JPH02247212A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH02247212A
JPH02247212A JP6793289A JP6793289A JPH02247212A JP H02247212 A JPH02247212 A JP H02247212A JP 6793289 A JP6793289 A JP 6793289A JP 6793289 A JP6793289 A JP 6793289A JP H02247212 A JPH02247212 A JP H02247212A
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meth
acrylate
bis
acryloyl
polyoxyalkylene
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JP6793289A
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Inventor
Tsutomu Arakawa
荒川 務
Satoshi Maruyama
敏 丸山
Haruo Yoshida
晴雄 吉田
Hirotaka Tagoshi
田越 宏孝
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硬化性組成物に関し、更に詳しくは4.4′−
ビス[ω−(メタ)アクリロイル(ボッオキシアルキレ
ン〕チオ、]フェニルスルフィド化合物を含有すること
を特徴とする、硬化性組成物に関する0本発明の硬化性
組成物は、硬化性に優れているばかりでな(、該硬化性
組成物を硬化して得られる硬化物は高屈折率である上、
耐熱性、低吸水性、及び光学的均一性に優れているため
、光学材料、コーティング剤、封止剤、塗料、接着剤等
の産業分野、特に光学材料の分野に極めて有用である。
[従来の技術] 従来、有機光学材料としてポリスチレン系樹脂、ポリメ
チルメタクリレート系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジ
エチレングリコールジアリルカーボネートの重合体等が
利用されており、これらは軽量性、安全性、加工性、染
色性等に優れていることから近年その需要が増大してい
る。
しかし、従来の有機光学材料、例えばポリメチルメタク
リレート系樹脂の場合、その樹脂特性として吸湿性が大
きく、吸湿の結果形状や屈折率が変化し易く、光学材料
としては不安定である。また、ポリスチレン系樹脂、ポ
リカーボネート樹脂の場合は、光学的な複屈折、散乱光
の発生、経時変化による透明度の低下等の欠点を有して
いる。
更にジエチレングリコールジアリルカーボネートの重合
体は、屈折率が低い(屈折率=1.499 )ために光
学材料としての応用範囲に自ら制限があった。
これらの欠点を改善するために種々の光学材料用樹脂が
提案されている。これらの例としては、例えば特開昭5
7−28115号公報、同57−28116号公報、同
59−184210号公報、同60−7314号公報。
同60−179406q公報、同60−217301号
公報、同6゜−186514号公報、同60−1663
07号公報、同60−103301号公報、同6G−1
24607号公報、同62−232414号公報、同6
2−235901号公報、同fi2−267316号公
報、同63−15811号公報、同63−46213号
公報、同63−72707号公報等が挙げることができ
る。
しかし、これら先行技術によって得られる硬化物は、光
学的に不均一であったり、耐候着色が著しかったり、寸
法安定性が欠けたりする等、光学材料としては一長一短
があって必ずしも満足すべき材料ではなかった。
[発明が解決しようとする課題J 本発明の目的は、従来の光学材料用樹脂の欠点を克服し
、光学材料として好適であるばかりでなく、コーティン
グ剤、封止剤、塗料、接着剤等の材料として使用するこ
とも出来る、光学的均一性、低吸水性、耐熱性等の諸物
性を兼備したバランスのとれた硬化物を製造するために
好適な硬化性組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成し得る硬化性組成物を提供でき
た。すなわち、本発明は (以下余白) 一般式(I) (式中、 R1,Rzはそれぞれ独立に水素又はメチル
基を表わし、m、nはそれぞれ独立に1から5の整数を
表わす、) で表わされる4、4°−ビス[ω−(メタ)アクリロイ
ル(ポリオキシアルキレン)チ第1フェニルスルフィド
化合物lO〜100重量%と該化合物と共重合可能なビ
ニル系千ツマー90〜O重量%よりなるモノマー成分と
、ラジカル重合開始剤とからなる硬化性組成物である。
本発明において使用される上記−数式(T)で表わされ
る4、4°−ビス[ω−(メタ)アクリロイル(ポリオ
キシアルキレン)チオ]フェニルスルフィド化合物は、
例えば水酸化ナトリウム等の塩基を触媒として、4.4
’ −ジメルカプトフェニルスルフィドとエチレンオキ
シドもしくはプロピレンオキシドを作用させてヒドロキ
シアルキル化した後、(メタ)アクリル酸とエステル化
反応させることによって容易に合成することができる。
また、上記−数式(1)で表わされる4、4゛−ビス[
ω−(メタ)アクリロイル(ポリオキシアルキレン)チ
第1フェニルスルフィド化合物を製造する他の方法とし
ては1例えば炭酸カリウムを触媒としであるいは無触媒
で4.4°−ジメルカプトフェニルスルフィドとエチレ
ンカーボネートもしくはプロピレンカーボネートを作用
させてヒドロキシアルキル化した後、(メタ)アクリル
酸とエステル化反応させることによって得る方法もある
上記−数式(I)で表わされる4、4°−ビス[ω−(
メタ)アクリロイル(ポリオキシアルキレン)チオ]フ
ェニルスルフィド化合物は、他のそれと共重合可能なビ
ニル系モノマーとの混合が容易である上、水との親和性
が低く、且つ高い屈折率を有するという特長がある。し
たがって。
4.4°−ビス[ω−(メタ)アクリロイル(ボッオキ
シアルキレン)チ第1フェニルスルフィド化合物を使用
目的に応じた任意の配合比で、この4.4°−ビス[ω
−(メタ)アクリロイル(ポリオキシアルキレン)チオ
]フェニルスルフィド化合物の少なくとも1m以上と、
それと共重合可能な他のビニル系モノマーを混合するこ
とによって、組成物を硬化させて得られる硬化物の諸物
性を種々変化させることができる。
本発明の目的を達成するために用いられる4゜4′−と
ス[ω−(メタ)アクリロイル(ポリオキシアルキレン
)チ第1フェニルスルフィド化合物の使用量は、モノマ
ー成分の合計量中に少なくとも10重量%、好ましくは
少なくとも15重量%であり、4.4°−ビス[ω−(
メタ)アクリロイル(ポリオキシアルキレン)チオ1フ
工ニルスルフイド化合物単独を重合させても良い。
4.4°−ビス[ω−(メタ)アクリロイル(ポリオキ
シアルキレン)チオJフェニルスルフィド化合物の使用
量が10重量%よりも少ない場合には、硬化して得られ
る硬化物の光学特性、吸水性及び耐熱性のうちのいずれ
かにおいて充分な効果が期待できず好ましくない、4.
4°−ビス[ω−(メタ)アクリロイル(ポリオキシア
ルキレン)チオJフェニルスルフィド化合物の使用量は
、使用目的や配合する該化合物と共重合可能な他のビニ
ル系モノマーの種類に応じて10〜100重量%の範囲
で自由に変えることができる。
例えば、硬化物の屈折率や耐熱性を高めたり。
吸水率を低減させるためには、4.4’−ビス〔ω−(
メタ)アクリロイル(ポリオキシアルキレン)チオJフ
ェニルスルフィド化合物の配合量を多くすれば良い。
本発明において使用される、共重合可能なビニル系モノ
マーは単官能であっても多官能であってもよく、4.4
°−とス[ω−(メタ)アクリロイル(ポリオキシアル
キレン)チオJフェニルスルフィド化合物と相溶性のあ
るものであれば特に制限はない、また、共重合可能なビ
ニル系モノマーは二種類以上を混合して用いることも出
来る。
4.4゛−ビス【ω−(メタ)アクリロイル(ポリオキ
シアルキレン)チオ〕フェニルスルフィド化合物と共重
合可能なビニル系モノマーとしては、例えば、不飽和脂
肪酸エステル、芳香族ビニル化合物、不飽和脂肪酸及び
その誘導体、不飽和二塩基酸及びその誘導体、(メタ)
アクリルニトリル等のシアン化ビニル化合物等が挙げら
れる。
不飽和脂肪酸エステルとしては、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ〕
アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、メチルシクロヘキ
シル(メタ)アクリレート、(イソ)ボルニル(メタ)
アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート等の
アルキル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アク
リレート、ベンジル(メタ)アクリレート、l−ナフチ
ル(メタ)アクリレート、フルオロフェニル(メタ)ア
クリレート、クロロフェニル(メタ)アクリレート、ブ
ロモフェニル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニ
ル(メタ)アクリレート、メトキシフェニル(メタ)ア
クリレート、シアノフェニル(メタ)アクリレート、ビ
フェニル(メタ)アクリレート、ブロモベンジル(メタ
)アクリレート等のアクリル酸芳香族エステル、フルオ
ロメチル(メタ)アクリレート、クロロメチル(メタ)
アクリレート、ブロモエチル(メタ)アクリレート、ト
リクロロメチル(メタ)アクリレート等のハロアルキル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、 (メタ)アクリル酸ポリエチレングリ
コールエステル等の他、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、アルキルアミノ(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸エステルがある。また、α−フルオロアクリ
ル酸エステル。
α−シアノアクリル酸エステル等のa−置換アクリル酸
エステル等がある。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、またはα−メ
チルスチレン、α−エチルスチレン、α−クロルスチレ
ン等のα−置換スチレン、フルオロスチレン、クロロス
チレン、ブロモスチレン、クロロメチルスチレン、メト
キシスチレン等の核置換スチレンがある。
不飽和脂肪酸及びその誘導体としては、(メタ)アクリ
ルアミド、N、N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、
N、N−ジエチル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)
アクリルアミド類、(メタ)アクリル酸等がある。
不飽和二塩基酸及びその誘導体としては。
N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド。
N−ブチルマレイミド、N−シクロへキシルマレイミド
、N−フェニルマレイミド、N−メチルフェニルマレイ
ミド、N−クロロフェニルマレイミド、N−カルボキシ
フェニルマレイミド等のN−置換マレイミド、マレイン
酸、無水マレイン酸、フマル酸等がある。
上記単官能性ビニル単量体の他、本発明に用いられる共
重合可能な他のビニル糸上ツマ−としては、架橋性多官
能モノマーが挙げられる1例えば、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリブロビレングリコールジ(メタ)アク
リレ−)、1.3−ブチレングリコールジ(メタ)アク
リレート5 l、4−ブタンジオールジ(メタ)アクリ
レート、1.5−ペンタジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1.6−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレート
、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジ
(メタ)アクリレート、オリゴエステルジ(メタ)アク
リレート、ポリブタジエンジ(メタ)アクリレート、2
.2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル
)プロパン、2.2−ビス(4−(ω−(メタノアクリ
ロイルオキポリジェトキシ)フェニル)プロパン、2,
2−ビス(4−(ω−(メタ)アクリロイルオキシポリ
エトキシ)ジブロモフェニル)プロパン、2゜2−ビス
(4−(ω−(メタ)アクリロイルオキシポリエトキシ
)フェニル)プロパン、ビス(4−(ω−(メタ)アク
リロイルオキシポリエトキシ)フェニル)メタン等のジ
(メタ)アクリレートや、ジアリルフタレート、ジアリ
ルイソフタレ−1・、ジアリルテレフタレート、ジアリ
ルカーボネート、ジエチレングリコールジアリルカーボ
ネート、ジビニルベンゼン、N、N’−m−フェニレン
ビスマレイミド等の二官能性の架橋性モノマー、トリメ
チロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ (メタ)アクリレート、トリ(メタ)ア
リルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテート、ジ
アリルカーボネ−ト等の三官能性の架橋性上ツマ−、ペ
ンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートのごと
き四官能性の架橋性子ツマー等が挙げられる。
4.4°−ビス[ω−(メタ)アクリロイル(ポリオキ
シアルキレン)チオ]フェニルスルフィド化合物と共重
合可能なビニル系千ツマ−との組成物は、ラジカル重合
によって硬化させることができる。ラジカル重合におい
て用いられるラジカル重合開始剤は、熱、マイクロ波、
赤外線または紫外線によってラジカルを生成し得るもの
であればいずれのラジカル重合開始剤の使用も可能であ
り、硬化性組成物の用途、目的に応じて適宜選択するこ
とができる。
熱、マイクロ波、赤外線による重合に際して使用できる
ラジカル重合開始剤としては、例えば2.2°−アゾビ
スイソブチロニトリル、22°−アゾビスイソバレロニ
]・リル、2.2゜−アゾビス(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)等のアゾ系化合物、メチルエチルケトンパ
ーオキシド、メチルインブチルケトンパーオキシド、シ
クロヘキサノンパーオキシド、アセチルアセトンパーオ
キシド等のケトンパーオキシド類、イソブチリルパーオ
キシド、2.4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、0
−メチルベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキ
シド、p−クロロベンゾイルパーオキシド等のジアシル
パーオキシド類、2.4.4−1−リフチルベンチルー
2−ヒドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼンパー
オキシド、クメンヒドロパーオキシド、t−ブチルバー
オキシド等のヒドロパーオキシド類、ジクミルパーオキ
シド、t−ブチルクミルパーオキシド、ジ−t−ブチル
パーオキシド2 トリス(t−ブチルパーオキシ)トリ
アジン等のジアルキルパーオキシド類、1.1−ジ−t
−ブチルパーオキシシクロヘキサン、2.2−ジ(t−
ブチルパーオキシ)ブタン等のパーオキシケタール類、
t−ブチルパーオキシビバレート、t−ブチルパーオキ
シ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ
イソブチレート、ジ−t−ブチルパーオキシへキサヒド
ロテレフタレート、ジ−t−ブチルパーオキシアゼレー
ト。
t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサ
ノエート、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、ジー1−ブチルパーオキシ
トリメチルアジベート等のアルキルパーエステル類、ジ
イソプロビルバオキシジカーボネート、ジー5ec−ブ
チルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシ
イソプロビルカーボネート等のバーカーボネート類が挙
げられる。
紫外線による重合に際して使用できるラジカル重合開始
剤としては、例えばアセトフェノン。
2.2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2
.2−ジェトキシアセトフェノン54゜−イソプロピル
−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−
ヒドロキシ−2−メチルプロピフェノン、4,4°−ビ
ス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ベンゾフェノン
、メチル(0−ベンゾイル)ベンゾエート、■−フェニ
ル1.2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボ
ニル)オキシム、1−フェニル−1,2−プロパンジオ
ン−2−(0−ベンゾイル)オキシム、ベンゾイン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチ
ルエーテル、ベンゾインオクチルエーテル、ベンジル、
ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケタール
ジアセチル等のカルボニル化合物、メチルアントラキノ
ン、クロロアントラキノン、クロロチオキサントン、2
−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサン
トン等のアントラキノンまたはチオキサントン誘導体、
ジフェニルジスルフィド、ジヂオカーバメート等の硫黄
化合物が挙げられる。
ラジカル重合開始剤の使用量は、ラジカル重合開始剤の
種類、仕込モノマーの種類及び組成比により変化するの
で一概には決められないが、通常はモノマー成分に対し
て0.001〜20モル%の範囲、好ましくは0.01
〜10モル%の範囲である。ラジカル重合開始剤の使用
量が0.001モル%未満では1重合に長時間を要し、
また20モル%を越える使用量では、経済的でないばか
りか場合によっては重合中に発泡したり、重合によって
得られる硬化物の分子量が著しく小さくなるために好ま
しくない。
本発明の硬化性組成物は、そのまま重合、硬化しても良
いし、目的によっては予備重合した後に重合、硬化する
ことによって粘度の調整を図ったり重合時の収縮率を軽
減することができる。
本発明の硬化性組成物は、透光性が特に要求されない場
合には必要に応じて種々の充填材を配合して使用するこ
とも可能である。ここで用いられる充填材としてはガラ
スファイバー、アルミナ繊維、カーボンファイバー、ア
ラミド繊維等の他、シリカ2アルミナ、硫酸バリウム、
酸化チタン等の粉末充填材が挙げられる。その他、難燃
材、染料、顔料等も併用できることは言うまでもない。
硬化性組成物の硬化に際しての重合温度及び重合時間に
ついては、使用するラジカル重合開始剤の種類及びその
使用量により異なるため一概には規定できないが1重合
部度については通常0〜200℃の範囲が好ましく2重
合時間については通常0.5〜50時間の範囲が好まし
い。
r実施例] 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。
なお、実施例及び比較例において得られた硬化物の諸物
性は、下記の方法により測定した。
(1)屈折率 アラへ屈折計(島津製作所製3L型)を用いて、20℃
における屈折率を測定した。
(2)光透過率 分光光度計(日立製作剛製150−20fi)を用いて
、波長550nmの光による厚さ3mmの平板の透過率
の測定を行なった。
(3)ガラス転移温度(Tg) 粘弾性測定装置(オリエンチック社製しオバイブロンD
DV−n−EP型)を用いて、tanδのピーク(変曲
点)を読み取ることによって、試料(厚さ0.1mm)
のガラス転移温度とした。
(4)吸水率 J r S−に−7209の試験片を用い、50℃で5
日間減圧乾燥させたサンプルを100℃の水中に2時間
浸漬した際の重量増加の割合を乾燥重量を基準にして示
した。
(実施例1) 4.4°−ビス(2−アクリロイルオキシエチルチオ)
フェニルスルフィド(重合性上ツマ−A)50gに、ラ
ジカル重合開始剤として2゜2゛−アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)250rngを溶解させ、5
cmx5cmXO,3cmのガラスモールド及び0.2
mmX50mmX20mmのガラスセル中にそれぞれ注
入し、窒素気流気下35℃で10時間加熱した後、昇温
速度lO℃/ h rで80℃まで加熱して脱型し、さ
らに100℃で1時間加熱硬化させた4 得られた硬化物は均一で無色透明な樹脂であった。硬化
物の各物性値を表1に示した。
(実施例2) 重合性子ツマ−B (m+n=4−6の混合物)を実施例1と同様の手法に
より硬化させた。
得られた硬化物の各物性値を表1に示した。
(実施例3) 重合性子ツマ−C (m+n=2−6の混合物)を実施例1と同様の手法に
より硬化させた。得られた硬化物の各物性値を表1に示
した。
(実施例4) 4.4゛−ビス(2−アクリロイルオキシプロピルチオ
)フェニルスルフィド(重合性モノマーD)を実施例1
と同様の手法により硬化させた。
得られた硬化物の各物性値を表1に示した。
(実施例5〜9及び比較例1〜3) 実施例1〜3で用いられた一般式(I)で表わされる重
合性モノマーA、BおよびCに、他のビニル糸上ツマ−
を表1に示された組成比で混合し実施例1と同様の手法
により硬化物を得た。但し比較例3においては、ラジカ
ル重合開始剤として2.2゛−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)250mgの代わりにジイソプロ
ピルパーオキシジカーボネート1.0gを用いた。得ら
れた物性値を表1に示した。
(以下余白) m:=n=1 m=n=2 3) ジエチレングリコールビスアリルカーボネート表
1から明らかな如く比較例1〜3で得られる硬化物に比
べて、本発明の硬化性組成物を硬化して得られる硬化物
は、高屈折率であり、また吸水率も小さいことが分かる
[発明の効果] 本発明の硬化性組成物は、優れた硬化性を有しているば
かりでなく2本発明の硬化性組成物を硬化して得られる
硬化物は、光学的均一性に優れ、高屈折率であるうえに
高耐熱性、低吸水性等の物性的特長を有しているため、
特に光学材料の産業分野で有用である他、コーティング
剤2封止剤、塗料、接着剤等の産業分野にも有用である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) (式中、R_1、R_2はそれぞれ独立に水素又はメチ
    ル基を表わし、m、nはそれぞれ独立に1から5の整数
    を表わす。) で示される4,4’−ビス[ω−(メタ)アクリロイル
    (ポリオキシアルキレン)チオ]フェニルスルフィド化
    合物10〜100重量%と該化合物と共重合可能なビニ
    ル系モノマー90〜0重量%よりなるモノマー成分と、
    ラジカル重合開始剤とからなる硬化性組成物。
JP6793289A 1989-03-20 1989-03-20 硬化性組成物 Pending JPH02247212A (ja)

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