JP3292485B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP3292485B2
JP3292485B2 JP06747991A JP6747991A JP3292485B2 JP 3292485 B2 JP3292485 B2 JP 3292485B2 JP 06747991 A JP06747991 A JP 06747991A JP 6747991 A JP6747991 A JP 6747991A JP 3292485 B2 JP3292485 B2 JP 3292485B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に音量自動調整装置
に関し、特に内線通話と局線通話が行なえる電話機の受
話系に設けられ、電話ラインから受話系に伝送される受
話信号の音量調整に好適な音量自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のこの種の電話機の1つで
ある内線電話機の回路構成を示したブロック図である。
以下の説明では、図3にて示す内線電話機31が、電話
ラインL1 ,L2 を捕捉していることを前提としてい
る。
【0003】図3において、電話ラインL1 ,L2 を通
して、相手方端末(図示しない)から伝送された受話信
号は、直流遮断用のトランス1を通して2線4線変換回
路3に入力される。2線4線変換回路3に入力された受
話信号は、2線4線変換回路3からハンドセット/スピ
ーカ切換スイッチ15に出力される。2線4線変換回路
3から出力された受話信号は、ハンドセット/スピーカ
切換スイッチ15が、図示のごとくハンドセット側電子
ボリウム13方の接点と接続されているときには、該ハ
ンドセット/スピーカ切換スイッチ15を通してハンド
セット側電子ボリウム13に与えられる。該受話信号
は、抵抗値が自動的に調整されているハンドセット側電
子ボリウム13からハンドセット側受話増幅器11に出
力され、更に該ハンドセット側受話増幅器11からハン
ドセットの受話器9に出力される。そして、ハンドセッ
トの受話器9から音声として出力されることとなる。図
示とは逆に、ハンドセット/スピーカ切換スイッチ15
がスピーカ側電子ボリウム19方の接点と接続されてい
るときには、前記2線4線変換回路3から出力された受
話信号は、該ハンドセット/スピーカ切換スイッチ15
を通してスピーカ側電子ボリウム19に与えられる。該
受話信号は、前記ハンドセット側電子ボリウム13にお
けると同様に、抵抗値が自動的に調整されているスピー
カ側電子ボリウム19からスピーカ側受話増幅器23に
出力され、更に該スピーカ側受話増幅器23からスピー
カ25に出力される。そしてスピーカ25から音声とし
て出力されることとなる。
【0004】一方、ハンドセットの送話器7から入力さ
れた話者の音声は、送話信号として送話増幅器5に出力
される。ハンドセットの送話器7から送話増幅器5に与
えられた送話信号は、該送話増幅器5、2線4線変換回
路3及び直流阻止用のトランス1に出力され、前記送話
信号は、該トランス1から電話ラインL1 ,L2 に送出
される。電話ラインL1 ,L2 に送出された送話信号
は、相手方端末(図示しない)へと伝送される。なお、
前述したハンドセット側電子ボリウム13、スピーカ側
電子ボリウム19の抵抗値の調整は、夫々、制御回路2
1から制御信号送出先切換スイッチ17を通して与えら
れる制御信号によって実行される。又、前記ハンドセッ
ト/スピーカ切換スイッチ15及び制御信号送出先切換
スイッチ17の接続切換えは、電話装置31のキーボー
ド(図示しない)上に配設されているハンドセット/ス
ピーカ選択ボタン29を話者等が押圧操作することによ
って行なわれる。即ち、ハンドセット/スピーカ切換ス
イッチ15と制御信号送出先切換スイッチ17とは、機
構的に連係しており、両スイッチ15,17は、ハンド
セット/スピーカ選択ボタン29の押圧操作によって略
同時にそろってハンドセット側電子ボリウム13方、又
は、スピーカ側電子ボリウム19方へと接続が切換るよ
うに構成されている。前述した制御回路21によるハン
ドセット側電子ボリウム13、スピーカ側電子ボリウム
19の抵抗値の調整は、前記ハンドセット/スピーカ選
択ボタン29とともに前記キーボード(図示しない)上
に配設されている音量調整ボタン27の押圧操作によっ
て行なわれる。即ち、話者等がハンドセットの受話器9
やスピーカ25等から出力される音声の大きさを所望の
値に調整すべく、音量調整ボタン27を押圧操作する
と、この押圧操作の態様に応じて音量調整ボタン27か
ら制御回路21に対して指令信号が出力される。制御回
路21は、この指令信号に基づき、前記ハンドセット側
電子ボリウム13、スピーカ側電子ボリウム19の抵抗
値を調整する。
【0005】上記構成において、例えば、通話中に話者
による音量調整ボタン27の押圧操作が行なわれると、
この押圧操作の態様に応じて音量調整ボタン27から制
御回路21に対し、指令信号が出力される。この指令信
号の入力により、制御回路21はハンドセット側電子ボ
リウム13(又はスピーカ側電子ボリウム19)の抵抗
値に対して制御信号を出力し、前記電子ボリウムの調整
を行なうこととなる。上記可変調整によって、受話信号
のゲイン調整が行なわれることとなり、話者所望の音量
レベルの受話音声がハンドセットの受話器9(或いは、
スピーカ25)から出力される。
【0006】従来、上記構成の内線電話機31において
は、上述のようにして調整が行なわれたハンドセット側
電子ボリウム13(又はスピーカ側電子ボリウム19)
の抵抗値は、話者が終話した時点で標準的な抵抗値(即
ち、標準的な大きさの受話信号が、得られる抵抗値)に
初期化されるようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、局交換機
(図示しない)と、前記内線電話機31が接続されてい
る主装置(図示しない)とを接続する局線を始め、局交
換機(図示しない)と他の多くの電話機とを接続する多
くの局線の長さは、長短様々であるから、これに伴って
各局線において発生する信号の伝送損失の量も当然に様
々となる。従って、上記内線電話機31が、主装置(図
示しない)局線、局交換機(図示しない)を通して局線
通話を行なっている相手方端末からの受話信号のレベル
は、上述した各局線において発生する伝送損失量に依存
することとなるから、前記受話信号のレベルは、局線通
話の相手方端末が異なれば当然に異なった値となる。
【0008】このように局線通話にあっては、局線を通
して伝送されてくる受話信号の入力レベルが大小様々で
ある。
【0009】一方において、前記主装置(図示しない)
と図3にて示した内線電話機31、他の内線電話機(図
示しない)とを夫々接続している線路については、屋内
配線が殆どであるからその距離は伝送損失が問題となら
ない程短い。よって、内線電話機31と他の内線電話機
(図示しない)との間で行なわれる内線通話において
は、音声信号等の伝送損失は殆ど零である。即ち、上記
内線電話機間の内線通話では、略一定レベルで音声信号
等の授受が行なわれ、平均的な通話レベルは局線通話時
の通話レベルよりも大きい。
【0010】そのため、例えば前記電子ボリウム(1
3,19)の標準的な抵抗値が、内線通話と適合するよ
うに設定されていると、局線通話時に、話者が話者自身
にとって局線通話に適合する値に前記抵抗値を調整して
も、この調整した値が局線通話の終話とともに前記標準
的な抵抗値に初期化されてしまうので、話者が再度局線
通話をしようとするときに、改めて前記抵抗値の調整を
し直さなければならなくなる。上記とは逆に、前記電子
ボリウム(13,19)の標準的な抵抗値が、局線通話
と適合するように設定されていると、内線通話時に、前
記話者が話者自身にとって内線通話に適合する値に前記
抵抗値を調整しても、この調整した値が内線通話の終話
とともに前記標準的な抵抗値に初期化されてしまうの
で、話者が再度内線通話をしようとするときに、やはり
上記と同様に改めて前記抵抗値の調整をし直さなければ
ならなくなる。そのうえ、前記抵抗値の調整を行なうに
は音量調整ボタン27を所定の態様で押圧操作したり、
ハンドセット/スピーカ選択ボタン29を押圧操作する
等の煩わしい調整作業が必要となる。
【0011】そこで、このような不具合を解消すること
を目的として、通話に臨んで話者が調整した前記電子ボ
リウム(13,19)の抵抗値は、前記音量調整ボタン
27が押圧操作されることによって制御回路21から新
たな制御信号が出力されるまでの間、保持されるように
した構成の内線電話機が提案された。
【0012】然るに、上記提案に係る内線電話機では、
前記保持されている抵抗値が、内線通話に適合する値で
あったときには、該内線電話機の通話モードが内線通話
から局線通話に切換ると、不適合な値となってしまう。
上記とは逆に電子ボリウム(13,19)に保持されて
いる抵抗値が、局線通話に適合する値であったときに
は、該内線電話機の通話モードが局線通話から内線通話
に切換ると、上記と同様にやはり不適合な値となってし
まう。又、前記保持されている抵抗値が或る話者にとり
内線通話(或いは局線通話)に適合しているとしても、
別の話者にとっては好ましい値であるとは限らない。そ
のため、別の話者が、自己に都合の良い値に前記抵抗値
を調整してしまうと、再び前の話者が通話するに際し
て、前記煩わしい操作をすることにより、電子ボリウム
(13,19)の抵抗値を、以前調整した値に調整し直
さなければならないという不具合があった。
【0013】従って本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、外部からの指令により入力さ
れた電気信号のレベル値が調整でき、これによってハン
ドセットの受話器やスピーカ等から出力される受話信号
の音量が自在に調整可能な電子ボリウムを有した電話機
において、前記電子ボリウムの抵抗値が予め設定されて
いる値から別の値に変更されたとしても、従前より保持
されていた抵抗値データが新たな抵抗値データに更新さ
れない限りは、前記電子ボリウムの抵抗値を、当初の設
定値である抵抗値データにいつでも容易に回復すること
が可能な音量自動調整装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る電話装置は、局からの着信信号のレベル
値を、電気/音響変換手段から所望の音量レベルで出力
すべく、変更可能に構成されている着信信号レベル変更
手段に対し、該着信信号レベル変更手段から出力される
着信信号のレベル値を自動調整する電話装置において、
前記電気/音響変換手段から出力される着信信号の音量
レベルを伝送経路の損失の影響を受けない所望のレベル
値に調整するための着信信号レベル基準値が入力される
と、この着信信号レベル基準値を、新たな着信信号レベ
ル基準値が入力されるまでの間保持する着信信号レベル
基準値保持手段と、前記電話装置を、前記着信信号レベ
ル変更手段から出力される着信信号のレベル値が前記電
話装置によって自動的に調整されるモードに設定する自
動調整モード設定手段と、前記電話装置が前記自動調整
モードに設定されていることを条件に、前記着信信号の
レベル値と、前記着信信号レベル基準値とを比較して、
前記着信信号のレベル値が前記着信信号レベル基準値と
一致するように、前記着信信号レベル変更手段から出力
される着信信号のレベル値を補正する着信信号レベル値
補正手段と、を備えた構成とした。
【0015】
【作用】上記構成において、音量自動調整装置が自動調
整モード設定手段によって自動調整モードに設定された
状態で、電気信号レベル変更手段に電気信号が入力され
ると、この電気信号は、電気信号レベル変更手段にて予
め調整された所望のレベル値にレベル変更される。電気
信号レベル変更手段において前記レベル変更が行なわれ
た後の電気信号は、電気/音響変換手段と電気信号レベ
ル値補正手段とに夫々出力される。電気信号レベル変更
手段から電気/音響変換手段に出力された電気信号は、
電気/音響変換手段において、該電気信号の大きさに応
じた音響に変換され、音響として電気/音響変換手段か
ら出力される。
【0016】電気信号レベル変更手段から電気信号レベ
ル値補正手段に出力された電気信号は、電気信号レベル
値補正手段において、電気信号レベル基準値保持手段に
保持されている電気信号レベル基準値と比較される。こ
の電気信号レベル基準値は、前記電気/音響変換手段か
ら出力される音響の音量レベルを、所望の値に調整する
ためのものであり、新たな電気信号レベル基準値が電気
信号レベル基準値保持手段に入力されるまでの間、電気
信号レベル基準値保持手段によって保持される。
【0017】上記比較の結果、前記電気信号のレベル値
と前記電気信号レベル基準値とが一致している場合に
は、電気信号レベル値補正手段は、電気信号レベル変更
手段から出力される電気信号のレベル値補正を行なわな
い。上記比較の結果、前記電気信号のレベル値と前記電
気信号レベル基準値とが一致しない場合には、前記電気
信号のレベル値が前記電気信号レベル基準値と一致する
ように、電気信号レベル値補正手段は、前記電気信号レ
ベル変更手段から出力される電気信号のレベル値を補正
することとなる。
【0018】上記内容から明らかなように、音量自動調
整装置が自動調整モード設定手段により自動調整モード
に設定されていることを条件に、電気信号レベル変更手
段から出力される電気信号のレベル値と、電気信号レベ
ル基準値保持手段に保持されている電気信号レベル基準
値とを比較して、電気信号レベル変更手段から出力され
る電気信号のレベル値が電気信号レベル基準値と一致す
るように、電気信号レベル変更手段から出力される電気
信号のレベル値を補正することとしたので、電気信号レ
ベル変更手段から出力される電気信号のレベル値が予め
設定されている値から別の値に変更されたとしても、従
前より電気信号レベル基準値保持手段に保持されていた
電気信号レベル基準値が新たな電気信号レベル基準値に
よって更新されない限りは、前記電気信号レベル変更手
段から出力される電気信号のレベル値を、当初の設定値
である前記電気信号レベル基準値にいつでも容易に回復
することが可能となった。
【0019】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0020】図2は、本発明の一実施例に従う音量自動
調整装置が適用されている内線電話機43の構成を示
す。
【0021】図2にて示した内線電話機43の全体的な
構成は、図3にて示した内線電話機31の各部に、本発
明の一実施例に従う音量自動調整装置35及び音量自動
調整装置35に付随する各部が付加された構成となって
いる。即ち、図2にて示した内線電話機43は、トラン
ス1を始め、2線4線変換回路3、送話増幅器5、ハン
ドセットの送話器7、ハンドセットの受話器9、ハンド
セット側受話増幅器11、ハンドセット側電子ボリウム
13、ハンドセット/スピーカ切換スイッチ15を備え
ている。前記内線電話機43は、上記各部に加えて、制
御信号送出先切換スイッチ17、スピーカ側電子ボリウ
ム19、制御回路21、スピーカ側受話増幅器23、ス
ピーカ25、音量調整ボタン27、ハンドセット/スピ
ーカ選択ボタン29、自動調整モード設定ボタン30、
自動調整モード解除ボタン32及び接点切換ボタン34
をも備えている。前記内線電話機43は、上記各部に加
えて更に、音量自動調整装置35、ハンドセット側自動
調整モード設定スイッチ37、スピーカ側自動調整モー
ド設定スイッチ39及び音量自動調整出力信号送出先切
換スイッチ41をも備えている。
【0022】上記構成について更に詳述すれば、以下の
ようである。
【0023】即ち、トランス1は、電話ラインL1 ,L
2 と内線電話機43の内部との間を直流的に遮断するた
めに設けらている。トランス1は、電話ラインL1 ,L
2 を通して伝送された受話信号を入力して、該入力した
受話信号を、2線4線変換回路3に出力する。トランス
1は、又、前記2線4線変換回路3から出力された送話
信号を入力して、該入力した送話信号を、電話ラインL
1 ,L2 側に送出する。
【0024】2線4線変換回路3は、トランス1を通し
て電話ラインL1 ,L2 から伝送された受話信号を入力
して、これを、ハンドセット/スピーカ切換スイッチ1
5側に出力する。2線4線変換回路3は、又、送話増幅
器5から出力された送話信号を入力して、これを、トラ
ンス1を通して電話ラインL1 ,L2 側に送出するよう
になっている。2線4線変換回路3から出力された受話
信号は、ハンドセット/スピーカ切換スイッチ15が、
図示のごとくハンドセット側電子ボリウム13方の接点
と接続されているときには、前記受話信号は、該ハンド
セット/スピーカ切換スイッチ15を通じてハンドセッ
ト側電子ボリウム13に与えられる。該受話信号は、抵
抗値が予め所定値に調整されているハンドセット側電子
ボリウム13からハンドセット側受話増幅器11、ハン
ドセット側自動調整モード設定スイッチ37方に出力さ
れる。即ち、該受話信号は、ハンドセット側自動調整モ
ード設定スイッチ37が閉成していることを条件として
音量自動調整装置35に与えられる(音量自動調整装置
35における信号処理動作については、後述する)。の
みならず、前記受話信号は、ハンドセット側受話増幅器
11からハンドセットの受話器9に出力される。そし
て、ハンドセットの受話器9から音声として出力される
こととなる。
【0025】図示とは逆に、ハンドセット/スピーカ切
換スイッチ15がスピーカ側電子ボリウム19方の接点
と接続されているときには、前記2線4線変換回路3か
ら出力された受話信号は、該ハンドセット/スピーカ切
換スイッチ15を通してスピーカ側電子ボリウム19に
与えられる。該受話信号は、前記ハンドセット側電子ボ
リウム13におけると同様に、抵抗値が予め所定値に調
整されているスピーカ側電子ボリウム19からスピーカ
側受話増幅器23、スピーカ側自動調整モード設定スイ
ッチ39方に出力される。即ち、該受話信号は、スピー
カ側自動調整モード設定スイッチ39が閉成しているこ
とを条件として音量自動調整装置35に与えられる(こ
の場合の音量自動調整装置35における信号処理動作に
ついても、後述する。)のみならず。前記受話信号は、
スピーカ側受話増幅器23からスピーカ25に出力され
る。そして、スピーカ25から音声として出力されるこ
ととなる。
【0026】一方、ハンドセットの送話器7から入力さ
れた話者の音声は、送話信号として送話増幅器5に出力
される。該送話増幅器5から出力された送話信号は、前
述したように、2線4線変換回路3、トランス1を通し
て電話ラインL1 ,L2 に送出される。
【0027】前述したハンドセット側電子ボリウム1
3、スピーカ側電子ボリウム19の抵抗値の調整は、夫
々、制御回路21から制御信号送出切換スイッチ17を
通して与えられる制御信号によって実行される。又、前
記ハンドセット/スピーカ切換スイッチ15及び制御信
号送出先切換スイッチ17の接続切換えは、内線電話機
43のキーボード(図示しない)上に配設されているハ
ンドセット/スピーカ選択ボタン29を話者等が押圧操
作することによって行なわれる。即ち、ハンドセット/
スピーカ切換スイッチ15と制御信号送出先切換スイッ
チ17とは、前記図3にて説明した内線電話機31にお
けると同様に、機構的に連係しており、両スイッチ1
5,17は、ハンドセット/スピーカ選択ボタン29の
押圧操作によって略同時にそろってハンドセット側電子
ボリウム13方、又は、スピーカ側電子ボリウム19方
へと接続が切換るように構成されている。前述した制御
回路21によるハンドセット側電子ボリウム13、スピ
ーカ側電子ボリウム19の抵抗値の調整は、前記ハンド
セット/スピーカ選択ボタン29とともに前記キーボー
ト(図示しない)上に配設されている音量調整ボタン2
7の押圧操作によって行なわれる。即ち、話者等がハン
ドセットの受話器9やスピーカ25等から出力される音
声の大きさを所望の値に調整すべく、音量調整ボタン2
7を押圧操作すると、この押圧操作の態様に応じて音量
調整ボタン27から制御回路21に対して指令信号が出
力される。制御回路21は、この指令信号に基づき、前
記ハンドセット側電子ボリウム13、スピーカ側電子ボ
リウム19の抵抗値を調整する。
【0028】制御回路21は、上述した制御動作に加え
て、例えば回線捕捉手段や、ダイヤル信号送出手段(い
ずれも図示しない)等を制御するようになっているとと
もに、音量自動調整装置35をも、その制御下に置く。
【0029】前述したハンドセット側自動調整モード設
定スイッチ37は、ハンドセット側電子ボリウム13の
出力側と音量自動調整装置35の一方の入力側との間に
設けられている。前記スピーカ側自動調整モード設定ス
イッチ39は、スピーカ側電子ボリウム19の出力側と
音量自動調整装置35の他方の入力側との間に設けられ
ている。前記音量自動調整出力信号送出先切換スイッチ
41は、音量自動調整装置35の出力側と、ハンドセッ
ト側電子ボリウム13の入力側、スピーカ側電子ボリウ
ム19の入力側との間に設けられている。上記3個のス
イッチ、即ち、ハンドセット側自動調整モード設定スイ
ッチ37、スピーカ側自動調整モード設定スイッチ39
及び音量自動調整出力信号送出先切換スイッチ41は、
ハンドセット/スピーカ選択ボタン29等とともに内線
電話機43のキーボード(図示しない)上に配設されて
いる自動調整モード設定ボタン30、自動調整モード解
除ボタン32のいずれかが押圧操作されることによっ
て、夫々以下のような態様で互いに連係して開/閉動作
するようになっている。
【0030】即ち、話者がハンドセット側電子ボリウム
13の抵抗値を、音量自動調整装置35により所望の値
に自動調整しようとして自動調整モード設定ボタン30
を押圧操作したとすると、ハンドセット側自動調整モー
ド設定スイッチ37は図示のごとく閉成動作し、スピー
カ側自動調整モード設定スイッチ39も図示のごとく開
成動作し、更に音量自動調整出力信号送出先切換スイッ
チ41も図示のごとくハンドセット側電子ボリウム13
方接点を閉成する。上記とは逆に、話者がスピーカ側電
子ボリウム19の抵抗値を、音量自動調整装置35によ
り所望の値に自動調整しようとして自動調整モード設定
ボタン30を押圧操作したとすると、ハンドセット側自
動調整モード設定スイッチ37は図示とは逆に開成動作
し、スピーカ側自動調整モード設定スイッチ39も図示
とは逆に閉成動作し、更に音量自動調整出力信号送出先
切換スイッチ41も図示とは逆にスピーカ側電子ボリウ
ム19方接点を閉成する。
【0031】上述したいずれかに設定されている自動調
整モードを解除すべく、話者が自動調整モード解除ボタ
ン32を押圧操作したとすると、ハンドセット側自動調
整モード設定スイッチ37及びスピーカ側自動調整モー
ド設定スイッチ39はともに開成動作し、音量自動調整
出力信号送出先切換スイッチ41の接続は、中立側接点
に切換わる。なお、本実施例では、上記のようにして、
自動調整モードの解除が実行された後、話者が最初に自
動調整モード設定ボタン30を押圧操作すると、音量自
動調整装置35は、ハンドセット側電子ボリウム13の
抵抗値を自動調整する自動調整モードとなる。この次に
話者が再度自動調整モード設定ボタン30を押圧操作す
ると、音量自動調整装置35は、スピーカ側電子ボリウ
ム19の抵抗値を自動調整する自動調整モードとなる。
上記自動調整モードの設定順序は、逆にしても勿論差支
えはない。
【0032】図1は、本発明の一実施例に従う音量自動
調整装置35の全体的な構成を示したブロック図であ
る。図1において、図2及び図3にて示したものと同一
物には、同一符号を付している。
【0033】本発明の一実施例に従う音量自動調整装置
35は、図1にて示すように、切換スイッチ35gを始
め、整流回路35a,35e,A/D変換器35b、デ
ータ保持部35c、D/A変換器35d及びコンパレー
タ35fを備えている。
【0034】切換スイッチ35gは、ハンドセット側自
動調整モード設定スイッチ37及びスピーカ側自動調整
モード設定スイッチ39方と、整流回路35a側端子又
は整流回路35e側端子とのいずれか1方との間を、選
択的に接続するように切換動作する。本実施例に従う音
量自動調整装置35では、制御回路21から出力される
制御信号又は前述した内線電話機43のキーボード(図
示しない)に設けられている接点切換ボタン34の押圧
操作によって、前記切換スイッチ35の接点切換えが行
なわれるようになっている。
【0035】切換スイッチ35gが図1に示すように整
流回路35a側を閉成している状態で、図示のようにハ
ンドセット側自動調整モード設定スイッチ37が閉成し
ているときには、ハンドセット側電子ボリウム13,ハ
ンドセット/スピーカ切換スイッチ15等を通して2線
4線変換回路3(図2に示す)から出力された受話信号
は、整流回路35aに与えられる。切換スイッチ35g
が上記のように整流回路35a側を閉成している状態
で、スピーカ側自動調整モード設定スイッチ39の方が
閉成しているときには、スピーカ側電子ボリウム19、
ハンドセット/スピーカ切換スイッチ15等を通して2
線4線変換回路3(図2に示す)から出力された受話信
号は、整流回路35aに与えられる。
【0036】切換スイッチ35gが整流回路35e側を
閉成している状態で、図示のようにハンドセット側自動
調整モード設定スイッチ37が閉成しているときには、
ハンドセット側電子ボリウム13、ハンドセット/スピ
ーカ切換スイッチ15等を通して2線4線変換回路3
(図2に示す)から出力された受話信号は、整流回路3
5eに与えられる。切換スイッチ35gが上記のように
整流回路35e側を閉成している状態で、スピーカ側自
動調整モード設定スイッチ39の方が閉成しているとき
には、スピーカ側電子ボリウム19、ハンドセット/ス
ピーカ切換スイッチ15等を通して2線4線変換回路3
(図2に示す)から出力された受話信号は、整流回路3
5eに与えられる。
【0037】整流回路35aは、切換スイッチ35gを
通して音量自動調整装置35の外部、即ち、ハンドセッ
ト側電子ボリウム13方又はスピーカ側電子ボリウム1
9方から出力される受話信号を全波整流してA/D変換
器35bに出力する。本実施例において、整流回路35
aは、例えば非反転理想ダイオードとこの非反転理想ダ
イオードの出力側に接続されている積分回路とによって
構成されている。整流回路35eも、又、切換スイッチ
35gを通して音量自動調整装置35の外部、即ちハン
ドセット側電子ボリウム13方又はスピーカ側電子ボリ
ウム19方から出力される受話信号を全波整流してコン
パレータ35fの一方の入力端子に与える。この整流回
路35eも前記整流回路35aと同様に、例えば非反転
理想ダイオードとこの非反転理想ダイオードの出力側に
接続されている積分回路とによって構成されている。
【0038】A/D変換器35bは、整流回路35aか
ら出力されたアナログ信号(直流電圧信号)を受けて、
これをディジタルデータに変換してデータ保持部35c
に出力するようになっている。
【0039】データ保持部35cは、図2に示した制御
回路21の制御下で、入力されたディジタルデータを保
持するようになっている。データ保持部35cは、A/
D変換器35bから与えられた新たなディジタルデータ
により、それまで保持していたディジタルデータが更新
されるようになっている。即ち、新たなディジタルデー
タは、切換スイッチ35gが図1にて示すように整流回
路35a側を閉成していることを条件に、ハンドセット
側自動調整モード設定スイッチ37が閉成し且つハンド
セット側電子ボリウム13が従前の設定値と異なった抵
抗値に調整されたことに起因してハンドセット側電子ボ
リウム13、A/D変換器35b等を通してデータ保持
部35cに与えられる。又、新たなディジタルデータ
は、切換スイッチ35gが図1にて示すように整流回路
35a側を閉成していることを条件にスピーカ側自動調
整モード設定スイッチ39が閉成し且つスピーカ側電子
ボリウム19が従前の設定値と異なった抵抗値に調整さ
れたことに起因してスピーカ側電子ボリウム19からも
A/D変換器35b等を通してデータ保持部35cに与
えられる。なお、既述の内容を参照すれば明らかである
が、自動調整モード解除ボタン32が押圧操作されたこ
とによって、ハンドセット側自動調整モード設定スイッ
チ37、スピーカ側自動調整モード設定スイッチ39が
ともに開成状態にあり且つ音量自動調整出力信号送出先
切換スイッチ41の接続が中立側接点に切換った状態で
は、切換スイッチ35gの接続の如何を問わず、データ
保持部35cに保持されているディジタルデータは更新
されない。
【0040】本実施例では、切換スイッチ35gの接続
が整流回路35a側に切換っており且つ自動調整モード
設定ボタン30の押圧操作によって音量自動調整装置3
5が自動調整モードに設定されていることを条件に、ハ
ンドセット側電子ボリウム13の抵抗値又はスピーカ側
電子ボリウム19の抵抗値が従前とは異なった値に調整
されることで、データ保持部35cに保持されるディジ
タルデータが更新されることとしたが、制御回路21に
よって前記ディジタルデータの更新を行なうこととして
も勿論差支えはない。
【0041】D/A変換器35dは、制御回路21によ
ってデータ保持部35cから読出されたディジタルデー
タを受けて、これをアナログ信号(直流電圧信号)に変
換した後、コンパレータ35fの他方の入力端子に出力
するようになっている。
【0042】コンパレータ35fは、切換スイッチ35
gの接続が図1とは逆に整流回路35e側に切換ってい
ること及び音量自動調整装置35が自動調整モードに設
定されていることを条件として以下のように動作する。 (イ)ハンドセット側自動調整モード設定スイッチ37
が図1のごとく閉成し且つ音量自動調整出力信号送出先
切換スイッチ41が図1のごとくハンドセット側電子ボ
リウム13方を閉成している場合。コンパレータ35f
は、D/A変換器35dから出力されたアナログ信号
(直流電圧信号)と、整流回路35eから出力されたア
ナログ信号(直流電圧信号)とを比較する。上記比較の
結果、両アナログ信号の値が一致していれば、コンパレ
ータ35fは、ハンドセット側電子ボリウム13の抵抗
値を補正するために、所定の制御信号(論理レベル信
号)を出力しない。既に説明した内容から明らかなよう
に、データ保持部35cに保持されているディジタルデ
ータは、話者が所望する受話信号の音量レベルと対応し
ているハンドセット側電子ボリウム13の抵抗値を示し
ている。よって、整流回路35eから出力されたアナロ
グ信号の値がD/A変換器35dから出力されたアナロ
グ信号の値と一致していれば、前記ハンドセット側電子
ボリウム13の抵抗値は、前記データ保持部35cに保
持されているディジタルデータと一致していることにな
るから、コンパレータ35fによる前記ハンドセット側
電子ボリウム13の抵抗値補正の必要はない。
【0043】コンパレータ35fによる前記両アナログ
信号の比較の結果、整流回路35eから出力されたアナ
ログ信号の値がD/A変換器35dから出力されたアナ
ログ信号の値と一致していなければ、コンパレータ35
fは、整流回路35e側のアナログ信号がD/A変換器
35d側のアナログ信号と一致するように、音量自動調
整出力信号送出先切換スイッチ41を通してハンドセッ
ト側電子ボリウム13に制御信号を出力する。そして、
この制御信号により、ハンドセット側電子ボリウム13
の抵抗値を補正する。これによってハンドセット側電子
ボリウム13の抵抗値は、話者が所望する受話信号の音
量レベルと対応する値となる。 (ロ)スピーカ側自動調整モード設定スイッチ39が閉
成し且つ音量自動調整出力信号送出先切換スイッチ41
がスピーカ側電子ボリウム19方を閉成している場合。
コンパレータ35fは、D/A変換器35dから出力さ
れたアナログ信号(直流電圧信号)と、整流回路35e
から出力されたアナログ信号(直流電圧信号)とを比較
する。上記比較の結果、両アナログ信号の値が一致して
いれば、コンパレータ35fは、スピーカ側電子ボリウ
ム19の抵抗値を補正するために、所定の制御信号(論
理レベル信号)を出力しない。既ち、整流回路35eか
ら出力されたアナログ信号の値がD/A変換器35dか
ら出力されたアナログ信号の値と一致していれば、前記
スピーカ側電子ボリウム19の抵抗値は、前記データ保
持部35cに保持されているディジタルデータと一致し
ていることになるから、コンパレータ35fによる前記
スピーカ側電子ボリウム19の抵抗値補正の必要はな
い。
【0044】コンパレータ35fによる前記両アナログ
信号の比較の結果、整流回路35eから出力されたアナ
ログ信号の値がD/A変換器35dから出力されたアナ
ログ信号の値と一致していなければ、コンパレータ35
fは、整流回路35e側のアナログ信号がD/A変換器
35d側のアナログ信号と一致するように、音量自動調
整出力信号送出先切換スイッチ41を通してスピーカ側
電子ボリウム19に制御信号を出力する。そして、この
制御信号により、スピーカ側電子ボリウム19の抵抗値
を補正する。これによってスピーカ側電子ボリウム19
の抵抗値は、話者が所望する受話信号の音量レベルと対
応する値となる。
【0045】以上説明したように、本発明に従う一実施
例によれば、自動調整モード設定ボタン30によって、
音量自動調整装置35が自動調整モードに設定されてお
り、且つ切換スイッチ35gの接続が図1のように整流
回路35a側に切換っているときには、ハンドセット側
電子ボリウム13の抵抗値或いはスピーカ側電子ボリウ
ム19の抵抗値を調整することによってデータ保持部3
5cに保持されているディジタルデータを更新すること
ができる。
【0046】一方、上記とは逆に、自動調整モード解除
ボタン32によって音量自動調整装置35の自動調整モ
ードが解除されている場合には、切換スイッチ35gの
接続の如何に拘らず、ハンドセット側電子ボリウム13
の抵抗値、或いはスピーカ側電子ボリウム19の抵抗値
を調整しても、データ保持部35cに保持されているデ
ィジタルデータは更新されることなく保持され続ける。
従って、前記内線電話機43の所有者以外の者が、自己
に都合のよい値に前記電子ボリウムの抵抗値を調整して
も、内線電話機43の所有者が自動調整モード設定ボタ
ン30を押圧操作するとともに切換スイッチ32を図1
のごとく整流回路35a側に切換るだけで、前記抵抗値
を直ちに元の値に戻すことができる。
【0047】本実施例では、内線電話機43を例に挙げ
て説明したが、本発明に従う音量自動調整装置は、外線
電話機、ラジオ、テレビ等、各種音声出力装置に適用可
能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電話装置が自動調整モードに設定されていることを条件
に、着信信号レベル変更手段から出力される着信信号の
レベル値と、着信信号レベル基準値保持手段に保持され
ている着信信号レベル基準値とを比較して、着信信号レ
ベル変更手段から出力される着信信号のレベル値が着信
信号レベル基準値と一致するように、着信信号レベル変
更手段から出力される着信信号のレベル値を補正するこ
ととしたので、着信信号レベル変更手段から出力される
着信信号のレベル値が予め設定されている値から別の値
に変更されたとしても、従前より電気信号レベル基準値
保持手段に保持されていた着信信号レベル基準値が新た
な着信信号レベル基準値に更新されない限りは、着信信
号レベル変更手段から出力される着信信号のレベル値
を、当初の設定値である着信信号レベル基準値にいつで
も回復することが可能な電話装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従う音量自動調整装置の全
体的な構成を示したブロック図。
【図2】図1にて示した音量自動調整装置が使用されて
いる内線電話機の全体的な構成を示したブロック図。
【図3】従来技術に従う内線電話機の全体的な構成を示
したブロック図。
【符号の説明】
9 ハンドセットの受話器 13 ハンドセット側電子ボリウム 19 スピーカ側電子ボリウム 25 スピーカ 30 自動調整モード設定ボタン 35 音量自動調整装置 35c データ保持部 35f コンパレータ 37 ハンドセット側自動調整モード設定スイッチ 39 スピーカ側自動調整モード設定スイッチ 41 音量自動調整出力信号送出先切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】局からの着信信号のレベル値を、電気/音
    響変換手段から所望の音量レベルで出力すべく、変更可
    能に構成されている着信信号レベル変更手段に対し、該
    着信信号レベル変更手段から出力される着信信号のレベ
    ル値を自動調整する電話装置において、 前記電気/音響変換手段から出力される着信信号の音量
    レベルを伝送経路の損失の影響を受けない所望のレベル
    値に調整するための着信信号レベル基準値が入力される
    と、この着信信号レベル基準値を、新たな着信信号レベ
    ル基準値が入力されるまでの間保持する着信信号レベル
    基準値保持手段と、 前記電話装置を、前記着信信号レベル変更手段から出力
    される着信信号のレベル値が前記電話装置によって自動
    的に調整されるモードに設定する自動調整モード設定手
    段と、 前記電話装置が前記自動調整モードに設定されているこ
    とを条件に、前記着信信号のレベル値と、前記着信信号
    レベル基準値とを比較して、前記着信信号のレベル値が
    前記着信信号レベル基準値と一致するように、前記着信
    信号レベル変更手段から出力される着信信号のレベル値
    を補正する着信信号レベル値補正手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電話装置において、 前記着信信号レベル変更手段と前記着信信号レベル基準
    値保持手段又は前記着信信号レベル値補正手段のいずれ
    か一方とを選択的に接続することにより、前記着信信号
    レベル変更手段から出力される着信信号を、前記着信信
    号レベル基準値保持手段又は前記着信信号レベル値補正
    手段のいずれか一方に選択的に出力する切換手段が備え
    られており、 前記着信信号レベル基準値の設定及び該設定した着信信
    号レベル基準値の前記着信信号レベル基準値保持手段に
    よる保持は、 前記着信信号レベル変更手段に対して外部から制御信号
    を入力することによって、前記電気/音響変換手段から
    の音量レベルを所望のレベル値とするためにレベル値が
    変更された着信信号が出力されるようにする前記着信信
    号レベル変更手段の調整と、 前記切換手段の接続の、前記着信信号レベル基準値保持
    手段側への切換えと、によって行なわれるようになって
    いることを特徴とする電話装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の電話装置
    は、 電話装置の受話系を構成している2線4線変換回路の出
    力側に設けられて、前記着信信号レベル変更手段及び前
    記着信信号レベル基準値保持手段は、前記電話装置の各
    部を制御する制御手段の制御下に置かれるようになって
    おり、 前記電気/音響変換手段は、前記受話系を構成している
    ハンドセットの受話器及びスピーカの少なくともいずれ
    か1つであり、 前記着信信号レベル変更手段は、前記電話装置にハンド
    セットの受話器及びスピーカの双方が設けられていると
    きには、これらに対応して複数個設けられていることを
    特徴とする電話装置。
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