JPH02242918A - 改善されたピッチ炭素繊維紡糸法 - Google Patents

改善されたピッチ炭素繊維紡糸法

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JPH02242918A
JPH02242918A JP2032608A JP3260890A JPH02242918A JP H02242918 A JPH02242918 A JP H02242918A JP 2032608 A JP2032608 A JP 2032608A JP 3260890 A JP3260890 A JP 3260890A JP H02242918 A JPH02242918 A JP H02242918A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維の軸方向に走る亀裂の形成を回避したピッ
チ炭素繊維の製造法に関する。
本発明を要約すれば中間相(mesophase)ピッ
チから炭素繊維を紡糸するのに用いられる円い紡糸口金
への入り口においてリボン形状の流れの輪郭を用いてラ
ンダムの微小構造の形成を促進しモし繊維中における軸
方向亀裂の形成を紡糸する°ものである。
先行技術において、ピッチから製造された炭素繊維は軸
方向の亀裂を受け、これは繊維の強度、従ってその利用
度及び価値を低下せしめることがよく知られている。従
来から亀裂の源は、ランダム又は“タマネギの皮”とい
うよりもむしろ、放射状的本性である繊維の微細構造に
あると認定されてきた。米国特許第4.504.454
号の記載及び図面及び亀裂現象の写真及び各種繊維の微
細構造参照。この問題解決へのいくつかのアプローチが
この技術分野で報告されている。米国特許第4.504
,454号は紡糸条件へ集中されている。
他の参照文献例えば米国特許第4,331.620号、
同第4.376.747号及び同第4,717゜331
号は、所望の非放射状微細構造を繊維中に生成させるた
めの紡糸口金中におけるピッチの流れを修正するところ
の挿入物を紡糸口金中に置くことに焦点を当てている。
工業規模で可動部分を有する紡糸口金の操作は非常に困
難である。同様に、紡糸口金中に微細なまたはその他非
常に微小の有孔構造を有する紡糸口金から紡出される繊
維の連続性及び均質性を維持することは工学的規模にお
いて非常に困難な仕事である。
問題へのその他のアプローチは紡糸口金それ自体の幾何
学的形態を変えることであった。例えば米国特許第4.
576.811号及び同第4,628.001号、並び
に特開昭61−75820号公報、特開昭61−758
21号公報並びに特開昭59−168127号公報参照
。米国特許第4゜576.811号は紡糸口金の典型的
な幾何学形態は維持しているが、円筒状に広げられた端
ぐり穴(counterbore)とキャピラリーとを
つなぐ帯域における内部角度の種々の変形の効果を検し
ている。米国特許第4,628.001号は非円形紡糸
口金を使用しそして殆ど非円形の繊維を製造することを
記載しており、この繊維は成る利用目的に望ましくない
であろう。非円形紡糸口金の使用は、いくらかの円い小
さい直径の繊維を含めて、強い繊維を生成するけれども
、製造又は操作上の困難をあられすに違いない。上記日
本特許出願はピッチがそこを通過する断面積の変化態様
を提供している。それらの紡糸口金は円い繊維を生成す
ることができるけれども、非−常用的な紡糸口金の輪郭
は紡糸口金の製作及びその清掃における困難をもたらし
得る。
本発明は製作及び保善が比較的簡単な紡糸口金を用いて
一般に円い断面の繊維の製造を可能ならしめる。繊維は
軸方向亀裂を防止するランダムな微細構造に基づき高い
強度を有する。これは太きい直径の繊維についても事実
である。強い大きい直径の連続炭素繊維は今までそのよ
うな繊維の製造における困難に基づいて入手することが
できなかった。従って、本発明は強くそして直径の大き
い連続繊維及び大きい及び小さい直径のいずれの繊維に
対しても有用な繊維製造法の両者を包含する。
第1図は本発明の実施に有用な溶融紡糸パックの図式的
部分断面図である。第2図は紡糸口金への矩形開口部を
示す紡糸口金を通じて見た図である。
実質的に円い炭素繊維中の軸方向亀裂は、ピッチがそれ
を通して紡糸される本発明の導管の形状を用いることに
よって回避される。本発明の方法は、中間相ピッチを、
円い断面の排出キャピラリーを有するが、その入り口に
高いアスペクト比を有する開口部を有する紡糸口金を通
じて紡出することを含む。開口部は台形、楕円形、平行
四辺形または同類のものであることができ、但しそれは
長くそして狭いものである。矩形の開口部が好ましい。
アスペクト比(開口部の長さ/輻)は少くとも3:lで
あることが好ましく、少くとも5:lの比が更に好まし
い。開口部はキャピラリーの断面積よりも大きくなけれ
ばならない。これらの面積の比は少くとも2:1である
ことが好ましく、少くとも8:1の比が更に好ましい。
好ましい方法では、その出口でキャピラリーよりも直径
の大なる端ぐり穴の上流及びその入り口で端ぐり穴の断
面積よりも小さい面積を有する高アスペクト比の開口部
を有する紡糸口金が使用されるであろう。
開口部の面積は線端ぐり大の面積の10%〜70%であ
ることが好ましく、更に好ましくは端ぐり穴の面積の2
5〜45%の範囲内にある。矩形の開口部に関しては、
矩形の小さい側の長さが紡糸口金のキャピラリーの直径
の長さにほぼ等しいことが好ましい。
本発明の方法は繊維中における軸方法亀裂の生成を防止
するのに十分に有効であり、そのためこれは強い、連続
した、実質的に円い断面を有する、大きい直径の炭素繊
維を製造するのに用いることができる。これらの繊維は
30〜100マイクロメーターの直径を有しそして安定
化及び炭化の後には少くとも375Kpsiマイナス繊
維直径のマイクロメーター数値の強度を有する。40〜
80マイクロメーターの直径を有する繊維が好ましい。
そのような直径の大きい繊維は金属、セラミックまたは
プラスチックのマトリックスを強化するのに有用である
本発明を更に図面を参照しつつ説明する。第1図は本発
明の実施に有用な紡糸パックの図式的断面を示す。パッ
クは紡糸口金10.シム(sh−im)15、配分プレ
ート17及び濾過媒体20を支持するスクリーンパック
19(フィリップスの米国特許第3,896,028号
記載)より成っている。
スクリーン及び濾過媒体は任意要素である。第1図中に
連合する支持体、ガスケット、加熱及び囲い手段は示さ
れていない。外部が供給される溶融ピッチ(供給手段は
図示なし)は上記パック要素を逆の流れ、そして順次2
0を通じて濾過され、配分プレート17中の複数個の同
軸ホール18の一つを経て複数個の紡糸口金の端ぐり穴
24の一つへ向けられ、シム15中の開口部16を通じ
て流れ、これはピッチのリボン形状の流れを形成する。
次いでピッチは紡糸口金キャピラリー22を通じて押出
される。紡糸口金中における細分化は端ぐり穴24へ導
く先細りの頚部28を有する広い入口26より成る。端
ぐり穴24は先細り頚部32を有する入口30を経てキ
ャピラリー22に通じる。米国特許第4.576.81
1号の第3図はキャピラリー人口30の詳細及び先細り
頚部32中における形態を記載している。第2図を参照
すると紡糸口金中でシム15の高アスペクト比の開口部
16(これはこの好ましい態様においては矩形である)
のキャピラリー22の軸に対する整列状態を詳細に示し
ている。この配列は紡糸口金中の多数のキャピラリーの
各々について繰返され、そして配分プレート17かも紡
糸口金10への通路中で溶融ピッチの流れをリボン形状
へと都合よく形成せしめる。ピッチの流れは一般に紡糸
口金キャピラリー22の軸を含む水平面内に保たれる。
図面は用いられる紡糸口金の本体から離れたシムプレー
トが好都合な流れ形状化開口部を与えることを示してい
る。しかしながら、高アスペクト比の開口部が紡糸口金
本体中に統合された他の配列もまた本発明の範囲内lこ
ある。
開口部はピッチ流の断面積を紡糸口金端ぐり穴の面積に
くらべて約10〜70%、好ましくは約25〜45%、
に低減せしめることが好ましい。
もし流れ形成開口部が余り広いと(即ち、シム開口部が
余り小さいアスペクト比を有すると)、本発明の利点は
得られないであろう。もし流れの制限が余り大きすぎる
と(即ち、シム開口部が余り狭いと)、方法の連続性に
影響が及ぼされるであろう。アスペクト比は25:l又
はそれ以上でありうる、但しピッチが開口部を通じて流
れることが妨げられないものとする。矩形の幾何学的形
状が好ましいが、実質的にリボン状の流れを与えるその
他の形状もまた用いることができる。ピッチ炭素繊維を
製造するのに用いられる設備は一般にもっと広い溶融紡
糸技術から経験的に発生された。
基本的理解は屡々そのような発展を遅らせた。しかしな
がら、理解されるべきことは、溶融ピッチ、ディスコテ
ィック(discotic)液晶材料、は通常の有機ポ
リマーに比べて全く長い緩和時間(“メモリー″)を有
すること、そしてこの性質が本発明の実施により得られ
る有益な結果に対し非常に大きい原因であるらしいとい
うことである。
ピッチの長い緩和時間はまた恐らく、本発明方法により
製造される繊維中に認められる円形断面からの僅かな変
動を説明するものである。繊維は実質的に円いけれども
、円い紡糸口金の上流の矩形開口部を通じて紡出された
繊維、特に直径の大きい繊維、は僅かに卵形の形状をあ
られす。それらは1.1またはそれ以下のアスペクト比
を有する。即ち断面の長い方の寸法は断面の短かい方の
寸法よりも1.1またはそれ以下長い。
上記の如き紡糸に次いで繊維の安定化、炭化及び随時グ
ラファイト化が常法の如く行なわれる。
上記の如き紡糸されたままの“生の” (green”
)フィラメントまたはヤーンの製造に次いで仕上げ(−
時的または耐久的)を施して取扱い及び/または保護を
容易ならしめることができる。
空気中における安定化は、一般に250”−380°C
で、ポヒン(例えば米国特許第4,527,754号参
照)上で、好ましくは米国特許第4,576.816号
記載の操作法に従って行われる。より大きい直径の繊維
が長い安定化時間を要するであろう;を用な“大まかな
規則”は繊維直径の大きさ1ミクロン毎に要する安定化
時間は1時間であることである。従って、30ミクロン
繊維は、少くともその直径の繊維に対する最良の安定化
の実験観察記録を現出するための参照点を確立するには
、約3時間安定化されるべきである。安定化後、ヤーン
または繊維は温度800〜1000℃において不活性雰
囲気中で揮発分除去または“予備炭化“することができ
、それによって後続する炭化がより円滑に進行しそして
強度を制限する空所を低減または完全に除去することが
できる。予備炭化は通常0.1−1分間で完結される。
不活性雰囲気中における炭化は1000〜2000°C
1好ましくは1500〜1950°Cで約0.3〜3分
間行なわれる。
この点で表面処理及び/または仕上げを施すことは繊維
の遂行能力、例えば複合物中の随時適用における付着力
、を改善するのに有効であろう。
所望により、グラファイト化は不活性雰囲気中で240
0〜3300°C1好ましくは2600〜3000°C
で少くとも約1時間行なわれる。上記加熱段階のいずれ
かにおいても、もつと長い処理時間は有害とは認められ
ない。
従来技術の炭素繊維における引張り強度対直径のプロッ
トは小さい繊維に対し高い引張り強度の湾曲した線をあ
られし、繊維の大きさが増すに従イ傾斜スる。30マイ
クロメーターよりも大きい繊維直径については曲線は平
らになるが、繊維直径が増加するに従い下方へ向かう。
本発明の大きい繊維についてのデータのプロットは同様
の曲線、概略従来技術繊維のそれに平行の曲線、を与え
るが、より高い引張強度を有している。30マイクロメ
ーター及びそこまでの直径についてグラフを処理すると
、本発明の大きい直径の繊維における強度対直径の関係
は概略S〉または−375−Dの式であられされる。こ
の式中SはKpsiであられす強度であり、Dはマイク
ロメーターであらあわす繊維の直径である。
本発明は以下の非−限定的実施例を参照することにより
更に完全に理解されるであろう。
実施例 l 大陸中部の製油傾寓油をトップ蒸留して850下留分プ
ラス残渣を製造した。残渣の分析は91.8%炭素、6
.5%水素、35.1%フンラドソン炭素残渣及び81
.6%芳香族炭素(013NMR)を与えた。傾寓油残
渣を6.3時間740″Fで加、お浸漬し、次いで減圧
脱油して加熱浸漬ピンチをつくった。このピッチを試験
すると16.4%テトラヒドロフラン不溶物を与えた(
75’FでTHF30m(2中でピッチIg)。
こうして得たピッチを粉末化し、トルエンで(1: 1
重量非の溶剤対ピッチ)約1時間還流温度に加熱するこ
とによりフラックスした。溶液を1ミクロンのフィルタ
ーを通過させ、そしてトルエン/ヘプタン(98:2)
(“反−溶剤“)と混合して、(a)要領で99:1の
トルエン/ヘプタン混合物及び(b)容量/重量で8=
1の混合溶剤/ピッチ比を与えた。
1時間還流した後、混合物を周囲温度に冷却しそして沈
殿した固体を遠心分離によって単離した。
このケーキを追加の反−溶剤で洗滌し、次いで回転減圧
炉中で乾燥した。そのようなバッチの数個をブレンドし
、約400°Cで溶融し、2ミクロンフルターを通過さ
せ、そしてペレットに押出した。
この点で、ピッチのペレットはキノリンネ溶物(A37
M75°C)0.1重量%以下を有しそして偏光顕微鏡
法で検定をして100%中間相である。
ペレットは出口温度350°Cのスクリュー押出機に供
給されるとき再溶融され、4インチ直径/480孔の紡
糸口金を通して約360°Cで紡糸された。孔は円く、
紡糸口金面の外側1八インチ中に位置する5個の同心リ
ングに整列された(lすング当り96孔)。合孔は端ぐ
り穴直径0.055インチ、キャピラリー直径200ミ
クロン、キャピラリー長さ800ミクロン(L/Dは4
)及び入口角度80/60度(リッグスらの米国特許第
4,576.811号中に定義、特に実施例2参照)を
有する。紡糸口金と配分プレートとの間に厚さ0.00
5インチのシムが置かれる。シムは第2図に示す如く各
紡糸口金孔と整列する複数個の0.008X0.1イン
チのスロットを有する。
これらのスロットはピッチを紡糸口金へリボン形状の流
れ形状を形成させる。
紡糸口金は約360°Cに外部加熱され、そして紡糸セ
ルは、直径約6インチ、長さ5フイートでトップ6イン
チが室温の急冷空気を入らしめるようにスクリーンにな
っている外部急冷チューブを含んでいる。吸気は長さ6
インチでテーパーのついた(3〜21八インチ)中心コ
ラムによって提供される。物本油脂会社供給によるシリ
コーン仕上げ油を空気冷却された紡糸されたばかりのフ
ィラメントまたは生の繊維に施し、これは550ヤ一ド
/分で米国特許第4,527.754号(プリン)記載
のスプール上に巻きとらされる。
それぞれ約1ボンドのヤーンを含む数個のスプールのパ
ンケージを空気中で加熱することによって一緒に安定化
した。全て170℃に80分間加熱した。次に温度を数
時間に亘り段階的に245°Cに上げ、次いで245°
Cに更に殆ど2時間の間保持した。
炭化は、巻糸軸架に載せた6個の安定化されたパッケー
ジからのヤーンを合わせて2880フイラメントのトウ
(公称“3K”)を形成させ自重(約150 g)の緊
張下に12フイ一ト/分で長さ37(−t−の予備炭化
炉を600〜800℃で通過させ、次いで長さ19フイ
ートで、1000〜1200°Cの入口帯域、1950
°Cの炭化帯域及び1000〜1200℃の出口帯域を
有する炭素−耐性炉を通じて送ることによって行なった
炭化されたヤーンを次にlcfmの割合で供給される0
、098%(980ppm)のオゾーンと混合された室
温の乾燥空気を含む長さ19フイートの室を通過させた
。ヤーンを、米国特許第4゜624.102号(ベル、
ジュニア−)記載の方法及び装置を用い、エポキシ樹脂
(CMD−W55−5003、セラニーズ・コーポレー
ション販売)の水中1%溶液で上塗りする。このように
処理されたヤーンを350℃で硬化し、次いで米国特許
第4,689,947号(ウィンクラ−)に記載され説
明されているガイドを通過させることにより清掃した。
そのようにしてつくられた炭化されたヤーンの10個の
代表的ボビンをえらび、そして単一繊維の引張性質を各
ボビンからの10個の試料(平均直径9.4ミクロンで
あった)についてASTM3379に従い長さ1“ゲー
ジで検定した。得られた平均性質は強度478Kpsi
1モジユラス52Mpsi及び伸び0.9%であった。
ヤーン束の顕微鏡写真で観察された1%より少ないフィ
ラメントの断面が長手方向の亀裂の徴候を示した。各フ
ィラメントの微細構造はすべての場合のランダムであっ
て、微細構造的統制及び均一性の異常な水準であった。
上記の如く製造されそして特徴を有する炭化されたヤー
ンの代表的ボビンであるが、同じ型のピッチの異なるバ
ッチから、スロットを有するシムなしにつくられたもの
は次の平均性質を有した:直径9.3ミクロン、強度4
18Kpsi、モジュラス53Mpsi及び伸び0.7
%。これらはかなりの相違である。その上、ヤーン束の
*a鏡写真で断面観察されたフィラメントの33%は長
手方向亀裂の機内を示した。観察された微細構造は一般
に放射状性質であった。
実施例 2 上記実施例を次の変更を加えて繰返した:同じ型のピッ
チの異なるバッチを用いそして異なる量の“反溶剤”を
用いてその結果混合物はトルエン/ヘプタンが容量で9
0:10になるようにした。
この変更の結果はピッチは実施例1で用いたピッチの3
46°Cに対し355℃の“予想紡糸温度″を有した。
“予想紡糸温度″とはピッチがインストロンキャピラリ
ー粘度計を用いて測定して630ポイズの溶融粘度をあ
られす温度である。
それに加えて;紡糸口金は500孔(480に対し)を
有し;そして入口角度は135度(80/60に対し)
であった。
繊維を実施例1における如く炭化し、次いで同じ設備を
用いグラファイト化して最高温度(255°C)におけ
る滞留時間が約30秒であるようにした。得られたグラ
ファイト繊維は平均して(25破断/2ポビン)強度6
09Kps+。
モジュラス135Mpsi及び伸び0.55%であった
。長さ方向の亀裂は認められず;微細構造は“ランダム
”であった。
実施例 3 実施例1は次のように繰返すことができる:実施例1で
用いたのと同様のピッチを使用する。紡糸口金の孔は実
施例1におけると同じ形状を有するが大きさは2倍であ
る(即ちキャピラリーは直径が0.016インチ、等)
。シムの開口部は矩形で幅が0.010インチである。
紡糸された繊維は48マイクロメーターの直径及び32
7Kpsiより大きい強度を有するであろう。繊維断面
の顕微鏡検定はランダムな微細構造をあられし、そして
繊維は軸方向亀裂を僅かしかまたは全く有しないであろ
う。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
■、溶融された中間相ピッチを円い断面の排出キャピラ
リーを有する紡糸口金を通して押出すことから成るピッ
チから実質的に円い炭素繊維を紡糸する方法において、
先ず溶融されたピッチの流れを高いアスペクト比を有し
そしてキャピラリーの断面積よりも実質的に大きい面積
を有する開口部を通して向けることから成る方法。
2、開口部のアスペクト比は少くとも3:1である上記
第1項記載の方法。
3、開口部のアスペクト比は少くとも5:1である上記
第1項記載の方法。
4、開口部は矩形である上記第3項記載の方法。
5、開口部の面積対キャピラリーの面積の比は少くとも
2:1である上記第1〜4項のいずれかに記載の方法。
6、開口部の面積対キャピラリーの面積の比は少くとも
8:lである上記第1〜4項のいずれかに記載の方法。
7、紡糸口金はキャピラリーの橘ぐり穴上流及び開口部
の下流を有し、線端ぐり穴はキャピラリーよりも直径が
大きく、そしてここで開口部は紡糸口金の入口において
端ぐり大の断面積の10〜70%の面積を有し、そして
開口部の面積対キャピラリーの面積の比は2:lよりも
大きい上記第1〜4項のいずれかに記載の方法。
8、紡糸口金はキャピラリーの端ぐり穴上流及び開口部
の下流を有し、端ぐり穴はキャピラリーよりも直径が大
きく、そしてここで開口部は紡糸口金の入口において矩
形でありそして端ぐり穴の断面積の25〜45%の面積
を有し、そして開口部の面積対キャピラリーの面積の比
は8:1よりも大きく、そしてここで矩形の開口部の小
さい方の寸法はキャピラリーの直径とほぼ同等である上
記第1〜3項のいずれかに記載の方法。
9、安定化を受ける繊維は30〜100マイクロメータ
ーの直径を有する上記第1〜4項のいずれかに記載の方
法。
10、安定化を受ける繊維は40〜80マイクロメータ
ーの直径を有する上記第1〜4項のいずれかに記載の方
法。
11、一般に円い断面、30〜100マイクロメーター
の直径、及び少くとも375 K p s iマイナス
繊維直径のマイクロメーター数値に等しい強度を有する
連続炭素繊維。
12.40〜80マイクロメーターの直径を有する上記
第11項記載の繊維。
13、一般に円い断面及び30〜100マイクロメータ
ーの直径を有する連続炭素繊維であって、該繊維は溶融
された中間相ピッチから円い断面の排出キャピラリーを
紡糸口金を通して紡糸され、該溶融されたピッチは先ず
高いアスペクト比及びキャピラリーの断面積よりも実質
的に大きい面積を有する開口部を通じて向けられること
から成る連続炭素繊維。
14.40〜80マイクロメーターの直径を有する上記
第11項記載の繊維。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に有用な溶融紡糸パックの図式的
部分断面図である。第2図は紡糸口金への矩形開口部を
示す紡糸口金を通じて見た図である。 図中、10・・・紡糸口金、15・・・シム、16・・
・開口部、17・・・配分プレート、19・・・スクリ
ーンバック、20・・・テ過媒体、22・・・紡糸口金
キャピラリー 25・・・端ぐり穴。 外1名 4戸、−j 鳩、==

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融された中間相ピッチを円い断面の排出キャピラ
    リーを有する紡糸口金を通して押出すことから成るピッ
    チから実質的に円い炭素繊維を紡糸する方法において、
    先ず溶融されたピッチの流れを高いアスペクト比を有し
    そしてキャピラリーの断面積よりも実質的に大きい面積
    を有する開口部を通して向けることを特徴とする方法。 2、一般に円い断面、30〜100マイクロメーターの
    直径、及び少くとも375Kpsiマイナス繊維直径の
    マイクロメーター数値に等しい強度を有する連続炭素繊
    維。 3、一般に円い断面及び30〜100マイクロメーター
    の直径を有する連続炭素繊維であって、該繊維は溶融さ
    れた中間相ピッチから円い断面の排出キャピラリーを有
    する紡糸口金を通して紡糸され、該溶融されたピッチは
    先ず高いアスペクト比及びキャピラリーの断面積よりも
    実質的に大きい面積を有する開口部を通して向けられる
    ことから成る連続炭素繊維。
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