JPH02242807A - 粉末状アクリル樹脂の製造方法 - Google Patents

粉末状アクリル樹脂の製造方法

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JPH02242807A
JPH02242807A JP6210789A JP6210789A JPH02242807A JP H02242807 A JPH02242807 A JP H02242807A JP 6210789 A JP6210789 A JP 6210789A JP 6210789 A JP6210789 A JP 6210789A JP H02242807 A JPH02242807 A JP H02242807A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、産業上有用な高酸価、高ガラス転移温度を有
し、特定の粉体特性を備えたアクリル系重合体の製造方
法に関する。アクリル系重合体は、カルボキシル基や水
酸基、アミド基等の各種官能基の導入が比較的容易にな
し得ることから、いわゆる機能性重合体として特に、塗
料、接着剤、シール材、表面処理側、レジスト材料等種
々の分野で広く応用されている。
〔従来の技術〕
高酸価アクリル系重合体の製造は、溶液重合法、塊状重
合法、懸濁重合法、乳化重合法等の一般的な重合方法で
行なうといわれている。
溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法等によ取扱い性が
悪いため、その輸送保存は溶液系とするか、粘性物とし
て取扱うしかない現状にある。一方、重量平均分子量が
敵方以上の重合体を得ようとすると重合系の粘度が異常
に高くなり重合系の撹拌が不可能となったり、重合系が
ゲル化する等の不都合な現象がおき、目的とする重合体
を得ることは難しい。特にガラス転移温度(以下Tgと
いう)が25℃以上の重合体を得ようとするとこの現象
は顕著となり、1万以上の分子量の重合体を得るのは、
工業的には難しかった。
また、懸濁重合法、乳化重合法といった水を重合媒体と
する重合法で高酸価のアクリル樹脂を得るためにはアク
リル酸やメタアクリル酸等の水溶性の酸性モノマーを多
量に用いる必要があり、他の疎水性モノマーとより形成
される重合体の水層とモノマー層とのバランスがとれず
重合中に重合体粒子が凝集したり組成分布の均一な重合
体を得ることは難しい。更に、このような難点のない重
合体を得るため、水溶性酸モノマーを重合系に均一に安
定に分散させる乳化剤を使用して重合し、ラテックス状
態の重合体を得ることはできるが、ラテックスから有用
な乳化剤残留物の少ない重合体をとりだすことが難しく
最終製品として、熱安定性をはじめとする各種物性の良
好な粉体状の重合体を得ることはできなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者等は、上記のごとき欠点のない高Tg、高酸価
でかつ高分子量のアクリル系樹脂を製造する方法を見出
すべく鋭意検討した結果、重合安定性がよくしかも取扱
い性良好な粉体状重合体を容易に得ることのできる製造
方法を見出し、本発明に到達した。
〔課題を解決するための手段〕
即ち本発明の要旨とするところは (a)  炭素数1〜18のアルキル基を有するアルキ
ルメタアクリレートO,L〜99.9重量部(′b)炭
素数1〜18のアルキル基を有するアルキルアクリレー
ト0〜9948重量部 (c)  α、β−不飽和不飽和カルボン酸−ツマ−0
〜50重量部 (d)  上記モノマーと共重合可能なモノマー0〜2
0重量部 とからなるモノマー混合物をその合計量100重量部に
対し、アニオン系乳化剤0.1〜10重量部なる割合で
用い乳化重合し、重合体ラテックスを得たのち、塩析し
て酸価15■/KOH以上、7g25“C以上、分子量
1万以上の重合体よりなる粉体集合体であり、該粉集合
体中に含まれる500〜20−の粉体の含有率が80%
以上で、かつ、見かけの嵩比重が0.3〜0.6g/−
であるアクリル系樹脂粉体集合物の製法にある。
本発明を実施するに際して用いられるC1〜Il+のア
ルキル基を有するアルキルメタアクリレート及びアルキ
ルアクリレートはアルキル基がメチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基1
.1−ブチル基、ヘキシル基、ペンチル基、細←−−転
2−エチルーヘキシル基、シクロヘキシル基、ドデシル
基、ノニル基、ステアリル基等である通常市販されてい
るモノマー類を用いることができる。
α、β−不飽和カルボン酸としては例えば、アクリル酸
、メタアクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フタル酸
やイタコン酸、マレイン酸、フタル酸のモノアルキルエ
ステル等が用いられる。
共重合可能なモノマーとしては、スチレン、α−メチル
スチレン等の芳香族ビニル化合物、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル等のビニルエステル類、アクリロニトリル
、メタクリロニトリル等のニトリル基を含むモノマー、
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類、アクリル
アミド、メタクリルアミド類、これらアミド類のメチロ
ール化物類、これらアミド類のアルコキシアルキル化物
類、ベンジル(メタ)アクリレート等、通常用いられる
モノマー類を挙げることができる。
本発明によりTgが25℃以上のアクリル系重合体を効
率よく得るには炭素数1〜18個のアルキル基を有する
アルキルメタアクリレート類0.1〜99.9重量部と
炭素数1〜18個のアルキルアクリレートaを99.8
重量部以下、α。
β−不飽和カルボン酸0.1〜50重量部及び他の共重
合可能な不飽和モノマー20重量部以下なる割合で組合
せて用いることが必要である。
α、β−不飽和カルボン酸の使用量が0.1重量部未満
の場合は酸価が15mg/にOH未満の重合体しか得ら
れず、本発明の目的とするものが得られない。
一方、α、β−不飽和カルボン酸の使用量が50重量部
を越えて多いモノマー系を乳化重合すると重合系に生ず
るカレット量が多くなり均一な特性を備えた重合体を得
ることができない。
Tgが25℃以上とくに50℃以上のアクリル系重合体
を効率よく作るにはアルキルメタアクリレート、アルキ
ルアクリレート及び他の共重合可能なモノマーを20重
量部以下なる割合とすることが必要である。他の共重合
可能なモノマーの使用量を20重量部以上としたモノマ
ー系は乳化重合系を均一なものとしにくくなる傾向があ
り好しくない。
本発明の重合体は酸価が15■/KOH以上、好しくは
40■/KOHで、ゲルパーミェーションクロマトグラ
フィで測定した分子量が1万以上という極めて特徴のあ
る重合体である。このような特性を備えたアクリル系重
合体は優れた接着性、タフネスを有し接着剤や新規なコ
ーティング剤、他樹脂の特性改質材などとして有用であ
ると考えられていたのであるが、従来の官能基含有アク
リル系重合体の製法である溶液重合法や塊状重合法では
得ることが難しかったのであるが、本発明の方法により
初めて得ることに成功したものである。また本発明のア
クリル系樹脂は酸価が高いにもかかわらずアルカリ水溶
液、例えば0.1%Na、CO,水溶液又は0.1%N
aOH水溶液に対して24時間以上溶解しないという、
従来開発されてきた高酸価樹脂とは異った特性を有して
いる。
本発明に用いられるアニオン系乳化剤とじては、弱酸と
強塩基の塩、例えば脂肪酸石鹸、ロジン酸石鹸や、アミ
ド基含有カルボン酸塩芳香族含有カルボン酸塩、高分子
量ポリカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルリン
酸エステル塩、アルキルリン酸塩等などであり、具体例
としては例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルメタリルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、
アルキルスルホコハク酸塩、アルキルアリルスルホコハ
ク酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、
ポリオキシエチレンアルキル又はアルキルアリル硫酸エ
ステル塩あるいは、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物等を挙げることができ、これらの乳化剤は1種又は
2種以上併用して用いることができる。
これらの乳化剤を用いることにより、本発明の重合体を
得る工程での重合安定性がよく、しかも、重合体を重合
系より粉末として容易に得るという相反する目的を達成
することができる。
特に脂肪酸石鹸に代表されるカルボン酸塩とアルキルス
ルホコハク酸塩が好しい。
これらの乳化剤の使用方法としては重合媒体となる水相
に予め溶解する力)、あるいは七ツマー系に添加して用
いられる。該乳化剤の使用量は乳化重合系の安定化及び
粉末状重合体を効率よく得るためモノマー100重量部
に対し0.1〜10重量部の範囲とするのがよい。使用
量が0.1重量部以下の量では重合系の安定性を得るこ
とが難しく目的とする重合体の粉体集合体を得ることが
難しい。一方乳化剤使用量を10重量部以上とした系で
は重合系は安定化するが反応混合物より重合体の取り出
す際に用いる塩析剤の使用量が多量となり、取り出した
重合体中に塩析剤が残存し、最終製品の物性に悪い影響
を与えるといった好ましくない現象を生起する。
本発明の重合体を得るに際して用いる重合開始剤として
は、通常公知の重合開始剤例えば、パーオキサイド、パ
ーエステル、ハイドロパーオキサイド、パーアシッド塩
等が用いられる。
またこれら重合開始剤の重合開始安定性を高めるため、
レドックス触媒として各種金属塩や還元剤を併用しても
よい。重合開始剤の添加量は七ツマー100重量部に対
し0.1〜5重量部とするのがよい。
本発明で用いる乳化重合を行なうにあたっては、七ツマ
ー100重量部に対し水50〜1000重量部の範囲と
するのがよい。水の使用量が50重量部より少ないとき
は、重合系は著しく不安定になり目的とする重合体が得
られず、−力水の使用量が1000重量部より多いとき
は、得られる重合体の量が全反応系の量に比較して少な
いため、重合体の製法として工業的に不利となる。
次に、本発明で用いる乳化重合を行なうに際してのモノ
マー添加方法としては、重合系に一括添加する方法、滴
下法、重合工程中に順次滴下する方法、数回に分けて分
割添加する方法あるいはこれらの組み合わせを用いるこ
とができるが乳化重合時の操作性、得られる重合体の組
成の均一性の制御等の点から分割添加法、或いは滴下法
が好ましい。
この重合系中には、本発明の目的を損なわない範囲で、
pHl!整剤重合整調重合度調整剤、乳化安定剤等を加
えることができる。
上記した如き乳化重合法により得たラテックスは通常公
知の塩、酸等の塩析剤を加え塩析され、重合体粉体とし
て取出す。かくの如くして得た粉体は従来得られていた
ラテックスや溶剤型樹脂溶液では得られない分子量1万
以上の高重合体さすることができ、該粉体は取扱い易い
ため、その加工性、配合の容易性が得られ各種用途に巾
広く使用することができる。
本発明の樹脂粉末は、粒子径が500〜20−の粉末が
80%以上含まれる粒度分布であり、かつ、みかけ嵩比
重は0.3〜0.6の範囲にある。
このような粉体特性を備えた本発明の粉末集合体は溶剤
で溶解したり、アルカリ溶液で中和したりすることが容
易であり、粉末状のためその取扱い、輸送が極めて容易
である。また重合体粉末を溶液媒体中に分散せしめる際
の分散性が良好であり、その混練性も極めて良好である
更に、粉体特性がこの範囲にあれば、輸送時のブロッキ
ングも少なく、工業的に有利である。
また、使用時の粉立ちも少なく、作業性がよく、作業環
境にも悪影響を与えない。
本発明の重合体は特に、酸価40■KO/g以上、ガラ
ス転移温度50℃以上の樹脂を得るために好適である。
これらの高酸価、高Tg、高分子量のアクリル系重合体
は、従来比較的低い酸価、低Tgを有し低分子量のアク
リル系樹脂が用いられていた分野で用いることができる
。本発明の高酸価アクリル樹脂を用いることにより、得
られる樹脂製品の強度、タフネス、耐熱性等が向上する
。例えば、本発明の高酸価樹脂とメラミン、粘着性付与
剤を混練し、フィルム上に塗布して接着フィルムとした
場合、接着力は飛躍的に向上する。
また塩酢ビ樹脂に発泡剤、メラミン等を混練し、押出発
泡した場合発泡倍率は従来のものより5倍以上発泡率を
備えているにもかかわらず、そのしかも均一性が高い。
更に、エチレン−酢ビ樹脂を混練しつつ発泡剤とブロッ
クイソシアネートを加えてシートとし、ガラスクロス等
のクロス材で裏打ちし、発泡シートを作っても、シート
強度発泡倍率の点での特性の向上が認められる。
このように、本発明によって得られた粉末集合体は多方
面の用途に使用しやすい形態のものである。
以下に実施例を示す。なお実施例中の部、%はそれぞれ
重量部、重量%を示す。
実施例1 11セパラブルフラスコ中に、水300部、半硬化牛脂
石鹸(にSソープ花王株式会社製)2.0部、アルキル
アリルスルホコハク酸ソーダ(エレミノールJS三洋化
成株式会社製)2.0部、過硫酸カリウム1.0部を加
え80℃に加温し、窒素気流下に、メチルメタアクリレ
ート70部、ブチルアクリレート10部、メタクリル酸
20部の七ツマー混合物を2時間かけてフラスコ中に滴
下した後3時間90℃にて撹拌しつづけた後冷却した。
重合率は99%であった。
得られたラテックスに塩酸3部、塩化アルミニウム2水
塩5部を加えて塩析し、脱水、乾燥して白色のアクリル
系重合体(^)を得た。
粒度は32部1m〜500ρ中に80%以上が存在し、
嵩比重は0.35m7/gであった。この粉末重合体を
1ケ月放置したあと、エチルセロソルブ中に溶解□した
が、分散性良好で溶解も早かった。またGPCによる分
子量は3万であり、0.1%Na、CO,水溶液中に2
4時間浸漬しても溶解しなかった。
実施例2 11セパラブルフラスコ中に、水301アルキルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ(ネオペレックスNα5花王■製)
3.0部、ロンガリット2.5部を加え60℃に加温し
、窒素気流下、メチルメタアクリレート30部、ブチル
メタアクリレート20部、ブチルアクリレート30部、
アクリル酸10部、スチレン10部、クメンハイドロパ
ーオキサイド2.0部の混合物を4等分し30分間隔で
加えた後120分間70℃にたもち重合反応を終了させ
た。反応液を冷却後、塩化カルシウム2水塩20部を加
えて塩析し、脱水乾燥して白色のアクリル系重合体(B
)を得た。重合率は99.5%であった。得られた重合
体粉末は粒径500〜40−の範囲に80%以上にあり
嵩比重0.41m1/gであり、0゜1%NaOH水溶
液に24時間浸漬しても溶解しなかった。GPCによる
分子量は約3.5万であった。
実施例3 111セパラブルフラスコ中に、水300部付加型乳化
剤(ラテムル180^花王■製)3.0部、炭酸ソーダ
1.0部、ホウ酸0.1部、硫酸第1鉄o、 o o 
i部、デキストローズ3.0部、EDTA4Na塩0.
01部を加え撹拌しつつ60℃に昇温した。窒素ガス気
流下、メチルメタクリレート70部、メタクリル酸20
部、ブチルメタクリレ−)10部、チオグリコール酸メ
チル1.0部、ターシャリ−ブチルハイドロパーオキサ
イド2、0部の混合物を120分間かけて滴下した。
その後、180分間60℃に保持し乳化し、重合を終了
させた。重合転化率は98.5%であった。得られたラ
テックスに硫酸バンド20%水溶液100部を投入して
塩析し、脱水乾燥後白色の重合体(c)を得た。この重
合体粉末(c)は500〜50−の粒径の粒子含有率が
80%以上であり、GPCによる分子量は約4万であっ
た。
また得られたアクリル系重合体粉末の嵩密度は0.39
m7/gであり、1ヶ月貯臓后も良好な粉体特性を保持
していた。またNa、CO,の0.1%水溶液に24時
間浸漬しても溶解することはなかった。
実施例4 12セパラブルフラスコ中に、水200部、オレイン酸
ソーダ石鹸2.0部、ロンガリット3.0部を入れ、撹
拌しつつ70℃にて、窒素気流下、メチルメタクリレー
ト50部、エチルアクリレート20部、ブチルアクリレ
ート20部、メタアクリル酸10部、ジオクチルスルホ
コハク酸ソーダ(ペレックスOTP花王■製)2.0部
、クメンハイドロパーオキサイド2.0部の混合物を1
30分かけて滴下し、その後270分間同温度に保持し
た。重合転化率は98%であった。
得られたラテックスに硝酸カルシウム4水塩10部を加
えて脱水、乾燥して白色の重合体(D)を得た。得られ
た重合体粉末は500〜35−径の粒径が80%以上の
ものであり、分子量は約3゜8万であり、嵩比重は0.
41mf/gであった。またO、 1%Na、GO,水
溶液中に24時間浸漬しても不溶であった。
比較例1 11セパラブルフラスコ中に、エチルセロソルブ200
部、イソプロピルアルコール180部、酢酸エチル20
部を入れ、80℃に加温し窒素気流下、メチルメタクリ
レ−゛ドア0部、ブチルアクリレート10部、メタクリ
ル酸20部、アゾビスイソブチロニトリル3.0部の混
合物を2時間かけて滴下し、更に5時間80℃にて撹拌
した後冷却し、樹脂溶液(D)を得た。重合転化率は9
8%GPCによる重量平均分子量は5000であった。
この溶液をローヘキサン4000部中に投入して塊状の
重合体を回収したが、回収率は70%であった。また0
、1%NaQH水溶液中に24時間放置したところ完全
に溶解した。
比較例2 乳化剤を、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(ノニオン系)2.0部、ポリオキシエチレンフェニル
スルホン酸ナトリウム(レベノール託花王■製)2.0
部とする以外は、実施例1と同様にして重合転化率98
%のラテックスを得た。
このラテックスを実施例1と同様に塩酸3部、塩化アル
ミニウム2水塩5部にて塩析したが、重合体の50%相
当量しか回収できなかった。
次に、このラテックスを塩酸10部、塩化アルミニウム
2水塩80部で塩析し、重合体の95%相当量の重合体
を得、脱水乾燥して、白色の重合体(E)を得た。
粉末粒子は20I!m以下の微粉末が20%以上含まれ
ており、嵩比重は0.25と低く、粉末の飛散(粉立ち
)がひどかった。また、重合体(E)を220 ’Cギ
ヤオーブン中にて4時間加熱したが、黄褐色に変色して
いた。重合体(A)を同様に処理したが、変色せず白色
のままであった。
特許出願人 三菱レイヨン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)炭素数1〜18のアルキル基を有するアルキルメ
    タアクリレート0.1〜99.9重量部(b)炭素数1
    〜18のアルキル基を有するアルキルアクリレート0〜
    99.8重量部 (c)α,β−不飽和カルボン酸モノマー0.1〜50
    重量部 (d)上記モノマーと共重合可能なモノマー0〜20重
    量部 とからなるモノマー混合物を、その合計量100重量部
    に対し、アニオン系乳化剤0.1〜10重量部を用いて
    乳化重合し、重合体ラテックスを得たのち、塩析して酸
    価15mg/KOH以上、ガラス転移温度25℃でかつ
    、重量平均分子量が1万以上の重合体の粉体集合体であ
    り、該粉体集合体中における粉体粒子径500〜20μ
    mのものの含有率が80%以上であり、見かけの嵩比重
    が0.3〜0.6g/mlであることを特徴とする粒子
    状アクリル樹脂の製造方法。
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