JPH02255111A - 合成樹脂製ハンガー - Google Patents

合成樹脂製ハンガー

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JPH02255111A
JPH02255111A JP7936789A JP7936789A JPH02255111A JP H02255111 A JPH02255111 A JP H02255111A JP 7936789 A JP7936789 A JP 7936789A JP 7936789 A JP7936789 A JP 7936789A JP H02255111 A JPH02255111 A JP H02255111A
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JP
Japan
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synthetic resin
hanger
resin
paint
base material
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Application number
JP7936789A
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JPH0446564B2 (ja
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Yasuhiko Takagi
高木 保彦
Genichi Tanaka
元一 田中
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MIZUTANI PAINT KK
Sanwa Co Ltd
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MIZUTANI PAINT KK
Sanwa Co Ltd
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Publication of JPH0446564B2 publication Critical patent/JPH0446564B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成樹脂製の衣服用ハンガーに関する。
[従来の技術] 従来、衣服用ハンガーとしては、木製ハンガー及び合成
樹脂製ハンガーが多く使用されている。中でも、合成樹
脂製ハンガーは、大量生産でき、安価で軽い等の利点か
ら、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂
、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂等の合成樹脂で
成形されたものが広く使用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような合成樹脂製ハンガーは、使用
に際し以下のような欠点を有している。
■衣服をハンガーに吊り、搬送する時に、震動、衝撃、
すり合せ等で衣服の生地を傷め易い。
■衣服をハンガーに吊った場合、衣服がすべり易く、脱
落や型くずれを生じ易い。
■合成樹脂の安価なイメージが強く、店舗に陳列する場
合に高級感に乏しい。
このような欠点を解消するために、ハンガの一部分にす
べり止めテープを貼ること、ハンガーの形に合ったウレ
タンフオームの緩衝材を巻付けること、成形時に凹凸を
付けること等か、考案されている。
しかしながら、すべり止めテープを貼った場合、夏季に
高温になるとテープが剥離し易く、残った粘着剤が衣服
を汚す。また、ウレタンフオームを巻付けることは、大
量生産に向かないし、高級感も乏しい。また、成形時に
凹凸をつけると、すべり止めにはなっても、かえって傷
つき易い。このように、従来の方法は、いずれも充分な
問題解決には至っていなかった。従って、全ての欠点を
解消し得た合成樹脂製ハンガーは、未だ得られていない
本願発明の課題は、搬送する際に衣服の生地を傷めるこ
となく、衣服の脱落や型くずれを防止し得て、しかも高
級感を与える合成樹脂製のハンガーを提供する処にある
[課題を解決するための手段] 本願発明の合成樹脂製ハンガーは、合成樹脂で成形した
ハンガー基材の表面に、弾性を有する合成樹脂微粒子と
弾性を有する樹脂バインダーとが混在してなり微小な凹
凸を有する塗膜層を、形成したものである。
[作 用] 本発明の合成樹脂製ハンガーは、その表面が微小な凹凸
を有する塗膜層で形成されているので、衣服との摩擦係
数が大きい。
また、この塗膜層は、弾性を有する合成樹脂微粒子と弾
性を有する樹脂バインダーとが混在して形成されている
ので、塗膜層全体が弾性を有し、柔軟である。
従って、衣服の脱落を防止できるとともに、衣服が傷み
にくい。また、スェード調の風合が得られ、高級感があ
る。
[実施例] 図において、(1)はハンガー状に成形した合成樹脂製
ハンガー基材であり、このハンガー基材(1)の上に、
薄膜のプライマー層(2)を介して弾性を有する塗膜層
(3)が形成されている。
ハンガー基材(])を形成する合成樹脂は、熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂のいずれでもよいが、ABS樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、フェノール樹脂等が好ましいものとして挙げられる
このハンガー基材(1)の上に、直接、塗膜層(3)を
形成することも可能であるが、塗膜層(3)との密着性
を高めるとともに、塗膜層(3)を形成する上での作業
性を高めるためには、ハンガー基材(1)の上にまずプ
ライマー層(2)を設け、その上に塗膜層(3)を形成
することが好ましい。ブライマーとしては、例えば、ウ
レタン系ブライマーやアクリル系ブライマーを挙げるこ
とかできる。プライマー層(2)の厚さは5〜20μm
であることが好ましい。
塗膜層(3)は、弾性を有する微小な合成樹脂微粒子(
4)と弾性を有する樹脂バインダー(5)とからなる塗
料によって形成され、その表面に微小な凹凸がある。
合成樹脂微粒子(4)の材質は、弾性を有する合成樹脂
であればどのようなものでもよいが、ポリウレタン樹脂
、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂等が好ましいもの
として挙げられる。
合成樹脂微粒子(4)の形状及び大きさは特に限定され
ないが、塗膜形成能の上からは、球状で粒径が2〜15
0μmのものが好ましい。特に、塗膜層(3)にスェー
ドの風合を与えるには、真球状でしかも粒度分布の広い
微粒子を用いることが好ましい。
樹脂バインダー(5)は、弾性を有する合成樹脂であれ
ばどのようなものでもよいが、ポリウレタン樹脂、ポリ
アクリル樹脂等が好ましいものとして挙げられる。
塗膜層(3)における合成樹脂微粒子(4)の含量は、
塗膜層(3)の表面に微小な凹凸を形成させる上からは
、20〜60重量%であることが好ましい。
また、塗膜層(3)の平均膜厚は30〜100μmであ
ることが好ましい。
次に、より具体的な製造実施例及び比較例について述べ
る。
まず、プライマー層(2〉を形成するブライマーの製造
例及び塗膜層(3)を形成するスェード調塗料の製造例
を説明する。(以下、「部」は「重量部」である。) ブライマーAの製造 ウレタンワニス(大日本インキ化学工業■製、パーノッ
ク16−416)30部、メチルイソブチルケトン10
部、ルチル型酸化チタン20部、及びカーボンブラック
0.5部を3本ロールで混練りし、これを酢酸セロソル
ブ5部、キシレン15部、及び前記ウレタンワニス20
部で塗料調整して、−液室ウレタンブライマーを得た。
このプライマーは、通常のラッカーシンナーで希釈して
スプレー塗装が可能であり、ABS樹脂、ポリスチレン
樹脂、フェノール樹脂等への付着性が良好である。
プライマーBの製造 アクリルワニス(播磨化成工業■製、)\リアクoンP
P−114)30部、ルチル型酸化チタン20部、及び
カーボンブラック0.5部を三本ロールで混練りし、こ
れを前記アクリルワニス20部、キシレン20部、及び
酢酸セロソルブ10部で塗料調整して、−波型アクリル
プライマーを得た。このプライマーは、通常のアクリル
塗料用シンナーで希釈してスプレー塗装が可能であり、
ポリプロピレン樹脂への付着性が良好である。
スェード調塗料Aの製造 粒径が3〜70μm(平均粒径は30μm)の弾性を有
する真球状のウレタンカラービーズ(微粒子)30部、
低分岐ポリエステル樹脂(住人バイエル■製、デスモヘ
ン 670)20部、キシレン20部、酢酸セロソルブ
10部、酢酸ブチル20部、及びジブチルシラウリレー
ト0.05部をサンドミルで混練りし、スェード調塗料
Aを得た。この塗料100部に対してポリイソシアネー
ト(住人バイエル■製、スミジュールN−75)12部
を使用して、通常のウレタンシンナーで希釈してスプレ
ー塗装すれば、表面に微小の凹凸を有するスェード調の
塗膜が得られる。
スェード調塗料Bの製造 粒径が20〜100μm(平均粒径は50μm)の弾性
を有する不定形状のエチレン−酢酸ビニル共重合体のカ
ラービーズ(微粒子)30部を用いて、前述のスェード
調塗料Aと同様に塗料化して、スェード調塗料Bを得た
。この塗料からも、スェード調塗料Aと同様にして、表
面に微小の凹凸を有するスェード調の塗膜がpBられる
次に、以上のようにして得られたプライマー及びスェー
ド調塗料を用いて、合成樹脂製ノ1ンガーを製造した。
製造実施例1 ポリスチレン製成形ハンガー基材にプライマーAをエア
ースプレーで塗装した後、60℃で10分間強制乾燥し
た。これにスェード調塗料Aをエアースプレーで塗装し
た後、60℃で30分間強制乾燥してスェード調化粧仕
上げのノ\ンガーを得た。
製造実施例2 ABS樹脂製成形ハンガー基材を用いて、製造実施例1
と同様にしてスェード調化粧仕上げのハンガーを得た。
製造実施例3 ポリプロピレン製成形ハンガー基材にプライマーBをエ
アースプレーで塗装した後、80°Cで10分間強制乾
燥した。これにスェード調塗料Aを実施例1と同様にし
て塗装・乾燥し、スェード調化粧仕上げのハンガーを得
た。
製造実施例4 ポリプロピレン製成形ハンガー基材に製造実施例3と同
様にしてプライマーBを塗装・乾燥した。これにスェー
ド調塗料Bを実施例1と同様にして塗装・乾燥し、スェ
ード調化粧仕上げのハンガーを得た。
次に、比較例を示す。
比較例I ABS樹脂製成形ハンガー基材の両肩部分に、2×7側
のナイロン製マジックテープを粘着剤で貼り付けた。
比較例2 ポリプロピレン製成形ハンガー基材に、厚さ0.5印に
成形したウレタンフオームを巻き付けた。
製造実施例1〜4及び比較例1.2のノ\ンガーを実際
に使用した上での評価を次表に示す。
(以下余白) [発明の効果] 以上のように、本発明の合成樹脂製ハンガーは、従来の
合成樹脂製ハンガーの問題点であった衣服生地への傷付
き易さや衣服のすべり等が解消され、衣服を吊り易いハ
ンガーである。また、つや消し効果とともにスェード調
の風合が得られるので、看者に高級感を与える。
しかも、合成樹脂製品特有の、安価、大量生産可能、軽
量等の特徴は損なわれない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の一部欠切斜視図、第2図
は第1図の■−■線部分拡大断面図である。 符号の説明 1・・・合成樹脂製ハンガー基材 2・・・プライマー層 3・・・塗膜層 4・・・弾性を有する合成樹脂微粒子 5・・・弾性を有する樹脂バインダ 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、合成樹脂で成形したハンガー基材の表面に、弾性を
    有する合成樹脂微粒子と弾性を有する樹脂バインダーと
    が混在してなり微小な凹凸を有する塗膜層を、形成した
    合成樹脂製ハンガー。
JP7936789A 1989-03-29 1989-03-29 合成樹脂製ハンガー Granted JPH02255111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7936789A JPH02255111A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 合成樹脂製ハンガー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7936789A JPH02255111A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 合成樹脂製ハンガー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02255111A true JPH02255111A (ja) 1990-10-15
JPH0446564B2 JPH0446564B2 (ja) 1992-07-30

Family

ID=13687905

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7936789A Granted JPH02255111A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 合成樹脂製ハンガー

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JP (1) JPH02255111A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070700A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Needs:Kk 衣類用ハンガー

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JP2013070700A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Needs:Kk 衣類用ハンガー

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JPH0446564B2 (ja) 1992-07-30

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