JPH02247292A - 高オクタン価ガソリン及び高芳香族含有溶剤の製造方法 - Google Patents

高オクタン価ガソリン及び高芳香族含有溶剤の製造方法

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JPH02247292A
JPH02247292A JP6609489A JP6609489A JPH02247292A JP H02247292 A JPH02247292 A JP H02247292A JP 6609489 A JP6609489 A JP 6609489A JP 6609489 A JP6609489 A JP 6609489A JP H02247292 A JPH02247292 A JP H02247292A
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JP
Japan
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fraction
gasoline
solvent
kerosene
naphtha
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Pending
Application number
JP6609489A
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English (en)
Inventor
Fumio Maruyama
文夫 丸山
Shiro Aizawa
相澤 史朗
Kazuo Fujiyoshi
藤吉 一夫
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Publication date
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、灯油留分にナフサ留分を含有させて接触改質
することにより高オクタン価ガソリンとともに高芳香族
含有溶剤を製造する方法に関する。
[従来の技術] 沸点範囲が185〜220℃、或いは205〜245℃
、さらにはこの両範囲を含み、主として芳香族成分から
なる留分は、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、ユリア
樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂等を用いた焼付は塗
料用の溶剤及びシンナー、金属部品の洗浄溶剤、農薬用
の乳剤、機械用の油剤配合剤さらには反応系の溶剤とし
て使用されている。これらの溶剤は、溶解性の観点から
混合アニリン点が、185〜220℃の沸点範囲のもの
は21’C以下、205〜245℃のものは18°C以
下であることが要求されている。
従来、この種の溶剤は、石炭タール油から回収する方法
、エチレンクラッカーボトムとC9ヘビヤー(ナフサの
改質反応により得られた改質油中から回収された炭素数
9以上の留分)を混合して水素化処理する方法、ナフタ
レンのアルキル化、単環芳香族化合物の三核体化等によ
り製造されている。これらの方法は、一般に製造コスト
が高いという問題があった。
ところで、灯油留分を接触改質することにより、芳香族
成分を含有する留分が生成することが報告されテイル〔
石油学会誌、Vol、、13. No、6(1970)
、 P468〜474〕。しかし、灯油留分の改質反応
において、21℃以下の混合アニリン点を有する185
〜220℃の留分や18℃以下の混合アニリン点を有す
る205〜245℃の留分を得るためには、過酷な反応
条件としなければならず、このため触媒寿命が極めて短
くなり、工業生産上問題が有ることが判明した。
尚、高オクタン価ガソリンやベンゼン、トルエン、キシ
レン等のいわゆるBTXを製造するために、ナフサ留分
を接触改質する方法が広く行われているが、このナフサ
留分中には、上記灯油留分の沸点範囲に相当する150
℃以上の成分は、極めて僅かしか含まれておらず、この
沸点範囲の成分を30容量%以上も含むようなナフサ留
分を接触改質することは全く行われていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者は、上記問題を解決すべく、鋭意研究を進めた
結果、灯油留分にナフサ留分を含有させた状態で接触改
質させると、灯油留分のみを改質した場合に比べて、触
媒の劣化を著しく抑制することができ、また反応条件を
さほど過酷にしなくても、21°C以下の混合アニリン
点を有する185〜220℃の留分や18℃以下の混合
アニリン点を有する205〜245℃の留分を得ること
ができることを見い出した。本発明は、かかる知見に基
づいてなされたもので、本発明の目的は、安い製造コス
トで、21℃以下や18℃以下の混合アニリン点を有す
る溶解性に優れた高沸点、高芳香族含有溶剤を製造する
とともに、高オクタン価ガソリンを製造する方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の方法は、ナフサ留分を30〜70容量%含有さ
せた灯油留分を改質し、次いで得られた生成油から少な
くともガソリン留分を蒸留分離することからなり、特に
好ましくは、前記生成油から、さらに185〜220℃
の範囲の留分、或いは205〜245°Cの範囲の留分
を蒸留分離することからなるものである。
本発明にいう灯油留分とは、蒸留分離操作により150
〜300℃の温度範囲で留出する留分をいい、原油を常
圧蒸留して得られた直留の灯油留分の他、石油の各留分
、残渣等の熱分解、接触分邂、水素化分解、アルキレー
ション、その他の精製処理等により得られた前記沸点範
囲の留分等も用いることができることはいうまでもない
尚、本発明においては、上記灯油留分にナフサ留分を含
有したものを改質原料として用いるものであるが、この
ナフサ留分とは、蒸留分離操作により30〜150℃の
温度範囲で留出する留分をいい、原油を常圧蒸留して得
られた直留の前記沸点範囲の留分の他、石油の各留分、
残渣等の熱分解、接触分解、水素化分解、アルキレーシ
ョン、その他の精製処理等により得られた前記沸点範囲
の留分等も用いることができることはいうまでもない。
このナフサ留分は、灯油を含めた留分全体のうちの30
〜b%の範囲となるようにする必要がある。ナフサ留分
が30容量%以下であると、触媒劣化抑止効果が期待で
きず、また温和な条件下では所望の混合アニリン点を得
ることができない。一方、ナフサ留分を70容量%以上
とすると上記185〜220°C及び205〜245℃
の沸点範囲の留分の芳香族溶剤がほとんど得られず、本
発明の目的を達成できなくなる。このナフサ留分含有灯
油留分は、これらを含む原料油から直接蒸留により、上
記所定の範囲を満足するようにカットすることは勿論、
ナフサ留分と灯油留分とを別々にカットして、上記所定
の範囲になるように混合して調製できることは云うまで
もない。
尚、上記の留分は、硫黄分及び窒素骨を50ppm以下
としたものが、触媒の被毒防止上、好ましい。これは、
一般に採用されている水添脱硫処理方法で、通常の脱硫
条件、例えば、アルミナあるいはシリカ−アルミナ等の
担体に、コバルト、ニッケル、モリブデン、タングステ
ン等の1種以上を担持した触媒を用い、250〜430
℃の温度、lO〜200kg/cI11の圧力、液空間
速度(LH3V)0.1〜15 h−’、水素循環量5
0〜140ONrd/)c9の条件下で脱硫することに
より得られる。この水添脱硫処理は、ナフサ留分と灯油
留分と混合してナフサ留分含有灯油留分を調製する場合
は、あらかじめ別々に水添脱硫処理を行った後に混合し
ても、混合した後に水添脱硫処理を行っても良い。
一方、接触改質反応は、一般にナフサ留分等から高オク
タン価ガソリンを製造する方法として広く用いられてい
る接触改質法を採用することができる。この場合、例え
ば、アルミナを担体として白金、または白金に加えてレ
ニウム、ゲルマニウム、すず、イリジウム、ルテニウム
等を担持した触媒を用い、400〜550℃の温度、1
〜50kg/Cl11の圧力、液空間速度(LH3V)
0.1〜3.h−’、水素/油モル比0.5〜20の条
件下に行うことができる。
また、他の接触改質反応の方4法としては、ゼオライト
若しくは結晶性アルミノシリケート、シリカ、アルミナ
、ジルコニア、チタニア、クロミア、固体リン酸、また
はインジウム、ランタン、マンガン、セリウム若しくは
スズ等の酸化物、或いは、これらの2種以上の混合物を
含む酸性耐火物、またはこれらに、白金、パラジウム、
レニウム等の金属類を含有させるかあるいは担持させた
触媒等を用いて、250〜700℃の温度、1〜100
kg/c−の圧力、0.1〜20h−”(7)LH3V
、水素/油モル比0.5〜20の条件下に行なわせるこ
ともできる。
二の改質反応はりアゲタ一部が固定床の反応装置を用い
てもよいが、触媒連続再生法を付加した移動床からなる
反応装置を用いることが、効率上好ましい。
以上のようにして得られる生成油からガソリン留分を蒸
留分離することにより、留出物として高オクタン価ガソ
リンが得られ、蒸留残物として高芳香族含有溶剤が得ら
れる。この残留物から、さらに185〜220℃及び2
05〜245℃の沸点範囲の留分をそれぞれ蒸留して、
回収することにより混合アニリン点の低い溶解性に優れ
た溶剤を得ることができる。
[実施例] (実施例1〜3、比較例1〜3) 灯油留分を水添脱硫した第1表として示した性状を有す
る脱硫灯油留分及びこの灯油留分に第1表に示した性状
を有する脱硫ナフサ留分を、所定量混合した留分を原料
とし、白金を0.2重量%担持したアルミナ担体の接触
改質触媒を用いて、温度490℃、水素圧力25kg/
cボG、液空間速度(LH5V) 0 、8 h−’、
水素/油モル比6の条件下で接触改質反応を行った。こ
の生成油から、50〜159℃のガソリン留分、195
〜215℃及び215〜235℃の留分をそれぞれ蒸留
分離した。得られた各留分の収率、性状等を第2表に示
した。
(以下余白) これらの結果から、ナフサ留分を含有させた灯油留分て
は、灯油留分単独の場合に比べて、LH3Vを考えあわ
せても、コークの付着量が少なく、触媒劣化を抑制でき
、しかもが混合アニリン点の低い溶剤が得られることが
わかる。
[発明の効果] 本発明は、ナフサ留分を含有させた灯油留分を接触改質
反応させるようにしたため、高オクタン価ガソリンを得
るとともに、安い製造コストで、混合アニリン点が21
℃以下或いは18℃以下という溶解性に優れた高沸点、
高芳香族含有溶剤を製造できるという格別の効果を有す
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)灯油留分にナフサ留分を30〜70容量%含有さ
    せた留分を接触改質し、次いで得られた生成油から少な
    くともガソリン留分を蒸留分離することを特徴とする高
    オクタン価ガソリン及び高芳香族含有溶剤の製造方法。
  2. (2)請求項(1)の接触改質により得られた生成油か
    らガソリン留分と、さらに185〜220℃の範囲の留
    分を蒸留分離することを特徴とする高オクタン価ガソリ
    ン及び高芳香族含有溶剤の製造方法。
  3. (3)請求項(1)の接触改質により得られた生成油か
    らガソリン留分と、さらに205〜245℃の範囲の留
    分を蒸留分離することを特徴とする高オクタン価ガソリ
    ン及び高芳香族含有溶剤の製造方法。
JP6609489A 1989-03-20 1989-03-20 高オクタン価ガソリン及び高芳香族含有溶剤の製造方法 Pending JPH02247292A (ja)

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