JPS6310636B2

JPS6310636B2 -

Info

Publication number: JPS6310636B2
Application number: JP58045346A
Authority: JP
Inventors: Uiinandasu Herarudasu Haenen Henrikasu; Fuan Riiuen Antonii
Original assignee: Koninklijke Philips Electronics NV
Current assignee: Koninklijke Philips NV
Priority date: 1982-03-23
Filing date: 1983-03-19
Publication date: 1988-03-08
Also published as: DD210512A5; HK75986A; JPS58171189A; EP0089728B1; NL8201188A; DE3361892D1; US4577217A; ATE17625T1; EP0089728A1

Description

【発明の詳細な説明】発明の分野本発明は、２つの線順次色差信号を含む信号
を、第１色差信号が零の場合は第１無変調周波数
を有し、第２色差信号が零の場合は第２無変調周
波数を有するような周波数変調信号に変換するた
めの周波数変調可能な発振器と、該第１無変調周
波数を第１基準信号発生器の周波数にほぼ等しく
し、該第２無変調周波数を第２基準信号発生器の
周波数にほぼ等しくするための制御ループとを含
み、該制御ループ内にパルス発生器により作動さ
せるようにしたマルチプレクサを配置して、前記
発振器よりの周波数変調信号ならびに第１および
第２基準信号が所定シーケンスで周波数復調器に
供給されるよう形成するほか、該周波数復調器
に、前記発振器の第１制御情報を生成するための
第１制御通路と、前記発振器の第２制御情報を生
成するための第２制御通路を接続し、これらの第
１制御通路と、第２制御通路とはそれぞれ第１お
よび第２蓄積手段を有しており、これら各蓄積手
段は所定の測定時間間隔中に動作する如くし、こ
の間前記マルチプレクサより供給される信号がそ
れぞれ前記基準信号と無変調周波数とを交互に有
する如くし、かつこれら両周波数の差に関連した
制御情報を導出し、前記測定時間間隔の１方はラ
イン走査期間中に位置し、その他方はライン消去
期間中に位置する如くしたSECAM方式カラーテ
レビジヨン伝送用エンコーダに関するものであ
る。

従来技術この種エンコーダに関しては、英国特許第
1509958号（日本対応特許なし）に記載されてお
り公知である。この既知のエンコーダにおいて
は、制御ループの作動により、変調色差信号が零
の時間間隔の間、周波数変調信号の周波数が関連
の基準信号発生器の周波数に等しくなるようにし
ている。また、これは線順次式に行われるように
する。すなわち、ある１ラインに対しては、信号
は赤色の基準値f_OR＝4.40625MHzをとり、後続す
る次の１ラインに対しては、信号は青色の基準値
f_OB＝4.250MHzをとることになる。周波数変調信
号は水平帰線消去期間の間は基準周波数を有して
いなければならず、したがつて、この信号はこの
帰線消去期間内の短い周期の間に復調され、かく
して得られる情報は後続する水平走査期間の間
に、基準信号の復調後に得られる情報と比較され
る。したがつて、このようにして得られる誤り情
報には所要の制御情報が含まれることになる。こ
れがため、制御ループには２つの別々の制御通
路、すなわち、赤色用の制御通路と青色用の制御
通路を設ける。

上記の既知の回路においては、周波数復調器
は、マルチプレクサを介して所定シーケンスでそ
の入力信号を受信する。すなわち、ある水平走査
期間の間は、発振器により生成される周波数f_Rを
有する周波数変調信号が搬送され、次のライン走
査期間の間には、周波数f_ORを有する信号が搬送
され、さらに、次の水平走査期間の間は周波数変
調信号f_Bが搬送され、後続する水平走査期間の間
には周波数f_OBを有する信号が搬送され、その後
は、このシーケンスが繰返される。したがつて、
２ラインのシーケンス内では測定すべき信号が相
互に短い時間周期後に連続することになる。

このシーケンスは以下のような欠点を有する。
すなわち、エンコーダ回路内においては、特に青
色ラインよりの情報を赤色ラインの情報に切換
え、反対に、赤色ラインよりの情報を青色ライン
の情報に切換えるため、複数の場所で、ライン周
波数の1/の方形波スイツチング信号が作動してお
り、この切換えは、通常、水平帰線消去期間、す
なわち、カラー信号が生成されない時間に行われ
る。このことは、従来技術によるエンコーダの場
合、周波数f_Rおよびf_Bを測定する前のきわめて短
い時間、すなわち、数マイクロ秒の間に切換えが
起こることを意味するが、切換えに際してきわめ
て急速な周波数変化が起こることにより、復調器
に対して大幅かつ急激な位相変化をもたらし、こ
の急激な変化が測定時において被測定レベルに影
響を与えることになり、発振器に供給される制御
情報に誤りを誘発する。

ここで、ライン周波数の1/2の方形波スイング
信号縁部が周波数を測定する時間より充分前の時
間に起こるようにした場合は、上述のような周波
数の測定に伴う妨害を防止しうること明らかであ
る。しかし、スイツチング信号はエンコーダ回路
内の他の場所でも作動させる必要があるので、そ
の縁部の位置を異なる場所に位置させなければな
らず、これは、無変調周波数の制御に必要なスイ
ツチング信号を、回路内の他の場所で使用される
同一信号に対し遅延させる必要があることを意味
し、これには多数の遅延素子を必要とする。

発明の目的本発明の目的は回路の大部分を集積回路状に形
成した上述形式のエンコーダを提供しようとする
ものである。このような構成に対しては、上記の
ような遅延機能は、集積回路の端子数が制限され
るという事実のため、所要遅延素子に伴う関連端
子の点できわめて不利である。

発明の構成および効果本発明エンコーダの場合はこのような遅延を必
要としない。

本発明は特許請求の範囲に記載の如くの構成に
より、前記パルス発生器により形成され、マルチ
プレクサより供給される信号のシーケンスと測定
時間の位置とを決定するためのスイツチング信号
を所定の時間周期で発生させることにより１ライ
ン走査期間にほぼ等しいかこれより大なる時間間
隔が、無変調周波数測定時間間隔と基準周波数測
定時間間隔との間に位置するようにしたことを特
徴とする。

かくすれば、時間的に充分離れた測定時間間の
間隔が得られるので、測定時間間隔（インターバ
ル）の間に起こる赤色ラインから青色ラインある
いは青色ラインから赤色ラインへの転移のために
生成される制御情報に対して影響を及ぼすことは
ない。

また、本発明エンコーダの実施例の場合は、あ
る１ライン周期の少なくとも一部を、該第１制御
通路の第２サンプル・ホールド回路が作動する時
間間隔と該第２制御通路の第１サンプル・ホール
ド回路が作動する時間間隔の間に位置させるよう
にしたことを特徴とする。

さらに、該マルチプレクサをして、その入力信
号を次のシーケンス、すなわち、第１基準信号を
有する２ライン周期、変調信号が零のとき第１無
変調周波数となる周波数変調信号を有する１ライ
ン周期、第２基準信号を有する２ライン周期、変
調信号が零のとき第２無変調周波数となる周波数
変調信号を有する１ライン周期、等々で導出させ
るようにしたことを特徴とする。

実施例以下図面により本発明を説明する。

第１図において、符号数字１は赤色用色差信号
D_R′を供給する加算器段を示し、符号数字２は青
色用色差信号D_B′を供給する加算器段を示す。ま
た、前記加算器段１および２には、上記信号のほ
か、後述するような方法で生成される直流電圧を
供給する。加算器段１および２よりの信号はリミ
ツタ３により振幅制限し、かくして得られた信号
をライン周波数の1/2のスイツチング信号Ａで作
動するようにした切換スイツチ４に供給する。第
２図ａの時間の函数としてプロツトしてある信号
Ａはパルス発生器５により生成するようにする。
前記パルス発生器５は第１図示回路内の他のスイ
ツチング信号をも生成する。また、パルス発生器
５には、ライン周波数f_Hを有する信号ならびにフ
イールド周波数f_Vを有する信号を供給する。切換
スイツチ４は発振器６の変調信号入力端子に線順
次信号を供給する。前記線順次信号は信号Ａが高
レベルのときは、振幅制限された赤色信号D_R′で
あり、信号Ａが低レベルのときは、振幅制限され
た青色信号D_B′である。

また、発振器６により生成される信号の初期位
相を既知の方法で各ラインごとに決定するため、
発振器６にはパルス発生器５からスイツチング信
号を供給する。さらに、前記位相は３ラインごと
および２フイールドごとに反転されるようにす
る。発振器６からは、既知の方法で処理するた
め、周波数変調された信号を導出するようにす
る。また、この信号は前述の位相処理操作に先立
つてマルチプレクサ７の入力端子８にも供給する
ようにする。

また、赤色用基準周波数f_OR＝4.40625MHzを有
する信号をマルチプレクサ７の他の入力端子９に
供給し、青色用基準周波数f_OB＝4.250MHzを有す
る信号をマルチプレクサ７の入力端子１０に供給
する。これらの信号は、それぞれ基準発振器１１
または１２により生成するようにし、前記基準発
振器１１および１２は既知の方法で周波数f_Hにロ
ツクされるようにする。マルチプレクサ７の作動
態様は、発振器６，１１および１２よりの信号が
所定のシーケンスでマルチプレクサ７の出力端子
１３に導出されるようにすることである。これが
ため、マルチプレクサ７の３つの入力端子１４，
１５および１６には、それぞれ、パルス発生器５
により生成される信号Ｂ，ＦおよびＥを供給し、
マルチプレクサ７の出力端子１３を分周回路１７
に接続する。分周回路１７の出力信号は逓倍器段
１８に供給するほか、帯域フイルタ１９にも供給
し、帯域フイルタ１９の出力に導出される信号を
逓倍器段１８に供給する。段１８およびフイルタ
１９の双方は同期周波数復調器を形成する。低域
フイルタ２０は前記復調器の出力信号を周波数制
限する機能を有し、また、分周回路１７は周波数
を２分周する機能を有する。かくして、同一周波
数、同一形状の信号および同一周波数・不等形状
の信号は1/2の周波数を有し、かつ同一形状の信
号に変換される。このようにして復調処理された
後には、フイルタ１９内で起こる周波数従属位相
偏移のため排他的に周波数偏移に依存するような
値を有する直流電圧がえられる。この復調処理信
号はバツフア２１を介してスイツチ２２およびス
イツチ２８に供給するほか、差動増幅器２４の非
反転入力端子および差動増幅器３０の非反転入力
端子にも供給する。

前記スイツチ２２の他の側は、コンデンサ２３
に接続するほか、増幅器２４の反転入力端子にも
接続し、前記増幅器２４の出力端子はスイツチ２
５に接続する。また、前記スイツチ２５の他の側
をコンデンサ２６に接続し、コンデンサ２３およ
び２６の他端を大地電位に接続する。コンデンサ
２６の両端の電圧はバツフア段２７を介して加算
器段１に供給する。スイツチ２２はスイツチング
信号Ｈで作動するようにし、スイツチ２６はスイ
ツチング信号Ｄにより作動するようにする。ま
た、これら２つのスイツチング信号はパルス発生
器５により生成するようにする。

同様に、スイツチ２８はスイツチング信号Ｇで
作動するようにする。前記スイツチ２８はコンデ
ンサ２９に接続するほか、増幅器３０の反転入力
端子にも接続し、前記増幅器３０の出力端子はス
イツチ３１に接続する。前記スイツチ３１はスイ
ツチング信号Ｃで作動するよう形成し、スイツチ
３１の他の側をコンデンサ３２に接続する。ま
た、コンデンサ２９および３２の他端を大地電位
に接続する。かくして、コンデンサ３２の両端に
あらわれる電圧はバツフア段３３を介して加算器
段２に供給する。また、２つのスイツチング信号
ＧおよびＣはパルス発生器５により生成するよう
にする。

第２図の各曲線ｂ，ｆおよびｅは、それぞれ、
マルチプレクサ７に供給されるスイツチング信号
Ｂ，ＦおよびＥを示す。信号Ｂはライン周波数の
１／３のパルス繰返数を有する。すなわち、３つの
ラインのうち１ラインの間、信号Ｂは低レベルで
あり、これに続く２ラインの間は、信号Ｂは高レ
ベルである。また、信号ＦおよびＥのパルス繰返
数はライン周波数の1/6に等しく、したがつて、
これらの信号は２つの隣接するラインの間は低レ
ベルであり、これに続く４つのラインの間は高レ
ベルである。第２図から分かるように、信号Ｂ，
ＦおよびＥのシーケンスは以下のように選定して
ある。すなわち、符号数字１で示すようなある青
色ラインの間（信号Ａが低レベル）には、信号Ｂ
が低レベルで信号ＦおよびＥは高レベルとなり、
次にライン２および３の間には、信号ＢおよびＥ
が高レベルで信号Ｆが低レベルとなり、次いで、
符号数字４で示すような赤色ラインの間（信号Ａ
が高レベル）には、信号Ｂが低レベル信号Ｆおよ
びＥが高レベルとなり、最後に、ライン５および
６の間には、信号ＢおよびＦが高レベルで、信号
Ｅが低レベルとなり、その後、ライン７の間で
は、ラン１の間における上記の状態が繰返され
る。

マルチプレクサ７は、供給される所定スイツチ
ング信号が低レベルのとき出力端子１３にその所
定入力信号を搬送するような構成とする。例え
ば、端子８に供給される入力信号、すなわち、発
振器６により生成される周波数変調信号に対して
は、信号Ｂが低レベルのとき入力信号が搬送され
る。現在考慮中の６ラインシーケンスの間では、
これはライン１およびライン４の間に行われ、ラ
イン１の間には、信号D_B′で変調された信号が生
じ、ライン４の間には、信号D_R′で変調された信
号が生ずる。同様に、端子９に供給される入力信
号f_ORは、ライン２およびライン３の間のように、
信号Ｆが低レベルのとき搬送され、端子１０に供
給される入力信号f_OBは、ライン５および６の間
のように、信号Ｅが低レベルのとき搬送されるこ
とになり、かくして、出力端子１３には、次のよ
うな信号、すなわち、f_ORを有する２ライン、赤
色FM信号を有する１ライン、f_OBを有する２ライ
ン、青色FM信号を有する１ライン、等々が導出
されることになる。

第２図ｃはスイツチング信号Ｃの変化を示し、
同様に、第２図ｄ、第２図ｇおよび第２図ｈはそ
れぞれスイツチング信号Ｄ，ＧおよびＨの変化を
示す。図示のように、信号Ｈはライン３の間また
は少なくともライン３の大部分の間に生じ、その
時間周期の間スイツチ２２は導電状態となる。ま
た、この場合、搬送される電圧は、信号f_ORが復
調されたもので、スイツチ２２が充分長い時間周
期にわたつて導電状態にある場合は、直流電圧と
なつてコンデンサ２３の両端にあらわれ、再びス
イツチ２２が開くとき、換言すれば、ライン９の
間のように再び信号Ｈが生ずるときまで、ほぼ一
定値を保持する。このように、スイツチ２２およ
びコンデンサ２３はサンプル・ホールド回路を形
成する。コンデンサ２３の両端に得られる電圧
は、差動増幅器２４により、端子１３に導出され
る順次式信号の復調結果であるバツフア段２１よ
りの信号と比較する。また、スイツチ２５および
コンデンサ２６は、パルスＤが生じている間作動
するサンプル・ホールド回路を形成する。パルス
Ｄは、ライン４内に位置するライン４およびライ
ン５間の水平帰線消去期間の一部の間に生成され
るようにする。これがため、ライン４とライン５
の間における信号Ａの転移縁部の少し前にパルス
Ｄの立下がり縁部が起こるようにする。また、第
２図ｉは、段１および２に供給されるカラー情報
を抑圧するのに使用するため、パルス発生器５に
供給するようにしたラインブランキング信号を
示すものである。

このようなことから、コンデンサ２６の両端に
あらわれる電圧は赤色ラインの終わりのブランキ
ング期間の間に発振器６により生成される信号の
周波数、すなわち、赤色用の無変調周波数と呼ば
れるものと、その目標値、すなわち、周波数f_OR
との差の尺度となる。

信号Ｇはライン６の間または少なくともライン
６の大部分の間スイツチ２８を閉じる。また、こ
の場合、サンプル・ホールド回路２８，２９によ
り得られる電圧は、それぞれ、ライン５、ライン
６の間およびライン１の前の２ラインの間に端子
１３に存在する信号f_OBの復調された結果となる。
また、パルスＣは、それぞれ、ライン１とライン
２の間でライン１内に位置するラインブランキン
グ期間の一部の間ならびにライン７とライン８の
間でライン７内に位置するラインブランキング期
間の一部の間、スイツチ３１を閉じるようにす
る。したがつて、パルスＣの立下がり縁部はそれ
ぞれライン１，２間およびライン７，８間の信号
Ａの転移縁部の少し前に起こるようにする。この
場合、コンデンサ３２の両端にあらわれる電圧は
青色ラインの終わりのブランキング期間の間に発
振器６により生成される信号の周波数、すなわ
ち、通常、青色用の無変調周波数と呼ばれるもの
と、その目標値、すなわち、基準周波数f_OBとの
差の尺度を表わす。コンデンサ２６および３２の
両端の電圧は、部分的に、発振器６に供給される
色差信号の直流電圧成分を決定する。上述したと
ころから分かるように、第１図示回路は、２つの
制御回路、すなわち、それぞれ、回路構成素子２
２ないし２７を含む通路と、回路構成素子２８な
いし３３を含む通路とを含む制御ループを具え
る。また、回路構成素子７ならびに回路構成素子
１７ないし２１を含む制御ループの作用は、２つ
の無変調周波数がほぼその目標値を有するように
再調整することである。このことは、生成される
周波数変調信号の周波数が、赤色の色差信号が零
の時間、特にラインブランキング期間内の赤色ラ
インの間f_ORに等しく、青色の色差信号が零であ
る時間周期、特にラインブランキング期間内の青
色ラインの間f_OBに等しいことを意味する。

また、上述したところから分かるように、第１
図示回路において、赤色の基準周波数はライン３
の間に、また赤色の無変調周波数はライン４の終
わりに測定され、これに対して、青色の基準周波
数はライン６の間に、また、青色の無変調周波数
はライン７の終わりに測定される。このように、
測定インターバルがかなり長く、少なくとも画像
情報が使用可能なライン走査期間にわたるため、
青色ラインから赤色ラインへの切換えおよび赤色
ラインから青色ラインへの切換えが、信号Ａの縁
部で同時に起こり、復調器１８，１９に大幅かつ
急激な位相変化を生じた場合にも、これらの測定
の結果に認知しうるような影響を与えることはな
い。復調された基準レベルはライン周期の大部分
の間各時間ごとに蓄積させる必要があるが、この
蓄積時間は上記のような有害な影響が現われない
よう充分長くすることが望ましい。

第１図示回路においては６ラインのシーケンス
を使用している。この場合、必要なスイツチング
信号の周波数およびサンプリングパルスの周波数
は、それぞれ、ライン周波数の1/3および1/6であ
る。しかし、４ラインのシーケンスも考えること
ができ、この場合、前記周波数はそれぞれ、ライ
ン周波数の1/2および1/4に等しい。この場合に
は、例えば、次のような信号、すなわち、f_OBを
有する１ライン、f_ORを有する１ライン、赤色FM
信号を有する１ライン、青色FM信号を有する１
ライン、等々が生ずる。また、赤色に対する測定
は第２ラインおよび第３ラインの間に行われ、青
色に対する測定は第１ラインおよび第４ラインの
間に行われる。したがつて、蓄積時間周期が相互
に異なり、誤りを生ずる可能性がある。この欠点
は次のようなシーケンス、すなわち、f_ORを有す
る１ライン、f_OBを有する１ライン、赤色FM信号
を有する１ライン、青色FM信号を有する１ライ
ン、等々を選択することにより除去することがで
きる。この場合は、赤色に対する測定は第１ライ
ンおよび第３ラインの間に行われ、青色に対する
測定は第２ラインおよび第４ラインの間に行われ
るため、双方のチヤネルに対する蓄積時間周期は
等しいが、これらの蓄積時間はほぼ２ラインにわ
たる長さを有する。このような４ラインシーケン
スは実際の使用に適しているが、起こりうる誤り
を最小にするため、コンデンサ２３および２９内
における情報の蓄積時間をできるだけ短くしなけ
ればならないことから、６ラインのシーケンスを
選択することが望ましい。

第３図はマルチプレクサ７の回路構成図を示
す。図示回路においては、入力端子１０と出力端
子１３との間にスイツチ４１を配置し、同様に、
入力端子９と出力端子１３との間にスイツチ４２
を配置し、また、入力端子８と出力端子１３との
間にスイツチ４３を配置するようにしている。ス
イツチ４１は端子１６に供給される信号で作動す
るようにし、同様に、スイツチ４２は端子１５に
供給される信号で、また、スイツチ４３は端子１
４に供給される信号で作動するようにする。かく
すれば、第２図ｂ、第２図ｅおよび第２図ｆから
分かるように、端子１４，１５および１６に供給
されるスイツチング信号が同時に低レベルとなつ
て関連のスイツチを閉じることはなく、したがつ
て、端子８，９および１０に供給される入力信号
はスイツチング信号により決められるシーケンス
で出力端子１３に導出される。

発明の要約本発明は、２つの線順次色差信号を含む変調信
号用の周波数変調可能発振器と、生成された周波
数変調信号の無変調周波数を基準周波数にほぼ等
しくするため、マルチプレクサ・周波数復調器な
らびに各々２つのサンプル・ホールド回路を有す
る２つの制御通路を配置した制御ループとを具
え、該マルチプレクサにより搬送される信号のシ
ーケンスと測定インターバルの時間位置を適当に
選定して、少なくとも１ライン走査周期が無変調
周波数測定インターバルと基準周波数測定インタ
ーバルとの間に位置するような構成とした
SECAM方式カラーテレビジヨン伝送用エンコー
ダに関するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明エンコーダの一部を示すブロツ
ク図、第２図は第１図示回路の作動説明用各部波
形図、第３図は第１図示マルチプレクサの詳細回
路図である。１，２……加算器段、３……リミツタ、４……
切換スイツチ、５……パルス発生器、６……発振
器、７……マルチプレクサ、８，９，１０，１
４，１５，１６……入力端子、１１，１２……基
準発振器、１３……出力端子、１７……分周回
路、１８……逓倍器段、復調器、１９……帯域フ
イルタ、復調器、２０……低域フイルタ、２１，
２７，３３……バツフア段、２２，２５，２８，
３１，４１，４２，４３……スイツチ、２３，２
６，２９，３２……コンデンサ、２４，３０……
差動増幅器。

Claims

【特許請求の範囲】１２つの線順次色差信号を含む信号を、第１色
差信号が零の場合は第１無変調周波数を有し、第
２色差信号が零の場合は第２無変調周波数を有す
るような周波数変調信号に変換するための周波数
変調可能な発振器６と、該第１無変調周波数を第
１基準信号発生器１１の周波数（f_OR）にほぼ等
しくし、該第２無変調周波数を第２基準信号発生
器１２の周波数（f_OB）にほぼ等しくするための
制御ループとを含み、該制御ループ内にパルス発
生器５により作動させるようにしたマルチプレク
サ７を配置して、前記発振器６よりの周波数変調
信号ならびに第１および第２基準信号f_OR，f_OBが
所定シーケンスで周波数復調器１８，１９に供給
されるよう形成するほか、該周波数復調器に、前
記発振器６の第１制御情報を生成するための第１
制御通路２２−２７と、前記発振器６の第２制御
情報を生成するための第２制御通路２８−３３を
接続し、これらの第１制御通路と、第２制御通路
とはそれぞれ第１および第２蓄積手段２３，２
６；２９，３２を有しており、これら各蓄積手段
は所定の測定時間間隔中に動作する如くし、この
間前記マルチプレクサ７より供給される信号がそ
れぞれ前記基準信号と無変調周波数とを交互に有
する如くし、かつこれら両周波数の差に関連した
制御情報を導出し、前記測定時間間隔の１方はラ
イン走査期間中に位置し、その他方はライン消去
期間中に位置する如くしたSECAM方式カラーテ
レビジヨン伝送用エンコーダにおいて、前記第１制御通路２２−２７と第２制御通路２
８−３３の各制御通路はそれぞれ第１サンプルホ
ールド回路２２，２３；２８，２９および第２サ
ンプル・ホールド回路２５，２６；３１，３２を
含んでなり、前記パルス発生器５により形成される各スイツ
チング信号によつて制御されるマルチプレクサ７
より供給される信号のシーケンスより、これら各
制御通路では、ある１ライン周期の少なくとも一
部の間該第１サンプル・ホールド回路２２，２
３；２８，２９を作動させて、第１及び第２基準
周波数（f_OR、f_OB）を表わす信号値をそれぞれサ
ンプルし、かつホールドし、また後続するライン周期の終わりに生ずる水平
帰線消去期間に第２サンプル・ホールド回路２
５，２６；３１，３２を作動させて、この間に生
ずる前記第１及び第２無変調周波数を表わす信号
と前記第１及び第２基準周波数（f_OR、f_OB）を表
わす信号との差を表わす信号をそれぞれサンプル
し、かつホールドし、かつ両制御ループにおけるこれら各信号の測定
時間の位置を決定するためのスイツチング信号の
発生瞬時は、１ライン走査期間にほぼ等しいかこ
れより大なる時間間隔が、それぞれサンプルして
測定すべき無変調周波数測定時間間隔と基準周波
数測定時間間隔との間に位置するようにしたこと
を特徴とするSECAM方式カラーテレビジヨン用
エンコーダ。２ある１ライン周期の少なくとも一部を、第１
制御通路の第２サンプル・ホールド回路２５，２
６が作動する時間間隔と第２制御通路の第１サン
プル・ホールド回路２８，２９が作動する時間間
隔の間に位置させるようにしたことを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載のエンコーダ。３第１サンプル・ホールド回路と該第２サンプ
ル・ホールド回路間に比較段２４，３０を設け、
該周波数復調器１８，１９により生成される信号
と該第１サンプル・ホールド回路により生成され
る信号を比較するようにしたことを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載のエンコーダ。４マルチプレクサの入力信号を次の順番、第１
基準信号f_ORを有する２ライン周期、〔第２図ｆ…
……ライン２，３（スイツチング信号Ｆによる）〕変調信号が零のとき第１無変調周波数となる周
波数変調信号を有する１ライン周期〔第２図ａ…
……ライン４（スイツチング信号Ｂによる）〕第２基準信号f_OBを有する２ライン周期、〔第２
図ｅ………ライン５，６（スイツチング信号Ｅに
よる）〕変調信号が零のとき第２無変調周波数となる周
波数変調信号を有する１ライン周期、〔第２図ａ
………ライン７（スイツチング信号Ｂによる）〕以下その反復で供給するようにしたことを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載のエンコーダ。５マルチプレクサの入力信号を次の順番第１基準信号を有する１ライン周期、第２基準信号を有する１ライン周期、変調信号が零のとき第１無変調周波数となる周
波数変調信号を有する１ライン周期、変調信号が零のとき第２無変調周波数となる周
波数変調信号を有する１ライン周期、以下その反復で供給するうにしたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載のエンコーダ。６マルチプレクサと周波数復調器の間に周波数
を２分周するための分周回路を配置したことを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載のエンコー
ダ。