JPH0224899Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0224899Y2 JPH0224899Y2 JP11606684U JP11606684U JPH0224899Y2 JP H0224899 Y2 JPH0224899 Y2 JP H0224899Y2 JP 11606684 U JP11606684 U JP 11606684U JP 11606684 U JP11606684 U JP 11606684U JP H0224899 Y2 JPH0224899 Y2 JP H0224899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- oil pan
- floor
- exhaust system
- catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 39
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 7
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 2
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、フロアのトンネル部内に配設された
変速機のオイルパンおよび当該フロアを、このト
ンネル部内に配設された排気系部材に対して熱的
に遮断するようにしてなる自動車のインシユレー
ター取付構造の改良に関するものである。
変速機のオイルパンおよび当該フロアを、このト
ンネル部内に配設された排気系部材に対して熱的
に遮断するようにしてなる自動車のインシユレー
ター取付構造の改良に関するものである。
(従来技術)
自動車の中には、フロアのトンネル部内に、高
熱を発する排気系部材例えばキヤタリスト(排気
ガス浄化触媒装置)が配設されると共に、変速機
のオイルパンが配設されたものがある。この場
合、フロアは勿論のこと、変速機のオイルパンが
キヤタリストの近傍に位置することとなるため、
このフロアとオイルパンとを排気系部材に対して
熱的に遮断する必要があり、このため、実開昭55
−73512号広報に示すように、インシユレーター
(断熱部材)を用いるようにしている。そして、
従来、このインシユレーターは、フロアに固定さ
れて、排気系部材の上方および排気系部材とオイ
ルパンとの間に延在されていた。
熱を発する排気系部材例えばキヤタリスト(排気
ガス浄化触媒装置)が配設されると共に、変速機
のオイルパンが配設されたものがある。この場
合、フロアは勿論のこと、変速機のオイルパンが
キヤタリストの近傍に位置することとなるため、
このフロアとオイルパンとを排気系部材に対して
熱的に遮断する必要があり、このため、実開昭55
−73512号広報に示すように、インシユレーター
(断熱部材)を用いるようにしている。そして、
従来、このインシユレーターは、フロアに固定さ
れて、排気系部材の上方および排気系部材とオイ
ルパンとの間に延在されていた。
ところで、オイルパンおよび排気系部材は、走
行中に、車体すなわちフロアに対して特有の振動
態様をとるため、この振動に伴う排気系部材とオ
イルパンとがインシユレーターに干渉するのを防
止すべく、前述した従来のものにあつては、この
インシユレーターと排気系部材との間およびイン
シユレーターとオイルパンとの間に、かなり大き
な間隙を形成するようにしていた。
行中に、車体すなわちフロアに対して特有の振動
態様をとるため、この振動に伴う排気系部材とオ
イルパンとがインシユレーターに干渉するのを防
止すべく、前述した従来のものにあつては、この
インシユレーターと排気系部材との間およびイン
シユレーターとオイルパンとの間に、かなり大き
な間隙を形成するようにしていた。
しかしながら、上述のように大きな間隙を形成
した場合、この分トンネル部が大きくなつて、車
室スペースを大きく確保する上で好ましくないも
のとなる。
した場合、この分トンネル部が大きくなつて、車
室スペースを大きく確保する上で好ましくないも
のとなる。
(考案の目的)
本考案は以上のような事情を勘案してなされた
もので、オイルパンとインシユレーターとの間隙
を小さくして、この小さくした分トンパル部を小
さくすることによつて、車室内のスペースを大き
くできるようにした自動車のインシユレーター取
付構造を提供することを目的とする。
もので、オイルパンとインシユレーターとの間隙
を小さくして、この小さくした分トンパル部を小
さくすることによつて、車室内のスペースを大き
くできるようにした自動車のインシユレーター取
付構造を提供することを目的とする。
(考案の構成)
前述の目的を達成するため、本考案にあつて
は、インシユレーターを2分割構成として、前記
排気系部材とオイルパンとの間に設けられるイン
シユレーターをオイルパン側に固定すると共に、
排気系部材と前記フロアとの間に設けられるイン
シユレーターをフロア側に固定するようにしてあ
る。
は、インシユレーターを2分割構成として、前記
排気系部材とオイルパンとの間に設けられるイン
シユレーターをオイルパン側に固定すると共に、
排気系部材と前記フロアとの間に設けられるイン
シユレーターをフロア側に固定するようにしてあ
る。
このような構成とすることにより、オイルパン
側に固定された一方のインシユレーターは、この
オイルパンと共に振動するため、このオイルパン
と一方のインシユレーターとの間隙を従来よりも
小さくすることができ、この小さくできる分、排
気系部材をオイルパン側に近接させてトンネル部
を小さくすることができる。
側に固定された一方のインシユレーターは、この
オイルパンと共に振動するため、このオイルパン
と一方のインシユレーターとの間隙を従来よりも
小さくすることができ、この小さくできる分、排
気系部材をオイルパン側に近接させてトンネル部
を小さくすることができる。
(実施例)
以下本考案の実施例を添付した図面に基いて説
明する。
明する。
第1図ないし第3図において、1はフロア(フ
ロアパネル)で、これは、上方へ膨出されて前後
方向(第1図、第2図左右方向)に伸びるトンネ
ル部1aを有し、このトンネル部1a内には、自
動変速機2および排気管3の途中に接続されたキ
ヤタリスト4が配設されている。このキヤタリス
ト4は、変速機2の下部にあるそのオイルパン5
に対して、車幅方外方側でかつオイルパン5より
も若干低い位置に配設されている。
ロアパネル)で、これは、上方へ膨出されて前後
方向(第1図、第2図左右方向)に伸びるトンネ
ル部1aを有し、このトンネル部1a内には、自
動変速機2および排気管3の途中に接続されたキ
ヤタリスト4が配設されている。このキヤタリス
ト4は、変速機2の下部にあるそのオイルパン5
に対して、車幅方外方側でかつオイルパン5より
も若干低い位置に配設されている。
前記キヤタリスト4とオイルパン5とは第1イ
ンシユレーター6により、またキヤタリスト4と
フロア1(特にトンネル部1a)とは第2インシ
ユレーター7により、それぞれ熱的に遮断されて
いる。
ンシユレーター6により、またキヤタリスト4と
フロア1(特にトンネル部1a)とは第2インシ
ユレーター7により、それぞれ熱的に遮断されて
いる。
第1インシユレーター6は、第3図に示すよう
に、その内端部(車幅方向内端部)6aが、オイ
ルパン5の下面5aに溶接されたブラケツト8に
対してボルト9、ナツト10により固定されてい
る。このような第1インシユレーター6は、オイ
ルパン6の下面5aおよび側面5bに沿わされた
後、車幅方向外方向へ伸びて、その外端部6b
は、自由端部としてキヤタリスト4の車幅方向中
間部の上方に位置されている。また第2インシユ
レーター7は、ボルト11、ナツト12によりフ
ロア1のトンネル部1aに固定されて、キヤタリ
スト4の車幅方向外方側側面および上面に沿うよ
うにされている。そして、第2インシユレーター
7の車幅方向内端部7aは、キヤタリスト4の車
幅方向中間部に位置する共に、第1インシユレー
ター6の他端部6bよりも若干下方に位置され
て、振動に伴う該他端部6bとの干渉が防止され
るようになつている。
に、その内端部(車幅方向内端部)6aが、オイ
ルパン5の下面5aに溶接されたブラケツト8に
対してボルト9、ナツト10により固定されてい
る。このような第1インシユレーター6は、オイ
ルパン6の下面5aおよび側面5bに沿わされた
後、車幅方向外方向へ伸びて、その外端部6b
は、自由端部としてキヤタリスト4の車幅方向中
間部の上方に位置されている。また第2インシユ
レーター7は、ボルト11、ナツト12によりフ
ロア1のトンネル部1aに固定されて、キヤタリ
スト4の車幅方向外方側側面および上面に沿うよ
うにされている。そして、第2インシユレーター
7の車幅方向内端部7aは、キヤタリスト4の車
幅方向中間部に位置する共に、第1インシユレー
ター6の他端部6bよりも若干下方に位置され
て、振動に伴う該他端部6bとの干渉が防止され
るようになつている。
前述した第1インシユレーター6とキヤタリス
ト4との間、および第2インシユレーター7とキ
ヤタリスト4との間は、その振動態様の相違を見
込して比較的大きな間隙が形成される一方、オイ
ルパン5と第1インシユレーター6とは同じよう
に振動するので、該両者5と6との間隙は従来よ
りもはるかに小さくされている。このように、オ
イルパン5と第1インシユレーター6との間隙が
小さくなつた分、キヤタリスト4およびトンネル
部1aは従来よりも車幅方向内方側に寄せられ
て、トンネル部1aが小さくされている。
ト4との間、および第2インシユレーター7とキ
ヤタリスト4との間は、その振動態様の相違を見
込して比較的大きな間隙が形成される一方、オイ
ルパン5と第1インシユレーター6とは同じよう
に振動するので、該両者5と6との間隙は従来よ
りもはるかに小さくされている。このように、オ
イルパン5と第1インシユレーター6との間隙が
小さくなつた分、キヤタリスト4およびトンネル
部1aは従来よりも車幅方向内方側に寄せられ
て、トンネル部1aが小さくされている。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、前
記実施例と同一構成要素には同一符号を付してそ
の説明は省略する。本実施例では、第1インシユ
レーター6のオイルパン5側に対する取付けを、
第1ブラケツト13と第2ブラケツト14とによ
り行うようにしたもので、下方に位置する第1ブ
ラケツト13はオイルパン5の側面5bに溶接さ
れる一方、第2ブラケツト14は、ボルト15に
より変速器2の鋳造製本体ケース2aに固定され
ている。この第1ブラケツト13は、その内端部
側において車幅方向外方側へ開口する断面略コ字
状の保持部13aを有して、この保持部13a内
に、第1インシユレーター6の内端部6aが挿
入、保持されている。そして、第1インシユレー
ター6の外端部6bは、ボルト16、ナツト17
により、第1、第2ブラケツト13,14に対し
て共締めされている。
記実施例と同一構成要素には同一符号を付してそ
の説明は省略する。本実施例では、第1インシユ
レーター6のオイルパン5側に対する取付けを、
第1ブラケツト13と第2ブラケツト14とによ
り行うようにしたもので、下方に位置する第1ブ
ラケツト13はオイルパン5の側面5bに溶接さ
れる一方、第2ブラケツト14は、ボルト15に
より変速器2の鋳造製本体ケース2aに固定され
ている。この第1ブラケツト13は、その内端部
側において車幅方向外方側へ開口する断面略コ字
状の保持部13aを有して、この保持部13a内
に、第1インシユレーター6の内端部6aが挿
入、保持されている。そして、第1インシユレー
ター6の外端部6bは、ボルト16、ナツト17
により、第1、第2ブラケツト13,14に対し
て共締めされている。
本実施例によれば、オイルパン5の下面5a
に、第1インシユレーター6取付用のブラケツト
を固定するためのボルトのような固い突起物が存
在しないので、万一下方からの突き上け力が作用
した際に、この固い突起物であるボルトによつて
オイルパン5の下面5aが突き破られる等の事態
を防止できる。
に、第1インシユレーター6取付用のブラケツト
を固定するためのボルトのような固い突起物が存
在しないので、万一下方からの突き上け力が作用
した際に、この固い突起物であるボルトによつて
オイルパン5の下面5aが突き破られる等の事態
を防止できる。
(考案の効果)
本考案は以上述べたことから明らかなように、
トンネル部を小さくして車室内のスペースを大き
くすることができる。特に、本考案にあつては、
インシユレーターを2分割構成として、排気系部
材とオイルパンとの間に設けられるインシユレー
ターをオイルパン側に、また排気系部材とフロア
との間に設けられるインシユレーターをフロア側
に固定するだけでよいので、容易に実施化し得
る。
トンネル部を小さくして車室内のスペースを大き
くすることができる。特に、本考案にあつては、
インシユレーターを2分割構成として、排気系部
材とオイルパンとの間に設けられるインシユレー
ターをオイルパン側に、また排気系部材とフロア
との間に設けられるインシユレーターをフロア側
に固定するだけでよいので、容易に実施化し得
る。
第1図は本考案の一実施例を示す側面断面図。
第2図は第1図を下方から見た図。第3図は第1
図の−線断面図。第4図は本考案の他の実施
例を示すもので、第3図と同一部分を示す断面
図。 1:フロア、1a:トンネル部、4:キヤタリ
スト(排気系部材)、5:オイルパン、6:第1
インシユレーター、7:第2インシユレーター。
第2図は第1図を下方から見た図。第3図は第1
図の−線断面図。第4図は本考案の他の実施
例を示すもので、第3図と同一部分を示す断面
図。 1:フロア、1a:トンネル部、4:キヤタリ
スト(排気系部材)、5:オイルパン、6:第1
インシユレーター、7:第2インシユレーター。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 フロアのトンネル部内に排気系部材と変速機の
オイルパンとが配設され、前記排気系部材と前記
オイルパンおよびフロアとの間に熱的遮断を行う
インシユレーターが配設された自動車において、 前記インシユレーターは2分割構成とされて、
前記排気系部材とオイルパンとの間に設けられる
インシユレーターが該オイルパン側に固定される
と共に、該排気系部材と前記フロアとの間に設け
られるインシユレーターが該フロア側に固定され
ている、 ことを特徴とする自動車のインシユレーター取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11606684U JPS6132511U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 自動車のインシユレ−タ−取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11606684U JPS6132511U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 自動車のインシユレ−タ−取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6132511U JPS6132511U (ja) | 1986-02-27 |
JPH0224899Y2 true JPH0224899Y2 (ja) | 1990-07-09 |
Family
ID=30675015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11606684U Granted JPS6132511U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 自動車のインシユレ−タ−取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132511U (ja) |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11606684U patent/JPS6132511U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6132511U (ja) | 1986-02-27 |
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