JPH0223939A - 医療診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、医療診断装置に関し、さらに詳しくは故障診
断機能を奥端した医療診断装置に関する。

（従来の技術） 一般に、ＭＲ（磁気共鳴）装置やＣＴ装置の如き医療診
断装置においては、この装置の構成要素のいずれかに故
障が生じた場合、この装置自体故障診断機能を奥端して
いないため、顧客が故障箇所の修理を行うことは難しく
、電話等により修理担当者（サービスマン）を呼んで修
理を行うことが通常である。

この場合、故障発生からサービスマンによる修理が完了
するまでこの装置を動作させることができず、また、サ
ービスマンもこの装置の設置場所に到着してから故障状
況の診断を開始しなければならず、この結果、動作不能
時間（ダウンタイム）が長くなるという問題がある。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、故障発
生から修理完了までのダウンタイムを短くすることがで
きる医療診断装置を提供することを目的とするものであ
る。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の医療診断装置は、医療診断に必要な多数の系統
を組合せ被検体の医療診断画像を得る医療診断装置にお
いて、前記各系統における構成要素の故障発生確率に応
じた優先順位に暴く検査項目情報と修理担当者情報とを
格納した記憶手段と、この装置の故障発生時、故障診断
開始の表示指令を行う表示制御手段と、この表示制御手
段による表示指令に基き前記記憶手段に格納した優先順
位に基く検査項目情報及び修理担当者情報を表示する表
示手段とを有するものである。

（作　用） 以下に上記構成の装置の作用を説明する。

この装置の故障発生に際して故障診断を行う場合には、
この装置のオペレータ（顧客）は表示制御手段により故
障診断開始の表示指令を発する。

この表示指令に基き、記憶手段から表示手段に対して、
この装置の各系統における構成要素の故障発生確率に応
じた優先順位による検査項目情報と修理担当者情報とが
送られ順次表示に供される。

これにより、オペレータは検査項目情報に対応した各構
成要素の故障診断を行うことができると共に、最終的に
は修理担当者による修理作業に委ねることが可能となる
。

（実施例） 以下に本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図に示す医療診断装置としてのＭＲ装置１は、この
装置１仝体の動作制御を行う制御手段を兼ねる表示制御
手段２と、被検体のＭＲ両画像収集するためのＲＦコイ
ル、静磁場コイル、傾斜磁場コイル等を構成要素とする
ＭＲ画像収集系３と、このＭＲ画像収集系３を所定の温
度に維持する熱交換器等を構成要素とする熱交換器系４
と、前記ＭＲ両画像集系３に診断対象としての被検体を
臨ませる寝台、この寝台の駆動機構、駆動モータ等を構
成要素とする機構制御系５と、前記ＭＲ両画像集系３に
より収集したＭＲ両画像情報を記憶する画像メモリ６と
、前記ＭＲ両画像集系３、熱交換器系４及び機構制御系
５の各構成要素の故障発生確率に応じた検査項目情報を
、所定のプログラムに従って後述するような態様で、且
つ、故障発生確率の高い方から低い方へ向う優先順位で
前記各系統毎に格納すると共に、この各検査項目情報の
それぞれの末尾にサービスマンの電話番号及び氏名から
成る修理担当者情報を格納した記憶手段７と、前記ＭＲ
両画像集系３で収集するＭＲ両画像び記憶手段７に格納
されている前記検査項目情報、修理担当者情報を表示す
る表示手段８とを有している。

前記表示制御手段２は、全体の制御を行う動作プログラ
ムを格納したプログラムメモリ１０と、前記動作プログ
ラムに基きこの装置の各系統を制御するＣＰＵ１１と、
このＣＰｔＪｌｌに対し故障診断開始の指令を入力する
機能を有する入力手段１２とを具備している。

上述した検査項目情報の設定は以下の如き根拠に基いて
行われる。

即ち、このＭ　Ｒ装置１の故障状態に着目すると、この
装置の故障は第２図に示すいわゆるバスタブ曲線に従っ
て発生する。

第２図中、領域（１）の部分、即ち、この装置の使用時
間が比較的少ない段階では初期不良に基く故障であり、
確率的には故障発生は少ない。

また、領域（２＋の部分、即ち、使用時間が中程度の段
階では、装置における各要素の摩耗不良による故障が多
く、これに対しては定期的な点検により対処し得る。

領域（３）の部分、即ち、使用時間が比較的多い段階で
は、いわゆる「偶発不良」による故障が多く、この装置
の各構成要素がそれぞれの故障発生確率に従って故障し
装置のダウンタイムを招く。

従って、領域（３）で示される故障発生確率に基いて、
各構成要素の検査項目を順次その確率の高いものから低
いものに向って表示するようにすれば、この装置のオペ
レータは表示内容に従って各構成要素を検査することが
でき、最終的なサービスマンによる修理時間の短縮化を
図れる。

次に、上記構成の装置の作用を、第３図、第４図をも参
照して説明する。

第３図は前記熱交換器系４の故障診断の際の表示手段８
による表示態様を示すものである。

今、熱交換器系４に故障が発生したものとする。

この装置のオペレータは、入力手段１２から故障診断開
始の指令をＣＰｔＪｌｌに送るっすると、ＣＰＬ、１１
１は記憶手段７にアクセスし、熱交換器系４の故障診断
のための検査項目情報及び修理担当者情報を表示手段８
に送る。これにより、表示手段８には、第３図に示すよ
うに、先ず「装置の熱交換器系４が動作しません」とい
うメツセージが表示され（ステージ■）、次いで、［圧
力スイッチをチエツクして下さい」というメツセージが
表示される（ステージ■）。ざらに図示してないが熱交
換器系４に関する検査項目情報か次々と表示された後、
最後に［サービスマンをお呼び下さい］のメツセージと
、電話番号及びサービスマンの氏名が表示される。

この装置のオペレータは、上述した各ステージ■、■、
・・・に従って装置の該当箇所を次々とチエツクし、例
えば圧力スイッチの異常と判別したときには、サービス
マンを電話で呼出した際、ステージ■の異常と告げる。

これにより、サービスマンは故障が圧力スイッチの異常
でおることを認識し、圧力スイッチの新品を持参して直
ちに修理箇所を正常な状態に回復することができ、この
装置のダウンタイムが著しく減少する。

また、例えば、故障箇所が機構制御系であれば、上述し
た場合と同様な動作の基に表示手段８には、「寝台が作
動しません」　（ステージ■）、「駆動モータの電源を
確認して下さい」　（ステージ０）、・・・　「サービ
スマン情報」が次々と表示される。

この場合にもオペレータは上述した場合と同様な手順で
該当箇所のチエツク、サービスマン情報によるサービス
マンの呼出しを行えばよく、これにより、やはりダ「シ
ンタイムを大幅に低減することが可能となる。

本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。

例えば、上述した実施例ではＭＲ装置の場合について説
明したが、この他、ＣＴ装置、超音波診断装置等につい
ても同様に適用可能である。

また、上述した実施例の検査項目情報の表示順位は、装
置の設計変更等に伴う各構成要素の故障発生確率の変更
に対応して、容易に変更し１ｑることはいうまでもない
。

［発明の効果］ 以上詳述した本発明によれば、故障発生確率に応じた優
先順位に基く検査項目情報の表示と、修理担当者情報の
表示とにより、故障の初期診断と修理担当者への適確な
故障情報伝達が可能となり、ダウンタイムの低減を図る
ことができる医療診断装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置を示すブロック図、第２図
はいわゆるバスタブ曲線を示す図、第３図は実施例装置
における熱交換器系の故障診断の際の表示態様を示す説
明図、第４図は同装置における機構制御系の故障診断の
際の・表示態様を示す説明図である。 １・・・ＭＲ装置、２・・・表示制御手段、７・・・記
憶手段、８・・・表示手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 医療診断に必要な多数の系統を組合せ被検体の医療診断
   画像を得る医療診断装置において、前記各系統における
   構成要素の故障発生確率に応じた優先順位に基く検査項
   目情報と修理担当者情報とを格納した記憶手段と、この
   装置の故障発生時、故障診断開始の表示指令を行う表示
   制御手段と、この表示制御手段による表示指令に基き前
   記記憶手段に格納した優先順位に基く検査項目情報及び
   修理担当者情報を表示する表示手段とを有することを特
   徴とする医療診断装置。