JPH02252306A - Fm復調装置 - Google Patents

Fm復調装置

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JPH02252306A
JPH02252306A JP7452489A JP7452489A JPH02252306A JP H02252306 A JPH02252306 A JP H02252306A JP 7452489 A JP7452489 A JP 7452489A JP 7452489 A JP7452489 A JP 7452489A JP H02252306 A JPH02252306 A JP H02252306A
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JP
Japan
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output
zero
zero cross
circuit
integrator
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JP7452489A
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English (en)
Inventor
Juichi Hitomi
寿一 人見
Kazuyuki Oishi
大石 一幸
Kazuo Konishi
和夫 小西
Hideyuki Naka
秀之 中
Mitsuo Yamazaki
山崎 充夫
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えばビデオテープレコーダを利用した高
品位(Hi−Fi)音声記録再生システムに用いられる
F Mff131装置に関する。
(従来の技術) FMff1g装置として、アナログFM信号の復調処理
をデジタル回路で行うものが開発されている。
第20図には、パルスカウント方式FM復調器を示して
いる。入力端子1に入力したアナログFM信号は、リミ
ッタ2で波形整形され、零クロス検出回路3に供給され
る。零クロス検出回路3から出力された検出出力は、加
算器4a、ラッチ回路4bで構成される積分器4に入力
され、単位時間(量子化周期)積分される。積分器4の
出力は、ラッチ回路5に供給され、単位時間保持される
。ラッチ回路5の出力は、減算器6において、オフセッ
ト値が減算され、復調出力として導出される。
第21図は上記FM復−器のタイミングチャートを示し
ている。CKI、CK2はラッチ回路4bと5のラッチ
パルスを示し、CLはラッチ回路4bのクリアパルスを
示している。このクリアパルスの周期は単位時間周期(
量子化周期)である。この復調器は、単位時間当りでの
零クロス数が、FM周波数に比例することを利用してい
る。
入力したアナログFM信号が、搬送波(無信号)である
と、ラッチ回路5の出力は、オフセット値と同じであり
、復調出力は零となる。このように、出力端子7には、
FM信号の周波数変換の割合いに応じた出力(つまりF
M復調出力)を得ることになる。
上記のFMul調器によると、回路規模を小さく実現で
きるが、S/Nの高い精度のよいFM復調器を得ようと
すると、積分器4におけるクロックCKIの周波数を非
常に高くしなければならない。
たとえば、Hi−Fi  VTRにおいては、高品質の
音声信号を満足しようとした場合、クロックCKIは1
00 MHz以上が必要であり、具体性に乏しい。
第22図も従来のデジタルFM復調器を示している。
入力端子11に供給されるアナログFM信号は、高速ク
ロックCKでラッチされ、そのラッチ出力は零クロス検
出回路13に入力される。零クロス検出回路13では、
先のラッチ出力の立上がり。
立下がり(即ちFM信号の零クロス点に対応)を検出し
、検出出力をカウンタ14に供給する・。ここでカウン
タ14は、単位時間周期で零クロス検出出力を計数し、
その出力を低域フィルタ15に与えている。この復調器
の場合も零クロス数は、FM周波数に比例することを利
用しており、カウンタ14の出力を低域フィルタ15に
通すことによりFMui調出力を得ている。
」二足の復調装置は、回路規模を小さく実現できるが、
復調信号のS/N及び歪みが、ラッチ回路のクロック周
波数及びその後段のクロックにより影響を受ける。特に
、VH8方式のHi−FiVTRに組込むと、クロック
周波数と入力FM信号がある特定の周波数(位相関係)
になると、歪みが大きくなる。
例えば、ラッチ回路12におけるクロック周波数f C
K −10,7MIIzとしたとき、FM信号周波数f
 −f CK/8 (−1,33MH2)にあると、復
調レベル付近でビートのような現9が生じ、復調出力に
歪みが現れる。第23図は、このような場合の復調出力
を示している。VH8方式のHi−FiVTRでは、L
(左)チャンネルのFM信号が、(1,3MHz±15
0Kflz)の範囲で使用さレルたメニ、実際の使用範
囲で上記ビートが生じる。歪みを生じるFM信号とクロ
ック周波数の関係は、上記の例以外の関係でも生じ、単
にクロック周波数の選定のみでは限界がある。
(発明が解決しようとする課題) 上記lまたように、第20図の復調器は、S/Nの良い
出力を得ようとすると、クロック周波数を非常に高くシ
なければならず、具体性に乏しい。
また、第22図の復調器は、クロック周波数により復調
出力に歪みを生じるという間海がある。
そこでこの発明は、比較的周波数の低いクロック(lO
MHz程度)でも、精度が高く、S/Nのよい復調出力
を得るFM復調装置を提供することを目的とする。
さらにこの発明は、一定の高速クロックを用いても2人
力FM信号の周波数と該高速クロックの周波数の関係で
歪みが生じるのを低減し、  S/Nを向上できるFM
復調装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、アナログFM信号の零クロス点を検出し、
検出した零クロス点の数を単位時間積分またはカウント
し、単位時間当りの零クロス数がFM周波数に比例して
いることを利用し、前記積分またはカウント出力からオ
フセット値を差引きFM復調出力を得るFM復調装置に
おいて、前記零クロス点の検出出力を積分またはカウン
トするにあたって、サンプル系列を、順次時間軸方向へ
ずらして積分またはカウントし1時間軸方向の移動平均
を得、その出力を単位時間周期で積分またはカウントす
るようにしている。
さらにこの発明は、アナログFM信号を高速クロックで
ラッチ手段によりラッチして出力し、この出力の立上が
り、立下がりに対応するFM信号の零クロス点を零クロ
ス検出手段により検出し、この検出した零クロス点の数
を単位時間積分またはカウントし、単位時間当りの雰ク
ロス数がFM周波数に比例していることを利用し、前記
積分またはカウント出力からオフセット値を差引きFM
復調出力を得るFMm調装置において、前記アナログF
M信号を高速クロックでラッチして出力し、この出力の
立上がり、立下がりに対応するFM信号の零クロス点を
検出するにあたり、少なくたも前記ラッチ手段のラッチ
移相を制御して、前記零クロス検出の検出分解能を上げ
る手段を備えている。
(作 用) 上記の第1の手段により、零クロス点の検出出力の所定
時間当りのサンプル系列が、順次時間軸方向へずらして
積分またはカウントされ、移動平均による積分またはカ
ウント出力を得るので、零クロス点の検出出力のサンプ
ル点のS/Nが向」二(つまりyi調比出力精度向上)
を得ることになる。
さらに上記の第2の手段により、ラッチ手段のラッチ移
相が制御され、零クロス検出の検出分解能を上げること
ができるので、零クロス点の検出出力のS/Nが向上(
つまり復調出力の歪み低減)を得ることになる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例である。入力端子21には
アナログFM信号が入力され、リミッタ22により波形
整形される。リミッタ22の出力は、零クロス検出回路
23に入力され、その零クロス点が検出される。零クロ
ス検出出力は、複数の積分器24 (1)〜24 (n
)に供給される。各積分器24 (1)〜24 (n)
は、同じ構成であり、積分器24 (1)に示すように
加算器24aとラッチ回路24bを有する。
各積分器24 (1)〜24 (n)は、同じクロック
CKIで駆動されるが、クリアパルスのタイミングがそ
れぞれ1クロック分ずれいる。各クリアパルスCL1〜
CLnの周期は、一定であり、n個の積分器のサンプル
出力が連続してサイクル的に出力されるように設定され
ている。
各積分器24 (1)〜24 (n)の出力は、セレク
タ25に供給される。このセレクタ25は、積分器24
 (1)〜24 (n)の出力を順次、クロック周期で
選択して出力し、ラッチ回路26に供給する。
ラッチ回路26の出力は、減算器27においてオフセッ
ト値が差引かれ、加算器28aとラッチ回路28bから
なる最終積分器28に供給される。
この積分器28は、減算器27の出力を単位時間周期(
量子化周期)で積分し、その積分出力をラッチ回路29
に供給する。これによりラッチ回路29からはFM復調
出力が得られ出力端子30に導かれる。
第2図は、上記実施例の動作を表わすタイミングチャー
トである。
積分器24 (1) 〜24 (n)は、クロックCK
Iで動作し、クリアパルスCLI〜CLnでクリアされ
る。クリアパルスCLI〜CLnは、クロック周期分位
相がずれているので、各積分器の積分範囲もクロック周
期分ずれている。そして、セレクタ25からは、順次多
積分器24 (1)〜24(n)の出力がサイクル的に
出力されることになる。
この結果、サンプル系列を、順次時間軸方向へずらして
積分することになる。従9て、零クロス検出点のサンプ
ル系列に対して移動平均を得ていることになる。このこ
とは、零クロス点のサンプル精度(S/N)を向上した
ことである。
減算器27、積分器28及びラッチ回路29の部分は、
零クロス数が、FM周波数に比例することを利用して、
単位時間周期(量子化周期)で積分を行い、無信号(搬
送波)が入力したときは零出力、変調波が入力したとき
はそれに応じたFM復調出力を取出す部分である。
上記の実施例によると、クロックCKIの周波数が低く
ても(約10MH2)、零クロス点のサンプルS/Nを
低下させることはなく、時間軸上での精度を従来に比べ
て数百倍(量子化周期50Ktlz、クロック周波数1
0MHzとすると200倍)にすることができる。前記
時間軸上の精度を上げることにより、復調出力のS/N
が向上される。通常時間軸上の精度をn倍上げると、ノ
イズレベルが1/Z1−倍になる。即ち200倍にした
場合、1/しHf−0.07倍となり、S/Nとしては
約23dB改善される。
第3図はこの発明の他の実施例である。
上記の実施例は、多くの積分器を用いたが、この実施例
は積分器の数を低減している。第1図と同一部分には同
じ符号を付している。零クロス検出回路23の出力は、
第1と第2の積分器31(1)と31 (2)に供給さ
れる。第1と第2の積分器31 (1)と31 (2)
は、所定時間周期の2倍の周期でクリアパルスCL1と
Cl3によりクリアされる(第4図参照)。さらに零ク
ロス検出回路23の出力は、遅延回路33を介して第3
の積分器31 (3)に供給される。第3の積分器31
 (3)は、前記所定時間周期でクリアバルウCL3に
よりクリアされる。また各積分器31 (1)〜31(
3)は同じクロックCKIで駆動される。ここで、セレ
クタ34は、積分器31 (1)と31 (2)の出力
を交互に選択して出力するが、その選択は、第4図に示
すように、所定周期毎に切替わる。
セレクタ34の出力と第3の積分器31 (3)の出力
とは、減算器351::、供給されて減算処理される。
そして、減算器35の出力は、ラッチ回路36を介して
減算器27に入力され、オフセット値を差引かれる。こ
の結果得られた出力は、ラッチ回路27 (2)を介し
て最終積分器28に入力される。この後の処理は先の実
施例と同じである。
第5図は、上記積分器31 (1)〜31 (3)の各
出力と、各クリアパルスCLI〜CL3、更ニセレクタ
34の選択状態をタイミングチャートで示している。今
、所定時間が(256x t CK)、tCKはクロッ
ク周期であるものとして説明する。
積分器31 (1)〜31 (3)は、クリアパルスが
供給された時点から積分を始める。積分器31(1)は
、0〜511までを計数し、積分器も0〜511までを
計数する。但し両者の位相は異なる。
また積分器31 (3)には遅延回路33を通った零ク
ロス検出出力が入力する。この例では、遅延回路33の
遅延量は(256X tCに)である。このため、積分
器31 (3)は、積分器31 (1)が256のとき
、0を積分しはじめ、0〜255まで積分する。また、
255積分した時点でクリアパルスCL3が、アクティ
ブ(この例ではローレベル)になるために、次の瞬間に
0を積分しはじめ、0〜255まで積分すると言う動作
を繰返す。
一方、セレクタ34は、セレクト信号SELが、ハイレ
ベルのとき積分器3〕、(1)の値を導出し、ローレベ
ルのとき積分器31 (2)の値を導出する。
セレクト信号SELがハイレベルになった瞬間、セレク
タ34の出力は、積分器31 (1)の値(0〜255
mdeの積分値)を出力している。そのとき積分i 3
1 (3)の出力は、クリアパルスCL3がアクティブ
状態であるために0である。よりて減算器35の出力は
、先の積分器31 (1)の積分出力、つまり0〜25
5の積分値を出力する。1クロック分時間が経過すると
、セレクタ34の出力は、積分器31 (1)の積分出
力0〜256までの積分出力を得ることになる。このと
き、積分器31 (3)の出力は、0番目の値を積分し
た値であり、減算器35の出力は、0〜・256がら0
を減算した値、すなわち1〜256の積分値を出力する
同様に、次の時間では2〜257までの積分値というよ
うに、順番をずらしながら一定の個数(この例では25
6個)を積分した値が連続的に出力される。以下、減算
器35の出力は、オフセット値を減算され、オフセット
の無い値にされ、最終積分器28で所望の周波数(量子
化周波数)に変換されFM復調出力となる。
上記の実施例も、先の実施例と同様に零クロス点の移動
平均を取ることになり検出精度を向上17S/Nを低減
できる。
第6図は、この発明の更に他の実施例である。
この実施例は、零クロス点のサンプル処理が、クロック
の周波数により影響されないように、ラッチ回路におけ
るクロックを制御するようにしている。
即ち、入力端子41には、アナログFM信号が供給され
ラッチ回路42 (1)及び42 (2)に導入される
。ラッチ回路42(1)及び42 (2)は高速クロッ
クにより駆動されるが、互いに反転位相関係にある高速
クロックCKで駆動される。ラッチ回路42 (1)及
び42 (2)の出力は、それぞれ零クロス検出回路4
3(1) 、43(2)に供給される。
零クロス検出回路43(1) 、43(2)は、ラッチ
回路43(1) 、43(2)の出力の立上がり、立下
がり(FM信号の零クロス点に相当する位置)を検出(
計数)する。そして、零クロス検出回路43 (1)と
43 (2)の出力とは、加算器44にて加算されて零
クロスカウンタ46に入力される。
零クロスカウンタ46の出力は低域フィルタ47を通し
てFM復調出力となり、出方端子48に導出される。
第8図は、第6図に示した各部(a)〜(h)の信号を
示している。ラッチ回路43 (1)と43(2)の高
速クロックは180”位相が異なり、零クロス検出回路
43 (1)と43 (2)のクロックは同じ位相のた
めに、ラッチ出力(e)、(a)と零クロス検出出力(
e)、(g)は、第8図に示すようなタイミングで同期
化される。
通常、クロックが1位相の場合は、(e)のようになり
、1ビツトの検出出力となるが、上記のように異なる2
位相のクロックを用いた場合は、加算器44の出力(h
)l)<2ピツ) (0,1,2)となり、】クロック
期間で2となる場合ど、2クロック期間で1と1が連続
する場合がある。
このことは、あるクロックと次のクロックの間に零クロ
ック点があるとしても、その点を境にした区間の前半に
あるか後半にあるかを識別していることである。つまり
。クロックを2倍にすることなく時間軸の分解能を2倍
に向上していることである。零クロスカウンタ46は、
これらの検出情報を一定期間(量子化期間)周期で加算
し、低域フィルタに供給する。この実施例は、クロック
の2位相を用いて、1位相のものに比べてビット数が増
加するが、復調出力の歪みは第7図に示すように低減さ
れた(第7図と第23図の波形参照)。
この発明は上記の実施例に限らず、クロック位相は、更
に0@、906180@、270mのように4位相を利
用するように構成してもよい。
この場合の時間軸方向の零りロス点分解能はもとの4倍
となり、歪み改善項かは更に大きい。
上記のように、この実施例は、FM信号のサンプルクロ
ックの位相を多位相とすることにより、周波数をか低く
ても歪みを低減し、精度の良い復調出力を得ることがで
きる。
第9図は、更にこの発明の他の実施例である。
先の実施例は、クロック位相を多位相とするために、複
数系統の零クロス検出部を設けたが、クロック自体を第
9図の実施例のように変調してもよい。
入力端子51のアナログFM信号は、クロックの立上が
り毎に入力を取込むラッチ回路52に供給される。ラッ
チ回路52のラッチ出力は、零クロス検出回路53に入
力される。零クロス検出回路55は、ラッチ出力の立上
がり及び立下がりの情報を検出して出力する。この検出
出力は、先の実施例と同様にカウンタ54に入力され、
単位時間周期(量子化周期)でカウントされ、低域フィ
ルタ55に入力される。これにより出力端子56からは
FM復調出力を得ることができる。
ここで、ラッチ回路52を駆動するクロックCKは、セ
レクタ57及びディザ回路58により変調を受けている
。このためにFM周波数とクロック周波数とが従来のよ
うにビートを生じるような関係になったとき、変調のた
めにその様な問題が生じにくい。
第10図は、上記零クロスカウンタ53の具体的な回路
例であり、第11図はその動作を示すタイミングチャー
トである。この回路は、ラッチ回路53からのラッチ出
力が供給されるラッチ回路531と、イクスクルーシブ
オア回路532により構成される。ラッチ回路531は
、クロックCKにより駆動される。イクスクルーシブオ
アロ路532は、ラッチ回路531の出力と入力との排
他的論理和を取り、入力の立下がり及び立上がりを検出
し、零クロス点検出出力として導出する。
第12図はデイサ回路58の例であり、例えばクロック
CKを分周するn分周回路581により構成されている
第13図は、デイサ回路58により制御されるセレクタ
57の出力と、デイサ回路58の出力を示している。セ
レクタ57は、デイサ回路58の出力がハイレベルのと
きは正相のクロックを出力し、ローレベルのときは逆相
のクロックを出力する。この出力が、先のラッチ回路5
2を駆動している。よって、クロック周波数とFM信号
の周波数とが特定の関係で、通常ならば零クロス点のサ
ンプルが得られず出力にビートを生じるような関係とな
っても、クロック位相が変調されるのでこのような問題
を回避できる。なお、上記実施例では、デイサ回路は一
定周期で、180@位相の異なる2つのクロックを用い
たが、これに限らず例えば0690° 180° 27
0@位相の異なる4つのクロックを用いて、これを切換
えるようにしても良く、位相変調を施す場合にアナログ
的に変調しても良い。
上記したようにこの実施例は、FM復調を行うための情
報である零クロス点検出精度を改善するのに、ラッチ回
路52におけるクロックの周波数を高くすることなく、
変:A(多位相)とすることにより実現している。これ
により、復調出力の歪みを低減できる。
第14図は、従来の復調器における零クロスカウンタ出
力波形と、低域フィルタ出力波形を示している。また第
15図は、上記実施例における零クロスカウンタ出力波
形と、低域フィルタ出力波形を示している。この出力波
形の比較からもわかるように、この実施例による装置の
ほうが歪みを改善していることがわかる。
第16図は、更にこの発明の他の実施例であり、第17
図はこの回路の各部の信号波形である。入力FM信号は
、加算器61の一方に供給され、この加算器61の他方
にはディザ回路62からの出力が供給されいる。これに
より、加算器61からは、FM信号がディザ回路62の
出力により変調された形で出力され、これが零クロス検
出回路63に入力される。零クロス検出回路63、零ク
ロスカウンタ64及び低域フィルタ65は、先の実施例
と同じ動作を得る。これにより出力端子66からはFM
復調出力が得られる。
ディザ回路62からの出力によりFM信号を変調せずに
、FM信号を直接零クロス検出回路63に入力した場合
、FM信号の零クロス点と、取込みクロックとの立上が
りエツジが重なり場合、零クロス点を検出できなかった
り、できたりするという不規則な状態が生じる。これで
は、零クロス情報が不安定となり、復調出力に影響、つ
まりビートが生じる。そこで、この実施例では、FM信
号を例えば正弦波により変調して、零クロス点を時間軸
方向へずらすようにし、取込みクロックとFM周波数と
が特定の関係になつたときのビートを低減できるように
するものである。
第18図は、従来の復調器における零クロスカウンタ出
力波形と、低域フィルタ出力波形を示している。また第
19図は、上記実施例における零クロスカウンタ出力波
形と、低域フィルタ出力波形を示している。この出力波
形の比較からもゎがるように、この実施例による装置の
ほうが歪みを改善していることがわかる。
「発明の効果〕 以上説明したよう(ここの発明は、クロック周波数を増
大することなく、零クロス検出の分解能を向」二し、ま
たクロック周波数とFM周波数との関係でビートが発生
するのを抑圧することができ、良好なFM復調出力を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路図、第2図は第
1図の回路の動作を説明するために示したタイミングチ
ャート、第3図はこの発明の他の実施例を示す回路図、
第4図および第5図は第3図の回路の動作を説明するた
めに示したタイミングチャート、第6図はこの発明の更
に他の実施例を示す回路図、第7図は第6図の回路の出
力信号波形例を示す図、第8図は第6図の回路の各部信
号波形を示す図、第9図は更にまた他の実施例を示す回
路図、第10図は零クロス検出回路の構成例を示す図、
第11図は零クロス検出回路の動作を説明するために示
したタイミングチャート、第12図はディザ回路の例を
示す図、第13図は第9図の回路の動作を説明するため
に示したタイミングチャート、第14図と第15図は従
来のデジタルFM復調装置と本発明のFMui調装置で
得られる出力波形を比較j2て示す説明図、第16図は
更に他の実施例を示す回路図、第17図は第16図の回
路の各部信号波形図、第18図と第19図も従来のデジ
タルFM復調装置と本発明のFM復調装置で得られる出
力波形を比較して示す説明図、第20図は従来のパルス
カウント方式FM復調器の回路図、第21図は第20図
の回路の動作を説明するために示したタイミングチャー
ト、第22図は従来のデジタルFM復調器を示す回路図
、第23図は従来のFM復調器の出方波形を示す図であ
る。 22・・・リミッタ、23.43(1) 、43(2)
、46.53・・・零クロス検出回路、24 (1)〜
24(n)、28.31 (1)〜3 ]、 (3)・
・・積分器、25.34.57・・・セレクタ、26.
29.42 (1)、42(2)、52・・・ラッチ回
路、27.35・・・減算器、33・・・遅延回路、4
4.61・・・加′J!1.器、46.56・・・カウ
ンタ、47.55・・・低域フィルタ、58.62・・
・ディザ回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (b) (e) (f) 第8図 第14図 第17図 第18図 イ 閃

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アナログFM信号の零クロス点を検出し、検出し
    た零クロス点の数を単位時間積分またはカウントし、単
    位時間当りの零クロス数がFM周波数に比例しているこ
    とを利用してFM復調出力を得るFM復調装置において
    、 前記零クロス点の検出出力を積分またはカウントするに
    あたって、上記検出出力のサンプル系列を、順次時間軸
    方向へずらして積分またはカウントし、その時間軸上の
    移動平均を得、この出力を上記単位時間周期で積分また
    はカウントする手段を設けたことを特徴とするFM復調
    装置。
  2. (2)上記移動平均を得る手段は、 零クロス点の検出出力が供給され、それぞれ積分期間が
    シフトされている複数の積分器と、この複数の積分器の
    積分出力を順次選択するセレクタとで構成されることを
    特徴とする請求項第1項記載のFM復調装置。
  3. (3)上記移動平均を得る手段は、 前記零クロス点の検出出力が供給され、所定時間周期の
    2倍の周期で積分する第1の積分器と、この第1の積分
    器の積分周期に対して180°移相した周期で前記零ク
    ロス点の検出出力を積分する第2の積分器と、前記第1
    と第2の積分器の出力を前記所定時間周期で交互に選択
    して導出するセレクタと、前記零クロス点の検出出力が
    供給される遅延回路と、この遅延回路の出力を前記所定
    時間周期で積分する第3の積分器と、前記セレクタ出力
    から前記第3の積分器出力を減算する減算器とを備えた
    ことを特徴とする請求項第1項記載のFM復調装置。
  4. (4)アナログFM信号を高速クロックでラッチ手段に
    よりラッチして出力し、この出力の立上がり、立下がり
    に対応するFM信号の零クロス点を零クロス検出手段に
    より検出し、この検出した零クロス点の数を単位時間積
    分またはカウントし、単位時間当りの零クロス数がFM
    周波数に比例していることを利用してFM復調出力を得
    るFM復調装置において、 前記アナログFM信号を高速クロックでラッチして出力
    し、この出力の立上がり、立下がりに対応するFM信号
    の零クロス点を検出するにあたり、少なくとも前記ラッ
    チ手段のラッチ移相を制御して、前記零クロス検出の検
    出分解能を上げる手段を具備したことを特徴とするFM
    復調装置。
  5. (5)前記分解能を上げる手段は、入力FM信号が共通
    に供給される複数のラッチ回路と、この複数のラッチ回
    路に異なる位相のクロックを供給する手段と、前記複数
    のラッチ回路の出力の零クロス点をそれぞれ検出して、
    各検出出力を加算する手段とを備えたことを特徴とする
    請求項第4項記載のFM復調装置。
  6. (6)前記分解能を上げる手段は、入力FM信号が供給
    されるラッチ回路と、このラッチ回路に供給されるクロ
    ックを変調するディザ回路とを備えたことを特徴とする
    請求項第4項記載のFM復調装置。
  7. (7)前記分解能を上げる手段は、入力FM信号をディ
    ザ回路の出力で変調して、その変調出力を零クロス検出
    回路に供給する手段を備えたことを特徴とする請求項第
    4項記載のFM復調装置。
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