JP2008044382A - 記録装置 - Google Patents

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泰康 奥田
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Abstract

【課題】 例えば、被記録材に縁無し印刷を行う場合における印刷時間の短縮による印刷の高速化、高品質化、さらには低コスト化を実現可能な記録装置、キャリッジ及び記録方法を提供すること。
【解決手段】 被記録材が給送される副走査方向に複数のドット形成要素が配列されたドット形成素子列を有する記録ヘッド部を備え、主走査方向に往復移動するキャリッジと、前記キャリッジの主走査を行う主走査駆動部と、前記ドット形成要素を駆動するヘッド駆動部と、被記録材の副走査を行う副走査駆動部と、これらの駆動を制御する駆動制御部と、を備え、該キャリッジは、主走査の際に被記録材の有無を認識可能な用紙検出器を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、被記録材に記録を行う記録装置に関し、さらに詳しくは、被記録材記録面の全面への余白のない記録を実行可能な記録装置に関する。
被記録材に記録を行う記録装置の1つに、プリンタがあり、該プリンタの1つにインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とする)がある(例えば、特許文献1)。該プリンタは、被記録材が給送される副走査方向に複数のドット形成要素が配列されたドット形成素子列を有する記録ヘッド部を備え、主走査方向に往復移動するキャリッジと、該キャリッジの主走査を行う主走査駆動部と、前記ドット形成要素を駆動するヘッド駆動部と、被記録材の副走査を行う副走査駆動部と、これらの駆動を制御する駆動制御部とを備えている。
このようなプリンタでは、前記記録ヘッド部から被記録材である用紙に向けてインクが吐出されて、印刷が行われるようになっている。そして、用紙の印刷面全面への余白のない印刷、いわゆる縁無し印刷を実行可能であり、該縁無し印刷を行う場合には、実際の用紙範囲より広い領域まで用紙が存在するとみなして印刷領域を設定し、印刷を実行するようになっている。すなわち、前記用紙範囲と前記印刷領域との差が、実際には用紙が存在しない領域、いわゆる「はみ出し印刷領域」となり、当該はみ出し印刷領域においてまでインク吐出(以下「外うち」と言う)を行っていた。
特開2001−301201号公報
そのため、キャリッジの1回あたりの主走査による移動距離が長くなり、主走査時間が増大して、印刷時間の増大、印刷スピードの低下を招いていた。また、はみ出し領域において吐出されるインクは、用紙に印刷を行うものではないため全くの無駄であり、印刷コストを上昇させていると共に、当該外うちされたインクはその一部がプリンタ機器内で浮遊して、用紙やプリンタ内部部材を汚染する原因となっていた。
また、用紙が何らかの理由で主走査方向に対して垂直でない角度、すなわち傾いた姿勢で給送された場合、その傾きが大きいときには該印刷領域から用紙がはみ出し、該はみ出した箇所では印刷が行われない事態を生じることがあった。
本発明の課題は、例えば、被記録材に縁無し印刷を行う場合における印刷時間の短縮による印刷の高速化、高品質化、さらには低コスト化を実現可能な記録装置、キャリッジ及び記録方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の記録装置の発明は、被記録材が給送される副走査方向に複数のドット形成要素が配列されたドット形成素子列を有する記録ヘッド部を備え、主走査方向に往復移動するキャリッジと、前記キャリッジの主走査を行う主走査駆動部と、前記ドット形成要素を駆動するヘッド駆動部と、被記録材の副走査を行う副走査駆動部と、これらの駆動を制御する駆動制御部と、を備え、該キャリッジは、主走査の際に被記録材の有無を認識可能な用紙検出器を備えていることを特徴とする。
従来、例えば、被記録材としての用紙の記録面全面への余白のない印刷、いわゆる縁無し印刷は、実際の用紙範囲より広い領域まで用紙が存在するものとみなして印刷領域を設定することで行っていたため、前記用紙範囲と前記印刷領域との差が、実際には用紙が存在しない領域、いわゆる「はみ出し印刷領域」となり、当該はみ出し印刷領域においてまでインクを吐出(外うち)させていた。
しかし、本発明の特徴によれば、該キャリッジは、被記録材の有無を認識可能な用紙検出器を備えているため、被記録材の有無を確認した上で、被記録材に記録を行うことができる。従って、例えば、被記録材としての用紙に縁無し印刷を実行する場合、用紙の有無を確認して用紙のサイズ幅である用紙の両側端部、すなわち印刷開始位置と印刷終了位置を認識して、用紙の在る領域、すなわち該印刷開始位置と該印刷終了位置とで挟まれた領域で確実に印刷を行い、用紙が無い領域、すなわち従来からのはみ出し印刷領域でのインク吐出、すなわち外うちを最小限に留めることが可能である。
また、用紙が何らかの理由で主走査方向に対して垂直でない角度、すなわち傾いた姿勢で給送された場合においても、該用紙検出器において、用紙の副走査方向への移動によって該キャリッジに対して随時変化する用紙側端部の位置を正確に認識し、これにより印刷すべき領域をその用紙の傾きに応じて制御(補正)して、該用紙に対しても正確に印刷することが可能である。
また、請求項2に記載の記録装置の発明は、請求項1において、被記録材へ記録を行う際に、前記用紙検出器は主走査に伴い該被記録材の両側端部を検出してその位置についてのデータを採取し、該データに基づいて次回以降の主走査時において記録が行われるように構成されていることを特徴とする。
この特徴によれば、請求項1において、被記録材へ記録を行う際に、前記用紙検出器は主走査に伴い該被記録材の両側端部を検出してその位置についてのデータを採取し、該データに基づいて次回以降の主走査時において記録が行われるように構成されているため、例えば、K回目の主走査を行いながら被記録材の両側端部の位置を検出してそのデータを採取し、該データをK回目の主走査時の記録に用いることなく、すなわち次回以降(K+1回目以降)の主走査時の記録の際に用いることにより、該データを処理するための時間を確保することが可能である。また、その回の主走査時に採取したデータを、その回の主走査時の記録に用いることが必要ではないため、前記用紙検出器の前記キャリッジ内での配置を自由に設計することが可能となる。
また、請求項3に記載の記録装置の発明は、請求項1または請求項2において、前記記録ヘッド部及び前記用紙検出器が被記録材の外側に位置する第1待機位置において、該用紙検出器は、前記記録ヘッド部近傍であって、前記記録ヘッド部の位置より該被記録材側に配設されていることを特徴とする。
この特徴によれば、前記記録ヘッド部及び前記用紙検出器が被記録材の外側に位置する第1待機位置において、該用紙検出器は、前記記録ヘッド部近傍であって、前記記録ヘッド部の位置より該被記録材側に配設されているため、例えば、被記録材に縁無し印刷を開始する際には、被記録材の無い領域(被記録材の外側)から主走査を開始し、被記録材の側端部上を、まず該用紙検出器が通過することによって被記録材側端部を正確に認識し、これにより印刷開始位置、すなわち印刷領域の一端を正確に認識することが可能である。そして、該印刷開始位置から印刷を開始することが可能である。すなわち、印刷開始位置側におけるはみ出し印刷領域を最小限に留めることが可能である。また、その回の主走査時に認識した該印刷開始位置は、その回の主走査時における印刷開始の際の位置とすることが可能であると共に、次回以降の主走査時における印刷開始の際の位置とすることも可能である。
なお、前記第1待機位置にある状態において、被記録材側端部、用紙検出器及び記録ヘッド部との位置関係は、被記録材側から観察したとき、被記録材側端部、用紙検出器、記録ヘッド部の順となるようになっているものである。
また、請求項4に記載の記録装置の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記キャリッジは、前記記録ヘッド部及び前記用紙検出器が被記録材の外側に位置する第1待機位置、及び該第1待機位置から主走査方向に往移動したときに前記記録ヘッド部及び前記用紙検出器が被記録材の外側に位置する第2待機位置まで移動するように構成されていることを特徴とする。
この特徴によれば、該第1待機位置から主走査方向に往移動したときに前記用紙検出器及び前記記録ヘッド部が被記録材の外側に位置する第2待機位置まで移動するため、被記録材の他方の側端部に接近したとき、該他方の側端部上を、まず該用紙検出器が通過することによって被記録材の他方の側端部を正確に認識し、これにより印刷終了位置、すなわち印刷領域の他端を正確に認識することが可能である。そして、該印刷終了位置で印刷を終了することが可能である。すなわち、印刷終了位置側のはみ出し印刷領域を最小限に留めることによって、用紙の両サイド側について、はみ出し印刷領域を最小限に抑えることができる。また、その回の主走査時に認識した該印刷終了位置は、その回の主走査時における印刷終了の際の位置とすることが可能であると共に、次回以降の主走査時における印刷終了の際の位置とすることも可能である。
なお、前記第2待機位置にある状態において、被記録材の他方の側端部、用紙検出器及び記録ヘッド部との位置関係は、被記録材側から観察したとき、被記録材の他方の側端部、記録ヘッド部、用紙検出器の順となるようになっているものである。
また、請求項5に記載の記録装置の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項において、前記駆動制御部は、被記録材の記録面全面に記録を行う際に、前記キャリッジを前記主走査駆動部によって主走査させつつ、前記用紙検出器にて被記録材の有無を認識し、この被記録材の有無に応じて前記ヘッド駆動部の駆動を制御して、はみ出し印刷領域が最小となるように制御することを特徴とする。
この特徴によれば、前記駆動制御部は、被記録材の記録面全面に記録を行う際に、前記キャリッジを前記主走査駆動部によって主走査させつつ、前記用紙検出器にて被記録材の有無を認識し、この被記録材の有無に応じて前記ヘッド駆動部の駆動を制御して、はみ出し印刷領域が最小となるように制御するため、被記録材の記録面全面への印刷、縁無し印刷を行っても、実際には被記録材が存在しない領域、はみ出し印刷領域が最小となり、当該はみ出し印刷領域で吐出されるインクの無駄が著しく減少し、印刷コストの低減、印刷時間の短縮を図ることができる。また、はみ出し印刷領域において吐出されるインクが最小限に抑えられるため、インクが浮遊して被記録材等を汚す事態を生じる虞がない。
また、請求項6に記載のキャリッジの発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されているものであることを特徴とする。この特徴によれば、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の作用効果と同様の効果を得ることができる。
また、請求項7に記載の記録方法の発明は、被記録材が給送される副走査方向に複数のドット形成要素が配列されたドット形成素子列を有する記録ヘッド部と、被記録材の有無を認識可能な用紙検出器を備え、主走査方向に往復移動して、前記記録ヘッド部及び前記用紙検出器が被記録材の外側に位置する第1待機位置及び第2待機位置まで移動可能なキャリッジと、前記キャリッジの主走査を行う主走査駆動部と、前記ドット形成要素を駆動するヘッド駆動部と、被記録材の副走査を行う副走査駆動部と、これらの駆動を制御する駆動制御部と、を備えて成る記録装置の記録方法であって、前記用紙検出器で主走査方向の被記録材の有無を認識して、この被記録材の有無に応じて前記駆動制御部で前記ヘッド駆動部の駆動を制御することにより、はみ出し印刷領域が最小となるように該被記録材の記録面全面に記録を行うことを特徴とする。
従来、被記録材としての用紙の記録面全面への印刷、縁無し印刷は、実際の用紙範囲より広い領域まで用紙が存在するものとみなして印刷領域を設定する方法で行っていたため、前記用紙範囲と前記印刷領域との差が、実際には用紙が存在しない領域が、はみ出し印刷領域となり、当該はみ出し印刷領域においてまでインクを吐出(外うち)させていた。
しかし、本発明の特徴によれば、該キャリッジは、被記録材の有無を認識可能な用紙検出器を備えているため、被記録材の有無を確認した上で、被記録材に記録を実行することができる。従って、被記録材としての用紙に縁無し印刷を実行する場合、用紙の有無を確認して用紙のサイズ幅である用紙の両側端部、すなわち印刷開始位置と印刷終了位置を認識して、用紙の在る領域、すなわち該印刷開始位置と該印刷終了位置とで挟まれた領域のみで印刷を行い、用紙が無い領域、すなわち従来からのはみ出し印刷領域での印刷を最小限に留めることが可能である。これにより、従来はみ出し印刷領域で外うちされていた無駄なインクを著しく減少させることができ、印刷コストを低減することが可能であるとともに、印刷時間の短縮を図ることができる。また、外うちされたインクが浮遊することにより、用紙や記録装置部材が汚される虞が無い。
また、用紙が何らかの理由で主走査方向に対して垂直でない角度、すなわち傾いた姿勢で給送された場合においても、該用紙検出器において、用紙の副走査方向への移動によって該キャリッジに対して随時変化する用紙側端部の位置を正確に認識し、これにより印刷すべき領域をその用紙の傾きに応じて制御(補正)して、該用紙に対しても正確に印刷することが可能である。
以下、図面に基づいて本実施の形態について、説明する。
ここで、図1は、本実施の形態におけるインクジェットプリンタの概略側面図である。図2、図3及び図4は、本実施形態における記録動作の説明に供する概略平面図であって、図2はキャリッジが第1待機位置に位置する状態を示し、図3はキャリッジが主走査している状態を示し、図4はキャリッジが第2待機位置に位置する状態を示す。また、図5は、本実施形態におけるキャリッジの下面図である。
本実施形態における記録装置としてのインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とする)50は、給紙装置31が備えられており、該給紙装置31に保持されている被記録材としての用紙Pが、記録部38へ向けて1枚ずつ給送されるようになっている。記録部38に給送された用紙Pは、副走査駆動部32で副走査方向である矢印22方向に搬送されるようになっている。そして、当該用紙Pに向けてインクが吐出されることにより印刷が行われるようになっている。
キャリッジ13は、副走査方向22に複数のドット形成要素18が配列されたドット形成素子列を有する記録ヘッド部11を備え、主走査駆動部33よって、主走査方向21に往復移動することができるようになっている。そして、前記記録ヘッド部11は、駆動制御部35によって該記録ヘッド部11を駆動させるヘッド駆動部34を制御することにより、印刷すべき印刷領域を設定することができるようになっている。なお、符号39は、記録部38において用紙Pを下から支えるプラテンを示す。
すなわち、プリンタ50は、用紙Pに対してインクを吐出する記録ヘッド部11を備えたキャリッジ13を主走査方向21に往復移動させる動作と、用紙Pを副走査駆動部32により副走査方向22に給送する動作を交互に繰り返して、用紙Pに対して記録を実行することができるようになっているものである。
そして、該プリンタ50は、用紙Pの記録面全面への印刷、いわゆる縁無し印刷を実行することが可能である。従来、用紙の縁無し印刷は、実際の用紙範囲より広い範囲まで用紙が存在するものとみなして印刷領域を設定することにより実行していたため、前記用紙範囲と前記印刷領域との差が、実際には用紙が存在しない領域、はみ出し印刷領域となり、当該はみ出し印刷領域までインクを吐出(外うち)させており、この外うちされたインクは無駄に消費されていた。そのため、当該はみ出し印刷領域が広い場合には、無駄になるインクの増加によって印刷コストの増加、外うちされたインクによる用紙もしくはプリンタ内部部材、例えば記録部38の汚染などの不具合を生じることがある。
本実施形態におけるプリンタ50は、キャリッジ13に用紙の有無を識別可能な用紙検出器12を備えており、用紙の有無、すなわち、用紙の側端部(P1及びP2)を検出することができる。以下、プリンタ50による、縁無し印刷における動作を図2から図4に沿って説明する。
まず、図2に示す如く、キャリッジ13が第1待機位置5に位置する状態において、用紙検出器12は、記録ヘッド部11の近傍であって、該記録ヘッド部11の位置より用紙P側に配設されている。すなわち、記録ヘッド部11、用紙検出器12及び用紙Pの位置関係は、用紙Pから観察したとき、用紙Pの側端部P1、用紙検出器12、記録ヘッド部11の順になっている。
そして、主走査を開始することにより、キャリッジ13が主走査方向である矢印21a方向に移動して、用紙側端部P1上を、まず用紙検出器12が通過する。この際、用紙検出器12によって用紙側端部P1の位置を正確に認識し、これにより記録ヘッド部11による印刷開始位置、すなわち印刷領域の一端を正確に認識する。さらに矢印21a方向に移動することにより、次に記録ヘッド部11が用紙側端部P1上を通過しつつ、該用紙検出器12で認識した印刷開始位置より、印刷を開始するものである。なお、その回(例えば、L回目)の主走査時に認識した該印刷開始位置は、上述したようにその回(L回目)の主走査時における印刷開始の際の位置とすることが可能であると共に、次回(L+1回目)以降の主走査時における印刷開始の際の位置とすることも可能である。
そして、図3に示す如く、矢印21a方向に移動し、その移動方向上にある用紙側端部P2上を、まず用紙検出器12が通過する。この際、用紙検出器12によって用紙側端部P2の位置を正確に認識し、これにより記録ヘッド部11による印刷終了位置、すなわち印刷領域の他端を正確に認識する。さらに矢印21a方向に移動することにより、次に記録ヘッド部11が用紙側端部P2上を通過しつつ、該用紙検出器12で認識した印刷終了位置で、印刷を終了して、第2待機位置6まで移動するものである。なお、その回(例えば、L回目)の主走査時に認識した該印刷終了位置は、上述したようにその回(L回目)の主走査時における印刷終了の際の位置とすることが可能であると共に、次回(L+1回目)以降の主走査時における印刷終了の際の位置とすることも可能である。
そして、用紙Pを副走査方向22に移動させて、上述した動作を行い、また用紙Pを副走査方向22に移動させるという動作を交互に繰り返すことにより、用紙Pに対して縁無し印刷を実行することができる。このように、用紙の有無、すなわち用紙側端部(P1及びP2)の位置を確認した上で、駆動制御部35でヘッド駆動部34の駆動を制御して印刷を行うことが可能であるため、従来からのはみ出し印刷領域での印刷を最小限に留めることが可能である。なお、この印刷方法は、用紙Pがなんらかの理由で、主走査方向に対して垂直でない角度、すなわち傾いた姿勢で給送された場合に、特に有効である。
従って、はみ出し印刷領域で吐出されるインクの無駄を著しく減少させることができ、印刷コストが低減すると共に、印刷時間を短縮することができる。また、はみ出し印刷領域において吐出されるインクが最小限に抑えられるため、インクが浮遊して用紙Pや記録部38等を汚す事態を生じる虞がない。
勿論、印刷方法はこれに限られるものではなく、例えば、キャリッジ13の主走査に伴い用紙側端部(P1及びP2)、すなわち印刷開始位置と印刷終了位置を認識し、これを次回以降の主走査による印刷時に使用することが可能である。より具体的には、例えばS回目の走査時に用紙側端部(例えば、P1の場合では印刷開始位置)を認識してその位置を確認し、S+1回目の走査時においてS回目の走査時に認識した印刷開始位置から印刷を実行するものである。又さらに、主走査毎に用紙側端部(P1及びP2)の位置を認識せずに、ある一定回の主走査移動毎に用紙側端部(P1及びP2)を検出する方法などがある。
以上説明したように、本発明による記録装置によれば、例えば、用紙の記録面全面への印刷、いわゆる縁無し印刷を実行する際に、用紙検出器で用紙側端部を検出して印刷を行うことによって、従来からのはみ出し印刷領域を最小限に留めることが可能である。また、これにより、はみ出し印刷領域におけるインク無駄が減少して、印刷コストの低減、印刷時間の短縮を図ることができるとともに、はみ出し印刷領域におけるインクが浮遊して用紙等を汚す事態が生じることを防止することが可能である。
本実施の形態におけるインクジェットプリンタの概略側面図である。 本実施形態における記録動作の説明に供する概略平面図であって、キャリッジが第1待機位置に位置する状態を示す。 本実施形態における記録動作の説明に供する概略平面図であって、キャリッジが主走査している状態を示す。 本実施形態における記録動作の説明に供する概略平面図であって、キャリッジが第2待機位置に位置する状態を示す。 本実施形態におけるキャリッジの下面図である。
符号の説明
5 第1待機位置、6 第2待機位置、11 記録ヘッド部、12 用紙検出器、
13 キャリッジ、18 ドット形成要素、21,21a,21b 主走査方向、
22 副走査方向、31 給紙装置、32 副走査駆動部、33 主走査駆動部、
34 ヘッド駆動部、35 駆動制御部、38 記録部、39 プラテン、
50 インクジェットプリンタ、P 用紙、P1,P2 用紙側端部

Claims (1)

  1. 被記録材が給送される副走査方向に複数のドット形成要素が配列されたドット形成素子列を有する記録ヘッド部を備え、主走査方向に往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジの主走査を行う主走査駆動部と、
    前記ドット形成要素を駆動するヘッド駆動部と、
    被記録材の副走査を行う副走査駆動部と、
    これらの駆動を制御する駆動制御部と、を備え、
    該キャリッジは、主走査の際に被記録材の有無を認識可能な用紙検出器を備えていることを特徴とする、記録装置。
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