JPH02245465A - 燃料ポンプ装着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車の乗客用座席への伝動とノイズを減衰さ
せるために、自動車燃料タンクまたは燃料タンク内の復
流ないし吸引キャニスタ−に電気燃料ポンプを装着する
装置に関する。

（従来の技術） 燃料噴射装置の出現以来、自動車の内燃機関へ燃料を供
給するために電気燃料ポンプを利用することは、はぼ普
遍化された。この装置は真空装置やエンジンで駆動され
る燃料ポンプによってタンクから燃料を引き出す従来装
置に取って代った。

然しなから燃料タンクは通常後部座席区分の下の自動車
後部に設置されているので、上記した燃料送出のために
使用される回転式定容積型ポンプから生じるノイズと振
動を出来るだけ小さくすることが好ましい。この努力は
フラッシュバックノイズを弱めるためのポンプ設計をも
たらした。またノイズと振動を分離するような方式で、
ポンプを設置する努力として結実している。

あるものにおいては、ポンプ回路の制圧機、または吸引
装置から戻り燃料を受容するため、キャニスタ−１即ち
小型容器が燃料タンクに装着される。この配置では、通
常キャニスタ−の軸に対し平行にポンプをキャニスタ−
内に装着し、該ポンプは燃料をキャニスタ−底部から引
いて、エンジンに燃料を供給する放出導管へ送出する。

ノイズ減衰構造の一例として、肋材状の可撓性ジャケッ
トを用いてポンプを取り囲み装着したタラケイ（Ｔｕｃ
ｋｅｄ）による米国特許筒４．７８０．０６３号（１９
８８）がある。別の例は１９８８年１２月１６日、ツー
バー・タラスキ（Ｈｏｏｎｅｒ　＆　Ｔｏｌａｓｋｉ）
による米国特許出願第２８４．９９６号に開示されてお
り、ここでは金属製コイルばねがジャケット内にポンプ
室を装着し、該ジャケットは燃料タンク内で燃料戻し管
上に支持される。この戻し管は燃料タンクキャニスタ−
の中に存在し得、或いはポンプをタンク内のバッフル装
置、またはタンク自体の中に装着してもよい。

〔発明が解決しようとする課題］ 本発明も取り囲むジャケットの各端部の特殊設計のグロ
メットによるノイズ及び振動減衰を目的とし、該ジャケ
ットはタンク内のフランジ、バッフルまたは燃料タンク
やキャニスタ−に延びる戻し管に装着される。該グロメ
ットは取り囲むジャケットとポンプ室自身にそれぞれ接
触する放射状突出部を有する。接触し、支持し、隔離し
た突出部と、該突出部が装着されたグロメットの壁は、
ねじれ方向のポンプ振動のみならず縦方向、側方向のポ
ンプ振動を吸収する弾力性に冨み、よって包囲するキャ
ニスタ−または燃料タンクへの伝動を除去する。

〔発明の概要〕

本発明の目的は自動車、特に燃料タンクにポンプを装着
した自動車に利用される電気ポンプのための装着装置に
よって達成される。乗客に迷惑なポンプ及びポンプモー
タの振動とノイズを減らすため、自動車の燃料タンクに
担持されるジャケット囲いの内側にポンプを装着する。

ジャケット内のポンプ用懸架は比較的柔軟な可撓性素材
の同一の装着リングで構成され、該リングはリングの外
側でジャケット内壁と、リングの内側でポンプ室とそれ
ぞれ接する内側及び外側の比較的薄い突出部を有する。

該突出部の放射状連続はポンプのジャケット内での軸配
置を確立する。

〔実施例〕

第１図を参照すると、壁２０を備えたタンクキャニスタ
−が示される。キャニスタ−を用いた燃料装置でのポン
プ装着の一例として、キャニスタ−内のポンプが燃料を
燃料レイルへ導いて放出口に燃料を送出し、該回路中に
、キャニスタ−へ温厚させる流出口を持つ減圧弁がある
。燃料タンク内にキャニスタ−を支持するための取り外
し可能なカバーに、戻し管が装着され、線管は該カバー
に片持梁のように突出してキャニスタ−へ寄りかかる。

上記参考の米国特許出願番号第２８４．９９６号（１９
８８年１２月１６日）は、戻し管のこの装着方式を示す
。第１図中、管２２は燃料戻し管である。燃料タンク内
の他の構造は、タンクバッフルやタンク内フランジのよ
うにポンプを支持するために利用可能である。

ポンプ支持ハウジングないしジャケットは、内向きフラ
ンジ２６付きの円筒形頂部２４と、内向きフランジ３０
付きの底部２８とから形成され、双方は嵌合式接合部３
２で接合する。各部分２４．２８は管２２を受容する整
合開口部３８を設けた側方突出部３４．３６を有する。

施錠プレート４０が該頂部２４、底部２８を一諸に施錠
し同時に管２２を緊締するように、該突出部３４．３６
にボルトで取り付けられる。前述した通り、ポンプジャ
ケットの頂部２４及び底部２８を燃料タンク内に機構的
に装着する他の手段も利用可能である。

取入口５１、放出口５２及び各端に保持ショルダー５４
．５６を備えた電気燃料ポンプ本体５０を第１図に示す
。隔離グロメット６０はジャケットの画部分の各先端に
配置される。

第２図はポンプ本体と接触する端部から見た弾性を有す
る該グロメット６０を示す。グロメットは内側に延長す
るフランジ６４を一端に設けた基本リング６２から成る
。リング６２の外周縁に複数の、この例では、８個の放
射状外側向きのリブ突出部６６があり、その軸方向の長
さは壁の軸方向寸法より大きい（第３図）。これら突出
部６６は６８の所で内側に折曲してフランジ６４に重な
り、かつ該フランジの内側リムまで延長して、比較的薄
い周縁寸法でＬ形放射状軸方向突出部を形成する。

突出部６６の間に、複数の内側に延長するＬ形の放射状
リブ突出部７０がリング６２の内壁上にあって、７４の
所で下方、かつフランジ６４上に延長し、加えて７８の
所でフランジの内縁に沿って軸方向に延長する。

この構造を全体的に再見すれば、フランジ付きリング６
２の外側と内側の双方は、各側それぞれにおいてフラン
ジ６４上に重なって延長するＬ形の突出部を有する。こ
れらの突出部はリング上の基部から外方の丸味のある先
端面へと小さくなる楔状に形成されることが好適である
。リングと突出部のジュロミータ−率は７０であるため
、該突出部はポンプ重量を支持し、なおかつ弾力的支持
を提供する。最適素材はフッ化シリコンやフン化エラス
トマーで、これらはアルコール並びにオイル留出物を含
む可能性のある炭化水素燃料に対して高い耐性を持つ。

加えて、該設計は素材の膨張にも拘らず可撓性を維持す
ることによって、燃料との接触で膨張しやすい素材の使
用を考慮している。

第１図は明示する通り、リング６０はカップ様式でポン
プ本体５０の先端に容易に嵌まる。垂直のリブ突出部７
０の内側先端面は、ポンプハウジング本体５０の外壁と
接し、放射状突出部７４はポンプ本体の先端面と接する
。外側では、外方リブ６６がポンプジャケット２４．２
８の内面と接する。外端突出部６８はジャケット２４．
２８のフランジ２６．３０の環状内面と接触する。

従って、ポンプ本体は弾力性のあるリブによって支持ジ
ャケットから完全に隔離されており、該リブは振動、特
にポンプが作動する際のポンプのねじれ運動を吸収する
固有の可撓性と弾性とを有する。またポンプ本体周囲の
空間がポンプのノイズを更に隔離する。

第５図、第６図は隔離リングとしての該グロメットの改
変例を示す。この実施例で内側リブ、外側リブは第１図
乃至第４図における互い遅い配置ではなく、同一放射状
平面にある。外側の垂直リブ９２は内向きフランジ９６
を伴った基本リング本体９４から、外方向に突出する。

該リブ９２は外端接触部９Ｂを提供するべく、フランジ
９６上に放射状内側に向う。内側垂直リブ１００は内側
放射状リブ１０２と合致する。

上記隔離リングは第１図に図示、説明したものと大体同
じ方式で作用するが、内側リブと外側リブの同一周縁配
置の故に、ポンプの軸方向の可撓性が劣る。しかしこの
設計も燃料ポンプのねじれ運動に対し高い可撓性を保持
する。

〔発明の効果〕

上述したリングは振動吸収に対し、２つの機能を持つこ
とを認識すべきである。ポンプの低率の正常な振動作動
はリブ突出部のたわみと、リブが装着された壁の固有運
動とによって吸収される。

二の低率吸収は周囲ジャケット内のポンプ本体の側方、
軸方向、並びにねじれの運動を処理する上で重要である
。例外的な荷重や道路ショックに起因する振動または運
動の高度な促進は、リブを破壊し、リング自体の基本素
材の弾力性によって吸収される可能性がある。これは高
い荷重ショックに対して高率の抵抗力を与える。このよ
うに基本リングとリブ突出部は共に弾力性に富むことが
望ましい。

【図面の簡単な説明】 第１図は燃料タンクキャニスタ−に装着したグロメット
の第２図中の線１−１における縦軸方向断面図、 第２図はグロメットの内側端部の平面図、第３図は第２
図中の線３−３における部分断面図、 第４図は第２図中の線４−４における部分断面図、 第５図は改変したグロメット構造の平面図、第６図は第
５図中の線６−６における部分断面図である。 ２０・・・タンクキャニスタ−の壁、２２・・・燃料戻
し管、２４・・・ジャケット頂部、２８・・・ジャケッ
ト底部、２６．３０・・・ジャケットのフランジ、３４
゜３６・・・側方突出部、５０・・・電気燃料ポンプ本
体、５１・・・取入口、５２・・・放出口、５４．５６
・・・保持ショルダー、６０・・・グロメット、６２．
９４・・・基本リング、６４．９６・・・フランジ、６
６．９２・・・外側リブ、７０．１００・・・内側リブ
。 第１図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）　燃料タンクから燃料分配装置へ燃料を送出する
   ために燃料ポンプが利用される乗用車燃料システム用の
   燃料ポンプ装着装置において、 ノイズの発出及び振動を減らす改良手段が、（ａ）円筒
   形外壁とケーシングの各端に端壁のついた全体として円
   筒形のケーシングを有する燃料ポンプと、 （ｂ）該ポンプケーシングから隔置された壁と各端に内
   方へ折曲したフランジとを有し、該ポンプを取り囲む端
   部の開いた囲い部と、 （ｃ）該囲い部を燃料タンクに装着する手段と、（ｄ）
   該ポンプケーシングの各端において、該ポンプを該囲い
   部内で弾力的に浮揚させるべく、該囲い部の内側に対し
   て押圧する弾性手段とからなり、 該弾性手段がポンプケーシングの円筒壁の一部分と端壁
   の環状部分とにカップ式に重なる撓みやすい弾性素材で
   形成したリングと、該リングと一体を成す内側向きのフ
   ランジとを有し、該リング及び該リングと一体的なフラ
   ンジの外側面及び内側面が、内側でポンプの円筒壁と端
   壁とに接触し、外側で囲い部の壁と囲い部の内向きフラ
   ンジと接触して、該リング及び該リングと一体的なフラ
   ンジを該囲い部と該ポンプケーシングとから隔置するた
   めの周縁上に隔置した細いリブを有し、 よってリブとリングの弾力性がポンプの側方、軸方向、
   並びにねじれ方向の運動を吸収し、強い衝撃荷重がリン
   グ自身の高い弾力性によって吸収されることを特徴とす
   る燃料ポンプ装着装置。
2. （２）　該リング及び該リングと一体的なフランジの外
   側部の該リブが、該リング及び該リングと一体的なフラ
   ンジの内側部のリブから周縁上で隔置されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の燃料ポンプ装
   着装置。
3. （３）　該リングがフッ化エラストマーまたはフッ化シ
   リコン素材で形成されることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の燃料ポンプ装着装置。
4. （４）　該リブの断面形状が、リング及び該リングと一
   体的なフランジの基礎部分から接触先端部分へと小さく
   先細る形状を呈すように形成されることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載の燃料ポンプ装着装置。
5. （５）　該リング及び該リングと一体的なフランジの内
   側、外側の該リブがＬ形状を成し、Ｌ形状リブの一方の
   脚が該リングの壁と一体を成し、他方の脚が該リングと
   一体的なフランジに沿って放射状に延長することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載の燃料ポンプ装着装
   置。
6. （６）　該内側のＬ形状リブがフランジの内縁に沿った
   軸方向戻り部分を有することを特徴とする特許請求の範
   囲第５項に記載の燃料ポンプ装着装置。