JPH02255708A - スチレン系重合体の製造方法 - Google Patents

スチレン系重合体の製造方法

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JPH02255708A
JPH02255708A JP1076496A JP7649689A JPH02255708A JP H02255708 A JPH02255708 A JP H02255708A JP 1076496 A JP1076496 A JP 1076496A JP 7649689 A JP7649689 A JP 7649689A JP H02255708 A JPH02255708 A JP H02255708A
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catalyst
reaction
polymer
reactor
styrene
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Koji Yamamoto
浩司 山本
Kazutoshi Ishikawa
和利 石川
Hideo Tejima
手嶋 英雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスチレン系重合体の製造方法に関し、詳しくは
、重合体連鎖の立体化学構造が主としてシンジオタクチ
ック構造を有するスチレン系重合体を効率よく製造する
方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
スチレン系重合体として、その立体化学構造がアタクチ
ック構造のもの及びアイソタクチック構造のものがよく
知られているが、最近この立体化学構造が主としてシン
ジオタクチック構造であるスチレン系重合体の開発が行
われつつあり、例えば特開昭62−187TO8号公報
等に開示されている。
しかしながら、シンジオタクチック構造を有するスチレ
ン系重合体は、その製造段階において、転化率が20%
程度で系全体が固相化するが、重合反応は更に高転化率
まで進行する。その固相化の段階で適当な剪断力を加え
ることにより、良好な粉末状の重合体を得ることができ
る。しかし、初期の反応速度が早過ぎると巨大粒子の発
生を防止するための剪断力が多大になり、ひいては反応
器内全体が重合体の固形物で被われてしまうおそれがあ
った。また、反応速度が早いと発生する反応熱を制御す
ることが困難であり、重合体の融着が発生するなどのお
それもあった。
逆に巨大粒子の発生を抑えるため、反応速度を遅くする
と重合完了までに時間がかかり、生産効率が低下すると
いう問題がある。
そこで、本発明者らは、シンジオタクチック構造を有す
るスチレン系重合体の重合を行うにあたり、反応器への
重合体などの付着やポリマーの塊化を防止するとともに
、低消費動力で安定した運転を行うことができる効率の
良い製造方法を開発すべく、鋭意研究を重ねた。
〔課題を解決するための手段〕
その結果、添加する触媒を、適度に分割して反応系に添
加することによって、上記課題を解決できることを見出
した0本発明はかかる知見に基いて完成したものである
すなわち本発明は、スチレン系モノマーに触媒を添加し
て重合を行い、主としてシンジオタクチック構造を有す
るスチレン系重合体を製造するにあたり、反応開始30
分後の転化率が2〜50%となる量の触媒を添加して重
合を行い、次いで転化率が10%以上となった時点で触
媒を追加して重合を継続することを特徴とするスチレン
系重合体の製造方法を提供するものである。
本発明において製造されるポリマーは、主としてシンジ
オタクチック構造を有するスチレン系重合体である。こ
こで、スチレン系重合体における主としてシンジオタク
チック構造とは、立体化学構造が主としてシンジオタク
チック構造、即ち炭素−炭素結合から形成される主鎖に
対して側鎖であるフェニル基や置換フェニル基が交互に
反対方向に位置する立体構造を有することを意味し、そ
のタフティシティ−は同位体炭素による核磁気共鳴法(
”C−NMR法)により定量される。13C−NMR法
により測定されるタフティシティ−は、連続する複数個
の構成単位の存在割合、例えば2個の場合はダイアツド
、3個の場合はトリアット。
5個の場合はペンタッドによって示すことができるが、
本発明に言う「主としてシンジオタクチック構造を有す
るスチレン系重合体jとは、通常はダイアツドで75%
以上、好ましくは85%以上、若しくはペンタッド(ラ
セミペンタッド)で30%以上、好ましくは50%以上
のシンジオタクテイシテイ−を有するポリスチレン、ポ
リ(アルキルスチレン)、ポリ(ハロゲン化スチレン)
、ポリ(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニル安息香酸
エステル及びこれらの混合物、あるいはこれらを主成分
とする共重合体を意味する。なお、ここでポリ(アルキ
ルスチレン)としては、ポリ(メチルスチレン)、ポリ
(エチルスチレン)、ポリ(イソプロピルスチレン)、
ポリ (ターシャリ−ブチルスチレン)等があり、ポリ
(ハロゲン化スチレン)としては、ポリ(クロロスチレ
ン)、ポリ(ブロモスチレン)、ポリ(フルオロスチレ
ン)等がある。また、ポリ(アルコキシスチレン)とし
ては、ポリ(メトキシスチレン)、ポリ(エトキシスチ
レン)等がある。これらのうち特に好ましいスチレン系
重合体としては、ポリスチレン。
ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(m−メチルスチレ
ン)、ポリ(p−ターシャリ−ブチルスチレン)、ポリ
(p−クロロスチレン)、ポリ(m−クロロスチレン)
、ポリ(p−フルオロスチレン)、さらにはスチレンと
p−メチルスチレンとの共重合体をあげることができる
本発明により製造されるスチレン系重合体は、一般に重
量平均分子量s、ooo以上、好ましくは10.000
〜20,000,000 、数平均分子量2.500以
上、好ましくは5.000〜10,000,000のも
のであり、上記のようにジンジオクタティシティ−の高
いものであるが、重合後、必要に応じて塩酸等を含む洗
浄液で脱灰処理し、さらに洗浄、fIi圧乾燥を経てメ
チルエチルケトン等の溶媒で洗浄して可溶分を除去し、
得られる不溶分をさらにクロロホルム等を用いて処理す
れば、極めてシンジオタクテイシテイ−の大きい高純度
のスチレン系重合体が入手できる。
上記の如き主としてシンジオタクチック構造を有するス
チレン系重合体は、例えば不活性炭化水素溶媒中または
溶媒の不存在下に、チタン化合物及び有機アルミニウム
化合物と縮合剤との接触生成物からなる触媒を存在させ
、スチレン系モノマー(上記スチレン系重合体に対する
モノマーであ′す、スチレンあるいはその誘導体)を重
合することにより製造することができる。
ここで、上記触媒として用いられるチタン化合物として
は様々なものがあるが、好ましくは一般式 %式% 〔式中、R1,RtおよびR3はそれぞれ水素原子。
炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコ
キシ基、炭素数6〜20のアリール基、アルキルアリー
ル基、アリールアルキル基、炭素数1〜20のアシルオ
キシ基、シクロペンタジェニル基、置換シクロペンタジ
ェニル基あるいはインデニル基を示し、XIはハロゲン
原子を示す。a。
b、  cはそれぞれO〜4の整数を示し、d、eはそ
れぞれ0〜3の整数を示す。〕 で表わされるチタン化合物およびチタンキレート化合物
よりなる群から選ばれた少なくとも一種の化合物である
。また、チタン化合物として上記−般式で表わされるも
ののほか、一般式 〔式中、R4,R5はそれぞれハロゲン原子2炭素数1
〜20のアルコキシ基、アシロキシ基を示し、kは2〜
20を示す。〕 で表わされる縮合チタン化合物を用いてもよい。
さらに、上記チタン化合物は、エステルやエーテルなど
と錯体を形成させたものを用いてもよい。
一方、上記チタン化合物とともに触媒の主成分を構成す
る有機アルミニウム化合物と縮合剤との接触生成物は、
各種の有機アルミニウム化合物と縮合剤とを接触して得
られるものである。ここで有機アルミニウムとしては各
種のものが使用可能であるが、通常は一般式 %式% 〔式中、R&は炭素数1〜8のアルキル基を示す。]で
表わされる有機アルミニウム化合物を挙げることができ
る。
この有機アルミニウム化合物を縮合させる縮合剤として
は、典型的には水が挙げられるが、このほかにアルキル
アルミニウム等の有機アルミニウム化合物が縮合反応す
る如何なるものを用いてもよい。この接触生成物の代表
例としては、トリアルキルアルミニウム化合物と水との
反応生成物をあげることができるが、具体的には (式中、nは重合度を示す、)で表わされる鎖状アルキ
ルアルミノキサンあるいは一般式%式% で表わされる繰り返し単位を有する環状アルキルアルミ
ノキサン等がある。
一般に、トリアルキルアルミニウム等の有機アルミニウ
ム化合物と水との接触生成物は、上述の鎖状アルキルア
ルミノキサンや環状アルキルアルミノキサンとともに、
未反応のトリアルキルアルミニウム、各種の縮合生成物
の混合物、さらにはこれらが複雑に会合した分子であり
、これらはトリアルキルアルミニウムと水との接触条件
によって様々な生成物となる。
この際の有機アルミニラl、化合物と水との反応は特に
限定はなく、公知の手法に準じて反応させればよい。例
えば、■有機アルミニウム化合物を有機溶剤に溶解し7
ておき、これを水と接触させる方法、■重合時に当初有
機アルミニウム化合物を加えておき、後に水を添加する
方法、さらには■金属塩等に含有されている結晶水、無
機物や有機物への吸着水を有機アルミニウム化合物と反
応させる等の方法がある。ここで上記の水にはアンモニ
ア、エチルアミン等のアミン、硫化水素等の硫黄化合物
、亜燐酸エステル等の燐化合物などが20%程度まで含
有されていてもよい。
なお、これを触媒として用いる際には、上記接触生成物
を単独で用いることは勿論、前記有機アルミニウム化合
物を混合した態様で、さらには他の有機金属化合物を混
合し、あるいは接触生成物を無機物等へ吸着または担持
した態様で用いることもできる。
上記チタン化合物及び有機アルミニウム化合物と縮合剤
との接触生成物の量は、重合するスチレン系モノマ−(
スチレンあるいはスチレン誘導体)の種類、触媒成分の
種類、その他の条件により適宜に設定されるものである
。またこの触媒には、他の触媒成分を加えることもでき
る。
本発明では、これらの触媒の添加は、少なくとも2回に
分けて行われる。まず1回目の触媒の添加は、反応器に
上記原料(スチレン系モノマー)を仕込む前あるいは仕
込むのとほぼ同時に行えばよい、この1回目に添加する
触媒の量は、原料の種類、触媒の種類0反応器及び攪拌
機の形式、操作温度その他重合に関する各種条件により
異なるが、第1図に示すように、反応開始30分後の転
化率が2〜50%の範囲となるように選定する。
この際、反応開始30分後の転化率が2%に満たない場
合は、反応時間が長くなり、生産効率が低下する。逆に
、この転化率が50%を超えるような場合には、反応速
度が早過ぎるため、前述の如く、巨大粒子が生成したり
、温度制御が困難になるなどの不都合を生じる。
次いで2回目の触媒の添加は、上記1回目の触媒の添加
により重合が進み、その転化率が10%以上となった後
ならば、いつでも行うことができる。しかし、この2回
目の触媒の添加は、特に15〜90%の範囲の時点で行
うことが望ましい。
この2回目あるいはそれ以降に追加すべき触媒のの種類
は、特に制限はないが、一般には第1回目に加えた触媒
と同種のものが望ましい、しかしながら、状況に応じて
第1回目の触媒と2回目あるいはそれ以降に追加する触
媒の種類を変えることも可能である。
本発明において、例えば塊状重合の場合、重合反応時の
反応器内の状態は、■重合温度下で、モノマー、オリゴ
マーおよびポリマーが液体状態であるか、あるいは一部
のポリマーがモノマー中で液体にならずスラリー状にな
っている状態、または他の溶剤を含んだ実質的に液体で
あるポリマーの低粘度状態での撹拌状態、■次に重合の
進行に伴い高粘度状態の剪断力を加えながらの撹拌状態
となり、■最終的には実質的に全てが固体多分散化し、
固体多分散体の撹拌状態となる三段階の撹拌状態が現れ
る。
反応器内の状態が上記■の高粘度状態では、攪拌力を最
も強く必要としている。したがって、この状態下で触媒
を追加すると、反応速度が急激に高まり、攪拌力を゛さ
らに必要とて、甚だしい場合には系内がゲル状態となり
、巨大粒子の生成や反応器、攪拌翼などへのポリマーの
付着を生じ、運転の継続が困難となる場合がある。
そのため、反応器内の状態が上記■の状態、即ち大部分
が固体多分散体であるような状態で触媒を追加添加し、
重合を進めることが望ましい。このような反応器内の状
態は、以上の如く系内の転化率が10%以上となった時
点で達成される。そのため、転化率が10%以上、好ま
しくは15〜90%となった後に触媒を添加すれば、上
記■の固体多分散体の攪拌状態を継続でき、少ない攪拌
動力で重合を完了させることができる。
この際の触媒の添加量は、重合を完了させるに充分な量
であればよいが、通常は、触媒を追加して30分後の転
化率の上昇が2%以上、好ましくは10%以上となる量
とすればよい。触媒の追加量が多い程、反応効率は上る
が、後処理工程や経済性などを考慮して適当な量に設定
すべきである。
上記重合時の反応温度は、重合体が融着する温度以下な
らば、特に限定されるものではなく、−般に150℃以
下の温度に設定する。
ここで、反応器の形状は特に限定されるものではないが
、本発明の方法では、回分式操作及び連続式操作の両方
において安定かつ有効に進行する。
回分操作に適した反応器としては、種型の反応器が好ま
しく、その場合、反応器に設けられる攪拌翼も混合攪拌
が充分に行えるものであれば、特に限定されるものでは
ない0例えば多段パドル型。
ヘリカルリボン型等各種のものを用いることができる。
連続操作に適した反応器としては、例えばセルフクリー
ニング性を有した押し出し流れ型反応器を用いることが
できる。
一方、重合反応における固相化の段階での巨大粒子の発
生を防止するためには、適当な剪断力を加えて攪拌を行
うことが望ましい。この際に加えるべき剪断力は、前述
の原料の種類や触媒の種類。
反応器及び攪拌機の形式、乾燥温度、1回目に添加する
触媒の量、すなわち反応速度等の条件により適宜設定さ
れるものであるが、この指標として所要動力(Pv (
k畔/!〕)を、消費動力(P (k御〕)と反応器に
仕込む原料(スチレンを基準として)の量(V (f)
 )との関係で表わしたとき、すなわち、Pv=P/V
とした時に、Pvを0.01≦Pv≦1.0の範囲とす
れば、充分な剪断力を得ることができる。この剪断力が
不足すると巨大粒子の発生を見ることがあり、剪断力を
過大に加えてもその効果は少ない。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例及び比較例によりさらに詳しく説
明する。
実施例1 容積10Il、槽径200mm槽に、翼径190m。
パ、ドル幅25閣、翼角度30度(軸線に対して)。
翼段数5段、最下部のパドルはアンカー型パドル。
軸線長さ330mm、各パドルがそれぞれ下端から29
01m、230mm、170m、108mmの位置にあ
るマルチパドルタイプの攪拌翼(第2図参照)を設置し
、底部に近い2つのパドルを除いたパドルの先端に長さ
60罵(最上部スクレーバ)、72m(二段目スクレー
バ)、85m(三段目スクレーバ)1幅13m、槽内壁
との距離を21111としたスクレーバをそれぞれ装着
した種型反応器を用い、これに原料としてスチレンを4
L触媒としてトリイソブチルアルミニウムを40ミリモ
ル、メチルアルミノキサンを40ミリモル、ペンタメチ
ルシクロペンタジェニルトリメトキシチタンを0.2ミ
リモル入れ、攪拌翼を毎分450回転で攪拌させながら
、温度を75°Cとして2時間反応させた。
この時点でのスチレンの転化率は30%であった。
この時点で、更にトリイソブチルアルミニウムを40ミ
リモル、メチルアルミノキサンを40ミリモル、ペンタ
メチルシクロペンタジェニルトリメトキシチタンを0.
2ミリモル添加し、更に3時間反応させたところ、スチ
レンの転化率は70%となった。得られたスチレン重合
体(ポリスチレン)は、平均粒径0.3閣の良好なパウ
ダーであった。また、このスチレン重合体の重量平均分
子量は62.3万であり、I$C−NMRにより測定さ
れたラセミペンタッドでのシンジオタフティ多ティーは
98%であった。
比較例1 実施例1において、1回目の触媒添加時に、トリイソブ
チルアルミニウムを80ミリモル、メチルアルミノキサ
ンを80ミリモル、ペンタメチルシクロペンタジェニル
トリメトキシチタンヲ0.4ミリモル添加した。即ち、
実施例1おいて2回に分割して添加した触媒量の全量を
反応器へのスチレンの仕込みと同時に添加した以外は、
実施例1と同じ条件で重合を開始したところ、反応30
分後に、反応器内全体がポリマーの固着物で覆われ、運
転の継続が不可能となった。この際のスチレンの転化率
は55%でありた。
実施例2 1回目に添加する触媒の量を、それぞれ実施例1で添加
した量の半分の量とし、2回目に添加する触媒の量を実
施例1と同じ量とした以外は、実施例1と同様に操作を
行った。
その結果、1回目の触媒を添加して重合反応を開始して
から2時間後の転化率が10%となった。
この時点で2回目の触媒の添加を行い、3時間反応を継
続した後の転化率は52%となった。得られたポリマー
は良好なパウダー状であった。またこのスチレン重合体
の重量平均分子量は69.1万であり、”C−NMRに
より測定されたラセミペンタッドでのシンジオタクテイ
シテイ−は97.5%であった。
〔発明の効果〕
如上の如く、本発明によれば、巨大粒子の発生防止及び
重合反応熱量の制御という反応速度を遅くすべき要因と
、生産性の向上という反応速度を早くすべき要因の両者
を満足させることができ、反応器の安全運転1反応熱の
制御を容易としながら生産性を向上させることができる
従って、本発明の方法は主としてシンジオタクチック構
造を有するスチレン系重合体の工業的な製造方法として
有効な利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は反応時間と転化率に対する触媒の添加量及び触
媒の追加時期を示す説明図、第2図は実施例及び比較例
で使用した反応器の断面図である。 1:製造装置、2:反応容器、3:攪拌翼。 4:パドル、5ニスクレーバー、6:上部スクレーバー
、7:アンカー型パドル 間扮)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スチレン系モノマーに触媒を添加して重合を行い
    、主としてシンジオタクチック構造を有するスチレン系
    重合体を製造するにあたり、反応開始30分後の転化率
    が2〜50%となる量の触媒を添加して重合を行い、次
    いで転化率が10%以上となった時点で触媒を追加して
    重合を継続することを特徴とするスチレン系重合体の製
    造方法。
JP1076496A 1989-03-30 1989-03-30 スチレン系重合体の製造方法 Pending JPH02255708A (ja)

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