JP5998269B1 - 服薬支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の在宅での服薬履歴情報を集約し、また患者の動静情報を可能な限り抵抗感を与えない形で取得・収集するとともに、患者等が在宅で容易に機器のセットアップをすることを可能とする。【解決手段】居宅20に設置された服薬支援装置30と服薬支援サーバ10とを有し、服薬支援装置30は、患者22が服用する所定の期間分の薬21を服用タイミング毎に分けて収納し、服用タイミングにおいて服薬を促すメッセージを出力し、患者22の操作によって服用タイミングにおいて服用すべき薬21を取り出し可能とし、患者22が薬21を取り出した旨を服薬履歴情報として服薬支援サーバ10に送信し、服薬支援サーバ10は、服薬支援装置30から送信された服薬履歴情報を患者22毎に記録し、記録された服薬履歴情報を他の情報処理装置からネットワークを介して利用可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ヘルスケアを支援する技術に関し、特に、介護施設や在宅での服薬管理を支援する服薬支援システムに適用して有効な技術に関するものである。
近年における病院から在宅への医療のシフト、医療費や介護費用の膨大化、高齢者や認知症患者(以下ではこれらの患者や被介護者などを総称して単に「患者」と記載する場合がある)の増加などの社会状況の変化に伴い、患者に対する効果的・効率的な投薬と確実な服薬の管理を実現するいわゆる服薬支援のニーズが高まっている。
従来は、例えば、1週間などの単位で朝、昼、夜、就寝前などの各タイミングに分けて服薬すべき薬を収納するポケット状の収納部を有する、いわゆる投薬カレンダー、お薬カレンダーなどのツールが用いられてきた。しかしこのようなツールでは、患者が服用を意図的に怠ったり、飲み忘れや誤服用が発生したりする危険性を十分に低くすることは困難である。服薬が正しく行われないと、症状の長期化や、ぶり返しによる再入院など、無駄な医療コストが発生してしまうことになる。
服薬支援に関連する技術としては、例えば、特開2014−36731号公報(特許文献1)には、通常薬を収めた複数の薬剤ケースと、頓服薬を収めた複数の薬剤ケースが格納され、ネットワークを介して管理センタから取得した通常薬の服用情報に従って通常薬の薬剤ケースを計画的に患者に差し出し、また、患者から得られる生体情報に応じて管理センタから取得した頓服薬の服用情報に従って頓服薬の薬剤ケースを応急的に患者に差し出すことができる服薬支援装置が記載されている。服薬支援装置は、さらに、服薬後の通常薬と頓服薬の薬剤ケースを回収し、回収状況に基づいて通常薬と頓服薬の服用記録を作成して管理センタに送信することができる。
特開2014−36731号公報
従来技術のような服薬支援装置によれば、服薬履歴の情報を管理センタ等の情報処理システムに集約し、リモートで服薬履歴の情報を把握することができる。
これに対し、さらに服薬状況も含む患者の活動状況や生体情報等についても集約して患者の状況を把握し、例えばリモートから患者に指示や連絡を行ったり、集約した情報を地域医療連携に活用したり等による医療・介護サービスへの適用の拡充も望まれる。
この点、例えば従来技術のような服薬支援装置によれば、内蔵の測定器により測定した患者の生体情報や、内蔵のカメラにより撮影した画像データなどについても管理センタに送信して集約することができる。しかしながら、測定器やカメラ等の装置による患者の動静情報の取得・収集は、患者にとっては「監視」されている感が強く心理的抵抗が大きいものとなる。
また、患者の多くは高齢であったり認知症を患っていたり等、単独で服薬支援装置のような機器を自宅でセットアップすることが困難な患者も多い。特に、ネットワーク環境については、患者によっては個人でのセットアップが難しい場合があるのに加えて、インターネットなどのネットワーク環境自体が自宅に存在しない患者も多いものと考えられる。
そこで本発明の目的は、患者の在宅での服薬履歴情報を集約し、また患者の動静情報を可能な限り抵抗感を与えない形で取得・収集するとともに、患者等が在宅で容易に機器のセットアップをすることができる服薬支援システムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態による服薬支援システムは、在宅での患者の服薬を支援する服薬支援システムであって、前記患者の居宅に設置された服薬支援装置と、前記服薬支援装置がネットワークを介して接続可能な服薬支援サーバと、を有するものである。
そして、前記服薬支援装置は、前記患者が服用する所定の期間分の薬を服用タイミング毎に分けて収納し、前記服用タイミングにおいて服薬を促すメッセージを出力し、前記患者の操作によって前記服用タイミングにおいて服用すべき前記薬を取り出し可能とし、前記患者が前記薬を取り出した旨を服薬履歴情報として前記服薬支援サーバに送信する。また、前記服薬支援サーバは、前記服薬支援装置から送信された前記服薬履歴情報を前記患者毎に記録し、記録された前記服薬履歴情報を他の情報処理装置からネットワークを介して利用可能とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、患者の在宅での服薬履歴情報を集約し、また患者の動静情報を可能な限り抵抗感を与えない形で取得・収集するとともに、患者等が在宅で容易に機器のセットアップをすることが可能となる。
本発明の一実施の形態である服薬支援システムの構成例について概要を示した図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施の形態における服薬支援装置の構成例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。一方で、ある図において符号を付して説明した部位について、他の図の説明の際に再度の図示はしないが同一の符号を付して言及する場合がある。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態である服薬支援システムの構成例について概要を示した図である。本実施の形態の服薬支援システム1は、患者の在宅での服薬を支援するシステムであり、例えば、各患者22の居宅20(患者22が日常生活を送る医療機関以外の拠点であり、患者22の自宅に限らず、患者22が入所する介護施設等も含まれるものとする)に設置された服薬支援装置30により患者22に対して所定のタイミングで服薬の通知をするとともに、所定の薬21を取り出し可能とすることで、患者22の服薬を支援する。
本実施の形態では、さらに、各居宅20の服薬支援装置30が取得した服薬の履歴情報や患者22の動静に係る情報等を服薬支援サーバ10に送信して集約するとともに、例えば、医師や看護師、薬剤師、介護スタッフ、自治体などが提供する地域医療連携サービス50や、各患者22に薬21を提供する調剤薬局40などから参照可能とするクラウドサービスを提供することで、服薬支援にとどまらず、医療や生活支援などへの適用の拡大を図ることも可能とする。
図1に示すように、本実施の形態の服薬支援システム1は、例えば、データセンター等においてサーバ機器やクラウドコンピューティングサービス上に構築された仮想サーバなどのサーバシステムにより構成された服薬支援サーバ10と、各居宅20に設置され、服薬支援サーバ10と無線通信を介して接続可能な服薬支援装置30からなる。
服薬支援サーバ10は、例えば、図示しないOS(Operating System)やDBMS(DataBase Management System)、Webサーバプログラムなどのミドルウェア上で稼働するソフトウェアとして実装された薬歴管理部11、患者管理部12、装置管理部13、およびデータ連携部14などの各部を有する。また、データベースやファイルテーブル等により実装されたユーザマスタデータベース(DB)15や支援装置マスタDB16、薬歴DB17、服薬履歴DB18、および動静DB19などの各データストアを有する。
薬歴管理部11は、各患者22が処方された薬の情報を患者22毎に薬歴DB17に記録・蓄積して管理する機能を有する。薬歴の情報は、例えば、病院等の医療機関や調剤薬局40などにおいて図示しない情報処理端末を利用して図示しないインターネット等のネットワークを介して服薬支援サーバ10にアクセスし、入力したり参照したりすることができる。なお、各患者22の識別情報等を含むユーザ情報はユーザマスタDB15に予め登録されているものとする。
患者管理部12は、各患者22について服薬履歴DB18や動静DB19に記録・蓄積された服薬の履歴情報や動静情報に基づいて、患者22の服薬状況や服薬支援装置30内の残薬状況に加えて、患者22の健康状況や活動状況、生活状況などを分析・把握し、必要に応じて対応する処理を行う機能を有する。
例えば、薬歴DB17に記録されている処方の情報と、服薬履歴DB18に記録されている服薬履歴の情報とに基づいて、患者22が所定のタイミングで正しく服薬しているか否かを判定することができる。所定の回数以上連続して服薬がされていないなどの所定の条件に合致する場合には、予め登録された連絡先(例えば、介護スタッフや訪問服薬指導員、遠隔地の家族など)に電子メールや情報処理端末上のアプリケーションに対するプッシュ通知などを利用して連絡するようにしてもよい。服薬がされていないことの検知は、服薬支援サーバ10ではなく服薬支援装置30によって行い、検知した場合に患者22に対して直接通知するとともに服薬支援サーバ10にその旨を送信するようにしてもよい。
また、薬歴DB17に記録されている処方の情報と、服薬履歴DB18に記録されている服薬履歴の情報に基づいて、服薬支援装置30に収納されている薬21の残り(残薬)の状況を把握することができる。すなわち、服薬支援装置30に収納した薬21の種類・量と、実際に服薬された薬21の種類・量を把握し、その差分から残薬の状況を把握することができる。
また、動静DB19に記録されている患者22の動静情報に基づいて、患者22が正常に生活・活動しているか否か(少なくとも動いているか否か)を判定することができる。例えば、患者22が所定の時間以上動いている形跡がない場合には、予め登録された連絡先に通知するようにしてもよい。
また、上記のような現時点での患者22の状況に限らず、履歴として蓄積された服薬情報や動静情報を用いることで、服薬や通常の活動・生活についての傾向を把握することも可能である。例えば、服薬支援装置30が後述するように服薬のタイミングを患者22に通知してから実際に薬21が取り出されるまでの時間や、服薬する薬21の種類によるその変動などの傾向を把握することができる。また、時間帯による患者22の活動量・移動量の多寡の傾向なども把握することができる。このような傾向を把握することにより、例えば、薬21の種類による好き嫌いを把握して今後の調剤に活かすことができる。また、傾向と相違する状況が検知された場合に何らかの異常が発生した可能性があるものとして通知したりすることができる。
装置管理部13は、各居宅20に設置された服薬支援装置30との間で図示しないインターネット等のネットワークを介して通信を行い、服薬支援装置30が記録した服薬履歴の情報や動静情報を取得して、服薬履歴DB18や動静DB19に記録する機能を有する。服薬支援装置30に発生した障害の情報を取得して保守に利用できるようにしてもよい。また、服薬支援装置30に対して通信により服薬タイミング等の設定情報を送信したり、遠隔からの操作を行ったり、音声・画像による双方向通信を行ったりしてもよい。各服薬支援装置30のシリアル番号等の識別情報および設置先の患者22や居宅20との関連付けの情報は、例えば、服薬支援装置30が出荷される際や居宅20に設置された際などに支援装置マスタDB16に予め登録しておくものとする。
データ連携部14は、薬歴DB17や服薬履歴DB18、動静DB19などに記録・蓄積された各患者22の服薬履歴情報や動静情報などを参照・入力するクラウドサービスのためのAPI(Application Programming Interface)等のインタフェースを提供する。例えば、各地域医療連携サービス50において、データ連携部14を介して各種情報を参照し、それぞれの固有のサービスに活用することができる。
各居宅20に設置された服薬支援装置30は、詳細は後述するが、所定の期間(例えば1週間)に服薬すべき薬21を服薬のタイミング毎に収納し、患者22に対して所定のタイミングで服薬の通知をするとともに、対応する薬21を取り出し可能とすることで、患者22の服薬を支援する。服薬の履歴情報や、後述するセンサにより取得した動静情報は、図示しないインターネット等のネットワークを介して服薬支援サーバ10に送信する。当該ネットワークへの接続は、有線/無線のLAN(Local Area Network)や、3G/4Gなどの移動体用無線通信を適宜用いることができる。本実施の形態では、後述するように、3Gによる通信を行うことで、各居宅20での服薬支援装置30の簡易なセットアップを可能とする。
服薬支援装置30に収納される薬21は、調剤薬局40において薬剤師により後述するような専用のカセットに所定の期間分(例えば1週間分)収納され、訪問服薬指導員や介護スタッフ等により、もしくは宅配業者等により対象の居宅20に運搬されて、訪問服薬指導員等により服薬支援装置30にセットされる。
このとき、服薬支援装置30内に残薬があれば通常はこれを回収するが、本実施の形態では、上述したように、残薬の状況を遠隔から予め把握することが可能である。したがって、調剤薬局40等では、再利用が可能な残薬についてはこれを再利用することを前提としてカセットに薬21を収納することで、無駄な薬21の提供を回避して医療コストを低減することができる。
<服薬支援装置>
図2は、本実施の形態における服薬支援装置30の構成例について概要を示した図である。図2(a)は、服薬支援装置30の本体の外観の例を示しており、本体の前面には、各種の情報や画像、映像を表示することができる液晶パネルやタッチパネルからなる表示部31、患者22が1回の服薬分の薬21を取り出すための取り出しボタン32、1回の服薬分の薬21が収納されたピルケースが排出される取り出し口33、スピーカ34、および人感センサ35が配置されている。また、本体の側面にはケーブル36を介して通信モジュール37が接続されている。なお、図2(a)の例では側面に接続されているが、接続位置は特に限定されず、背面や前面等であってもよい。また、ケーブル36を介した接続に限らず、服薬支援装置30の本体に設けられたスロット等に通信モジュール37を挿入するような構成であってもよい。
表示部31には、例えば、現在日時の情報を常時表示するとともに、服薬の時間もしくはそれに近い前後のタイミングで、服薬を促す所定のメッセージを表示する。メッセージの表示と併せてスピーカ34から音声によりメッセージを出力してもよい。服薬を促すメッセージが表示された後に患者22が取り出しボタン32を押下すると、取り出し口33からピルケースが排出される。患者22がピルケースに収納されている薬21を服用することで1回分の服薬が完了する。
図2(b)は、ピルケースおよびこれを収納する専用のカセットの外観の例を示している。患者22が服用する薬21は、調剤薬局40において薬剤師により服用タイミング毎(例えば、朝、昼、夜、就寝前など)に一包化されて専用のピルケース38に収納される。ピルケース38は、薬21の入れ間違え等を防ぐために、例えば、服用タイミング毎に異なる色が付されている。薬剤師はこのピルケース38を所定の期間分(例えば1週間分)用意し、図示するようにカセット39に収納する。カセット39は、例えば、服用タイミング毎に個別に用意する。
このカセット39は、訪問服薬指導員等が調剤薬局40から対象の居宅20に運搬し、図2(a)に示した服薬支援装置30の本体に装填する。各カセット39には例えば図示しないIC(Integrated Circuit)タグ/RFID(Radio Frequency IDentifier)タグ等が取り付けられており、タグのID情報を患者22や服薬支援装置30の識別情報と関連付けて服薬支援サーバ10上のユーザマスタDB15や支援装置マスタDB16に記録しておくことで、誤装填等を防止することができる。
図2(a)に戻り、カセット39の装填状況や、服薬履歴の情報、服薬を促す通知のタイミング等の各種設定情報等は、表示部31上に表示させることができる。表示部31がタッチパネルの場合にはタッチ操作により、また液晶パネルの場合には図示しない操作ボタン等により、各種情報の入力・設定や、服薬支援装置30の操作を行うことができる。
人感センサ35は、服薬支援装置30の前面の所定の範囲における患者22の動きを検知することができるセンサである。例えば、服薬を促す通知が表示部31に表示された場合でも、患者が表示部31を見なければこれに気付くことができず、スピーカ34によって音声で通知しても、たまたま音声が聞こえない別の部屋等にいた場合にはやはり気付くことができない。そこで例えば、服薬を促す通知をしてから所定の時間が経過しても取り出しボタン32が押下されない場合に、人感センサ35が人(患者22)の動きを検知した場合は、服薬支援装置30の付近に患者22が来たものとして表示部31およびスピーカ34による通知を再度行うようにする。
本実施の形態では、服薬を促す通知がされた場合、患者22(もしくは介護スタッフ等)が服薬支援装置30の設置場所に来て取り出しボタン32を押下しなければピルケース38を取り出すことができない。したがって、患者22が服薬する際には少なくとも人感センサ35は患者22の動きを検知することができるはずである。
そこで例えば、服薬を促す通知がされている状況で、人感センサ35は患者22の動きを検知しているのに取り出しボタン32が押下されない場合や、所定の時間以上取り出しボタン32が押下されず、かつ人感センサ35が患者22の動きも検知できない場合は、患者22の活動量が低下しているなどのアラートを服薬支援サーバ10に送信するようにしてもよい。また、服薬のタイミングに限らず、人感センサ35が患者22の動きを検知する毎にその情報を服薬支援サーバ10に送信して動静情報を把握できるようにしてもよい。
このような人感センサ35を用いることで、例えば内蔵カメラによる撮影や測定器による測定を要求するものなどと異なり、患者22の動静情報の把握を自然な形で行うことができ、患者22にとっては「監視」されている感を薄くして心理的抵抗を小さくすることができる。
上述したように、服薬支援装置30が服薬支援サーバ10に対して接続する際の通信手段は特に限定されないが、高齢者や被介護者等でも居宅20で容易にセットアップできるようにするため、本実施の形態では3Gによる通信を行う通信モジュール37を用いるものとする。通信モジュール37は、例えば、3G通信に特化した携帯電話と同程度の大きさの機器であり、予め通信設定がされた状態で出荷され、また、通信の相手方である服薬支援サーバ10においても、支援装置マスタDB16等に予め通信モジュール37の識別情報等の通信に必要な情報を登録しておくものとする。これにより、患者22は、居宅20において通信モジュール37をケーブル36等を介して服薬支援装置30に接続するだけで、容易に服薬支援サーバ10との間の通信を開始することができる。
通信モジュール37に対する電力は、簡易なセットアップを考慮して、例えば、ケーブル36を介して服薬支援装置30(図示しない電源ケーブルを介して家庭用電源等に接続されている)から供給するのが望ましい。したがって、本実施の形態では、ケーブル36は給電対応のRS−232Cケーブルとするが、USB(Universal Serial Bus)等の他の給電可能なケーブル等であってもよい。通信モジュール37と服薬支援装置30が近距離無線通信により接続されるような場合には、ワイヤレス給電を用いてもよい。
以上に説明したように、本発明の一実施の形態である服薬支援システム1によれば、患者22の居宅20に設置された服薬支援装置30により患者22に対して所定のタイミングで服薬の通知をするとともに、所定の薬21を取り出し可能とすることで、患者22の服薬を支援することができる。
さらに、各居宅20の服薬支援装置30が取得した服薬の履歴情報や患者22の動静に係る情報等を服薬支援サーバ10に送信して集約するとともに、地域医療連携サービス50や調剤薬局40などから参照可能とするクラウドサービスを提供する。これにより、各患者22に対する服薬支援にとどまらず、調剤薬局40が残薬の状況を把握して効率的な薬の提供を可能とするとともに、かかりつけの医療機関における薬の処方や、地域での生活支援などへも利用を拡大することができる。
また、服薬支援装置30の前面に配置された人感センサ35を用いることで、患者22の動静情報の把握を心理的抵抗が少ない自然な形で行うことができる。また、服薬支援装置30が服薬支援サーバ10と通信を行うためのネットワークへの接続手段として、3G通信に特化した通信モジュール37を用いることで、高齢者や被介護者等でも居宅20で容易に服薬支援装置30のネットワーク環境をセットアップすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本発明は、介護施設や在宅での服薬管理を支援する服薬支援システムに利用可能である。
1…服薬支援システム、
10…服薬支援サーバ、11…薬歴管理部、12…患者管理部、13…装置管理部、14…データ連携部、15…ユーザマスタDB、16…支援装置マスタDB、17…薬歴DB、18…服薬履歴DB、19…動静DB、
20…居宅、21…薬、22…患者、
30…服薬支援装置、31…表示部、32…取り出しボタン、33…取り出し口、34…スピーカ、35…人感センサ、36…ケーブル、37…通信モジュール、38…ピルケース、39…カセット、
40…調剤薬局、
50…地域医療連携サービス

Claims (3)

  1. 者の居宅に設置された服薬支援装置と、前記服薬支援装置がネットワークを介して接続可能な服薬支援サーバと、を有する在宅での患者の服薬を支援する服薬支援システムであって、
    前記服薬支援装置は、
    前記患者が服用する所定の期間分の薬を服用タイミング毎に分けて収納する収納部と
    前記服用タイミングにおいて服薬を促すメッセージを出力する音声出力部と
    前記服薬支援裝置の前面の所定の範囲における人の動きを検知する人感センサと、
    前記患者が前記薬を取り出した旨を服薬履歴情報として前記服薬支援サーバに送信する通信部と、を有し
    前記服薬支援サーバは、
    前記服薬支援装置から送信された前記服薬履歴情報を前記患者毎に記録する記録部と
    記録された前記服薬履歴情報を他の情報処理装置からネットワークを介して利用可能とする裝置管理部と、を有し、
    前記服薬支援裝置は、前記服用タイミングにおいて前記メッセージを出力して、前記患者の操作によって前記服用タイミングにおいて服用すべき前記薬を取り出し可能とした後、前記人感センサが前記人の動きを検知した際に、前記服用タイミングにおいて服用すべき前記薬がまだ取り出されていない場合は、前記メッセージを再度出力する、服薬支援システム。
  2. 請求項1に記載の服薬支援システムにおいて、
    前記服薬支援装置に収納される前記薬は、調剤薬局において前記服薬支援装置に装填される1つ以上のカセットに収納され、
    前記服薬支援サーバは、前記調剤薬局に設置された情報処理端末に対して、蓄積された前記服薬履歴情報に基づいて前記服薬支援装置内の残薬の情報を出力する、服薬支援システム。
  3. 請求項1または2に記載の服薬支援システムにおいて、
    前記服薬支援装置は、前記人感センサにより検知した人の動きの情報を前記服薬支援サーバに送信し、
    前記服薬支援サーバは、前記服薬支援装置から送信された前記人の動きの情報を記録する、服薬支援システム。
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