JPH0225279Y2 - - Google Patents

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JPH0225279Y2
JPH0225279Y2 JP19328884U JP19328884U JPH0225279Y2 JP H0225279 Y2 JPH0225279 Y2 JP H0225279Y2 JP 19328884 U JP19328884 U JP 19328884U JP 19328884 U JP19328884 U JP 19328884U JP H0225279 Y2 JPH0225279 Y2 JP H0225279Y2
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electromagnetic wave
wave shielding
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shielding material
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は電磁波による障害から各種電子機器を
保護し、あるいは各種電子機器から発生する電磁
波の漏洩を防ぐ為の電磁波遮蔽材料に関する。最
近のエレクトロニクスの著しい発展に伴い、各種
の電磁波障害が顕在化し、身近なところではテレ
ビの画像障害、ラジオの雑音障害の増加、コンピ
ユーターを含むデータ処理装置や事務機等電子機
器の誤動作など、その危険性も重大なものとなつ
ている。本考案は特に電線、ケーブル等による電
磁波障害を防止する事を目的としている。
(ロ) 従来例とその問題点 従来の電磁波遮蔽材料としては、電子機器類の
ハウジングを中心として開発された、所謂、導電
性塗料、導電性樹脂、プラスチツクメタライジン
グおよび金属箔とプラスチツクフイルムとの積層
品等がある。このうち、電線、ケーブル等に容易
に利用できる電磁波遮蔽材料としては、金属箔積
層タイプのみで、他の材料の実用例はみないのが
現状である。即ち、現在利用されている電線、ケ
ーブル等の電磁波遮蔽材料は、金属箔単体又は金
属箔とプラスチツクフイルム(シート)との積層
体であり、いずれもテープ状にて、電線・ケーブ
ル等に巻き付け、その効果を得ている。しかしな
がら、これら従来の金属箔積層タイプでは、長期
間の使用および屋外での使用に於て、湿度および
水に対する耐性に欠け、使用金属箔の損傷要因と
なる。
(ハ) 問題点を解決するための手段 本考案は上記問題を解決すべく考案されたもの
であり、即ち、電磁波遮蔽材料に関する。詳しく
は、最外層に電気絶縁層1、その内層として順
次、電気導電層2、不織布3、吸水性樹脂層4の
少なくとも4層より構成される事を特徴とする電
磁波遮蔽材料である。本考案に於る電気絶縁層1
とは厚さ10〜200μmのポリオレフイン、ポリエ
ステル、ポリアミド等のプラスチツクフイルム又
はシートを意味し、電気導電層2とは厚さ10〜
100μmのアルミニウム、鉄、ニツケル、銅、銀
等の金属箔単体または、鉄箔の片面又は両面に
銀、金、銅、亜鉛、鉛、錫、ニツケル等のメツキ
を施して成る金属箔を意味する。また不織布3と
は坪量10〜100g/m2のポリエステル、ナイロン、
レーヨン、ビニロン、ポリオレフイン等の不織布
であり、更に、吸水性樹脂層4とは、スターチを
基材としたアクリル酸エステルグラフト重合系の
樹脂等を意味し、自重の数十倍から数百倍の水分
を吸収する能力を有するものである。なお、各層
間の接着方法としては、接着剤を用いても良く、
また熱溶融型接着性樹脂を介してもよい。
(ニ) 考案の効果 本考案は以上のようなものであり、電磁波遮蔽
効果を有すると共に遮水効果を有し、このため、
長期間屋外で使用してもその損傷がなく、電磁波
遮蔽効果を維持できる。
以下、実施例により本考案を説明する。
(実施例) (1) 厚さ12μmのポリエステルフイルムに
75line/inch、深さ135μの格子彫刻板を用い
て、固型分35%のエポキシ−ウレタン系接着剤
をグラビアコーテイングし、厚さ25μmの電鋳
法鉄箔をドライラミネートして積層品aを得
た。
(2) (1)で得られた積層品aの電鋳法鉄箔面
100line/inch、深さ60μのエツチング版を用い
て、同じく固型分35%のエポキシ―ウレタン系
接着剤をグラビアコーテイングし、坪量60g/
m2のポリエステル不織布をドライラミネートし
て積層品bを得た。
(3) (2)で得られた積層品bの不織布面に、スター
チを基体とするアクリル酸エステルグラフト重
合系吸水性樹脂より成る、固型分50%のエマル
ジヨンを75line/inch、深さ135μの格子彫刻版
を用いて、グラビアコーテイングし、遮水性を
有する電磁波遮蔽材料cを得た。
(4) (3)で得られた電磁波遮蔽材料cの電磁波遮蔽
効果をタケダ理研社製スペクトラムアナライザ
ーTR−4172、および同じくタケダ理研社製シ
ールドボツクスTR−17301にて測定したとこ
ろ、周波数10MHz〜1000MHzの電界モードにて
平均60dBのシールド効果を得た。
(5) (2)で得られた積層品bと、(3)で得られた遮水
性を有する電磁波遮蔽材料cとをそれぞれ、厚
さ2mmのABS板に接着して25℃、99%RHの環
境下に3ケ月間保存したところ、積層品bで
は、電鋳法鉄箔の表面にほんのわずかではある
が、湿気によるサビの発生が観察された。
一方、遮水性を有する電磁波遮蔽材料cでは
全く観察されなかつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は電磁波
遮蔽材料の断面図を示し、1は電気絶縁層、2は
電気導電層、3は不織布、4は吸水性樹脂層、
a,bは接着層をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気絶縁層を最外層とし、順次、電気導電層、
    不織布、および吸水性樹脂層の少くとも4層より
    構成される事を特徴とする電磁波遮蔽材料。
JP19328884U 1984-12-20 1984-12-20 Expired JPH0225279Y2 (ja)

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JPS61107531U JPS61107531U (ja) 1986-07-08
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