JP2001053863A - 電話機及び電話機の通話品質最適化方法 - Google Patents

電話機及び電話機の通話品質最適化方法

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JP2001053863A
JP2001053863A JP11226667A JP22666799A JP2001053863A JP 2001053863 A JP2001053863 A JP 2001053863A JP 11226667 A JP11226667 A JP 11226667A JP 22666799 A JP22666799 A JP 22666799A JP 2001053863 A JP2001053863 A JP 2001053863A
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telephone
test signal
reception
circuit
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JP11226667A
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Masato Yamagata
眞人 山縣
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話回線が光ファイバー化或はデジタル化さ
れても、電話機の側音レベルが最適化出来て、通話品質
最適化可能な電話機を提供する。 【解決手段】 側音レベル設定用の試験信号発生器20
を有するアナログ用の電話機1でダイヤルトーンの受信
レベルを所定の基準レベルに設定し、試験信号発生器2
0からの側音レベル用のテスト信号を送出して、このテ
スト信号によって送受話器3の側音レベルを所定レベル
に設定可能な電話機を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話機及び電話機の
通話品質最適化方法に係わり、特に側音レベルを所定レ
ベルに設定可能な電話機及び電話機の通話品質最適化方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の2線式電話回線に接続される電話
機では電話回線に回線トランス等を介して2線−4線変
換回路と送受話入出力用のアンプを有する通話回路を送
受話器に接続している。
【0003】図3は、従来の電話機の全体的な系統図を
示すもので、2線式の電話回線TLは回線トランスTの
1次側に接続され、この回線トランスTの2次側は通話
回路2に接続され、通話回路2には送話器及び受話器を
有する送受話器(ハンドセット)3が接続されている。
また、電話回線TL には回線電流Iを検出する回線電流
検出回路4やダイヤルキー等からの入力信号をダイヤル
信号に変換するダイヤラ回路5と呼出しブザー等を作動
させるリンガ回路6等が接続され、回線電流検出回路4
で検出した回線電流IはCPU等から成る制御回路7で
制御される。
【0004】一般に、前記した2線式電話回線TL は銅
線等で構成されているため電話局の交換機から端末の電
話機までの線路長に応じてインピーダンスが変化するた
め図3の端末の通話回路2内で回線電流検出回路4から
検出した回線電流Iの値をパラメータとして、図4に示
す様に通話回路2内の送受話入出力利得を制御して端末
の送受話器3が所定の側音レベルとなる様に制御回路7
を介して制御が行なわれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4で説明した回線電
流対送受話利得曲線8に依れば、回線電流Iが少なけれ
ば電話局の交換機から遠くなると云う関係から通話回路
2内の送受話利得を図4の様に自動的に切換えて、側音
レベルを調整していた。
【0006】然し、近年、デジタル回線の普及に伴い電
話回線TL は電話局から各家庭や事務所等の各電話機端
末近傍の電源供給装置までが光ファイバで接続され、電
源供給装置から各地域の端末のアナログ電話機までが銅
線等で接続されている。
【0007】或は、デジタル回線でターミナルアダプタ
(TA)まで送信されたデジタル通話データをTAから
端末のアナログ電話機までアナログ信号の送受信を行な
う様な場合には銅線を介して送受信される距離が極めて
短いため線路上のインピーダンス低下は小さく、回線電
流Iは小さくなる。
【0008】この場合、図4からも明らかな様に、回線
電流Iが小さいと回線電流検出回路4と制御回路7は電
話局の交換機から近いと判断すると同様の動作が行なわ
れて通話回路2内の送受話アンプの利得を大きくするた
めに送話器から入った音声や周囲の雑音が送受話器3の
受話器を介して再生される側音(sidetone)が
過大となり受話が聴きとりにくくなる問題を生ずる。
【0009】本発明は叙上の問題に鑑みて成されたもの
で、発明が解決しようとする課題は通話回線の状況に影
響されず、最適の通話品質を保持可能な電話機及び電話
機の通話品質最適化方法を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は電話回線
L から通話回路2を介して送受話器3に接続される電
話機1において、通話回路2内の受信出力信号レベルを
検出するレベル検出手段17と、通話回路2内の送話入
力端子TS に供給される側音レベル設定用の試験信号を
発生する試験信号発生手段20と、通話回路2の受信出
力信号からダイヤルトーンを受信し、所定の基準レベル
にすると共に試験信号により側音受信レベルを所定レベ
ルに設定する制御手段7とを具備して成ること特徴とす
る電話機としたものである。
【0011】第2の本発明は電話回線TL から通話回路
2を介して送受話器3に接続される電話機1の通話品質
最適化方法において、通話回路2の受話出力端子TR
りダイヤルトーンの受信レベルを検出して所定の基準レ
ベルに設定した後に、通話回路2の送話入力端子TS
側音レベル設定用の試験信号を送出し、試験信号により
側音受信レベルを所定レベルに設定する様に成したこと
を特徴とする電話機の通話品質最適化方法としたもので
ある。
【0012】本発明の電話機及び電話機の通話品質最適
化方法によれば回線電流Iによらず側音レベルを所定レ
ベルに設定出来て、電話機の通話品質を最適化可能なも
のが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電話機及び電話機
の通話品質最適化方法を図1及び図2により詳記する。
【0014】図1は本発明の電話機の全体的な系統図を
示すもので、電話回線TL は上述の様に電話局の交換機
から地域毎の電話電源装置までは光ケーブル或はTAま
でデジタルデータ伝送が成され、家庭用或は事務所等の
各アナログ電話機までは通常の銅線等の電話線で電話回
線TL が接続されているものとする。
【0015】図1に於いて、2線式の電話回線TL は回
線トランスTの1次巻線側に接続され、2次巻線は通話
回路2に接続されている。
【0016】通話回路2内には回線トランスTの2次側
のインピーダンスZ0 とインピーダンスZ1 ,Z2 ,Z
3 が順次接続されてブリッジ回路と成され、2線−4線
変換回路10を構成している。
【0017】送受話器3の送話器3Tの送話信号は送話
入力端子TS から送信入力アンプ13→通話スイッチS
T →送話利得制御回路12→送話出力アンプ11を介し
て2線−4線変換回路10に供給される。
【0018】電話回線TL からの音声信号は2線−4線
変換回路10→受話入力アンプ14→受話利得制御回路
15→受話スイッチSR →受話出力アンプ16→受話出
力端子TR →レベル検出回路17を介して送受話器3の
受話器3Rに出力される様に成されている。
【0019】上述のレベル検出回路17は送受話器3の
受話器3Rに入力される信号(通話回路2の受話出力ア
ンプ16の出力信号)レベルを検出する回路で例えば入
力信号レベル電圧VR を検出する。
【0020】レベル検出回路17で検出された入力信号
レベル電圧VR はアナログデジタル変換回路(ADC)
18を介してデジタル変換され、マイクロコンピュータ
(CPU)等の制御回路7に供給される。制御回路7は
図示しないが通常のワーク用のROMやRAM等のメモ
リを有する。
【0021】制御装置7は試験信号発生器20を制御
し、試験信号発生器20から出力された試験信号はデジ
タル−アナログ変換器(DAC)19を介して、通話回
路2の送話入力端子TS に供給される様に成されてい
る。
【0022】試験信号発生器20内では例えばダイヤル
トーン周波数と同一周波数の400Hzを発生させる様
に成されている。上述では試験信号発生器20を制御装
置7と別に設けたが制御装置7内で発生させたり、ダイ
ヤラ回路5からのダイヤルトーン周波数を利用する様に
してもよい。
【0023】通話回路2内の送話利得制御回路12と受
話利得制御回路15及び送話スイッチST と受話スイッ
チSR 並びに送話出力アンプ11と受話出力アンプ16
の夫々は送受話利得制御信号C1 及び送受話切換制御信
号C3 並びに送受話利得可変制御信号C2 として制御装
置7により出力制御される様に成される。
【0024】送受話利得制御信号C1 では回線電流Iに
よる利得制御(オートパッド)の動作電流を制御する様
に成され、送受話利得可変制御信号C2 では送受話出力
利得レベルを例えば3段階に可変可能な様に構成されて
いる。
【0025】上述の構成の電話機に於ける動作を図2に
よって説明する。図2は電話機の通話品質の最適化を行
うためのフローチャートを示すものである。
【0026】図2で第1ステップST1 で制御装置(以
下CPUと記す)7は通話回路2内の送受話系路の全て
のレベルを標準値にセットする。即ち、切換制御信号C
3 で送受話スイッチST 及びSR を「オン」にし、送話
利得制御回路12と受話利得制御回路15は利得制御信
号C1 で利得レベルを中程度の標準値=MIDにセット
し、更に送話出力アンプ11及び受話出力アンプ16は
利得可変制御信号C2により利得レベルを中程度の標準
値=MIDに設定する。
【0027】次の第2ステップでは電話回線TL を閉接
し、受信スイッチSR を「オン」にしてダイヤラ回路5
からのダイヤルトーン(400Hz)のレベル電圧VR
をレベル検出回路17で検出する。レベル検出回路17
で検出したレベル電圧はADC18でデジタル変換され
CPU7内で測定が行なわれる。
【0028】第3ステップST3 ではCPU7はダイヤ
ルトーンのレベル電圧が例えば低い(LOW)か、中程
度(MID)か、高い(HIGH)等の判断を行ない、
ダイヤルトーンのレベル電圧VR がLOWならば第4ス
テップST4 で受話利得制御回路15の利得制御信号C
1 をHIGHとして出力し、ダイヤルトーンのレベル電
圧VR がMIDならそのまま出力し、HIGHであれば
利得制御信号C1 を第5ステップST5 に示す様にLO
Wと成る様に制御する。
【0029】この場合、受話利得(送話利得)に対する
回線電流Iの特性は利得レベルは概略一定で回線電流軸
に沿ってLOW,MID,HIGHとシフトする特性を
示し、回線電流Iの動作電流制御を行なっている。
【0030】第6ステップST6 ではダイヤル「0」を
送出してダイヤルトーンを止めて第7ステップST7
進める。
【0031】次の第7ステップST7 ではCPU7は試
験信号発生器20からテストトーンとして、例えばダイ
ヤルトーンの周波数と同じ周波数の400HzをDAC
19を介して通話回路2の送話入力端子TS 、即ち送話
入力アンプ13に供給し、送受話スイッチST 及びSR
を「オン」してレベル検出回路17を介して送受話器3
の側音レベル電圧VS をADC18とCPU7を介して
測定し、送話出力アンプ11又は受話出力アンプ16を
制御するための判断が第8ステップST8 で行なわれ
る。
【0032】第8ステップST8 では側音レベルVS
LOWか、MIDか、HIGHかを判断し、LOWであ
れば利得可変制御信号C2 によって送話出力アンプ11
又は受話出力アンプ16の利得を可変する。即ち、側音
レベルVS がLOWであれば第9ステップST9 の様に
例えば利得可変制御信号C2 をHIGHとし、MIDで
あればそのまま出力し、側音レベルVS がHIGHであ
れば第10ステップST10の様に利得可変制御信号C2
をLOWとする様に制御を行ない、第11ステップST
11で側音レベルを最適化する処理を抜ける様になる。
【0033】上述の電話機及び電話機の通話品質最適化
方法によれば回線電流検出回路の検出結果に左右されず
側音レベルを最適通話状態に設定出来るので、電話回線
の光ファイバー化或はデジタル化に対応した通話品質の
高い電話機を得ることが出来る。
【0034】上述構成の電話機1の通話回路2は例えば
電話機用スピーチネットワークと呼ばれるバイポーラ形
リニアIC(例えばTA31065FA)等を用いて構
成させることが可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の電話機及び電話機の通話品質最
適化方法によれば電話回線が光ファイバー化或はデジタ
ル化されても最適な回線電流によらず側音レベルを最適
値に設定することで通話品質の優れたものが簡単に得ら
れる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話機の1形態例を示す系統図であ
る。
【図2】本発明の電話機の通話品質最適化を行うための
フローチャートである。
【図3】従来の電話機の全体的な系統図である。
【図4】従来の送受話利得と回線電流特性説明図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥電話機、2‥‥通話回路、3‥‥送受話器、7‥
‥制御装置(CPU)、12,15‥‥送受話利得制御
回路、11,16‥‥送受話出力アンプ、17‥‥レベ
ル検出回路、20‥‥試験信号発生器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線から通話回路を介して送受話器
    に接続される電話機において、 上記通話回路内の受信出力信号レベルを検出するレベル
    検出手段と、 上記通話回路内の送話入力端子に供給される側音レベル
    設定用の試験信号を発生する試験信号発生手段と、 上記通話回路の上記受信出力信号からダイヤルトーンを
    受信し、所定の基準レベルにすると共に上記試験信号に
    より側音受信レベルを所定レベルに設定する制御手段と
    を具備して成ることを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 電話回線から通話回路を介して送受話器
    に接続される電話機の通話品質最適化方法において、 上記通話回路の受話出力端よりダイヤルトーンの受信レ
    ベルを検出して所定の基準レベルに設定した後に、上記
    通話回路の送話入力端に側音レベル設定用の試験信号を
    送出し、該試験信号により側音受信レベルを所定レベル
    に設定する様に成したことを特徴とする電話機の通話品
    質最適化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397499B1 (ko) * 2001-07-13 2003-09-13 엘지전자 주식회사 통화음질 자동보상기능이 구비된 디지털 전화기 및 그제어방법
JP2009253404A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Brother Ind Ltd 通信装置

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