JPH02255360A - プリンタの印字位置補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明１友　プラテンに用紙が傾いて供給された場合に
印字位置を補正するプリンタの印字位置補正装置に関す
るものである。

［従来の技術］ 従来のプリンタで（上　プラテンへの用紙のセット状態
について光反射型センサ等により用紙の有無だけを検出
し、用紙がセットされていないときには印字動作を停止
するものが知られている。このようなプリンタで１上　
用紙が傾いてセットさねその傾きが著しい場合に限り、
光反射型センサにて用紙が検出されず、印字が停止され
る。従って、用紙が僅かに傾いてセットされた場合に（
上　そのまま傾いて印字されてしまうことになる。この
ような問題に対処する手段として、光反射型センサの検
出信号等に基づいて用紙の傾き自体を検出し、その傾き
が所定の許容量以上であるときに、印字動作を停止させ
るものがある。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、この従来のプリンタで１上　用紙の傾きの大小
により印字の実行か否かを判断しているため、その許容
量の設定が難しいという問題がある。

即ち、許容量を小さくした場合に（＆　　僅かな用紙の
傾きでも印字動作が停止して操作性を損なうことになり
、逆に大きく設定した場合に１友　用紙の下端にいくに
従って一端側に片寄って印字され、美しい印刷が得られ
なＬＸ。

本発明（友　前記従来の技術の問題を解決することを課
題とし、操作性がよく、しかも僅かに傾いて給紙された
場合にもきれいに印字することができるプリンタの印字
位置補正装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するためになされた本発明（上第１図に
示すよう１：、印字用紙Ｍ１を装着するプラテンＭ２に
対向して設けられ、　該プラテンＭ２に沿って移動する
キャリッジＭ３と、このキャリッジ−３上に設けられた
印字ヘッドＭ４と、印字指令信号に基づいて印字用紙の
所定位置に印字を行うべくキャリッジＭ３及び印字ヘッ
ドＭ４を制御する印字制御手段Ｍ５とを備えたプリンタ
において、キャリッジ−３上のプラテンＭ２に対向した
位置に配置さ払　該用紙端位置を検出する用紙位置セン
サＭ６と、この用紙位置センサＭ６の検出信号に基づい
て用紙送り方向に対して用紙の所定範囲内の傾きがある
か否かを判定する判定手段Ｍ７と、この判定手段Ｍ７に
て所定範囲内の傾きがあると判定されたときに、印字制
御手段Ｍ５を介して印字開始位置を印字方向へ変更する
印字位置変更手段Ｍ８とを備えたことを特徴とする。

［作用］ 外部装置から印字制御手段Ｍａｌ二印字指令信号が入力
されると、この印字指令信号に基づいてキャリッジＭ３
及び印字ヘッドＭ４が制御され、　印字用紙Ｍ１の所定
印字開始位置から印字が行われる。また　キャリッジ−
３上には用紙位置センサＭ６が設けられており、該セン
サＭ６によりプラテン７側上の印字用紙Ｍ１の用紙端位
置が検出され、　検出信号が判定手段Ｍ７に送られる０
判定手段Ｍ　７１友　　検出信号に基づいて印字用紙に
用紙送り方向に対して所定範囲内の傾きがあるか否かを
判定する０判定手段Ｍ７にて、所定範囲内の傾きがある
と判定された場合に１よ　その結果が印字位置変更手段
Ｍ８に送ら札　ここから、印字制御手段Ｍ５で設定され
ていた印字開始位置を印字方向へ変更する指令が出力さ
れる。即ち、プラテンＭ２に供給された印字用紙が傾い
てセットされても、その状態に応じた量だけ印字開始位
置の補正が行わ札　よって、用紙全体にわたって片寄り
のない印字が行える。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面に従って説明する
。第２図は本実施例に係る用紙傾きに対する補正機能を
備えたプリンタの要部の斜、視図である。印字ヘッド２
を備えたキャリッジ１はガイド軸３に沿ってキャリッジ
駆動モータ４の駆動力によりローラ５及びベルト６を介
して移動可能になっている。この印字ヘッド２の前方に
１上　フレーム（図示省略）に回転可能に支持されたプ
ラテン７が設けられている。このプラテン７に対して用
紙８を供給及び排出するための機構として、第３図に示
すように用紙カセット９と、モータ（図示省略）により
回転駆動されて用紙カセット９内の用紙８をプラテン７
側へ送り出す給紙ローラ１０と、前記モータにより回転
駆動される紙送りローラ１１及びピンチロー５１２と、
プラテン７の上方に配置されたガイドローラ１３とが設
けられている。また、プリンタに（友　用紙８の状態や
キャリッジ１の移動位置等を検出するための各種のセン
サが設けられており、即ち、用紙カセット９に収納され
た用紙８の大きさを検出する用紙サイズセンサ１４と、
用紙８の有無を検出するための用紙先端センサ１５と、
キャリッジ１上に設けられた光反射型の用紙位置センサ
１６と、キャリッジ駆動モータ４に連動してキャリッジ
１の位置を検知しうるエンコーダ１８が設けられている
。これらのセンサの検出信号（よ　第４図に示す信号処
理回路２０にて処理される。信号処理回路２０（上層知
のＣＰＵ２１、ＲＯＭ２２、ＲＡＭ２３、入力インター
フェース２４及び出力インターフェース２５を含む電子
制御装置２６を中心に構成されている。出力側回路に（
Ａ　電子制御装置２１の指令により印字信号を所定時間
だけ遅らせる遅延回路２７、印字ヘッド駆動回路２８及
びキャリッジ駆動モータ４を駆動するモータ駆動回路２
９が設けられている。

次１：、本実施例により実行される一連の給紙動作及び
印字動作について第５図のフローチャートに基づいて説
明する。臥　以下の説明でステップはＳと略記する。

先ずＳｌにて、モータに駆動信号が送られて給紙ローラ
１０が回転することにより、用紙カセット９から用紙８
がプラテン７側へ送り出される。

続＜８２にて、用紙先端センサ１５からの検出信号に基
づいて用紙８の有無が判定さ瓢　用紙８の供給があった
と判断されたときには次の８３に進む、Ｓ３ではモータ
への駆動信号により紙送りローラ１１が回転駆動されて
、用紙８の印字開始行が印字ヘッド２に対向する位置に
達するまで用紙８が送られる。続＜Ｓ４で沫　キャリッ
ジ駆動モータ４に駆動信号が送られてキャリッジ１がス
キャンされる。このときの移動量（上　用紙８の両端を
超えた左端から右端までである。このような移動により
Ｓ５にてキャリッジ１上に載置された用紙位置センサ１
６の検出信号に基づいて用紙８の左右端位置が検出され
るとともＩＱ　　該左右端位置に対応するキャリッジ駆
動モータ４の駆動位置がエンコーダ１８の信号に基づい
てＲＡＭ２３に記憶される。この後、Ｓ６にてキャリッ
ジ駆動モータ４に駆動信号が送られてキャリッジ１が左
端のホームポジションに移動する。この状態にて外部コ
ンピュータからの印字指令信号が送られるまで待機する
。

次の８７で１上　外部コンピュータからの印字指令信号
を受けたときに　その印字指令信号が文字情報であるか
否かの判定が行わ瓢　文字情報である場合にはＳ８に進
み、受信した情報に従って順次行印字動作を行う、随　
この印字動作においてキャリッジ１は用紙８の左右端を
超える位置まで移動し、用紙位置センサ１６の検出信号
により用紙左右端位置が検出される。続＜８９にて用紙
位置センサ１６の検出信号に基づいて用紙８が初期の用
紙端位置に対して所定量以上のずれがあるか否か、つま
り用紙８がある程度傾いてセットされているか否かの判
定が行われる。この判定処理１上ＲＡＭ２３に記憶した
前回の処理の用紙端位置情報との差異に基づいて実行さ
れる。この８９にて、所定量以下のずれがないと判定さ
れた場合に１友ＳＩＯにて該当ページの印字が終了した
か否かについての判定が行わ瓢　ページ印字が終了され
るまで８７に戻って印字動作が繰り返される。続くＳｌ
ｌでは全印字が終了したか否かの判定が行わ札　全ペー
ジの印字が終了するまで８１に戻って新たな用紙８に対
して印字を行い、印字完了後に本処理を終了する。

一方、Ｓ９にて用紙８に所定量の傾きがあると判定さ瓢
　更にＳ１２にて、そのずれ量が所定量以上であると判
定された場合に１Ｌｓ１３にてランプの点滅等による警
告を発し、印字動作を停止する。また、用紙８のずれ量
が所定量以下であると判定された場合（Ｓ１２・ＹＥＳ
）、つまり傾きが所定範囲内にあると判定された場合に
Ｉｔ　　Ｓ１４にてそのずれ量に応じた印字タイミング
信号を調節して、行単位で文字情報の印字開始位置の補
正を行う、即ち、第８図に示すように、印字信号は１字
当り９パルスの信号が送られるが、このうち２パルスだ
け遅らせるごとくの印字動作を実行する。随　この処理
について１上　下記にて詳細に説明する。そして、Ｓ１
４の後の処理（ｓｌｏ、Ｓ］１）は前述と同様な繰り返
し処理を実行する。

一方、この繰り返し処理の８７にて、外部コンピュータ
から送られてきた印字指令信号が画像や絵等のイメージ
情報であると判断された場合に（上３１５へ進み、Ｓ１
４のような印字動作のタイミングを遅らせる補正等を実
行しないで、前回の行印字と同じ印字開始位置から通常
の印字を実行し、イメージの印字が終了したときＩ：、
Ｓ１０に移行する。

次］ミ　フローチャートに従って処理される印字開始位
置の補正の概略を第６図ないし第９図と共に説明する。

プラテン７上にＡ４サイズの用紙８が傾かないでセット
された場合（実線で示す）に対して、２点鎖線で示すよ
うに傾いてセットされたときに（友　用紙８の傾き角θ
と用紙終端におけるずれ量Ｘとの関係１．ｔ、Ｘ（θ）
＝　２９７Ｘ　ｔａｎθにて表され、　例えば傾き角θ
が１°であると、ずれ量Ｘは約６ｍｍとなる。従って、
このように傾いた状態で印字すると、用紙下端の左マー
ジンはきわめて小さくなり、傾いて印字されていること
が顕著に認識される（Ｓ１２・Ｎｏ）、　　従って、こ
の場合には印字を停止し、警告や排紙等を行う（Ｓ１３
）、Ｌ、かじ、傾き角θが０．５°程度であると、用紙
終端におけるずれ量Ｘは約３ｍｍであり、所定範囲のず
れ量であると判断され（Ｓ１２・ＹＥＳ）、印字を停止
することなく、以下に述べる印字開始位置をずらす処理
が行われ（Ｓ　１４）、これにより美しい印字が可能に
なるのである。即ち、第７図に示すように傾いてセット
された用紙８のＬ行及びＮ行にｒＡ　　ＢＪが各々印字
されたときに、Ｎ行の印字開始位置を八Ｑだけ右の方へ
変更して印字が実行される。印字開始位置を変更する手
法１社　第８図に示すように１文字が時間へＴで水平方
向に対して９ドツトにより構成されている場合において
、Ｌ行に対してＮ行では２ドツト分に相当する時間Δｔ
だけ印字タイミング信号を遅らせる。このように印字開
始位置を遅らせると、傾き角θＯ１５°で用紙８を約１
０ｃｍ紙送り方向へ送った場合にそのずれ量が約１ｍｍ
であり、この１ｍｍのずれを１０ｃｍの範囲でほぼ均一
に分散して印字開始位置が設定されることになる。これ
により、傾いて印字されていることが目立たず、行の先
頭文字の印字位置が自然に印字されたものとして認識さ
れる。随　タイミング信号の遅れ量の大小（表　反射型
センサの検知能力とエンコーダの分解能に応じて適宜設
定することができる。

また　第９図に示すように文字印字にイメージ印字が混
在しているときに１上　通常のイメージ印字処理を実行
しくＳ１５．５１６）、上述した印字開始位置の補正は
行わなし−これＥ　　印字されたイメージ印字中に不連
続箇所が形成され、　イメージ印字の品質がきわめて悪
くなるのを避けるためである。従って、イメージ印字が
含ま札　補正を要する場合に１友　イメージ印字の終了
をまりで補正を行うものとする。

随　前記実施例で（上　行印字を最小単位として印字開
始位置を補正しているが、供給された用紙８の傾き角θ
が小さくて、　１印字行程度の用紙送り量では顕著な位
置ずれを検出し得ない場合に１上数印字行毎に印字タイ
ミング信号の補正を行ってもよい。

また、前記実施例で１友　用紙８の傾きを検出する手法
として、　１印字行又は数印字行毎に用紙位置センサ１
６にて行っているが、第１０図に示すよう１：、印字開
始前に用紙８全体にわたっての傾きを検出する手法でも
よい、即ち、用紙サイズセンサ１４の検出信号に基づい
て用紙サイズの判断を行い（Ｓ２０）、該用紙サイズに
該当する所定量Δ×を予めＲＯＭ２２のデータに基づい
て設定する（５２１）、　　次に紙送りローラ１１の回
転駆動により給紙動作を行い（Ｓ　２２）、用紙８を印
字開始位置まで送る（Ｓ　２３）、　　次にキャリッジ
１をスキャンさせて用紙位置センサ１６にて用紙左右端
位置（ＰＬ、　　ＰＲ）を検出し、これをＲＡＭ２３に
記憶する（Ｓ　２４）、その後１：、当該用紙８の最終
の行印字位置に至るまで用紙８を送って（Ｓ２５）、そ
の位置にてキャリッジ１をスキャンさせて用紙位置セン
サ１６の検出信号により用紙左右端位置（ＰＩ、　　Ｐ
ｒ）を検出する（Ｓ　２６）。

続いて、印字開始位置が所定量Δχ内に入っているか否
かの判定を行い（Ｓ　２７）、所定量ΔＸ以上である場
合には排紙動作を行い（８２８）、Ｓ２２に戻って再度
給紙動作から繰り返す、一方、所定量△Ｘ以下である場
合に１友　紙送りローラ１１を逆転させて、用紙８を再
度の印字開始位置まで戻した後、印字動作を開始する。

このよ゛うな処理により用紙８の全体にわたっての傾き
が検出できることになる、Ｋ　　Ｓ３０以降の処理法　
第５図のＳ１４等と同様な処理である。この実施例によ
れ（戴　各行毎の傾きを検出しないので、印字処理時に
おける電子制御装置の演算処理を簡略化することができ
る。

尚、前記印字ヘッドとして（上　サーマルヘッド、ワイ
ヤドツト型ヘッド、インクジェットヘッド等が採用可能
である。

［発明の効果１ 以上説明したよう１：、本発明によれ（′ｉ、供給され
た印字用紙の傾きが所定範囲量内のとき１：、その状態
に応じた量だけ印字開始位置の補正を行うため、印字の
傾きが紙面全体にわたって分散されるので、印字結果の
傾きが顕著になることなく、美しい印字が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るプリンタの印字位置補正装置及び
その周辺の構成を示す構成医　第２図は本実施例に係る
プリンタの要部を示す斜視医　第３図は同実施例のプリ
ンタを概略的に示す側面ｌ第４図は同実施例の電子制御
装置等を示すブロック医　第５図は印字制御処理を示す
フローチャート、第６図は同実施例及び第７図は同実施
例の作用を示す説明医　第８図は同実施例の印字信号を
示す説明は　第９図は同実施例の作用を説明する説明医
　第１０図は他の実施例を示すフローチャートである。 Ｍ］・・・印字用紙　　Ｍ２・・・プラテン　　Ｍ３・
・・キャリッジ　　Ｍ４・・・印字ヘッド　　Ｍ５・・
・印字制御手段　　Ｍ６・・・用紙位置センサ　　Ｍ７
・・・判定手段　　Ｍ８・・・印字位置変更手段　　１
・・・キャリッジ　　２・・・印字ヘッド　　７・・・
プラテン８・・・用紙　　１６・・・用紙位置センサ　
　２６・・・電子制御装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 印字用紙を装着するプラテンに対向して設けられ、該プ
   ラテンに沿つて移動するキャリッジと、このキャリッジ
   上に設けられた印字ヘッドと、印字指令信号に基づいて
   印字用紙の所定位置に印字を行うべくキャリッジ及び印
   字ヘッドを制御する印字制御手段とを備えたプリンタに
   おいて、前記キャリッジ上のプラテンに対向した位置に
   配置され、該用紙端位置を検出する用紙位置センサと、 この用紙位置センサの検出信号に基づいて用紙送り方向
   に対して用紙の所定範囲内の傾きがあるか否かを判定す
   る判定手段と、 この判定手段にて所定範囲内の傾きがあると判定された
   ときに、前記印字制御手段を介して印字開始位置を印字
   方向へ変更する印字位置変更手段を備えたことを特徴と
   するプリンタの印字位置補正装置