JPH09219754A - 電話回線を用いる通信装置 - Google Patents

電話回線を用いる通信装置

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Publication number
JPH09219754A
JPH09219754A JP8324370A JP32437096A JPH09219754A JP H09219754 A JPH09219754 A JP H09219754A JP 8324370 A JP8324370 A JP 8324370A JP 32437096 A JP32437096 A JP 32437096A JP H09219754 A JPH09219754 A JP H09219754A
Authority
JP
Japan
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line
telephone line
communication
telephone
signal
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Application number
JP8324370A
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English (en)
Inventor
Hideki Miyake
秀樹 三宅
Tsutomu Sakata
努 阪田
Shigekazu Fujiwara
繁一 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声通信および画像通信にそれぞれ必要であ
る機能回路を共用し、部品点数を削減し、かつ安価に実
現する。 【解決手段】 電話回線に接続され、電話回線を介して
音声信号および画像信号の送受信を選択的に行う電話回
線を用いる通信装置1の電話用スピーチ回路6は、音声
信号または画像信号の送信開始を指示するオペレーショ
ンパネル7の出力に応答し、音声信号の送信開始が指示
されたときには、電話回線の閉結および解放を行う回線
制御回路3を制御して電話回線Lを閉結し、回線制御回
路3に接続されて電話回線Lを介して画像信号の送信お
よび受信を行うモデム11を切離し、画像信号の送信開
始が指示されたときには、回線制御回路3を制御して電
話回線Lを閉結し、回線制御回路3に接続されて電話回
線を介して音声信号の送信および受信を行う送受話器4
を切離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線を介して
通信を行う通信装置に関し、特に音声による通話を行う
電話機能と画像信号を送受信するファクシミリ機能とを
切換えて実行することができる電話回線を用いる通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在普及しているファクシミリ装置の多
くは、電話機能とファクシミリ機能とを切換えて実行す
るように構成されている。このようなファクシミリ装置
は、上記2つの機能を実現するために、装置内に電話機
能回路とファクシミリ機能回路とをそれぞれ個別に構成
し、リレーなどで実現される切換回路を用いて、電話回
線を2つの機能回路のいずれかに選択的に接続し、各通
信を実行している。
【0003】通常、電話機のみの場合、電話回線からの
電流供給のみで動作するように構成されている。この場
合、ダイヤル発呼のためにはダイヤラIC(集積回路)
を、着信検出回路としてはリンガICを使用した構成が
一般的である。したがって、電話機能付ファクシミリ装
置においては、ファクシミリ機能回路に上記電話機(回
路)を単に追加した構成とするのが一般に行われてい
る。
【0004】通話を行うときは、電話回線を電話機能回
路に接続し、発呼動作、被呼動作、および通話動作を実
行する。ファクシミリ通信を行うときは、電話回線をフ
ァクシミリ機能回路に接続し、発呼動作、被呼動作、お
よび画像信号の送受信動作を実行する。このように、2
つの機能回路は、それぞれ個別に通信のための処理を実
行しているため、それぞれの回路について、所定の回線
接続技術基準に適合させる必要がある。このため、電話
機能回路とファクシミリ機能回路とは、通信に必要な回
路であって、回線接続技術基準に適合した同一機能回路
をそれぞれ個別に有している。たとえば、ダイヤル発呼
回路、着信検出回路、回線制御回路、直流重畳回路、終
端回路が2つずつ設けられた構成であり、コスト高の原
因となっている。
【0005】回線接続技術基準は、各国ごとに個別に定
められており、通信装置を販売するためには、この基準
に適合しているかどうかのテストを受験し、合格承認を
得る必要がある。日本の場合は、電気通信端末機器審査
協会によって定められている。基準の規格内容は、国ご
とに異なっている。また、音声通信回路側とファクシミ
リ通信回路側とでは、基本的な規格内容、たとえば直流
抵抗、インピーダンス、ダイヤル規格、着信検出感度
は、共通であるが、それぞれ個別に独自の規格項目が存
在している。
【0006】たとえば、ダイヤル発呼回路を共用しよう
とした場合、電話機使用時においてもファクシミリ通信
に用いるモデムを用いて発呼させることはできるけれど
も、ダイヤル発信音の確認が受話器を用いてはできなく
なり、また国によっては、停電時においても電話回線か
らの電流供給で動作することという基準が設定されてい
るため、技術的に困難である。さらに、着信検出回路に
ついても、国によっては、停電時においても電話回線か
らの電流供給で動作することという基準が設定されてお
り、技術的に困難である。
【0007】また、終端回路(終端抵抗)は、電話回線
からみたインピーダンスであり、電話回線の出力インピ
ーダンスと整合させることにより、最も損失の少ない信
号伝送ができる。このため、各国の回線接続技術基準で
は、「インピーダンス」として規定している。従来で
は、電話機能回路とファクシミリ機能回路のそれぞれに
終端回路を設けていた。電話機能回路における終端回路
は、回線1次側に抵抗、コンデンサなどで構成され、フ
ァクシミリ機能回路における終端回路は、通信用トラン
スを介して2次側に抵抗、コンデンサなどで構成されて
いる。
【0008】さらに、上記電話機能付ファクシミリ装置
では、音声通信(電話通信)用の発呼手段であるダイヤ
ラICを電話機回路に構成し、ファクシミリ通信時にも
ダイヤラICから発呼する構成としている。
【0009】一方、電話機能なしのファクシミリ通信専
用のファクシミリ装置においては、ダイヤラICを使用
せずに、トランジスタ、フォトカプラなどで構成される
ダイヤルパルス発生回路からのダイヤルパルスおよびモ
デムからのDTMF信号により発信するように構成され
ている。
【0010】電話機能付ファクシミリ装置において電話
機回路内にダイヤラICを設ける必要性は、音声通信用
回路とファクシミリ通信用回路とでは、回線制御手段お
よび直流重畳回路が独立しており、ファクシミリ通信専
用のファクシミリ装置のようにファクシミリ通信用回路
で回線閉結した状態でモデムからのDTMF信号により
発信した場合、発信音を電話機側で確認できないという
問題があるためである。
【0011】上記課題を解決する技術として、特開平6
−62168号公報に記載されているファクシミリ装置
がある。図8は、特開平6−62168号公報に開示さ
れている従来技術の通信装置であるファクシミリ装置7
1の構成を示す回路図である。該公報に開示されている
ファクシミリ装置71は、電話機回路の送話/受話経路
を音声通信時とファクシミリ通信時とで切換えるように
構成されている。図8は具体的に電話/ファクシミリ切
換スイッチの回路構成を示している。
【0012】電話用スピーチIC74は、電話通話を行
うためのスピーチネットワークICであって、回線La
から該電話用スピーチIC74までで直流ループが閉結
され、通信トランス72によって、これ以降の後段部
分、たとえばモデム73には直流電流が流れないように
なっている。モデム73は、画像信号を変復調して伝送
するとともに、伝送制御手順における各種手順信号を伝
送する。アナログスイッチ77は、音声通信時と非音声
通信時とに応じて、接続される互いに異なる抵抗値の抵
抗R1,R2を切換えて、電話用スピーチIC74の受
話出力レベルを適切なレベルに調整する。
【0013】電話用スピーチIC74のマイク入力端子
MIに抵抗R3を介して接続されるアナログスイッチ7
8は、該マイク入力端子MIを、音声端末の送受話器の
マイクロホン75側と、非音声端末のモデム73側とで
切換える。アナログスイッチ79は、電話用スピーチI
C74のレシーバ出力端子ROを、音声端末の送受話器
のスピーカ76側と、非音声端末のモデム73側とで切
換える。アナログスイッチ80は、モデム73の画像信
号などのデータ信号を伝送する通信トランス72を、電
話用スピーチIC74のマイク入力端子MI側と、レシ
ーバ出力端子RO側とで切換える。減衰器81は、モデ
ム73からの送信信号のゲインを調整する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示され
る構成では電話機回路に線路長補償回路を設けた場合、
ファクシミリ通信における送受信信号も回線電流に依存
して変化してしまい、画像信号の受信特性が安定しない
という問題が生じる。
【0015】通常、線路長補償は、電話機回路である電
話用スピーチICが内蔵している機能であり、マイク入
力から回線出力間、および回線入力からスピーカ出力
間、すなわち電話機回路における送話/受話経路のアン
プゲインを、回線電流によって変化させる機能である。
一般に電話機の回線接続基準においては、この機能が必
要とされ、ファクシミリ装置の基準においてはアンプゲ
インは固定であるのが望ましい。
【0016】また、従来技術の通信装置では、図8に示
されるように、電話機回路としての専用のスピーチIC
74が設けられるので、装置が大型化し、製造コストが
高くなる。さらに、電話用スピーチIC74は、通信ト
ランス72の回線La側である回線1次側に配置される
ので、通信トランス72のモデム73側である回線2次
側の制御回路などから、1次側の電話用スピーチIC7
4に対して、送話信号および受話信号の入出力の禁止を
制御する場合、複数個のフォトカプラなどの光結合手段
で絶縁しながら制御しなければならず、さらに装置が大
型化し、製造コストが高くなる。
【0017】本発明の目的は、音声通信および画像通信
にそれぞれ必要である機能回路を共用し、部品点数を削
減し、かつ安価に実現することができる電話回線を用い
る通信装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、電話回線を介
して音声信号および画像信号の送受信を選択的に行う電
話回線を用いる通信装置において、電話回線の閉結およ
び解放を行う回線制御手段と、前記回線制御手段に接続
され、電話回線を介して音声信号の送信および受信を行
う音声信号通信手段と、前記回線制御手段に接続され、
電話回線を介して画像信号の送信および受信を行う画像
信号通信手段と、音声信号または画像信号の送信開始を
指示する送信指示手段と、前記送信指示手段の出力に応
答し、音声信号の送信開始が指示されたときには、回線
制御手段を制御して電話回線を閉結し、画像信号通信手
段を切離し、画像信号の送信開始が指示されたときに
は、回線制御手段を制御して電話回線を閉結し、音声信
号通信手段を切離す制御手段とを含むことを特徴とする
電話回線を用いる通信装置である。 本発明に従えば、音声信号および画像信号のうちのいず
れの送信開始が指示されたときであっても、単一の回線
制御手段によって電話回線の閉結を行い、交換機との間
の回線を確立する。音声信号の送信開始は、たとえば通
信を行うための送受話器(ハンドセット)をユーザーが
持上げることによって、あるいは操作パネルに備えられ
るオンフックキーを押すことによって指示される。画像
信号の送信開始は、たとえば送信すべき原稿を読取部に
設定し、送信先の電話番号を入力した後にユーザーがス
タートボタンを押すことによって指示される。回線制御
手段は、たとえば直流重畳を行うスピーチ回路と、スピ
ーチ回路に電話回線を接続または遮断するスイッチング
回路とによって構成される。 このような構成において、音声信号の送信開始が指示さ
れたときには、画像信号通信手段が回線制御手段から切
離され、逆に画像信号の送信開始が指示されたときに
は、音声信号通信手段が回線制御手段から切離される。
その後、回線制御手段に接続されている通信手段によっ
て、音声信号または画像信号の送受信が行われる。
【0019】また本発明は、前記音声信号通信手段は、
線路長補償回路を含み、前記画像信号通信手段は、終端
抵抗回路を介して回線制御手段に接続され、前記制御手
段は、音声信号の送信開始が指示されたときには、終端
抵抗回路と画像信号通信手段とを切離すことを特徴とす
る。 本発明に従えば、終端抵抗回路は回線制御手段と画像信
号通信手段との間に介在される。音声信号通信時には、
画像信号通信手段が終端抵抗回路から切離され、終端抵
抗回路のみが電話回線に接続されることとなり、音声信
号通信における終端抵抗として機能する。また、音声信
号通信手段は、線路長補償回路を機能させることによっ
て、送信または受信する音声信号を増幅する。これによ
って、交換機と本装置との線路長に応じた最適な増幅率
で音声信号を増幅できるので、良好な通話を行うことが
できる。画像信号通信時には、画像信号通信手段が終端
抵抗回路を介して接続されることになり、終端抵抗回路
は画像信号通信における終端抵抗として機能する。ま
た、音声信号通信手段は、回線制御手段から切離されて
いるので、線路長補償は行われない。
【0020】また本発明は、前記回線制御手段には、ダ
イヤルパルスを発生するダイヤルパルス発生手段が接続
されることを特徴とする。 本発明に従えば、回線制御手段による回線の確立後、ダ
イヤルパルス発生手段からのダイヤルパルスが電話回線
を介して交換機に送出され、発呼動作が行われる。上述
したように、回線制御手段は音声信号通信および画像信
号通信のいずれの場合であっても、回線の確立を行うの
で、どちらの通信を行う場合であっても1つの回路でダ
イヤルパルスによる発呼動作を行うことができる。ま
た、画像信号通信手段がモデムを含む構成であるので、
モデムが出力するDTMF信号による発呼動作も行うこ
とができる。
【0021】また本発明は、前記回線制御手段に接続さ
れ、交換機からの呼出信号を検出する呼出信号検出手段
と、予め定める呼出音を発生する呼出音発生手段とを備
え、前記制御手段は、呼出信号検出手段の検出信号に応
答して、呼出音発生手段を駆動して呼出音を発生させる
ことを特徴とする。 本発明に従えば、交換機からの呼出信号が呼出信号検出
手段によって検出されると、制御手段は呼出音発生手段
を駆動して予め定める呼出音を発生させ、ユーザーに着
信したことを知らせる。交換機から送出される呼出信号
は、音声信号通信および画像信号通信のいずれの場合で
あっても同じであるので、いわゆる着信検出回路を共用
することができる。
【0022】また本発明は、前記画像信号通信手段およ
び前記音声信号通信手段の切離しは、光結合手段を用い
て行うことを特徴とする。 本発明に従えば、たとえばフォトカプラで実現される光
結合手段の導通および遮断を制御することによって、音
声信号通信手段または画像信号通信手段が電話回線から
切離される。このように比較的簡単な構成で回路の切換
えを実現することができ、低コストで装置を構成するこ
とができる。
【0023】また本発明は、前記音声信号通信手段は、
電話回線から供給される直流電流を電源として駆動さ
れ、音声を音声信号に変換して電話回線に出力するマイ
クロホンと、電話回線からの音声信号を音響化するスピ
ーカと、マイクロホンおよびスピーカを電話回線に接続
または切離す光結合手段とを含み、前記制御手段は、前
記光結合手段の導通または遮断を制御することを特徴と
する。 本発明に従えば、たとえばフォトカプラで実現される光
結合手段の導通および遮断を制御することによって、制
御手段は音声信号通信手段と電気的に絶縁された状態
で、音声信号通信手段を電話回線から切離すことができ
る。音声信号通信手段は、電話回線からの直流電流によ
って駆動されており、制御手段は別の電源によって駆動
されるが、光結合手段を用いることにより、互いに電気
的な影響を及ぼし合うことなく、音声信号通信手段の接
続および切離しを実行でき、動作の信頼性が向上する。
【0024】また本発明は、電話回線を介して音声信号
および画像信号の送受信を選択的に行う電話回線を用い
る通信装置において、電話回線の閉結および解放を行う
回線制御手段と、前記回線制御手段に接続され、電話回
線を介して音声信号の送信および受信を行う音声信号通
信手段と、前記回線制御手段に接続され、電話回線を介
して画像信号の送信および受信を行う画像信号通信手段
と、電話回線と音声信号通信手段および画像信号通信手
段との間に設けられ、信号の授受を電気絶縁状態で行う
通信トランスと、音声信号または画像信号の送信開始を
指示する送信指示手段と、前記送信指示手段の出力に応
答し、音声信号の送信開始が指示されたときには、回線
制御手段を制御して電話回線を閉結し、画像信号通信手
段を切離し、画像信号の送信開始が指示されたときに
は、回線制御手段を制御して電話回線を閉結し、音声信
号通信手段を切離す制御手段とを含んで構成されること
を特徴とする電話回線を用いる通信装置である。 本発明に従えば、通信トランスの画像信号通信手段側に
音声信号通信手段を配置して、音声信号の送信開始が指
示されたときには、電話回線を閉結して画像信号通信手
段を切離し、また画像信号の送信開始が指示されたとき
には、電話回線を閉結して音声信号通信手段を切離すよ
うにして、音声信号または画像信号の送受信を行うこと
ができる。通信トランスの画像信号通信手段側に音声信
号通信手段を配置する構成によって、送話および受話時
に音声信号通信手段に対して行う音声信号の入出力禁止
の制御を、比較的簡単な構成で行うことができ、また少
ない部品点数で行うことができ、装置の小型化および製
造コストの低減を図ることができる。
【0025】また本発明は、前記音声信号通信手段は送
受話器を含み、前記電話回線から画像信号通信手段また
は音声信号通信手段の送受話器への信号、および前記画
像信号通信手段または音声信号通信手段の送受話器から
電話回線への信号のレベルをそれぞれ増幅する増幅器を
有するレベル調整手段を含んで構成されることを特徴と
する。 本発明に従えば、音声信号の送信開始が指示されたとき
には、電話回線を閉結して画像信号通信手段を切離し、
送受話器からの音声信号および送受話器への音声信号の
レベルを増幅する。また、画像信号の送信開始が指示さ
れたときには、電話回線を閉結して音声信号通信手段を
切離し、画像信号通信手段からの画像信号および画像信
号通信手段への画像信号のレベルを増幅する。このよう
にして音声信号または画像信号の送受信を行うことがで
きる。
【0026】また本発明は、前記レベル調整手段は、送
受話器からの音声信号および送受話器への音声信号の増
幅利得を、電話回線電流の変化に応じて可変とする線路
長補償手段を含むことを特徴とする。 本発明に従えば、音声信号の送信開始が指示されたとき
に、送受話器からの音声信号および送受話器への音声信
号のレベルを増幅するとともに、音声信号の増幅利得
が、電話回線電流の大小変化に依存して可変とされ、線
路長補償を行うことができる。
【0027】また本発明は、前記線路長補償手段は、電
話回線の閉結時に光を照射する発光手段と、該発光手段
からの光を受光するとともに、送受話器に接続される前
記増幅器の入力および出力端子間に該増幅器と並列に接
続される受光手段とからなる光結合手段で構成されるこ
とを特徴とする。 本発明に従えば、上述したような光結合手段、たとえば
フォトカプラで、線路長を補償することができる。
【0028】また本発明は、画像信号通信手段と音声信
号通信手段とを切換えて電話回線に接続する切換手段を
含むことを特徴とする。 本発明に従えば、音声信号の送信開始が指示されたと
き、または画像信号の送信開始が指示されたときの、画
像信号通信手段または音声信号通信手段の切離しを、前
記切換手段で行うことができる。
【0029】また本発明は、前記切換手段はアナログス
イッチで構成され、該アナログスイッチの一方端子は通
信トランスに接続され、他方端子は画像信号通信手段と
音声信号通信手段とにそれぞれ接続されることを特徴と
する。 本発明に従えば、上述したようなアナログスイッチで切
換手段を実現して、画像信号通信手段または音声信号通
信手段の切離しを容易にかつ安価に行うことができる。
【0030】また本発明は、前記回線制御手段に接続さ
れ、端末装置毎に付与された電話番号を発信する電話番
号発信手段と、音声信号の受信時に、受信側端末装置を
他の端末装置に転送するために、前記電話番号発信手段
に転送先の端末装置の電話番号を発信するよう指示する
転送手段とを含むことを特徴とする。 本発明に従えば、音声信号の受信時に、受信側端末装置
を他の端末装置に転送することが可能となる。
【0031】また本発明は、前記転送手段は、転送の指
示に応答して光を照射する発光手段と、該発光手段から
の光の受光に応答して転送先の端末装置の電話番号の発
信を指示する受光手段とからなる光結合手段で構成され
ることを特徴とする。 本発明に従えば、音声信号の受信時の受信側端末装置の
転送のための手段を上述したような光結合手段、たとえ
ばフォトカプラで実現して、転送機能を比較的容易にか
つ安価に付加することができるとともに、装置の小型化
を図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある電話回線を用いる通信装置(以下、単に「通信装
置」という)1の電気的構成を示すブロック図である。
通信装置1は、電話回線(単に、「回線」ということも
ある)Lを介して、音声信号通信(通話ということもあ
る)および画像信号通信(ファクシミリ通信ということ
もある)を選択的に実行する。
【0033】システム制御回路2は、CPU(中央演算
処理装置)などで実現され、後述する回路を制御して、
所定の動作を実行する。回線Lは、回線制御回路3に接
続される。回線制御回路3は、回線Lが一方端子に接続
されるリレー、後述する送受話器4によって導通/遮断
されるフックスイッチなどを含んで構成され、システム
制御回路2の制御信号に基づいて、回線Lを介して接続
されている交換機(図示せず)の起動および復旧などを
実行する。
【0034】回線制御回路3には、ダイヤルパルス発生
回路5を介して電話用スピーチ回路(IC)6が接続さ
れる。詳しくは、回線制御回路3に内蔵されている前記
リレーの他方端子側に接続される。ダイヤルパルス発生
回路5は、システム制御回路2からの制御信号に基づい
て、通信相手の電話番号を選択するための信号(選択信
号)としてダイヤルパルスを回線Lに送出する。ダイヤ
ルパルス発生回路5は、回線Lに対して直列に接続され
るダイヤルパルススイッチを備え、回線制御回路3によ
って回線が閉結され、交換機からの直流電流が供給され
たときに、このダイヤルパルススイッチを導通/遮断す
ることによって直流電流を断続させて、断続電流(ダイ
ヤルパルス)を発生させる。電話番号の入力は、システ
ム制御回路2に接続されるオペレーションパネル7をユ
ーザーが操作することによって実行される。
【0035】電話用スピーチ回路6は、送受話器4によ
る通話を行うためのスピーチネットワークIC(集積回
路)であって、直流重畳を行うとともに、回線Lと送受
話器4との間の2線−4線変換などを行う。電話用スピ
ーチ回路6に接続されている送受話器4は、通話を行う
ためのマイクロホンとスピーカとを内蔵している。
【0036】また電話用スピーチ回路6には、通信トラ
ンス8、終端回路9および切換スイッチ10を介して、
モデム11が接続される。通信トランス8は、1次側が
回線Lに接続され、2次側が終端回路9および切換スイ
ッチ10を介してモデム11に接続され、回線Lとモデ
ム11との間のデータ信号の授受を絶縁状態で行うため
に設けられる。
【0037】終端回路9は、抵抗およびコンデンサなど
で構成され、音声信号通信時および画像信号通信時に、
回線接続技術基準で要求される終端抵抗を構成し、回路
閉結時には通信トランス8を介して、常に接続された状
態とされる。切換スイッチ10は、システム制御回路2
からの切換信号に応答して、回線Lとモデム11とを接
続する信号経路を切換える。信号経路としては2つあ
り、1つは、回線制御回路3、ダイヤルパルス発生回路
5、通信トランス8および終端回路9を介する経路であ
り、もう1つは回線制御回路3およびCNG検出回路1
2を介する経路である。
【0038】モデム11は、回線Lを介して受信した画
像信号を復調してシステム制御回路2に与え、システム
制御回路2から与えられる画像信号を変調して回線Lに
送出し、さらに画像信号の通信制御手順における各種の
手順信号を送出する。受信した画像信号は、プリンタ1
3に与えられ、記録紙に記録される。送信する画像信号
は、送信原稿をスキャナ14で読取り、画像信号に変換
することによってシステム制御回路2に与えられる。
【0039】CNG検出回路12は、回線制御回路3に
接続され、回線Lからのコーリングトーン(CNG)信
号を検出し、検出信号を切換スイッチ10を介してモデ
ム11に与える。
【0040】さらに、回線制御回路3には、リンギング
検出回路15およびフックスイッチ検出回路16が接続
される。リンギング検出回路15は、回線Lからの呼出
信号を検出し、検出信号をシステム制御回路2に与え
る。フックスイッチ検出回路16は、送受話器4が持上
げられて、フックスイッチが導通したか、遮断されたか
を検出し、検出信号をシステム制御回路2に与える。
【0041】システム制御回路2には、スピーカ17が
接続され、システム制御回路2からの信号を音響化して
出力する。システム制御回路2は、画像信号通信時にユ
ーザーが通信手順音をモニタできるようにモデム11か
らの手順信号をスピーカ17に与え、また着信時にユー
ザーを呼出すためにリンギング検出回路15からの検出
信号に応答してスピーカ17を駆動し、所定のリンガ音
を発生させる。
【0042】オペレーションパネル7は、ダイヤル操作
用のテンキーや各種操作キー、さらに表示器を備え、ユ
ーザーが各種操作を行うとともに、通信装置1の動作状
態を表示する。
【0043】図2は、電話用スピーチ回路6に関する具
体的な構成例を示す回路図である。回線Lは、詳しくは
2本のラインL1,L2で構成されており、ラインL1
はダイヤルパルス発生回路5を介して、電話用スピーチ
回路6の信号入出力端子LNに接続され、ラインL2は
グランド端子Veeに接続される。これによって、電話
用スピーチ回路6は回線Lから供給される直流電流によ
って駆動される。ラインL1上のダイヤルパルス発生回
路5と端子LNとの間に通信トランス8が接続されてい
る。これによって、回線閉結時には通信トランス8を介
して終端回路9が常に回線Lに接続された状態となる。
マイクロホン18およびスピーカ19は、送受話器4に
内蔵されているマイクロホンおよびスピーカである。マ
イクロホン18は電話用スピーチ回路6の音声入力端子
MICに接続され、スピーカ19は電話用スピーチ回路
6の音声出力端子RECに接続される。
【0044】フォトカプラ20は、システム制御回路2
からの制御信号に基づいてダイヤルパルス発生回路5を
制御して、ダイヤルパルス(選択信号)を回線Lに送出
する。ダイヤルパルス発生回路5は、たとえばスイッチ
ング素子であるトランジスタをラインL1に直列に接続
して構成される。前記スイッチングトランジスタの導通
/遮断をフォトカプラ20によって制御して、回線Lを
流れる直流電流を断続し、断続電流であるダイヤルパル
スを発生させる。
【0045】フォトカプラ21は、システム制御回路2
からの制御信号に基づいて電話用スピーチ回路6のマイ
クミュート端子を制御し、音声信号通信時にはマイクロ
ホン18からの入力信号を端子LNを介して回線Lに出
力し、画像信号通信時には出力しないようにする。
【0046】フォトカプラ22は、システム制御回路2
からの制御信号に基づいて電話用スピーチ回路6の音声
出力端子RECを制御し、音声信号通信時には回線Lの
信号を端子RECからスピーカ19に出力し、画像信号
通信時には出力しないようにする。
【0047】電話機としての回路部分である電話用スピ
ーチ回路6は、回線Lから供給される直流電流によって
駆動されるが、システム制御回路2は、別の電源によっ
て駆動される。そこで、フォトカプラを用いることによ
って、システム制御回路2は電話用スピーチ回路6と電
気的に絶縁した状態で、電話用スピーチ回路6の制御お
よび送受話器4の有効/無効の制御を行うことができ
る。これによって、互いに電気的影響を及ぼすことな
く、それぞれの制御を行うことができ、信頼性が向上す
る。
【0048】図3は、通信装置1の発信時の動作を説明
するためのフローチャートである。ステップa1では、
オフフック状態であるかどうかが判断される。たとえば
送受話器4が持上げられたことをフックスイッチ検出回
路16が検出したとき、オペレーションパネル7に備え
られたオンフックキーが押されたとき、あるいはオペレ
ーションパネル7に備えられたファクシミリ通信の開始
を指示するスタートキーが押されたときなどにオフフッ
ク状態、すなわち通信(送信)を開始しようとする状態
であると判断する。オンフックキーとは、送受話器4を
置いたままで発呼動作を行うときに押すスイッチであ
る。
【0049】判断が肯定であればステップa2におい
て、システム制御回路2は、回線制御回路3およびダイ
ヤルパルス発生回路5に対して回線ループを閉結するよ
うに制御する。具体的には、回線制御回路3のリレーお
よびダイヤルパルス発生回路5のスイッチング素子を導
通状態にする。さらに、通話が指示されているときは、
フォトカプラ20,21を制御してマイクロホン18お
よびスピーカ19を有効とする。
【0050】ステップa3では、DTMF信号による発
呼かどうかが判断される。この判断は、たとえばオペレ
ーションパネル7に備えられる発呼モード切換スイッチ
に基づいて行われる。判断が肯定であれば、ステップa
4において、CNG切換スイッチ10を切換えて、モデ
ム11を通信トランス8を介して回線Lに接続する。
【0051】ステップa5では、発呼動作、具体的には
通信相手の電話番号に相当する選択信号を送出する。選
択信号としては、ユーザーによるオペレーションパネル
7のダイヤルキーの操作に応じて、ダイヤルパルス発生
回路5からのダイヤルパルスまたはモデム11からのD
TMF信号が送出される。なお、モデム11を利用した
DTMF信号による発呼時であっても、電話用スピーチ
回路6で回線閉結しているので、送受話器4で発信音の
確認が可能である。
【0052】ステップa6では、被呼側の端末装置が着
信したかどうかを判断する。この判断は、たとえば回線
電流の極性反転を検出して行う。着信が検出されると、
ステップa7に進む。ステップa7では、ファクシミリ
の送信かどうかが判断される。この判断は、たとえばス
キャナ14に原稿がセットされているか否かに基づいて
行われる。判断が肯定であれば、ステップa8に進み、
否定であればステップa11に進む。
【0053】ステップa8では、CNG切換スイッチ1
0を切換えて、モデム11を通信トランス8を介して回
線Lに接続する。なお、ステップa4で既に切換えられ
ていればここでの切換えは行われない。ステップa9で
は、画像信号の送信が行われる。ステップa10では、
送信が終了したかどうかが判断される。この判断は、フ
ァクシミリ通信におけるプロトコルを監視することによ
って行われる。送信が終了したときは、回線制御回路3
およびダイヤルパルス発生回路5に対して回線ループを
解放するように制御する。
【0054】ステップa11では、送受話器4による通
話が行われる。ステップa12では、通話が終了したか
どうかが判断される。この判断は、送受話器4が置かれ
たかどうか、すなわちオンフック状態であるかどうかに
基づいて行われる。通話が終了したときは、回線制御回
路3およびダイヤルパルス発生回路5に対して回線ルー
プを解放するように制御する。
【0055】図4は、通信装置1の受信時の動作を説明
するためのフローチャートである。ステップb1では、
呼出信号が検出されたかどうかが判断される。この判断
は、リンギング検出回路15からの検出信号に基づいて
行われる。判断が肯定であれば、ステップb2に進み、
回線制御回路3およびダイヤルパルス発生回路5に対し
て回線ループを閉結するように制御する。ステップb3
では、CNG信号が検出されたかどうかが判断される。
判断が肯定であれば、ファクシミリ通信を行うためにス
テップb4に進み、判断が否定であれば、通話を行うた
めにステップb10に進む。
【0056】ステップb4では、CNG切換スイッチ1
0を切換えて、モデム11を通信トランス8を介して回
線Lに接続する。ステップb5では、スピーカ17から
予め定める呼出音を発生させる。これは、ユーザーにフ
ァクシミリ通信を受信したことを知らせるためである。
【0057】ステップb6では、ファクシミリ通信手順
における開始プロトコルが終了したかどうかが判断され
る。判断が肯定であれば、ステップb7に進み、画像信
号の受信が行われる。ステップb8では、ファクシミリ
通信が終了したかどうかが判断される。判断が肯定であ
れば、ステップb9に進み、CNG切換スイッチ10を
切換えてモデム11をCNG検出回路12を介して回線
Lに接続し、回線制御回路3およびダイヤルパルス発生
回路5に対して回線ループを解放するように制御する。
【0058】ステップb10では、スピーカ17から予
め定める呼出音を発生させる。これは、ユーザーに音声
通信を受信したこと、すなわち通話が要求されているこ
とを知らせるためである。なお、ここでの呼出音は、前
述のステップb5で出力させる呼出音と同一でもよい
が、異なる呼出音を用いれば、ユーザーは音によってフ
ァクシミリ通信か通話かを判断することができ、便利で
ある。
【0059】ステップb11では、オフフック状態であ
るかどうかが判断される。この判断は、フックスイッチ
検出回路16からの検出信号に基づいて行われる。ユー
ザーが送受話器4を持上げればオフフック状態となる。
判断が肯定であれば、ステップb12に進み、送受話器
4による通話が行われる。
【0060】ステップb13では、通話が終了したかど
うかが判断される。この判断は、フックスイッチ検出回
路16からの検出信号に基づいて行われる。ユーザーが
送受話器4を置くことによってオンフック状態となった
時点で、通話が終了したと判断する。通話が終了したと
きは、回線制御回路3およびダイヤルパルス発生回路5
に対して回線ループを解放するように制御する。
【0061】以上のように本実施の形態によれば、従来
では重複して設けられた回路、具体的には回線制御回
路、ダイヤル発呼回路、呼出信号検出回路、直流重畳回
路、終端回路を1つずつとし、音声通信時とファクシミ
リ通信時とで共用するようにしたので、部品点数が削減
され、かつコストも低減され、さらには回路基板の小型
化に伴う装置全体の小型化も図ることができる。
【0062】さらに、いわゆる留守番電話機能を追加す
る場合、モデムおよびシステム制御回路のみを変更すれ
ばよい。たとえば、モデムとして留守録機能付モデムを
使用すれば、電話機回路部分はそのままでよいので、回
線インターフェース部分におけるコストの増大がなく、
開発時間も短縮できる。
【0063】図5は、本発明の実施の他の形態である通
信装置31の電気的構成を示すブロック図である。通信
装置31は、前記通信装置1と同様に、回線Lを介し
て、音声信号通信および画像信号通信を選択的に実行す
る。通信装置31は、システム制御回路32、回線制御
回路33、マイクロホン48とスピーカ49とから成る
送受話器34、ダイヤルパルス発生回路35、オペレー
ションパネル37、通信トランス38、モデム41、C
NG検出回路42、プリンタ43、スキャナ44、リン
ギング検出回路45、フックスイッチ検出回路46、ス
ピーカ47、バッファ51,52、スイッチ53,5
4、増幅器56〜59とフォトカプラとを含むレベル調
整回路55、フォトカプラ61、2次側電源回路62お
よび直流重畳回路63を含んで構成される。
【0064】なお、レベル調整回路55を構成するフォ
トカプラは、発光素子60aと2つの受光素子60bと
から構成され、図5中では参照符号を付していないが、
以降の説明ではフォトカプラ60とする。またフォトカ
プラ61は、発光素子61aと受光素子61bとから構
成される。
【0065】通信トランス38の回線L側を回線1次側
とし、モデム41側を回線2次側として、構成を説明す
る。通信トランス38によって、回線1次側と回線2次
側との間のデータ信号の授受が絶縁状態で行われる。
【0066】まず、回線1次側について説明する。回線
1次側には、回線制御回路33、ダイヤルパルス発生回
路35、CNG検出回路42、リンギング検出回路45
および直流重畳回路63が設けられる。
【0067】回線Lが接続される回線制御回路33は、
回線Lが一方端子に接続されるリレー、後述する送受話
器34によって導通/遮断されるフックスイッチなどを
含んで構成され、後述するシステム制御回路32の制御
信号に基づいて、回線Lを介して接続されている交換機
(図示せず)の起動および復旧などを実行する。
【0068】ダイヤルパルス発生回路35は回線制御回
路33に接続され、システム制御回路32からの制御信
号に基づいて、通信相手の電話番号を選択するための信
号(選択信号)としてダイヤルパルスを回線Lに送出す
る。ダイヤルパルス発生回路35は、具体的に、回線L
に対して直列に接続されるダイヤルパルススイッチを備
え、回線制御回路33によって回線が閉結され、交換機
からの直流電流が供給されたときに、このダイヤルパル
ススイッチを導通/遮断することによって直流電流を断
続させて、断続電流(ダイヤルパルス)を発生させる。
電話番号の入力は、システム制御回路32に接続される
オペレーションパネル37をユーザーが操作することに
よって実行される。該ダイヤルパルス発生回路35に
は、直流重畳回路63が接続される。
【0069】CNG検出回路42は回線制御回路33に
接続され、回線LからのCNG信号を検出する。リンギ
ング検出回路45は回線制御回路33に接続され、回線
Lからの呼出信号を検出する。これらの回路42,45
は、ともに検出信号をシステム制御回路32に与える。
【0070】回線2次側には、通信装置31全体の動作
を制御するシステム制御回路32、音声信号通信手段を
構成する送受話器34、送信指示手段を構成するオペレ
ーションパネル37、画像信号通信手段を構成するモデ
ム41、プリンタ43、スキャナ44、フックスイッチ
検出回路46、スピーカ47、バッファ51,52、切
換手段であるスイッチ53,54、レベル調整回路5
5、転送手段であるフォトカプラ61および2次側電源
回路62が設けられる。
【0071】システム制御回路32はCPUなどで実現
され、音声信号や画像信号の送受信動作などの所定の動
作を実行する。フックスイッチ検出回路46は、送受話
器34が持上げられてフックスイッチが導通したかどう
かを検出し、検出信号をシステム制御回路32に与え
る。スピーカ47は、システム制御回路32からの信号
を音響化して出力する。また、システム制御回路32
は、画像信号通信時にユーザーが通信手順音をモニタで
きるようにモデム41からの手順信号をスピーカ47に
与え、また着信時にユーザーを呼出すためにリンギング
検出回路45からの検出信号に応答してスピーカ47を
駆動し、所定のリンガ音を発生させる。オペレーション
パネル37はシステム制御回路32に接続され、ダイヤ
ル操作用のテンキーや各種操作キー、さらに表示器を備
え、ユーザーが各種操作を行うとともに、通信装置31
の動作状態を表示する。
【0072】モデム41は、回線Lを介して受信した画
像信号を復調してシステム制御回路32に与え、システ
ム制御回路32から与えられる画像信号を変調して回線
Lに送出し、さらに画像信号の通信制御手順における各
種の手順信号を送出する。受信した画像信号は、プリン
タ43に与えられ、記録紙に記録される。送信する画像
信号は、送信原稿をスキャナ44で読取り、画像信号に
変換することによってシステム制御回路32に与えられ
る。
【0073】バッファ51を介して通信トランス38と
接続されるスイッチ53およびバッファ52を介して通
信トランス38と接続されるスイッチ54は、ともに、
たとえばアナログスイッチで実現される。スイッチ5
3,54は、モデム41に接続される画像信号の通信経
路と、送受話器34に接続される音声信号の通信経路と
を切換える。
【0074】増幅器56〜59とフォトカプラ60とを
含むレベル調整回路55は、たとえば汎用のオペアンプ
ICで実現され、スイッチ53,54とモデム41およ
び送受話器34との間で信号レベルを増幅して調整す
る。増幅器56は、スイッチ53とモデム41との間に
接続され、増幅器57は、スイッチ53と送受話器34
のマイクロホン48との間に接続される。また、増幅器
58は、スイッチ54とモデム41との間に接続され、
増幅器59は、スイッチ54と送受話器34のスピーカ
49との間に接続される。
【0075】フォトカプラ60の2つの受光素子60b
は回線2次側に設けられ、リニア出力タイプであり、2
つの受光素子60bのうちの一方素子は、増幅器57の
入力端子と出力端子との間に増幅器57と並列に接続さ
れ、他方素子は、増幅器59の入力端子と出力端子との
間に増幅器59と並列に接続される。すなわち、送話ア
ンプおよび受話アンプのゲインを決定する部分に接続さ
れて、回線電流の変化に応じてアンプゲインが変化可能
に構成される。フォトカプラ60の発光素子60aは、
回線1次側の直流重畳回路63に接続されて設けられ
る。発光素子60aは、回線閉結時にダイオード部分に
回線電流が流れて、光が照射されるように構成される。
【0076】フォトカプラ61はアースリコール、すな
わち受信時において受信側端末装置を他の端末装置に転
送するための手段であり、フォトカプラ61の発光素子
61aは2次側電源回路62に接続されるとともに、シ
ステム制御回路32によって動作が制御される。フォト
カプラ61の受光素子61bは、直流重畳回路63の1
次側グランドと交換機側のEARTH信号間に接続され
る。
【0077】図6は、通信装置31の発信時の動作を説
明するためのフローチャートである。ステップc1で
は、前記ステップa1と同様にしてオフフック状態であ
るかどうかが判断される。判断が肯定であればステップ
c2において、回線ループが閉結される。具体的には、
回線制御回路33のリレーおよびダイヤルパルス発生回
路35のスイッチング素子を導通状態にし、さらに通話
が指示されているときは、スイッチ53,54を制御し
てマイクロホン48およびスピーカ49を有効とする。
【0078】ステップc3では、前記ステップa3と同
様にしてDTMF信号による発呼かどうかが判断され
る。判断が肯定であれば、ステップc4でスイッチ53
を切換えて、モデム41を通信トランス38を介して回
線Lに接続する。ステップc3で判断が否定であったと
きおよびステップc4の動作が終了したときのステップ
c5では、前記ステップa5と同様にして発呼動作、具
体的には通信相手の電話番号に相当する選択信号を送出
する。なお、モデム41を利用したDTMF信号による
発呼時であっても、スイッチ54をスピーカ49側に接
続しておくことによって、送受話器34で発信音の確認
が可能である。
【0079】ステップc6では、前記ステップa6と同
様にして被呼側の端末装置が着信したかどうかを判断す
る。着信が検出されると、ステップc7に進む。ステッ
プc7では、ファクシミリの送信かどうかが判断され
る。この判断は、たとえばスキャナ14に原稿がセット
されて、オペレーションパネル37からファクシミリ送
信の開始が指示されたがどうかなどに基づいて行われ
る。判断が肯定であれば、ステップc8に進み、否定で
あればステップc11に進む。
【0080】ステップc8では、スイッチ53,54を
切換えて、モデム41を通信トランス38を介して回線
Lに接続する。なお、ステップc4で既に切換えられて
いればここでの切換えは行われない。ステップc9で
は、画像信号の送信が行われる。ステップc10では、
前記ステップa10と同様にして送信が終了したかどう
かが判断される。送信が終了したときは、回線ループを
解放し、終了していないときにはステップc9に戻る。
【0081】ステップc11では、スイッチ53をマイ
クロホン48側に、スイッチ54をスピーカ49側にそ
れぞれ接続する。ステップc12では、送受話器34に
よる通話が行われる。ここで、電話機の回線接続技術基
準などによって、線路長補償が必要とされる場合には、
送話アンプおよび受話アンプのゲインがフォトカプラ6
0によって制御される。具体的には、回線電流が少ない
とき、すなわち交換機からの距離が比較的短いときに
は、ゲインを低く設定し、回線電流が多いとき、すなわ
ち交換機からの距離が比較的長いときには、ゲインを高
く設定するように制御される。ステップc13では、前
記ステップa12と同様にして通話が終了したかどうか
が判断される。通話が終了したときは、回線ループを解
放し、終了していないときにはステップc12に戻る。
【0082】図7は、通信装置31の受信時の動作を説
明するためのフローチャートである。ステップd1で
は、前記ステップb1と同様にして呼出信号が検出され
たかどうかが判断される。判断が肯定であればステップ
d2に進み、呼出音をスピーカ47から送出する。自動
的に着信する受信モードが設定されているときにはステ
ップd3に進み、回線ループを閉結する。ステップd4
では、CNG信号が検出されたかどうかが判断される。
判断が肯定であれば、ファクシミリ通信を行うためにス
テップd5に進み、判断が否定であれば、通話を行うた
めにステップd10に進む。
【0083】ステップd5では、スイッチ53,54を
切換えて、モデム41を通信トランス38を介して回線
Lに接続する。ステップd6では、ファクシミリ通信手
順における開始プロトコルが終了したかどうかが判断さ
れる。判断が肯定であれば、ステップd7に進み、画像
信号の受信が行われる。ステップd8では、ファクシミ
リ通信が終了したかどうかが判断される。終了したとき
にはステップd9に進み、回線ループを解放し、終了し
ていないときにはステップd7に戻る。
【0084】ステップd10では、ユーザーに音声通信
を受信したこと、すなわち通話が要求されていることを
知らせるために、スピーカ47から予め定める呼出音を
発生させる。ステップd11では、前記ステップb11
と同様にしてオフフック状態であるかどうかが判断され
る。判断が肯定であればステップd12に進み、否定で
あればステップd10に戻る。
【0085】ステップd12では、スイッチ53,54
を切換えてマイクロホン48とスピーカ49とを通信ト
ランス38を介して回線Lに接続する。ステップd13
では、送受話器34による通話が行われる。
【0086】ステップd14では、オペレーションパネ
ル37に備えられるリコールキーなどから転送の指示が
あったかどうかが判断される。この指示は、たとえばオ
ペレータが転送先の内線電話番号の入力に先立って行わ
れるものである。判断が肯定であればステップd15に
進み、判断が否定であればステップd18に進む。
【0087】ステップd15では、フォトカプラ61を
制御してEARTHと回線Lとの間を導通させて、転送
を指示する制御信号であるアースリコール信号を発生す
る。これによって、通信装置31が有する内線交換機
は、転送先の内線電話番号の入力待ち状態となる。ステ
ップd16では、スイッチ53がモデム41側に接続さ
れ、転送先へのDTMF信号の送信が準備される。ステ
ップd17では、転送先の電話番号がダイヤル発信され
る。
【0088】ステップd18では、通話が行われる。転
送の指示があった場合には転送元と転送先との端末間で
の通話が行われる。ステップd19では、前記ステップ
b13と同様にして通話が終了したかどうかが判断され
る。通話が終了したときは、ステップd20に進み、終
了していないときにはステップd18に戻る。ステップ
d20では、回線ループを解放する。
【0089】以上のように本実施の形態によれば、通信
トランス38のモデム41側に送受話器34、スイッチ
53,54およびレベル調整回路55を配置して、音声
信号の送信開始が指示されたときには、電話回線Lを閉
結してモデム41を切離し、送受話器34からの音声信
号および送受話器34への音声信号のレベルをレベル調
整回路55で増幅し、また画像信号の送信開始が指示さ
れたときには、電話回線Lを閉結して送受話器34を切
離し、モデム41からの画像信号およびモデム41への
画像信号のレベルをレベル調整回路55で増幅する。こ
のようにして、音声信号または画像信号の送受信を行う
ことができる。通信トランス38のモデム41側に送受
話器34、スイッチ53,54およびレベル調整回路5
5を配置するようにしたので、送話および受話時に送受
話器34に対して行う音声信号の入出力禁止の制御を、
先に説明した実施形態と比べて、簡単な構成で行うこと
ができ、また少ない部品点数で行うことができ、装置の
小型化および製造コストの低減を図ることができる。ア
ナログスイッチでスイッチ53,54を実現して、モデ
ム41または送受話器34の切離しを容易にかつ安価に
行うことができる。
【0090】また、音声信号の送信開始が指示されたと
きには、送受話器34からの音声信号および送受話器3
4への音声信号のレベルを増幅するとともに、音声信号
の増幅利得が、フォトカプラ60によって電話回線電流
の大小変化に依存して可変とされるので、線路長補償を
行うことができる。
【0091】さらに、音声信号の受信時に、受信側端末
装置を他の端末装置に転送することが可能で、転送のた
めの手段をフォトカプラ61で実現して、転送機能を比
較的容易にかつ安価に付加することができるとともに、
装置の小型化を図ることができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、音声信号
および画像信号のいずれの通信を行う場合でも、単一の
回線制御手段で回線の確立・補捉を行うようにしている
ので、予め定められた回線接続技術基準に適合した回路
を1個だけ設ければ良く、コストが低減され、また装置
の小型化も図ることができる。
【0093】また本発明によれば、音声信号通信および
画像信号通信のいずれの通信を行う場合であっても、1
つの終端抵抗回路を用いるようにしたので、予め定めら
れた回線接続技術基準に適合した1つの回路を設けるだ
けでよく、コストが低減され、また装置の小型化も図る
ことができる。また、線路長補償機能は、音声信号通信
時にのみ実行されるので、音声信号通信および画像信号
通信をともに良好に行うことができる。
【0094】また本発明によれば、音声信号通信および
画像信号通信のいずれを行う場合であっても、1つのダ
イヤルパルス発呼手段で発呼動作を行うようにしたの
で、従来技術のようにダイヤラICを設ける必要がな
く、回路を共用することができるので、コストが低減さ
れ、また装置の小型化も図ることができる。
【0095】さらにまた本発明によれば、音声信号通信
および画像信号通信のいずれを行う場合であっても、共
通の回路で呼出しを行うので、従来のようにリンガI
C、リンガ用ブザー回路を設ける必要はなく、コストが
低減され、また装置の小型化も図ることができる。
【0096】さらにまた本発明によれば、比較的簡単な
構成で、回路の起動および機能停止の切換えを行うこと
ができ、低コストで装置を実現することができる。
【0097】また本発明によれば、通信トランスの画像
信号通信手段側に音声信号通信手段を配置したので、送
話および受話時に音声信号通信手段に対して行う音声信
号の入出力禁止の制御を比較的簡単な構成で行うことが
でき、また少ない部品点数で行うことができ、装置の小
型化および製造コストの低減を図ることができる。
【0098】また本発明によれば、レベル調整手段で、
音声信号時には音声信号のレベルを、画像信号の送信時
には画像信号のレベルをそれぞれ増幅して、音声信号ま
たは画像信号の送受信を行うことができる。
【0099】また本発明によれば、音声信号の送信開始
が指示されたときに音声信号の増幅利得を電話回線電流
の変化に応じて可変としたので、線路長補償を行うこと
ができる。
【0100】また本発明によれば、電話回線の閉結時に
光を照射する発光手段と、該発光手段からの光を受光す
るとともに、送受話器に接続される増幅器の入力および
出力端子間に該増幅器と並列に接続される受光手段とか
らなるフォトカプラなどの光結合手段で線路長を補償す
ることができる。
【0101】また本発明によれば、音声信号または画像
信号の送信開始が指示されたときの、画像信号通信手段
または音声信号通信手段の切離しを切換手段で行うこと
ができる。
【0102】また本発明によれば、一方端子が通信トラ
ンスに接続され、他方端子が画像信号通信手段と音声信
号通信手段とにそれぞれ接続されるアナログスイッチで
切換手段を実現して、画像信号通信手段または音声信号
通信手段の切離しを容易にかつ安価に行うことができ
る。
【0103】また本発明によれば、音声信号の受信時
に、受信側端末装置を他の端末装置に転送することがで
きる。
【0104】また本発明によれば、前記転送のための手
段を、転送の指示に応答して光を照射する発光手段と、
該発光手段からの光の受光に応答して転送先の端末装置
の電話番号の発信を指示する受光手段とからなるフォト
カプラなどの光結合手段で実現して、転送機能を比較的
容易にかつ安価に付加することができるとともに、装置
の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である電話回線を用いる
通信装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】電話用スピーチ回路6に関する具体的な構成例
を示す回路図である。
【図3】通信装置1の発信時の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】通信装置1の受信時の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施の他の形態である通信装置31の
電気的構成を示すブロック図である。
【図6】通信装置31の発信時の動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】通信装置31の受信時の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】従来技術の通信装置であるファクシミリ装置7
1の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1,31 通信装置 2,32 システム制御回路 3,33 回線制御回路 4,34 送受話器 5,35 ダイヤルパルス発生回路 6 電話用スピーチ回路(IC) 7,37 オペレーションパネル 8,38 通信トランス 9 終端回路 10 CNG切換スイッチ 11,41 モデム 12,42 CNG検出回路 13,43 プリンタ 14,44 スキャナ 15,45 リンギング検出回路 16,46 フックスイッチ検出回路 17,47 スピーカ 18,48 マイクロホン 19,49 スピーカ 20,21,22,60,61 フォトカプラ 51,52 バッファ 53,54 スイッチ 55 レベル調整回路 56〜59 増幅器 62 2次側電源回路 63 直流重畳回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を介して音声信号および画像信
    号の送受信を選択的に行う電話回線を用いる通信装置に
    おいて、 電話回線の閉結および解放を行う回線制御手段と、 前記回線制御手段に接続され、電話回線を介して音声信
    号の送信および受信を行う音声信号通信手段と、 前記回線制御手段に接続され、電話回線を介して画像信
    号の送信および受信を行う画像信号通信手段と、 音声信号または画像信号の送信開始を指示する送信指示
    手段と、 前記送信指示手段の出力に応答し、音声信号の送信開始
    が指示されたときには、回線制御手段を制御して電話回
    線を閉結し、画像信号通信手段を切離し、画像信号の送
    信開始が指示されたときには、回線制御手段を制御して
    電話回線を閉結し、音声信号通信手段を切離す制御手段
    とを含むことを特徴とする電話回線を用いる通信装置。
  2. 【請求項2】 前記音声信号通信手段は、線路長補償回
    路を含み、 前記画像信号通信手段は、終端抵抗回路を介して回線制
    御手段に接続され、 前記制御手段は、音声信号の送信開始が指示されたとき
    には、終端抵抗回路と画像信号通信手段とを切離すこと
    を特徴とする請求項1記載の電話回線を用いる通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回線制御手段には、ダイヤルパルス
    を発生するダイヤルパルス発生手段が接続されることを
    特徴とする請求項1記載の電話回線を用いる通信装置。
  4. 【請求項4】 前記回線制御手段に接続され、交換機か
    らの呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、 予め定める呼出音を発生する呼出音発生手段とを備え、 前記制御手段は、呼出信号検出手段の検出信号に応答し
    て、呼出音発生手段を駆動して呼出音を発生させること
    を特徴とする請求項1記載の電話回線を用いる通信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像信号通信手段および前記音声信
    号通信手段の切離しは、光結合手段を用いて行うことを
    特徴とする請求項1記載の電話回線を用いる通信装置。
  6. 【請求項6】 前記音声信号通信手段は、電話回線から
    供給される直流電流を電源として駆動され、 音声を音声信号に変換して電話回線に出力するマイクロ
    ホンと、電話回線からの音声信号を音響化するスピーカ
    と、マイクロホンおよびスピーカを電話回線に接続また
    は切離す光結合手段とを含み、 前記制御手段は、前記光結合手段の導通または遮断を制
    御することを特徴とする請求項5記載の電話回線を用い
    る通信装置。
  7. 【請求項7】 電話回線を介して音声信号および画像信
    号の送受信を選択的に行う電話回線を用いる通信装置に
    おいて、 電話回線の閉結および解放を行う回線制御手段と、 前記回線制御手段に接続され、電話回線を介して音声信
    号の送信および受信を行う音声信号通信手段と、 前記回線制御手段に接続され、電話回線を介して画像信
    号の送信および受信を行う画像信号通信手段と、 電話回線と音声信号通信手段および画像信号通信手段と
    の間に設けられ、信号の授受を電気絶縁状態で行う通信
    トランスと、 音声信号または画像信号の送信開始を指示する送信指示
    手段と、 前記送信指示手段の出力に応答し、音声信号の送信開始
    が指示されたときには、回線制御手段を制御して電話回
    線を閉結し、画像信号通信手段を切離し、画像信号の送
    信開始が指示されたときには、回線制御手段を制御して
    電話回線を閉結し、音声信号通信手段を切離す制御手段
    とを含んで構成されることを特徴とする電話回線を用い
    る通信装置。
  8. 【請求項8】 前記音声信号通信手段は送受話器を含
    み、 前記電話回線から画像信号通信手段または音声信号通信
    手段の送受話器への信号、および前記画像信号通信手段
    または音声信号通信手段の送受話器から電話回線への信
    号のレベルをそれぞれ増幅する増幅器を有するレベル調
    整手段を含んで構成されることを特徴とする請求項7記
    載の電話回線を用いる通信装置。
  9. 【請求項9】 前記レベル調整手段は、送受話器からの
    音声信号および送受話器への音声信号の増幅利得を、電
    話回線電流の変化に応じて可変とする線路長補償手段を
    含むことを特徴とする請求項8記載の電話回線を用いる
    通信装置。
  10. 【請求項10】 前記線路長補償手段は、電話回線の閉
    結時に光を照射する発光手段と、該発光手段からの光を
    受光するとともに、送受話器に接続される前記増幅器の
    入力および出力端子間に該増幅器と並列に接続される受
    光手段とからなる光結合手段で構成されることを特徴と
    する請求項9記載の電話回線を用いる通信装置。
  11. 【請求項11】 画像信号通信手段と音声信号通信手段
    とを切換えて電話回線に接続する切換手段を含むことを
    特徴とする請求項7記載の電話回線を用いる通信装置。
  12. 【請求項12】 前記切換手段はアナログスイッチで構
    成され、該アナログスイッチの一方端子は通信トランス
    に接続され、他方端子は画像信号通信手段と音声信号通
    信手段とにそれぞれ接続されることを特徴とする請求項
    11記載の電話回線を用いる通信装置。
  13. 【請求項13】 前記回線制御手段に接続され、端末装
    置毎に付与された電話番号を発信する電話番号発信手段
    と、 音声信号の受信時に、受信側端末装置を他の端末装置に
    転送するために、前記電話番号発信手段に転送先の端末
    装置の電話番号を発信するよう指示する転送手段とを含
    むことを特徴とする請求項7記載の電話回線を用いる通
    信装置。
  14. 【請求項14】 前記転送手段は、転送の指示に応答し
    て光を照射する発光手段と、該発光手段からの光の受光
    に応答して転送先の端末装置の電話番号の発信を指示す
    る受光手段とからなる光結合手段で構成されることを特
    徴とする請求項13記載の電話回線を用いる通信装置。
JP8324370A 1995-12-05 1996-12-04 電話回線を用いる通信装置 Pending JPH09219754A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016525692A (ja) * 2013-07-30 2016-08-25 エスエムエイ ソーラー テクノロジー アクティエンゲゼルシャフトSMA Solar Technology AG Dc回路におけるac成分を検出するための装置およびその装置の使用

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