JP2701282B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2701282B2
JP2701282B2 JP1386688A JP1386688A JP2701282B2 JP 2701282 B2 JP2701282 B2 JP 2701282B2 JP 1386688 A JP1386688 A JP 1386688A JP 1386688 A JP1386688 A JP 1386688A JP 2701282 B2 JP2701282 B2 JP 2701282B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、構内電話交換機等の電話装置に関するもの
である。
従来の技術 従来、構内電話交換機の中に例えば外部からの発呼者
に二次ダイヤルを許可するものがある。これはDISA機能
とも呼ばれており、着信があった際、発呼者からの内線
番号データの受け付けを行ない、送られた内線番号デー
タに従って当該内線に自動的に接4続するというもので
ある。外部からの内線番号データは多周波選択信号(以
下DTMF信号と呼ぶ)の形で送られ、交換機内部の多周波
選択信号受信器(以下DTMF受信器と呼ぶ)によって受信
されるものがある。
ところで、着信の際に発呼者との接続がなされると、
発呼者へ対して接続完了を知らせたり、二次ダイヤルを
要求したりする必要がある。そのために交換機側からコ
ールプログレストーン等のトーン信号を発呼者側へ送出
する。そして、その後でDTMF信号の受信が可能な状態に
移行し、発呼者からの内線番号データの受付けが行なわ
れる。なお、トーン信号とDTMF信号はほぼ同じ周波数で
ある。
局線ラインを介して外部へ送出されるトーン信号と局
線ラインを介して外部から送られてくるDTMF信号は2線
−4線変換器を備えた双方向増幅器によって別々に増幅
されるが、2線−4線変換器にていくらか信号の漏れが
生じてしまい、送出信号の受信信号への混入を完全に防
ぐことは極めて困難である。一般的にこのような混入信
号を側音と呼んでいる。そして、もしもこの側音が大き
い場合、トーン信号送出中にDTMF信号が到来すると、DT
MF受信器がDTMF信号とトーン信号の区別が出来ず、DTMF
信号が受信出来なくなる場合がある。
ところで、構内交換機の局線ポートから外部を見る
と、外部交換局との距離によって、あるいは使用される
ケーブルの種類によって局線ポートから外部を見たイン
ピーダンスすなわち局線インピーダンスはさまざまに変
化する。そして、2線−4線変換器の漏れ信号振幅は局
線インピーダンスに大きく依存するので、局線インピー
ダンスの変化によって側音の振幅が変化する。通常は局
線インピーダンスがある特定の範囲内に納まっていると
仮定して各部の設計を行っている。
発明が解決しようとする課題 以上のように従来は、場合によっては局線インピーダ
ンスが上記特定の範囲より大きくずれて側音が大きくな
ることがあり、トーン信号送出中にもDTMF信号を受け付
けるようになっていると接続される局線ラインによって
はトーン信号の側音によってDTMF受信器を誤動作させる
場合があった。ところがDTMF受信器における受信感度は
なるべく高くしたいものであり、現実的にはこのような
混信を避ける必要上からトーン信号の送出とDTMF受信を
同時に行うことが出来ない。以上のような理由により、
従来はトーン信号の送出を停止した後でDTMF信号の受信
を行なっていたので、もし発呼者が誤まってトーン信号
の送出中にダイアリングを行えば、その時に送られた内
線番号のデータの全てまた一部が受け付けられず、目的
の内線に接続されなかったり、他の内線に接続されたり
する場合があった。
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので
あり、トーン信号の送出とDTMF信号の受信を同時に行う
ことが出来る電話装置を提供する事を目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は以上の課題を解決するため、局線を捕捉して
その間にトーン発生回路を制御して双方向増幅器の送出
側信号ラインにトーン信号を送出させるとともに上記ト
ーン信号の振幅および位相に対する受信側信号ラインに
漏れたトーン信号の振幅の振幅比および位相差を測定す
るように構成し、この測定によって得られた結果に基づ
いて受信側信号ラインに漏れたトーン信号と同振幅かつ
逆位相の打ち消し用信号を生成し、多周波選択信号受信
器へ送られる信号に上記打ち消し用信号を加算するよう
にした。
作用 以上のように構成したことにより、接続された局線に
固有の振幅および位相を有する打ち消し信号を生成し、
それを用いて漏れトーン信号除去の処理を行なう事がで
き、どのような局線に接続された場合であつても常時受
信側の信号ラインに漏れて多周波選択信号受信器に入力
するトーン漏れ信号が多周波選択信号受信器の受信可能
レベルを越えないようにしておく事が出来る。
実施例 以下、本発明における電話装置の実施例として構内電
話交換機について説明する。第1図は本発明に係わる機
能のみを抜き出して示したブロック図、第2図はそれを
具体的にした状態のブロック図である。第2図におい
て、1は局線インターフェース回路、2は通話トランス
である。3および4は2線−4線変換器、5および6は
アンプであり、これらによって双方向増幅器が形成され
ている。アンプ5は送出側ラインに挿入され、局線側へ
送出する信号を増幅する。一方アンプ6は受信ラインに
挿入され、局線側より送られてきた信号を増幅する。7
は送出ラインにトーン信号を乗せる為の加算器である。
図では一本の局線の分しか示されていないが、以上の部
分は本構内電話交換機に接続される各局線枚に個別に設
けられる。8はコールプログレストーン等のトーン信号
を発生させるトーン発生回路、9は局線から送られてく
るDTMF信号を受信し、2値信号に変換して出力するDTMF
受信器、10はDTMF受信器の出力信号を受けて各部を制御
する制御部である。11は打ち消し信号発生器であり、振
幅位相比較部12、振幅調整部13、位相調整部14、信号反
転部15を備えている。ここで第1図に示される計測手段
18と測定処理手段19は第2図における振幅位相比較部12
と制御部10内に備えられた制御プログラムによって実現
される。16は加算器である。17は制御部10からの制御信
号によってトーン発生回路8から出力されたトーン信号
を断続させることにより、様々な情報をトーン信号に乗
せる為のアナログスイッチである。
トーン発生回路8からの信号は双方向増幅器の送出ラ
インへ送られるとともに基準信号として振幅位相比較部
12および振幅調整部13へ送られる。振幅位相比較部12は
初期設定時に上記基準信号と双方向増幅器の受信ライン
に乗った被測定信号との振幅比および位相の差を測定
し、その測定データを制御部10へ送る働きをする。ま
た、振幅調整部13および位相調整部14は制御部10からの
制御信号に従って双方向増幅器の受信ラインから供給さ
れる信号の振幅および位相の調整を行なう働きをする。
そして、加算器16は位相調整部14から出力された信号を
DTMF受信器9へ送られる信号に加算する働きをする。
第3図は本構内交換機の初期設定処理の手順を示すフ
ローチャートであり、この初期設定処理は本装置のセッ
トアップ時に他の処理と共に実行される。まず最初のス
テップすなわちステップ301に於て、多数の局線の内の
一つを捕捉する。次にステップ302においてアナログス
イッチ17を閉結状態にし、トーン信号が連続的に加算器
6および打ち消し信号発生回路11に入力可能な状態にす
る。次にステップ303においてトーン発生回路8の動作
を開始させる。トーン発生回路8より出力されたトーン
信号は双方向増幅器の送出側ラインに乗せられ、2線−
4線変換器3を介して局線ラインへ送出され、また同じ
トーン信号が基準信号として打ち消し信号発生回路11へ
送られる。また同時に2線−4線変換器3にて双方向増
幅器の受信側ラインに混入した試験用トーン信号が被測
定信号として打ち消し信号発生回路11へ送られる。次に
トーン発生回路8を動作させてから所定の時間だけデー
タ抽出処理が行われる(ステップ304)。ここでは上記
基準信号に対する被測定信号の位相差および振幅比が測
定され、その測定データが制御部10へ読み込まれる。デ
ータ抽出処理の終了後は、ステップ305にて総ての局線
について終了したかどうかの確認がなされ、まだ終了し
ていないならばステップ301へ戻って次の局線について
同様の処理が行なわれ、全ての局線について終了してい
るならば本初期設定処理を終了する。
コールプログレストーンを送出する際は、制御部10か
ら初期設定処理によって得られた測定データが打ち消し
信号発生回路11内の振幅調整部13および位相調整部14に
送られる。そしてトーン発生回路8から供給されたトー
ン信号の振幅および位相が上記測定データに準じて調整
され、更に信号反転部15にて反転され、その信号が打ち
消し信号として加算器16に与えられ、双方向増幅器の受
信側ラインから供給された信号に加えられる。すなわち
双方向増幅器の受信側ラインから供給された信号は、加
算器16にて上記打ち消し信号により混入した漏れトーン
信号が打ち消され、漏れトーン信号が非常に低くなった
状態でDTMF受信器9へ送られる事となる。以上のように
して双方向増幅器の受信側ラインに混入したコールプロ
グレストーンの漏れ成分はDTMF受信器9の受信可能レベ
ル以下に低下し、DTMF受信器9の誤動作は防止される。
なお、本実施例に於ける初期設定処理はなにもセット
アップ時にのみ行なわれるのではなく、通常の動作時に
おいても使用者から指令があれば上記初期設定処理を局
線を使用していない時に限って行なうことが出来る。
発明の効果 以上のように本発明は、局線を捕捉してその間にトー
ン発生回路を制御して双方向増幅器の送出側信号ライン
にトーン信号を送出させるとともに上記トーン信号の振
幅および位相に対する受信側信号ラインに漏れたトーン
信号の振幅の振幅比および位相差を測定するように構成
したので、その測定データは双方向増幅器における信号
の漏れの度合となり、しかもそれは接続された局線に固
有の値となる。そして、この測定によって得られた結果
に基づいて上記受信側信号ラインに漏れたトーン信号と
同振幅かつ逆位相の打ち消し用信号を生成し、上記多周
波選択信号受信器へ送られる信号に上記打ち消し用信号
を加算するようにした事により、漏れトーン信号を多周
波選択信号受信器の受信可能レベル以下になるようにす
るのに接続された局線に固有の処理を行なう事ができ、
局線インピーダンスが標準値より大きくずれた場合で
も、常時漏れトーン信号の振幅が多周波選択信号受信器
の受信可能レベルを越えないようにしておくことが出
来、トーン信号の漏れによってDTMF受信器の誤動作する
ことは無く、トーン信号の送出とDTMF受信を同時に行う
ことが出来るようになる。従って、着信の際、発呼者が
トーン信号の送出中にダイヤリングを行なっても、その
次に遅られた内線番号データの全てを受け付けることが
出来、発呼者が目的とする内線にすぐに接続することが
出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における構内電話交換機の本
発明に係わる機能を抜き出したブロック図、第2図は同
構内電話交換機の要部ブロック図、第3図は同構内電話
交換機の初期設定処理を示すフローチャートである。 1……局線インターフェース回路 2……通話トランス、3,4……2線−4線変換器 5,6……アンプ、7……加算器 8……トーン発生回路、9……DTMF受信器 10……制御部 11……打ち消し信号発生回路 12……振幅位相比較部、13……振幅調整部 14……位相調整部、15……信号反転部 16……加算器、17……アナログスイッチ 18……測定処理手段、19……計測手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】局線に接続される局線インターフェース部
    と、上記局線インターフェース部に接続され送出信号と
    受信信号が共に乗る2線信号ラインを送出側信号ライン
    および受信側信号ラインより成る4線ラインに変換する
    変換手段と、トーン信号を上記送出側信号ラインに供給
    するトーン発生回路と、上記受信側信号ラインから多周
    波選択信号を受信する多周波選択信号受信器とを有し、
    上記トーン発生回路の出力信号と上記トーン発生回路か
    ら上記送出側信号ラインに供給されて上記受信側信号ラ
    インに漏れたトーン信号とを受けて両信号の振幅比およ
    び位相差を表すデータを出力する計測手段と、測定動作
    時にのみ上記局線インターフェース部を制御して局線を
    捕捉しかつ上記トーン発生回路を制御して上記送出側信
    号ラインにトーン信号を送出させるとともに上記計測手
    段から出力されるデータを記憶する測定処理手段と、上
    記測定処理手段に記憶されたデータに基づいて上記受信
    側信号ラインに漏れたトーン信号と同振幅かつ逆位相の
    打ち消し用信号を生成する打ち消し信号生成手段と、上
    記多周波選択信号受信器へ送られる信号に上記打ち消し
    用信号を加算する加算手段とを設けた事を特徴とする電
    話装置。
  2. 【請求項2】打ち消し信号生成手段は測定処理手段に記
    憶されたデータに基づいて入力信号の振幅および位相を
    調整する振幅調整手段および位相調整手段とを有し、ト
    ーン発生回路の出力信号を上記振幅調整手段と位相調整
    手段に通して上記受信側信号ラインに漏れたトーン信号
    と同振幅かつ逆位相の打ち消し用信号に変換するように
    構成された事を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の電話装置。
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