JPH065602U - 医療機器保守用装置 - Google Patents

医療機器保守用装置

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JPH065602U
JPH065602U JP4544192U JP4544192U JPH065602U JP H065602 U JPH065602 U JP H065602U JP 4544192 U JP4544192 U JP 4544192U JP 4544192 U JP4544192 U JP 4544192U JP H065602 U JPH065602 U JP H065602U
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JP
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maintenance
items
inspection
medical
diagnosis
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Pending
Application number
JP4544192U
Other languages
English (en)
Inventor
史郎 中谷
Original Assignee
株式会社三陽電機製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守点検、故障診断を容易に行うことを可能
とする。 【構成】 ICカード9に、定期的保守の間隔と項目
と、不定期的保守の項目と、故障診断の項目と、それら
各項目についてその内容及び手法が記憶されてあり、こ
れらをメニュー形式で表示器7に表示し、順次選択する
ことにより、該当項目についての点検や、不良箇所の発
見の手法がだれでもわかる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は患者の治療や診断などを行う医療機器に対する保守管理、故障診断 などを行う医療機器保守用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療分野においては、各種の診断機器、治療機器(以下両者を総合して医療機 器と記す)が臨床の場で使用されている。エレクトロニクス技術などの進歩によ り、これらの医療機器も複雑化し、操作の習熟が一層求められるようになってき た。そして高性能、高機能化に伴い、それを維持するための保守点検の必要性が ますます問われると共に、故障診断、処置の重要性は言を俟たない。翻って医療 現場の状況を考えると、看護婦の不足はますます深刻化し、各種技師も含めて人 手不足に悩むと共に、負担の多い業務の改善を求める声は一部では爆発寸前の状 況にある。
【0003】 このような状況を考えてか、最近の医療機器の一部には、簡単な取扱説明や自 己診断機能を内蔵するなどの工夫がなされるようになってきた。また、医療機器 に添付する取扱説明書もその内容の改善がなされ、単に量があるだけのものから 、取り出したい内容が書かれた箇所に少しでも早く到達できるなどの工夫や、絵 を多く取り入れ、視覚的な理解を目指したものも出現してきた。また、病院スタ ッフを対象に、医療機器導入時に製造会社や代理店による集中形式の講習会を開 催し、理解を深める工夫も一般的になってきた。
【0004】 また、一部の医療機器の中には、メンテナンスフリーを唱え、保守点検につい ては、病院スタッフが係わることなく、製造会社や代理店側で対処することを方 針とする場合も散見されるようになってきた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 前記のように、病院スタッフの負担軽減を考えた製造会社・代理店側での改善 はあるものの、取扱説明に比べて、保守点検や故障診断分野の実状は甚だ不十分 と言わざるを得ない。 例えば、取扱説明書で保守点検の項目に分かれている頁は少なく、附属的な感 は否めない。そして保守点検は装置の内部構造に関連するため、絵や図などによ る説明が特に必要であるのに実際は簡略化されている。一方、故障診断について も、病院によっては製造会社や代理店任せになっている所も多い。実機に内蔵し た自己診断機能についても、操作者に見得る状態になっているとは言い難く、操 作者は自己診断結果が問題なければ良し、問題あれば業者に連絡といった程度の 係わりである。
【0006】 また、講習会についても、やはり機器の操作が中心で、保守点検については、 最後に付加的に行われる状態である。病院側も保守点検のようなネガティブなと ころはあまり係わりたくないという意識が強い。 また、治療機器や診断機器は固定したスポットに設置され、スタッフが常駐の 部屋(ナースステーション等)からは距離を置いている。例えば血液透析施設を 考えた場合、スタッフが常駐している場所は、透析室のすぐ隣であり、距離は近 いものの、透析の合間に実機の前でじっくり保守や故障診断を行うには場所が狭 く、殆どの場合、かがんだ姿勢で行わねばならない。また透析の頻度を高め、効 率を良くし、収益を上げることを第一に考える施設が多い状況においては、実機 の空き時間は少なく、スタッフの学習のための時間はとれないのが実際である。
【0007】 メンテナンスフリーについても、故障や保守点検の全くない装置などはなく、 病院スタッフがそれを行わなくても良いと言っても、治療時に装置が故障した場 合、業者を呼んで修理させる時間的余裕はなく、代替機を使用するにしてもその 間は治療が停止し、最悪の場合、患者が死に至る場合もある。そして操作する側 も、単に操作を知るだけでなく、機器の動作原理を始め、技術的理解をすること は、保守点検、故障診断を行う上で不可欠と言っても過言ではない。そしてこれ は装置の機能を十分に発揮させるのに必須のことであると共に、緊急時の適切な 対処にも直結することなのである。
【0008】 高価な診断機器については、専用またはそれに近いスタッフがその管理を行う ので、特に問題はないが、特に治療機器や、治療のルーチンの一部として頻用さ れる診断機器程、効率的な保守や故障診断を行うための装置が切望されているの である。 このように重要な業務であるにも係わらず、保守点検、故障診断などの業務を 支援する環境については、いままでは甚だ不十分であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案によれば、保守及び故障診断を行うための各種情報が機種別に記憶す る記憶手段と、医療機器の機種を選択する手段と、保守業務において、定期的保 守の場合にはその間隔と項目を、不定期保守業務においてはその項目を、故障・ 動作不良診断業務においてはその項目を選択する手段と、前記機種と前記項目と が選択されると、その保守または故障・動作不良診断の内容を上記記憶手段から 抽出する手段と、その抽出した保守または故障・動作不良診断の内容を出力する 手段とが設けられる。
【0010】
【実施例】
図1にこの考案の実施例を示す。この実施例は血液透析治療に使用する透析用 監視装置の保守を支援する保守用装置の例で、マイクロコンピュータを用いた専 用の装置として構成した場合である。CPU1にROM2、RAM3、入出力部 (I/O)4、タイマ5が接続され、I/O4には、操作キー6、CRT表示器 7、カードリーダ8が接続されている。またカードリーダ8で読み取るカード9 には、対象とする透析用監視装置の機種別保守点検、故障診断に関する内容が記 録されている。本例ではカード9としてICカードを使用している。
【0011】 ROM2にはこの装置の制御プログラムが格納され、CPU1はROM2内に 格納された制御プログラムを順次解読実行する。 図2はこの実施例での装置のメニューツリーを示す。装置の電源を入れると、 CRT表示器7の画面にまず、対象機種を選択する画面が表示される(図示せず )。つまりこれは図2におけるステップS1である。この場合、CPU1はIC カード9に格納された複数の機種の型番を読み取り、CRT表示器7に表示する 。1枚のICカード9には、例えば同じ製造会社の複数の機種のデータが格納さ れる。カードリーダ8は、カード挿入スロットが1つ以上あり、単数もしくは複 数のカードが読めるようになっている(通常は2つ)。
【0012】 ステップS1で対象機種を操作キー6の入力により選択すると、CRT表示器 7は次のステップとして、参照する項目を選択する画面に移行する(S2)。こ れは保守点検と故障診断とのいずれかを選択する。例えば操作キー6の入力によ り保守点検を選択した場合、CRT表示器7には、定期保守点検と不定期保守点 検とのいずれかを選択する画面となる(S3)。例えば定期保守点検を選択した 場合には、点検の間隔(1カ月毎、3カ月毎、6カ月〜1年毎)を選択すること によりその点検間隔での点検項目が表示される(S4)。そして調べたい項目を 選択すると、その具体内容が表示される。不定期保守点検を選択した場合には、 点検の項目が表示され、所望の項目を選択することにより、その内容が表示され る。
【0013】 一方、ステップS2で故障診断を選択した場合には、その選択項目がCRT表 示器7に表示される(S6)。そして必要とする項目を操作キー6の入力により 選択すると、診断項目の内容が表示される。 図3に保守点検項目のリストの例を示す。例えば1カ月毎の定期保守点検項目 には、透析液流量計の分解洗浄、血液ポンプヘッド部分の清掃などがある。この ようなことが点検間隔項目ごとにリストされてある。
【0014】 図4に故障診断項目のリスト例を示す。この例では、透析液温度、透析液流量 、血液ポンプなど8項目が含まれている。 図5に、図4における透析液温度に関する故障診断ツリーを示す。透析用監視 装置で透析液温度異常が発生した場合にその原因を調べる手順を示すツリーであ り、透析液温度が例えば高いという異常で、装置表示部の透析液温度表示値が3 9℃の場合、先ず、別の正常な温度計(棒温度計)で透析液温度を測定する。そ の測定値と表示値との差が大きければ、測定−表示系の異常が疑われる。逆に差 が少なければ、通常の温度設定(37℃程度)で39℃近くに温度制御している ことになり、温度制御系を疑うことになる。この手順で原因を追求していけば、 例えば温度センサであるサーミスタの特性が劣化していたという原因が抽出でき るので、この場合には、正常なサーミスタに交換する処置をとることになる。
【0015】 実際の処置においては、業者に連絡するかあるいは、サーミスタが保守部品と して手持ちがあれば、病院側で交換することになる。後者の場合には、装置配管 部でのサーミスタの位置を示す絵をCRT表示器7に表示すれば、作業の補助に なる。 図6にシリンジポンプの保守点検のうち、試験に関するものの表示内容を示す 。シリンジポンプの点検としては、この例では、注入量試験、注入圧力警報の確 認試験、注入終了警報確認試験の3つを行うようになっている。このように文章 のみならず、図を併用してわかり易いようにしている。
【0016】 上記実施例では、この医療機器保守用装置を専用装置として実現したが、これ は例えばパーソナルコンピュータ、特にラップトップ型やノートタイプのものな どを利用しても実現可能である。これらの場合、対象とする装置の保守点検、故 障診断の内容データは、フロッピーディスクで供給するが、ディスクアクセス時 間の問題から、実用上はハードディスクを内蔵させたものとし、データをハード ディスクに転送して使うと良い。
【0017】 以上のように保守点検項目、故障診断項目とその各項目内容と、更にその手法 などをカード9やフロッピーディスク、ハードディスクなどに予め記憶しておく が、カードなどに対する記憶技術やその読み取り技術、更に画面表示技術につい ては、いずれも既知であるからここでは省略した。 また、保守点検や故障診断内容の出力は、この実施例ではCRT表示としたが 、液晶表示としてもよく、またプリントアウトしてもよいことは明らかである。 さらに対象とする医療機器についても、この例では透析用監視装置としたが、こ れ以外、例えば人工呼吸器や各種ICU機器などにも適用可能である。対象とす る装置の保守点検、故障診断データの記録形式については、前記ICカード、フ ロッピーディスク以外にも、例えば光カード、光ディスクなどもよい。
【0018】 対象とする装置、例えばこの例のような透析用監視装置は、病院によっては、 異なる複数の製造会社のものを使用しているため、製造会社単位でICカードと する場合には、複数のカードが必要である。この場合には、前記例に述べたよう に複数のカードを読み取るようにするか、あるいは、記憶容量の大きい別の記憶 装置(例えばハードディスクなど)を接続し、必要な枚数のカードのデータを同 記憶装置に一旦転送してから使用するような工夫をすればよい。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案によれば、医療機器の保守点検や故障診断の内容を 簡単な操作で出力することができるため、今まで不十分であったこの分野のスタ ッフへの教育が効率よく行うことができる。また、画像ファイルを表示させるこ とにより、視覚的理解が行えるので、理解度が深まる。病院スタッフによる医療 機器の保守点検や故障診断の質を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すブロック図。
【図2】メニューツリーの例を示す図。
【図3】保守点検項目のリスト例を示す図。
【図4】故障診断項目のリスト例を示す図。
【図5】透析液温度の故障診断ツリーの例を示す図。
【図6】シリンジポンプの保守(試験)内容例を示す
図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療、診断などを行うため医療機器に対
    する保守及び故障診断を行う医療機器保守用装置であっ
    て、 上記医療機器の定期的な保守、不定期の保守、及び故障
    ・動作不良時の診断を行うための各種情報が機種別に記
    録された記憶手段と、 上記医療機器の機種を選択する手段と、 定期的保守業務においてはその間隔と項目を、不定期保
    守業務においては、その項目を、故障・動作不良診断業
    務においてはその項目を選択する手段と、 上記機種と上記項目とが選択されると、その保守または
    故障・動作不良診断の内容を上記記憶手段から抽出し、
    その内容を出力する手段と、 を具備する医療機器保守用装置。
JP4544192U 1992-06-30 1992-06-30 医療機器保守用装置 Pending JPH065602U (ja)

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JP4544192U JPH065602U (ja) 1992-06-30 1992-06-30 医療機器保守用装置

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JPH065602U true JPH065602U (ja) 1994-01-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0223939A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Toshiba Corp 医療診断装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0223939A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Toshiba Corp 医療診断装置

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