JPH0224245Y2 - - Google Patents

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JPH0224245Y2
JPH0224245Y2 JP1984070259U JP7025984U JPH0224245Y2 JP H0224245 Y2 JPH0224245 Y2 JP H0224245Y2 JP 1984070259 U JP1984070259 U JP 1984070259U JP 7025984 U JP7025984 U JP 7025984U JP H0224245 Y2 JPH0224245 Y2 JP H0224245Y2
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wire
antenna
drum
flattened
operation wire
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案はアンテナ伸縮操作機構の考案に係り、
アンテナを操作する伸縮操作条体を改善すること
によりアンテナ素子の伸縮操作を安定且つ円滑化
し、しかも伸縮操作条件体巻取部体の小径化をは
かり、ひいては伸縮操作機構全般の簡易且つコン
パクト化を得しめるようにするものである。
産業上の利用分野 多段式ロツドアンテナその他のアンテナ素子に
ついての伸縮操作機構。
従来の技術 複数個の異径管をテレスコープ式に連繋させて
伸長せしめ且つこれを縮入して格納するように非
伸縮性のワイヤを用いて伸縮操作することは周知
であるが、このような目的で用いられている非伸
縮性ワイヤとしては断面が一般的なワイヤ断面に
従つた真円状のものである。即ちこのようなワイ
ヤとしては伸長時において直線性をも有すること
が好ましいものと考えられることは当然であり、
ポリアセタールなどの特定合成樹脂質によるワイ
ヤ成形上においても断面真円状のものが好ましい
ものと観念されている。
なお近時においては上記したようなワイヤの伸
出縮入にギヤの回転駆動力を利用するものが採用
されつつあり、この場合においてはドラムを収容
したケースにおけるワイヤ伸出口ないしアンテナ
基筒取付部分の直下に前記ギヤを設け、該ギヤに
対してモータによる回転力伝達機構を配設すると
共に上記のようなワイヤに対してそのようなギヤ
と係合するラツクを形成するようにしている。又
特殊のものとして実開昭51−49942号公報および
実開昭51−155033号或いは実公昭54−36613号公
報では前記のようなギヤによる駆動のために断面
円形条体に代えて帯状体を用い、該帯状体にギヤ
と係合する穿孔を列設することが提案され、更に
特開昭53−29047号公報においては可撓性プラス
チツクベルトをローラ間において狭圧してその駆
動により伸出縮入させることが提案されている。
又特開昭54−90951号公報においてはモータ駆
動される大径のケース内プーリの周側にギヤを形
成し、アンテナ基筒たるアンテナ収容筒直下から
前記プーリの円周方向90゜以上の範囲に亘つて固
定のワイヤ押付部材(該公報ではワイヤガイドと
してあるがワイヤは一般的に直線状で伸出縮入
し、その方向を変えるようなガイド作用はない)
を設けると共にワイヤの片面にラツクを列設し、
前記ワイヤガイドに背面を受けられた状態で上記
したようなプーリのギヤをワイヤのラツクに係合
させることが提案されている。その実施形態とし
ては上記したようなラツク形成面に対向した背面
(外面)を平坦面として前記ワイヤガイドによる
圧接ガイド作用を有効に得しめることについても
図示されている。
更に実公昭56−31044号公報においては前記の
ような伸縮操作ワイヤをワイヤ収納部に整然と配
列収納するために従来一般的な真円状断面ワイヤ
に代えて平角形状ワイヤなるものが示されている
が、従来の真空状ワイヤに代えるものであること
から殆んど正方形に近いものである。
考案が解決しようとする問題点 上記したような従来一般のものにおいては、ア
ンテナ素子の伸縮操作を回転ドラムに巻かれた非
伸縮性で且つ伸長時に直線性をも有する合成樹脂
製ワイヤによつて行わせるもので、該ドラムの回
転によつてアンテナ素子の伸縮を図ろうとするも
のであることから前記ドラムにおける巻取り径は
それなりに大きいものとならざるを得ず、しかも
ドラムに巻取り或いは該ドラムに巻取られたもの
を繰出す際の抵抗もそれなりに大きいものとなら
ざるを得ない。前者はワイヤを渦巻式又は並列式
の何れによつて巻取るとしてもドラム径をそれそ
れなりに大きくすることが必要で、事実このよう
な伸縮操作機構の大きさはこのドラム径によつて
規定されることとなる。又後者は伸縮操作するた
めのモータ出力をそれなりに大きくすることが必
要で、しかも伸縮操作時における抵抗が大きいこ
とから伸縮操作自体の円滑性にも大きく影響する
ことは当然であり、モータによる巻取り時の出力
はワイヤの復元性に打勝つために相当量が消費さ
れざるを得ないことは明かである。一方伸出操作
時においてはドラム内面ないし巻取溝面にワイヤ
を強く押つつけた状態でワイヤの一端側から順次
繰出すこととなるが、断面が真円状であることか
らドラム内面ないし巻取溝面をすべり易く、即ち
ワイヤの円形周面がドラム内面ないし巻取溝面
(この巻取溝面はワイヤの断面に即応させて円弧
状である)に傾斜滑り面的に作用することとなつ
て折角の押しつけ作用力による押し出し効果が相
当に低減せざるを得ない。しかもドラム内面ない
し巻取溝面に押しつけられたワイヤが上記のよう
な滑り作用を帯びることは中心部でベース部体
(回転せず)に対し回転可能として取付けられて
いるドラムからベース部体方向に押し出すことで
あつて、ドラムの周側をベース部体から離隔させ
ることとなり、作動条件如何(特にワイヤが伸出
限に達した後になおドラムがクラツチオフされな
い間)によつてはワイヤが第8図Aに示すように
ドラムとベース部体からはみ出し、それら両部体
の間に挾み込まれて何れの方向にもドラムが回転
しないこととなり、更にはワイヤの周側において
間隙が大きくなつているアンテナ基筒内において
ワイヤがスパイラル状又は蛇行状の如きに捩れ、
それらの結果としてワイヤの折損その他の事故を
発生する。
又上記のようにギヤとラツクを用いるものにお
いては伸縮操作ワイヤの出入がモータ駆動される
ギヤによつて行われるので、そのような不利が避
け得るとしても、このような構成のものにおいて
はモータ駆動をそのギヤに対して伝導連繋作動さ
せるための機構構成が複雑となり、しかも単にラ
ツクを押圧成形によつて形成したものであるから
ラツク形成面がむしろ嵩張ることとなつて巻取り
径が却つて大きくなる傾向がある。断面真円状体
に代えて帯状体を用い該帯状体の列設穿孔にギヤ
を係合させるものにおいては帯状体の長さ方向強
度が弱くならざるを得ないのでアンテナ素子の伸
出操作に円滑性を欠く不利があり、又帯状体が屈
曲して伸縮量を適正に得難い欠点がある。プラス
チツクベルトをローラ間に挾圧して伸縮操作する
ものにおいては挾圧するための複数のローラを対
設する構成が一層複雑化し、しかも帯状体である
ことから上記同様の不利がそのまま存することと
ならざるを得ない。
更に前記した特開昭54−90951号公報のものは
相当に長いワイヤガイドの長さ範囲でワイヤが固
定部材であるワイヤ押付部材に強く押しつけられ
ながらプーリの回転で巻込まれ或いは繰出される
ものであるからワイヤとワイヤ押付部材との間に
おける圧接摩擦が大とならざるを得ないことは明
かであつて円滑な伸縮操作が得られず、特にラツ
クに対向した背面(巻取状態での半径方向外側
面)を平坦面としたものでは相当の面積を以て圧
接されることからこの圧接摩擦が著しいことにな
る。又上記のようにプーリとラツクによつて引込
まれたワイヤは何所かで巻取られるべきもの(該
公報では全く述べられていないが)であり、この
ような巻取りのための構成は相当に複雑且つ大型
なものとならざるを得ない(プーリ自体が単なる
ローラより大型)ことは明かである。加うるに上
記のようにラツクを形成し或いはギヤと係合する
ための穿孔を列設したものにおいてはワイヤ(実
はベルト)の製作が多段工程となつて困難である
と共にワイヤの軸方向におけるアンテナ繰出し
(又は引き込み)のための強度を有効に得ること
ができず、必要以上の太径ワイヤを必要とし、こ
の点からも操作機構が大型となる不利がある。
実公昭56−31044号公報の操作ワイヤは角形断
面のものであるが、真円状ワイヤの代用としての
ものであることから略正方形状態のものであり、
成程ドラム内における巻き取りが理論的に整然と
なるとしても該ワイヤにはその巻取り状態で円周
方向への可曲性ないし復元力と略等しい可曲性な
いし復元力が幅方向(ドラムの開放面側)にも作
用し、従つてワイヤの巻取り状態が必ずしも安定
せず、アンテナ素子押上げ力や伸縮操作性も真円
状断面のものに準じ、巻取りの円滑性、機構の小
型簡易化なども充分に求め得ない。
「考案の構成」 問題点を解決するための手段 本考案は上記したような従来のものの問題点を
解決するように研究して考案されたものであつ
て、モータ駆動されるドラムのような回転体に伸
縮操作ワイヤを巻取らしめるようにしたものにお
いて、前記伸縮操作ワイヤの断面を該ワイヤの軸
線に関して前後および左右の何れにおいても対称
とすると共に偏平化されたものとし、該偏平化面
の両側に円弧面を対向して形成すると共にこの偏
平化面を前記した回転体巻取り状態において該回
転体の円周方向と平行状態として位置せしめ、前
記回転体にはこの偏平化面と接合支持する支持壁
を環設し該回転体の回転作用により前記偏平化面
を上記支持壁に支持させた状態で伸縮操作ワイヤ
の押出し又は巻取りを図るようにしたアンテナ伸
縮操作機構である。
前記偏平化ワイヤについて実地的に好ましい厚
さと幅の関係はその幅が厚さの1.5〜2.2倍程度で
ある。
作 用 上記したような本考案によるときはドラムに巻
取られるワイヤがドラムの巻取り半径方向におい
て偏平状とされたものであるからポリアセタール
その他の合成樹脂としては好ましい剛直性を有
し、従つて非伸縮性で且つ伸長時において好まし
い直線性を有する合成樹脂材で形成されたもので
あつても偏平化された部分が容易に屈曲せしめら
れ、真円状断面のものより相当に小径化した巻取
りが可能となる。又上記のように偏平状となつて
いるから渦巻状として巻取るような場合において
も巻取られたワイヤの厚みが真空状のものより相
当に薄くなるのでそれらの何れからしてもドラム
に小径状態で巻取られる。しかもラツクなどが形
成されていないのでワイヤ断面が有効にアンテナ
素子の押出強度として利用されることとなつてワ
イヤ断面を小とするこが可能であり、又送り出し
のためのギヤを必要としないのでモータ駆動され
る該ギヤおよびその連動のための構成が不要とな
り、ドラム又はプーリの平面内を有効なワイヤ巻
取域として利用し、引き込まれたワイヤをドラム
又はプーリの平面以外に導く必要がない。偏平化
面を回転体における支持壁に接合支持させるもの
であるから該回転体の回転によるワイヤ押出し力
は的確に得られ、巻取り力も的確であつて、又上
記のような偏平化によつてワイヤはその偏平化方
向への屈曲が著しく制限され、この偏平化方向へ
屈曲するためのトルクは真円状断面のものに比し
少くとも2倍以上、一般的には3倍程度まで増大
し得るので下段ロツドアンテナ素子やアンテナ基
筒内においてもワイヤの蛇行屈曲状態が形成され
ることを適切に阻止し、それらの何れからしても
安定した伸縮操作を実現する。勿論ワイヤを特別
にギヤと係合圧接させるための固定押え部材など
を必要とせず、又上記のようにモータ駆動ギヤも
不要であることから構成が簡易となり、前記した
支持壁はワイヤの偏平面と接合するものであつて
もそれが回転体と一体に形成されていてその回転
作用で押出し又は引込み作用を得しめるものであ
るから操作時における抵抗や摩擦発生は殆んどな
いわけであつて円滑な伸縮を行わせ得る。
実施例 上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様は添附図面の実施例として示す通りであ
り、先ずその伸縮操作ワイヤとしてその軸線0に
関して前後および左右の何れの方向においても対
象な断面を有すると共に偏平化面12,12又は
12a,12aを対設し、該偏平化面12,12
又は12a,12a間における両側には円弧面1
3を形成したものとする。第1図A,Bのように
偏平化面12,12又は12a,12aが平坦な
ものの外、第1図のC,Dのように偏平化面が膨
出し、或いは楕円ないし長円状断面の如きを適宜
に採用することができ、前記軸線O部分は第1図
のB,Dのように小さい中空孔11を形成してよ
い。
上記のような伸縮操作ワイヤ1はドラム2に巻
取られるが、この巻取り形態としては第2図に示
すような渦巻型、第4図のような並列型の何れの
形式によつてもよい。又このようにしてドラム2
に巻取られたものは第4図または第5図のように
ケース3内に設けられ、モータ4により回転駆動
されることは公知の通りで、モータ駆動されるウ
オームホイール5と同軸にドラム2が取付けら
れ、クラツチ機構6による圧接力でウオームホイ
ール5と一体的に回動し、クラツチ機構6の圧接
が解釈されることによりウオームホイール5のみ
が回動する関係は公知のものと同様である。
前記したワイヤ1はアンテナ基筒7内に導か
れ、該アンテナ基筒7内に収容される異径多段の
アンテナ素子群における最上段のものに取付けら
れ、上記したようなモータ4の正転、逆転によつ
て伸縮操作されることは公知の通りであつて、ド
ラム2とアンテナ基筒7との間にはワイヤを適当
に屈曲誘導する案内手段を適宜に配設する。
前記した第1図の偏平化について更に説明する
ならば、厚みに対し幅を一般的に1.5〜2.2倍程度
とすることが好ましい。即ちこの厚みに対する幅
の割合は1.5倍以下であると特に第1図C,Dの
ように太鼓型断面や楕円断面のものにおいて偏平
化による湾曲方向特定性が充分に得られない傾向
が残り、本考案による効果を充分に発揮し得な
い。一方この幅が厚みの2.2倍以上になると帯状
に近いものとなつてアンテナ素子の押出し操作力
が劣化し、即ち押し出し時に厚み方向に複雑に屈
曲する傾向が認められ非伸縮性ワイヤとしての特
性が失われることとなる。なお軸線部分に中空孔
11を形成することはそれが例えばワイヤ径の数
%以内のような小径のものであると押出し操作力
に影響するようなことがない。ワイヤ断面が矩形
の場合であつても角部にそれなりの丸みをとるこ
とが好ましいことは図示の通りである。
上記したような偏平化の状態について、このよ
うなワイヤが一般的に採用されている多段ロツド
アンテナとの関係について更に具体的な関係を示
しているのが第6図と第7図であつて、ワイヤ1
の一端は多段のロツドアンテナ素子9a,9b,
9c……における最上段素子9aに取付けられる
ことは公知の通りであり、第2段目素子9b以下
の内部に挿通されるからその第2段目素子9b内
におけるワイヤの状態を本考案によるものと従来
のものとを同じ断面積をもつたワイヤとして比較
して示しているのが第7図である。即ち同じ断面
積をもつたワイヤは素子9b内において従来のも
のがそれなりの間隙19を有するものであるのに
対し、本考案によるものでは偏平化面両側の円弧
面13部分において間隙19aの相当に少ないも
のとなることは明らかである。然してワイヤ1の
断面積(径)は実地的にはこの第2素子9bの内
径によつて制限を受け、この第2素子9bの内径
は今日における一般的多段ロツドアンテナにおい
ては4.3〜4.5mmであるからワイヤ1の径ないし幅
はこの内径を超えることはできないが、斯様な条
件下で用いられる径4mm前後のポリアセタール系
樹脂ワイヤについて第7図aの従来法による真円
状断面のものを1例として半径4cmの状態に彎曲
させるに必要な荷重と本考案により厚みの1.5倍
程度とした偏平化状態のものをその偏平化面と平
行な方向において同じ彎曲状態に彎曲させるため
の荷重は約3倍に達する。このような倍率は偏平
化の程度が大となることによつて増大し得ること
は勿論であるが、上述のように第2素子9bの内
径によつてワイヤ幅が制限される条件下において
は上記W/Tの値を大きくすることはTを単に小
さくすることであつて、Tを単に小さくすること
はワイヤの強度低下とならざるを得ない。従つて
斯かる意味からもW/Tを極端に大きくすること
は2.2倍程度が上限となるものである。
上記のような偏平化ワイヤは本考案においては
第2,3図および第4,5図のようにドラム2に
形成された支持壁2b間に受入れられるものであ
り、ワイヤ1の偏平化によつて第2,4図又は第
3,5図の何れの場合においてもその支持壁2
b,2b間の受入間隙は小さいものとなる。又巻
取り巻戻しに当つて偏平化面12がそれら支持壁
2bに接合して作用するもので、素子押出しのた
めの押出し時には半径方向外面の支持壁と接合
し、素子縮入のための巻取り時には半径方向内面
の支持壁2bと接合してそれぞれの作動をなすわ
けであるが、偏平化面12とそれら支持壁2bと
の接合は頗る安定したものとなることは明らかで
あつて真円状断面のものの場合のように斜面的な
すべり関係は求められない。従つて第8図のA,
Bで比較して示すように押出し力を得べく外側支
持壁に接合する作用力が附勢された条件下(特に
クラツチ作動時)でドラムとベース部体との間に
同図Aの如く挾み込まれるようなことはなくアン
テナ基筒内でスパイラル状その他に屈曲すること
も殆んどない。
「考案の効果」 上記したような本考案によるものはこの種伸縮
作用ワイヤが偏平化されたものであるから、その
偏平化面と直交した方向における屈曲性を有効に
低減し且つ偏平化面方向における巻取り性を良好
として比較的コンパクトな状態でのドラム巻取り
と該ドラム回転による円滑な伸縮操作性とをもた
らし、しかも上記のような偏平化面は回転体に形
成された支持壁に支持されてアンテナの押出し又
は引込み作動せしめられるので伸縮操作力として
は何れの場合においても安定且つ強力なものとし
て得られ、更にはこの種伸縮操作用ワイヤの伸縮
操作のために該ワイヤと係合してモータ駆動され
るギヤ又はギヤつきプーリなどを必要とせず、更
には大型なワイヤガイドなども必要としないので
機構の簡易化を図り、加うるにワイヤ断面が有効
な押出強度として利用されるものであるに拘わら
ず巻き取り巻戻し時の抵抗が少く又上記のように
機構が簡易なことから伸縮操作が平易で駆動力が
小さいものでよいなどの効果を有しており、実用
上その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案において用いられるワイヤの断面
形状の若干を示した説明図、第2図と第3図はそ
のドラムに対する巻取状態の斜視図、第4図と第
5図はそのケース内取付状態についての部分切欠
側面図、第6図はワイヤをアンテナ素子中に挿通
して伸出させた状態の部分的断面図、第7図はそ
のアンテナ素子内におけるワイヤの状態を示した
拡大断面図、第8図はドラムとケースとの間にお
けるワイヤのはみ出し関係を示したもので、これ
ら第7,8図においては従来のものと本考案のも
のとが比較して示してある。 然してこれらの図面において、1は伸縮操作ワ
イヤ、2はドラム、3はケース、4はモータ、5
はウオームホイール、6はクラツチ機構、7はア
ンテナ基筒、9a〜9cはアンテナ素子を示すも
のである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 モータ駆動されるドラムのような回転体に伸
    縮操作ワイヤを巻取らしめるようにしたものに
    おいて、前記伸縮操作ワイヤの断面を該ワイヤ
    の軸線に関して前後および左右の何れにおいて
    も対称とすると共に偏平化されたものとし、該
    偏平化面の両側に円弧面を対向して形成すると
    共にこの偏平化面を前記した回転体巻取り状態
    において該回転体の円周方向と平行状態として
    位置せしめ、前記回転体にはこの偏平化面と接
    合支持する支持壁を環設し該回転体の回転作用
    により前記偏平化面を上記支持壁に支持させた
    状態で伸縮操作ワイヤの押出し又は巻取りを図
    るようにしたアンテナ伸縮操作機構。 2 厚みに対し幅が1.5〜2.2倍として偏平化され
    た伸縮操作ワイヤの一端を多段ロツドアンテナ
    における最上段のロツドアンテナ素子に連結
    し、該伸縮操作ワイヤを第2段目以下のロツド
    アンテナ素子中に挿通して他端部側をドラムの
    ような回転体に導き巻取らせるようにした実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載のアンテナ伸
    縮操作機構。 3 ドラムのような回転体の半径方向において渦
    巻状に支持壁を連続的に形成し、該支持壁の間
    に伸縮操作ワイヤを巻取らせるようにした実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載のアンテナ伸
    縮操作機構。 4 ドラムのような回転体の円周部に伸縮操作ワ
    イヤを複数回に亘つて巻回し支持する支持壁を
    該回転体における半径方向の内外に形成し、そ
    れら支持壁間に伸縮操作ワイヤを巻取らせるよ
    うにした実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    のアンテナ伸縮操作機構。
JP1984070259U 1984-05-16 1984-05-16 アンテナ伸縮操作機構 Granted JPS60184303U (ja)

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JP1984070259U JPS60184303U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 アンテナ伸縮操作機構
US06/734,103 US4665406A (en) 1984-05-16 1985-05-15 Mechanism for extending and contracting antenna
FR8507355A FR2570226B1 (fr) 1984-05-16 1985-05-15 Mecanisme pour deployer et retracter une antenne
EP85303440A EP0161938B1 (en) 1984-05-16 1985-05-16 Mechanism for extending and contracting antenna
DE8585303440T DE3583816D1 (de) 1984-05-16 1985-05-16 Anordnung zum aus- und einfahren einer antenne.
KR1019850003353A KR920009216B1 (ko) 1984-05-16 1985-05-16 안테나 신축 조작 기구

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JPS60184303U JPS60184303U (ja) 1985-12-06
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS419929Y1 (ja) * 1964-04-02 1966-05-13
JPS596311B2 (ja) * 1978-07-24 1984-02-10 理化学研究所 セスキテルペン誘導体の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS596311U (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 日本アンテナ株式会社 同軸ケ−ブルで接続された車載用アンテナ伸縮操作機構

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JPS60184303U (ja) 1985-12-06

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