
JPH0662168A JP4211378A JP21137892A JPH0662168A JP H0662168 A JPH0662168 A JP H0662168A JP 4211378 A JP4211378 A JP 4211378A JP 21137892 A JP21137892 A JP 21137892A JP H0662168 A JPH0662168 A JP H0662168A
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JP
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voice
terminal
signal
communication
transmission
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JP4211378A
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English (en)
Inventor
Koji Furuichi
浩司 古市
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ファクシミリ装置に関し、安価で
小型の通信トランスが使用可能であり、回線からの受信
信号がスピーカ出力側からからマイク入力側へ回り込む
という不具合を防止すると共に、音声信号および非音声
信号の送受信時に適性な信号レベルで通信できるように
することを目的としている。 【構成】 音声端末の送受話器10(18,19)が通常のオフ
フック状態では、電話/ファクシミリ切替スイッチ9(1
5,16) が送受話器10側に接続されており、システム制御
部6からの制御がなければ電話通話状態となる。ファク
シミリ通信が行われるときは、システム制御部6からの
制御により、電話/ファクシミリ切替スイッチ9(15,1
6) がモデム11側に切り替わることにより、データ信号
が電話用スピーチIC5を通ってファクシミリ通信が行
われる。このため、回線接続時の直流ループは、電話用
スピーチIC5で閉結されるので、その後段の通信トラ
ンス21に直流電流が直接かかることがなくなり、各種ス
イッチ(14,15,16,17) にアナログスイッチを用いるよう
に構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に音声通話を行う電話と画情報を送受信するファ
クシミリとを切り替えながら通信を行うファクシミリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置が多用されてい
るが、例えば、特開昭63−248271号公報に記載
されているファクシミリ装置では、複数の音声端末と所
定方式の通信を行う通信手段とを回線制御のための共通
の主装置を介して通信回路に接続し、発呼局から非音声
端末であることを示す所定の信号を受信した場合は、通
信回線を前記通信手段に接続して、所定方式の通信を行
わせる制御手段を設けたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、音声端末と非
音声端末とを切り替える手段として、リレーが用いられ
ており、電話機かファクシミリかの切り替えを行ってい
る。そして、上記従来のファクシミリ装置では、通信回
線に接続されるファクシミリ回路と電話機回路とがそれ
ぞれ別個に構成されており、それぞれの回路について回
線網接続基準に適合する必要があった。このため、ファ
クシミリ回路と電話機回路とは、網接続基準に合致する
2つの回路を内蔵しなければならないという問題があっ
た。
【0004】また、ファクシミリ回路に通信回線が接続
されたときは、直流ループを閉じる必要があることか
ら、通信回線とモデムとを絶縁結合する通信トランスに
直流電流を流さなければならず、通信トランスが小型化
できなくなると共に、高コストになるという問題があっ
た。さらに、上記したようにファクシミリか電話機かを
切り替える切替手段にリレーを用いていたため、高コス
トになるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、安価で小型の通信トランスが使用可能で
あり、回線からの受信信号がスピーカ出力側からマイク
入力側へ回り込むという不具合を防止すると共に、音声
信号および非音声信号の送受信時に適性な信号レベルで
通信できるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電話回線を介して音声信号を送受信しながら通話を行う
音声端末を有し、画情報等の非音声信号を送受信する非
音声端末と前記音声端末とを切り替えながら送受信動作
を行うファクシミリ装置において、前記電話回線を使っ
て通信を行うための回線を確立する網制御手段と、前記
電話回線から網制御手段を介した後に前記音声端末の送
受話器側と非音声端末のモデム側とに切り替える音声/
非音声端末切替手段と、が設けられ、電話回線を通じて
送受信される音声信号と非音声信号とを網制御手段を共
通に介した後の音声/非音声端末切替手段を使って切り
替えながら音声通信時と非音声通信時との経路を分けて
通信することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
ァクシミリ装置において、前記音声/非音声端末切替手
段により前記網制御手段を音声端末側から非音声端末側
ヘ切り替えた場合に、非音声端末からの非音声信号送信
時には非音声端末から通信トランスを介して前記網制御
手段の送信側端子に接続し、相手端末からの非音声信号
受信時には前記網制御手段の受信側端子から通信トラン
スを介して非音声端末に接続するように切り替える非音
声端末送受信切替手段が設けられ、音声通信時と非音声
通信時とで前記網制御部への信号経路を切り替えると共
に、非音声通信時における送信時と受信時とで網制御手
段の送信側端子と受信側端子とを切り替えて、各通信時
の信号経路が別々に構成されるようにしたことを特徴と
する。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載のフ
ァクシミリ装置において、前記網制御手段の受信側端子
の出力レベルが音声信号受信時と非音声信号受信時とで
それぞれ適したレベルとなるようにアンプゲインを切り
替える受信側出力レベル切替手段が設けられ、音声信号
受信時と非音声信号受信時に適した信号レベルで受信す
るようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載のフ
ァクシミリ装置において、前記非音声端末のモデムから
の非音声信号の送路途中に前記網制御手段の送信側端子
への入力レベルが音声信号送信時と非音声信号送信時と
でそれぞれ適したレベルとなるように調整する送信側入
力レベル調整手段が設けられ、音声信号送信時と非音声
信号送信時に応じた適性な信号レベルで送信するように
したことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1から3記
載のファクシミリ装置において、前記各種切替手段が、
電話回線からの電流を駆動電源とするアナログスイッチ
で構成されていることを特徴とする。請求項6記載の発
明は、請求項5記載のファクシミリ装置において、前記
アナログスイッチが電話回線の1次側に設けられ、該ア
ナログスイッチを切り替え制御するシステム制御部がフ
ォトカプラを介して電話回線に対して絶縁状態にある2
次側に配置され、前記システム制御部によりフォトカプ
ラを駆動させて前記アナログスイッチの切り替え制御を
行うようにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、音声端末と非音声端
末とが回線を確立する共通の電話用スピーチICなどの
網制御手段を介して選択可能に接続され、該選択手段の
音声/非音声端末切替手段が電話回線から網制御手段を
介した後段に設けられ、音声通信時には網制御手段の送
信側端子にマイク、受信側端子にスピーカが接続され、
非音声通信時には音声/非音声端末切替手段を切り替え
て非音声端末のモデムに接続される。このため、音声信
号用の回路と非音声信号用の回路とが網制御手段で共通
化されているので、網接続基準に適合する回路が1個で
済むことから低コスト化できると共に、回線接続時の直
流ループの閉結は電話用スピーチICなどの網制御手段
で行われるので、その後段に設けられた通信トランスに
直流電流を流さずに済み、通信トランスを安価で小型化
することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、網制御手段を非
音声端末側ヘ切り替えた場合に、非音声信号送信時には
非音声端末から通信トランスを介して網制御手段の送信
側端子に接続され、非音声信号受信時には網制御手段の
受信側端子から通信トランスを介して非音声端末に接続
するように非音声端末送受信切替手段で切り替えるよう
にしたため、回線からの受信信号が網制御手段の受信側
端子から送信側端子へ回り込むことによる信号の歪を防
止することができる。
【0013】請求項3記載の発明では、網制御手段の受
信側端子の出力レベルを音声信号受信時と非音声信号受
信時とでそれぞれ適したレベルとなるように受信側出力
レベル切替手段でアンプゲインを切り替えることによ
り、電話通話時には電話通話に適した受話レベルとな
り、ファクシミリ通信時にはファクシミリ通信に適した
受信レベルとすることができる。
【0014】請求項4記載の発明では、非音声端末のモ
デムからの非音声信号の送路途中に網制御手段の送信側
端子への入力レベルが音声信号送信時と非音声信号送信
時とでそれぞれ適したレベルとなるように送信側入力レ
ベル調整手段で調整することにより、電話通話時には電
話通話に適した送話レベルの信号を回線に送出し、ファ
クシミリ通信時にはファクシミリ通信に適した出力レベ
ルの信号を回線に出力することができる。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項1から3
記載の各種切替手段として、電話回線からの電流を駆動
電源とするアナログスイッチで構成したことにより、リ
レー等の切り替え手段と比べて、小型化できると共に、
消費電力が低減でき、低コスト化することができる。請
求項6記載の発明では、請求項5記載のアナログスイッ
チが電話回線の1次側に設けられ、そのアナログスイッ
チをフォトカプラを介して2次側のシステム制御部で制
御することにより、絶縁状態で自由に切り替えることが
可能となり、低コスト化することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。図1は本発明の一実施例に係る
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0017】図において、1は網制御回路で、回線Lに
接続され、後述のシステム制御部6の制御に基づいて交
換機の起動および復旧、選択信号の送出、あるいは呼出
信号の検出など、ファクシミリデータの送受信時に相手
端末との間で通信に必要な通信手順を実行する。2はフ
ックスイッチ検出回路で、後述の送受話器10のハンドセ
ットが持ち上げられた否かを検出する。
【0018】3はリンギング検出回路で、回線Lからの
リンギング信号を検出する。4はCNG検出回路で、回
線Lからのコーリングトーン(CNG)信号を検出す
る。5は電話用スピーチICで、電話通話を行うための
スピーチネットワークICであって、回線Lからここま
でで直流ループが閉結され、これ以降の後段部分には直
流電流が流れないようになっている。
【0019】6はシステム制御部で、CPU(Central
Processing Unit)などから構成され、ファクシミリ装
置各部を制御して所定の動作を実行する。7はベル回路
で、回線Lからのリンギング信号が検出されるとリンガ
ーを駆動してオペレータを呼び出すものである。8はオ
ペレーションパネルで、ダイヤル操作用のテンキーや各
種操作キーおよび表示器等を備え、オペレータが各種操
作を行うと共に、ファクシミリ装置の動作状態を表示す
るものである。
【0020】9は電話/ファクシミリ切替スイッチで、
上記の電話用スピーチIC5を後述する音声端末側の送
受話器10か非音声端末側のモデム11かに切り替えること
によって、電話とファクシミリとの切り替えを行う。10
は送受話器で、音声端末により電話通話を行うためのマ
イクとスピーカを内蔵している。
【0021】11はモデムで、画情報を変復調して伝送す
ると共に、伝送制御手順における各種手順信号を伝送す
る。12はスキャナで、原稿画像を読み取って画情報を出
力する。13はプロッタで、受信した画情報等を記録紙に
画像記録する。次に、図2は図1の電話/ファクシミリ
切替スイッチの回路構成例を示す図である。
【0022】図において、スイッチA14は、電話用スピ
ーチIC5の受話出力レベルを音声通信時と非音声通信
時に応じて切り替えて適性レベルにするもので、音声通
話時にはT側に切り替えて抵抗R1を介し、非音声通話
時にはF側に切り替えて抵抗R2を介するようにしたも
のである。なお、スイッチA14は図中では電話用スピー
チIC5と回線Lとの間に描かれているが、このスイッ
チA14には直接回線電流が流れないようになっており、
ここではアナログスイッチで構成されている。
【0023】スイッチB15は、電話用スピーチIC5の
マイク入力端子(MI)を音声端末の送受話器マイク18
側(T側)か、非音声端末のモデム11側(F側)かに切
り替えるもので、ここではアナログスイッチで構成され
ている。スイッチC16は、電話用スピーチIC5のレシ
ーバ出力端子(RO)を音声端末の送受話器スピーカ19
側(T側)か、非音声端末のモデム11側(F側)かに切
り替えるもので、ここではアナログスイッチで構成され
ている。
【0024】スイッチD17は、モデム11のデータ信号を
伝える通信トランス21を電話用スピーチIC5のマイク
入力端子側(TX側)かレシーバ出力端子側(RX側)
かに切り替えるもので、ここではアナログスイッチで構
成されている。送受話器マイク18は、送受話器に内蔵さ
れているマイクである。送受話器スピーカ19は、送受話
器に内蔵されているスピーカである。
【0025】アッテネータ(減衰器) 20は、モデム11か
らの送信信号のゲインを調整するものである。通信トラ
ンス21は、モデム11のデータ信号を絶縁状態で伝えるも
のである。また、図3はアナログスイッチの制御動作を
説明する回路図である。図において、アナログスイッチ
22には、複数のスイッチ( スイッチA〜スイッチD)が
内蔵されており、外部からの制御信号によってスイッチ
の切り替え動作が行われる。ここでは、アナログスイッ
チ22が1次側に設けられ、そのアナログスイッチ22を制
御するシステム制御部6は、1次側と絶縁された2次側
に設けられている。
【0026】そして、フォトカプラ23は、2次側のシス
テム制御部6からの制御信号を絶縁状態で1次側のアナ
ログスイッチ22に伝えるものであって、24はプルアップ
抵抗である。本実施例のファクシミリ装置は、以上のよ
うに構成されている。次に、作用を説明する。
【0027】図1の送受話器10がオフフック状態の場合
は、通常、電話/ファクシミリ切替スイッチ9が送受話
器10側に接続されており、システム制御部6からの制御
が特になければ電話通話状態となっている。ここで、フ
ァクシミリ通信を行う場合は、システム制御部6からの
制御により電話/ファクシミリ切替スイッチ9がモデム
11側に切り替える。これにより、データ信号は、電話用
スピーチIC5を通ってファクシミリ通信が行われる。
【0028】このときの各スイッチの切り替え状態を図
2に基づいて説明する。スイッチA14は、T側(電話機
側)かF側(ファクシミリ側)に切り替えることによ
り、電話用スピーチIC5の受話出力レベルが音声信号
あるいは非音声信号に応じた最適レベルで受信するもの
である。スイッチA14のT側の抵抗R1は、電話通話に
適した受話出力レベルとなるように、電話用スピーチI
C5のアンプゲインが設定されている。また、スイッチ
A14のF側の抵抗R2は、モデム11へのデータ入力に適
した受信信号レベルとなるように、電話用スピーチIC
5アンプゲインが設定されている。ここで、スイッチA
は、通常オフフック状態ではT側に切り替わっており、
ファクシミリ通信の際にはF側に切り替わって、それぞ
れの状態に適した受話出力レベルとなるように制御され
る。
【0029】次に、スイッチBは、T側かF側かに切り
替わることにより、送受話器マイク18からの音声信号
を、電話用スピーチIC5のマイク入力端子(MI)に
入力するか、モデム11からのデータ信号を電話用スピー
チIC5のマイク入力端子(MI)に入力するかを切り
替えている。図中の抵抗R3は、電話通話に適した送話
出力レベルとなるように、電話用スピーチIC5の送話
アンプゲインを設定している。また、アッテネータ20
は、モデム11からのデータ信号をファクシミリ通信に適
した出力レベルで回線に送出されるように、ゲインの設
定を行っている。ここで、スイッチBは、通常オフフッ
ク状態ではT側に切り替わっており、ファクシミリ通信
の際にはF側に切り替わって、それぞれの状態に適した
送話出力レベルとなるように制御される。
【0030】また、スイッチCは、T側かF側かに切り
替わることにより、電話用スピーチIC5のレシーバ出
力端子(RO)からの受話出力信号を、送受話器スピー
カ19側に出力するか、モデム側に出力するかを切り替え
ている。ここで、スイッチCは、通常オフフック状態で
はT側に切り替わっており、ファクシミリ通信の際には
F側に切り替わって、それぞれの状態に適した送話出力
レベルとなるように制御される。
【0031】さらに、スイッチDは、モデム11のデータ
信号を伝える通信トランス21を電話用スピーチIC5の
マイク入力端子(MI)側に切り替えてデータ信号を送
信するか、電話用スピーチIC5のレシーバ出力端子
(RO)側に切り替えてデータ信号を受信するかの切り
替えを行っている。ここで、スイッチDは、通常はRX
側に切り替わっており、データ信号受信状態にあって、
モデム11からデータ信号を送信するときのみTX側に切
り替わる。この動作により、電話用スピーチIC5のレ
シーバ出力端子(RO)側から出力されたファクシミリ
受信信号が、電話用スピーチICのマイク入力端子(M
I)側に回り込むことにより、信号が干渉し合って歪が
生じるのを防止することができる。
【0032】図4(a),(b)は上記した各スイッチ
の切り替え状態を示す図である。また、上記各スイッチ
A〜Dには、図3に示されるような電話回線からの電流
を電源とするアナログスイッチ22が用いられている。こ
こでアナログスイッチ22は、回線の1次側にあって、こ
れを切り替え制御するシステム制御部6は、回線の2次
側にある。本実施例では、図3に示すように、1次側と
2次側とがフォトカプラ23を介して結ばれており、シス
テム制御部6からの制御信号を絶縁状態でアナログスイ
ッチ22へ伝達される。このアナログスイッチ22の制御信
号の入力端子Xは、通常は“H”レベルであるが、シス
テム制御部6のY端子が“L”レベルとなると、フォト
カプラに順電流が流れてアナログスイッチ22のX端子は
“L”レベルとなり、アナログスイッチ22の切り替え制
御を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、音声端末と非音声端末とが回線を確立する
共通の電話用スピーチICなどの網制御手段を介して選
択可能に接続され、該選択手段の音声/非音声端末切替
手段が電話回線から網制御手段を介した後段に設けら
れ、音声通信時には網制御手段の送信側端子にマイク、
受信側端子にスピーカが接続され、非音声通信時には音
声/非音声端末切替手段を切り替えて非音声端末のモデ
ムに接続される。従って、音声信号用の回路と非音声信
号用の回路とが網制御手段で共通化されていることか
ら、網接続基準に適合する回路が1個で済み、低コスト
化することができると共に、回線接続時の直流ループの
閉結は電話用スピーチICなどの網制御手段で行われる
ので、その後段に設けられた通信トランスに直流電流を
流さずに済み、通信トランスを安価で小型化することが
できる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、網制御手段
を非音声端末側ヘ切り替えた場合に、非音声信号送信時
には非音声端末から通信トランスを介して網制御手段の
送信側端子に接続され、非音声信号受信時には網制御手
段の受信側端子から通信トランスを介して非音声端末に
接続するように非音声端末送受信切替手段で切り替える
ようにしたので、回線からの受信信号が網制御手段の受
信側端子から送信側端子へ回り込むことによる信号の歪
を防止することができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、網制御手段
の受信側端子の出力レベルを音声信号受信時と非音声信
号受信時とでそれぞれ適したレベルとなるように受信側
出力レベル切替手段でアンプゲインを切り替えるように
したので、電話通話時には電話通話に適した受話レベル
となり、ファクシミリ通信時にはファクシミリ通信に適
した受信レベルとすることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、非音声端末
のモデムからの非音声信号の送路途中に網制御手段の送
信側端子への入力レベルが音声信号送信時と非音声信号
送信時とでそれぞれ適したレベルとなるように送信側入
力レベル調整手段で調整するようにしたので、電話通話
時には電話通話に適した送話レベルの信号を回線に送出
し、ファクシミリ通信時にはファクシミリ通信に適した
出力レベルの信号を回線に出力することができる。
【0037】請求項5記載の発明によれば、請求項1か
ら3記載の各種切替手段に、電話回線からの電流を駆動
電源とするアナログスイッチで構成したので、リレー等
の切り替え手段と比べて、小型化でき、消費電力が低減
することができると共に、低コスト化することができ
る。請求項6記載の発明によれば、請求項5記載のアナ
ログスイッチが電話回線の1次側に設けられ、そのアナ
ログスイッチをフォトカプラを介して2次側のシステム
制御部で制御するようにしたので、絶縁状態で自由に切
り替えることが可能となり、低コスト化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の電話/ファクシミリ切替スイッチの回路
構成例を示す図である。
【図3】アナログスイッチの制御動作を説明する回路図
である。
【図4】各スイッチの切り替え状態を示す図である。
【符号の説明】
1 網制御回路 5 電話用スピーチIC 6 システム制御部 9 電話/ファクシミリ切替スイッチ 10 送受話器 11 モデム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線を介して音声信号を送受信しなが
    ら通話を行う音声端末を有し、画情報等の非音声信号を
    送受信する非音声端末と前記音声端末とを切り替えなが
    ら送受信動作を行うファクシミリ装置において、 前記電話回線を使って通信を行うための回線を確立する
    網制御手段と、 前記電話回線から網制御手段を介した後に前記音声端末
    の送受話器側と非音声端末のモデム側とに切り替える音
    声/非音声端末切替手段と、 が設けられ、 電話回線を通じて送受信される音声信号と非音声信号と
    を網制御手段を共通に介した後の音声/非音声端末切替
    手段を使って切り替えながら音声通信時と非音声通信時
    との経路を分けて通信することを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 前記音声/非音声端末切替手段により前記網制御手段を
    音声端末側から非音声端末側ヘ切り替えた場合に、 非音声端末からの非音声信号送信時には非音声端末から
    通信トランスを介して前記網制御手段の送信側端子に接
    続し、相手端末からの非音声信号受信時には前記網制御
    手段の受信側端子から通信トランスを介して非音声端末
    に接続するように切り替える非音声端末送受信切替手段
    が設けられ、 音声通信時と非音声通信時とで前記網制御部への信号経
    路を切り替えると共に、非音声通信時における送信時と
    受信時とで網制御手段の送信側端子と受信側端子とを切
    り替えて、各通信時の信号経路が別々に構成されるよう
    にしたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 前記網制御手段の受信側端子の出力レベルが音声信号受
    信時と非音声信号受信時とでそれぞれ適したレベルとな
    るようにアンプゲインを切り替える受信側出力レベル切
    替手段が設けられ、 音声信号受信時と非音声信号受信時に適した信号レベル
    で受信するようにしたことを特徴とするファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 前記非音声端末のモデムからの非音声信号の送路途中に
    前記網制御手段の送信側端子への入力レベルが音声信号
    送信時と非音声信号送信時とでそれぞれ適したレベルと
    なるように調整する送信側入力レベル調整手段が設けら
    れ、 音声信号送信時と非音声信号送信時に応じた適性な信号
    レベルで送信するようにしたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  5. 【請求項5】請求項1から3記載のファクシミリ装置に
    おいて、 前記各種切替手段が、 電話回線からの電流を駆動電源とするアナログスイッチ
    で構成されていることを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のファクシミリ装置におい
    て、 前記アナログスイッチが電話回線の1次側に設けられ、
    該アナログスイッチを切り替え制御するシステム制御部
    がフォトカプラを介して電話回線に対して絶縁状態にあ
    る2次側に配置され、 前記システム制御部によりフォトカプラを駆動させて前
    記アナログスイッチの切り替え制御を行うようにしたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
JP4211378A 1992-08-07 1992-08-07 ファクシミリ装置 Pending JPH0662168A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0778693A2 (en) 1995-12-05 1997-06-11 Sharp Kabushiki Kaisha Communication apparatus using telephone line

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0778693A2 (en) 1995-12-05 1997-06-11 Sharp Kabushiki Kaisha Communication apparatus using telephone line

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