JPH0225261B2 - - Google Patents

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JPH0225261B2
JPH0225261B2 JP61036964A JP3696486A JPH0225261B2 JP H0225261 B2 JPH0225261 B2 JP H0225261B2 JP 61036964 A JP61036964 A JP 61036964A JP 3696486 A JP3696486 A JP 3696486A JP H0225261 B2 JPH0225261 B2 JP H0225261B2
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JP
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diffusion
region
gate
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film
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Koji Ootsu
Hidenobu Mochizuki
Takashi Shimada
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0225261B2 publication Critical patent/JPH0225261B2/ja
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
    • H01L21/82Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components
    • H01L21/822Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components the substrate being a semiconductor, using silicon technology
    • H01L21/8232Field-effect technology
    • H01L21/8234MIS technology, i.e. integration processes of field effect transistors of the conductor-insulator-semiconductor type
    • H01L21/8238Complementary field-effect transistors, e.g. CMOS

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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、相補型絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタ即ちNチヤンネル及びPチヤンネルの絶縁
ゲート型電界効果トランジスタを一体に有した所
謂相補性の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
製法に係わる。
相補性の絶縁ゲート型電界効果トランジスタに
よる集積回路においては、その集積度、歩留りの
向上及び低いコスト化のためにセルフアライメン
ト方式の応用と、ゲート電極として不純物含有の
多結晶シリコンを用いる所謂シリコンゲートの使
用、或はそれらの組合による製法等が研究されて
いる。
ところで、一般に相補性の絶縁ゲート型電界効
果トランジスタは第1図に示すような構成がとら
れている。即ち、例えばN形の半導体基体1の一
主面にP形の半導体島領域2を設け、この島領域
2内にN形のソース領域3及びドレイン領域4を
拡散形成し且つゲート絶縁層5を形成してNチヤ
ンネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
(MOS−FET1)を形成し、また基体1の表面に
P形のソース領域6及びドレイン領域7を拡散形
成し且つゲート絶縁層8を形成してPチヤンネル
絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOS−
FET2)を形成して構成される。S1,D1及びG1
夫々Nチヤンネル絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタのソース電極、ドレイン電極及びゲート電極
を示し、S2,D2及びG2は夫々Pチヤンネル絶縁
ゲート型電界効果トランジスタのソース電極、ド
レイン電極及びゲート電極を示し、9はSiO2
の如き表面安定化膜である。
かかるトランジスタでは、N形領域3,4、P
形領域6,7、ゲート絶縁層5,8及び電極パタ
ーン相互間の位置合せを高精度に行う必要があ
る。しかし従来の製法はN形領域3,4の拡散窓
あけ及びP形領域6,7の拡散窓あけを夫々個別
のフオトマスクを用いて行い、ゲート絶縁層5及
び8の窓あけを共通のフオトマスクを用いて行つ
ていたために、N形領域3,4とP形領域6,7
との間にマスク合せ作業上の合せ寸法誤差がどう
しても生じ、その結果次のゲート窓あけ工程でN
形領域3及び4とゲート絶縁層5間の重ね合せ寸
法W及びP形領域6及び7とゲート絶縁層8間の
重ね合せ寸法Wを共に良くすることが出来ない。
この重ね合せ寸法Wの誤差はゲートとソース又
はドレイン間の容量のバラツキとなり特性に影響
し、また誤差の著しい場合には正常なチヤンネル
形成ができない。そこで従来は、この誤差を少な
くするために各領域3,4,5,6とゲート窓あ
け部分の重ね合せ部分を十分大きくとるために集
積度が下つてしまう。
本発明は、上述の点に鑑み精度をよく且つ歩留
りよく製造できるようにした相補型絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの製法を提供するものであ
る。
第1導電形の第1の半導体領域に第2導電形の
第2の半導体領域を島状に形成した半導体基体を
用意し、上記半導体基体上に、上記第1導電形の
第1の半導体領域と上記第2導電形の第2の半導
体領域上の各ゲート部に対応する部分をゲート絶
縁膜、不純物含有の多結晶シリコン層、窒化シリ
コン膜及び酸化シリコン膜にて構成し、且つ上記
各ゲート部に対応する部分の両側に対をなす拡散
窓を有し、さらに上記1対の拡散窓に不純物含有
物質を有する拡散マスクを形成する工程と、上記
他対の拡散窓を通して上記半導体基体の上記一方
の半導体領域に1の導電形のソース領域及びドレ
イン領域を形成し、上記不純物含有物質を拡散源
として上記1対の拡散窓を通して上記半導体基体
の上記他方の半導体領域に他の導電形のソース領
域及びドレイン領域を形成する工程を有すること
を特徴とする相補型絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの製法である。
以下、本発明による相補型絶縁ゲート型電界効
果トランジスタの製法の実施例を第2図以下を用
いて詳述しよう。
本発明においては、先づ第2図Aに示すように
第1導電形例えばN形のシリコン半導体基体11
を用意し、この一主面にイオン注入法或は拡散に
よつて第2導電形即ちP形の半導体島領域12を
形成する。次いで基体11の表面全面に絶縁膜例
えばSiO2膜13を被着形成する。このSiO2膜1
3は爾後ゲート絶縁層として使用し得るもので例
えば厚さを1500Å程度となして熱酸化にて形成し
得る。
次に、このSiO2膜13を同一のフオトマスク
を用いてフオトエツチングし、P形島領域12及
び基体11の夫々においてソース及びドレインの
拡散窓14,15,16及び17を形成する(第
2図B)。
次に、各拡散窓14〜17を含むSiO2膜13
上の全面に不純物例えばボロンをドープして低抵
抗となされた多結晶シリコン層18を被着し、こ
のボロンドープの多結晶シリコン層18上に窒化
シリコン膜(Si3N4)19及び酸化シリコン膜
(SiO2)20を順次被着形成する(第2図C)。
これら多結晶シリコン層18、窒化シリコン膜1
9及び酸化シリコン膜20は例えば化学的気相成
長法(C、V、D法)にて同一炉内で連続的に形
成し得る。夫々膜又は層の厚さは、一例として多
結晶シリコン層18が1.0μ程度、窒化シリコン膜
19が1000Å程度、酸化シリコン膜20が500Å
程度とすることができる。
又、多結晶シリコン層18にドープするボロン
濃度は1020atoms/cm3以上とするを可とする。こ
の不純物濃度であれば多結晶シリコン層18はP
形不純物の拡散のときの不純物拡散源となり、且
つ極めて低抵抗となつて電極として十分用いるこ
とができる。尚、場合によつては図示せざるも多
結晶シリコン層18と窒化シリコン膜19間に酸
化シリコン膜(SiO2)を介在するようにしても
よい。
窒化シリコン膜19は爾後の不純物拡散工程に
おいてゲート部での多結晶シリコン層18の酸化
防止と、多結晶シリコン層18中への他の不純物
の侵入を防止する。又、酸化シリコン膜20は爾
後N形不純物例えばリンをプレデポジツト又はイ
オン注入したときに窒化シリコン膜19が侵され
るのを防止するものである。
次に、酸化シリコン膜20、窒化シリコン膜1
9及び多結晶シリコン層18に対してフオトエツ
チングし、Nチヤンネル側即ちP形島領域側のソ
ース及びドレインの拡散窓14及び15のみを選
択的に開孔する。この後、この拡散窓14及び1
5を通して例えばN形不純物であるリンをプレデ
ポジツトする。21′S及び21′Dはこのプレデ
ポジツトにより拡散窓14及び15を通してP形
島領域12に浅く拡散されたリンの拡散領域であ
り、また22′S及び22′Dはこのプレデポジツ
ト工程で同時にボロンドープの多結晶シリコン層
18を不純物拡散源として拡散窓16及び17を
通して基体11に浅く拡散されたボロンの拡散領
域である。かかるプレデポジツト工程では窒化シ
リコン膜19上に酸化シリコン膜20が存在して
いるために窒化シリコン膜19がリンによつて侵
されることがない(第2図D)。
次に酸化シリコン膜20及び窒化シリコン膜1
9を夫々Nチヤンネル及びPチヤンネルのゲート
部に対応する部分のみを残してエツチング除去
し、この状態において酸化性雰囲気中でシリコン
表面に酸化膜を生成しながら上記のリン及びボロ
ンの本拡散処理を行い、P形島領域12に所謂N
チヤンネルのソース領域21S及びドレイン領域
21Dを、基体11に所謂Pチヤンネルのソース
領域22S及びドレイン領域22Dを夫々同時形
成する。同時にこの酸化性雰囲気中での高温処理
でゲート部以外の酸化シリコン膜20及び窒化シ
リコン膜19の被着されていない多結晶シリコン
層18を選択酸化する。即ち、この場合ゲート部
の酸化シリコン膜20及び窒化シリコン膜19直
下の多結晶シリコン層18のみは酸化されずその
まま導電性層18N及び18Pとして残り、且つ
拡散マスクとして用いたゲート部でのSiO2膜1
3はそのままゲート絶縁層23及び24として用
いられる(第2図E)。
なお、第2図Dの工程において拡散窓14,1
5を通してリンをプレデポジツトしたが、これに
代えてイオン注入法にてリンを打込むようにして
もよい。
次いで、夫々の多結晶シリコン層18N,18
P上の酸化シリコン20及び窒化シリコン19、
各ソース及びドレイン領域上の酸化膜に対し電極
取出しのための窓あけを行い、然る後、之等の窓
孔を通して夫々N形のソース領域21S、ドレイ
ン領域21D及び多結晶シリコン層18N上に例
えばAl蒸着によるソース電極S1、ドレイン電極
D1及びゲート電極G1を形成し、またP形のソー
ス領域22S、ドレイン領域22D及び多結晶シ
リコン層18P上に夫々ソース電極S2、ドレイン
電極D2及びゲート電極G2を形成する。
この場合、各ゲート部における多結晶シリコン
層18N及び18Pはゲート電極の一部として用
いられる。斯くして、第2図Fに示す如くP形島
領域12にNチヤンネル絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタ(MOS−FET1)が形成され、これよ
り離れた基体11にPチヤンネル絶縁ゲート型電
界効果トランジスタ(MOS−FET2)が形成され
て成る目的とするシリコンゲートによる相補性の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタを得る。
斯る製法によれば、P形島領域12を有するN
形基体11上に予めゲート絶縁層となり得る所定
の厚さ(1500Å程度)のSiO2膜13を被着して
後、このSiO2膜13に対して同一のフオトマス
クで両トランジスタのソース及びドレインの拡散
窓あけ14〜17を行うと同時にSiO2膜13に
よるゲート絶縁層23,24を形成し、最終的に
ゲート部を形成した状態でゲート部をマスクとし
て上記拡散窓14〜17を通して拡散し夫々のソ
ース領域及びドレイン領域を形成するようにした
ので、Pチヤンネル及びNチヤンネルの夫々のソ
ース領域及びドレイン領域とゲート部との位置合
せが正確に行われる。
又、不純物ドープの多結晶シリコン層18がP
チヤンネルのソース及びドレインの不純物拡散源
として用いられると共に、Nチヤンネルのソース
領域21S及びドレイン領域21Dを形成する際
のN形不純物導入用マスクとして用いられ、また
ゲート部ではゲート電極の一部として用いられる
ので工程を簡略化し、且つゲート電極の配線抵抗
を小さくすることができる。又、ゲート部以外の
多結晶シリコン層18を選択酸化するので、工程
の簡略化と共にゲート部以外の所謂フイールド部
での閾値電圧Vthを上げることができる。
又、ゲート部の多結晶シリコン層18上に窒化
シリコン膜19及び酸化シリコン膜20が形成さ
れるので、多結晶シリコン層の選択酸化を確実に
行い、且つゲート部の多結晶シリコン層に対する
リン又はボロン等の不純物拡散が防止され所謂ゲ
ート部の多結晶シリコン層の抵抗値増加を防ぎ、
さらにゲート・ドレイン間浮遊容量Cdgを小さく
することが出来る。また最上層に酸化シリコン膜
20が設けられるので窒化シリコン膜に比べAl
配線の密着を良くすることができる。従つて、本
製法では相補性トランジスタを精度よく容易に製
造できるものである。
第3図は本発明の他の実施例である。之は先づ
第3図Aに示すように例えば不純物濃度が
1015atoms/cm3程度のN形のシリコン半導体基体
11の一主面上にP形の半導体島領域12を形成
する。このP形島領域12の形成は、イオン注入
法或は拡散法にて行うことができる。イオン注入
法による場合は、基体11上に例えば熱酸化によ
るSiO2膜(厚さ4500Å程度)の一部を選択除去
し、その窓孔を通して例えばBF2イオンを打込み
エネルギー100keV程度、ドーズ量1013atoms/
cm2程度で打込み次いで表面に化学的気相成長
(CVD)によるSiO2膜(厚さ1.0μ程度)25を被
着形成して後、高温処理(拡散)する。
次に、SiO2膜25に対してフオトエツチング
を行い、P形島領域12及び基体11上の夫々爾
後形成するソース、ドレイン及びゲートを含む領
域のSiO2膜25を選択除去して後、その除去さ
れた部分に新たに熱酸化によつて厚さ1500Å程度
のSiO2膜26を被着形成する。このSiO2膜26
は爾後ゲート絶縁層として用いられる(第3図
B)。
次に、SiO2膜25及び26を含む全面にCVD
法によつて例えばボロンをドープした多結晶シリ
コン層18と、窒化シリコン膜(Si3N4)19と
酸化シリコン膜20とを順次被着形成する。多結
晶シリコン層18の厚みは、1.0μ程度、窒化シリ
コン膜19の厚さは1000Å程度、酸化シリコン膜
20の厚さは500Å程度である。
又、多結晶シリコン層18のボロンの濃度は
1020atoms/cm3以上である(第3図C)。尚、場
合によつては多結晶シリコン層18と窒化シリコ
ン膜19との間にSiO2膜をさらに介在させても
よい。
次に、酸化シリコン膜20、窒化シリコン膜1
9及び多結晶シリコン層18に対しフオトエツチ
ングを行つて夫々Nチヤンネル及びPチヤンネル
のゲート部に対応する部分の領域27N及び27
Pを残して他部をエツチング除去する(第3図
D)。
次に、フオトマスクを用いることなくSiO2
25,26及び20の厚み差を利用してSiO2
に対してエツチング処理を施し、Nチヤンネル及
びPチヤンネルの各ソース及びドレインに対応す
る部分の薄いSiO2膜26を選択除去し、ここに
拡散窓14,15,16及び17を形成する(第
3図E)。
しかる後、各拡散窓14〜17を含む表面全面
にP形不純物の拡散源となる層、例えばボロンド
ープのSiO2層即ち所謂ボロンガラス層28を
CVD法にて被着形成する。ボロンガラス層28
の厚さは3000Å〜5000Å程度となし、又、ボロン
の濃度は1020atoms/cm3以上となすを可とする
(第3図F)。
次に、拡散窓14及び15を有する所謂Nチヤ
ンネル側のボロンガラス層28のみを選択的にエ
ツチング除去し、拡散窓14及び15を開孔して
後、この拡散窓14及び15に対してN形不純物
例えばリンをプレデポジツトし或はイオン注入法
にて打込み、酸化性雰囲気中で拡散処理してP形
島領域12にN形のソース領域21S及び21D
を形成する。このときリン拡散を同時に基体11
の裏面にも行い、基体11の裏面に高濃度領域2
9を形成する。又、この拡散時においては、同時
にボロンガラス層28を不純物拡散源として拡散
窓16及び17を通してボロンが基体11に拡散
され、P形のソース領域22S及びドレイン領域
22Dが形成される。そして、ボロンガラス層2
8を除去してフイールド部を含む基体上に新たな
酸化膜31を形成する(第3図G〜I)。
次に、各ゲート部のシリコン多結晶層18N,
18P上の酸化シリコン膜20及び窒化シリコン
膜19、各ソース及びドレイン領域上の酸化膜3
1に対し電極窓あけを行い、然る後、之等の窓孔
を通して夫々N形のソース領域21S、ドレイン
領域21D及び多結晶シリコン層18N上に例え
ばAl蒸着によるソース電極S1、ドレイン電極D1
及びゲート電極G1を形成し、またP形のソース
領域22S、ドレイン領域22D及び多結晶シリ
コン層18P上に夫々ソース電極S2、ドレイン電
極D2及びゲート電極G2を形成する。さらに基体
11の裏面の高濃度領域29上に裏面電極30を
形成する。斯くして第3図Jに示す如く目的とす
るシリコンゲートによる相補性の絶縁ゲート型電
界効果トランジスタを得る。
斯る第3図の製法によれば、予めゲート絶縁層
となる薄いSiO2膜26上の所定位置に不純物ド
ープの多結晶シリコン層18、窒化シリコン膜1
9及び酸化シリコン膜20を被着してゲート部を
形成し、これをマスクとしてSiO2膜26に対し
て拡散窓あけを行い、この拡散窓14〜17を通
してソース及びドレイン領域を拡散形成するの
で、第2図の場合と同様にソース領域及びドレイ
ン領域とゲート部間の位置合せが精度よく行なわ
れ、容易にシリコンゲートによる相補性のトラン
ジスタを製造できる。
又、第2図と同様に多結晶シリコン層18上に
窒化シリコン膜19及び酸化シリコン膜20が設
けられていることによつて、工程中において多結
晶シリコン中への不純物拡散を阻止し、ゲート部
における多結晶シリコン層18の抵抗値の増加を
防ぎ且つゲート・ドレイン間浮遊容量Cdgを小さ
く出来る。
さらに、ボロンガラス層28とリンのプレデポ
ジツトにより夫々Pチヤンネル及びNチヤンネル
のソース領域及びドレイン領域を形成するので両
領域を別々に制御できる。そして、ボロンガラス
層28が、Pチヤンネルのソース及びドレインの
不純物拡散源となると共に、Nチヤンネルのソー
ス及びドレインの不純物(リン)導入用マスクと
して作用するために、Pチヤンネル及びNチヤン
ネルのソース領域、ドレイン領域を形成する際の
工程を簡略化できる。
第4図は本発明の更に他の実施例である。之は
第2図Aの工程と同様に例えばN形のシリコン半
導体基体11の一主面にP形の半導体島領域12
を形成し、その一主面全面に爾後ゲート絶縁層と
して用いる1500Å程度の熱酸化によるSiO2膜1
3を被着形成して後、このSiO2膜13上に順次
CVD法によるボロンドープの多結晶シリコン層
18、窒化シリコン膜19及び酸化シリコン膜2
0を被着形成する。これら各酸化シリコン膜2
0、窒化シリコン膜19及び多結晶シリコン層1
8の厚みは第2図で述べたと同様の厚みに選ぶ。
(第4図A及びB) 次に、同一のフオトマスクを用いて各SiO2
13、多結晶シリコン層18、窒化シリコン膜1
9及び酸化シリコン膜20をフオトエツチング
し、P形島領域12及び基体11の夫々において
ソース及びドレインの拡散窓14,15,16及
び17を形成する(第4図C)。
次に、各拡散窓14〜17を含む全面にP形不
純物の拡散源となる層、例えばボロントープの
SiO2層即ち所謂ボロンガラス層28をCVD法に
て被着形成し、然る後このボロンガラス層28に
対しフオトエツチングを行い、Nチヤンネルのゲ
ート部とPチヤンネルのゲート部が拡散窓16,
17上のボロンガラス層28を残して他のボロン
ガラス層28を選択除去する。
このボロンガラス層28のフオトエツチングに
よつてNチヤンネル側の拡散窓14,15は再現
する。又、このときボロンガラス層28の除去さ
れた部分の酸化シリコン膜20及び窒化シリコン
膜19も除去する(第4図D及びE)。
次に、この拡散窓14及び15に対してN形不
純物例えばリンをプレデポジツトし、或はイオン
注入法にて打込み、酸化性雰囲気中で拡散処理し
てP形島領域12にN形のソース領域21S及び
ドレイン領域21Dを形成し、同時にボロンガラ
ス層28を不純物拡散源として拡散窓16及び1
7を通してボロンを拡散し、基体11にP形のソ
ース領域22S及びドレイン領域22Dを形成す
る。また、この酸化性雰囲気中での高温処理によ
り窒化シリコン膜19の被着されない部分の多結
晶シリコン層18が選択酸化され絶縁層に変わる
(第4図F)。
然る後、電極窓あけを行いN形のソース領域2
1S、ドレイン領域21D及びゲート部の多結晶
シリコン層18N上に夫々例えばAl蒸着による
ソース電極S1、ドレイン領域D1及びゲート電極
G1を形成し、またP形のソース領域22S、ド
レイン領域22D及びゲート部の多結晶シリコン
層18P上に夫々ソース電極S2、ドレイン領域
D2及びゲート電極G2を形成し、第4図Gに示す
目的とするシリコンゲートによる相補性の絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタを得る。
斯る第4図の製法に於ても、基体11上に順次
ゲート絶縁層となり得るSiO2膜13、不純物ド
ープの多結晶シリコン層18、窒化シリコン膜1
9及び酸化シリコン膜20を形成して後、之等積
層体に対して同一のフオトマスクを用いてPチヤ
ンネル及びNチヤンネルの拡散窓あけを行い、同
時にゲート部を形成し、このゲート部を拡散マス
クとしてその各拡散窓を通してPチヤンネル及び
Nチヤンネルの夫々のソース領域及びドレイン領
域を形成するようになすので、、第2図及び第3
図の場合と同様にPチヤンネル及びNチヤンネル
共にソース領域及びドレイン領域とゲート部間の
位置合せ精度が良く、且つ製造が容易で信頼性の
高い斯種相補性のトランジスタが得られる。
又、ボロンガラス層28とリンのプレデポジツ
ト又はイオン注入法とによりPチヤンネル及びN
チヤンネルのソース及びドレイン領域を形成する
ので夫々のチヤンネルのソース及びドレイン領域
の制御が可能となる。さらに、Pチヤンネルのソ
ース及びドレインの不純物拡散源となるボロンガ
ラス層28がNチヤンネルのソース及びドレイン
の不純物導入用のマスクとなるので、Pチヤンネ
ル及びNチヤンネルのソース領域、ドレイン領域
を形成する際の工程を簡略化することができる。
又、ゲート部に於て窒化シリコン膜19及び酸
化シリコン膜20が設けられるので、多結晶シリ
コン層の抵抗層の増加を防ぎゲート・ドレイン間
の浮遊容量Cdgを小さくすることができ、また、
多結晶シリコン層の選択酸化でフイールド部での
閾値電圧Vthを上げることができる。
尚、上述の各実施例において、ゲート部として
は通常の熱酸化によるゲート絶縁層を有する構造
の他、Si3N4及びSiO2等よりなる多層ゲート絶縁
層を有する構造でもよく、或は不揮発性メモリゲ
ート構造としても良い。
上述せる如く本発明によれば、相補性の絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタを精度よく且つ工程
を簡略化して製造できるものであり、例えばその
集積回路に適用した場合にはその集積度を向上
し、且つその歩留りの向上を図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の説明に供する相補性の絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタの一例を示す断面
図、第2図乃至第4図は夫々本発明による製法の
実施例を示す工程順の断面図である。 11は第1導電形の半導体基体、12は第2導
電形の半導体島領域、13はSiO2膜、14〜1
7は拡散窓、18は不純物含有の多結晶シリコン
層、19は窒化シリコン膜、20は酸化シリコン
膜、21S及び21Dは第1導電形のソース領域
及びドレイン領域、22S及び22Dは第2導電
形のソース領域及びドレイン領域である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1導電形の第1の半導体領域に第2導電形
    の第2の半導体領域を島状に形成した半導体基体
    を用意し、 上記半導体基体上に、上記第1導電形の第1の
    半導体領域と上記第2導電形の第2の半導体領域
    上の各ゲート部に対応する部分をゲート絶縁膜、
    不純物含有の多結晶シリコン層、窒化シリコン膜
    及び酸化シリコン膜にて構成し、且つ上記各ゲー
    ト部に対応する部分の両側に対をなす拡散窓を有
    し、さらに上記1対の拡散窓に不純物含有物質を
    有する拡散マスクを形成する工程と、 上記他対の拡散窓を通して上記半導体基体の上
    記一方の半導体領域に1の導電形のソース領域及
    びドレイン領域を形成し、上記不純物含有物質を
    拡散源として上記1対の拡散窓を通して上記半導
    体基体の上記他方の半導体領域に他の導電形のソ
    ース領域及びドレイン領域を形成する工程を有す
    ることを特徴とする相補型絶縁ゲート型電界効果
    トランジスタの製法。
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