JP2008276552A - 患者・スタッフ管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者ごとに各種センサーの設定を変更することなく、自動的にセンサーの計測結果に応じた対策を行う。
【解決手段】患者についてのアセスメント、病院のスタッフ間で交わされるオーダ、および疾患ごとの標準治療予定に基づき、患者に関する治療並びに処置の予定および実施記録を時間帯別に保持する治療予定・実施記録保持部11と、病院内に設置された各種のセンサーの計測値を取得し、患者やスタッフの状態に変換して出力する患者・スタッフ状態出力部13と、治療予定・実施記録保持部11から治療予定・実施記録を取得し、患者・スタッフ状態出力部13から患者並びにスタッフの状態を取得し、取得された治療予定・実施記録と患者並びにスタッフの状態とを比較する比較部15と、この比較部から取得される比較結果に応じて病院内の各種の端末に対して呼びかけ・警報を行う呼びかけ・警報部16と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、病院内における患者およびスタッフの状態や行動を管理する患者・スタッフ管理システムに関する。
病院内での患者の状態を各種のセンサー(例えば、ベッド上の患者行動を監視する離床センサー、チューブ引き抜きセンサー、赤外線センサーなど)の計測値を用いて把握する技術が知られている。
また、患者やスタッフを管理する技術として、患者やスタッフにRFIDタグを付けることで動線を監視する技術(例えば特許文献1)やスケジュール通りに動いていない場合にアラームを発する技術(例えば特許文献2)などが知られている。
特開2002−312471号公報 特開2005−278864号公報
しかし、従来技術は、ナースコールなどを発するためのセンサー計測値の異常判定条件を固定的、あるいは個別に設定していた。このため、異常判定条件が固定されている場合には、患者ごとに状態が異なるにも関わらず、センサーが常に同じ判定を行ってしまうという問題があった。他方、患者ごとに各種センサーの異常条件を変更して設定する場合には、センサーの適用開始や終了あるいは異常条件の変更が困難という問題があった。すなわち、患者ごとになされるアセスメント、スタッフ間で頻繁に交わされるオーダ、および治療予定などに柔軟に対応出来ないという問題があった。
そこで、本発明は、患者ごとに各種センサーの設定を変更することなく、自動的にセンサーの計測結果に応じた対策を実施できる患者・スタッフ管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る患者・スタッフ管理システムは、患者についてのアセスメント、病院のスタッフ間で交わされるオーダ、および疾患ごとの標準治療予定に基づき、前記患者に関する治療並びに処置の予定および実施記録を時間帯別に保持する治療予定・実施記録保持部と、病院内に設置された各種のセンサーの計測値を取得し、前記患者や前記スタッフの状態に変換して出力する患者・スタッフ状態出力部と、前記治療予定・実施記録保持部から前記治療予定・実施記録を取得し、前記患者・スタッフ状態出力部から前記患者並びに前記スタッフの状態を取得し、取得された前記治療予定・実施記録と前記患者並びに前記スタッフの状態とを比較する比較部と、この比較部から取得される比較結果に応じて病院内の各種の端末に対して呼びかけ・警報を行う呼びかけ・警報部と、を備える。
本発明によれば、患者ごとに各種センサーの設定を変更することなく、自動的にセンサーの計測結果に応じた対策を実施できる患者・スタッフ管理システムが提供される。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態の全体構成例を示す図である。
本実施形態に係る患者・スタッフ管理システムは、患者・スタッフ管理装置1、端末2、およびセンサー3から構成され、これらの装置はネットワーク4を介して接続されている。
患者・スタッフ管理装置1は、治療予定・実施記録保持部11、治療予定・実施記録部12、患者・スタッフ状態出力部13、対策表保持部14、比較部15、および呼びかけ・警報部16を備えたコンピュータである。
端末2は、病院内で医師、看護師、薬剤師などが用いるパーソナルコンピュータ(PC)やPDAなどの各種の端末である。
センサー3は、病院内に設置されている各種のセンサーであり、例えばベッド上の患者行動を監視するセンサー(離床センサー、チューブ引き抜きセンサー、赤外線センサーなど)、患者およびスタッフが所持するRFIDタグからの無線電波を受信して位置を監視するRFIDリーダ、点滴・シリンジポンプの残量センサーなどである。
以下、患者・スタッフ管理装置1を構成する各部の機能を詳細に説明する。
1.治療予定・実施記録保持部
治療予定・実施記録保持部11は、患者に関する治療並びに処置の予定および実施記録を治療予定・実施記録表として保持するデータベースである。図2は、治療予定・実施記録表の具体例を示す図である。この治療予定・実施記録表には、日付、時間帯ごとに、食事、安静度、排泄、処置、薬剤情報、検査内容、などが記録される。個別の患者への適用においては、当該患者の治療の経過や状態に応じて、実施予定の内容を適宜変更するものとする。尚、治療予定・実施記録表は、クリニカルパス(疾患ごとの標準治療工程)と同様の形式であることが好ましい。
本実施形態においては、医師によって患者の疾患が特定されており、特定された疾患用のクリニカルパスが当該患者に適用され、当該患者の治療予定・実施記録表として治療予定・実施記録保持部11に保持されている。
例えば、図2においては2007年1月23日が手術実施予定日であり、その前日の就寝時間帯に患者に睡眠剤が処方され、手術後には点滴(抗生剤など)が処方されている。また、手術前後の各時間帯における患者の安静度(患者が病院内のどの範囲で、どのような行動が許されるのか)が設定されている。また、治療予定・実施記録表には担当医や時間帯ごとの担当看護師が記録されている。
また、医師や看護師などのスタッフは、患者の状態や治療の経過に従って、食事、安静度、排泄、処置の日付ごと、時間帯ごとの実施予定を治療予定・実施記録表上で変更できる。
また、治療予定・実施記録表は、食事、安静度、排泄等の各項目について、現在の時間帯に該当するセルの表示色をその他のセルの色と異なるものとし、現在の時間帯における各項目の内容を把握し易く作成されている。更に、薬剤や検査等の項目については、「新規」、「変更」、「指示受け済み」、「実施済み」、「実施完了(点滴の場合など)」、といった状況に応じてセルの表示色を更に詳細に分けることができる。
また、治療予定・実施記録表は、既存のオーダリングシステムや電子カルテのために医師や看護師が使用しているPCやPDAなどの端末2に表示することができる。
更に、治療予定・実施記録表は、既存のオーダリングシステムや電子カルテの中の一画面とすることもでき、既存のオーダリングシステムや電子カルテと連動することができるものとする。例えば、既存のオーダリングシステムや電子カルテ上で、医師が新規に薬剤オーダを発すると、これを受けて治療予定・実施記録表上にオーダで指定された処方予定時刻の属する時間帯のセルに新規の薬剤の処方が表示される。
また、治療予定・実施記録表上の安静度、食事等の各項目について現在の時間帯のセルを特定する方法の具定例を以下に示す。
・時間の経過に従って、病院所定の患者起床時刻になった時点で自動的に日中時間帯の開始とし、消灯時刻になった時点で自動的に就寝時間帯の開始とする。
・ 時間の経過に従って、病院所定の勤務時間帯を自動的に適用する(例えば3交替の場合は、日勤帯、準夜勤帯、深夜勤帯)。
更に、「手術前」、「手術後」、といった詳細な時間帯については、以下のようにすれば時間帯を特定できる。
・ 手術日において患者起床時刻になった時点で自動的に「手術前」とする。
・ 患者・スタッフ状態出力部13で、対象となる患者位置が手術室(あるいはその入り口)と計測された時点で、「手術中」とする。また、手術室への搬送時の患者確認でバーコードやベッドサイドの端末2を用いる場合は、バーコードによる患者確認の実施記録をもって「手術中」とすることもできる。
・ 病室のカメラやベッドの圧力センサーに関する患者・スタッフ状態出力部13の出力結果により、患者がベッドに帰着したことが特定された場合に、「手術後」とする。
2.治療予定・実施記録部
治療予定・実施記録部12は、既存のオーダリングシステムや電子カルテのために医師や看護師が使用している端末2から入力される治療予定や実施記録を治療予定・実施記録保持部11に記録するプログラムである。すなわち、既存のオーダリングシステムや電子カルテにより記録された指示受けや実施の記録内容を、治療予定・実施記録表上の各セルの実施状況として記録する。例えば、看護師が新規に発生した医師からの指示を、既存のオーダリングシステムや電子カルテで確認し、オーダリングシステムや電子カルテの指示受け確認記録機能により、当該看護師が指示を受けたことを記録する。また、患者に対しては、当該指示に従って、薬剤を実際に投与した段階で、実施済みであることをオーダリングシステムや電子カルテの指示実施確認記録機能により記録する。
図3は、治療予定・実施記録部12の処理の具体例を示すフローチャートである。
待機状態にあるときに(ステップ3a)、バーコードやPCなどの端末2から、患者ID、実施内容、実施時刻、実施スタッフIDなどの入力があったか否かが判定される(ステップ3b)。
ここで、入力情報が有る場合には、治療予定・実施記録表へ入力情報を記録し(ステップ3c)、ステップ3dへ進む。
これに対し、入力情報が無い場合には、ステップ3dへ進む。
ステップ3dにおいては、患者・スタッフ状態出力部13からスタッフの位置情報が受信されているか否かを判定する。
ここで、スタッフの位置情報の受信があった場合には、スタッフの位置が患者のベッドサイドか否かを判定する(ステップ3e)。
これに対し、スタッフの位置情報が受信されていないと判定した場合には、ステップ3aに戻る。
ステップ3eにおいて、スタッフの位置が患者のベッドサイドであると判定した場合には、該当する患者に関する治療予定・実施記録表へ実施記録としてスタッフID、訪問時刻を記入し(ステップ3f)、ステップ3aに戻る。
これに対し、スタッフの位置が患者のベッドサイドでない場合には、ステップ3aに戻る
3.患者・スタッフ状態出力部
患者・スタッフ状態出力部13は、病院内に設置されている各種のセンサー3の計測値から、各患者、各スタッフの状態を出力するプログラムである。図4は、センサー3の計測値に対する患者・スタッフ状態出力部13の出力内容の具体例を示す図である。
例えば、ベッドに設置される圧力センサーの場合は、ベッド上の人物の重心位置を計測する。例えば、ある患者kのベッドについて、ある時刻tに、重心位置の変化がある一定方向(例えばベッド中心付近からベッド周辺)になった場合には、患者の状態として「ベッドから出ようとしている」を対応させる。更に、患者の識別番号kと計測時刻tを付随させ、「患者kが時刻tにベッドから出ようとしている」を、患者状態として出力する。
また、病院スタッフにRFIDタグを携帯させ、病院各所に設置したRFIDリーダで病院スタッフの位置を計測する場合には、予め各RFIDリーダの計測領域を定義しておく。そして、時刻tにおいて、スタッフsの携帯するRFIDタグが、領域rに対応するRFIDリーダにより計測された場合、RFIDの計測値に対するスタッフの状態として「領域rにいる」を対応させる。更に、スタッフの識別番号sと計測時刻tを付随させた「スタッフsが時刻tに領域rにいる」を出力する。
また、カメラの場合は、計測された画像について、顔データベースの照合により患者あるいはスタッフを特定する必要がある。この照合機能は、患者・スタッフ状態出力部13に内蔵させてもよい。カメラに照合機能が付随し、カメラの出力結果が計測対象の人物の識別番号(患者識別番号やスタッフ識別番号)を含んでいる場合には、カメラの照合結果を用いて出力する。尚、必要に応じてカメラの計測領域(病院通用門、病棟入口など)と計測時刻を合わせて出力してもよい。
このように、患者・スタッフ状態出力部13は、センサーの計測値を、計測対象の状態に対応して設けられている。
図5は、患者・スタッフ状態出力部13の処理の具体例を示すフローチャートである。
待機状態にあるときに(ステップ5a)、センサーの計測値を受信する(ステップ5b)。
次に、受信した計測値をセンサーの種類に応じて患者・スタッフ状態に変換する(スタッフ5c)。
そして、変換した患者・スタッフ状態を比較部15へ出力し、ステップ5aに戻る。
4.対策表保持部
対策表保持部14は、センサー種類、計測状態、対策情報、センサーによる監視の開始条件および終了条件などを項目とした対策表を記憶するデータベースである。図6は、対策表の具体例を示す図である。
5.比較部
比較部15は、患者・スタッフ状態出力部13が出力する患者状態あるいはスタッフ状態と治療予定・実施記録表の内容とを比較し、この比較結果に応じて対策表に予め定義された対策(ナースコールを発信する、患者に対する呼びかけ音声を発する等)の実施を呼びかけ・警報部16へ指示するプログラムである。
患者・スタッフ状態出力部13から取得された患者状態に含まれる患者の識別番号と計測時刻から、当該患者の治療予定・実施記録表を参照し、該当する時間帯について当該患者に設定された安静度を取り出す。そして、取り出された安静度と患者・スタッフ状態出力部13から出力された患者状態の内容(ベッド上安静、ベッドから出ようとしている等)とを比較し、一致しない場合には対策表に定義された対策の実施を呼びかけ・警報部16に指示する。
例えば、治療予定・実施記録表で、安静度が「ベッド上安静」と設定された患者について、患者・スタッフ状態出力部13が出力した患者状態の内容が「ベッド上安静」であれば、比較部15は何もしない。しかし、患者・スタッフ状態出力部13が出力した患者状態の内容が「ベッドから出ようとしている」であれば、患者が入院している病棟のナースセンターや、治療予定・実施記録表に設定された当該患者の当該時間帯における担当看護師の保持する携帯端末にナースコールを発信させる。
一方、治療予定・実施記録表において、安静度が「病院内フリー」と設定された患者については、患者・スタッフ状態出力部13が出力した患者状態の内容が「ベッドから出ようとしている」であっても何もしない。しかし、カメラの計測結果により、患者状態の内容が「病院通用門にいる」となっていれば、ナースコールを発信させる。
このように、患者ごとに各種センサーについての設定を行うことなく、治療予定・実施記録表で設定された時間帯ごとの患者の状態と、センサーの計測結果による患者・スタッフ状態出力部13の出力情報との比較結果に応じて自動的にナースコールなどの対策情報が出力される。
また、患者・スタッフ状態出力部13の出力情報である患者状態の内容が、「スタッフが付き添っている」の場合は、治療予定・実施記録表上の安静度に関らず、ナースコールを発信しないように設定することができる。同様に、患者・スタッフ状態出力部13の出力情報が、「転倒している」あるいは「転落している」の場合は、どのような安静度の患者であっても、ナースコールを発信させるように設定することができる。
また、点滴の場合には、スタッフによる定期的な観察が必要である。例えば、図3では、点滴開始の有無の監視として、開始条件をオーダで指定された点滴開始時刻から30分後としている。そして、その時点でこのオーダに関する治療予定・実施記録表上の実施記録が「指示受け済み」であり、「開始」になっていない場合は、担当看護師向けに警告を発信させる。また、点滴開始後の定期的な観察(例えば1時間ごと)については、開始条件を治療予定・実施記録表上の実施記録が「開始」であることとし、終了条件を「開始時刻+点滴継続時間」とする。開始条件および終了条件で規定される時間、当該患者のベッドサイドに設置されたRFIDの計測結果が、「前回訪問から1時間以上経過」であれば、担当看護師向けの警告発信を指示する。
尚、比較部15における比較処理は、患者、スタッフの各人について、患者・スタッフ状態出力部13の出力結果が前回の出力結果から変化している場合や治療予定・実施記録表の現在のセルが時間の経過や患者・スタッフ状態出力部13の出力結果に応じて変化した場合に実施すれば十分である。
図7は、比較部15における患者状態に関する比較処理の具体例を示すフローチャートである。尚、この処理は各患者について行われるものとする。
待機状態にあるときに(ステップ7a)、患者・スタッフ状態出力部13から患者状態を受信する(ステップ7b)。
患者状態の情報に含まれる患者IDをキーとして治療予定・実施記録部11から当該患者の治療予定・実施記録表を取得する(ステップ7c)。
次に、治療予定・実施記録表から当該時間帯における当該患者の安静度を取得する(ステップ7d)。◎次に、対策表保持部14から対策表を取得し、センサー種類および安静度をキーとして対応する計測状態を対策表から取得する(ステップ7e)。
次に、患者・スタッフ状態出力部13から取得した患者状態と対策表から取得した計測状態を比較する(ステップ7f)。
患者状態と計測状態とが一致しない場合には、対策表で定義された対策に従って、呼びかけ・警報部16に対して呼びかけ・警報の出力を指示し(ステップ7g)、ステップ7aへ戻る。
これに対し、患者状態と計測状態とが一致する場合には呼びかけ・警報部16に対する出力指示は行わず、ステップ7aへ戻る。
図8は、比較部15におけるスタッフ状態に関する処理の具体例を示すフローチャートである。尚、この処理は各患者について行われるものとする。
待機状態(ステップ8a)で一定期間が経過すると、治療予定・実施記録保持部14から患者の治療予定・実施記録表を取得する(ステップ8b)。
次に、患者の治療予定・実施記録表から現在の時間帯における、治療、処置、薬剤、検査等の実施内容と実施記録を取り出す(ステップ8c)。
次に、ステップ8cにおいて取り出された、治療、処置、薬剤、検査等の実施内容について対策表から計測状態を取得する(ステップ8d)。次に、実施記録と対策表の計測状態とが一致するか否かを判定する(ステップ8e)。
ここで、実施記録と対策表の計測状態とが一致しない場合には、対策表で定義された対策の実施を呼びかけ・警報部16に対して指示し(ステップ8f)、ステップ8aへ戻る。
これに対し、実施記録と対策表の計測状態とが一致する場合には呼びかけ・警報部16に対する指示は行わず、ステップ8aへ戻る。
6.呼びかけ・警報部
呼びかけ・警報部16は、ナースセンターのPCや、看護師の携帯するPDAやPHS、患者のベッドサイドに設置された端末など各種の端末2に対して、比較部15からの指示情報に基づいて呼びかけ・警報を行うプログラムである。呼びかけ・警報の方法としては、ナースコールなどの警告音、警告灯の点灯、メッセージ表示などが挙げられる。
上記のように患者・スタッフ管理装置1が治療予定・実施記録保持部11が保持する治療予定・実施記録表とセンサー計測値から出力される患者・スタッフ状態との比較を行うので、患者ごとになされるアセスメント、スタッフ間で交わされるオーダ、および疾患ごとのクリニカルパスなどにも柔軟に対応出来できる。
また、患者・スタッフ管理装置1が対策表を保持する対策表保持部14を備えることにより、治療予定・実施記録表の記録内容とセンサー計測値との比較を容易に行え、かつ、各種のセンサーに対する動作の変更をプログラムの修正を行わずに対策表の定義変更で可能となる。
(実施形態2)
本実施形態における患者・スタッフ管理システムは、対策表保持部14を備えず、比較部15における比較処理に対策表を用いない。尚、他の構成は実施形態1と共通するので説明を省略し、相違する比較部15の動作について図面を用いて説明するものとする。
図9は、比較部15における患者状態に関する比較処理の具体例を示すフローチャートである。尚、この処理は各患者について行われるものとする。
待機状態にあるときに(ステップ9a)、患者・スタッフ状態出力部13からの患者状態を受信する(ステップ9b)。
患者状態に含まれる患者IDをキーとして治療予定・実施記録部11から治療予定・実施記録表を取得する(ステップ9c)。
次に、治療予定・実施記録表から当該時間帯における安静度を取得する(ステップ9d)。次に、取得された患者状態と安静度を比較する(ステップ9e)。
患者状態と安静度が一致しない場合には、呼びかけ・警報部16に対して治療予定・実施記録表の当該時間帯の当該患者の担当看護師の保持する携帯端末、あるいは担当病棟のナースセンターへのナースコールの発信を指示し(ステップ9f)、ステップ9aへ戻る。
これに対し、患者状態と安静度とが一致する場合には呼びかけ・警報部16へのナースコールの発信指示を行わず、ステップ9aへ戻る。
図10は、比較部15におけるスタッフ状態に関する処理の具体例を示すフローチャートである。尚、この処理は各患者について行われるものとする。
待機状態(ステップ10a)で一定期間が経過すると、治療予定・実施記録保持部14から患者の治療予定・実施記録表を取得する(ステップ10b)。
次に、患者の治療予定・実施記録表から現在の時間帯における、治療、処置、薬剤、検査等の実施内容と実施記録を取り出す(ステップ10c)。
次に、治療予定と実施記録が一致するか否かを判定する(ステップ10d)。具体的には、治療予定・実施記録表上で指定された薬剤投与時刻、検査実施時刻、巡回間隔等に対し、実施記録が一定範囲を超えて違反しているか否かをオーダ、クリニカルパス、プロセスマップなどに基づいて判定する。
ここで、治療予定と実施記録が一致しない場合には、呼びかけ・警報部16に対してナースコールの発信を指示し(ステップ10e)、ステップ10aへ戻る。
これに対し、治療予定と実施記録が一致する場合には呼びかけ・警報部16に対してナースコールの発信指示は行わず、ステップ10aへ戻る。
上記のように、患者・スタッフ管理装置1が対策表を保持する対策表保持部14を備えない場合には、比較部15において各種の条件を設けて判定を行う必要があるが、呼びかけ・警報の方法が少ない場合には実装が容易となる利点がある。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種々変形して実施可能である。
本発明の実施形態1に係る患者・スタッフ管理システムの全体構成例を示す図。 本発明の実施形態1に係る治療予定・実施記録表の具体例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る治療予定・実施記録部12の処理の具体例を示すフローチャート。 本発明の実施形態1に係るセンサー3の計測値に対する患者・スタッフ状態出力部13の出力内容の具体例を示す図。 本発明の実施形態1に係る患者・スタッフ状態出力部13の処理の具体例を示すフローチャート。 本発明の実施形態1に係る対策表の具体例を示す図。 本発明の実施形態1に係る比較部15の処理の具体例を示すフローチャート。 本発明の実施形態1に係る比較部15の処理の具体例を示すフローチャート。 本発明の実施形態2に係る比較部15の処理の具体例を示すフローチャート。 本発明の実施形態2に係る比較部15の処理の具体例を示すフローチャート。
符号の説明
1…患者・スタッフ管理装置、2…端末、
3…センサー、4…ネットワーク
11…治療予定・実施記録保持部、12…治療予定・実施記録部、
13…患者・スタッフ状態出力部、14…対策表保持部、
15…比較部、16…呼びかけ・警報部。

Claims (4)

  1. 患者についてのアセスメント、病院のスタッフ間で交わされるオーダ、および疾患ごとの標準治療予定に基づき、前記患者に関する治療並びに処置の予定および実施記録を時間帯別に保持する治療予定・実施記録保持部と、
    病院内に設置された各種のセンサーの計測値を取得し、前記患者や前記スタッフの状態に変換して出力する患者・スタッフ状態出力部と、
    前記治療予定・実施記録保持部から前記治療予定・実施記録を取得し、前記患者・スタッフ状態出力部から前記患者並びに前記スタッフの状態を取得し、前記治療予定・実施記録と前記患者並びに前記スタッフの状態とを比較する比較部と、
    この比較部から取得される比較結果に応じて病院内の各種の端末に対して呼びかけ・警報を行う呼びかけ・警報部と、
    を備えることを特徴とする患者・スタッフ管理システム。
  2. 患者についてのアセスメント、病院のスタッフ間で交わされるオーダ、および疾患ごとの標準治療予定に基づき、前記患者に関する治療並びに処置の予定および実施記録を時間帯別に保持する治療予定・実施記録保持部と、
    病院内に設置された各種のセンサーの計測値を前記患者並びに前記スタッフの状態に変換して出力する患者・スタッフ状態出力部と、
    前記センサーの種類、前記センサー毎の計測状態、および前記計測状態に対応する動作を予め定義した対策表を保持する対策表保持部と、
    前記治療予定・実施記録保持部から前記治療予定・実施記録を取得し、前記患者・スタッフ状態出力部から前記患者並びに前記スタッフの状態を取得し、前記治療予定・実施記録と前記患者並びに前記スタッフの状態とを前記対策表に基づいて比較する比較部と、
    この比較部から取得される比較結果に応じて前記対策表に定義された呼びかけ・警報を病院内の各種の端末に対して行う呼びかけ・警報部と、
    を備えることを特徴とする患者・スタッフ管理システム。
  3. 前記治療予定・実施記録部が保持する前記患者に関する治療並びに処置の予定および実施記録の登録・更新を行う治療予定・実施記録部を更に有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の患者・スタッフ管理システム。
  4. 前記対策表に定義される動作は、病院内のスタッフが利用する各種の端末における警告音、警告灯、およびメッセージの出力を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の患者・スタッフ管理システム。
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