JPH022517B2 - - Google Patents

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JPH022517B2
JPH022517B2 JP58137836A JP13783683A JPH022517B2 JP H022517 B2 JPH022517 B2 JP H022517B2 JP 58137836 A JP58137836 A JP 58137836A JP 13783683 A JP13783683 A JP 13783683A JP H022517 B2 JPH022517 B2 JP H022517B2
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JP
Japan
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packing
socket
valve
tapered surface
press ring
Prior art date
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JP58137836A
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JPS6030888A (ja
Inventor
Takao Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Koki Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Koki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6030888A publication Critical patent/JPS6030888A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、流体管の継ぎ手構造に関し、更に
詳しくは、大径管部(受口部)と小径管部(挿口
部)との間隙にセルフシーリング作用を有するパ
ツキングを封入した二つの流体管の接続部の構造
に関する。
本出願人は先に、特願昭55−124111号(特開昭
57−51088号公報)において、従来のパツキング
を強圧するメカニカル式継ぎ手と同セルフシーリ
ングパツキングを有するソケツト式継ぎ手との長
所を兼ねそなえた継ぎ手を提案した。そして、更
には、特願昭56−94559号(特開昭58−692号公
報、以下先行技術という。)によりその改良され
た継ぎ手を提案した。
第1図に該先行技術の概要を示す。ここに、1
は受口部であり、該受口部1の内面には外端11
よりテーパー面12、それに続くバルブ部当接面
13が形成されている。2は挿口部、3はセルフ
シーリング作用を奏するパツキングである。4は
押輪であつて、該押輪4の腕部41の端面411
の外周には鍔412が形成され、この鍔412に
よつてパツキング3を把持する。該押輪の腕部4
1の長さは受口部の外端11からテーパー面12
の奥方までの距離に実質的に等しくされている。
押輪4の締付けはボルト5を介して行われる。そ
して、この継ぎ手構造においては次の効果があ
る。接続に当たり、メカニカル継ぎ手の手順で
実施されるので挿口部の先端21の面取りがな
く、かつ、簡単な接続操作ができる。パツキン
グは受口部のバルブ部収容空間15で余裕をもつ
て収容されるので、パツキングの劣化はない。
押輪の鍔はパツキングを確実に保持し、該鍔が締
付け定位置で受口部のテーパー面の奥方に収容さ
れるとき芯出し効果をもつ。
しかし、該先行技術では流体管の内部に負圧が
生じパツキングを流体管の内部に吸い込む力が作
用したとき、押輪の鍔の把持力並びに受口部内面
及び挿口部外周面の摩耗力によつてはパツキング
を吸い込む力に十分に対抗することができず、パ
ツキングが管の内部に吸い込まれてしまう事故を
発生させる問題がある。
本発明は、上記先行技術のもつ欠点を克服すべ
くなされたものであつて、受口部に形成されたテ
ーパー面の効果に着目しつつ、パツキングの抜止
めとより優れた接続操作が行える継ぎ手を得るこ
とをその技術的課題とする。
本発明の流体管の継ぎ手構造は上記技術的課題
を達成するため、次の構成(技術的手段)を採
る。すなわち、受口部1に、押輪4により装入さ
れるセルフシーリングパツキング3を介して、挿
口部2が挿入される流体管の接続部において、 前記受口部1の内面には、外端12よりテーパ
ー面13及びバルブ部当接面14がそれぞれ形成
され、 前記パツキング3は、前記受口部1のバルブ当
接面14内に装填されるバルブ部31と前記押輪
4のテーパー面13へ向かつて管軸方向に張設さ
れた鍔部42の外周に弾圧的に嵌合するヒール部
32とを一体的に有してなり、 締具5により締め付けられる前記押輪4が締付
け定位置にあるとき、前記パツキング3のヒール
部32は前記受口部1のテーパー面13と前記押
輪4の鍔部42の外周面とで挟着される、ことを
特徴とする流体管継ぎ手構造。
上記構成よりなる継ぎ手構造は次のような接続
操作により実施され、次のように作用する。
流体管相互の接続に当り、まず、受口部にパツ
キングを装着した押輪が取り付けられるが、この
取付けにおいてパツキングが受口部のテーパー面
に当接するまで締具を軽く締め付けておく(これ
を仮止め状態という。)ことにより、押輪、パツ
キング及び締具が一組となつて受口部に固定さ
れ、それらが妄動することはない。
次いで、接続する流体管を受口部に挿入し、締
具を締め込み押輪を受口部内に押し込んでゆく
と、パツキングのバルブ部はテーパー面に案内さ
れてバルブ部収容部へとその径を縮小しながら押
し込まれてゆく。バルブ部がバルブ部収容部へ完
全に収容された時点でパツキングのヒール部は受
口部のテーパー面に強圧されそれ以上の押し込み
は停止する。
接続の行われた本継ぎ手部では、常時は流体管
に圧力を受けてパツキングはそのセルフシーリン
グ作用により密封作用をなすが、流体管の内圧が
負圧になつたとき、パツキングのヒール部が受口
部のテーパー面と押輪の腕部とで挟着され、か
つ、テーパー面と腕部とで形成される逆三角形空
間のくさび効果によりパツキングは負圧に十分に
抵抗する。
本発明の継ぎ手構造は以下の特有の効果を有す
る。
押輪、パツキング及び締具を一体のものとし
て受口部に組み付けることができるので、それ
らを受口部に組み付けたまま、移送することが
できる。
挿口部の挿入に当り、パツキングは自然状態
(すなわち、圧縮されていない状態)に保持さ
れているので、該挿口部の挿入を円滑に行うこ
とができる。
受口部のバルブ当接面と挿口部の外周面との
間隙へのパツキングの挿入は受口部のテーパー
面により案内されて円滑に行うことができる。
パツキングのヒール部は受口部のテーパー面
と押輪の腕部とにより挟着され、かつ、それら
が形成する逆三角形空間のくさび作用によりパ
ツキングを強力に把持するので管内部の負圧に
よるパツキングの抜出しを阻止することができ
る。
本発明は以下の態様を採ることにより、更にそ
の効果を高めるものである。
パツキングのバルブ部の内径は自然状態(非
圧縮状態)で挿口部の外径よりも実質的に大径
にされること。すなわち、バルブ部の内径は挿
口部の外径と同じであるか、あるいは若干大径
にされること。この態様によれば、流体管相互
の接続にあたり、挿口部の挿入操作はパツキン
グの抵抗を受けることなく、円滑に行われる。
このため、挿口部の端面を面取りする必要もな
い。
以下、本発明の実施例を説明する。
第2図および第3図は、本発明の継ぎ手構造の
一実施例を示す。
1は接続される一方の流体管の端部の受口部で
あつて、該受口部1の外側面には鍔部11が形成
され、該受口部1の内面には外端12より奥方に
至るにつれ径が漸次縮小するテーパー面13及び
該テーパー面13に続く直円筒状のバルブ部当接
部14が形成されている。
2は上記受口部1に挿入される他方の流体管の
挿口部であつて、該挿口部2の端面21は面取り
形成されない。
3はパツキングであり、前方部のバルブ部31
と後方部のヒール部32とからなり、バルブ部3
1は、受口部1のバルブ部当接面14と挿口部2
の外周面との間のバルブ部収容空間15に圧縮介
在し、流体管内部の水圧(あるいは流体の圧力)
を受けてセルフシーリング作用を奏する。ヒール
部32は厚肉に形成され、その外径は受口部1の
テーパー面13の最小径すなわちバルブ部当接面
14の内径よりも十分に大径にされる。また、該
ヒール部32の内周には凹陥状部321が形成さ
れ、該凹陥状部321は弾性をもつて後記する押
輪の腕部の外周に嵌装される。
4は円環状の押輪であつて、断面がL字状をな
し、受口部の外端12に対面する径方向鉛直部材
の腰部41と受口部のテーパー面13内に入り込
む軸方向部材の腕部42とからなる。該押輪4は
円周方向の所々に穿設されたボルト貫通孔43に
後記する締具のボルトを挿通して該締具により受
口部1に係合される。腕部42は締付け定位置で
受口部のテーパー面13と所定の間隔を存して該
テーパー面13の奥部近傍まで嵌入され、該腕部
42の外周面と受口部のテーパー面とで断面がほ
ぼ逆三角形の空隙部を形成する。なお、押輪4は
ボルト貫通孔43に連なつて前方に庇部44が形
成されるが、該庇部44は適宜省略可能である。
5は締具であつて、ボルト51とナツト52と
からなり、ボルト51の頭にはボルト頭511が
形成され該ボルト頭511を受口部の鍔11に係
合させたものである。
次に、本実施例の継ぎ手構造の接続操作の手順
と水封作用について述べる。
(1) 接続に当り、予め、押輪4の腕部42の外周
にパツキング3のヒール部32の凹陥部321
を嵌合させ、押輪4にパツキング3を装着す
る。
(2) パツキング3を装着した押輪4を受口部1に
臨ませ、締具5をもつて、受口部1の鍔11と
押輪4とを係合させる。
(3) 締具5のナツトを回動して押輪4を受口部1
内へと進入させ、パツキング3のバルブ31の
前端が受口部1のテーパー面13に衝接させる
(第3図参照)。この状態でパツキング3を装着
した押輪4は受口部1に一体に組み付けられ、
仮止め状態になる。
(4) 次いで、挿口管2を受口部1に挿入する。こ
のとき、パツキング3のバルブ部31の内径が
挿口管2の外径と実質的に等しいか、あるいは
若干大径にされていると、挿口管2の挿入はよ
り円滑に行われる。
(5) しかる後、締具5のナツト52を回動させて
押輪4を受口部1内へ更に押し込んでゆく。こ
のとき、パツキング3のバルブ31は受口部1
のテーパー面13に案内されてバルブ部当接面
14内へと入り込む。また、パツキング3のヒ
ール部32は押輪4の押込みにつれて、該押輪
4の腕部42の外周面と受口部1のテーパー面
13とで挟圧されてゆく。押輪4の押し込み操
作は該押輪4が受口部1の外端面12に衝接し
たとき、及びあるいは、パツキング3のヒール
部32がテーパー面13と腕部42とで十分に
挟圧されたとき完了する。
(6) 上記の手順により接続された継ぎ手部に流体
管内部の圧力が作用すると、パツキング3のバ
ルブ部31はセルフシーリング作用により水封
効果を発揮する。また、流体管に負圧が作用し
たとき、パツキング3に管の内部に吸い込まれ
る力が加わるが、パツキング3のヒール部32
は受口部1のテーパー面13と押輪4の腕部4
2とで強力に挟着されているので該負圧に抵抗
してパツキングの吸い込みを防止する。
第4図及び第5図は本発明の継ぎ手構造をスリ
ーブ継ぎ手装置Sに適用した実施例を示す。
ここに、6は円筒状のスリーブ管であつて、該
スリーブ管6の両端にテーパー面13が形成され
た受口部をそれぞれ有する。パツキング3、押輪
4の構造は前記の実施例に準ずる。締具5のボル
トは長尺のものが使用される。上記の各部材によ
つてスリーブ継ぎ手装置Sが構成される。
第4図は本スリーブ継ぎ手装置Sの組立て状態
を示し、工場でこの状態に組め立てられ、この状
態で現場に般入される。この組立て状態にあると
き本スリーブ継ぎ手装置Sは全体として遊びのな
い固定状態とされるので搬送に好適である。そし
て、この状態で挿口部2(点線表示)が挿入され
るとき、パツキング3の内径は挿口部2の外径よ
りも大径にされているので、その挿入作業は円滑
に行われる。
第5図は本スリーブ継ぎ手装置Sの締具5を完
全に締め付けた状態を示す。すなわち、締具5の
ナツトを回動して押輪4を締め込んでゆくにつ
れ、パツキング3のバルブ部はテーパー面13に
案内されてバルブ部収容部へとその径を縮小され
ながら押し込まれてゆく。そして、押輪4の腰部
41の前端面がスリーブ6の受口部の端面12に
衝接する位置にまで押輪4が押し込まれたとき、
同時にパツキング3のヒール部32はスリーブ6
のテーパー面13と押輪の鍔部42とに挟着され
てパツキング3は固定される。
第6図はスリーブ継ぎ手装置の他の態様を示
す。この態様においては、スリーブ6の両端部に
それぞれ鍔11が形成され、それぞれの鍔11に
対して互いに独立した締具を装着してなるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の継ぎ手部の構造を示す断面
図である。第2図以下は本発明の継ぎ手部構造の
実施例を示し、第2図はその一実施例の締付け定
位置にある状態を示す断面図、第3図は仮止め状
態にある状態を示す断面図、第4図及び第5図は
他の実施例(スリーブ装置)の構造を示す断面
図、第6図は更に他の実施例の構造を示す一部分
断面図である。 1……受口部、12……外端、13……テーパ
ー面、14……バルブ部当接面、2……挿口部、
3……パツキング、31……バルブ部、32……
ヒール部、4……押輪、42……鍔部、5……締
具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 受口部1に、押輪4により装入されるセルフ
    シーリングパツキング3を介して、挿口部2が挿
    入される流体管の接続部において、 前記受口部1の内面には、外端12よりテーパ
    ー面13及びバルブ部当接面14がそれぞれ形成
    され、 前記パツキング3は、前記受口部1のバルブ部
    当接面14内に装填されるバルブ部31と前記押
    輪4のテーパー面13へ向かつて管軸方向に張設
    された鍔部42の外周に弾圧的に嵌合するヒール
    部32とを一体的に有してなり、 締具5により締め付けられる前記押輪4が締付
    け定位置にあるとき、前記パツキング3のヒール
    部32は前記受口部1のテーパー面13と前記押
    輪4の鍔部42の外周面とで挟着される、 ことを特徴とする流体管継ぎ手構造。 2 パツキング3のバルブ部31の内径は自然状
    態で挿口部2の外径よりも実質的に大径にされる
    特許請求の範囲第1項に記載の流体管の継ぎ手構
    造。
JP13783683A 1983-07-29 1983-07-29 流体管の継ぎ手構造 Granted JPS6030888A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13783683A JPS6030888A (ja) 1983-07-29 1983-07-29 流体管の継ぎ手構造

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JP13783683A JPS6030888A (ja) 1983-07-29 1983-07-29 流体管の継ぎ手構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6030888A JPS6030888A (ja) 1985-02-16
JPH022517B2 true JPH022517B2 (ja) 1990-01-18

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ID=15207958

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JP13783683A Granted JPS6030888A (ja) 1983-07-29 1983-07-29 流体管の継ぎ手構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07332552A (ja) * 1994-06-02 1995-12-22 Kurodaito:Kk 管継手の接続方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5474515A (en) * 1977-11-26 1979-06-14 Sanyou Seiki Kousakushiyo Kk Expansion joint
JPS5741518U (ja) * 1980-08-21 1982-03-06

Patent Citations (2)

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JPS5474515A (en) * 1977-11-26 1979-06-14 Sanyou Seiki Kousakushiyo Kk Expansion joint
JPS5741518U (ja) * 1980-08-21 1982-03-06

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Publication number Publication date
JPS6030888A (ja) 1985-02-16

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