JPH0224814A - フロッピーデイスク装置の磁気ヘッド位置決め制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、サーボ方式によるフロッピーディスク装置の
磁気ヘッド位置決め制御装置に関する。

（従来の技術） 従来、大記憶容量のフロッピーディスク装置では、磁気
記録媒体に予め記録されたサーボ情報に基づいて、磁気
記録媒体上をシークする磁気ヘッドの位置決め制御がな
されている。ここで、磁気ヘッドには高密度記録用に適
した先行（ワイド）イレーズ方式のものが使用されつつ
ある。この方式の磁気ヘッドは、イレーズギャップが磁
気記録媒体の走行方向においてリード／ライトギャップ
より先行した位置に配置された構造のヘッドである。デ
ータ書込み時では、トラックがイレーズギャップにより
先行消去されて、この後にり一ド／ライトギャップによ
り書込み動作がなされる。

これにより、磁気記録媒体間の互換性を確実に確保する
ことが可能となる。

ところで、磁気ヘッド位置決め制御時では、磁気ヘッド
のリード／ライトギャップにより、磁気記録媒体からサ
ーボ情報が読出される。このとき、イレーズギャップに
よる読出し動作がなされて、いわゆるイレーズクロスト
ークと呼ばれる現象が発生する。これは、リード／ライ
トギャップにより読出されたサーボパターンに対応する
読出し信号波形（第４図（ａ））に対して、イレーズギ
ャップにより読出されたノイズ波形（同図（ｂ））が重
畳するような現象である。このため、同図（Ｃ）に示す
ように、イレーズクロストークによるノイズ波形が重畳
したサーボ信号波形が出力されて、この重畳分の波形に
より磁気ヘッドの位置決め制御動作に誤差が発生するよ
うなＩＫＢとなる。

イレーズクロストークによる読出し出力は、磁気ヘッド
の特性により異なるが、通常ではリード／ライトギャッ
プによる読出し出力の一３０ｄＢ程度である。

（発明が解決しようとする課題） 従来のフロッピーディスク装置において、サーボ情報に
基づいた磁気ヘッド位置決め制御方式では、サーボ情報
を読出す際に、磁気ヘッドのイレーズギャップによるイ
レーズクロストークが発生する。このイレーズクロスト
ークにより、リード／ライトギャップにより読出された
サーボ信号にノイズが重畳し、磁気ヘッドの位置決め制
御動作に誤差が発生する欠点がある。

本発明の目的は、サーボ情報に基づいて磁気ヘッドの位
置決め制御を行なう際に、イレーズクロストークによる
誤差の発生を防止して、確実な位置決め制御動作を実現
することができるフロッピーディスク装置の磁気ヘッド
位置決め制御装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段と作用） 本発明は、先行イレーズ方式の磁気ヘッドを備えたフロ
ッピーディスク装置において、磁気記録媒体の走行方向
における各サーボパターンの間隔が磁気記録媒体の走行
速度及び磁気ヘッドの各ギャップ間隔に基づいて決定さ
れた磁気ヘッド位置決め用サーボ情報を予め記録した磁
気記録媒体を使用する磁気ヘッド位置決め制御装置であ
る。

この磁気記録媒体から読出されたサーボ情報に基づいて
、磁気ヘッドの位置決め制御が実行されるように構成さ
れている。

このような構成により、磁気ヘッドによりサーボ情報を
読出す際に、イレーズクロストークの影響を抑制した正
確なサーボ信号を再生することができる。したがって、
イレーズクロストークによる誤差が発生せず、確実な磁
気ヘッド位置決め制御を実現することが可能となる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図乃
至第３図は同実施例の構成を説明するための図である。

先ず、同実施例に使用される先行イレーズ方式の磁気ヘ
ッドは、第２図に示すように、リード／ライトギャップ
１０及びイレーズギャップ１１を備えている。イレーズ
ギャップｔｉは、磁気記録媒体の走行方向（矢印Ａ）に
おいて、リード／ライトギャップ１０より先行した位置
に配置されている。この場合、各ギャップ１０．１１は
予め決定された所定の間隔りを有するように配置されて
いる。

一方、同実施例のフロッピーディスク装置は、第３図に
示すように、先行イレーズ方式の磁気ヘッド２０から読
出されたサーボ信号に基づいて、磁気ヘッド２０の位置
決め制御を実行する位置決め制御装置を備えている。こ
の装置は、磁気ヘッド２０により読出されたサーボ信号
に基づいて、磁気ヘッド２０を必要な位置に位置決めす
るための制御信号を生成するサーボ回路２１からなる。

サーボ回路２１は生成した制御信号をキャリッジ駆動制
御回路２２へ出力する。キャリッジ駆動制御回路２２は
磁気ヘッド２０を搭載したキャリッジ２３を駆動制御し
、磁気ヘッド２０を必要な位置まで移動させる。

ここで、磁気ヘッド２０は位置決め制御動作時に、第１
図に示すような読出し信号波形に対応するサーボパター
ン（Ａパターン及びＣパターン）からなるサーボ情報を
磁気記録媒体から読出すことになる。サーボ情報は、第
１図に示すように、磁気記録媒体の走行方向（Ａ）にお
いて、先行するＡパターンとその直後のＣパターンとが
予め決定される所定の間隔Ｔを有するように、磁気記録
媒体に予め記録されている。この間隔Ｔは、磁気記録媒
体の走行速度及び磁気ヘッド２０の各ギャップ１０゜１
１間の間隔りに基づいて決定されており、イレーズクロ
ストークによりノイズがサーボ信号に重畳しないような
範囲内に設定されている。

次に、同実施例の作用効果を説明する。先ず、磁気ヘッ
ド２０が磁気記録媒体の目標トラックでリード／ライト
動作を行なう場合に、位置決め制御動作が実行される。

即ち、磁気ヘッド２０は、第２図に示すように、サーボ
情報が予め記録された磁気記録媒体のトラック３０から
リード／ライトギャップＩＯにより、サーボ情報を読出
す。ここで、サーボ情報は、第１図に示すように、シン
クビットＳＬ、Ｓ２及びトラッキングデータＤＩ、Ｄ２
をそれぞれ有する各サーボパターンからなる。シンクビ
ットＳｌ、Ｓ２は、サーボ回路２１が再生されたサーボ
信号からトラッキングデータＤｉ、Ｄ２をサンプリング
用のタイミングを生成するためのデータである。トラッ
キングデータＤＩ、Ｄ２は磁気ヘッド２０の位置信号を
生成するためのデータある。この場合、データＤ１は例
えば磁気ヘッド２０がトラック中心より外周方向へ移動
した際にレベルが大きくなり、データＤ２はトラック中
心より内周方向に移動した際にレベルが大きくなる。

サーボ回路２１は磁気ヘッド２０により読出されたサー
ボ情報に基づいて、磁気ヘッド２０を目標トラックの中
心に位置決めするための制御信号をキャリッジ駆動制御
回路２２に出力する。これにより、キャリッジ駆動制御
回路２２はキャリッジ２３を駆動制御し、キャリッジ２
３に搭載された磁気ヘッド２０を目標トラックの中心に
位置させる。このようなサーボ情報に基づいて、磁気ヘ
ッド２０の位置決め制御を行なう動作は、従来のハード
ディスク装置におけるサーボ系の動作と基本的に同様で
ある。

ところで、磁気ヘッド２０が磁気記録媒体からサーボ情
報を読出す際に、イレーズギャップ１１によるイレーズ
クロストークが発生する。即ち、第１図に示すように、
イレーズギャップ１１により、Ｂパターンであるノイズ
信号波形が出力される。

このＢパターンは、先行したイレーズギャップ１１でＣ
パターンを読出した際に、イレーズクロストークにより
発生した信号波形である。この場合、本発明では、磁気
記録媒体にはサーボ情報のＡパターンとＣパターンとが
所定の間隔Ｔを有するように予め記録されている。この
ため、イレーズクロストークによるＢパターンがＡパタ
ーンに重畳するような状態を確実に防止することができ
る。

したがって、磁気ヘッド２０は、リード／ライトギャッ
プｌＯによりサーボ情報であるＡパターン及びＣパター
ンを、イレーズクロストークによる誤差を発生させるこ
となく正確に読出すことができる。

これにより、サーボ回路２１は、磁気へラド２ｏから正
確に読出されたサーボ情報に基づいて、誤差の無い正確
な位置決め制御を実行することができる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、磁気ヘッド位置決
め制御動作時において、磁気ヘッドが磁気記録媒体から
サーボ情報を読出す際に、イレーズクロストークによる
誤差の発生を防止して、正確なサーボ情報を読出すこと
ができる。したがって、正確に読出されたサーボ情報に
基づいて、誤差の無い確実な磁気ヘッド位置決め制御を
実現することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係わるサーボ情報の一例を示
す概念図、第２図は同実施例の先行イレーズ方式の磁気
ヘッドの構成を示す平面図、第３図は同実施例の磁気ヘ
ッド位置決め制御装置の構成を示すブロック図、第４図
は従来のイレーズクロストークの現象を説明するための
図である。 ｌＯ・・・リード／ライトギャップ、１１・・・イレー
ズギャップ、２０・・・磁気ヘッド、２１・・・サーボ
回路。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 イレーズギャップとリード／ライトギャップを備え、磁
   気記録媒体の走行方向に対して前記各ギャップ間に所定
   の間隔を有する先行イレーズ方式の磁気ヘッドと、 前記磁気記録媒体の走行方向における各サーボパターン
   の間隔が前記磁気記録媒体の走行速度及び前記磁気ヘッ
   ドの各ギャップ間隔に基づいて決定された磁気ヘッド位
   置決め用サーボ情報を予め記録した磁気記録媒体と、 前記磁気ヘッドにより前記磁気記録媒体から読出された
   前記サーボ情報に基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制
   御を実行する位置決め制御手段とを具備したことを特徴
   とするフロッピーディスク装置の磁気ヘッド位置決め制
   御装置。