JPH02243392A - 熱転写色素受像材料 - Google Patents

熱転写色素受像材料

Info

Publication number
JPH02243392A
JPH02243392A JP1065063A JP6506389A JPH02243392A JP H02243392 A JPH02243392 A JP H02243392A JP 1065063 A JP1065063 A JP 1065063A JP 6506389 A JP6506389 A JP 6506389A JP H02243392 A JPH02243392 A JP H02243392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
thermal transfer
layer
image
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1065063A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Aono
俊明 青野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1065063A priority Critical patent/JPH02243392A/ja
Publication of JPH02243392A publication Critical patent/JPH02243392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱移行型の色素を用いた熱転写法に用いる熱転
写受像材料に関するものであり、特に色素受容性物質が
親水性バインダー中に分散された系における、熱転写時
の受像材料と色素供与材料の熱融着、受像材料の集積時
の給紙性、搬送性、画像の保存安定性さらには該受像材
料を構成する層の塗布性が改良された熱転写受像材料に
関するものである。
(背景技術) 近年、情報産業の急速な発展に伴い、種々の情報処理シ
ステムが開発され、またそれぞれの情報処理システムに
適した記録方法および装置も開発、採用されている。こ
のような記録方法の一つとして熱転写記録方法は、使用
する装置が軽量かつコンパクトで騒音がな(、操作性、
保守性にも優れており、カラー化も容易であり、最近広
く使用されている。この熱転写記録方法には大きく分け
て熱溶融型と熱移行性の2種類がある。後者の方法は支
持体上にバインダーと熱移行性色素を含有する色素供与
層を有する熱転写色素供与材料を熱転写受像材料と重ね
合わせて、色素供与材料の支持体側から熱印加し、熱印
加したパターン状に熱移行性色素を記録媒体(熱転写受
像材料)に転写させて転写像を得る方法である。
なお、ここで熱移行性の色素とは、昇華または媒体中で
の拡散により熱転写色素供与材料から熱転写受像材料へ
転写しうる色素をいう。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この熱移行型の熱転写記録方法に用いられる熱
転写受像材料には次のような問題点がある。
熱転写色素供与材料と熱転写受像材料を重ね合せて、熱
印加により熱移行性色素を色素供与材料から受像材料に
転写する際、両者が融着しそのために色素供与材料の色
素供与層が剥離して受像材料の転写面に付着したり、ひ
どい場合には搬送不能となりプリンターが停止してしま
うという故障が発生することがある。上記故障は特に十
分な転写濃度を得るために印加電圧を挙げ高温で熱転写
を行う場合に顕著に発生する。
又、熱転写記録時、数十枚単位で積重状態に置かれた受
像材料を1枚づつ給紙してプリントしていくが、受像材
料間の滑り性が悪いと多数枚給紙が発生する。
これらの熱融着、多数枚給紙等の問題を解決するために
、通常シリコーンオイル等の離型剤が用いられる。とこ
ろが熱転写受像材料を構成する各層がポリエステル等の
親油性バインダーで構成されていると、十分に効果が得
られる程の量のシリコーンオイルを添加すると、転写画
像が保存中ににじんでしまうという問題点が生ずる。更
に上記にじみをなくするためにバインダー中にイソシア
ネート系硬化剤を添加し、シリコーンオイルを該硬化剤
と反応しうる基(アミノ基等)で変性して併用する方法
が特開昭61−199997号に提案されている。しか
しながらこの方法は、使用するシリコーンオイル及びバ
インダーが限定されるうえに、経時とともに転写感度が
低下するという問題点がある。
(課題を解決するための手段) 上記諸問題は支持体上に、加熱された際に熱転写色素供
与材料から移行してくる色素を受容して画像を形成する
ための受像層を少なくとも一層設けた熱転写受像材料に
おいて、該受像層が色素受容物質を水溶性バインダー中
に分散した組成物よりなり、かつ少なくとも最外層にシ
リコーン系化合物を含有することを特徴とする熱転写受
像材料によって解決された。
本発明の熱転写受像材料には色素の受像層が設けられる
。この受像層は、印字の際に熱転写色素供与材料から移
行してくる熱移行性色素を受は入れ、熱移行性色素が染
着する働きを有している熱移行性色素を受容しうる物質
を水溶性バインダー中に分散して担持しているものであ
る。受像層の厚みは1〜50μm程度であることが好ま
しい。
熱移行性色素を受容しうるThfの代表例であるポリマ
ーとしては次のような樹脂が挙げられる。
(イ)エステル結合を有するもの テレフタル酸、イソフタル酸、コハク酸などのジカルボ
ン酸成分(これらのジカルボン酸成分にはスルホン基、
カルボキシル基などが置換していてもよい)と、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノールAな
どの縮合により得られるポリエステル樹脂:ポリメチル
メタクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリメチル
アクリレート、ポリブチルアクリレートなどのポリアク
リル酸エステル樹脂またはポリメタクリル酸エステル樹
脂:ポリカーボネート樹脂:ポリ酢酸ビニル樹脂:スチ
レンアクリレート樹脂:ビニルトルエンアクリレート樹
脂など。具体的には特開昭59−101395号、同6
3−7971号、同63−7972号、同63−797
3号、同60−294862号に記載のものを挙げるこ
とができる。また、市販品としては東洋紡製のバイロン
290、バイロン200、バイロン280、バイロン3
00、バイロン103、バイロンGK140、バイロン
GK−130、花王製のATR−2009、ATR−2
010などが使用できる。
(ロ)ウレタン結合を有するもの ポリウレタン樹脂など。
(ハ)アミド結合を有するもの ポリアミド樹脂など。
(ニ)尿素結合を有するもの 尿素樹脂など。
(ホ)スルオン結合を有するもの。
ポリスルホン樹脂など。
(へ)その他極性の高い結合を有するものポリカプロラ
クトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂など。
上記のような合成樹脂に加えて、これらの混合物あるい
は共重合体なども使用できる。
熱転写受像材料中、特に受像層中には、熱移行性色素を
受容しうる物質として、または色素の拡散助剤として高
沸点有機溶剤または熱溶剤を含有させることができる。
高沸点有機溶剤としては、特開昭59−83154号、
同59−178451号、同59−178452号、同
59−178453号、同59−178454号、同5
9−178455号、同59−178457号等に記載
されているようなエステル類(例えばフタル酸エステル
類、リン酸エステル類、脂肪酸エステル類)、アミド類
(例えば脂肪酸アミド類、スルホアミド類)、エーテル
類、アルコール類、パラフィン類などの化合物が挙げら
れる。
熱溶剤としては、■色素と相溶性があること、■常温で
は固体であるが、転写時サーマルヘッドによって加熱さ
れたときに融解(他の成分との混合融解でもよい)する
こと、■サアマルヘッドによる加熱によって分解しない
こと、といった諸性質を有する化合物が用いられる。好
ましくは35〜250°C1特に35〜200°Cの融
点を示し、(無機性/有機性)値〈1.5である化合物
が好ましい。ここで無機性、有機性とは化合物の性状を
予測するための概念であり、詳細は例えば「化学の領域
」11.719頁(1957)に記載されている。
高沸点有機溶剤および熱溶剤の具体例としては、特開昭
62−174754号、同62−245253号、同6
1−209444号、同61−200538号、同62
−8145号、同62−9348号、同62−3024
7号、同62−136646号に記載の化合物を挙げる
ことができる。
高沸点有機溶媒および/または熱溶剤は受像層中にミク
ロに溶解または分散された形態で単独で用いることもで
きるが、熱移行性色素を受容しうるポリマーと混合して
用いることもできる。
また、上記の高沸点有機溶剤は、スベリ性、剥離性、カ
ールバランス等の改良の目的で使用してもよい。
本発明の熱転写受像材料の受像層は、熱移行性色素を受
容しうる物質を水溶性バインダーに分散して担持する構
成をとっている。この場合に用いられる水溶性バインダ
ーとしては公知の種々の水溶性ポリマーを使用しうるが
、硬膜剤により架橋反応しうる基を有する水溶性のポリ
マーが好ましい。
本発明に用いられる水溶性ポリマーとしては、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリ
ジニウム、カチオン性変性ポリビニルアルコール等のビ
ニルポリマーおよびその誘導体(特開昭60−1458
79号、同6o−220750号、同61−14317
7号、同61235182号、同61−245183号
、同61−237681号、同61−261089号参
照)、 ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポ
リジメチルアミノアクリレート、ポリアクリル酸または
その塩、アクリル酸−メタクリル酸共重合体またはその
塩、ポリメタクリル酸またはその塩、アクリル酸−ビニ
ルアルコール共重合体またはその塩等のアクリル基を含
むポリマー(特開昭60−168651号、同62−9
988号参照)、 でんぷん、酸化でんぷん、酢酸でんぷん、アミンでんぷ
ん、カルボキシルでんぷん、ジアルデヒドでんぷん、カ
チオンでんぷん、デキストリン、アルギン酸ソーダ、ゼ
ラチン、アラビアゴム、カゼイン、プルラン、デキスト
ラン、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロースなどの天然ポリマーまたは
その誘導体(特開昭59−174382号、同60−2
62685号、同61−143177号、同61−18
1679号、同61−193879号、同61−287
782号参照)。
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリビニルメチルエーテル、マレイン酸−酢酸ビニル共
重合体、マレイン酸−N−ビニルピロリドン共重合体、
マレイン酸−アルキルビニルエーテル共重合体、ポリエ
チレンイミンなどの合成ポリマー(特開昭61−327
87号、同61−237680号、同61−27748
3号参照)および 特開昭56−58869号に記載の水溶性ポリマーなど
を挙げることができる。
また、SO,−基、COO−基、S Oz−基等を含む
七ツマー成分により水可溶化された種々の共重合体も使
用できる。
水溶性バインダーにゼラチンを使用することはセット乾
燥できるため乾燥負荷が格段に少ないので特に好ましい
。具体的には、石灰処理ゼラチン、脱カルシウム処理し
た石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、フタル化ゼラチ
ン、アセチル化ゼラチン、コハク化ゼラチンなどのゼラ
チンおよびその誘導体、Bul 1.soc、 Pho
t、Japan、 No、 16. P2O(1966
)に記載されているような酵素処理ゼラチン、ゼラチン
の加水分解物や酵素分解物を挙げることができる。
これらの水溶性ポリマーは1種のみを用いてもよいし、
2種以上組み合わせて使用してもよい。
水溶性バインダーと受容物質は、重量比で受容物質/水
溶性バインダー=1〜20、好ましくは2〜10、特に
好ましくは2.5〜7の範囲で使用する。
受容物質を水溶性バインダー中に分散する方法としては
、疎水性物質を水溶性ポリマーに分散する際の公知の分
散方法のいずれもが使用できる。
代表的には、受容物質を水と非混和性の有機溶剤に溶解
した液を水溶性バインダーの水溶液と混合して乳化分散
する方法、受容物質(ポリマー)のラテックスを水溶性
バインダーの水溶液と混合する方法などがある。
本発明で使用されるシリコーン系化合物としては、無変
性又は変性のシリコーンオイル、トルエン等有機溶剤可
溶性の固型シリコーンポリマー及びシリコーン微粒子が
用いられる。
該変性シリコーンオイル(固型シリコーンオイルを含む
)としては例えば次のような骨格構造を有するもの及び
その化合物例が挙げられる。
(1)  エポキシ変性シリコーンオイル(2)アルキ
ル変性シリコーンオイル 例えば CI(。
例えば (3)ポリエーテル変性シリコーンオイルOA 同じ) 例えば アルコール変性シリコーンオイル アミノ変性シリコーンオイル 例えば フッ素変性シリコーンオイル 高級脂肪酸変性シリコーンオイル ces 又は0C カルボキシル変性シリコーンオイル エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイルOOH 例えば OA Hs GO)  アルキル・ポリエーテル変性シリコーンオイ
ルR;アルキル基 本発明に用いるシリコーン系微粒子としては、三次元に
架橋したシリコーンゴム又はシリコーンレジンの不定形
又は真球状微粒子で、例えばトーレ・シリコーン■社製
トレフィル0R−902、R−925、R−930、E
−500、E−5OL E−600,E−601、E−
602、E603、東芝シリコーン社製のトスパール@
120.130.145.240等が挙げられる。
本発明に用いるシリコーン系微粒子の平均粒径は0.0
1〜20μm、好ましくはO,,1〜10μmのものが
用いられる。
本発明に用いられるシリコーン系化合物は2種以上を併
用することもできる。特に無変性又は変性シリコーンオ
イルとシリコーン系固形微粒子又はフッ素系固形微粒子
を併用することは好ましい。
本発明に用いられる無変性又は変性シリコーンオイル及
び溶剤に溶解しうるシリコーン化合物の添加量はシリコ
ーン系化合物を添加する層の色素受容性ポリマーと水溶
性バインダーの総重量の0.1〜50%、好ましくは1
〜40%、特に好ましくは2〜30%である。
又、本発明に用いられるシリコーン系微粒子の塗布量は
通常0.001〜3g/ポ、好ましくは0.005〜I
g/ポ、特に好ましくは0.01〜0.5g/ボである
本発明で用いる無変性又は変性シリコーンオイルは次の
ようにして塗布液に添加される。
■ シリコーンオイルをそのまま又は水に非相溶の有機
溶剤で希釈して、水又は親水性ポリマー水溶液中に乳化
分散して添加する。
■色素受容性ポリマーの有機溶剤溶液を親水性ポリマー
中に乳化分散する際に色素受像性ポリマー溶液中に溶解
して乳化分散して添加する。
■ シリコーンオイルが水又は水と混合性の有機溶媒(
例えばメタノール、エタノール、アセトン等)に溶解す
る場合はその溶媒に溶解して添加するか又は直接塗布液
中に添加する。
又、本発明に用いるシリコーンポリマー(固型)はトル
エン等の有機溶剤に溶解して上記シリコーンオイルと同
様にして塗布液中に添加する。
本発明に用いるシリコーン系微粒子は分散助剤として界
面活性剤を用いて水又は親水性ポリマー水溶液中にホモ
ジナイザー等で分散して添加する。
本発明ではシリコーン系化合物に加えて、少なくとも最
外層にフッ素系の界面活性剤を併用するのが好ましい。
使用されるフッ素系界面活性剤の化合物例としては、米
国特許第3,775,126号、同3,589,906
号、同3 798゜265号、同3,779.768号
、同4,407.937号、西独特許第1,293,1
89号、英国特許第1,259,398号、特開昭48
−87.826号、同49−10,722号、同49−
46.733号、同50−16,525号、同50−1
13.221号、同50−161,236号、同50−
99,525号、同50−160.034号、同51−
43,131号、同51−106,419号、同51−
7,917号、同51−32.322号、同51−15
1,125号、同51−151,126号、同51−1
51127号、同51−129.229号、同52−1
27.974号、同52−80,023号、同53−8
4,712号、同53−146,622号、同54−1
4.224号、同54−48,520号、同55−7,
762号、同56−55゜942号、同56−114,
944号、同56−114.945号、特公昭57−8
,456号、同57−12,130号、同57−12,
135号、同58−9408号等に記載の化合物が挙げ
られる。
これらのフッ素系界面活性剤は、上記関係文献に記載の
方法により製造することができる他、さらに−船釣には
、相当する炭化水素類のフッ素化により、合成すること
ができる。炭化水素類のフッ素化については「新実験化
学講座」νo1.14CH2 C0zCHz  (CF2)6H (+) (丸善、 1977)、 308〜331ぺ− Na01S  co  C0zCHz  (CFz)J
ジに詳しい記載がある。
本発明においてフッ素系界面活性剤はO2O3 1g/rrl〜3g/ポ、 好ましくはOl 002 g/ CH−CO!K CH2C0zCHzChCFJ ビ〜Ig/イ、特に好ましくは0゜ 005 g/ポ H(CFり10  C0zNa 〜01 5g/n(少なくとも最外層を含む受像材料CI!、(
CFz−CF−)!−CF2−COJの構成層に存在さ
せる。
本発明に用いるフッ素系界面活性剤の好ましい例を示す
CF s  (CF z) b  CH−CI(CHz
) 3  CO*Na CFs  (CFz)i OJHm Ch    (CFzン5−CF   (CHz”)。
−CO,Na CF、−(CFz)s  (CHz) 。−COJa CFI CF。
(CFI)& CON  (CI(z)z  50sにtHs CFs  (CFz)t  CON  (CL)z  
C0zNaHI CFs −(CFz) ?  5(hXCFs−(CF
z)z  CJ  05OJaCl (CFz) b 
 C0Ja H(CFz) h  C1(to (CHz) z  
5OsNaCFs  (Ch)i C)IzCHtSOJ−CHzCOJaC,F5 CF。
CF。
C,H。
CFs  CCHCF   C0zNazFs C,H。
CF3  (CFz)tsOJ  CJ40  (Cz
H40)■ C,HS C,H。
H(CFt) 。−CH20H Ch  (Ch)a  Co□(CHzCH−0升r(
CHzCHzO) z。H1ls CF3  (CFt)JOJ  CHzCHzO3OJ
aC+J33CHC0NHCHz (Ch)zH CH。
0Ja CJs  Ch CPs  CCCHF  CH3 C,FS CHxO(CHzcHJ) J CIFS  CFI I CeF+tSOzN  CJ40 P(ONa)ztH
5 C,F。
COt (CHtCHtO) 4)1 H(CFz)6CHtOCCHzCHzOh。)l  
    (39)H−(CF z) s −0−P (
ONa) xCFs  (CFz)+□ C(h  (CJ40)−rr−H CFs  (CFz)bCON  CzH40(CヨH
40)*。HCF3 F (CF−CFzO) z −CP−C0NH(CL
) 3CON (CH3) ICF s       
 CF z H(CFz)b  CHiO(CHzC)l  CHi
O)i  (CHtCHzO)sHH CHlCO3 Φ CF3(CFり?  SOx  NHC)IIC)It
  N  CLCOOH2CH3 Φ CF:+(CFi)、so□NH(CHz)x  NC
Hz):+・He CH□CH、OH 薯 CHlCO,− H−(CFり !−CHzO−(CHICl、O) 、
 、Hその他に大日本インキ■製のメガファックF−1
71〜173、F−141〜144、F−170〜17
3、F−180〜184、F−192〜195、F−5
22;旭硝子■製のサーフロンS−111〜113、S
−131−133,5−t41、S−101、S−10
5、S−381、S−382;ネオス■製のフタ−ジェ
ット4003等が挙げられる。
本発明に用いられるフッ素系界面活性剤は次のようにし
て塗布液に添加される。
■ 水又は水と相溶しうる有機溶媒あるいはそれらの混
合溶媒に溶解して塗布液中に添加する。
■ 水と非相溶の有i溶媒に溶解して水又は親水性ポリ
マー水溶液中に乳化分散して\塗布液中に添加する。
■ 色素受容性ポリマーの有機溶剤溶液を親水性ポリマ
ー中に乳化分散する際に色素受容性ポリマー溶液中に溶
解して含有させる。
受像層は2層以上の層で構成するのが特に好まい方の層
にはガラス転位点の低い合成樹脂を用いたり、高沸点有
機溶剤や熱溶剤を用いて色素に対する染着性を高めた構
成にし、最外層にはガラス転位点のより高い合成樹脂を
用いたり、高沸点有機溶剤や熱溶剤の使用量を必要最小
限にするかもしくは使用しないで表面のベタツキ、他の
物質との接着、転写後の他物質への再転写、熱転写色素
供与材料とのブロッキング等の故障を防止する構成にす
ることが望ましい。また最外層には後述する離型剤を使
用することが特に望ましい。
受像層の厚さは全体で0.5〜50μ転特に3〜30μ
mの範囲が好ましい。2層以上の構成の場合、最外層は
0.1〜3μ転特に0. 2〜1.5μmの範囲にする
のが好ましい。
本発明の熱転写受像材料に用いる支持体には特に制限は
なく、知られている支持体のいずれもが使用できる。本
発明の下では熱移行性色素に対する拡散性が高い材料も
支持体として使用できる。
一般的な具体例を下記に挙げる。
■合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系などの合
成紙)、■上質紙、アート紙、コート紙、キャストコー
ト祇、壁紙、裏打用紙、合成樹脂またはエマルジョン含
浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板
紙、セルロース繊維紙、ポリオレフィンコート紙(特に
ポリエチレンで両側を被覆した紙)などの紙支持体、■
ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリスチレン、メタクリレート、ポリカーボ
ネート等の各種のプラスチックフィルムまたはシートと
このプラスチックに白色反射性を与える処理をしたフィ
ルムまたはシートなど。
また、上記■〜■の任意の組合せによる積層体も使用で
きる。
この中でもポリオレフィンコート紙は熱転写時の加熱に
よる凹状の変形を起こさないこと、白色度に優れること
、カールが少ないことなどの特長を有しているので好ま
しい。
ポリオレフィンコート紙については、例えば日本写真学
会績[写真工学の基礎(銀塩写真m)J(コロナ社発行
、1979)223〜240頁に記述されている。この
ポリオレフィンコート紙は基本的には支持シートとその
表面にコートされたポリオレフィン層からなるものであ
る。支持シートは合成樹脂以外のものからなり、一般的
には上質紙が用いられる。ポリオレフィンコートは支持
シートの表面にポリオレフィン層が密着すればどんな方
法で設けられてもよいが、通常はエクストルージョン法
によって塗設される。ボ゛リオレフインコート層は支持
シートの受容層を設ける側の表面にだけ設けてもよいが
、表裏両面に設けてもよい。
使用されるポリオレフィンとしては高密度ポリエチレン
、低密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどがあるが、
いずれを用いてもかまわない。但し、転写時の断熱効果
から考えて、受容層を設ける側はより熱伝導性の低い低
密度ポリエチレンを用いるのが好ましい。
ポリオレフィンコートの厚みは特に制限はないが、通常
は片面で5〜100μmが好ましい。但しより高い転写
濃度を得るためには受容層側のポリオレフィンコートの
厚みは薄い方が好ましい。
ポリオレフィンコートには白色度を増すための酸化チタ
ンや群青などの顔料や充填剤を加えてもよい。またポリ
オレフィンコート紙はその表面(受容層を設ける側およ
び/またはその裏面)に0.05〜0.4g/m”程度
の薄いゼラチン層を設けたものでもよい。
本発明の熱転写受像材料は、支持体と受像層の間に親水
性バインダーを含まない中間層を有してもよい。
中間層は構成する材質により、クツション層、多孔層、
色素の拡散防止層のいずれか又はこれらの2つ以上の機
能を備えた層であり、場合によっては接着剤の役目も兼
ねている。
色素の拡散防止層は、特に熱移行性色素が支持体に拡散
するのを防止する役目を果たすものである。この拡散防
止層を構成するバインダーとしては、水溶性でも有機溶
剤可溶性でもよいが、水溶性のバインダーが好ましく、
その例としては前述の受像層のバインダーとして挙げた
水溶性バインダー、特にゼラチンが好ましい。
多孔層は、熱転写時に印加した熱が受像層から支持体へ
拡散するのを防止し、印加された熱を有効に利用する役
目を果たす層である。
多孔層のバインダーとして水溶性ポリマーを用いる場合
には、1)水溶性ポリマーに多孔質の微粒子を分散させ
塗布乾燥する、2)機械的な撹はんにより気泡を発生さ
せた水溶性ポリマーの液を塗布乾燥する、3)発泡剤を
加えた水溶性ポリマーの液を塗布前に発泡させて塗布す
るかまたは塗布乾燥過程で発泡させる、4)水溶性ポリ
マー溶液中に有機溶剤(好ましくは水より沸点の高い溶
剤)を乳化分散し、塗布乾燥する過程でミクロボイドを
形成する等の方法で形成することができる。
多孔層として有機溶剤可溶性のバインダーを用いる場合
には、■)ポリウレタン等の合成樹脂エマルシヨン、メ
チルメタクリレート−ブタジェン系等の合成ゴムラテッ
クスを機械的に撹はんして気泡を発生させた液を支持体
上に塗布し乾燥させる、2)上記合成樹脂エマルジョン
または合成ゴムラテックスに発泡剤を混合した液を支持
体上に塗布し乾燥させる、3)塩ビブラスチゾル、ポリ
ウレタン等の合成樹脂またはスチレン−ブタジェン系等
の合成ゴムに発泡剤を混合した液を支持体上に塗布し加
熱することにより発泡させる、4)熱可塑性樹脂または
合成ゴムを有機溶剤に溶解した溶液と該有機溶剤に比べ
蒸発しにくく該有機溶剤に対し相溶性を有しかつ熱可塑
性樹脂または合成ゴムに対して溶解性を有しない非溶剤
(水を主成分とするものを含む)との混合液を支持体上
に塗布し乾燥させミクロポーラス層を形成するなどの方
法を用いることができる。
中間層は、受像層が支持体の両面にある場合は両面に設
けてもよいし、片面のみに設けてもよい。
中間層の厚みは0.5〜50μ、特に1〜20μが好ま
しい。
本発明の熱転写受像材料を構成する受像層、クツション
層、多孔層、拡散防止層、接着層等には、シリカ、クレ
ー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼオラ
イト、酸化亜鉛、リトポン、酸化チタン、アルミナ等の
微粉末を含有させてもよい。
熱転写受像材料には蛍光増白剤を用いてもよい。
その例としては、K、Veenkataraman&g
rThe Chemis−try of 5ynthe
tic DyesJ第 巻筒8章、特開昭61−143
752号などに記載されている化合物を挙げることがで
きる。より具体的には、スチルベン系化合物、クマリン
系化合物、ビフェニル系化合物、ベンゾオキサシリル系
化合物、ナフタルイミド系化合物、ピラゾリン系化合物
、カルボスチリル系化合物、2,5−ジベンゾオキサゾ
ールチオフェン系化合物などが挙げられる。
蛍光増白剤は退色防止剤と組み合わせて用いることがで
きる。
本発明に用いられる熱転写色素供与材料には、支持体上
に熱移行性の色素を含有する層を有し、熱印加したパタ
ーン状に色素を熱転写受像材料の受像層に移行させて記
録を行うものである。
熱移行性色素を用いた熱転写色素供与材料は、基本的に
は、支持体上に熱によって昇華するか可動性になる色素
とバインダーを含有する熱転写層を存するものである。
この熱転写色素供与材料は、従来公知の熱によって昇華
するか可動性になる色素とバインダー樹脂とを適当な溶
剤中に溶解または分散させて塗工液を調製し、これを従
来公知の熱転写色素供与材料用の支持体の一方の面に、
例えば約0.2〜5μ、好ましくは0.4〜2μの乾燥
膜厚になる塗布量で塗布乾燥して熱転写層を形成するこ
とによって得られる。
このような熱転写層の形成に有用である色素としては、
従来熱転写色素供与材料に使用されている色素はいずれ
も使用できるが、本発明で特に好ましいものは、約15
0〜800程度の小さい分子量を有するものであり、転
写温度、色相、耐光性、インキおよびバインダー樹脂中
での溶解性、分散性などを考慮して選択される。
具体的には、例えば分散染料、塩基性染料、油溶性染料
などが挙げられるが、とりわけ、スミカロンイエローE
4CL、ダイアニクスイエローH2G−FS、 ミケト
ンポリエルテルイエロー30SL、カヤッセトイエロー
937、スミヵロンレンドEFBL、ダイアニクスレッ
ドACE、  ミヶトンボリエルテルレッドFB、カヤ
ッセトレッド126、ミケトンファストブリリアントブ
ルーB、カヤセットブルー136などが好適に用いられ
る。
また特開昭59−78895号、同60−28451号
、同60−28453号、同60−53564号、同6
1−148096号、60−239290号、同60−
31565号、同60−30393号、同60−535
65号、同60−27594号、同61−262191
号、同60−152563号、同61−244595号
、同62−196186号、同63−142062号、
同fi3−39380号、同62−290583号、同
63−111094号、同63−111095号、同6
3−122594号、同63−71392号、同63−
74685号、同63−74688号、特願昭63−5
1285号(下記の一般式で表わされる色素を記載。
t 式中、RIGは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、
アリール基、アルコキシカルボニル基、シアノ基、また
はカルバモイル基を表し、R2は水素原子、アルキル基
またはアリール基を表し、R3はアリール基またはヘテ
リル基を表し、R4、Rsは同じでも異なってもよ(、
各々水素原子またはアルキル基を表す。上記の置換基は
更に置換されていてもよい)等に記載のイエロー色素、
特開昭60−223862号、同60−28452号、
同60−31563号、同59−78896号、同60
−31564号、同60−303391号、同61−2
27092号、同61−227091号、同60−30
392号、同6〇−30694号、同60−13129
3号、同61227093号、同60−159091号
、同61−262190号、同62−33688号、同
63−5992号、同61−12392号、同62−5
5194号、同62−297593号、同63−746
85号、同63−74688号、同62−97886号
、同62−132685号、同61−163895号、
同62−211190号、同62−99195号、特願
昭62−220793号(下記一般弐の色素を記載。
式中、R,、R,は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アリール基、ア
リールオキシ基、アラルキル基、シアノ基、アシルアミ
ノ基、スルホニルアミノ基、ウレイド基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、アルコキシカルボニル基、カルバ
モイル基、スルファモイル基、スルホニル基、アシル基
、アミン基を表し、R,、R,はアルキル基、シクロア
ルキル基、アラルキル基、アリール基を表す。R3とR
4は互いに結合して環を形成してもよく、またR2とR
3、RzとR4が結合して環を形成しでもよい。nはO
〜3の整数を表す。x、、YおよびZは R2 −C=または窒素原子を表す(ここでRsは水素原子、
アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリー
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基を表
す)。
R2 またXとYが、あるいはYとZが−C=の時、互いに結
合して飽和ないし不飽和炭素環を形成してもよい。上記
の置換基はさらに置換されていてもよい)等に記載のマ
ゼンタ色素、 特開昭59−78894号、同60−31559号、同
60−53563号、同61−19396号、同61−
22993号、同61−31467号、同61−359
94号、同61−49893号、同61−57651号
、同62−87393号、同63−15790号、同6
3−15853号、同63−57293号、同63−7
4685号、同63−74688号、同59−2274
90号、同59−227493号、同59−22794
8号、同60−131292号、同6〇−131294
号、同60−151097号、同60−151098号
、同60−172591号、同60−217266号、
同60−239289号、同60−239291号、同
60−239292号、同61−148269号、同6
1−244594号、同61−255897号、同61
−284489号、同61−368493号、同62−
132684号、同62−138291号、同62−1
91191号、同62−255187号、同62−28
8656号、同62−311190号、同63−144
089号、特願昭62−176625号(下記一般式の
色素を記載。
ρ1 式中、Qlは少な(とも1個の窒素原子を含み、結合す
る炭素原子と共に5員環以上の含窒素複素環を形成する
に必要な原子群を表し、R8はアシル基またはスルホニ
ル基を表し、R2は水素原子または炭素数1〜6の脂肪
族基を表し、R1は水素原子またはハロゲン原子、アル
コキシ基または炭素数1〜6の脂肪族基を表し、R4は
ハロゲン原子、アルコキシ基または炭素数1〜6の脂肪
族基を表し、nは0〜4の整数を表す、R1はR。
もしくはR2またはR4と結合して環を形成してもよい
。R2およびR1は水素原子、炭素数1〜6の脂肪族基
または芳香族基を表す。R,、R6は互いに結合して環
を形成してもよい。またR3および/またはR4はR4
と結合して環を形成してもよい)等に記載のシアン色素
も好適に用いられる。
また、上記の色素と共に用いるバインダー樹脂としては
、このような目的に従来公知であるバインダー樹脂のい
ずれも使用することができ、通常耐熱性が高く、しかも
加熱された場合に色素の移行を妨げないものが選択され
る。例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、
エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系
樹脂(例えばポリメチルメタクリレート、ポリアクリル
アミド、ポリスチレン−2−アクリロニトリル)、ポリ
ビニルピロリドンを始めとするビニル系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂(例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
)、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン、ポリフェ
ニレンオキサイド、セルロース系樹脂(例えばメチルセ
ルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、セルロースアセテート水素フタレート、酢酸セル
ロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロ
ースアセテートブチレート、セルローストリアセテート
)、ポリビニルアルコール系樹脂(例えばポビニルアル
コール、ポリビニルブチラールなどの部分ケン化ポリビ
ニルアルコール)、石油系樹脂、ロジンii体、クマロ
ン−インデン樹脂、テルペン系樹脂、ポリオレフィン系
樹脂(例えばポリエチレン、ポリプロピレン)などが用
いられる。
このようなバインダー樹脂は、例えば色素100重量部
当たり約80〜600重量部の割合で使用するのが好ま
しい。
本発明において、上記の色素およびバインダー樹脂を溶
解または分散するためのインキ溶剤としては、従来公知
のインキ溶剤が自由に使用でき、具体的にはアルコール
系としてメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、ブタノール、イソブタノール等、ケトン系として
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン等、芳香族系としてトルエン、キシレン等、
ハロゲン系としてジクロルメタン、トリクロロエタン等
、ジオキサン、テトラヒドロフラン等およびこれらの混
合物が挙げられる。これらの溶剤は使用する色素を所定
濃度以上に、かつバインダー樹脂を十分に溶解または分
散するものとして選択して使用することが重要である。
例えば、色素とバインダー樹脂との合計重量の約9〜2
0倍の量の溶剤を使用するのが好ましい。
また、上記色素およびバインダー樹脂を上記インキ溶剤
に溶解した液を水または水溶性ポリマーの水溶液に分散
し、これを支持体上に塗布して色素供与層を形成しても
よい。
熱転写色素供与材料の支持体としては従来公知のものが
いずれも使用できる。例えばポリエチレンテレフタレー
ト;ポリアミド;ポリカーボネート;グラシン紙;コン
デンサー祇;セルロースエステル;弗素ポリマー;ポリ
エーテル;ポリアセタール;ポリオレフィン;ポリイミ
ド;ポリフェニレンサルファイド;ポリプロピレン;ポ
リスルフォン;セロファン等が挙げられる。
熱転写色素供与材料の支持体の厚みは、一般に2〜30
μである。必要に応じて下塗り層を付与してもよい。ま
た、親水性のポリマーよりなる色素の拡散防止層を支持
体と色素供与層の中間に設けてもよい。これによって転
写濃度が一層向上する。親水性のポリマーとしては、前
記した水溶性ポリマーを用いることができる。
また、サーマルヘッドが色素供与材料に粘着するのを防
止するためにスリッピング層を設けてもよい。このスリ
ッピング層はポリマーバインダーを含有したあるいは含
有しない潤滑物質、例えば界面活性剤、固体あるいは液
体潤滑剤またはこれらの混合物から構成される。
本発明において、熱転写色素供与材料と熱転写受像材料
との離型性を更に向上させるために、色素供与材料を構
成する層中にも、特に好ましくは両方の材料が接触する
面に当たる最外層に離型剤を含有させるのが好ましい。
熱転写色素供与材料に用いる離型剤としては、ポリエチ
レンワックス、アミドワックス等の固形あるいはワック
ス状物質:弗素系またはリン酸エステル系界面活性剤:
弗素系、パラフィン系、シリコーン系のオイル類または
固形微粒子等、従来公知の離型剤がいずれも使用できる
が、特にシリコーンオイルが好ましい。
シリコーンオイルとしては、無変性のもの以外にカルボ
キシ変性、アミノ変性、エポキシ変性等の変性シリコー
ンオイルを用いることができる。
その例としては、信越シリコーン(株)発行の[変性シ
リコーンオイル」技術資料の6〜18B頁に記載の各種
変性シリコーンオイルを挙げることができる。有機溶剤
系のバインダーに用いる場合は、このバインダーの架橋
剤と反応しうる基(例えばイソシアネートと反応しうる
基)を有するアミノ変成、カルボキシ変成、エポキシ変
成等の変成シリコーンオイルが好ましい。
本発明に用いる熱転写色素供与材料および熱転写受像材
料を構成する層は硬膜剤によって硬化されていてもよい
有機溶剤系のポリマーを硬化する場合には、特開昭61
−199997号、同58−215398号等に記載さ
れている硬膜剤が使用できる。ポリエステル樹脂に対し
ては特にイソシアネート系の硬膜剤の使用が好ましい。
水溶性ポリマーの硬化には、米国特許第4.678.7
39号第41欄、特開昭59−116655号、同62
−245261号、同61−18942号等に記載の硬
膜剤が使用に適している。
より具体的には、アルデヒド系硬膜剤(ホルムアルデヒ
ドなど)、アジリジン系硬膜剤、エポキシ系硬膜剤 など)、ビニルスルホン系硬膜剤(N、N’−エチレン
−ビス(ビニルスルホニルアセタミド)エタンなど)、
N−メチロール系硬膜剤(ジメチロール尿素など)、あ
るいは高分子硬膜剤(特開昭62−234157号など
に記載の化合物)が挙げられる。
熱転写色素供与材料や熱転写受像材料には退色防止剤を
用いてもよい。退色防止剤としては、例えば酸化防止剤
、紫外線吸収剤、あるいはある種の金属錯体がある。
酸化防止剤としては、例えばクロマン系化合物、クマラ
ン系化合物、フェノール系化合物(例えばヒンダードフ
ェノール類)、ハイドロキノン誘導体、ヒンダードアミ
ン誘導体、スピロインダン系化合物がある。また、特開
昭61−159644号記載の化合物も有効である。
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化合物(
米国特許第3,533,794号など)、4−チアゾリ
ドン系化合物(米国特許第3.352681号など)、
ベンゾフェノン系化合物(特開昭56−2784号など
)、その他特開昭54−48535号、同62−136
641号、同61−88256号等に記載の化合物があ
る。また、特開昭62−260152号記載の紫外線吸
収性ポリマーも有効である。
金属錯体としては、米国特許第4,241,155号、
同第4,245,018号第3〜36B、同第4,25
4.195号第3〜8欄、特開昭62−174741号
、同61−88256号(27)〜(29)頁、特願昭
62−234103号、同62−31096号、特願昭
62−230596号等に記載されている化合物がある
有用な退色防止剤の例は特開昭62−215272号(
125)〜(137)頁に記載されている。
受像材料に転写された色素の退色を防止するための退色
防止剤は予め受像材料に含有させておいてもよいし、色
素供与材料から転写させるなどの方法で外部から受像材
料に供給するようにしてもよい。
上記の酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体はこれら同
士を組み合わせて使用してもよい。
熱転写色素供与材料や熱転写受像材料にはマット剤を用
いることができる。マット剤としては二酸化ケイ素、ポ
リオレフィンまたはポリメタクリレートなどの特開昭6
1−88256号(29)頁記載の化合物の他に、ベン
ゾグアナミン樹脂ビーズ、ポリカーボネート樹脂ビーズ
、AS樹脂ビーズなどの特願昭62−110064号、
同62−110065号記載の化合物がある。
熱転写色素供与材料や熱転写受像材料の構成層には塗布
助剤、剥離性改良、スベリ性改良、帯電防止等の目的で
種々の界面活性剤を使用することができる。
例えば、非イオンセイ界面活性剤、アニオン界面活性剤
、両面界面活性剤、カチオン界面活性剤等を用いること
ができる。これらの具体例は特開昭62−173463
号、同62−183457号等に記載されている。
本発明においては、熱転写色素供与材料を熱転写受像材
料と重ね合わせ、いずれかの面から、好ましくは熱転写
色素供与材料の裏面から、例えばサーマルヘッド等の加
熱手段により画像情報に応じた熱エネルギーを与えるこ
とにより、色素供与層の色素を熱転写受像材料に加熱エ
ネルギーの大小に応じて転写することができ、優れた鮮
明性、解像性の階調のあるカラー画像を得ることができ
る。
加熱手段はサーマルヘッドに限らず、レーザー光(例え
ば半導体レーザー)、赤外線フラッシュ、熱ペンなどの
公知のものが使用できる。
本発明において、熱転写色素供与材料は熱転写受像材料
と組合せることにより、熱印字方式の各種プリンターを
用いた印字、ファクシミリ、あるいは磁気記録方式、光
磁気記録方式、光記録方式等による画像のプリント作成
、テレビジョン、CRT画面からのプリント作成等に利
用できる。
熱転写記録方法の詳細については、特開昭60−348
95号の記載を参照できる。
以下に実施例を示し、本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 (熱転写色素供与材料(A)の作製) 片面に熱硬化アクリル樹脂からなる耐熱滑性層を設けた
厚さ4.5μmのポリエステルフィルム(ルミラー二東
し製)を支持体とし、この支持体の耐熱滑性層を設けた
側とは反対の側に下記組成の熱転写色素供与層形成用塗
料組成物(A)をワイヤーバーコーティングにより、乾
燥後の厚みが2μmとなるように塗布形成し、支持体の
裏側に、ポリビニルブチラール(ブトバール76:モン
サンド製) 0. 45 g/n(、ポリ(ステアリン
酸ビニル)0.3g/n(のスリッピング層をテトラヒ
ドロフラン溶液から被覆して熱転写色素供与材料(A)
を得た。
分散染料 (2,3−ジフェノキシアントラキノン)4gポリビニ
ルブチラール樹脂 (デンカブチラール5000−A:電気化学製)4gメ
チルエチルケトン         4(ldトルエン
              40dポリイソシアネー
ト(タケネート DIION:代用薬品製)        O,2W(
色素受容性ポリマーの乳化物Aの調製)I液組成;ゼラ
チン(10%水溶液)   100gドデシルベンゼン
スルホン 酸ジープ(5%水溶液)   50m 水                 50d■液岨成
;ポリエステル樹脂(1)”     30 gトルエ
ン          60g メチルエチルケトン     60g 熱溶剤(1)”           12 g■液を
溶解後■液を攪拌しながらその中に■液を添加し、ホモ
ジナイザーを用いて、15000rp−で9分間乳化分
散して色素受容性ポリマー乳化l#JAを調製した。
ポリエステル樹脂(1)“ ;バイロン200(東洋紡
■製) 熱溶剤(1)”  ;ジフェニルフタレート(色素受容
性ポリマー乳化物Bの調製)I液:ゼラチン(10%水
溶液’)     100gドデシルベンゼンソーダ (5%水溶液)         50d水     
                50d■液:ポリエ
ステル樹脂(1)0      30gトルエン   
         60gメチルエチルケトン    
   60g熱溶剤(1)”            
12 gシリコーン系化合物(1)”        
xgI、■液を十分溶解後、■液を攪拌しながらその中
に■液を添加し、ホモジナイザーを用いて15゜00O
rpmで9分間乳化分散して色素受容性ポリマー乳化物
Bを調製した。
シリコーン系化合物(1)”  ;表1に示したものを
用いた。
(受像材料塗布液の調製) 第1層:10%ゼラチン水溶液    100g水  
                 40d硬膜剤(1
)” 4%水溶液     60M1硬膜jP1(1)
”  ; 1. 2−ビス(ビニルスルホニルアセトア
ミド)エタン 第2層二色素受容性ポリマー乳化物A  100g水 
                  50M1第3層
二色素受容性ポリマー乳化物B  100g水    
               50dフッ素系界面活
性剤(19)“(5χ)   6dシリコ一ン系微粒子
の分散物”(20χ)  ygシリコーン系機微粒子2
)0の分散物(20χ);2%ゼラチン水 溶液中90gにドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
(5%水溶液)10−を用いてシリコーン系固形微粒子
(表−1参照)20gをホモジナイザーを用いて10.
 OOOrpmで10分間分散して調製した。
(受像材料の作製) 厚さ180g/rdの祇を、酸化チタンを分散したポリ
エチレンでラミネート(PE厚さ:30μm)した支持
体上に、上記第1〜3層の塗布液をそれぞれウェット膜
厚が20.60及び15m/ポになるように塗布、乾燥
して、表−1の如き受像材料101〜110を作製した
更に上記熱転写受像材料101〜110と同じ支持体上
に、下記塗布液組成物A及びBをそれぞれ乾燥時の厚み
で8μm、1μmとなるように塗布し、80’Cで5分
間、100″Cで30分間乾燥して熱転写受像材料11
1を作製した。
第1層用 塗布組成物A ポリエステル樹脂(1)”          20 
gポリイソシアネート (タケネートIIIION:武田薬品製)    2m
トルエン             100IRiメチ
ルエチルケトン        100d第2層用 塗
布組成物B ポリエステル梼脂(1)”          20 
gポリイソシアネート (タケネートDIION:武田薬品製)2r11カルボ
キシ変性シリコーンオイル (X−22−3715:信越シリコーン製)     
4gトルエン メチルエチルケトン 00m LooI11! 少しにじみ有、×:にじみ大の3段階で評価し、表−1
に示した。
上記のようにして得られた熱転写色素供与材料と熱転写
受像材料とを色素供与層と受像層が接するようにして重
ね合わせ、熱転写色素供与材料の支持体側からサーマル
ヘッドを使用し、サーマルヘツドの出力0.25W/ド
ツト、パルス巾0゜15〜15whsecs  ドツト
密度6ドツト/■の条件で印字を行い、熱転写受像材料
の受像層にマゼンタの染料を像様に染着させた。
得られた記録済の熱転写受像材料の表面に色素供与材料
の色素供与層が剥れ付着(熱融着)している程度を塗布
面状とともに表−1に示した。
更に、上記受像材料を50枚積み重ねて感熱転写プリン
ターに自動給紙し、その給紙性、搬送性を調べた0表−
1に各試料の多数枚給紙の起こった回数を示した。
転写済受像シートを80°C1週間恒温槽に保存後、画
像のにじみの程度をO:にじみなし、Δ:表−1の結果
から明らかなように、水溶性バインダー中に色素受容性
ポリマーを分散した系に、シリコーンオイル又はシリコ
ーン系微粒子ヲ用いることにより、経時による画像のに
じみがなく、且つ熱融着、給紙性が改良されることがわ
かる。
特にシリコーンオイルとシリコーン系微粒子の併用によ
りより顕著な改良効果が認められた。
又、上記熱転写受像材料の塗布液よりフッ素系界面活性
剤を除去すると大なり小なりハジキ状の塗布ムラが見ら
れた。
〈実施例−2〉 実施例1の熱転写受像材料において、ポリエステル樹脂
(1)0をバイロン290(東洋紡製)に、フッ素系界
面活性剤の(19)を(41)にかえ、本発明のシリコ
ーン系化合物(1)” 、(2)”を表−2に示したも
のを用いる以外同様にして受像材料201〜211を作
製した。
実施例=1で作製した熱転写色素供与材料と上記受像材
料201〜210を用いて実施例−1と同様にして熱融
着、給紙製画像の経時ボケを調べ表−2に示した。
この結果から明らかなように、本発明のシリコーン系化
合物を用いることにより画像の経時によるボケがなく、
熱融着、給紙性が改良されることが解る。特に、シリコ
ーン系オイル及びシリコーン系固型微粒子又はフッ素系
微粒子との併用は熱融着、給紙性の改良が顕著であるこ
とが解る。
手続補正書 本 補正の対象  明細書の「発明の詳細な説明」の欄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、加熱された際に熱転写色素供与材料
    から移行してくる色素を受容して画像を形成するための
    受像層を少なくとも一層設けた熱転写受像材料において
    、該受像層が色素受容物質を水溶性バインダー中に分散
    した組成物よりなり、かつ少なくとも最外層にシリコー
    ン系化合物を含有することを特徴とする熱転写受像材料
JP1065063A 1989-03-17 1989-03-17 熱転写色素受像材料 Pending JPH02243392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1065063A JPH02243392A (ja) 1989-03-17 1989-03-17 熱転写色素受像材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1065063A JPH02243392A (ja) 1989-03-17 1989-03-17 熱転写色素受像材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02243392A true JPH02243392A (ja) 1990-09-27

Family

ID=13276124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1065063A Pending JPH02243392A (ja) 1989-03-17 1989-03-17 熱転写色素受像材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02243392A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5190910A (en) * 1991-02-13 1993-03-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Thermal transfer image-receiving material
JPH05162468A (ja) * 1991-10-17 1993-06-29 Fuji Photo Film Co Ltd 熱転写記録材料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5190910A (en) * 1991-02-13 1993-03-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Thermal transfer image-receiving material
JPH05162468A (ja) * 1991-10-17 1993-06-29 Fuji Photo Film Co Ltd 熱転写記録材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2698789B2 (ja) 熱転写受像材料
JP2631532B2 (ja) 熱転写受像材料
US5214023A (en) Thermal transfer dye providing material
JPH0381191A (ja) 熱転写受像材料
JPH0483684A (ja) 熱転写色素供与材料
JPH02277692A (ja) 熱転写受像材料
JPH02243392A (ja) 熱転写色素受像材料
JPH0485079A (ja) 熱転写受像材料
JPH02265789A (ja) 熱転写受像材料
JPH04133795A (ja) 熱転写受像材料
JPH0386590A (ja) 熱転写受像材料
JPH03295688A (ja) 熱転写色素供与材料
JPH0429888A (ja) 熱転写受像材料
JPH03112685A (ja) 熱転写色素供与材料
JPH02274591A (ja) 熱転写受像材料
JPH03126589A (ja) 熱転写色素供与材料
JPH0558055A (ja) 熱転写色素供与材料
JPH0386589A (ja) 画像形成方法
JPH02277693A (ja) 熱転写受像材料
JPH05238173A (ja) 熱転写受像材料
JPH02276682A (ja) 熱転写受像材料
JPH02108593A (ja) 熱転写受像材料
JPH0382596A (ja) 熱転写受像材料
JPH02276684A (ja) 熱転写色素供与材料
JPH03295686A (ja) 熱転写受像材料