JPH02240831A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH02240831A
JPH02240831A JP6177489A JP6177489A JPH02240831A JP H02240831 A JPH02240831 A JP H02240831A JP 6177489 A JP6177489 A JP 6177489A JP 6177489 A JP6177489 A JP 6177489A JP H02240831 A JPH02240831 A JP H02240831A
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JP
Japan
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film
magnetic recording
electron beam
recording medium
ferromagnetic metal
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JP6177489A
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English (en)
Inventor
Koichi Shinohara
紘一 篠原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高密度磁気記録に適する強磁性金属薄膜を磁
気記録層とする磁気記録媒体を製造する方法に関する。
従来の技術 高密度記録再生特性を向上させるため、磁気記録媒体は
強磁性金属薄膜を磁気記録層とするものが開発の中心と
なってきている。中でも膜面に垂直な方向に磁化を残留
させる、いわゆる垂直磁気記録は短波長になる程損失が
減るといった従来の長手記録と相補的な関係にあり、実
用化に期待がかけられていて、高速で、特性の良好な垂
直磁気記録媒体を得るため各方面で研究が続けられてい
る。垂直磁化膜はCoにCr 、 V 、W 、 Mo
 、等を添加した材料で垂直方向に磁化可能な膜構成に
することで得られ、一般的には添加元素が15〜26w
t% の範囲で、かつそれらが表面偏析した柱状結晶群
から成るものが好ましいとされている。垂直磁化膜をポ
リイミドフィルムや芳香族ポリアミドフィルム等の上に
直接配したものよりも、下地層を介してCo−Cr膜等
の結晶配向性を改善したものが記録再生特性から好まし
い。これらの下地層としてはチタン(特開昭58−83
326号公報)、ゲルマニウム(特開昭60−2144
17号公報)、カーボン(特開昭60−219626号
公報)等が試みられ、電子ビーム蒸着法、スパッタリン
グ法で成膜したCo−Cr垂直磁化膜の性能向上が確か
められている・ 発明が解決しようとする課題 しかしながら上記した構成を微粒子塗布層を配した高分
子フィルムを用いて実施した場合、大面積に渡って均一
な性能確保ができないといった課題がある。
耐久性を確保する上で、保護膜の改曳も重要であるが、
上記した微粒子の構成する形状効果も極めて重要である
ことから、性能確保は重要な課題である。
本発明は上記した事情に鑑みなされたもので、微粒子形
状をもつ高分子フィルム上に高性能かつ均一な垂直磁化
膜を形成することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記した課題を解決するため本発明の磁気記録媒体の製
造方法は、微粒子を配した高分子フィルム上にCr、T
l、Geの化合物気体を用いたグロー放電蒸着により、
Cr、Ti、Goのいずれかの下地層を形成した後Co
系合金垂直磁化膜を電子ビーム蒸着するようにしたもの
である。
作  用 本発、明の磁気記録媒体の製造方法は、上記した構成に
より、微粒子を配した高分子フィルム上に、均一な下地
層が形成される。それは、σr、Ti。
Go等の元素のもつ運動エネルギーが大きいからである
。又、放電分解した化合物を構成する他元素のイオン、
活性原子を含め、下地形成と清浄化が同時進行する為結
晶配向性の向上に有効な清浄表面が得られるため、大面
積に渡って均一なC。
系合金垂直磁化膜を形成することができるようになる。
実施例 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。
〔実施例1〕 第1図は、本発明の磁気記録媒体の製造方法により製造
される磁気記録媒体の拡大断面図で、第2図は本発明を
実施するのに用いた蒸着装置の要部構成図の一例である
。第1図で1はポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート。
ボリエーテ〃エーテルケトン、ポリフェニレンサ〃フ1
イド、芳香族ポリアミド等の高分子フィルムで2は、A
m!□03.TlO2,WO3,Zr02yt!!jx
ステμ球9等の微粒子を、ポリエステル、ポリイミド、
ポリウレタン等の樹脂で分散固定した微粒子塗布層で、
3は、Cr又はT1又はGeのいずれかの下地層で後述
するようにCr又はT1又はG。
の化合物の気体を用いたグロー放電分解により形成する
ものである。
4はCo −Cr 、 Go −V 、 Co−Ru 
、 Co −Mo 、Co−W。
Co −T l 、 Co −N i −Or 、 C
o −Or−Nb等のCo系合金垂直磁化膜で6は、プ
ラズマ重合膜、炭素膜。
酸化膜、脂肪酸、脂肪酸アミド、パーフルオロロボリエ
ーテル等の組合わせから成る保護層である。
必要に応じて、両面に薄膜を配したり、バックコート層
を配したりすることもできるのは勿論である。
第2図で6は回転支持体で、7は、微粒子塗布層をあら
かじめ配した高分子フィルムで8は送り出し軸、9は巻
取シ軸で、10はグロー放電電極で11はグロー放電室
で12.13は絶縁導入端子で14は蒸発源容器、16
はCo、Or等の蒸着材料で、蒸気圧の異なるものの蒸
発比率制御の為に必要に応じて二元蒸発源を用いてもよ
いのは勿論である。16は電子ビーム発生器で17は加
速電子ビーム、18はマスク、19は真空容器、2゜は
真空排気系、21はフリーローラである。
第2図の装置で、回転支持体を直径1mの円筒キャンで
構成し、グロー放電電極を回転支持体の中心から54t
Mの位置に曲率半径64儒の円弧の一部で円弧の局長を
80mとして、放電電極からガスを導入できる構造とし
て、グロー放電室と真空容器の差圧をlX10’〜4.
3 X 10’となるようにして、回転支持体の直下2
6cmに、二元蒸発源を配しく蒸発源中心間距離を10
wとした)、本発明を実施した。尚比較例は、蒸発源を
別に配し、TI、Cr、Goを別途電子ビーム蒸着する
方法で行つた0 厚み10μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、直径220人の5102微粒子を10ケ/(μm)
2配し、その上に、Cx(C9H12)2をHeと1:
1の混合比で導入し、0.05(Torr)。
1s、ese(Xi) 、o、e (KW)17)グロ
ー放電により、Cr下地層を350人配したものをフィ
ルムAとして準備した。又、TICj!4とH2を1:
2の比率で混合しグロー放電室へ導入し、0.04(T
orr )tl 3.56 (MHz ) 、 0.8
 (KW )のグロー放電によりT1下地層を300人
配したものをフィルムBとして準備した。又G e (
Co ) csと0□を1:4で混合導入し0.02(
Torr)、13.66(M)h) 、0.7(XW)
でGe下地層を270人配したものをフィルムCとして
準備した。比較例として、4X10−6〜6X10  
(Torr)で入射角70度から30度の範囲で、Ti
、Co、Orを電子ビーム蒸着し、Cr下地層を360
人配したものをフィルムD、Ti下地層を300人配し
たものをフィルムE、G。
下地層を270人配したものをフィルムFとして準備し
た。夫々のフィルムを用い、キャン温度60℃でCo−
0r(Cr : 20.4wt% )を3oKV。
60 KWの電子ビーム加熱により蒸着した。その際キ
ャンを接地し、蒸発源容器をMqOで構成し、絶縁し金
属材料を正の5ooVにしてイオンプレーティング状態
となるようにした。Co −Or垂直磁化膜は0.2μ
m形成した。夫々パーフルオロポリエーテルとして市販
のモンテフルオス社製のフオンブリンz−26を0゜s
(y/m’)配し、8ミリ幅の磁気テープとした。フィ
ルムA−フィルムFは、幅方向から6本、長手方向から
8本の100m長のテープをサンプリングして、ギャッ
プ長0.24μmのアモルファス合金積層型リングヘッ
ドにより、トラックピッチ10μm、記録波長0.4μ
mを記録し、再生出力を比較した。
その結果を第1表にまとめて示した。
第   1   表 第1表より本発明により高性能化と均一性の両方が達成
できるのがわかる。
〔実施例2〕 実施例)では、下地層を配して垂直磁化膜の改良を行っ
たが、高分子フィルム上に高性能な垂直磁化膜を直接形
成できる方法は生産スケールに於て強い要求がある。本
発明はかかる事情に鑑みなされたもので、下地層を配し
た場合も含め、電子ビーム蒸着法により高性能な垂直磁
化膜を形成することを目的とするもので、回転支持体に
沿って移動する高分子フィルム上にマスクなしで垂直磁
化膜を電子ビーム蒸着にて形成するようにしたものであ
る。本発明の磁気記録媒体の製造方法は上記した構成に
より、結晶の初期成長時のゆらぎがなくなり、均一な結
晶成長を大面積に渡って確保できることになる。
又装置構成面からみても、結晶成長の行われる部分に近
接してマスクを配設した時、ガス放出による結晶成長へ
の悪影響を皆無にすることができるので、高性能垂直磁
化膜形成が可能となる。
第3図は本発明の磁気記録媒体の製造方法を実施するの
に用いた蒸着装置の一例の要部構成図である。
第3図に於て、22は回転支持体でチタン箔やステンレ
ス箔等の金属箔t−用いたエンドレスベルトが好ましい
。23.24.25は回転ローラで、この場合は、23
が駆動と冷却を受は持ち、径が大きく、24.25は、
マスクなしで垂直磁化膜を形成できるように径は小さく
しである。マスク・なしでの条件を溝たすには角α、β
はGo度より小さく構成する必要がある。26は微粒子
塗布層やミミズ状隆起層を配した高分子フィルムで27
は送少出し軸28は巻取り軸、29は蒸発源容器、30
はCo−Cr等の垂直磁化膜を構成する蒸着材料で31
は電子ビーム発生器、32は加速電子ビーム、33は蒸
気流、34は遮へい板、36はフリーローラーである。
36は静電吸着ローラーである。第3図で7、破線で示
したMl、M2は従来法で用いられている入射角範囲を
決めるマスクである。
第3図の装置で、24,25のローラー直径を3鐸とし
、P、Poの長さを10zとなるようにして、P、P2
面直下20mに電子ビーム蒸発源を配置し、垂直磁化膜
を形成した。比較例は、初期のPltp、;の長さが9
国となるようにマスクM1.M2を配しく a、a、=
1.3cm)垂直磁化膜を形成した。
50μmのチタン箔から成るエンドレスベルトを120
℃に加熱し、厚み12μmの芳香族ポリアミドフイ/L
’Aを用い、Co−Cr(Co:80wt% )を電子
ビーム蒸着し幅30備、長さ2000mの範囲に0.2
μmのGo−Cx垂直磁化膜を形成した。
夫々に7オンプリンZ−25をO−4(q/i )塗布
し、8ミリテープとしてギャップ長0.22μmのアモ
ルファス合金積層型リングヘッドにより、トラックピッ
チ10μm、記録波長0.4μmを記録し、再生出力と
再生C/Nを比較した。
幅方向12点、長手方向10点を任意に選び100?F
I長のテープを夫々測定し、平均値とバラツキを比較し
た結果比較例の平均値をo(dB)とした時、出力の偏
差は4.2(dB)、 C/Nの偏差はs、e (dB
)で、実施例は平均値が再生出力が1.7(dB)で、
再生C/Nが2.4(dB)で偏差は夫々o、3(dB
)、o、4(dB)であった。
上記した以外に、Go −V (Co ニア8.9wt
%)。
Go−Ru(Co:80.6wt%)、Co−Ti(C
oニア9w t % )についてもほぼ同じ相対差で、
本発明は、POPlが成膜の初期から最後まで変らない
のと、マスクM1.M2からのアウトガスの悪影響もな
いことで良好な結果が得られているものと思われるのに
比し、比較例は、P0′P、′がマスクに蒸着されたシ
、その蒸着膜が途中ではくシしたシすることで変化する
のと、上述したマスク材からのアウトガスにより結晶配
向が乱されることでのC/N劣化が起っていると考えら
れる。
以上のように本発明によれば、再生出力、C/N共に良
好な垂直磁気記録用の磁気記録媒体が大量に製造できる
といったすぐれた効果がある。
〔実施例3〕 実施例1.実施例2では強磁性金属薄膜がC。
系合金垂直磁化膜であったが、長手記録の高密度化にと
ってもC/Nの良好な磁気記録媒体を高速で得ることは
重要な課題である。かかる課題を解決するため本発明の
磁気記録媒体の製造方法は、回転支持体に沿って移動す
る高分子フィルムにCo−Mを斜め蒸着する際、Co、
Mの二元蒸発源をフィルムの移動方向にCo、Mの順で
配し蒸発速度を2μm/l+w以上となすようにしたも
のである。
本発明の磁気記録媒体の製造方法は、上記した構成によ
り、Co蒸気流とM蒸気流との相互反撥が起り、蒸着膜
の厚み方向で、Goの蒸気流が結晶成長初期側を支配す
ることで結晶磁気異方性による保磁力増大に寄与するこ
とから、高速で均一高性能なC/Nをもった磁気記録層
を得ることができるととKなる。
第4図は本発明を実施するのに用いた蒸着装置の要部構
成図である。第4図で37は、回転支持体で、38は高
分子フィルム、39は送り出し軸、4oは巻取り軸、4
1はCo蒸発源容器で42はM蒸発源容器43は電子ビ
ーム発生器、44は加速電子ビーム、45はCo蒸着材
料、46はM蒸着材料、47はCo蒸気流、48はM!
気流、49はマスクで60は真空容器、61は真空排気
系である。
本発明の要件は、まず蒸気源をフィルムの移動方向に沿
って、CoとMの頭に配列した上で、蒸着速度を2μr
n/m以上の高速条件とすることである。即ち、高速化
を図ることで、Co蒸気流とM蒸気流47.48は実効
的な圧力増域が接近して存在するため相互に反撥し合う
ことになり、C。
蒸気流はより結晶初期成長側で高速蒸着条件側にシフト
することになり、斜め蒸着膜の結晶配向性が改善され、
磁気記録層として良好な特性を示すようになるのである
。尚ここでいう蒸着速度は、成膜域での平均値で定義す
るものである。
第4図に於て、円筒キャン37を直径1mの冷却型のも
のとし、その回転中心0よりおろした垂線を9.とし、
Co蒸発源の中心にたてた垂線を9yM蒸発源の中心に
たてた垂線を93とした時、qlと92の距離を34c
mとし、qlと93の距離を32備とし、蒸発面を0よ
り下位に76備とし、30KV 、最大eoKWの電子
ビームを走査して、CoとMを二元蒸発させ、Co−M
斜め蒸着膜を形成した。CoとMの膜中の組成化は、均
一混合と仮定した時にCo:88(wt%)となるよう
コントローμした。
比較例は、41にCo−Mを配して組成比がCO:89
wt%となっている範囲のもの(比較例A群)と、M元
素、Coの順に配列した場合(比較例B群)をとシあげ
た。
厚み10μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に高さ150人のミミズ状隆起層を配し、マスク49を
Oよシ下方52cm、q1 よシ右側に363の位置に
配し、蒸着し、0.2/JmのCo−M蒸着膜を配し、
フオンブリンz−26を0.3(η/WI)塗布し、8
ミリ幅のテープを試作し、ハイバンド仕様での輝度C/
Nを比較した。ヘッドはギャップ長0.24μmのアモ
ルファス合金積層型を用いた。
試作条件と得られたテープのC/Nを相対比較した結果
を第2表に示した。
第   2   表 第2表よりわかるように、本発明によれば、同じ材料組
成で比較すると、1(dB)から3(dB)近いC/N
改善が図られていることがわかる。尚蒸発速度とC/N
の関係の代表例を、第6図に示した。この図よシ、蒸発
速度は2μm/ mltt以上とするのが好ましいこと
がわかる。2μm/si  に臨昇値が存在することに
ついては、明確な理由はわからないが、現実の蒸発源を
二元で構成した時、2つの蒸発源を近づけるだけ近づけ
た時(構成上は上記した例が現実的な数値であると考え
られる)、相互作用かけん著になる値からきていると考
えられることから、更に別の工夫によシ蒸発源中心間距
離を近づけられれば2μm/mより低い蒸発速度でもよ
いが、2μm/m以上とすることは生産性の面からも望
まれることであるから、極カニ元蒸発源を近ずけた上で
高速蒸着するのが好ましいといえる。
以上のべた他に本発明は酸素雰囲気中での斜め蒸着に於
ても有効で、広く、磁気記録層材料の選択を可能にする
ものであるといえる。
〔実施例4〕 強磁性金属薄膜の中で部分酸化強磁性金属薄膜は、耐久
性やC/Nが優れているが、高保磁力化するには斜め蒸
着での最小入射角を大きくする手段がとられているが、
これによると蒸着効率が低下するといった課題があり、
改良が望まれていた。
本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、強磁性金属
薄膜の構成元素の蒸気流の入射角より、基板上の各点で
酸素の入射角が大きくなるようにして成膜するようにし
たものである。本発明の磁気記録媒体の製造方法は、上
記した構成により、酸素による格子欠陥が斜めに配列し
、保磁力をたかめるために、最小入射角を大きくしなく
ても保磁力を大きくできるものと推察される。
第6図は本発明の製造方法を実施するのに用いた蒸着装
置の要部構成図である。第6図で、52は回転支持体6
3は高分子フィルム64は送り出し軸65は巻取り軸、
66は蒸発源容器、67は蒸着材料、68は蒸気流、6
9は酸素ビーム源、60は酸素ビーム、61はマスクI
、62はマスクlである。本発明の要件は、例えば回転
支持体の周側面上の一点Pで、蒸着原子の入射角θMに
比し酸素の入射角0gが大きくなるようにすることで、
この要件は蒸着原子の入射角が76度以下になった時満
足するように構成することで満たされるものと考えてよ
い。即ち、75度以上90度の範囲でも装置が複雑にな
るだけで09≧0Mの関係を満たすようにできるが、こ
の入射角範囲では、蒸着原子自身での斜め蒸着の効果が
大きく、酸素の条件をこのように限定しても大きな効果
がみられないのと、本発明の目的が、最小入射角を小さ
くして蒸着効率を改善した領域で磁気特性を確保するこ
とにあることから実際的な効果の大きい、76度以下に
於て09〉0Mの要件を満たすようにしてやればよいと
いえる。
この要件を満たすには、従来のように酸素ガスをガス導
入ノズルやポートから導入するだけでは得られず、イオ
ン化し照射するか、イオン化しかつ磁場偏向するか、中
性ビーム化して照射し、幾何学的な配置を最適化する必
要がある。
本発明は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、ポリエーテルエーテル。ケトン、ポリイ
ミド等の高分子フィルム上に直接或いは微粒子塗布層や
下地層を配した上で、Co。
Co−N1 、 Co−Ru 、 Co −T i 、
 Co −V 、 Co −Mo 。
Co−8i 、 Co−5m 、 Co−Nb 等を斜
め蒸着する際に適用できるもので、以下更に比較例との
対比で実施例について詳述する。
直径11にの円筒キャンの回転中心Oから741でdが
30度の位置にMgOから成る蒸発源容器を配置し、酸
素イオン源の偏向走査の中心を0より6831ttを1
6度の位置に配し、マスク62を可変し、最小入射角を
変えて、電子ビーム蒸着を行った。比較例は酸素イオン
源の偏向走査中心に酸素ノズルを配置して蒸着した。蒸
着膜の膜厚は200OA一定とし蒸着膜の上にデュポン
社製0KRYTOX 143AC1&:o、a (y、
&)塗布し、8ミリ幅の磁気テープとしてハイバンド8
ミリ仕様での輝度信号のC/Nを比較した。
用いた高分子フィルムは厚み10μmのポリエチレンテ
レフタレートで、あらかじめ直径100人の5lo2微
粒子を20ケ/(μm) の密度で塗布したものである
試作条件と得られた保磁力、C/N特性を第3表にまと
めて示した。
第 表 第3表より、実施例は最小入射角が小さくできることが
よく理解される。このことは、蒸着材料により、多少開
きがあるが、蒸着効率が1.6〜2倍違うことになり、
生産性は良好であり、雑音も改善されることがらC/N
も改善傾向にある。本発明の効果が酸素イオン照射にあ
るかどうかを確認するため酸素イオン照射を0から67
(m%gが40’の位置よシ行った(この場合は#、(
19Mとなる)が、この場合は比較例とほとんど同じ特
性しか得られてないことから、入射角の関係が支配的で
あることがわかる。上記した実施例ではイオンのエネル
ギーは800(V)としたが、aoo(V)から1es
(KV)の範囲でエネルギーの大きさによる改善度合は
小さく、中性化した酸素原子によってもほぼ同じ効果が
確かめられている。以上のように本発明によれば、斜め
蒸着膜をより高効率で成膜できるといった効果がある。
〔実施例6〕 実施例4でのべた課題を解決する別の手段は、部分酸化
強磁性金属薄膜を酸素雰囲気で電子ビーム蒸着する際、
強磁性金属薄膜構成元素の入射角より大きな入射角で水
素又はHe を照射するようにしたものである。本発明
の磁気記録媒体の製造方法は、上記した構成により、結
晶磁気異方性が強くなり、それに依る保磁力増大が図ら
れることになり、最小入射角を大きくしなくても大きな
保磁力が得られることになる。
第6図の蒸着装置を利用して本発明の製造方法により磁
気記録媒体を製造した例について比較例により製造した
時、夫々得られる磁気記録媒体について性能比較した結
果についてのべる。
実施例4と同じ構成で、真空容器(図示せず)内の真空
度をあらかじめ7〜9 X 10  (Torr)に排
気した後、外部より酸素を導入しく導入は真空容器上部
のポートより)酸素雰囲気で強磁性金属材料を蒸着した
。その時水素又はHeを照射し、その条件を強磁性金属
材料の入射角より大きい入射角で照射するようにしたも
のである。
厚み10μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に高さ100人のミミズ状隆起層を配して、直径1諷の
円筒キャン(キャン温度、10℃)に沿わせて、0.2
μmの磁気記録層を形成し、そノ上ニテュポン社ノKR
YTOX 157 F S−Mをo、4(++y/m”
)塗布し、8ミリ幅の磁気テープとしハイバンド8ミリ
仕様での輝度信号のC/Nを比較した。
試作条件と得られた保磁力、C/N特性について第4表
にまとめて示した。
第   4 表 第4表より、本発明によれば、最小入射角を小さくして
生産性を1.6〜2.5  倍に改善しても尚、C/N
が良好な磁気記録媒体が得られる。この効果は、H又は
He、これらの混合のうちいずれかをエネルギーを付与
しく好ましい範囲は100(eV)から6000(・V
))強磁性金属蒸気より入射角を大きくなるように斜め
に照射することで、結晶磁気異方性を改善することで得
られるもので、入射角が強磁性金属磁気流より小さくな
ると改善効果は弱まる。好ましい入射角関係として強磁
性金属、蒸気の入射角θMよりH又はHoの入射角θ9
の差は10°以上開くようにするのがよい。
〔実施例6〕 これまで述べた磁気記録媒体の製造方法は、両面に薄膜
を配することで全厚を薄くして決められたカセットサイ
ズに於て、記録時間を長くする要求に応する場合、解決
すべき課題がある。即ち、電子ビーム蒸着で強磁性金属
薄膜を形成する際、輻射熱や潜熱により、冷却が不十分
な場合、高分子ライlレムとして汎用性の高いポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ホリ
フェニレンサルファイド等のフィルムが熱的にダメージ
を受け、最悪の場合は、溶融し磁気記録媒体として使用
不可となることがあり、解決が望まれていた。
本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、あらかじめ
形状付与した高分子フィルムの裏面にBN膜を配した後
に、強磁性金属薄膜を電子ビーム蒸着するようにしたも
のである。本発明の磁気記録媒体の製造方法は上記した
構成により、強磁性金属薄膜を電子ビーム蒸着する際に
裏面に配されたBN膜は電気的には絶縁性があって、熱
伝導は良好であることから静電的に冷却体に密着させて
、冷却させることができるので、熱的なダメージを受け
ることく強磁性金属薄膜を形成できることになる。
第7図に両面蒸着を行うことの出来る蒸着機の要部構成
図を示した。第7図で63.64は円筒状キャン、66
はフィルム、66は送り出し軸、67は巻取り軸、68
はターゲット、e9は蒸発源、70は電子ビーム発生器
、71は加速電子ビーム、72は電子源、73は電子ビ
ーム74はマスク、76は真空容器、76はA室、77
はB室で、78は排気系A179は排気系Baoはガス
導入系A181はガス導入系B、82は絶縁導入端子、
83はフリーロー″284はA、B室の差圧を保つため
のスリットである。直径603の円筒状キャンで、電子
ビーム蒸発源は最大30KV。
66にWのものを用い、スパッタリングに供したターゲ
ットはフィルム移動方向に10cII長のものを用い、
以下にのべる実施例と比較例について実施した。厚み6
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの一方に、
直径160人のAl2O3微粒子を15ケ/(μm )
 2配しくa面)、もう一方に直径380人のAl2O
3微粒子を4〜6ケ/(μm)2分散させた高さ280
人のミミズ状隆起層を配しくb面)、a面に強磁性金属
薄膜、b面に非磁性薄膜を配した両面蒸着型の磁気テー
プを試作した。
まず高周波スパッタリング法でb面に薄膜を配し、次に
a面に電子ビーム蒸着する方法によった。
円筒状キャンは夫々10℃一定とした。
(e−1)BNをターゲットにして、 NH3+Ar=0.08(Torr)Ar:NH3=1
 : 1 。
13.56(Ml−12) 、 1.5(KW)でBN
膜を1ooO人形成し、最小入射角66度、酸素分圧6
×1O−5(Torr)でCo−Ni (Co : 8
0 wt%)をs o KV。
40 KWで電子ビーム蒸着し、1500人のCo −
N i −0膜を形成した。フィルムの幅は3゜αで長
さは2000+11とし、2回同条件でくり返した。
(6−2)  8102をターゲットにしてAr+02
=0.08(Torr)、Ar:02=1 : 2 、
13.66(Ml−1,)、1.es (KW)づio
、(x =a 1.6〜1.7)を1300A形成し、
Co−Ni−0膜を(e−1:lと同じ条件で形成した
(e−a)BNをターゲットにして、 B2He+NHs=O−2(Torr)B2H6:NH
3=1 : 2゜13.56(Mル)、2(KW)でB
N膜をスパッタ法と反応蒸着法で高速化して1200人
形成し、引冬続き、最小入射角66度でCo−Cr(C
o:88wt%)を7X10−6(Torr)で電子ビ
ーム蒸着し1400人厚に形成した(30KV、52(
KW))。
(6−4)  5in2をターゲットにして!31H4
+02=0.2(Torr)、SiH4:02=1:1
.2゜13、ese(MHz)、1.9(KW)で5i
Ox(x=1.7−t、a)膜を高速化して1400人
形成し、(6−3)と同じ条件でCo −Cr膜を形成
した。
上記した例で、(e−1) 、 (6−3)は全く熱的
ダメージを受けなかったが(6−2)t(6−4)は、
シワ状の熱ダメージと、0.3n〜4.3Jlllの孔
があいた熱ダメージとがランダムに起った。滑剤を塗布
して8ミリテープとした時の歩留りは(e 1)#(6
−2)が86〜88チであったが(6−2)。
(6−4)は、46チ、72チ、69チ、63チであっ
た。
いずれも静電吸着させるため、1eKV、20μA/d
で蒸着前に電子ビームを照射して実施したにも拘らず、
本発明と比較例とでは熱的ダメージに顕著な差がみられ
た。
尚、本発明は、連続してa面、b面に薄膜を形成する例
で説明したが、先に別工程でBN膜を形成した上で、強
磁性金属薄膜を形成するようにしても有効であることは
勿論である。
又得られたテープの性能もBN膜は硬さも適当で、非磁
性膜としても両面蒸着型に適用した時、酎すシ傷性もよ
く、好ましいといえる。
〔実施例7〕 強磁性金属薄膜から成る磁気記録層の有するC/Nをよ
り高密度域で大面積に渡って均一に得ようとするには、
磁気記録層を形成する際の条件を管理するのが最重要で
あるのは勿論であるが、製造規模が拡大し、厚み10μ
m以下の高分子フィルムで、5000n上の長尺のもの
を対象とする場合は、電子ビーム蒸着法にて磁気記録層
の形成を行った後、一定温度で巻取るようにす;ること
か必要な要件となる。本発明の磁気記録媒体の製造方法
は、上記した構成により、強磁性金属薄膜の内部応力の
かん和と、高分子フィルムと強磁性金属薄膜の界面での
応力かん和とが長手方向に均一となり、蒸着条件かん理
が生かされ、長尺化の規模によらず磁気記録層の一定化
をはかれることになる。
実施例6でのべた例の中で、磁気記録層として、Co 
−N i −0膜を配し、フィルムの反対面にBN膜を
配した場合について用いた装置によシ実施した例を以下
に説明する。
厚み6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(幅
30cII、長さ6500m1)に実施例6と同じ粒子
処理をして、第7図に示した蒸着装置で、両面蒸着型の
磁気テープを試作した。
尚、第7図で示してないが、円筒状キャン64と巻取軸
67の間に温調ローラーを追加し、かつ、巻取軸も温調
可能な構造のものに改造して実施した。
先ず、BNをターゲットにして、NH3+A!=0.0
7(Torr) 、Ar :NI(3=2 : 1.1
3.56(Mt−1z)。
1.6(KW)でBN膜を120OA形成した。その際
キャン温度は60℃±2℃に温調した。引き続き、最小
入射角60度、酸素分圧8X10”−5(Tory) 
テco−Nt (Co:80wt% )を1600A(
30KV、46〜48(KW)”t’) 一定となるj
うに電子ビーム蒸着した。
G o −N i膜を蒸着する際キャン温度条件、温調
ローラ条件、巻取軸条件と、得られたフィルムを大気中
に取出して、潤滑剤としてパーフルオロアラキン酸を0
.3〜0.34 (W/m’ )塗布し、8ミリ幅にス
リットしたものの、再生エンベロープの平坦率と輝度信
号のC/Nを面的に比較した結果を第6表にまとめて示
した。
尚、表で成行と表示したものは、特に温調せずに行った
ことを示している。
第6表より明らかなように本発明によれば、C/Nが均
一に出来るが比較例では、磁気テープのカール状態が長
手方向で変化するため、エンベロープが劣化して、その
結果C/Nも低下し、バラツキも大きくなることがわか
る。本発明は垂直磁化膜を形成する場合、特にキャン温
度を昇温した場合にも同様な考え方が実施すればよく、
応力関係を一定にコントロールするには、製膜時の温度
を最高温度にして、巻取り軸の温度を一定にして、室温
に近い条件で保持し、必要なら徐冷して大気圧にもどす
時に導入する大気又はN2,02等のガスの温度との差
を100以内にするようにすることで本発明の目的を果
たすことができる。
〔実施例8〕 強磁性金属薄膜から成る磁気記録層は原理的に短波長記
録に適したものである反面、耐食性や、耐久性の面で難
点があることもよく知られている。
本発明はかかる背景のもとになされたもので、耐久性、
耐食性の改善をはかることを目的とするもので、耐熱性
高分分をイオンプレーティングして形状付与を行った後
引き続いて、強磁性金属薄膜を電子ビーム蒸着するよう
にしたものである。
本発明の磁気記録媒体の製造方法は、上記した構成によ
り、従来の形状付与時に吸着した溶剤の放出等がなく、
付着強度も良好な形状をもった高分子層が配設されるこ
とで、耐久性とC/Hのいずれも満足できる磁気記録媒
体が得られるようになる。
第8図は本発明の製造方法を実施するのに用いた蒸着装
置の要部構成図である。第8図で85゜86は円筒状キ
ャンで87はフィルム、88は送り出し軸、89は巻取
り軸、9oは蒸発源A、91は放電電極、92は高周波
電源、93は絶縁導入端子、94はマスク、96は蒸発
源B196は電子ビーム発生源、97は加速電子ビーム
、98はマスク、99,100はガス導入系、1o1は
真空容器、102はA室、103はB室、104はA/
B間の差圧を保つためのスリットで、106は排気系A
、106は排気系B、107はフリーローラーである。
第8図で、キャン径は夫々60画として、イオンプレー
ティングは、3ターンの放電電極をキャンの直下5備か
ら154’llに配し、蒸発源を22clIに配した。
又、強磁性金属薄膜の形成は、キャン回転中心0からα
−40°、0からのきより40cmの位置に蒸発源Bを
配置し、斜め蒸着を行うものとした。勿論、これまでの
べた垂直磁化膜を含み、夫々の実施例いずれに対しても
本発明は共通的に有効である。
本発明に用いることの出来る高分子フィルムは、ポリエ
チレンテレフタレート、ホリフエニレンサルフ1イド、
ポリエーテルエーテルケトン等時ニ限定を受けるもので
はないが、表面に形状付与する除用いる耐熱性高分子は
、ガラス転移点が80℃以上、好ましくは96℃以上が
よく、形状付与の方法としては2通りに大別できる。ひ
とつは前述した各種のフィルムにあらかじめフィラー添
加により凹凸を形成し、その上に耐熱性高分子をイ。
オンブレーティングする方法と、フィラーを含まないか
、含んでも低密度で凹凸が少い面に、耐熱性高分子をイ
オンプレーティングして島状に凹凸を形成する方法とに
分けられる。
以下、更に具体的に本発明の実施例について比較例との
対比で説明する。
厚み9μmのポリエチレンテレフタレートフィルムでフ
ィラーを含まない平滑なフィルムを用いて、A室でイオ
ンプレーティング法で、化合物を抵抗加熱法で蒸発した
上で、重合体の島状突起を形成し引き続いてB室に導入
し、斜め蒸着し、その上に別工程で、潤滑剤を配し、8
ミリ幅の磁気テープとした。又比較例は、同じフィルム
を用い、溶液塗布法で、微粒子を樹脂で分散固定したも
のを準備し、第8図の装置でイオンプレーティングをし
ないでB室で斜め蒸着を行ったものを用いた。
イオンプレーティング条件は、キャン温度を一10℃か
ら50℃の範囲、事前排気は5X10−6〜7 x 1
0−6(Torr )、Ar分圧4X10−5〜8X1
0−5(Torr)、高周波電力は13.56 (Ml
−12)、0.45〜1(KW)の範囲で選んだ。
斜め蒸着は、キャン温度20℃、最小入射角46度、酸
素分圧3x1o−5〜yx1o−’ (Torr)で、
電子ビーム加熱条件は、30KV 、aoKW 〜50
KWの範囲で実施した。
尚比較例のフィルムは、直径360人の8102徽粒子
をポリエステル樹脂とメチルイソブチルケトンとトルエ
ンの混合溶剤中に分散させた溶液をトフ、乾燥し、平均
16ケ/(μm)211粒子を固定した平均200人の
ポリエステル樹脂を配、したものをあらかじめ別工程で
処理したものを用いた。
潤滑剤4dy”ユポy社のKRYTOX 157−F!
3−Mを0.4〔■/−〕配し、301幅、2000m
の中から任意の10ケ所をサンプリングしてハイバンド
8ミリ仕様(輝度信号、yMLh)でのC/ Nを比較
した。他の主な仕様と得られたテープの特性を第6表に
まとめて示した。
第 表 表には保存後のC/N変化は、初期値との直接比較で初
期C/Nは10点のバラツキとして示しである。
第6表から本発明品はC/Nも良く、パフツキも小さく
耐食性にも優れていることがわかる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、強磁性金属薄膜を磁気記
録層とした磁気記録媒体の製造が高速でできその得られ
る磁気記録媒体の特性が良好であるといったすぐれた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により製造される磁気記録媒体の拡大断
面図、第2図、第3図、第4図は本発明を実施するのに
用いた蒸着装置の要部断面側面図、$6図は蒸発速度と
C/Nの関係を示す線図で、第e図、第7図、第8図は
本発明の実施に用いた蒸着装置の要部断面側面図である
。 1・・・・・・高分子フィルム、2・・・・・・微粒子
塗布層、3・・・・・・Cr(Ti、Ge)下地層、4
・・・・・・Co系合金垂直磁化膜、6・・・・・・保
護層、7・・・・・・フィルム、1゜・・・・・・グロ
ー放電電極、16・・・・・・蒸着材料、22・・・・
・・回転支持体(エンドレスベルト)、30・・・・・
・蒸着材料、38・・・・・・フィルム、45・・・・
・・Co蒸着材料、46・・・・・・M蒸着材料、63
・・・・・・フィルム、67・・・・・・蒸着材料、6
9・・・・・・酸素ビーム源、63.64・・・・・・
円筒状キャン、66・・・・・・フィルム、68・・・
・・・ターゲット、69・・・・・・蒸発源、72・・
・・・・電子源、515.86・・・・・・円筒状キャ
ン、87・川・・フィルム、90・・・・・・蒸発源A
、91・・・・・・放電電極、96・・・・・・蒸発源
B0 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝 ほか1名第 図 1瞭 22−W、転叉将体 234 S に I、11 速I  Cats /yntnl枠確人の氏

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微粒子を配した高分子フィルム上にCr、Ti、
    Geのいずれかの化合物気体を用いたグロー放電蒸着に
    よりCr、Ti、Geのいずれかの下地層を形成した後
    Co系合金垂直磁化膜を電子ビーム蒸着することを特徴
    とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. (2)回転支持体に沿って移動する高分子フィルム上に
    マスキングなしで垂直磁化膜を電子ビーム蒸着すること
    を特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  3. (3)回転支持体に沿って移動する高分子フィルム上に
    Co−M合金を斜め蒸着する際、フィルム移動方向にC
    o、Mの順に蒸発源を配し、2μ/mm以上で電子ビー
    ム蒸着することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  4. (4)強磁性金属薄膜の構成元素の蒸気流の入射角より
    も大きな入射角で酸素を入射させて成膜することを特徴
    とする磁気記録媒体の製造方法。
  5. (5)酸素雰囲気で強磁性金属薄膜を電子ビーム蒸着す
    る際、強磁性金属薄膜構成元素の入射角よりも大きな入
    射角で水素又はHeを照射することを特徴とする磁気記
    録媒体の製造方法。
  6. (6)高分子フィルムの裏面にBN膜を配した後、回転
    支持体に沿わせた状態で強磁性金属薄膜を電子ビーム蒸
    着することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  7. (7)電子ビーム蒸着法で高分子フィルム上に強磁性金
    属薄膜を形成した後一定温度で巻取ることを特徴とする
    磁気記録媒体の製造方法。
  8. (8)高分子フィルム上に耐熱性高分子をイオンプレー
    ティングして形状付与を行った後、強磁性金属薄膜を電
    子ビーム蒸着することを特徴とする磁気記録媒体の製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0785466A (ja) * 1992-09-17 1995-03-31 Kao Corp 磁気記録媒体の製造方法及び製造装置並びに磁気記録媒体
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